JP2017040410A - 空気調和機 - Google Patents

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正俊 村若
烈将 毛塚
Takemasa Kezuka
烈将 毛塚
中川 直紀
Naoki Nakagawa
直紀 中川
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Abstract

【課題】吹出口を清浄に保ちつつ、室内機の意匠性を向上することができる空気調和機を提供する。【解決手段】空気調和機は、送風ファンからの気流を吹出す吹出口と、吹出口に配置され、運転時に吹出口から吹出す風向を上下方向に変えるとともに、運転停止時に吹出口を閉じる上下風向板24とを備え、上下風向板24は、上下風向板24の運転停止時に上面となる面に装着される金属シート26と、金属シート26を保持するカバー17と、を有し、カバー17と上下風向板24との間に、金属シート26が収容されている。【選択図】図9

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機は、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、冷房運転および暖房運転が可能である。空気調和機の室内機においては、吸込口から吸い込んだ室内空気が冷凍サイクル内の冷媒と熱交換し、室内機前面下方の吹出口から冷風または温風として吹き出される。吹出口には上下風向板が配設され、冷風または温風の吹き出し方向を調整する。
室内機には化粧枠の上面側に吸込口が配設され、吸込口から室内空気を室内機内部に取り入れる。吸込空気は、室内の塵や埃を含んだ状態で吸込口まで流れる。吸込口と室内熱交換器との間には、フィルタを配設し、吸込空気から塵埃を除去する。しかし、フィルタにより除去しきれない塵埃が吹出口から吹き出し、上下風向板に付着・蓄積することがある。
特許文献1には、上下風向板は、吹出し口を閉じた際に空気調和機内側に位置している樹脂製の上下風向板の面にステンレス板を重ね合わせて構成されている。ステンレス板の表面は平滑面であり、吹出口から吹出空気に混じって吹出された塵埃が上下風向板には付着しづらい。またステンレスの耐食性により、塵埃に含まれている水分・油脂による腐食が抑制できるため、吹出口近傍を清浄に保つことができる。
ステンレス板と上下風向板とは、材質の相違により熱膨張係数が異なる。特許文献1では、その熱膨張差を吸収可能なように、ステンレス板の一側端部がフック状に折り曲げられて上下風向板の一側端部を挟むように取付けられ、ステンレス板の他側端部が折返されて二重に形成され、その折返された先端部が上下風向板の他側端部の近傍に形成された段部に係止される構造であることが記載されている。
特許第4995855号公報
しかし、ステンレス板の一側端部がフック状に折り曲げられているため、運転停止時、上下風向板が閉まっているときに、ステンレス板の一部が外観に見える側に露出することになる。ステンレス板の一部が露出すると、余分なラインが外観に見えることになり、意匠性の低下に繋がる。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、吹出口を清浄に保ちつつ、室内機の意匠性を向上することができる空気調和機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の空気調和機は、送風ファンからの気流を吹出す吹出口と、吹出口に配置され、運転時に吹出口から吹出す風向を上下方向に変えるとともに、運転停止時に吹出口を閉じる上下風向板とを備え、上下風向板は、上下風向板の運転停止時に上面となる面に装着される金属シートと、金属シートを保持する保持部(例えば、カバー17)と、を有し、保持部と上下風向板との間に、金属シートが収容されていることを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、室内機の吹出口を清浄に保ちつつ、室内機の意匠性を向上することができる。
