JP2017039259A - 熱変色性筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 公文書にも使用可能な熱変色性筆記具を提供する。【解決手段】軸筒内に熱変色性インク収容した筆記芯を搭載して、後軸の後端に印鑑が止着されると共に、後軸の外周部に長いキャップが着脱可能に固定されてなる熱変色性筆記具に於いて、後軸の後端に印面を後端側にして硬質印鑑が止着され、その印面に小間隔で対面する状態で前面に朱肉を保持したノック筒がキャップの内孔部後端にバネ力によってキャップに対して常時後方に附勢されると共に、バネ力に抗して小間隔より適宜大きな間隔で前進可能となした後、前進が阻止されるように係止部が設けられ、またノック筒の後端部に摩擦具が止着され、更に摩擦具を被覆して後端部外周にノックカバーが止着されてなる。【選択図】 図1

Description

本発明は公文書にも使用することができる熱変色性筆記具に関する。
従来、筆記した筆跡を消すことのできる変色又は熱変色性インクを用いる筆記具が種々提案されている。特に電子供与性呈色性有機化合物と顕色剤である電子受容性化合物と前記両者の呈色反応の生起温度を決める変色温度調整剤となる反応媒体からなる可逆熱変色性組成物を内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料と、水を少なくとも含有してなるインクと前記インクを収容した筆記具は、擦過熱によって消し屑の発生が少なく容易に筆跡を変色又は消色できる技術が開示されている(特許文献1)。
国際公開第2008/105227号
しかし、上記特許文献1記載の発明は、筆跡を外部による作用で変色させることができるため、変色されるのが好ましくない公文書には不適である。そこで、公文書にも適用可能な熱変色性筆記具を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決すべく発明者は鋭意開発の末、以下の発明を実現するに至った。
本発明の筆記具は、軸筒の一端は熱変色性インクを充填した筆記芯を収容し、他端は印鑑を収容した熱変色性筆記具である。
また、軸筒の一端に筆記芯を搭載して、軸先から選択的に筆記芯の先端部を出没可能とし、筆記芯の先端部を軸先から突出したときに、軸筒の後端に設けた後軸を前後動して芯の繰出しが可能となり、さらに、後軸の後端に印鑑が止着されると共に、後軸の外周部にキャップが着脱可能に固定され、前記後軸の後端に印面を後端側にして印鑑が止着され、その印面に小間隔で対面する状態で前面に朱肉を保持したノック筒が前記キャップの内孔部後端にバネ力によってキャップに対して常時後方に附勢されると共に、バネ力に抗して前記小間隔より適宜大きな間隔で前進可能となした後、さらなる前進が阻止されるように係止部が設けられ、またノック筒の後端部がキャップ後端から突出するように設けられて、その後端部に摩擦具が止着され、さらに摩擦具を被覆して後端部外周にノックカバーが止着されてなることが好適である。
また、軸筒は先軸と中軸からなり、先軸と中軸の先方を互いに回転不能且つ抜け止め状態に嵌着する係合部を夫々設けて両者を固定し、中軸に一体化したガイド筒とガイド筒の複数の案内溝に、それぞれ筆記芯をガイド筒と摺動コマとの間にリターンスプリングを附勢して前後動自在に嵌装し、軸方向に変位するカム斜面を前端部に円周状に設けた円筒カムをガイド筒または中軸に対し回転且つ軸推移可能に抜け止めし、各摺動コマをカム斜面に当接させることにより先軸または中軸に対する円筒カムの回転によって交互に前後動させて、各筆記芯の先端を先軸の先端口から選択的に出没可能とした筆記具であって、前記円筒カムの後方外周に一体的に後軸が設けられてなることが好適である。
ここで挙げる熱変色性インクとは、常温(例えば25℃)で所定の色彩(第1色)を維持し、所定温度(例えば65℃)まで昇温させると別の色彩(第2色)へと変化し、その後、所定温度(例えば−10℃)まで冷却させると、再び元の色彩(第1色)へと復帰する性質を有するインクを言う。一般的には第2色を無色とし、第1色(例えば赤)で筆記した描線を昇温させて無色とする構成でもよい。従って、描線が筆記された紙面等に対して摩擦体9によって擦過して摩擦熱を生じさせ、それによって描線を無色に変化させる。なお、当然のことながら第2色は、無色以外の有色でもよい。詳細に述べると、熱変色インクの色材となる熱変色性マイクロカプセル顔料としては、少なくともロイコ色素、顕色剤、変色温度調整剤を含む熱変色性組成物を、マイクロカプセル化したものが挙げられる。可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、粒子径の平均値が0.1〜5.0μm、好ましくは0.5〜2μmの範囲にあることが好ましい。可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、インキ組成物全量に対し、好ましくは4〜30重量%配合することが好ましい。なお、平均粒子径の測定は、粒子径測定器N4Plus(COULTER社製)を用いて測定した。測定時には試料がN4Plusの推奨濃度に到達するまで水で希釈して、25℃の温度条件で測定した。
