JP2017039260A - 印刷システム及び消耗品 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用形態に応じて、ユーザへの通知を適切に行うことにより、ユーザに煩わしさを与えることを防止しつつ、消費期限までに消耗品を消費しやすくした印刷装置を提供する。【解決手段】着脱可能に構成されるインク容器20と、インク容器20を用いて印刷する印刷装置10とを備える印刷システム1であって、インク容器20は、インク容器側記憶部21と、印刷装置10との間で通信するインク容器側通信部22と、を備えており、印刷装置10は、インク容器側通信部22と通信する本体側通信部123と、印刷装置10に発生したエラーを示すエラー履歴情報を、本体側通信部123とインク容器側通信部22とを介して、インク容器側記憶部21に書き込む書込部1243と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、着脱可能に構成される消耗品と、消耗品を用いて印刷する印刷装置とを備える印刷システム及び消耗品に関する。
従来、故障の発生した印刷装置をより早く復旧させるため、故障診断を速やかに行う様々な技術が提案されている。例えば、故障直前に発生したエラーを示すエラー履歴情報を、印刷装置に備えられる本体記憶部に記憶させておき、故障の復旧時に、本体記憶部に記憶されるエラー履歴情報を読み出すことで、故障診断を行うことが可能な印刷システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような印刷システムによれば、本体記憶部に記憶されるエラー履歴情報に基づいて、故障診断を速やかに行うことができる。
特開平11−249925号公報
しかしながら、従来技術では、印刷装置を統括制御するコントロール基板や本体記憶部に故障が発生した場合のように、本体記憶部にアクセスすることができないほどの深刻な故障が発生した場合には、本体記憶部からエラー履歴情報を読み出すことができない。よって、上述のような深刻な故障が印刷装置に発生した場合には、故障診断も実施できないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、深刻な故障が印刷装置に発生した場合であっても、エラー履歴情報を取得することにより、故障診断を実施することが可能な印刷システム及び消耗品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷システムの第1の特徴は、着脱可能に構成される消耗品と、前記消耗品を用いて印刷する印刷装置とを備える印刷システムであって、前記消耗品は、前記消耗品に関連する情報を記憶する消耗品側記憶部と、前記印刷装置との間で通信する消耗品側通信部と、を備えており、前記印刷装置は、前記消耗品側通信部と通信する本体側通信部と、前記印刷装置に発生したエラーを示すエラー履歴情報を、前記本体側通信部と前記消耗品側通信部とを介して、前記消耗品側記憶部に書き込む書込部と、を備えることにある。
本発明に係る印刷システムの第2の特徴は、上記特徴に係り、複数の前記消耗品を備えており、前記書込部は、前記複数の消耗品のそれぞれに備えられる前記消耗品側記憶部を前記エラー履歴情報の書き込み先として、前記エラー履歴情報を書き込むことにある。
本発明に係る印刷システムの第3の特徴は、上記特徴に係り、前記印刷装置は、本体記憶部を更に備え、前記書込部は、前記消耗品側記憶部と前記本体記憶部とに前記エラー履歴情報を書き込むことにある。
本発明に係る印刷システムの第4の特徴は、上記特徴に係り、前記印刷装置は、本体記憶部を更に備え、前記書込部は、前記本体記憶部に前記エラー履歴情報を書き込めない場合に、前記消耗品側記憶部に前記エラー履歴情報を書き込むことにある。
本発明に係る印刷システムの第5の特徴は、上記特徴に係り、前記書込部は、前記印刷装置を識別する装置識別情報と前記エラー履歴情報とを関連づけて、前記本体側通信部と前記消耗品側通信部とを介して、前記消耗品側記憶部に書き込むことにある。
本発明に係る印刷システムの第6の特徴は、上記特徴に係り、前記本体側通信部と前記消耗品側通信部との間の通信は、無線通信であることにある。
本発明に係る消耗品の特徴は、印刷装置による印刷に用いられ、前記印刷装置から着脱可能に構成される消耗品であって、前記消耗品に関連する情報を記憶する消耗品側記憶部と、前記消耗品側記憶部と前記印刷装置との間で通信する消耗品側通信部と、を備えており、前記消耗品側記憶部には、前記印刷装置に発生したエラーを示すエラー履歴情報が、前記消耗品側通信部を介して、書き込まれることにある。
本発明に係る印刷システムの第1の特徴によれば、印刷装置に備えられる書込部は、本体側通信部と消耗品側通信部とを介して、消耗品に備えられる消耗品側記憶部にエラー履歴情報を書き込む。このため、本体記憶部にアクセスすることができないほどの深刻な故障が印刷装置に発生したとしても、消耗品に備えられる消耗品側記憶部には、エラー履歴情報を保持させておくことができる。これにより、深刻な故障が発生した場合であっても、例えば、消耗品側通信部を介して、エラー履歴情報を取得することにより、故障診断を実施できる。
本発明に係る印刷システムの第2の特徴によれば、複数の消耗品を備えており、書込部は、複数の消耗品のそれぞれに備えられる消耗品側記憶部にエラー履歴情報を書き込む。すなわち、複数の消耗品のそれぞれに備えられる消耗品側記憶部が、エラー履歴情報の書き込み先である。このため、エラー履歴情報の書き込み先となる消耗品側記憶部の記憶容量を増加させることができるので、データ量の大きいエラー履歴情報であっても、消耗品側記憶部に保持させることができる。
