JP2017040143A - 移送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】細粒分が含み得る生物を損傷させる可能性を低減しつつ、河川の上流側に細粒分を容易に移送することを目的とする。【解決手段】河川1の底部に蓄積される細粒分F1を河川1の上流側に移送するための移送方法であって、河川1の上流側と河川1の下流側とを接続する流水部20を介して、河川1の下流側の水を河川1の上流側に圧送する第1工程と、流水部20を介して圧送する水を利用して、流水部20の圧送流路上に設けられた絞り部22において陰圧を発生させる第2工程と、絞り部22において発生させた陰圧を利用して、河川1の底部と絞り部22とを接続する輸送管23を介して細粒分F1を吸引する第3工程と、輸送管23を介して吸引した細粒分F1を、流水部20を介して圧送する水と共に河川1の上流側に移送する第4工程と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、移送方法に関し、特に河川の底部に蓄積される細粒分を河川の上流側に移送する移送方法に関する。
従来、特許文献1に記載された屋上緑化用人工地盤が知られている。特許文献1に記載された屋上緑化用人工地盤は、川部を構成する水路と、水路の下流部に設けられた池部と、池部の水を川部の上流側の端部へ送るポンプ及び配管と、を備える。配管は、一端部がポンプを介して池部に接続され、また他端部が川部の上流側の端部に接続されている。この屋上緑化用人工地盤では、ポンプを運転することにより、水路に水が循環される。
特開2008−61553号公報
一般的に、河川では、水流による浸食等で上流側から下流側に細粒分が流される。この細粒分は、河川の底部(底質環境)において蓄積される。この底質環境には、例えばカワニナ等の生物が生息することがある。河川において、生物の生息環境を維持して生物多様性の維持を図るためには、河川の上流側から細粒分が流されるのに伴って下流側の底質環境の細粒分を河川の上流側へ移送して、細粒分の固定化を抑制することが考えられる。しかしながら、上述した従来技術のように河川の下流側の水をポンプで直接吸い込むと、ポンプ内部を通過する際に細粒分が破砕及び撹拌されてしまい、細粒分に含まれる生物を損傷させるおそれがある。また、細粒分を人力で河川の上流側へ移送するには、水を含む細粒分の重量が大きいことから、大きな労力を要してしまう。
本発明は、細粒分が含み得る生物を損傷させる可能性を低減しつつ、河川の上流側に細粒分を容易に移送することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、圧送流路上に設けられた絞り部において陰圧を発生させ、この陰圧を利用して細粒分を吸引し、吸引した細粒分を圧送する水と共に河川の上流側に移送すると、細粒分が含み得る生物を損傷させる可能性を低減できるという知見を得た。そこで、本発明者らは、このように細粒分を吸引する手法を用いて河川の上流側へ細粒分を移送できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明に係る移送方法は、河川の底部に蓄積される細粒分を河川の上流側に移送するための移送方法であって、河川の上流側と河川の下流側とを接続する流水管を介して、河川の下流側の水を河川の上流側に圧送する第1工程と、流水管を介して圧送する水を利用して、流水管の圧送流路上に設けられた絞り部において陰圧を発生させる第2工程と、絞り部において発生させた陰圧を利用して、河川の底部と絞り部とを接続する輸送管を介して細粒分を吸引する第3工程と、輸送管を介して吸引した細粒分を、流水管を介して圧送する水と共に河川の上流側に移送する第4工程と、を備える。
