JP2017039660A - 皮膚洗浄用組成物及び皮膚洗浄用組成物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄力を高め、洗浄時の刺激感を抑え、かつ洗浄後のつっぱり感を抑えることができる皮膚洗浄用組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る皮膚洗浄用組成物は、成分A:高級脂肪酸塩と、成分B:両性界面活性剤と、成分C:非イオン性界面活性剤と、成分D:50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体と、成分E:500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズとを含む。
【選択図】なし
【解決手段】本発明に係る皮膚洗浄用組成物は、成分A:高級脂肪酸塩と、成分B:両性界面活性剤と、成分C:非イオン性界面活性剤と、成分D:50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体と、成分E:500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズとを含む。
【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚の洗浄に用いられる皮膚洗浄用組成物及び皮膚洗浄用組成物の製造方法に関する。
皮膚洗浄剤の洗浄成分としては、洗浄力に優れているので、陰イオン性界面活性剤が汎用されている。また、皮膚洗浄剤は、固形状、液状、ジェル状、乳液状及びクリーム状などの様々な性状で用いられている。
上記陰イオン性界面活性剤の中でも高級脂肪酸塩については、洗浄力に特に優れる反面、洗浄後に肌がつっぱるという欠点がある。
また、従来、洗浄力を高めるために、タルク、酸化チタン、マイカ、シリカ、ポリエチレン末及びヒドロキシアパタイト等の適度なスクラブ効果を有する水不溶性粉体が、洗浄剤に配合されている。水不溶性粉体を用いた皮膚洗浄剤は、例えば、下記の特許文献1〜3に開示されている。上記水不溶性粉体は、スクラブ剤として用いられている。
スクラブ剤を低濃度で用いると、泡立て時にスクラブ剤が泡中に埋もれて、スクラブ剤の肌への接触性が低下する。このため、十分なスクラブ効果が発揮されず、優れた洗浄力が発揮されないことがある。
一方で、スクラブ剤を高濃度で用いると、洗浄力を格段に高めることができる。しかしながら、スクラブ剤を高濃度で用いると、マッサージによる肌への負担が大きくなり、スクラブ剤自体による物理的な過度の刺激によって、肌トラブルが生じるという問題がある。このような問題は、皮膚洗浄剤を十分に泡立てずに用いた場合に、より一層顕著に生じる傾向がある。
皮膚洗浄剤においては、従来の試みのように、スクラブ剤を単に用いるだけでは、最適なスクラブ効果を十分に発揮させることが困難であるという問題がある。特に、刺激などの肌への負担を抑えながら、優れた洗浄力を発揮することは一層困難である。従来の試みでは、皮膚洗浄剤に配合されたスクラブ剤の効果を十分に発揮できるには至っていない。
本発明の目的は、洗浄力を高め、洗浄時の刺激感を抑え、かつ洗浄後のつっぱり感を抑えることができる皮膚洗浄用組成物及び皮膚洗浄用組成物の製造方法を提供することである。
本発明に係る皮膚洗浄用組成物は、下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)と、下記成分(D)と、下記成分(E)とを含む、皮膚洗浄用組成物である。
成分(A):高級脂肪酸塩
成分(B):両性界面活性剤
成分(C):非イオン性界面活性剤
成分(D):50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体
成分(E):500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズ
成分(B):両性界面活性剤
成分(C):非イオン性界面活性剤
成分(D):50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体
成分(E):500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズ
本発明に係る皮膚洗浄用組成物では、前記成分(D)として、下記成分(D’)を含むことが好ましい。
成分(D’):ポリエチレン、結晶セルロース及びポリ乳酸からなる群より選ばれる成分
本発明に係る皮膚洗浄用組成物では、前記成分(E)として、下記成分(E’)を含むことが好ましい。
成分(E’):ホホバエステル及びカルナウバロウからなる群より選ばれる成分
本発明に係る皮膚洗浄用組成物は、下記の成分(F)をさらに含むことが好ましい。
成分(F):陰イオン性増粘剤
本発明に係る皮膚洗浄用組成物の製造方法では、上記成分(A)と、上記成分(B)と、上記成分(C)と、上記成分(D)と、上記成分(E)とを配合することにより、皮膚洗浄用組成物を得る。
本発明に係る皮膚洗浄用組成物の製造方法では、上記成分(A)と、上記成分(B)と、上記成分(C)と、上記成分(D)と、上記成分(E)と、上記成分(F)とを配合することにより、皮膚洗浄用組成物を得ることが好ましい。
本発明に係る皮膚洗浄用組成物は、特定の成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)及び成分(E)を含むので、洗浄力を高め、洗浄時の刺激感を抑え、かつ洗浄後のつっぱり感を抑えることができる。