本発明に係る印刷システムの第3の特徴によれば、印刷装置は、本体記憶部を備え、書込部は、消耗品側記憶部だけでなく、本体記憶部にもエラー履歴情報を書き込む。このため、深刻な故障が発生していない場合には、本体記憶部に記憶されるエラー履歴情報を読み出し、深刻な故障が発生している場合には、消耗品側記憶部に記憶されるエラー履歴情報を読み出すことができる。これにより、故障診断時にエラー履歴情報を読み出す上での確実性が高まる。
本発明に係る印刷システムの第4の特徴によれば、書込部は、本体記憶部にエラー履歴情報を書き込めない場合にのみ、消耗品側記憶部にエラー履歴情報を書き込む。すなわち、本体記憶部にエラー履歴情報が書き込めないような深刻な故障が発生した場合にのみ、エラー履歴情報を消耗品側記憶部に書き込むので、必要最低限のエラー履歴情報のみを消耗品側記憶部に書き込むことができる。これにより、消耗品側記憶部の記憶容量を小さくすることが可能になるため、消耗品側記憶部の記憶容量に伴う制限を抑制でき、消耗品側記憶部の選択自由度が高まる。
本発明に係る印刷システムの第5の特徴によれば、書込部は、印刷装置を識別する装置識別情報とエラー履歴情報とを関連づけて、消耗品側記憶部に書き込む。これにより、例えば、消耗品を印刷装置から外して、他の印刷装置に装着した場合であっても、エラー履歴情報に関連づけて記憶される装置識別情報に基づいて、エラー履歴情報が、何れの印刷装置に発生したエラーであるかを識別できる。
本発明に係る消耗品の特徴によれば、消耗品側記憶部には、印刷装置に発生したエラーを示すエラー履歴情報が、消耗品側通信部を介して、書き込まれる。このため、本体記憶部にアクセスすることができないほどの深刻な故障が印刷装置に発生したとしても、消耗品に備えられる消耗品側記憶部には、エラー履歴情報を保持させておくことができる。これにより、深刻な故障が印刷装置に発生しても、例えば、消耗品側通信部を介して、エラー履歴情報を取得することにより、故障診断を実施できる。
本発明の第1実施形態に係る印刷システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムに記憶される情報を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムを用いた復旧処理時の診断用端末を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムを用いた復旧処理時の診断用端末を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムを用いた復旧処理時の診断用端末を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムを用いた復旧処理時の診断用端末を説明するための説明図である。
[本発明の第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(印刷装置の概略構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る印刷システム1の概略構成を示すブロック図である。印刷システム1は、ネットワーク等を介して、パソコンなどの端末装置400から受信した印刷ジョブに基づいて、印刷用紙に画像を印刷する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る印刷システム1は、印刷装置10と、印刷装置10に着脱可能に構成されるインク容器20とを備える。
印刷装置10は、インク容器20を用いて印刷する。具体的に、印刷装置10は、搬送経路に沿って印刷用紙を搬送しながら、インク容器20に収容されるインクを消費することにより印刷用紙に画像を印刷する。本実施形態では、インク容器20が、消耗品である。また、本実施形態では、印刷装置10が、インクジェット方式によって印刷用紙に画像を印刷するインクジェット印刷装置である場合を例に挙げて説明する。
また、図1に示すように、印刷装置10は、コントローラ110と、印刷エンジン120と、印刷ユニット130とを備える。
コントローラ110は、印刷装置10の筐体内に設けられた内蔵型コントローラである。コントローラ110は、外部通信部111と、操作パネル部112と、本体制御部113と、本体記憶部114と、内部インターフェース115と、を備える。
外部通信部111は、ネットワークを介して、端末装置400と通信し、端末装置400から送信される情報を受信する。具体的に、外部通信部111は、端末装置400から送信される印刷ジョブを受信する。端末装置400との通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
操作パネル部112は、表示/入力パネルと、印刷処理等を開始させるためのスタートキー、印刷処理等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー等の各種操作キーとを備え(いずれも不図示)、ユーザ入力に基づく入力情報を本体制御部113に送信する。