この移送方法では、河川の下流側の水を河川の上流側に流水管を介して圧送する。流水管を介して圧送する水を利用して、流水管の圧送流路上に設けられた絞り部において陰圧を発生させる。絞り部において発生させた陰圧を利用して、河川の底部と絞り部とを接続する輸送管を介して細粒分を吸引する。輸送管を介して吸引した細粒分を、流水管を介して圧送する水と共に河川の上流側に移送する。このように、圧送流路上に設けられた絞り部において陰圧を発生させ、この陰圧を利用して細粒分を吸引し、圧送する水と共に河川の上流側に吸引した細粒分を移送するため、細粒分が含み得る生物を損傷させる可能性を低減しつつ、河川の上流側に細粒分を容易に移送することが可能となる。
この移送方法では、第3工程において吸引する細粒分の量を調整する第5工程を更に備えてもよい。この場合、吸引する細粒分の量を調整することで、河川の上流側へ移送する細粒分の量を河川の底部に蓄積される細粒分の量に応じて変更することができる。
この移送方法では、第5工程において吸引する細粒分の量を、陰圧の伝達経路上に設けられたバルブによって調整してもよい。この場合、陰圧の伝達経路上に設けられたバルブを用いることで、吸引する細粒分の量を直接的かつ容易に調整することができる。
この移送方法では、第1工程において、河川の下流側の水をポンプによって河川の上流側に圧送してもよい。この場合、ポンプを用いることで、河川の下流側の水を河川の上流側に好適に圧送することができる。
この移送方法では、細粒分は、河川の複数箇所における底部に蓄積され、第3工程において、河川の複数箇所における底部と絞り部とを接続する輸送管を介して細粒分を吸引してもよい。この場合、河川の複数箇所における底部のそれぞれにおいて細粒分を吸引することで、河川における複数の箇所に蓄積された細粒分を河川の上流側に容易に移送することが可能となる。
本発明によれば、細粒分が含み得る生物を損傷させる可能性を低減しつつ、河川の上流側に細粒分を容易に移送することが可能となる。
移送方法を適用する河川を示す概略斜視図である。 図1の河川の配管構成を示す概略断面図である。 (a)は、沈砂部を示す断面図である。(b)は、沈砂部を示す他の断面図である。(c)は、沈砂部を示す他の断面図である。 (a)は、絞り部を示す断面図である。(b)は、絞り部を示す他の断面図である。 移送方法を適用する他の河川を示す概略斜視図である。 (a)は、図5の河川の配管構成を示す概略断面図である。(b)は、図5の河川の他の配管構成を示す概略断面図である。 移送方法を適用する他の河川を示す概略断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、河川1は、例えば人工的に小河川(せせらぎ)を模擬して形成された小川型ビオトープである。河川1は、小川型ビオトープに限定されず、比較的大型の河川型ビオトープであってもよいし、自然に形成される河川であってもよい。また、河川1は、屋外に形成されてもよいし、屋内に形成されてもよい。
河川1は、主流路2と、副流路3とを備えている。以下の説明においては、副流路3における上流側は、主流路2の下流側に対応し、副流路3における下流側は、主流路2の上流側に対応する。単に「上流」又は「下流」というときは、主流路2における上流(河川1の上流)又は主流路2における下流(河川1の下流)を意味するものとする。
河川1では、上流側から下流側へ水が流されることで、河川1の水流とされる。河川1では、水は、下流側まで流された後、副流路3を通して上流側へ戻されて、河川1内を循環する。
河川1では、例えば土砂や石等を用いて主流路2が形成されている。主流路2は、上流側から下流側に向かって下り勾配の水路とされている。そのため、河川1では、その水流によって主流路2の表面が浸食される箇所が存在し、浸食により生じた礫分及び細粒分が下流側へ流される。礫分とは、例えば2mm以上の粒径を有する土粒子である。細粒分とは、例えば2mm未満の粒径を有する土粒子である。細粒分としては、例えば、粗砂、細砂、シルト及び粘土が含まれる。河川1では、一般的に、細粒分のほうが礫分よりも下流側まで流される。河川1では、細粒分は、例えば水深が深くなる場所等、水の流速が低下すると沈降し易く、河川の底部(底質環境)に蓄積され易い。底質環境とは、細粒分が蓄積されることで河川の底部に形成される生物の生育環境である。ここでの底質環境は、例えば設計上、約20cmの厚みに形成される。