本発明に係る皮膚洗浄用組成物の製造方法では、特定の成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)及び成分(E)を配合するので、皮膚洗浄用組成物の洗浄力を高め、洗浄時の刺激感を抑え、かつ洗浄後のつっぱり感を抑えることができる。
さらに、本発明では、十分に泡立てて用いた場合、若しくは、十分に泡立てずに用いた場合の何れの使用形態で洗浄工程を行ったとしても、優れたスクラブ効果を発揮し、洗浄力を十分に高めることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る皮膚洗浄用組成物は、高級脂肪酸塩と、両性界面活性剤と、非イオン性界面活性剤と、50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体と、500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズとを含む。
本明細書においては、上記「高級脂肪酸塩」を「成分(A)」と称する場合がある。上記「両性界面活性剤」を「成分(B)」と称する場合がある。上記「非イオン性界面活性剤」を「成分(C)」と称する場合がある。上記「50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体」を「成分(D)」と称する場合がある。上記「500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズ」を成分(E)と称する場合がある。
本発明では、上記の組成が採用されているので、洗浄力を高め、洗浄時の刺激感を抑え、かつ洗浄後のつっぱり感を抑えることができる。本発明では、皮膚の負担が抑えられる。一般に、皮膚洗浄用組成物は、十分に泡立てて用いられる。一方で、使用者によっては、皮膚洗浄用組成物は、十分に泡立てられずに、用いられることがある。本発明では、皮膚洗浄用組成物を十分に泡立てなくても、皮膚洗浄用組成物を十分に泡立てても、洗浄力を高め、洗浄時の刺激感を抑え、かつ洗浄後のつっぱり感を抑えることができる。また更に、本発明では、例えば、透明性を維持したままで、流動性のある皮膚洗浄用組成物中に、成分(D)を均一に分散させることもできる。また、本発明では、皮膚洗浄組成物の保存安定性を高めることができる。さらに、本発明では、高級脂肪酸塩(成分(A))を含む皮膚洗浄用組成物特有の優れた洗浄力を発揮させることができ、洗浄後につっぱり感を抑えてさっぱりとした使用感を発揮させることができる。
皮膚洗浄用組成物は、成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、成分(D)と、成分(E)とを含む。皮膚洗浄用組成物は、陰イオン性増粘剤を含むことが好ましい。本明細書において、上記「陰イオン性増粘剤」を成分(F)と称する場合がある。皮膚洗浄用組成物は、多価アルコールを含むことが好ましい。本明細書において、上記「多価アルコール」を成分(G)と称する場合がある。皮膚洗浄用組成物は、上述した成分以外に、他の成分を含んでいてもよい。
成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)、成分(G)、及び、他の成分はそれぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
以下、皮膚洗浄用組成物に用いられる各成分の詳細を説明する。
(成分(A))
成分(A)は、高級脂肪酸塩である。成分(A)の使用により、優れた洗浄力及び起泡力を発揮させることができる。
成分(A)は、高級脂肪酸塩である。成分(A)の使用により、優れた洗浄力及び起泡力を発揮させることができる。
成分(A)となる高級脂肪酸としては、炭素数12〜22の高級脂肪酸及び油脂等が挙げられる。
上記炭素数12〜22の高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸及びベヘニン酸等が挙げられる。
上記油脂としては、植物性油脂及び動物性油脂等が挙げられる。上記植物性油脂としては、オリーブ油、ヤシ油、パーム油及び綿実油等が挙げられる。上記動物性油脂としては、魚油及び牛脂等が挙げられる。
洗浄力及び起泡力をより一層高める観点からは、炭素数12〜22の高級脂肪酸の塩が好ましく、ラウリン酸の塩、ミリスチン酸の塩、パルミチン酸の塩及びステアリン酸の塩からなる群から選ばれる成分(少なくとも1の成分)がより好ましい。
成分(A)としては、高級脂肪酸がアルカリ剤でケン化又は中和されたアルカリ金属塩、及び、高級脂肪酸がアルカリ剤でケン化又は中和された有機アミン塩等が挙げられる。
上記アルカリ剤としては、無機アルカリ剤及び有機アルカリ剤等が挙げられる。上記無機アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウム等が挙げられる。上記有機アルカリ剤としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリメチルアミン及びトリエチルアミン等が挙げられる。容易に入手でき、取扱性に優れていることから、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムからなる群から選ばれる成分(少なくとも1の成分)が好ましい。
高級脂肪酸とアルカリ剤とを予め高級脂肪酸塩として、他の必須成分と混合してもよい。また、高級脂肪酸とアルカリ剤とを別々に他の必須成分と混合して、得られる皮膚洗浄用組成物中で高級脂肪酸塩としてもよい。
皮膚洗浄用組成物100質量%中、成分(A)の含有量は、高級脂肪酸の含有量として、好ましくは3.0質量%以上、より好ましくは5.0質量%以上であり、好ましくは40.0質量%以下、より好ましくは35.0質量%以下である。成分(A)の含有量が上記下限以上であると、洗浄力及び起泡力がより一層高くなる。成分(A)の含有量が上記上限以下であると、洗浄後のつっぱり感がより一層抑えられる。