操作パネル部112の表示/入力パネルは、前面に配置された感圧式あるいは静電式の透明なタッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、各種表示画面を表示する液晶表示パネル(いずれも不図示)とを有している。ユーザは、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などで直接触れることで、表示画面上に表示された各種の入力操作を行うことができる。
本体制御部113は、CPU及びCPUを動作させるためのプログラムを格納したプログラムROM等を備えている。本体制御部113は、CPUを動作させることによって、印刷装置10内の各種機能を統括制御する。また、本体制御部113は、外部通信部111を介して、端末装置400から送信された印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに基づいて、画像データを生成する生成処理を行う。
本体記憶部114は、ハードディスクによって構成される。本体記憶部114は、印刷装置10内の各種機能によって用いられる情報を記憶する。本体記憶部114は、本体制御部113に接続されており、本体記憶部114に記憶される情報は、本体制御部113によって記憶される。
内部インターフェース115は、印刷エンジン120に接続されており、印刷エンジン120との間で各種情報を送受信する。内部インターフェース115は、印刷エンジン120と通信するコントローラ110側のインターフェースとして機能する。
印刷エンジン120は、印刷ユニット130を制御して、印刷用紙に画像を印刷する印刷処理を実行する。具体的に、印刷エンジン120は、内部インターフェース121と、一次記憶部122と、本体側通信部123と、印刷制御部124とを備える。
内部インターフェース121は、コントローラ110に備えられる内部インターフェース115に接続されており、コントローラ110との間で各種情報を送受信する。
内部インターフェース121は、コントローラ110と通信する印刷エンジン120側のインターフェースとして機能する。
一次記憶部122は、一時的に各種情報を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)により構成されている。一次記憶部122は、印刷制御部124による各種処理に関連した情報を記憶する。
本体側通信部123は、インク容器20に備えられるインク容器側通信部22と通信する。本体側通信部123とインク容器側通信部22との間の通信は、無線通信である。例えば、かかる通信には、近距離無線通信を適用できる。
印刷制御部124は、CPU及びCPUを動作させるためのプログラムを格納したプログラムROM等を備えている。印刷制御部124は、CPUを動作させることによって、印刷エンジン120及び印刷ユニット130を制御する。また、印刷制御部124は、コントローラ110から画像データを受信すると、画像データに基づいて、印刷処理を実行する。具体的に、印刷制御部124は、駆動制御部1241と、エラー検出部1242と、書込部1243とを備える。
駆動制御部1241は、印刷ユニット130を制御する。印刷ユニット130には、印刷用紙を搬送する搬送部131と、印刷用紙にインクを吐き出す印刷動作を実行する印刷ヘッド132とが備えられている。駆動制御部1241は、画像データに基づいて、搬送部131と印刷ヘッド132とを制御することにより、印刷用紙に画像を印刷する印刷処理を実行する。
エラー検出部1242は、印刷装置10に発生したエラーを検出する。印刷装置10に発生するエラーとしては、例えば、印刷装置10内の機器の故障に起因するハードウエアエラーや、画像データ生成時の処理エラーに起因するソフトウエアエラーなどが挙げられる。
エラー検出部1242は、エラーを検知すると、印刷装置10に発生したエラーを示すエラー履歴情報を生成する。エラー履歴情報は、エラーを識別するエラー識別情報(以下、エラーID)と、エラーの具体的な内容を示すエラー内容と、エラーの発生した年月日及び時刻とを含む。エラー検出部1242は、エラー履歴情報を一次記憶部122に記憶する。
書込部1243は、エラー検出部1242によって生成されたエラー履歴情報を、一次記憶部122から取得する。そして、書込部1243は、エラー履歴情報を、本体側通信部123とインク容器側通信部22とを介して、インク容器側記憶部21に書き込む。
ここで、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込み可能である場合には、インク容器側記憶部21と本体記憶部114とにエラー履歴情報を書き込む。すなわち、この場合、書込部1243は、インク容器側記憶部21と本体記憶部114との両方にエラー履歴情報を書き込む。なお、書込部1243は、インク容器側記憶部21と本体記憶部114との内、インク容器側記憶部21のみにエラー履歴情報を書き込むように構成されていてもよい。
書込部1243は、印刷システム1において、複数のインク容器20が備えられている場合、複数のインク容器20のそれぞれに備えられるインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込む。例えば、書込部1243は、複数のエラー履歴情報を取得した結果、一つのインク容器側記憶部21に全てのエラー履歴情報が書き込み切れなかった場合、複数のインク容器側記憶部21に複数のエラー履歴情報を分けて書き込む。
(インク容器の概略構成)