図1及び図2に示されるように、主流路2は、上流側から順に、吐出口10と、池部11と、水路12と、池部13と、水路14と、池部15と、を有している。まず、主流路2の構成について説明する。
池部11は、河川1の最上流部に設けられた貯水部である。池部11には、例えば吐出口10が設けられており、吐出口10から水が供給される。池部11には、吐出口10から供給される水とは別に、外部から水が供給されてもよい。池部11には、下流側に水路12が接続されている。池部11では、供給された水が貯留されると共に、水路12に水が流出する。
水路12は、池部11と池部13とを接続する。水路12では、水の流れ方向に交差する方向(以下、単に川幅方向という)の両岸間の幅(以下、単に川幅という)が、池部11及び池部13の川幅よりも小さい。よって、水路12では、池部11及び池部13における水の流速よりも速い流速で水が流れる。
池部13は、河川1の途中に設けられた貯水部である。池部13は、川幅が水路12での川幅よりも広くなるように形成されている。また、池部13は、水路12よりも深い水深を有している。よって、池部13では、水流の流速が水路12での流速よりも低下し、上流側から流された細粒分F1が池部13の底部に沈降し易い。従って、池部13は、河川の底部(底質環境)において細粒分F1が蓄積される部分(以下、沈砂部S1と称する)を構成する。沈砂部S1は、この例に限定されず、細粒分F1が蓄積される部分であればよい。例えば、幅及び水深以外を変化させて水流の流速を低下させるように形成してもよいし、物理的に細粒分F1を捕捉するように石等と配置して細粒分F1を蓄積させてもよい。また、ここでの池部13は、河川1の上流側に細粒分F1を再供給するために意図的に形成した沈砂部S1である。沈砂部S1は、意図的に形成したものに限定されず、河川1が自然に形成される河川である場合には、例えば水流によって自然に形成された淵部を沈砂部S1として利用することができる。
池部13では、水路12から流入した水が貯留されると共に、水路14に水が流出する。水路14は、池部13と池部15とを接続する。水路14の川幅は、池部13の川幅よりも小さい。よって、水路14では、池部13における水の流速よりも速い流速で水が流れる。
池部15は、河川1の最下流部に設けられた貯水部である。池部15は、例えばその底部に導入管20aが設けられている。池部15では、水路14から流入した水が貯留されると共に、貯留された水が導入管20aを介して副流路3に導入される。
続いて、副流路3の構成について説明する。副流路3は、流水部(流水管)20と、圧送ポンプ21と、絞り部22と、輸送管23と、を備える。副流路3の各構成は、例えば地面Gに載置された後に外構緑化の際の土Mによって覆土されて這い回されている(図3(a)参照)。副流路3の這い回しは、これに限定されず、種々の態様を採用することができ、例えば後述するように地面Gの下方に埋設されてもよい。
流水部20は、河川1の上流側と河川1の下流側とを接続する流水管である。流水部20は、副流路3の上流側から導入管20aと、流水管20bと、流水管20cと、を有する。流水部20としては、例えば塩化ビニル樹脂製のパイプを用いることができる。流水部20の直径は、圧送ポンプ21の出力に応じて設定することができ、例えば25mm〜150mmとすることができる。ここでは、流水部20の直径は、約75mmとされている。導入管20aは、主流路2から副流路3への水の導入部である。導入管20aは、主流路2の池部15と、副流路3の圧送ポンプ21とを接続する。