実施形態に係る空気調和機の外観構成図である。 実施形態に係る空気調和機のサイクル構成図である。 実施形態1に係る室内機の側面断面図である。 実施形態1に係る室内機の運転時における側面断面図である。 実施形態1に係る室内機の運転時における側面断面図の吹出口拡大図である。 実施形態1に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。 上下風向板の長手方向の断面図である。 上下風向板の長手方向の他の断面図であり、(a)は金属シートの端部処理していない場合であり、(b)は金属シートの端部処理をしている場合である。 上下風向板の他の例の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。 実施形態2に係る室内機の運転時における側面断面図の吹出口拡大図である。 実施形態2に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。 カバーの係止構造の説明図であり、(a)はツメ部が係止した状態であり、(b)はツメ部の挿入方法を示す図である。 実施形態3に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。 実施形態3に係るカバーのロック部分の詳細を示す図である。 実施形態3に係るカバーのロック状態を示す図であり、(a)は図13(a)のDD断面の斜視図であり、(b)は図13(a)のEE断面の斜視図である。 実施形態4に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。 実施形態4に係るカバーのロック部分の詳細を示す図である。 実施形態5に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。 熱膨張差を吸収可能な構造寸法の説明図である。 他の空気調和機の外観構成図であり、(a)は運転停止時における状態を示す図であり、(b)は運転時における状態を示す図である。
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る空気調和機ACの全体構成図である。空気調和機ACは、室内機20、室外機40、および室内機20に操作信号を送信するリモコン50を備える。室内機20および室外機40は、接続配管60で接続される。室内機20は、筐体内に、後記する室内熱交換器7(図3参照)などの内部構造体を備える。空気調和機ACは、室内空気を吸込口10から吸い込み、室内熱交換器7で加熱、冷却、除湿などされた室内空気を、上下風向板24を運転時に開けて、吹出口9(図3参照)から室内に吹き出すことにより、室内を空気調和する。
また、室内機20には、センサ部のひとつである撮像部51を有する。撮像部51は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサであり、前面パネルの左右方向中央の下部に設置されている。なお、室内機20には、撮像部51のほかにサーモパイルなどの温度検知部を有していてもよい。
図2は、実施形態に係る空気調和機ACのサイクル構成図である。圧縮機2と室外熱交換器4と室外送風ファン5と膨張弁6は室外機40に配置され、室内熱交換器7と室内送風ファン8は室内機20に配置されている。
冷房運転時は、圧縮機2から吐出された高温かつ高圧の冷媒は、四方弁3を介して室外熱交換器4に流入する。室外熱交換器4に流入した冷媒は、室外送風ファン5によって送られる室外の空気と熱交換することで、凝縮されて液冷媒となる。液冷媒は、膨張弁6を通過することで低温低圧の二相冷媒になり、室内熱交換器7に流入する。室内熱交換器7に流入した低温低圧の二相冷媒は、室内送風ファン8によって送られる室内の空気と熱交換する。このとき、室内熱交換器7に送られた室内の空気は、室内熱交換器7に流入した低温低圧の二相冷媒によって冷却され、吹出口9(図3参照)から室内に吐出される。吹出口9から室内に吐出される吹出空気は、吸込口10(図3参照)における吸込空気の温度よりも低いため、室内の温度を下げることができる。室内熱交換器7で熱交換された冷媒は四方弁3を介して再び圧縮機2に戻る。
<実施形態1>
図3は、実施形態1に係る室内機20の側面断面図である。図4は、実施形態1に係る室内機20の運転時における側面断面図である。図5は、図4の吹出口9周囲の拡大図である。空気調和機ACの室内機20は、本体前面に化粧パネル11を備える。
化粧パネル11の上側と下側は、化粧枠12によって固定される。室内の空気14(図4参照)を吸い込む上面吸込口10aが、室内機20の本体の上部(化粧パネル11の上方(上側))に配置され、前面吸込口10bが室内機20の本体の前部(化粧パネル11の裏側)に配置される。化粧パネル11の裏側には、上面吸込口10aおよび前面吸込口10bから吸い込まれた空気14から、塵埃を除去するフィルタ13が配置される。フィルタ13の下流側には、フィルタ13により塵埃が除去された空気14と熱交換するΛ形状(逆V形状)の室内熱交換器7が配置される。