成分(A)の高級脂肪酸としての含有量に関しては、例えば、成分(A)がラウリン酸の塩である場合には、皮膚洗浄用組成物中に含まれるラウリン酸の塩が、塩が脱離したラウリン酸の状態であると想定して、計算される。
(成分(B))
成分(B)は、両性界面活性剤である。
成分(B)は、両性界面活性剤である。
成分(B)としては、グリシン型両性界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤、アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤及びスルホベタイン型両性界面活性剤等が挙げられる。
上記グリシン型両性界面活性剤としては、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム及び2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン等が挙げられる。
上記アミノプロピオン酸型両性界面活性剤としては、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミン、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム及びヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム等が挙げられる。
上記アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン及びリシノレイン酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。
上記アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン及びラウリン酸アミドプロピル酢酸ベタイン等が挙げられる。
上記スルホベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。
洗浄力及び起泡力をより一層高める観点からは、アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤及びアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤からなる群から選ばれる成分(少なくとも1の成分)が好ましい。
皮膚洗浄用組成物100質量%中、成分(B)の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上であり、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下である。成分(B)の含有量が上記下限以上であると、洗浄力及び起泡力がより一層高くなるとともに、洗浄後のつっぱり感がより一層抑えられる。成分(B)の含有量が上記上限以下であると、皮膚洗浄用組成物の保存安定性がより一層高くなる。
(成分(C))
成分(C)は、非イオン性界面活性剤である。
成分(C)は、非イオン性界面活性剤である。
成分(C)としては、脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、及びポリオキシエチレンラノリン等が挙げられる。
上記脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、及びソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物等が挙げられる。
上記「グリセリン脂肪酸エステル」は、モノグリセリン脂肪酸エステルと、ポリグリセリン脂肪酸エステルとの双方を意味する。上記グリセリン脂肪酸エステルとしては、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノベヘン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノエルカ酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、及びジアラキン酸グリセリル等が挙げられる。さらに、上記グリセリン脂肪酸エステルとしては、モノカプリル酸ジグリセリル、モノカプリル酸デカグリセリル、モノカプリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ポリ(4〜10)グリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、セスキオレイン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、ジステアリン酸ポリ(6〜10)グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸ポリ(10)グリセリルなどの上記したグリセリン脂肪酸エステルの重合度2〜10のポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
上記グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物としては、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル及びトリイソステアリン酸ポリオキシエチレン
グリセリル等が挙げられる。
グリセリル等が挙げられる。