圧送ポンプ21は、流水部20の流路上に設けられている。ここでは、圧送ポンプ21は、導入管20aと流水管20bとを接続するように設けられたポンプである。圧送ポンプ21は、導入管20aを介して導入された水を流水管20b及び流水管20cに圧送する。すなわち、流水管20b及び流水管20cは、圧送ポンプ21によって圧送された水が流通する流路(圧送流路)である。圧送ポンプ21は、上流側と下流側とを接続する流水部20を介して、下流側の水を上流側に圧送する。圧送ポンプ21は、種々のポンプを採用することができ、例えば電動動力式の羽根車を有する軸流ポンプが用いられる。圧送ポンプ21の出力は、河川1の規模、及び河川1における水の循環量等に応じて設定することができ、例えば毎分15L〜毎分280Lとすることができる。ここでは、圧送ポンプ21の出力は、毎分90Lの吐出量の出力とされている。
流水管20bは、副流路3における圧送ポンプ21の下流側に接続された水の流路である。流水管20cは、副流路3における流水管20bの下流側に配置された水の流路である。流水管20cでは、副流路3における下流側に吐出口10が形成され、池部11に接続されている。流水管20b及び流水管20cは、圧送ポンプ21から圧送された水を流通させる。よって、圧送された水は、池部11まで移送される。
絞り部22は、流水部20における圧送ポンプ21よりも下流側(流水部20の圧送流路上)に設けられた絞りである。ここでは、絞り部22は、流水管20bと流水管20cとの間に設けられている。絞り部22は、アスピレータの原理を利用して構成された絞りである。絞り部22は、流水管20b及び流水管20cの流路断面積よりも水の流路断面積が小さくなるように形成されている。ただし、絞り部22の流路断面積には、輸送管23の流路は含まない。
具体的には、絞り部22は、図4(a)に示されるように、流路が全体的に絞られる形状であってもよい。図4(a)の例では、絞り部22は隆起部22xを有している。隆起部22xは、絞り部22の内周の周方向の全周にわたって形成された凸部である。よって、隆起部22xは、流水管20b及び流水管20cの流路断面積よりも絞り部22の流路断面積を小さくする。この絞り部22では、例えば領域Lxにおいて水の流速が増加すると共に水の圧力が低下する。
また、絞り部22は、図4(b)に示されるように、流路が部分的に絞られる形状であってもよい。図4(b)の例では、絞り部22は、凸部22yを有している。凸部22yは、絞り部22の内周の周方向における一部(ここでは絞り部22の底部)が突出するように形成された凸部である。よって、凸部22yは、流水管20b及び流水管20cの流路断面積よりも絞り部22の流路断面積を小さくする。この絞り部22では、例えば領域Lyにおいて水の流速が増加すると共に水の圧力が低下する。なお、絞り部22としては、図4(a)及び図4(b)の例に代えて、水流式のアスピレータ部材を適用することもできる。
絞り部22では、流路が絞られた箇所において水の流速が増加すると共に水の圧力が低下する。すなわち、絞り部22は、流水部20を介して圧送する水を利用して陰圧(負圧)を発生させる。
輸送管23は、沈砂部S1と絞り部22とを接続する。輸送管23は、沈砂部S1と絞り部22との間で液密に構成されており、絞り部22において発生させた陰圧を沈砂部S1に伝達する。つまり、輸送管23は、陰圧の伝達経路である。輸送管23は、絞り部22の領域Lx又は領域Lyに接続されている。より詳しくは、輸送管23は、絞り部22において発生させた陰圧によって輸送管23の他端側(絞り部22側)の圧力が輸送管23の一端側(沈砂部S1側)の圧力よりも低くなるように、絞り部22に接続される。
輸送管23は、一端部が沈砂部S1内に位置するように配置されている。輸送管23の一端側では、絞り部22において発生させた陰圧によって沈砂部S1の細粒分F1が吸引される。輸送管23としては、例えば内径5mm〜10mmのゴムホースを用いることができ、絞り部22からの陰圧で潰れない程度の肉厚のホースが採用される。輸送管23としては、例えば硬質の塩化ビニル製パイプを用いてもよい。輸送管23において複数の硬質の塩化ビニル製パイプを互いに接続する接続部が存在する場合、例えば接続部にシール部材を設けることにより接続部の漏気を防止して、輸送管23を液密に構成してもよい。
