JP2017041210A - 制御装置及び減速機システム - Google Patents
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<本発明者等が見出した揺動型減速機の課題>
一般的に、減速機は、弾性、バックラッシや角度伝達誤差といった伝達特性を有する。これらの伝達特性は、減速機が組み込まれた装置の動作精度を悪化させる。産業用ロボットといった技術分野において、波動歯車装置や揺動型減速機が用いられることが多い。波動歯車装置や揺動型減速機は、一般的な減速機と比べて、精度よく動力を伝達することができる。
図1は、減速機システム100の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図1を参照して、減速機システム100が説明される。
図1を参照して説明された減速機システム100の原理は、様々な揺動型減速機を駆動するために利用可能である。
図3は、揺動型減速機500Aの概略図である。図2A及び図3を参照して、角度伝達誤差の発生因子となる孔が説明される。
図5は、減速機システム100の制御ブロック線図である。図1、図2A、図3及び図5を参照して、減速機システム100が更に説明される。
ステップS105において、エンコーダ300は、モータ200の回転角θMを検出する。検出された回転角θMを表す信号は、エンコーダ300から微分器410(微分ブロック411)へ出力される。その後、ステップS110が実行される。
ステップS110において、微分器410(微分ブロック411)は、モータ200の角速度ωMを算出する。角速度ωMは、以下の数式によって算出されてもよい。角速度ωMの算出の後、ステップS115が実行される。
ステップS115において、状態観測器420(オブザーバ421)は、角度伝達誤差の角周波数ωdを算出する(上述の「数7」を参照)。その後、ステップS120が実行される。
ステップS120において、状態観測器420(オブザーバ421)の離散時間状態空間モデルが設定される。ステップS115において算出された角周波数ωdは、離散時間状態空間モデルの行列成分として用いられる。離散時間状態空間モデルの設定の後、ステップS125が実行される。
ステップS125において、状態観測器420(オブザーバ421)は、軸ねじれ振動θs(上述の「数4」を参照)、モータ200の角速度ωM及び揺動型減速機500の角速度ωLといった状態量を推定する。軸ねじれ振動θsの推定値を表すデータは、第1電流決定部431へ出力される。軸ねじれ振動θsの推定値を表すデータ、モータ200の角速度ωMの推定値を表すデータ及び揺動型減速機500の角速度ωLの推定値を表すデータは、第2電流決定部432へ出力される。その後、ステップS130が実行される。
ステップS130において、第1電流決定部431は、第1BPFブロック434及び第2BPFブロック437の中心周波数ωを設定する。第1BPFブロック434及び第2BPFブロック437の中心周波数ωは、上述の「数7」を参照して説明された角周波数ωdを算出するための数式から算出されてもよい(すなわち、ω=ωd)。中心周波数ωの設定の後、ステップS135が実行される。
ステップS135において、第1電流決定部431は、第1BPFブロック434及び第2BPFブロック437の離散時間状態空間モデルを設定する。ステップS130において算出された角周波数ωは、第1BPFブロック434及び第2BPFブロック437の散時間状態空間モデルの行列成分として用いられる。離散時間状態空間モデルの設定の後、ステップS140が実行される。
ステップS140において、第1電流決定部431(第1BPFブロック434)は、軸ねじれ振動θsの推定値を表すデータから、角周波数ωで変動する周波数成分を抽出する。その後、ステップS145が実行される。
ステップS145において、第1電流決定部431(トルク算出ブロック435)は、軸ねじれ振動θsの推定値を表すデータからトルク振動τsを表すトルク振動データを生成する。ステップS140において、不要な周波数成分が、軸ねじれ振動θsの推定値を表すデータから取り除かれているので、第1電流決定部431(トルク算出ブロック435)は、トルク振動τsを精度よく算出することができる。トルク振動データの生成の後、ステップS150が実行される。
ステップS150において、第1電流決定部431(動力学補償器436)は、トルク振動データから補償電流値Icmpを算出する。その後、ステップS155が実行される。
ステップS155において、第1電流決定部431(第2BPFブロック437)は、補償電流値Icmpを表すデータから角周波数ωで変動する周波数成分を抽出し、指令電流値Icmdの補正に用いられる補償電流値Icmpを決定する。ステップS155において、不要な周波数成分が、補償電流値Icmpを表すデータから取り除かれるので、指令電流値Icmdは、補償電流値Icmpによって精度よく補正される。補償電流値Icmpの決定の後、ステップS160が実行される。
