JP2017041388A - 導光体 - Google Patents
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Abstract
【課題】点光りの発生を防いで点灯フィーリングの悪化を防ぐことができる導光体を提供すること。
【解決手段】リフレクタ2に取り付けられ、長手方向端部の入射面3bから入射する光を全反射させながら長手方向に沿って導く過程で、背面に形成されたカット面3dで反射させ、その反射光を正面に形成された出射面3cから出射させることによって発光する導光体6の背面に取付リブ3Aを背面方向に向けて突設し、該取付リブ3Aに形成されたフック孔3a(又はフック)に前記リフレクタ2に形成されたフック2a(又はフック孔)を係合させることによって該導光体3を前記リフレクタ2に取り付ける。
【選択図】図4
【解決手段】リフレクタ2に取り付けられ、長手方向端部の入射面3bから入射する光を全反射させながら長手方向に沿って導く過程で、背面に形成されたカット面3dで反射させ、その反射光を正面に形成された出射面3cから出射させることによって発光する導光体6の背面に取付リブ3Aを背面方向に向けて突設し、該取付リブ3Aに形成されたフック孔3a(又はフック)に前記リフレクタ2に形成されたフック2a(又はフック孔)を係合させることによって該導光体3を前記リフレクタ2に取り付ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、長手方向端部の入射面から入射する光を長手方向に沿って導く過程で反射させて出射面から出射させることによって発光する導光体に関するものである。
例えば、車両用灯具には、光源と、該光源からの光を長手方向端部の入射面から入射させて周面の出射面から出射させることによって発光する導光体を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、車両の後部左右に配置されるテールランプには、LED等の光源と、この光源からの光によって発光する導光体と、光源や導光体を収容するリフレクタを含んで構成されるものがある。ここで、導光体においては、長手方向端面は入射面とされ、正面は出射面とされ、背面はカット面とされている。そして、カット面には、複数のカットが長手方向に沿って連続的に形成されている。又、導光体の入射面の近傍には、光源が入射面に対向して配置されている。
而して、導光体を備えるテールランプにおいては、光源が発光すると、その光は、導光体の入射面から該導光体の内部に入射し、導光体の内部を全反射しながら長手方向に沿って進み、その過程で背面のカット面で反射して出射面から正面に向かって出射するため、導光体の全体が発光する。
ところで、テールランプ等において、導光体をリフレクタに取り付ける方式としてフック方式を採用する場合には、例えば、導光体に形成された取付リブのフック孔にリフレクタに突設されたフックを係合させることによって、導光体をリフレクタに固定することが行われている。この場合、取付リブが導光体の出射面側に設けられていると、この取付リブが出射光によって点光りするために点灯フィーリングの悪化を招くという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、点光りの発生を防いで点灯フィーリングの悪化を防ぐことができる導光体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、リフレクタに取り付けられ、長手方向端部の入射面から入射する光を全反射させながら長手方向に沿って導く過程で、背面に形成されたカット面で反射させ、その反射光を正面に形成された出射面から出射させることによって発光する導光体の背面に取付リブを背面方向に向けて突設し、該取付リブに形成されたフック孔又はフックに前記リフレクタに形成されたフック又はフック孔を係合させることによって該導光体を前記リフレクタに取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、導光体の背面に取付リブを背面方向(光の出射方向とは反対方向)に向けて突設したため、この取付リブが出射光によって点光りすることがなく、導光体の点灯フィーリングの悪化が防がれる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は車両用灯具の分解斜視図、図2は本発明に係る導光体の斜視図、図3は同導光体の正面図、図4は図3のA−A線断面図である。
図1に示す車両用灯具1は、車両の後部左右に配置されるテールランプとして使用されるものであって、正面視L字状を成すリフレクタ2に同じく正面視L字状を成す導光体3を組み込んで構成されている。
上記リフレクタ2には、正面側に開口する正面視L字状の収納溝2Aが形成されており、この収納溝2Aには、導光体3が図1に矢印にて示すように正面側から組み込まれて収納される。ここで、図2に示すように、導光体3の背面の複数箇所には取付リブ3Aが背面方向に向かって水平に突設されており、各取付リブ3Aには矩形のフック孔3aがそれぞれ形成されている。
他方、図4に示すように、リフレクタ2に形成された収納溝2Aの内面の複数箇所(導光体3の取付リブ3Aに形成されたフック孔3aに対応する箇所)には爪状のフック2aが一体に形成されており、導光体3を前述のようにリフレクタ2の収納溝2Aに正面側から組み込むと、該導光体3の取付リブ3Aに形成されたフック孔3aにリフレクタ2側のフック2aが係合するため、導光体3がリフレクタ2に確実に取り付けられて該リフレクタ2の収納溝2Aに収納される。尚、本実施の形態では、リフレクタ2は不透明樹脂によって一体成形されており、その収納溝2Aの内面にはアルミ蒸着等の反射処理が適宜施されている。