輸送管23は、例えば地面Gに載置され、外構緑化の際に土Mによって覆土されてもよい。この這い回しの場合、輸送管23は、その一端部が沈砂部S1に差し込まれ、池部13の底面に沿って池部13の水面側に向かって延びるように配置される(図3(a)参照)。輸送管23は、地面Gの下方に埋設されてもよい。この這い回しの一例としては、輸送管23は、その一端側が池部13の底部において略垂直に配置され、屈曲部を介して絞り部22に向かうように延び、地面Gに沿って延びるように配置されることができる(図3(b)参照)。また、この這い回しの他の例としては、輸送管23は、その一端側が池部13の底部において地面Gに沿って延びるように配置され、他端側が地面Gに沿って絞り部22に向かうように延びるように配置されることができる(図3(c)参照)。
バルブV1は、輸送管23を流れる水及び細粒分F1の流量を調節するためのバルブである。バルブV1は、輸送管23の流路上に液密に設けられている。つまり、バルブV1は、陰圧の伝達経路上に設けられている。バルブV1の輸送管23における位置は、特に限定されない。バルブV1は、手動式であってもよいし、電動式であってもよい。
以上のように構成された河川1では、流水部20の流路上に圧送ポンプ21が設けられている。これにより、河川1の上流側と河川1の下流側とを接続する流水部20を介して、河川1の下流側の水が河川1の上流側に圧送ポンプ21によって圧送される。
また、流水部20の圧送流路上(流水管20bと流水管20cとの間)に絞り部22が設けられている。これにより、流水部20の流水管20bを介して圧送される水によって、絞り部22において陰圧が発生する。
また、河川1の底部(沈砂部S1)に輸送管23の一端部が配置され、絞り部22の領域Lx,Lyに輸送管23の他端部が接続され、沈砂部S1と絞り部22とを輸送管23が接続している。これにより、絞り部22において発生した陰圧によって、輸送管23を介して細粒分F1が吸引される。
また、陰圧の伝達経路(輸送管23)上にバルブV1が設けられている。これにより、吸引する細粒分F1の量がバルブV1によって調整される。
また、圧送ポンプ21によって流水管20bと介して圧送された水は、輸送管23を介して吸引した細粒分F1と絞り部22において合流し、流水管20cに流れ込む。これにより、輸送管23を介して吸引した細粒分F1は、流水管20cを介して圧送される水と共に河川1の上流側に移送される。
次に、細粒分F1を河川1の上流側に移送する移送方法の一例について説明する。なお、以下の移送方法の説明における第1工程〜第5工程は、便宜上序数を付したものであり、工程の順序を限定するものではない。
まず、圧送ポンプ21によって、流水部20を介して、下流側の水を上流側に圧送する(第1工程)。第1工程では、第2工程において十分な陰圧を発生させることができる流量(例えば毎分90L)の水が圧送ポンプ21によって圧送される。
続いて、流水部20の流水管20bを介して圧送される水を利用して、絞り部22において陰圧を発生させる(第2工程)。絞り部22において発生させた陰圧を利用して、河川1の底部(沈砂部S1)と絞り部22とを接続する輸送管23を介して細粒分F1を吸引する(第3工程)。輸送管23を介して吸引した細粒分F1を、流水管20cを介して圧送される水と共に河川1の上流側に移送する(第4工程)。
ここで、陰圧の伝達経路(輸送管23)上に設けられたバルブV1によって、吸引する細粒分F1の量を調整する(第5工程)。第5工程では、沈砂部S1に蓄積される細粒分F1の量に応じて、輸送管23を介して吸引する細粒分F1の量を調整する。輸送管23を介して吸引する細粒分F1の量を調整することで、例えば底質環境における動的平衡を図ることができる。底質環境における動的平衡とは、例えば、河川1の水流によって、上流側から供給されて底質環境に蓄積される細粒分F1の量と、輸送管23を介して吸引する細粒分F1の量と、が略同等となることをいう。これにより、沈砂部S1では、例えば底質環境の厚み等が維持されつつ、細粒分F1が好適に入れ替わることが可能となり、細粒分F1に空気及び養分等が供給されて底質環境が良質となる。