化粧パネル11の下方には吹出口9が設けられ、熱交換された吹出空気16(図4参照)が吹出口9から室内機20前方に吹き出される。室内送風ファン8は、上面吸込口10aおよび前面吸込口10bから室内熱交換器7を経由して吹出口9へ向かう風路15上に設けられ、吹出口9から熱交換された吹出空気16を吹き出す。
据付板18が壁面30にねじなどを用い固定され、キャビネット22を据付板18に引掛けることにより、壁面30に固定される。室内機20の据付けられる高さとしては、天井面31から室内機20の上部まで50mm以上の距離をあけるのが好ましい。据付けされる部屋の天井の高さによっては、天井面31からの距離が50mmより近くてもよい。
室内熱交換器7の下側には、室内熱交換器7で結露した水を受けるドレンパン21が配置される。キャビネット22およびドレンパン21により、室内送風ファン8の下流側の風路15を形成するための下流側風洞23が構成される。下流側風洞23の室内送風ファン8側とは反対側の端面が吹出口9となる。
上下風向板24(24a,24b)が吹出口9近傍の下流側風洞23に配置される。上下風向板24は、下流側風洞23の下側に配置された上下風向板24bおよび上側に配置された上下風向板24aにより構成される。下側の上下風向板24bは、制御部(図示せず)によって、運転停止時に吹出口9を閉じ、冷房運転時・暖房運転時に吹出口9を開ける。下流側風洞23には、左右風向板25も配置する。左右風向板25は、制御部により制御し、吹出空気16を左右方向に偏向させることができる。上下風向板24a,24bおよび左右風向板25の材質は、例えば樹脂とする。
上下風向板24bは、上下風向板24bの運転停止時に上面となる面に装着される金属シート26と、上下風向板24bの後端部に設けられ、金属シート26の後端を固定する固定具27と、金属シート26の前端を保持するカバー17(保持部)と、を有している。カバー17は、上下風向板24bの前縁に沿って延在し、上下風向板24bの前縁との間に、金属シート26の前端が収容されている。すなわち、カバー17の前部が、上下風向板24に固着され、カバー17の後部と上下風向板24bとの間に、金属シートの前端が収容されている。
例えば、図5に示すように、下側の上下風向板24bの前方先端、かつ、上下風向板24bの上側に、カバー17を配置する。上下風向板24bの上側、かつ、カバー17の下側位置には、金属シート26を配置する。上下風向板24b後方で、固定具27により金属シート26を上下風向板24bに係止する。
また、金属シート26については、塵埃の付着が抑えられるように表面が平滑であることが好ましい。また、金属シート26の材質については、耐食性のあるステンレス、アルミニウムとするのが好ましい。なお、金属シート26は金属板であってもよい。
カバー17は、形状および色調の自由度の高い樹脂製とするのが好ましい。カバー17については、上下風向板24bと同じような色調とするのが好ましい。また、カバー17の色調は、上下風向板24bと異なるものとし、飾りピースとしての役割を持たせてもよい。カバー17の色調を様々に変えることにより、空気調和機ACの運転時の外観に多様性を持たせることができる。
上下風向板24bの上側へのカバー17の固定については、接着剤を用いてもよいし、両面テープを用いてもよい。ただし、カバー17と金属シート26の接触部に対しては、接着剤あるいは両面テープを配置しないことが好ましい。カバー17と金属シート26の接触部に、接着剤あるいは両面テープを配置すると、上下風向板24bとカバー17と金属シート26の熱膨張差が吸収できなくなるためである。具体的には、金属シート26については、0.1mmから0.5mmと薄くするのが好ましい。カバー17については、上下風向板24b(金属シート26が重ねられる部分)と同じ、またはそれ以下の厚みとするのが好ましい。
なお、前記の説明においては、上下風向板24の構造は、下側の上下風向板24bとして説明しているがこれに限定されるわけではなく、上側の上下風向板24aにも適用することができる。
図6は、実施形態1に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。上下風向板24の側端部244の折返し部243について、左側の折返し部243には軸の連結部241cを有する軸支持腕部241aが設けられ、右側の折返し部243には滑り軸受部241dを有する軸支持腕部241bが設けられている。軸支持腕部241aの連結部241cは、駆動部である軸部に挿入され固着される。一方、軸支持腕部241bの滑り軸受部241dは、軸部に挿入され、上下風向板24を摺動可能に保持される。上下風向板24の後端部245の中央には、L字形をした固定具挿入ガイド246が備わる。