ステップS160において、指令情報生成部440(位置指令生成部441,速度指令生成部442)は、速度指令値ωM refを算出する。速度指令値ωM refは、以下の数式から算出されてもよい。速度指令値ωM refの算出の後、ステップS165が実行される。
ステップS165において、速度偏差が加算される。ステップS165における処理は、以下の数式によって表されてもよい。速度偏差の加算の後、ステップS170が実行される。
ステップS170において、電流指令生成部443は、指令電流値Icmdを算出する。指令電流値Icmdは、以下の数式から算出されてもよい。指令電流値Icmdの算出の後、ステップS175が実行される。
ステップS175において、第2電流決定部432(状態フィードバックブロック438)は、状態フィードバック電流値Isfbを算出する。状態フィードバック電流値Isfbは、以下の数式から算出されてもよい。状態フィードバック電流値Isfbの算出の後、ステップS180が実行される。
ステップS180において、補正処理部433(加え合わせ点462)は、指令電流値Icmdに、負の状態フィードバック電流値Isfbを加入する。ステップS180における処理は、以下の数式によって表されてもよい。指令電流値Icmdへの状態フィードバック電流値Isfbの加入の後、ステップS185が実行される。
ステップS185において、補正処理部433(加え合わせ点461)は、指令電流値Icmdに、正の補償電流値Icmpを加入する。ステップS185における処理は、以下の数式によって表されてもよい。指令電流値Icmdへの補償電流値Icmpの加入の後、ステップS190が実行される。
ステップS190において、補正処理部433は、指令電流値Icmdを駆動部450のD/Aチャネルへ出力する。駆動部450は、指令電流値Icmdに応じて、駆動信号をモータ200へ出力する。
図1、図5及び図6を参照して、状態観測器420(オブザーバ421)が説明される。
図5及び図6を参照して、第1BPFブロック434及び第2BPFブロック437が説明される。
図5及び図6を参照して、動力学補償器436が説明される。
本発明者等は、図2Aを参照して説明された揺動型減速機500Aの設計原理に基づいて構築された減速機を用いて、角度伝達誤差の低減効果を検証した。使用された減速機は、2つの揺動歯車(Ng=2)と、40本の内歯ピン(Np=40)と、を備える。各揺動歯車には、3つのシャフト孔(ke=3)が形成されている。
第1実施形態に関連して説明されたオブザーバは、軸ねじれ振動を出力する。代替的に、オブザーバは、歯車部に形成された孔に起因する振動成分を出力してもよい。第2実施形態において、歯車部に形成された孔に起因する振動成分を出力するオブザーバを備える減速機システムが説明される。
ステップS205において、エンコーダ300は、モータ200の回転角θMを検出する。検出された回転角θMを表す信号は、エンコーダ300から微分器410(微分ブロック411)へ出力される。その後、ステップS210が実行される。
ステップS210において、微分器410(微分ブロック411)は、モータ200の角速度ωMを算出する。角速度ωMは、上述の「数8」によって算出されてもよい。角速度ωMの算出の後、ステップS215が実行される。
ステップS215において、状態観測器420(オブザーバ421A)は、角度伝達誤差の角周波数ωdを算出する(上述の「数7」を参照)。その後、ステップS220が実行される。
ステップS220において、状態観測器420(オブザーバ421A)の離散時間状態空間モデルが設定される。ステップS215において算出された角周波数ωdは、離散時間状態空間モデルの行列成分として用いられる。離散時間状態空間モデルの設定の後、ステップS225が実行される。
ステップS225において、状態観測器420(オブザーバ421A)は、軸ねじれ振動θs(上述の「数4」を参照)、モータ200の角速度ωM、揺動型減速機500の角速度ωL及び振動成分θerrといった状態量を推定する。振動成分θerrの推定値を表すデータは、第1電流決定部431へ出力される。軸ねじれ振動θsの推定値を表すデータ、モータ200の角速度ωMの推定値を表すデータ及び揺動型減速機500の角速度ωLの推定値を表すデータは、第2電流決定部432へ出力される。その後、ステップS230が実行される。
ステップS230において、第1電流決定部431は、第2BPFブロック437の中心周波数ωを設定する。第2BPFブロック437の中心周波数ωは、上述の「数7」を参照して説明された角周波数ωdを算出するための数式から算出されてもよい(すなわち、ω=ωd)。中心周波数ωの設定の後、ステップS235が実行される。
ステップS235において、第1電流決定部431は、第2BPFブロック437の離散時間状態空間モデルを設定する。ステップS230において算出された角周波数ωは、第2BPFブロック437の散時間状態空間モデルの行列成分として用いられる。離散時間状態空間モデルの設定の後、ステップS245が実行される。