図1に示すように、印刷システム1は、複数のインク容器20を備える。複数のインク容器20のそれぞれは、インク色の異なるインクを収容する。例えば、複数のインク容器20のそれぞれは、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、ブラック色のインクを収容する。なお、本実施形態では、複数のインク容器20のそれぞれを、単にインク容器20として、適宜説明する。
インク容器20は、インク容器側記憶部21と、インク容器側通信部22とを備える。なお、インク容器側記憶部21とインク容器側通信部22とは、非接触ICタグによって構成される。
インク容器側記憶部21は、印刷装置10に備えられる書込部1243によって書き込まれたエラー履歴情報を記憶する。インク容器側記憶部21は、エラー履歴情報の他、インク容器20に関連する情報を記憶する。インク容器20に関連する情報とは、例えば、インク容器20を識別する識別情報(ID)や、インク色を識別するインク色識別情報などの情報である。
インク容器側通信部22は、印刷装置10との間で通信する。具体的に、インク容器側通信部22は、印刷装置10に備えられる本体側通信部123との間で、無線通信を行う。
また、インク容器側通信部22は、無線通信機能を備える診断用端末500との間で、無線通信を行う。なお、診断用端末500は、印刷システム1に故障が発生した際に、メンテナンス員によって故障診断及び復旧処理に用いられる。診断用端末500には、ノートパソコン、スマートフォン又はタブレットなどの端末装置を適用できる。
本実施形態において、インク容器側記憶部21は、消耗品側記憶部を構成し、インク容器側通信部22は、消耗品側通信部を構成する。
(印刷システム1の動作)
次に、本実施形態に係る印刷システム1の動作を説明する。図4は、本実施形態に係る印刷システム1の動作を示すフローチャートである。具体的に、図4に示すフローチャートには、エラー履歴情報が書き込まれる際の動作が示されている。
ステップS11において、印刷システム1では、書込部1243が、エラー検出部1242よって生成されたエラー履歴情報を一次記憶部122から取得する。
ステップS12において、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めるか否かを判定する。具体的に、書込部1243は、本体記憶部114に接続される本体制御部113と通信可能か否かを判定することによって、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めるか否かを判定する。例えば、書込部1243は、本体制御部113に制御情報を送信した後、本体制御部113から応答情報を受信できたか否かを判定することによって、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めるか否かを判定する。
ステップS13において、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めると判定した場合(ステップS12;Yes)、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込む本体書込処理を実行する。具体的に、書込部1243は、本体制御部113にエラー履歴情報を送信して、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込むように指示する。この指示を受けた本体制御部113は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込む。
ステップS14において、書込部1243は、インク容器20のインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込むインク容器書込処理を実行する。すなわち、書込部1243は、ステップS13〜S14により、本体記憶部114とインク容器側記憶部21との両方に、同じエラー履歴情報を書き込む。
また、ステップS15において、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めないと判定した場合(ステップS12;No)も、インク容器20のインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込むインク容器書込処理を実行する。
なお、ステップS14及びステップS15において、書込部1243によって実行されるインク容器書込処理については、詳細を後述する。
ここで、図3には、ステップS13〜S15において、書込部1243によって書き込まれるエラー履歴情報の一例が示されている。図3に示すように、書込部1243は、エラーID(例えば“S006−200”)と、エラー内容(例えば“インク温度高温異常”)と、年月日(例えば“2007/10/10”)と、時刻(例えば“23:59:23”)とを含むエラー履歴情報を一つのレコードとして、本体記憶部114及びインク容器側記憶部21に書き込む。
以上のようにして、印刷システム1では、エラー履歴情報が書き込まれる。なお、印刷システム1では、上述のステップS11〜S15の動作を、エラー検出部1242がエラーを検出して、エラー履歴情報を一次記憶部122に記憶する度に、実行してもよい。
或いは、印刷システム1は、上述のステップS11〜S15の動作を定期的に実行してもよい。例えば、印刷システム1は、所定の周期(例えば、1時間)で実行してもよいし、印刷システム1の電源遮断時に実行してもよい。この場合、書込部1243は、一次記憶部122に蓄積された複数のエラー履歴情報を取得してもよい。