金属シート26は、図6(b)に示すように上下風向板24の前端部242側から、折返し部243および側端部244をガイドとして挿入したのち、固定具27を固定具挿入ガイド246に挿入して、金属シート26の後端を固定する。その後、上下風向板24の前端部242(前縁)にカバー17を固着する。
カバー17の後端と金属シート26との間の隙間については、できるだけ小さくするのが好ましい。隙間を小さくすることは、吹出口9からの吹出し空気が金属シート26からカバー17にかけて、滑らかに流れるため、冷房および暖房の効率向上に繋がる。
カバー17および上下風向板24bの材料に、抗菌作用のある材料を数%程度添加してもよい。菌の繁殖が抑えられ、吹出口9周囲の清浄性向上に繋がる。
図7は、上下風向板の長手方向の断面図(図6(a)のAA断面)である。上下風向板24の折返し部243は、側端部244から中央方向に向けて長さL1(例えば、0mmから10mm)だけ伸ばして、金属シート26を覆うような構造としている。なお、L1が0mmの場合は、図8を参照して説明する。
図8は、上下風向板の長手方向の他の断面図であり、(a)は金属シートの端部処理していない場合であり、(b)は金属シートの端部処理をしている場合である。図6においては、側端部244に沿って折返し部243を全体に設けているがこれに限定する必要がない。軸支持腕部241a,241b以外の部分を省略してもよい。
図8(a)の場合、金属シート26の端面は加工によってはバリが立ち、使用者が触れると切創を負う恐れがある。このため、切創保護のため、上下風向板24bの側端部244の金属シート26の載置面からの高さHは、金属シート26厚み以上から3.0mmほど高くするのが好ましい。
図8(b)の場合、金属シート26の端面がヘミング曲げにより、上下風向板24側に曲げられていてもよい。ヘミング曲げにより金属シート26の端面が上下風向板24と金属シート26の間に隠れ、切創保護に繋がる。
図9は、上下風向板の他の例の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。図6においては、固定具27において金属シート26の後端を固定していたが、図9においては、固定具27を省略(不要と)したものである。
上下風向板24の後端部245の中央位置に係止スリット247(係止部)を設け、金属シート26の後端には、係止スリット247に挿入される凸部261を設けている。これにより、金属シート26は、上下方向に対し係止することができる。金属シート26は、上下風向板24の前端部242側から、折返し部243および側端部244をガイドとして挿入したのち、金属シート26の凸部261を、係止スリット247に挿入して、金属シート26の後端を固定する。その後、上下風向板24の前端部242(前縁)にカバー17を固着する。
本実施形態の場合、引用文献1で開示されているような、金属シートの一側端部をフック状に折り曲げる加工が不要となる。金属シートは薄いため、金属シートの一側端部をフック状に折り曲げる加工については、歩留まりが悪いが、本実施形態により歩留まりが改善する効果がある。さらに、フック状に折り曲げる工程が減らせるため、加工費を低減する効果がある。また、金属シートのフック状に曲げていた部分が不要となるため、材料費を低減する効果がある。
本実施形態では、空気調和機の運転時に室内機20の外側に露出されるため、塵埃が付着しやすい下側の上下風向板24bに金属シート26を配置したが、上側の上下風向板24aに対しても、同様の方法により金属シート26を配置してもよい。
<実施形態2>
図10は、実施形態2に係る室内機の運転時における側面断面図の吹出口拡大図である。図11は、実施形態2に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。
実施形態2が実施形態1と異なる点は、上下風向板24bとカバー17の固定をツメ部171によるツメ構造による係止(嵌合による係止)をした点である。カバー17の下側に複数個の一対になっているツメ部171を配置し、上下風向板24bの前方上側にツメ部171に対応するツメ受け部248を配置する。ツメ部171とツメ受け部248は、それぞれ同数ずつ複数個所に配置した方が、固定が強固となる。図11(b)においては、3個のツメ受け部248を配置し、カバー17にツメ受け部248に挿入される一対になっているツメ部171を設けている。
金属シート26は、上下風向板24の前端部242側から、折返し部243および側端部244をガイドとして挿入したのち、固定具27を固定具挿入ガイド246に挿入して、金属シート26の後端を固定する。その後、上下風向板24の前端部242(前縁)にカバー17のツメ部171を、ツメ受け部248に挿入して、カバー17を装着する。