ステップS245において、第1電流決定部431(トルク算出ブロック435A)は、振動成分θerrの推定値を表すデータからトルク振動τsを表すトルク振動データを生成する。トルク振動データの生成の後、ステップS250が実行される。
ステップS250において、第1電流決定部431(動力学補償器436)は、トルク振動データから補償電流値Icmpを算出する。その後、ステップS255が実行される。
ステップS255において、第1電流決定部431(第2BPFブロック437)は、補償電流値Icmpを表すデータから角周波数ωで変動する周波数成分を抽出し、指令電流値Icmdの補正に用いられる補償電流値Icmpを決定する。ステップS255において、不要な周波数成分が、補償電流値Icmpを表すデータから取り除かれるので、指令電流値Icmdは、補償電流値Icmpによって精度よく補正される。補償電流値Icmpの決定の後、ステップS260が実行される。
ステップS260において、指令情報生成部440(位置指令生成部441,速度指令生成部442)は、速度指令値ωM refを算出する。速度指令値ωM refは、上述の「数9」から算出されてもよい。速度指令値ωM refの算出の後、ステップS265が実行される。
ステップS265において、速度偏差が加算される。ステップS265における処理は、上述の「数10」によって表されてもよい。速度偏差の加算の後、ステップS270が実行される。
ステップS270において、電流指令生成部443は、指令電流値Icmdを算出する。指令電流値Icmdは、上述の「数11」から算出されてもよい。指令電流値Icmdの算出の後、ステップS275が実行される。
ステップS275において、第2電流決定部432(状態フィードバックブロック438)は、状態フィードバック電流値Isfbを算出する。状態フィードバック電流値Isfbは、上述の「数12」から算出されてもよい。状態フィードバック電流値Isfbの算出の後、ステップS280が実行される。
ステップS280において、補正処理部433(加え合わせ点462)は、指令電流値Icmdに、負の状態フィードバック電流値Isfbを加入する。ステップS280における処理は、上述の「数13」によって表されてもよい。指令電流値Icmdへの状態フィードバック電流値Isfbの加入の後、ステップS285が実行される。
ステップS285において、補正処理部433(加え合わせ点461)は、指令電流値Icmdに、正の補償電流値Icmpを加入する。ステップS285における処理は、上述の「数14」によって表されてもよい。指令電流値Icmdへの補償電流値Icmpの加入の後、ステップS290が実行される。
ステップS290において、補正処理部433は、指令電流値Icmdを駆動部450のD/Aチャネルへ出力する。駆動部450は、指令電流値Icmdに応じて、駆動信号をモータ200へ出力する。
第1実施形態及び第2実施形態に関連して説明されたオブザーバは、ステップ関数のように急激に変化する外乱トルクを考慮して、角度誤差を推定することができる。しかしながら、減速機が組み込まれるシステムは、周期的に変化する外乱負荷を受けることもある。第3実施形態において、周期的に変化する外乱負荷が存在する環境下においても、角度伝達誤差を低減することができる減速機システムが説明される。
ステップS305において、エンコーダ300は、モータ200の回転角θMを検出する。検出された回転角θMを表す信号は、エンコーダ300から微分器410(微分ブロック411)へ出力される。その後、ステップS310が実行される。
ステップS310において、微分器410(微分ブロック411)は、モータ200の角速度ωMを算出する。角速度ωMは、上述の「数8」によって算出されてもよい。角速度ωMの算出の後、ステップS315が実行される。
ステップS315において、状態観測器420B(オブザーバ421B)は、角度伝達誤差の角周波数ωdを算出する(上述の「数7」を参照)。その後、ステップS317が実行される。
ステップS317において、負荷演算部480(負荷演算ブロック481)は、外乱負荷τgを算出する(上述の「数22」を参照)。その後、ステップS320が実行される。
ステップS320において、状態観測器420B(オブザーバ421B)の離散時間状態空間モデルが設定される。ステップS315において算出された角周波数ωdは、離散時間状態空間モデルの行列成分として用いられる。ステップ317において算出された外乱負荷τgは、状態観測器420B(オブザーバ421B)への入力として用いられる。離散時間状態空間モデルの設定の後、ステップS325が実行される。
ステップS325において、状態観測器420B(オブザーバ421B)は、軸ねじれ振動θs(上述の「数4」を参照)、モータ200の角速度ωM、揺動型減速機500の角速度ωL及び振動成分θerrといった状態量を推定する。振動成分θerrの推定値を表すデータは、第1電流決定部431へ出力される。軸ねじれ振動θsの推定値を表すデータ、モータ200の角速度ωMの推定値を表すデータ及び揺動型減速機500の角速度ωLの推定値を表すデータは、第2電流決定部432へ出力される。その後、ステップS330が実行される。