上記ポリアルキレングリコール脂肪酸エステルとしては、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、及びプロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。上記ポリエチレングリコール脂肪酸エステルとしては、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール及びジオレイン酸ポリエチレングリコール等が挙げられる。上記プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール及びモノオレイン酸プロピレングリコール等が挙げられる。
上記ソルビタン脂肪酸エステルとしては、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン及びヤシ油脂肪酸ソルビタン等が挙げられる。
上記ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物としては、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン及びトリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等が挙げられる。
上記ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンイソセチルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル及びポリオキシプロピレンオレイルエーテル等が挙げられる。
洗浄力及び起泡力をより一層良好にする観点からは、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物及びポリアルキレングリコール脂肪酸エステルからなる群から選ばれる成分(少なくとも1つの成分)が好ましい。
皮膚洗浄用組成物100質量%中、成分(C)の含有量は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは7.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下である。成分(C)の含有量が上記下限以上であると、洗浄力及び起泡力がより一層良好になるとともに、洗浄後のつっぱり感がより一層抑えられる。成分(C)の含有量が上記上限以下であると、皮膚洗浄用組成物の保存安定性がより一層高くなる。
(成分(D))
成分(D)は、50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体である。この特定の平均粒子径を有する水不溶性粉体を用いることで、優れたスクラブ効果を発揮させ、マッサージ効果を高めることができ、更に洗浄力を高めることができる。
成分(D)は、50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体である。この特定の平均粒子径を有する水不溶性粉体を用いることで、優れたスクラブ効果を発揮させ、マッサージ効果を高めることができ、更に洗浄力を高めることができる。
成分(D)における上記平均粒子径は、レーザー回折・散乱法により得られる球換算径の体積平均の値である。
スクラブ効果をより一層良好にし、洗浄力を高める観点からは、成分(D)の平均粒子径は好ましくは100μm以上、好ましくは450μm以下である。
成分(D)としては、ポリエチレン(ポリエチレン末)、ポリプロピレン(ポリプロピレン末)、結晶セルロース、ヒドロキシアパタイト、ポリ乳酸、タルク、シリコーンパウダー、シリカ、マイカ及び酸化チタン等が挙げられる。洗浄時の肌上での感触をより一層高め、つっぱり感をより一層抑える観点からは、ポリエチレン、結晶セルロース及びポリ乳酸からなる群から選ばれる成分(少なくとも1の成分)が好ましい。
本明細書において、上記「ポリエチレン、結晶セルロース及びポリ乳酸からなる群から選ばれる成分」を成分(D’)と称する場合がある。皮膚洗浄用組成物は、成分(D)として、成分(D’)を含むことが好ましい。成分(D’)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
皮膚洗浄用組成物100質量%中、成分(D)の含有量、及び成分(D’)の含有量はそれぞれ、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上であり、好ましくは7.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下である。成分(D)の含有量、及び成分(D’)の含有量の含有量が上記下限以上であると、スクラブ効果がより一層良好になる。成分(D)の含有量、及び成分(D’)の含有量の含有量が上記上限以下であると、洗浄時の刺激感がより一層抑えられる。
(成分(E))
成分(E)は、500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズである。上記ワックスエステルビーズは、肌への適用時に力を加えることで崩壊、若しくは分散する顆粒状の粒子であり、本発明においては、この特定の平均粒子径のワックスエステルビーズを用いることで、十分に泡立てた場合であっても、優れたスクラブ効果を発揮させ、マッサージ効果を高めることができる。
成分(E)は、500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズである。上記ワックスエステルビーズは、肌への適用時に力を加えることで崩壊、若しくは分散する顆粒状の粒子であり、本発明においては、この特定の平均粒子径のワックスエステルビーズを用いることで、十分に泡立てた場合であっても、優れたスクラブ効果を発揮させ、マッサージ効果を高めることができる。