用いることができるロイコ色素としては、電子供与性染料で、発色剤としての機能するものであれば、特に限定されものではない。具体的には、発色特性に優れるインクを得る点から、トリフェニルメタン系、スピロピラン系、フルオラン系、ジフェニルメタン系、ローダミンラクタム系、インドリルフタリド系、ロイコオーラミン系等従来公知のものが、単独(1種)で又は2種以上を混合して(以下、単に「少なくとも1種」という)用いることができる。
具体的には、6−(ジメチルアミノ)−3,3−ビス[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−1(3H)−イソベンゾフラノン、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジメチルアミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、3,6−ジ−n−ブトキシフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジブチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−エチルイソアミルアミノフルオラン、2−メチル−6−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−(N−フェニル−N-−メチルアミノ)−6−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−(3’−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メトキシ−7−アニリノフルオラン、3,6−ビス(ジフェニルアミノ)フルオラン、メチル−3’,6’−ビスジフェニルアミノフルオラン、クロロ−3’,6’−ビスジフェニルアミノフルオラン、3−メトキシ−4−ドデコキシスチリノキノリン、などが挙げられ、これらは、少なくとも1種用いることができる。
これらのロイコ色素は、ラクトン骨格、ピリジン骨格、キナゾリン骨格、ビスキナゾリン骨格等を有するものであり、これらの骨格(環)が開環することで発色を発現するものである。好ましくは、熱により有色から無色となるロイコ色素の使用が望ましい。
用いることができる顕色剤は、上記ロイコ色素を発色させる能力を有する成分となるものであり、例えば、フェノール樹脂系化合物、サリチル酸系金属塩化物、サリチル酸樹脂系金属塩化合物、固体酸系化合物等が挙げられる。具体的には、o−クレゾール、ターシャリーブチルカテコール、ノニルフェノール、n−オクチルフェノール、n−ドデシルフェノール、n−ステアリルフェノール、p−クロロフェノール、p−ブロモフェノール、o−フェニルフェノール、ヘキサフルオロビスフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸n−オクチル、レゾルシン、没食子酸ドデシル、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1−フェニル−1,1−ビス( 4'−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ヘキサン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−オクタン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ノナン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−デカン、1,1−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ドデカン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)エチルプロピオネート、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、2,2−ビス(4'−ヒドロキシフェニル)n−ノナンなどの少なくとも1種が挙げられる。
用いる顕色剤の使用量は、所望される色彩濃度に応じて任意に選択すればよく、特に限定されるものではないが、通常、前記したロイコ色素1質量部に対して、0.1〜100質量部程度の範囲内で選択するのが好適である。