ステップS330において、第1電流決定部431は、第2BPFブロック437の中心周波数ωを設定する。第2BPFブロック437の中心周波数ωは、上述の「数7」を参照して説明された角周波数ωdを算出するための数式から算出されてもよい(すなわち、ω=ωd)。中心周波数ωの設定の後、ステップS335が実行される。
ステップS335において、第1電流決定部431は、第2BPFブロック437の離散時間状態空間モデルを設定する。ステップS330において算出された角周波数ωは、第2BPFブロック437の散時間状態空間モデルの行列成分として用いられる。離散時間状態空間モデルの設定の後、ステップS345が実行される。
ステップS345において、第1電流決定部431(トルク算出ブロック435A)は、振動成分θerrの推定値を表すデータからトルク振動τsを表すトルク振動データを生成する。トルク振動データの生成の後、ステップS350が実行される。
ステップS350において、第1電流決定部431(動力学補償器436)は、トルク振動データから補償電流値Icmpを算出する。その後、ステップS355が実行される。
ステップS355において、第1電流決定部431(第2BPFブロック437)は、補償電流値Icmpを表すデータから角周波数ωで変動する周波数成分を抽出し、指令電流値Icmdの補正に用いられる補償電流値Icmpを決定する。ステップS355において、不要な周波数成分が、補償電流値Icmpを表すデータから取り除かれるので、指令電流値Icmdは、補償電流値Icmpによって精度よく補正される。補償電流値Icmpの決定の後、ステップS360が実行される。
ステップS360において、指令情報生成部440(位置指令生成部441,速度指令生成部442)は、速度指令値ωM refを算出する。速度指令値ωM refは、上述の「数9」から算出されてもよい。速度指令値ωM refの算出の後、ステップS365が実行される。
ステップS365において、速度偏差が加算される。ステップS365における処理は、上述の「数10」によって表されてもよい。速度偏差の加算の後、ステップS370が実行される。
ステップS370において、電流指令生成部443は、指令電流値Icmdを算出する。指令電流値Icmdは、上述の「数11」から算出されてもよい。指令電流値Icmdの算出の後、ステップS375が実行される。
ステップS375において、第2電流決定部432(状態フィードバックブロック438)は、状態フィードバック電流値Isfbを算出する。状態フィードバック電流値Isfbは、上述の「数12」から算出されてもよい。状態フィードバック電流値Isfbの算出の後、ステップS380が実行される。
ステップS380において、補正処理部433(加え合わせ点462)は、指令電流値Icmdに、負の状態フィードバック電流値Isfbを加入する。ステップS380における処理は、上述の「数13」によって表されてもよい。指令電流値Icmdへの状態フィードバック電流値Isfbの加入の後、ステップS385が実行される。
ステップS385において、補正処理部433(加え合わせ点461)は、指令電流値Icmdに、正の補償電流値Icmpを加入する。ステップS385における処理は、上述の「数14」によって表されてもよい。指令電流値Icmdへの補償電流値Icmpの加入の後、ステップS390が実行される。
ステップS390において、補正処理部433は、指令電流値Icmdを駆動部450のD/Aチャネルへ出力する。駆動部450は、指令電流値Icmdに応じて、駆動信号をモータ200へ出力する。
本発明者等は、図2Aを参照して説明された揺動型減速機500Aの設計原理に基づいて構築された減速機を用いて、角度伝達誤差の低減効果を検証した。使用された減速機は、2つの揺動歯車(Ng=2)と、40本の内歯ピン(Np=40)と、を備える。各揺動歯車には、3つのシャフト孔(ke=3)が形成されている。
本発明者等は、第1実施形態乃至第3実施形態に関連して説明された制御原理に基づき、更に改良された制御技術を開発した。第4実施形態において、改良された制御技術が説明される。
200・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モータ
400,400B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・制御回路
410・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・微分器
411,411C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・微分ブロック
420,420B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・状態観測器
421,421A,421B,421C・・・・・・・・・・オブザーバ
430・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・補正部