図12は、カバーの係止構造の説明図であり、(a)はツメ部の挿入前の状態であり、(b)〜(c)はツメ部の挿入状態を示す図である。図12は、図11(b)のA矢視図である。まず、図12(b)において、Bの方向から、ツメ受け部248の開口部にツメ先端部171aを差し込む。対になっているツメ部171は内側へ弾性変形によりしなりながら挿入され、ツメ先端部171aはツメ受け部248の開口部を通過し(図12(c)参照)、ツメ受け後端部248aから出てくる。その後、ツメ突起部171bもツメ受け部248の開口部を通過し、ツメ受け後端部248aから出てくる。そのとき、ツメ部171のしなりが解放され、ツメ突起部171bはツメ受け後端部248aに引っ掛かり保持され、カバー17はCの方向へ抜けなくなる(図12(d)参照)。
本実施形態は、実施形態1に比べ、接着剤のカバー17への塗布、または両面テープのカバー17への貼り付けといった製造工程における事前作業が不要となる。
本実施形態では、カバー17側にツメ部171を配置し、上下風向板24b側にツメ受け部248を配置したが、カバー17側にツメ受け部248を配置し、上下風向板24b側にツメ部171を配置してもよい。
<実施形態3>
図13は、実施形態3に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。図14は、実施形態3に係るカバーのロック部分の詳細を示す図である。図15は、実施形態3に係るカバーのロック状態を示す図であり、(a)は図13(a)のDD断面の斜視図であり、(b)は図13(a)のEE断面の斜視図である。実施形態3は、実施形態2と異なるツメ構造を有し、カバー17を取り付ける際にスライド方式の構造とした場合である。
上下風向板24の前端部242には、前方に突出したツメ受け部75(75a,75b,75c,75d)、後方に突出したツメ受け部85(85a,85b,85c)を有する。一方、カバー17の下側(裏)には、図14に示すように、後方に突出したツメ部76(76a,76b,76c,76d)と、前方に突出したツメ部86(86a,86b,86c)を有する。カバー17を装着する場合には、例えば、ツメ部76aをツメ受け部75aとツメ受け部75bとの間に合わせて下方に降ろし、左方向にスライドすると、ツメ部76aはツメ受け部75aに固定される。同様に、ツメ部86aはツメ受け部85aに固定される。このスライド方式の構造により、カバー17は、前後方向および上下方向に対して固定することができる。
上下風向板24の後端部245には2箇所の係止スリット247を設け、金属シート26の後端には、係止スリット247に挿入される2箇所の凸部261を設けている。これにより、金属シート26は、上下方向に対し係止することができる。
金属シート26は、上下風向板24の前端部242側から、折返し部243および側端部244をガイドとして挿入したのち、金属シート26の凸部261を、係止スリット247に挿入して、金属シート26の後端を固定する。その後、上下風向板24の前端部242(前縁)にカバー17を降ろし、左方向にスライドして固定する。
本実施形態は、実施形態1に比べ、接着剤のカバー17への塗布、または両面テープのカバー17への貼り付けといった製造工程における事前作業が不要となる。
<実施形態4>
図16は、実施形態4に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。図17は、実施形態4に係るカバーのロック部分の詳細を示す図である。
実施形態4は、上下風向板24内に断熱材28を載置できる構造とした場合である。一般に、暖房時の室温と吹出す温風温度との差は、冷房時の室温と吹出す冷風温度との差よりも大きい。このため、上下風向板24の表裏の風向面間の温度差が大きくなり、熱膨張の差により上下風向板24が撓む現象を生ずる。特に、暖房時には温度差による撓みの現象を考慮する。このため、上下風向板24は、例えば、断熱材28を装着することにより、断熱材28が空気断熱の役割を果たして、上下風向板の表裏の風向面間の熱移動が減少する。断熱材28は、ウレタンなどを用いるとよい。
上下風向板24内には、数mm厚さの断熱材28を装着できる空間がある。上下風向板24の前端部242aには、カバー17を前後方向に固定するために用いるツメ受け部71(71a,71b,71c,71d,71e)、カバー17を上下方向に固定するため(浮き上がりを防止するため)に用いるガイド開口部81(81a,81b,81c,81d)を有する。また、上下風向板24の後端部245の中央には、金属シート26を上下方向に移動するのを止める係止部249を有する。一方、カバー17の下方(裏)には、ツメ部72(72a,72b,72c,72d)と、ガイド部82(82a,82b,82c,82d)を有する。