変色温度調整剤は、前記ロイコ色素と顕色剤の呈色において変色温度をコントロールする物質であり、従来公知のものが使用可能である。例えば、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類、アゾメチン類、脂肪酸類、炭化水素類などが挙げられる。
具体的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジカプリレート(C7H15)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジラウレート(C11H23)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジミリステート(C13H27)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルエタンジミリステート(C13H27)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジパルミテート(C15H30)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジベヘネート(C21H43)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルエチルヘキシリデンジミリステート(C13H27)等の少なくとも1種が挙げられる。
また、熱変色性インクを筆記具内に充填とは、筒状に形成された軸筒に収容されるインク収容管や筆記具外面の軸筒等に直接インクを充填する構造が挙げられる。
また、熱変色性インクは液体のみならず棒状体等に形成された固体であってもよい。
以上のように、本発明の熱変色性筆記具は、熱変色性インクを用いない印鑑を軸筒内に収容することで、公文書等で捺印をしても差し支えのない筆記具を提供することができる。また、ノック筒が強くノックされても印面への朱肉の付着は適性であり、また、未使用状態では印面と朱肉の間が非接触状態にあるので、常時接触した状態のもののように朱肉が溢れたり印面に朱肉が不必要に付着する問題が無く、また、ノック筒の後端部に突出した摩擦具を仕様する際にも同様に問題が無い。
本発明の実施例を示す全体の縦断面図で、一部非断面となっている。また、後端のノック部位において、ノックカバーを外した状態と嵌着した状態が半断面で示されている。 円筒カムの突起と中軸の周溝との係合状態を示す説明図である。 円筒カムの突起と中軸の周溝との係合状態の他の対応例を示す説明図である。 図3に於ける係合部の要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
なお、筆記具の軸線方向において、筆記部側を「前」側と規定し、筆記部とは反対側を「後」側と規定する。
先ず、図1乃至図4は本発明の実施例を示している。
本発明の熱変色性筆記具はガイド筒2を一体に備えた中軸1、先軸3、円筒カム5を一体に備えた後軸4、一対の摺動コマ6a、6b、シャープペンシル筆記芯7、ボールペン筆記芯8、印鑑37、キャップ40、ノック筒41などを主な構成要素とする。
先ず、中軸1は樹脂製で、図1に示すように、略中央部から後端まで側面に開口した軸方向に長い案内溝9aとそれと反対側の側面に同様の案内溝9bを有したガイド筒2が設けられている。ガイド筒2の前半部には各案内溝9a、9bと連通して孔32a、32bを有した仕切り部16を備えて前端を開口した筒部10が設けられ、筒部10の後端に段部31を有して筒部10の外周部には膨出状の係合部13が形成されている。
また、中軸1の後方側面には図2に示すように縦溝18が先方の傾斜面53を介して巾狭部54が周溝19に接続されて略Lの字状の窓部が穿設されている。また後述するが、円筒カム5の突起17は縦溝18より挿入され、突起17が傾斜面53を弾性的に拡開して巾狭部54を通過して周溝19内に入る。円筒カム5は突起17が周溝19の周方向の後壁に当接しながら回転して、熱変色性を有するシャープペンシル筆記芯7またはボールペン筆記芯8の筆記部が先軸先端口から交互に出没する複式の熱変色性筆記具である。
また、周溝19はシャープペンシル筆記芯7が突出するときの突起17の位置で円筒カム5が軸推移可能なように巾広溝55が設けられ、筆記芯の収納時またはボールペン筆記芯8が突出するときの突起17の位置で円筒カム5が略軸推移不可となるように周溝19の後壁57aと後壁57cとの間に傾斜面57bが接続されて巾狭溝56が設けられている。また、後述するが、前後動の前端で後軸4の壁20が中軸1の後端に当接して突起17の前端が周溝19の前壁58に当接しないように設定されている。