以上のような移送方法では、第1工程において、河川1の下流側の水を、河川1の上流側に流水部20(導入管20a、流水管20b及び流水管20c)を介して圧送する。続いて、第2工程において、流水部20を介して圧送する水を利用して、流水部20の圧送流路上(流水管20bと流水管20cとの間)に設けられた絞り部22において陰圧を発生させる。続いて、絞り部22において発生させた陰圧を利用して、第3工程において、河川1の底部(沈砂部S1)と絞り部22とを接続する輸送管23を介して細粒分F1を吸引する。そして、第4工程において、輸送管23を介して吸引した細粒分F1を、流水部20(流水管20c)を介して圧送する水と共に河川1の上流側に移送する。このように、圧送流路上に設けられた絞り部22において陰圧を発生させ、この陰圧を利用して細粒分F1を吸引し、圧送する水と共に吸引した細粒分F1を河川1の上流側に移送するため、細粒分F1が含み得る生物を損傷させる可能性を低減しつつ、河川1の上流側に細粒分F1を容易に移送することが可能となる。
この移送方法では、第3工程において吸引する細粒分F1の量を調整する第5工程を更に備えている。吸引する細粒分F1の量を調整することで、河川1の上流側へ移送する細粒分F1の量を河川1の底部(沈砂部S1)に蓄積される細粒分F1の量に応じて変更することができる。
この移送方法では、第5工程において吸引する細粒分F1の量を、陰圧の伝達経路(輸送管23)上に設けられたバルブV1によって調整する。このように、陰圧の伝達経路上に設けられたバルブV1を用いることで、吸引する細粒分F1の量を直接的かつ容易に調整することができる。
この移送方法では、第1工程において、河川1の下流側の水を圧送ポンプ21によって河川1の上流側に圧送する。このように圧送ポンプ21を用いることで、河川1の下流側の水を河川1の上流側に好適に圧送することができる。
以上、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
[第1の変形例]
上記実施形態では、主流路2において一つの沈砂部S1のみが設けられていたが、沈砂部の数は、これに限定されるものではない。例えば、本発明に係る移送方法は、図5及び図6に示されるような、複数の沈砂部を有する河川1A,1Bにも適用することができる。
図5及び図6(a)に示されるように、河川1Aは、主流路2Aと、副流路3Aと、を備えている。河川1Aは、河川1と比較して、主流路2Aの水路14において、淵部14a及び淵部14bが設けられている点、及び、副流路3Aにおいて、絞り部22a,22b、輸送管23a,23b、及びバルブV2,V3が設けられている点において異なっている。
河川1Aの主流路2Aでは、水路14の水深が深くなる場所として、淵部14a及び淵部14bが設けられている。淵部14a及び淵部14bは、水路14が湾曲する部分であって、その半径方向外側において水深が深くなっている部分である。水流の流速が低下するため、淵部14aでは細粒分F2が沈降し易く、淵部14bでは細粒分F3が沈降し易い。淵部14aにおいては、その底部に細粒分F2が蓄積され、淵部14bにおいては、その底部に細粒分F3が蓄積されるため、それぞれ底質環境が形成される。つまり、淵部14aの底部は沈砂部S2を構成し、淵部14bの底部は沈砂部S3を構成する。沈砂部S2,S3は、意図的に形成されていてもよいし、例えば水流によって自然に形成されたものであってもよい。要は、沈砂部S2,S3は、河川1Aの上流側に細粒分F2,F3を移送して細粒分F2,F3を再供給するためのものであればよい。
河川1Aの副流路3Aでは、絞り部22a,22bは、絞り部22と基本的に同様に構成されている。輸送管23a,23bは、輸送管23と基本的に同様に構成されている。バルブV2,V3は、バルブV1と基本的に同様に構成されている。