断熱材28を上下風向板24内に載置後、金属シート26は、上下風向板24の前端部242a側から、折返し部243および側端部244をガイドとして挿入したのち、金属シート26の後端を係止部249で係止する。その後、上下風向板24の前端部242a(前縁)にカバー17のツメ部72を、ツメ受け部71に挿入するとともに、ガイド部82をガイド開口部81に挿入して、カバー17を装着する。
本実施形態では、弾性力のある断熱材28の上面に金属シート26を載置しているため、金属シート26は上方向に力がかかるが、係止部249、カバー17、および折返し部243で係止されることができる。
<実施形態5>
図18は、実施形態5に係る上下風向板の斜視図であり、(a)は金属シートの装着状態を示す図であり、(b)は金属シートの装着方法を示す図である。実施形態1〜4は、カバー17は、上下風向板24とは別部材として説明したが、実施形態5は、カバー17については、上下風向板24と一体に成型した場合について説明する。
すなわち、上下風向板24とカバー17を別々に構成するのではなく、上下風向板24とカバー17を一体に成形してもよい。一例として材質にPP(ポリプロピレン)などを用いて、図18に示すように上下風向板24の先端(前端)とカバー17の間にヒンジ部172を設け一体成形を行い、カバー17を図18(b)に示すように折り返すことで、金属シート26を上下風向板24とカバー17の間に挟みこみ金属シート26の固定をする。
上下風向板24の前端部242bには、カバー17を前後方向に固定するために用いるツメ受け部73、カバー17を上下方向に固定するために用いるガイド係止部83を有する。また、上下風向板24の後端部245の中央には、金属シート26を上下方向に移動するのを止める係止部249を有する。一方、カバー17の下方(裏)には、ツメ部74と、ガイド部84を有する。
金属シート26は、上下風向板24の前端部242b側から、折返し部243および側端部244をガイドとして挿入したのち、金属シート26の後端を係止部249で係止する。その後、上下風向板24の前端部242b(前縁)にカバー17のツメ部74を、ツメ受け部73で係止するとともに、ガイド部84をガイド係止部83で係止して、カバー17を固定する。これにより、金属シート26の端面が暴露せずに固定することが可能となる。
図19は、熱膨張差を吸収可能な構造寸法の説明図である。図19を用いて、上下風向板24、金属シート26、カバー17の寸法について以下記述する。
Lは金属シート26の前後方向の長さ、
aは上下風向板24の金属シート26配置部の後端からカバー17の後端までの長さ、
bは上下風向板24の金属シート26配置部の後端から前端までの長さである。
一般的に室内機20の吹出口9の周囲の温度は、冷房時には約10℃から20℃となり、暖房時には約35℃から50℃となる。余裕を見て、吹出口9の周囲温度は0℃から60℃まで変化すると仮定し、L、a、bの寸法について検討した。
ここで、L、a、bの寸法は、20℃時の寸法とする。上下風向板24とカバー17の熱膨張係数はα1とし、金属シート26の熱膨張係数はα2とすると、一般的にα1は、α2より大きい傾向がある。
金属シート26の先端側が寸足らずとなってめくれ上がり、カバー17から金属シート26端面が露出しないようにするため、60℃のときにLはaより大きい必要がある。そのため、(式1)を満たす必要がある。
L+(L×α2×(60℃−20℃))>a+(a×α1×(60℃−20℃)
・・・(式1)
上下風向板24の金属シート26は、一端に当り突っ張らないようにするため、0℃のときにbはLより大きい必要がある。そのため、(式2)を満たす必要がある。
b−(b×α1×(20℃−0℃))>L−(L×α2×(20℃−0℃))
・・・(式2)
(式1)、(式2)の両方を満足し、上下風向板24b、カバー17、金属シート26それぞれの熱膨張差を吸収可能なL、a、bの寸法とするのが好ましい。すなわち、金属シート26と上下風向板24との熱膨張差を吸収可能なように、上下風向板24の前縁と前記金属シート26の前端とに間隙(例えば、b−Lの間隙)を有することが好ましい。