成分(E)の製造(成形)方法としては、一般的な製造方法を採用することができ、特に限定されないが、例えば、撹拌造粒、流動層造粒、押し出し造粒、転動造粒、又は噴霧造粒等を用いて成形する方法が挙げられる。
成分(E)における上記平均粒子径は、ふるい、バーチカルグラニュレーターなどを用いて調整した粒子の平均値の値である。
スクラブ効果をより一層良好にする観点からは、成分(E)の平均粒子径は好ましくは500μm以上、好ましくは1500μm以下である。
成分(E)としては、ホホバエステル及びカルナウバロウ等が挙げられる。
泡立て時におけるスクラブ効果をより一層良好にする観点からは、ホホバエステル及びカルナウバロウからなる群より選ばれる成分(少なくとも1の成分)が好ましく、ホホバエステルが好ましい。
本明細書において、上記「ホホバエステル及びカルナウバロウからなる群より選ばれる成分」を成分(E’)と称する場合がある。上記「ホホバエステル」を成分(E’’)と称する場合がある。皮膚洗浄用組成物は、成分(E)として、成分(E’)を含むことが好ましく、成分(E’’)を含むことがより好ましい。成分(E’)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
皮膚洗浄用組成物100質量%中、成分(E)の含有量、成分(E’)、及び成分(E’’)の含有量はそれぞれ、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上であり、好ましくは7.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下である。成分(E)の含有量、及び成分(E’)の含有量が上記下限以上であると、泡立て時におけるスクラブ効果がより一層良好になる。成分(E)の含有量、成分(E’)、及び成分(E’’)の含有量が上記上限以下であると、洗浄時の刺激感がより一層抑えられる。
皮膚洗浄組成物は、成分(D)と成分(E)とを質量比で、(D):(E)=3:1〜1:3で含むことが好ましく、2:1〜1:2で含むことがより好ましい。成分(D)の含有量が相対的に多くなると、スクラブ効果がより一層良好になる。成分(E)の含有量が相対的に多くなると、泡立て時におけるスクラブ効果がより一層良好になる。また、成分(D’)と成分(E)との質量比、成分(D)と成分(E’)との質量比、成分(D’)と成分(E’)との質量比、成分(D)と成分(E’’)との質量比、及び成分(D’)と成分(E’’)との質量比は、好ましくは3:1〜1:3、より好ましくは2:1〜1:2である。
(成分(F))
成分(F)は、陰イオン性増粘剤である。上記成分(D)および成分(E)の分散性をより一層良好にする観点、並びに皮膚洗浄用組成物の保存安定性を高める観点からは、皮膚洗浄用組成物は、成分(F)を含むことが好ましい。
成分(F)は、陰イオン性増粘剤である。上記成分(D)および成分(E)の分散性をより一層良好にする観点、並びに皮膚洗浄用組成物の保存安定性を高める観点からは、皮膚洗浄用組成物は、成分(F)を含むことが好ましい。
成分(F)としては、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸アルキルコポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー((アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー)、アクリレーツコポリマー、(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス−20)コポリマー、(アクリレーツ/ネオデカン酸ビニル)クロスポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマー及び(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー等が挙げられる。
上記成分(F)は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、トリエタノールアミン、及びモノエタノールアミンなどのアルカノールアミン;アンモニア、水酸化ナトリウム、及び水酸化カリウムなどの無機塩基性物質;アルギニンなどの塩基性アミノ酸等が挙げられる。また、塩基性物質の添加量は、上記したコポリマー又はクロスポリマーの中和に充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜調整すればよい。
皮膚洗浄用組成物100質量%中、成分(F)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは4.0質量%以下である。成分(F)の含有量が上記下限以上であると、上記成分(D)および成分(E)の分散性がより一層良好になる。成分(F)の含有量が上記上限以下であると、皮膚洗浄用組成物の保存安定性がより一層良好になる。
(成分(G))
成分(G)は多価アルコールである。洗浄後のつっぱり感を抑える観点からは、皮膚洗浄用組成物は、成分(G)を含むことが好ましい。
成分(G)は多価アルコールである。洗浄後のつっぱり感を抑える観点からは、皮膚洗浄用組成物は、成分(G)を含むことが好ましい。
成分(G)としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2−ペンタンジオール、1,
2−ヘキサンジオール及び1,2−オクタンジオール等が挙げられる。
2−ヘキサンジオール及び1,2−オクタンジオール等が挙げられる。