絞り部22a及び絞り部22bは、流水管20b(流水部20の圧送流路)上に設けられている。絞り部22aは、副流路3Aにおける圧送ポンプ21の下流側に設けられている。絞り部22aは、副流路3Aにおける絞り部22aの下流側であって、絞り部22の上流側に設けられている。絞り部22a及び絞り部22bは、圧送ポンプ21によって流水管20bを介して圧送する水を利用して陰圧を発生させる。絞り部22aの流路が絞られた箇所(水の圧力が低下する箇所)には、輸送管23aが接続されている。絞り部22bの流路が絞られた箇所(水の圧力が低下する箇所)には、輸送管23bが接続されている。
輸送管23aは、沈砂部S2と絞り部22aとを接続する。輸送管23bは、沈砂部S3と絞り部22bとを接続する。つまり、輸送管23,23a及び23bは、互いに独立した陰圧の伝達経路となっている。従って、絞り部22aにおいて発生させた陰圧によって沈砂部S2の細粒分F2が吸引される。絞り部22bにおいて発生させた陰圧によって沈砂部S3の細粒分F3が吸引される。
バルブV2は、輸送管23a(陰圧の伝達経路)上に液密に設けられている。バルブV3は、輸送管23b(陰圧の伝達経路)上に液密に設けられている。よって、輸送管23aを流れる水及び細粒分F2の流量と、輸送管23bを流れる水及び細粒分F3の流量と、をそれぞれ独立して調整することが可能となる。
図6(b)に示されるように、河川1Bは、主流路2Bと、副流路3Bと、を備えている。河川1Bでは、主流路2Bは、主流路2Aと同様に構成されている。河川1Bでは、副流路3Bは、副流路3Aに対して、絞り部22a,22bに代えて絞り部22cが設けられ、輸送管23a,23bに代えて輸送管23cが設けられ、バルブV2,V3に代えてバルブV4が設けられている点において異なっている。
河川1Bの副流路3Bでは、絞り部22cは、絞り部22と基本的に同様に構成されている。輸送管23cは、絞り部22側においては、輸送管23と基本的に同様に構成されている。バルブV4は、バルブV1と基本的に同様に構成されている。
絞り部22cは、流水管20b(流水部20の圧送流路)上に設けられている。絞り部22cは、副流路3Bにおける圧送ポンプ21の下流側であって、絞り部22の上流側に設けられている。絞り部22cは、圧送ポンプ21によって流水管20bを介して圧送する水を利用して陰圧を発生させる。絞り部22cの流路が絞られた箇所(水の圧力が低下する箇所)には、輸送管23cが接続されている。
輸送管23cは、沈砂部S2及び沈砂部S3と、絞り部22cと、を接続する。輸送管23cは、沈砂部S2側及び沈砂部S3側において分岐しており、沈砂部S2及び沈砂部S3にそれぞれ接続している。つまり、輸送管23cは、二つの沈砂部S2及び沈砂部S3に対して共通する陰圧の伝達経路となっている。従って、絞り部22cにおいて発生させた陰圧によって沈砂部S2及び沈砂部S3の細粒分F2及び細粒分F3が吸引される。
バルブV4は、輸送管23c(陰圧の伝達経路)上に液密に設けられている。よって、輸送管23cを流れる水と、細粒分F2及び細粒分F3の流量と、を一括して調整する。そのため、輸送管及びバルブの部品点数を削減することが可能となる。
以上、この移送方法が適用される河川1A,1Bでは、細粒分F1〜F3は、河川1A,1Bの複数箇所における底部(沈砂部S1〜S3)において蓄積される。そこで、この移送方法では、第3工程において、沈砂部S1〜S3と絞り部22,22a,22b,22cとを接続する輸送管23,23a,23b,23cを介して細粒分F1〜F3を吸引する。この場合、沈砂部S1〜S3のそれぞれにおいて細粒分F1〜F3を吸引することで、河川1A,1Bにおける複数の箇所に蓄積された細粒分F1〜F3を河川1A,1Bの上流側に容易に移送することが可能となる。
[第2の変形例]