図20は、他の空気調和機の外観構成図であり、(a)は運転停止時における状態を示す図であり、(b)は運転時における状態を示す図である。図20に示す空気調和機ACは、図1に示した外観構成と異なり、前側上下風向板180と後側上下風向板190で気流の上下方向を偏向して室内に吹出すことができるようになっている。前側上下風向板180は、左右方向に概略3分割され、左右羽根180a(左側羽根)、中央羽根180b、左右羽根180c(右側羽根)とで構成されている。後側上下風向板190は、左右方向において分割されておらず、1枚の羽根で構成されている。
図20に示す、前側上下風向板180の左右羽根180a,180b、中央羽根180b、および後側上下風向板190に対しても、実施形態1〜5の上下風向板24の構成を適用することができる。これにより、従来、金属板(例えば、ステンレス板)の一側端部がフック状に折り曲げられているため、運転停止時、上下風向板が閉まっているときに、ステンレス板の一部が外観に見える側に露出していたが、図20(a)に示すように、金属板の一部が露出することがない。すなわち、余分なラインが外観に見えることなく、意匠性が高まる効果がある。
なお、前記説明した実施形態は、個々に限定されることはなく、また、前記した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
2 圧縮機
3 四方弁
4 室外熱交換器
5 室外送風ファン
6 膨張弁
7 室内熱交換器
8 室内送風ファン
9 吹出口
10 吸込口
10a 上面吸込口
10b 前面吸込口
11 化粧パネル
12 化粧枠
13 フィルタ
14 空気
15 風路
16 吹出空気
17 カバー(保持部)
18 据付板
20 室内機
21 ドレンパン
22 キャビネット
23 下流側風洞
24,24a,24b 上下風向板
25 左右風向板
26 金属シート
27 固定具
30 壁面
31 天井面
171 ツメ部
171a ツメ先端部
171b ツメ突起部
180 前側上下風向板
190 後側上下風向板
247 係止スリット(係止部)
248 ツメ受け部
248a ツメ受け後端部
249 係止部
40 室外機
50 リモコン

Claims (9)

  1. 送風ファンからの気流を吹出す吹出口と、
    前記吹出口に配置され、運転時に前記吹出口から吹出す風向を上下方向に変えるとともに、運転停止時に前記吹出口を閉じる上下風向板とを備え、
    前記上下風向板は、
    前記上下風向板の運転停止時に上面となる面に装着される金属シートと、
    前記金属シートを保持する保持部と、を有し、
    前記保持部と前記上下風向板との間に、前記金属シートが収容されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記保持部の前部が、前記上下風向板に固着され、
    前記保持部の後部と前記上下風向板との間に、前記金属シートの前端が収容されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記上下風向板の前縁と前記金属シートの前端とに間隙を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記金属シートは、ステンレスであり、
    前記上下風向板および前記保持部は、樹脂で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記上下風向板の後端部に設けられ、前記金属シートの後端を係止する係止部を備え、
    前記係止部は、前記上下風向板の後端部に設けられた固定具挿入ガイドに、固定具を挿入することにより、前記金属シートの後端を固定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記保持部がツメ構造により上下風向板に係止される
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記保持部が、さらに、浮き上がりを防止するためのガイド部を有し、
    前記上下風向板側に設けた開口部に前記ガイド部を挿入して固定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記保持部が前記上下風向板の一部として一体成型されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  9. 前記金属シートの端面がヘミング曲げにより、上下風向板側に曲げられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の空気調和機。
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