皮膚洗浄用組成物100質量%中、成分(G)の含有量は、好ましくは1.0質量%以上、より好ましくは3.0質量%以上であり、好ましくは30.0質量%以下、より好ましくは25.0質量%以下である。成分(G)の含有量が上記下限以上であると、洗浄後のつっぱり感のなさがより一層良好になる。成分(G)の含有量が上記上限以下であると、べたつき感がより一層抑えられる。
(他の成分)
皮膚洗浄用組成物は、上述した成分以外に、他の成分を含んでいてもよい。他の成分としては、清涼剤、エタノール、抗酸化剤、金属封鎖剤、シリコーン化合物、ビタミン化合物、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、香料、防腐剤及び水等が挙げられる。
皮膚洗浄用組成物は、上述した成分以外に、他の成分を含んでいてもよい。他の成分としては、清涼剤、エタノール、抗酸化剤、金属封鎖剤、シリコーン化合物、ビタミン化合物、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、香料、防腐剤及び水等が挙げられる。
(皮膚洗浄用組成物の他の詳細)
皮膚洗浄用組成物は、成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、成分(D)と、成分(E)とを配合することにより得ることができる。具体的には、皮膚洗浄用組成物は、例えば、上記の構成成分を混合し、プロペラミキサー、ディスパーミキサー、パドルミキサー等の公知の混合装置を用いて撹拌することにより得ることができる。
皮膚洗浄用組成物は、成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、成分(D)と、成分(E)とを配合することにより得ることができる。具体的には、皮膚洗浄用組成物は、例えば、上記の構成成分を混合し、プロペラミキサー、ディスパーミキサー、パドルミキサー等の公知の混合装置を用いて撹拌することにより得ることができる。
皮膚洗浄用組成物は、皮膚の洗浄に好適に用いられる。皮膚洗浄用組成物は、特に限定されないが、顔、身体、及び手等の洗浄に用いることができる。皮膚洗浄用組成物は、優れたスクラブ効果を十分に感じることができる顔の洗浄により好適に用いられ、洗顔用組成物としてより好適に用いられる。
皮膚洗浄用組成物の性状としては、固形状、液状、ジェル状、乳液状及びクリーム状等が挙げられる。
使用感がより一層良好になる観点から、皮膚洗浄用組成物は、ジェル状又はクリーム状であることが好ましい。
なお、皮膚洗浄用組成物の商品形態は、特に限定されないが、ポンプ容器、チューブ容器又はジャー容器等に充填した商品形態とすることができる。これらの中でも、ジェル状の組成物の吐出性に優れるチューブ容器による商品形態が好ましい。
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
以下の成分を用いた。
(成分(A)になる配合成分)
ラウリン酸
ミリスチン酸
パルミチン酸
ステアリン酸
水酸化カリウム
ラウリン酸
ミリスチン酸
パルミチン酸
ステアリン酸
水酸化カリウム
(成分(B))
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(新日本理化社製「リカビオン A−100」)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(新日本理化社製「リカビオン B−200」)
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(新日本理化社製「リカビオン A−100」)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(新日本理化社製「リカビオン B−200」)
(成分(C))
ステアリン酸グリセリル(日本サーファクタント工業社製「MGS−BV」)
モノステアリン酸ポリエチレングリコール(140E.O.)(花王社製「エマノーン
3199V」)
トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(花王社製「レオドールTW−S320V」)
ステアリン酸グリセリル(日本サーファクタント工業社製「MGS−BV」)
モノステアリン酸ポリエチレングリコール(140E.O.)(花王社製「エマノーン
3199V」)
トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(花王社製「レオドールTW−S320V」)
(成分(D))
ポリエチレン末1(平均粒子径250μm、Honeywell社製「ASENSA SC202」)
ポリエチレン末2(平均粒子径360μm、住友精化社製「フロービーズ CL−5007」)
合成ワックス(最大粒子径420μm、MICRO POWDERS社製「Synscrub 164SF」を280メッシュ(目開き53μm)のふるいで処理して、小粉体を除去した粉体)
ポリ乳酸1(最大粒子径297μm、MICRO POWDERS社製「Ecoscrub 50PC」を280メッシュ(目開き53μm)のふるいで処理して、小粉体を除去した粉体)
ポリエチレン末1(平均粒子径250μm、Honeywell社製「ASENSA SC202」)
ポリエチレン末2(平均粒子径360μm、住友精化社製「フロービーズ CL−5007」)
合成ワックス(最大粒子径420μm、MICRO POWDERS社製「Synscrub 164SF」を280メッシュ(目開き53μm)のふるいで処理して、小粉体を除去した粉体)
ポリ乳酸1(最大粒子径297μm、MICRO POWDERS社製「Ecoscrub 50PC」を280メッシュ(目開き53μm)のふるいで処理して、小粉体を除去した粉体)