ところで、図3に示すように、導光体3は、導光性の高いアクリルやポリカーボネイト等の透明樹脂によって正面視L字状に一体成形されており、長手方向両端面は平坦な入射面3bとされており、各入射面3bの近傍には、光源である不図示のLEDが各入射面3bに対向してそれぞれ配置されている。そして、この導光体3には、入光部である入射面3bから遠い位置に正面視コの字状に屈曲する屈曲部3Bが形成されている。
又、この導光体3においては、図4に示すように、その正面には、横断面形状が半円を成す円弧凸曲面状の2つの出射面3cが形成されており、背面の各出射面3cに対応する箇所にはカット面3dがそれぞれ形成されている。尚、各カット面3dには複数のカット(図示せず)が長手方向に沿って連続的に形成されている。
而して、以上のように構成された車両用灯具1において、各LEDが発光すると、その光は、導光体3の各入射面3bから該導光体3の内部に入射し、導光体3の内部を全反射しながら長手方向に沿って互いに逆方向に進み、その過程で背面のカット面3dで反射して出射面3cから正面に向かって出射するため、導光体3の全体が発光する。この場合、導光体3の背面に取付リブ3Aを背面方向(光の出射方向とは反対方向)に向けて突設したため、この取付リブ3Aが出射光によって点光りすることがなく、導光体3の点灯フィーリングの悪化が防がれる。尚、導光体3から背面側に漏れ出た光は、リフレクタ2で反射して導光体3の内部に再入射して該導光体3の発光に供せられるため、LEDからの光の利用効率が高められる。
そして、テールランプとして使用される図1に示す車両用灯具1においては、前述のように導光体3が明るく均一に発光するため、当該車両用灯具1の良好な点灯が実現してその視認性が高められる。
尚、以上の実施の形態では、リフレクタ2にフック2aを形成し、導光体3の取付リブ3Aにフック孔3aを形成したが、これとは逆にリフレクタ2にフック孔を形成し、導光体3の取付リブにフックを形成して両者を係合させるよう構成しても良い。又、以上は本発明をテールランプとして使用される車両用灯具とこれに設けられた導光体に対して適用した形態について説明したが、本発明は、他の任意の車両用灯具とこれに設けられた導光体に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 車両用灯具
2 リフレクタ
2A リフレクタの収納溝
2a リフレクタのフック
3 導光体
3A 導光体の取付リブ
3B 導光体の屈曲部
3a 導光体のフック孔
3b 導光体の入射面
3c 導光体の出射面
3d 導光体のカット面
2 リフレクタ
2A リフレクタの収納溝
2a リフレクタのフック
3 導光体
3A 導光体の取付リブ
3B 導光体の屈曲部
3a 導光体のフック孔
3b 導光体の入射面
3c 導光体の出射面
3d 導光体のカット面
Claims (1)
- リフレクタに取り付けられ、長手方向端部の入射面から入射する光を全反射させながら長手方向に沿って導く過程で、背面に形成されたカット面で反射させ、その反射光を正面に形成された出射面から正面方向に出射させることによって発光する導光体であって、
背面に取付リブを背面方向に向けて突設し、該取付リブに形成されたフック孔又はフックに前記リフレクタに形成されたフック又はフック孔を係合させることによって前記リフレクタに取り付けられることを特徴とする導光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163299A JP2017041388A (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 導光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163299A JP2017041388A (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 導光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017041388A true JP2017041388A (ja) | 2017-02-23 |
Family
ID=58206616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015163299A Pending JP2017041388A (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 導光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017041388A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023046933A1 (en) * | 2021-09-26 | 2023-03-30 | Valeo Vision | Light guide assembly, illumination device and motor vehicle |
-
2015
- 2015-08-21 JP JP2015163299A patent/JP2017041388A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023046933A1 (en) * | 2021-09-26 | 2023-03-30 | Valeo Vision | Light guide assembly, illumination device and motor vehicle |
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