(インク容器側記憶部へのインク容器書込処理)
次に、ステップS14及びステップS15において、書込部1243によって実行されるインク容器書込処理について詳細を説明する。図4は、書込部1243によって実行されるインク容器書込処理の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、書込部1243は、複数のインク容器20のそれぞれに備えられるインク容器側記憶部21を参照し、エラー履歴情報を書き込むための空きの記憶領域が十分にあるか否かを判定する。具体的に、書込部1243は、複数のインク容器側記憶部21のそれぞれの空きの記憶領域の合計容量が、エラー履歴情報のデータ容量以上であるか否かを判定する。
ステップS102において、書込部1243は、空きの記憶領域の合計容量がエラー履歴情報のデータ容量未満であると判定した場合、すなわち、エラー履歴情報を書き込むための空きの記憶領域が不足していると判定した場合(ステップS101;No)、書き込み可能な空きの記憶領域が残っているか否かを判定する。なお、このとき、書込部1243は、書き込み可能な空きの記憶領域が残っていないと判定した場合(ステップS102;No)、ステップS104の動作を行う。
ステップS103において、書込部1243は、書き込み可能な空きの記憶領域が残っていると判定した場合(ステップS102;Yes)、残っているインク容器側記憶部21に、書き込み可能な容量分だけエラー履歴情報を書き込む。
ステップS104において、書込部1243は、書き込めなかったエラー履歴情報を書き込むため、最も古いエラー履歴情報を記憶するインク容器側記憶部21を特定する。
ステップS105において、書込部1243は、特定したインク容器側記憶部21に記憶される最も古いエラー履歴情報に、書き込めなかったエラー履歴情報を上書きする。
ステップS106において、書込部1243は、エラー履歴情報を全て記憶したか否かを判定する。書込部1243は、エラー履歴情報を全て記憶したと判定した場合は、動作を終了する(ステップS106;Yes)。一方、書込部1243は、エラー履歴情報を全て記憶していないと判定した場合(ステップS106;No)、ステップS104〜S106の動作を繰り返す。
一方、ステップS107において、書込部1243は、書込部1243は、空きの記憶領域の合計容量がエラー履歴情報のデータ容量以上であると判定した場合、すなわち、全てのエラー履歴情報を書き込むための空きの記憶領域があると判定した場合(ステップS101;Yes)、一つのインク容器側記憶部21を特定し、特定したインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込む。
ステップS108において、書込部1243は、エラー履歴情報を全て記憶したか否かを判定する。書込部1243は、エラー履歴情報を全て記憶したと判定した場合は、動作を終了する(ステップS108;Yes)。
ステップS109において、書込部1243は、エラー履歴情報を全て記憶していないと判定した場合(ステップS108;No)、別のインク容器側記憶部21を特定するとともに、ステップS107〜S108の動作を繰り返す。
なお、ステップS107〜S109において、書込部1243は、複数のインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込む際、所定の順序に従って、エラー履歴情報を書き込んでもよい。例えば、書込部1243は、インク色に基づいて規定される所定の順序(例えば、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、ブラック色の順序)に従って、エラー履歴情報を書き込んでもよい。
(作用及び効果)
以上のように、第1実施形態に係る印刷システム1によれば、書込部1243は、本体側通信部123とインク容器側通信部22とを介して、インク容器20に備えられるインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込む。このため、印刷装置10の本体記憶部114にアクセスすることができないほどの深刻な故障が印刷装置10に発生したとしても、インク容器20に備えられるインク容器側記憶部21には、エラー履歴情報を保持させておくことができる。これにより、深刻な故障が発生した場合であっても、例えば、メンテナンス員が、診断用端末500を用いて、インク容器側通信部22を介して、エラー履歴情報を取得することにより、故障診断を実施できる。
また、本実施形態に係る印刷システム1は、複数のインク容器20を備えており、書込部1243は、複数のインク容器20のそれぞれに備えられるインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込む。すなわち、複数のインク容器20のそれぞれに備えられるインク容器側記憶部21が、エラー履歴情報の書き込み先である。このため、エラー履歴情報の書き込み先となるインク容器側記憶部21の記憶容量を増加させることができるので、エラー履歴情報のデータ容量が増加した場合であっても、エラー履歴情報をインク容器側記憶部21に保持させることができる。