(成分(D)に類似する成分)
ポリエチレン末3(平均粒子径11μm、住友精化社製「フロービーズ CL−2080」)
ポリエチレン末4(平均粒子径600μm、住友精化社製「フロービーズ CL−8007」)
ポリ乳酸2(最大粒子径840μm、MICRO POWDERS社製「Ecoscrub 20PC」)
ポリエチレン末3(平均粒子径11μm、住友精化社製「フロービーズ CL−2080」)
ポリエチレン末4(平均粒子径600μm、住友精化社製「フロービーズ CL−8007」)
ポリ乳酸2(最大粒子径840μm、MICRO POWDERS社製「Ecoscrub 20PC」)
(成分(E))
ホホバエステル1(平均粒子径1000μm、FLORATECH社製「FLORAPEARLS」)
ホホバエステル2(平均粒子径1500μm、FLORATECH社製「FLORASOMES LG」)
ホホバエステル3(平均粒子径500μm、FLORATECH社製「FLORASPHERES SM」)
ホホバエステル1(平均粒子径1000μm、FLORATECH社製「FLORAPEARLS」)
ホホバエステル2(平均粒子径1500μm、FLORATECH社製「FLORASOMES LG」)
ホホバエステル3(平均粒子径500μm、FLORATECH社製「FLORASPHERES SM」)
(成分(E)に類似する成分)
ホホバエステル4(粒子径150−250μm、FLORATECH社製「FLORABEADS 60/100」
ホホバエステル4(粒子径150−250μm、FLORATECH社製「FLORABEADS 60/100」
(成分(F))
アクリレーツコポリマー(ダウケミカル社製「ACULYN 33A」)
(アクリレーツ/ネオデカン酸ビニル)クロスポリマー(ダウケミカル社製「ACULYN 38」)
(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマー(ダウケミカル社製「ACULYN 88」)
アクリレーツコポリマー(ダウケミカル社製「ACULYN 33A」)
(アクリレーツ/ネオデカン酸ビニル)クロスポリマー(ダウケミカル社製「ACULYN 38」)
(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマー(ダウケミカル社製「ACULYN 88」)
(成分(G))
プロピレングリコール
グリセリン
プロピレングリコール
グリセリン
(他の成分)
水酸カリウム(成分(F)の中和用)
エチレンジアミン四酢酸
精製水
水酸カリウム(成分(F)の中和用)
エチレンジアミン四酢酸
精製水
(実施例1〜8及び比較例1〜6)
下記の表1〜2に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、実施例1〜5のクリーム状の皮膚洗浄用組成物、実施例6〜8のジェル状の皮膚洗浄用組成物、比較例1〜3のクリーム状の皮膚洗浄用組成物、並びに比較例4〜6のジェル状の皮膚洗浄用組成物をそれぞれ調製した。
下記の表1〜2に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、実施例1〜5のクリーム状の皮膚洗浄用組成物、実施例6〜8のジェル状の皮膚洗浄用組成物、比較例1〜3のクリーム状の皮膚洗浄用組成物、並びに比較例4〜6のジェル状の皮膚洗浄用組成物をそれぞれ調製した。
得られた各皮膚洗浄用組成物を、チューブ容器内に充填した。
(評価)
(1)泡立てずに評価
官能評価パネル10名が、各皮膚洗浄用組成物1gを一方の手の平にとり、他方の手の平で円を描くように3回擦り合わせた。泡立つ前に洗顔をし、洗顔時の「スクラブ効果」及び「刺激感」を以下の基準で判定した。
(1)泡立てずに評価
官能評価パネル10名が、各皮膚洗浄用組成物1gを一方の手の平にとり、他方の手の平で円を描くように3回擦り合わせた。泡立つ前に洗顔をし、洗顔時の「スクラブ効果」及び「刺激感」を以下の基準で判定した。
[スクラブ効果の判定基準]
○(かなり良好):10名中8名以上がスクラブ効果を十分に感じ取れると回答
△(やや良好):10名中5〜7名がスクラブ効果を十分に感じ取れると回答
×(不良):10名中4名以下がスクラブ効果を十分に感じ取れると回答
○(かなり良好):10名中8名以上がスクラブ効果を十分に感じ取れると回答
△(やや良好):10名中5〜7名がスクラブ効果を十分に感じ取れると回答
×(不良):10名中4名以下がスクラブ効果を十分に感じ取れると回答
[刺激感の判定基準]
○(かなり良好):10名中8名以上がスクラブによる皮膚刺激はないと回答
△(やや良好):10名中5〜7名がスクラブによる皮膚刺激はないと回答
×(不良):10名中4名以下がスクラブによる皮膚刺激はないと回答
○(かなり良好):10名中8名以上がスクラブによる皮膚刺激はないと回答
△(やや良好):10名中5〜7名がスクラブによる皮膚刺激はないと回答
×(不良):10名中4名以下がスクラブによる皮膚刺激はないと回答
(2)泡立てて評価
官能評価パネル10名が、各皮膚洗浄用組成物1gを一方の手の平にとり、他方の手の平で円を描くように20回擦り合わせた。十分に泡立った後に洗顔をし、洗顔時の「スクラブ効果」及び「刺激感」を上記(1)の評価と同様の基準で判定した。
官能評価パネル10名が、各皮膚洗浄用組成物1gを一方の手の平にとり、他方の手の平で円を描くように20回擦り合わせた。十分に泡立った後に洗顔をし、洗顔時の「スクラブ効果」及び「刺激感」を上記(1)の評価と同様の基準で判定した。
(3)使用感(洗浄後のつっぱり感のなさ)
上記(2)の評価後に、40℃の温水で皮膚洗浄用組成物を洗い流し、タオルドライをした。タオルドライ後の肌のつっぱり感を評価した。使用感(洗浄後のつっぱり感のなさ)について以下の基準で判定した。