上記実施形態では、池部15から池部11へ水を圧送することで、河川1において水を循環させていたが、必ずしも当該河川において水を循環させなくてもよい。例えば、本発明に係る移送方法は、図7に示されるような河川1Cにも適用することができる。
河川1Cは、主流路2Cと、副流路3Cと、を備えている。河川1Cは、河川1と比較して、主流路2Cの池部15において導入管20aに代えて排水路15xが設けられている点、副流路3Cにおいて圧送ポンプ21が導入管20dを介して水源30に接続されている点、において異なっている。
河川1Cでは、水は、水源30の水が圧送ポンプ21によって流水部20を介して池部11へ供給され、主流路2Cにおいて下流側まで流れた後、副流路3Cに導入されずに排水される。つまり、河川1Cでは、水は、河川1C内を循環しない。
このような河川1Cにおいても、この移送方法によれば、第1工程において、水源30の水を、河川1の上流側に流水部20(導入管20d、流水管20b及び流水管20c)を介して圧送する。続いて、第2工程において、流水部20を介して圧送する水を利用して、流水部20の圧送流路上(流水管20bと流水管20cとの間)に設けられた絞り部22において陰圧を発生させる。続いて、絞り部22において発生させた陰圧を利用して、第3工程において、河川1の底部(沈砂部S1)と絞り部22とを接続する輸送管23を介して細粒分F1を吸引する。そして、第4工程において、輸送管23を介して吸引した細粒分F1を、流水部20(流水管20c)を介して圧送する水と共に河川1の上流側に移送する。
このように、圧送流路上に設けられた絞り部22において陰圧を発生させ、この陰圧を利用して細粒分F1を吸引し、圧送する水と共に吸引した細粒分F1を河川1の上流側に移送するため、河川1Cでは、水は、河川1C内を循環しないが、細粒分Fは、河川1C内を循環させることができる。よって、細粒分F1が含み得る生物を損傷させる可能性を低減しつつ、河川1の上流側に細粒分F1を容易に移送することが可能となる。
1,1A,1B,1C…河川、2,2A,2B,2C…主流路、3,3A,3B,3C…副流路、10…吐出口、11,13,15…池部、12,14…水路、20…流水部(流水管)、21…圧送ポンプ(ポンプ)、22,22a,22b,22c…絞り部、23,23a,23b,23c…輸送管(伝達経路)、30…水源、F1,F2,F3…細粒分、G…地面、M…土、S1,S2,S3…沈砂部、V1,V2,V3,V4…バルブ。

Claims (5)

  1. 河川の底部に蓄積される細粒分を前記河川の上流側に移送するための移送方法であって、
    前記河川の前記上流側と前記河川の下流側とを接続する流水管を介して、前記河川の前記下流側の水を前記河川の前記上流側に圧送する第1工程と、
    前記流水管を介して圧送する前記水を利用して、前記流水管の圧送流路上に設けられた絞り部において陰圧を発生させる第2工程と、
    前記絞り部において発生させた前記陰圧を利用して、前記河川の前記底部と前記絞り部とを接続する輸送管を介して前記細粒分を吸引する第3工程と、
    前記輸送管を介して吸引した前記細粒分を、前記流水管を介して圧送する前記水と共に前記河川の前記上流側に移送する第4工程と、を備える、移送方法。
  2. 前記第3工程において吸引する前記細粒分の量を調整する第5工程を更に備える、請求項1に記載の移送方法。
  3. 前記第5工程において吸引する前記細粒分の量を、前記陰圧の伝達経路上に設けられたバルブによって調整する、請求項2に記載の移送方法。
  4. 前記第1工程において、前記河川の前記下流側の前記水をポンプによって前記河川の前記上流側に圧送する、請求項1〜3の何れか一項に記載の移送方法。
  5. 前記細粒分は、前記河川の複数箇所における底部に蓄積され、
    前記第3工程において、前記河川の前記複数箇所における前記底部と前記絞り部とを接続する前記輸送管を介して前記細粒分を吸引する、請求項1〜4の何れか一項に記載の移送方法。
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