また、本実施形態に係る印刷システム1によれば、書込部1243は、インク容器側記憶部21だけでなく、本体記憶部114にもエラー履歴情報を書き込む。このため、深刻な故障が発生していない場合には、本体記憶部114に記憶されるエラー履歴情報を読み出し、深刻な故障が発生している場合には、インク容器側記憶部21に記憶されるエラー履歴情報を読み出すことができる。これにより、故障診断時にエラー履歴情報を読み出す上での確実性が高まる。また、本体記憶部114とインク容器側記憶部21とのいずれからも、エラー履歴情報を読み出すことができるため、エラー履歴情報を読み出す際の利便性も高まる。
また、本実施形態に係る印刷システム1によれば、本体側通信部123とインク容器側通信部22との間の通信は、無線通信であるため、インク容器20に備えられるインク容器側通信部22は、インク容器20が印刷装置10に装着された状態のままであっても、無線通信機能を有する診断用端末500との間で通信することができる。これにより、インク容器側通信部22を介して、インク容器側記憶部21に記憶されるエラー履歴情報を診断用端末500により取得しやすくなるため、故障診断時の作業効率を高めることができる。
ここで、例えば、印刷装置10が、ユニバーサルシリアルバス(USB)などの外部インターフェース(不図示)によって接続される外部記憶装置(不図示)を備え、エラー履歴情報が、このような外部記憶装置に書き込まれる構成も考えられるが、この場合、外部インターフェース及び外部記憶装置などのハードウエアの追加に伴って、コストが増加するおそれがある。
一方で、本実施形態に係る印刷システム1では、インク容器20が、インク容器側記憶部21とインク容器側通信部22とを備え、エラー履歴情報が、インク容器側記憶部21に書き込まれる。このため、外部インターフェース及び外部記憶装置などのハードウエアを追加する場合に比べて、エラー履歴情報を保持する上でのコストの増加を抑制できる。更に、印刷装置10が上述の外部記憶装置を備える構成の場合、装着忘れなどの外部記憶装置の未装着に起因して、エラー履歴情報が保持されないといった不具合が発生するおそれもあるが、インク容器20は、印刷装置10に必ず装着されるものであるため、未装着に起因して、エラー履歴情報が保持されなくなることも防止できる。さらに、USBメモリ等の外部記憶装置の持ち込み自体が禁止しされているような情報セキュリティが厳しい環境においても、エラー履歴情報が保持されなくなることを防止できる。
(変形例1)
次いで、本発明の第1実施形態に係る印刷システム1の変形例1について、第1実施形態との相違点に着目して説明する。
ここで、上述の第1実施形態では、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めると判定した場合(ステップS12;Yes)、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込む本体書込処理を実行し(ステップS13)、かつ、インク容器20のインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込むインク容器書込処理(ステップS14)を実行していた。しかし、ステップS14のインク容器書込処理は、必ずしも必要ない。
本変形例では、書込部1243は、ステップS14のインク容器書込処理を実行せずに、ステップS15のインク容器書込処理のみを実行する。すなわち、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めない場合(ステップS12;No)にのみ、インク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込む(ステップS15)。
よって、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めると判定した場合(ステップS12;Yes)には、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込む(ステップS13)。そして、書込部1243は、インク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込まずに動作を終了する。
以上のように、本変形例に係る印刷システム1によれば、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報を書き込めない場合にのみ、インク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込む。すなわち、書込部1243は、本体記憶部114にエラー履歴情報が書き込めないような深刻な故障が発生した場合にのみ、エラー履歴情報をインク容器側記憶部21に書き込むので、必要最低限のエラー履歴情報のみをインク容器側記憶部21に書き込むことができる。これにより、インク容器側記憶部21の記憶容量を小さくすることが可能になるため、インク容器側記憶部21の記憶容量に伴う制限を抑制でき、インク容器側記憶部21の選択自由度が高まる。
(変形例2)
次いで、本発明の第1実施形態に係る印刷システム1の変形例2について、第1実施形態との相違点に着目して説明する。
ここで、上述の第1実施形態では、書込部1243は、インク容器20のインク容器側記憶部21にエラー履歴情報を書き込むように構成されていたが、書込部1243は、印刷装置10を識別する装置識別情報とエラー履歴情報とを関連づけて、本体側通信部123と消耗品側通信部22とを介して、消耗品側記憶部21に書き込んでもよい。