上記(2)の評価後に、40℃の温水で皮膚洗浄用組成物を洗い流し、タオルドライをした。タオルドライ後の肌のつっぱり感を評価した。使用感(洗浄後のつっぱり感のなさ)について以下の基準で判定した。
[使用感(洗浄後のつっぱり感のなさ)の判定基準]
○(かなり良好):10名中8名以上が肌のつっぱり感はないと回答
△(やや良好):10名中5〜7名が肌のつっぱり感はないと回答
×(不良):10名中4名以下が肌のつっぱり感はないと回答
○(かなり良好):10名中8名以上が肌のつっぱり感はないと回答
△(やや良好):10名中5〜7名が肌のつっぱり感はないと回答
×(不良):10名中4名以下が肌のつっぱり感はないと回答
結果を下記の表1,2に示す。下記表1,2において、各成分の配合量は、純分換算での配合量として記載した。
下記の表3,4に、処方例を示す。
Claims (6)
- 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eとを含む、皮膚洗浄用組成物。
成分A:高級脂肪酸塩
成分B:両性界面活性剤
成分C:非イオン性界面活性剤
成分D:50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体
成分E:500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズ - 前記成分Dとして、下記成分D’を含む、請求項1に記載の皮膚洗浄用組成物。
成分D’:ポリエチレン、結晶セルロース及びポリ乳酸からなる群より選ばれる成分 - 前記成分Eとして、下記成分E’を含む、請求項1又は2に記載の皮膚洗浄用組成物。
成分E’:ホホバエステル及びカルナウバロウからなる群より選ばれる成分 - 下記の成分Fをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚洗浄用組成物。
成分F:陰イオン性増粘剤 - 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eとを配合することにより、皮膚洗浄用組成物を得る、皮膚洗浄用組成物の製造方法。
成分A:高級脂肪酸塩
成分B:両性界面活性剤
成分C:非イオン性界面活性剤
成分D:50μm以上、500μm未満の平均粒子径を有する水不溶性粉体
成分E:500μm以上、1700μm以下の平均粒子径を有するワックスエステルビーズ - 前記成分Aと、前記成分Bと、前記成分Cと、前記成分Dと、前記成分Eと、下記成分Fとを配合することにより、皮膚洗浄用組成物を得る、請求項5に記載の皮膚洗浄用組成物の製造方法。
成分F:陰イオン性増粘剤
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017200036A1 (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-23 | 株式会社マンダム | スクラブ剤および当該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤用組成物 |
JP2019059677A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社マンダム | フォーム状皮膚洗浄料 |
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JP2019059720A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社マンダム | フォーム状皮膚洗浄料 |
WO2020100409A1 (ja) * | 2018-11-16 | 2020-05-22 | 株式会社マンダム | 皮膚洗浄剤組成物 |
-
2015
- 2015-08-19 JP JP2015162122A patent/JP2017039660A/ja active Pending
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JP2019059720A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社マンダム | フォーム状皮膚洗浄料 |
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JP7121476B2 (ja) | 2017-09-25 | 2022-08-18 | 株式会社マンダム | フォーム状皮膚洗浄料 |
JP7121618B2 (ja) | 2017-09-25 | 2022-08-18 | 株式会社マンダム | フォーム状皮膚洗浄料 |
WO2020100409A1 (ja) * | 2018-11-16 | 2020-05-22 | 株式会社マンダム | 皮膚洗浄剤組成物 |
CN112739319A (zh) * | 2018-11-16 | 2021-04-30 | 株式会社漫丹 | 皮肤清洗剂组合物 |
JPWO2020100409A1 (ja) * | 2018-11-16 | 2021-09-02 | 株式会社マンダム | 皮膚洗浄剤組成物 |
JP7150050B2 (ja) | 2018-11-16 | 2022-10-07 | 株式会社マンダム | 皮膚洗浄剤組成物 |
CN112739319B (zh) * | 2018-11-16 | 2023-05-16 | 株式会社漫丹 | 皮肤清洗剂组合物 |
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