434・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1BPFブロック
435,435A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トルク算出ブロック
436・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・動力学補償器
437・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2BPFブロック
491,492・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブロック
493,494・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・動力学補償器
495,496・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・BPFブロック
500,500A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・揺動型減速機
512・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内歯ピン
530・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・揺動歯車部
531・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1揺動歯車
532・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2揺動歯車
533・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・揺動歯車
536・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャフト孔
Claims (11)
- 少なくとも1つの孔が偏心した位置に形成された揺動歯車部を有する揺動型減速機を駆動するモータを制御する制御装置であって、
前記モータの回転角を表す入力回転角に関する入力情報を取得する角度取得部と、
前記揺動型減速機の内部の部材の弾性変形に由来する第1角度伝達誤差と、前記揺動型減速機の製造誤差に由来する第2角度伝達誤差と、を推定する推定部と、
前記第1角度伝達誤差及び前記第2角度伝達誤差に応じて補償電流値を決定し、前記補償電流値を用いて、指令電流値を補正することにより、前記モータへ供給される電流の大きさを設定する補正部と、を備え、
前記推定部は、前記少なくとも1つの孔の数を表す孔数に基づいて、前記第1角度伝達誤差を、推定する
制御装置。 - 前記第1角度伝達誤差は、軸ねじれ振動である
請求項1に記載の制御装置。 - 前記第1角度伝達誤差は、前記少なくとも1つの孔に起因する振動成分である
請求項1に記載の制御装置。 - 前記推定部は、前記入力情報と、前記モータへ供給された電流の大きさと、を入力とし、前記第1角度伝達誤差を推定する状態観測器を含む
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記状態観測器は、周期的に変動する外乱因子を入力として、前記第1角度伝達誤差を推定する
請求項4に記載の制御装置。 - 前記補正部は、前記第2角度伝達誤差と、前記揺動型減速機の粘性摩擦特性と、前記揺動型減速機の負荷軸の慣性モーメントと、から、前記角周波数ωd1で振動するトルク振動を算出するトルク算出部と、前記トルク振動が低減されるように前記補償電流値を算出する電流算出部と、を含む
請求項8に記載の制御装置。 - 前記電流算出部は、前記トルク振動から補償電流の大きさを表す電流データを生成し、前記電流データから、前記角周波数ωd1で変動する周波数成分を抽出することによって、前記補償電流値を決定する
請求項9に記載の制御装置。 - 少なくとも1つの孔が偏心した位置に形成された揺動歯車部を有する揺動型減速機と、
前記揺動型減速機を駆動するモータと、
前記モータを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記モータの回転角を表す入力回転角に関する入力情報を取得する角度取得部と、前記揺動型減速機の内部の部材の弾性変形に由来する第1角度伝達誤差と、前記揺動型減速機の製造誤差に由来する第2角度伝達誤差と、を推定する推定部と、前記第1角度伝達誤差及び前記第2角度伝達誤差に応じて補償電流値を決定し、前記補償電流値を用いて、指令電流値を補正することにより、前記モータへ供給される電流の大きさを設定する補正部と、を含み、
前記推定部は、前記少なくとも1つの孔の数を表す孔数に基づいて、前記第1角度伝達誤差を、推定する
減速機システム。
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