具体的に、ステップS14及びステップS15において、書込部1243は、装置識別情報とエラー履歴情報とを関連づけて、インク容器20のインク容器側記憶部21に書き込んでもよい。
以上のように、本変形例に係る印刷システム1によれば、書込部1243は、装置識別情報とエラー履歴情報とを関連づけて、消耗品側記憶部21に書き込むため、例えば、インク容器20を印刷装置10から外して、他の印刷装置10に装着した場合であっても、エラー履歴情報に関連づけて記憶される装置識別情報に基づいて、エラー履歴情報が何れの印刷装置10に発生したエラーであるかを識別できる。
これにより、例えば、メンテナンス員が、診断用端末500を用いて、故障診断する際に、エラー履歴情報に関連づけられる装置識別情報に基づいて、何れの印刷装置10に発生したエラーであるかを正確に把握しながら、故障診断を実施できる。
[復旧処理]
次に、図5〜9を参照して、本発明に係る印刷システム1を用いた復旧処理について説明する。図5には、復旧処理の動作を示すフローチャートが示されている。具体的に、図5に示すフローチャートには、メンテナンス員などのユーザによって操作される診断用端末500を用いた復旧処理の動作が示されている。図6〜9には、復旧処理において診断用端末500に表示される表示画面の一例が示されている。
また、以下において、診断用端末500は、インク容器側通信部22との間で無線通信を実行する無線通信機能を備えているものとして説明する。
ステップS201において、診断用端末500は、ユーザからエラー履歴情報の取得指示を受けたか否かを判定する。例えば、診断用端末500は、ユーザによって所定の操作が実行されると、図6に示すように、表示部500Xにエラー履歴情報を取得するか否かを受け付けるエラー履歴受付画面を表示する。
そして、診断用端末500は、図6に示すエラー履歴受付画面において、“はい”が入力された場合、ユーザからエラー履歴情報の取得指示を受けたと判定する。一方で、診断用端末500は、“いいえ”が入力された場合、ユーザからエラー履歴情報の取得指示を受けていないと判定する。なお、診断用端末500は、ユーザからエラー履歴情報の取得指示を受けていないと判定した場合(ステップS201;No)、動作を終了する。
ステップS202において、診断用端末500は、ユーザからエラー履歴情報の取得指示を受けたと判定した場合(ステップS201;Yes)、無線通信によって、インク容器20からエラー履歴情報を取得する。具体的に、診断用端末500は、インク容器側通信部22を介して、インク容器側記憶部21に記憶されるエラー履歴情報を取得する。そして、診断用端末500は、図7に示すように、表示部500Xにエラー履歴情報を表示する。
ステップS203において、診断用端末500は、ユーザから対処情報の取得指示を受けたか否かを判定する。例えば、診断用端末500では、図8に示すように、表示部500Xに対処情報を取得するか否かを受け付ける対処受付画面を表示する。
ここで、対処情報とは、エラー履歴情報に対応したエラーを復旧するための手順を示す情報である。例えば、対処情報は、復旧手順を示すマニュアルデータである。
診断用端末500は、図8に示す対処受付画面において、“はい”が入力された場合、ユーザから対処情報の取得指示を受けたと判定する。一方で、診断用端末500は、“いいえ”が入力された場合、ユーザから対処情報の取得指示を受けていないと判定する。なお、診断用端末500は、ユーザから対処情報の取得指示を受けていないと判定した場合(ステップS203;No)、動作を終了する。
ステップS204において、診断用端末500は、診断用端末500は、ユーザから対処情報の取得指示を受けたと判定した場合(ステップS203;Yes)、外部ネットワーク(不図示)を介して、外部サーバ(不図示)からエラー履歴情報に対応する対処情報を取得する。そして、診断用端末500は、図9に示すように、エラー履歴情報に対応する対処情報を、表示部500Xに表示する。
以上のようにして、印刷システム1では、インク容器側記憶部21に記憶されるエラー履歴情報が、インク容器側通信部22を介して、無線通信により診断用端末500に送信される。これにより、診断用端末500では、インク容器20が印刷装置10に装着された状態のまま、エラー履歴情報を取得できる。このため、インク容器20を印刷装置10から取り外す手間を省くことができるので、復旧処理における作業効率を高めることができる。
また、診断用端末500は、エラー履歴情報に対応する対処情報も、より簡便に取得することが可能になるため、復旧処理における作業効率を一層高めることもできる。
なお、上述のステップS201〜S204では、診断用端末500が、外部ネットワーク(不図示)を介して、外部サーバ(不図示)から対処情報を取得するように構成されていたが、診断用端末500が、対処情報を記憶するように構成されていてもよい。具体的に、診断用端末500が、エラー履歴情報に対応する対処情報を記憶する対処情報記憶部(不図示)を備えており、表示部500Xが、対処情報記憶部を参照して、エラー履歴情報に対応する対処情報を表示してもよい。
[本発明のその他の実施形態]
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。
例えば、上述した実施形態では、印刷装置10は、インクジェット印刷装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、印刷装置10は、孔版印刷装置であってもよい。この場合、消耗品は、インク容器に限定されず、孔版マスターであってもよい。
更に、印刷装置10は、感光ドラムの表面に付着させたトナーを印刷用紙に転写させる電子写真方式(所謂、トナー方式)により印刷するトナー印刷装置であってもよい。この場合、消耗品は、トナーカートリッジであってもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、印刷装置10は、複数のインク容器20を備えていたが、これに限定されない。例えば、一つのインク容器を備える構成であってもよい。すなわち、一つのインク容器側記憶部21を備える構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、ステップS101において、書込部1243が、複数のインク容器20のそれぞれに備えられるインク容器側記憶部21を参照し、空きの記憶領域があるか否かを判定していた。ここで、インク容器20に備えられるインク容器側記憶部21には、書込回数が所定の制限回数以下に制限されているものも利用されつつある。よって、インク容器側記憶部21の書込回数が所定の制限回数以下に制限される構成である場合、書込部1243は、ステップS101において、複数のインク容器側記憶部21に記憶される書込回数を参照して、書込回数が所定の制限回数未満であるものを選定した上で、選定したインク容器側記憶部21を対象として、空きの記憶領域の合計容量を取得してもよい。これにより、インク容器側記憶部21の書込回数が所定の制限回数以下に制限される構成であっても、書込部1243は、インク容器側記憶部21の書込回数を認識しながら、より確実にエラー履歴情報を書き込むことができる。
また、上述の実施形態では、印刷システム1が、印刷装置10とインク容器20とを備える構成である場合を例に挙げて説明したが、印刷システム1は、診断用端末500を更に備える構成であってもよい。また、印刷システム1は、端末装置400を更に備える構成であってもよい。
このように、本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…印刷システム
10…印刷装置
20…インク容器
21…インク容器側記憶部
22…インク容器側通信部
110…コントローラ
111…外部通信部
112…操作パネル部
113…本体制御部
114…本体記憶部
115…内部インターフェース
120…印刷エンジン
121…内部インターフェース
122…一次記憶部
123…本体側通信部
124…印刷制御部
1241…駆動制御部
1242…エラー検出部
1243…書込部
130…印刷ユニット
131…搬送部
132…印刷ヘッド

Claims (6)

  1. 着脱可能に構成される消耗品と、前記消耗品を用いて印刷する印刷装置とを備える印刷システムであって、
    前記消耗品は、
    前記消耗品に関連する情報を記憶する消耗品側記憶部と、
    前記印刷装置との間で通信する消耗品側通信部と、を備えており、
    前記印刷装置は、
    前記消耗品側通信部と通信する本体側通信部と、
    前記印刷装置に発生したエラーを示すエラー履歴情報を、前記本体側通信部と前記消耗品側通信部とを介して、前記消耗品側記憶部に書き込む書込部と、を備える
    ことを特徴とする印刷システム。
  2. 複数の前記消耗品を備えており、
    前記書込部は、前記複数の消耗品のそれぞれに備えられる前記消耗品側記憶部に前記エラー履歴情報を書き込む
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記印刷装置は、本体記憶部を更に備え、
    前記書込部は、前記消耗品側記憶部と前記本体記憶部とに前記エラー履歴情報を書き込む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷装置は、本体記憶部を更に備え、
    前記書込部は、前記本体記憶部に前記エラー履歴情報を書き込めない場合にのみ、前記消耗品側記憶部に前記エラー履歴情報を書き込む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  5. 前記書込部は、前記印刷装置を識別する装置識別情報と前記エラー履歴情報とを関連づけて、前記本体側通信部と前記消耗品側通信部とを介して、前記消耗品側記憶部に書き込む
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷システム。
  6. 印刷装置による印刷に用いられ、前記印刷装置から着脱可能に構成される消耗品であって、
    前記消耗品に関連する情報を記憶する消耗品側記憶部と、
    前記消耗品側記憶部と前記印刷装置との間で通信する消耗品側通信部と、を備えており、
    前記消耗品側記憶部には、前記印刷装置に発生したエラーを示すエラー履歴情報が、前記消耗品側通信部を介して、書き込まれる
    ことを特徴とする消耗品。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020049667A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 ブラザー工業株式会社 電子機器及び通信処理プログラム

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