先軸3は、前方が先細状で、内孔部先端には筆記先端部が出没する先端口が設けられている。また、後端孔には、前記ガイド筒前方の筒部10の外周部に設けられた係合部13と迎合して筒部10と抜け止め且つ回転止めされる係合溝12が設けられている。尚、筒部10と先軸3は適宜な力で着脱可能に固定される。尚、シャープペンシル筆記芯7に芯を補充、あるいはボールペン筆記芯8を交換する際には、中軸1に対し先軸3を引き抜くが、後述する後軸4とキャップ40の着脱との関係から操作を単純化する為に筒部10と先軸3の後端孔との接合は螺子とするのが望ましい。
後軸4は樹脂製で、先端に円筒カム5を一体に有している。円筒カム5は筒状を成し、前端縁に円周状に前後に変位するカム斜面14を有し、カム斜面14の最前端部には切欠15が形成されている。また、円筒カム5の側面には前記中軸1の縦溝18に挿入して弾性的に周溝19に嵌入して一定範囲(略180度)で回転且つシャープペンシル筆記芯の先端部が突出する状態で軸推移可能に抜け止めする突起17が形成されている。
また、後軸4は前記円筒カム5の後方に壁20で接続されて一体となった前側の外筒部33と後側の外筒部34が設けられ、また、外筒部33の前端には後述するキャップ40の前端を当接する鍔部35が形成され、また外周部にはキャップ40の内周部と係合する係合部36が形成されている。
尚、キャップ40を樹脂製とすれば前記係合部36は凹凸状の係合部、リブ等の摩擦係合、螺子等が選択可能である。キャップ40を金属製とすれば外筒部33の外周に金属製の筒体を固着して、その筒体の周面にリブ状の係合部を設けるか、キャップ40の内周部に係合部を有したカツラを設置する等種々の手段が選択される。
印鑑37は、硬質印鑑で、柘植や象牙、ジルコニア等に代表される印材に印面が彫刻されてなり、朱肉を付着して捺印する印面39を有している。
印鑑37は、前記外筒部34の内面に印面38を後端側にして着脱可能に嵌着される。
ノック筒41は、前端に朱肉収容部42を有し、その後方に前軸部43a、鍔部43c、後軸部43bが一体に設けられてなる。また、朱肉収容部42の後端と適宜な間隔を有して前軸部43aの前端に段部43dが設けられている。
キャップ40の内孔部後方に段部44aの前端を前記朱肉収容部42の後端に当接させた状態で固定具44が固着されると共に、段部44aの後端と鍔部43cの前端との間にスプリング48が敷設されて、ノック筒41は常時キャップ40の後方に附勢され、鍔部43cの後端はキャップ40後端の内段部46に略当接する。
また、ノック筒の後軸部43bはキャップ40の後端から適宜突出すると共に、その後端孔に止め具52で止着された摩擦具51が固定されている。
また、後軸部43bの外周部には弾性片状の係止部47bを所定箇所に備えた係止バネ47が固定され、その外周に天冠50が被着されたノックカバー49が着脱可能に嵌着されている。尚、天冠50は設けない場合もある。
摩擦具51は、熱変色性インクを変色させるものであり、熱変色芯であるシャープペンシル筆記芯7や熱変色インクを収容したボールペン筆記芯8の筆跡を変色又は消色可能とするものである。摩擦具51は、紙面を傷めず且つ紙面への印刷文字を掠れさせないように、適度に摩耗するように形成される。具体的には、JIS K7204に規定された摩耗試験(ASTM D1044)荷重9.8N、1000rpm環境下において、テーバー摩耗試験機の摩耗輪CS−17でのテーバー摩耗量が10mg以上であることが好ましい。テーバー摩耗量が10mg未満の摩擦部材だと、擦過時に紙面を傷めてしまい且つ印刷文字を掠れさせてしまう。
摩擦具51を形成するための材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等の熱硬化性ゴムやスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといったゴム弾性材料、2種以上のゴム弾性材料の混合物、及び、ゴム弾性材料と合成樹脂との混合物を、テーバー摩耗量が10mg以上となるように構成し、摩擦具51を形成してもよい。さらに、ポリプロピレン樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーの混合物、またはポリプロピレン樹脂及びポリプロピレン系熱可塑性エラストマーの混合物を、テーバー摩耗量が10mg以上となるように構成し、摩擦具51を形成してもよい。
さらに、テーバー摩耗量が10mg以上となるように調整するために、摩擦具51の材料に対して、より柔軟性を出すためのアルキルスルフォン酸フェニルエステル、シクロヘキサンジカルボン酸エステルやフタル酸系の可塑剤を添加してもよい。摩擦具51が、前記可塑剤を含むことによって、摩擦具51がより摩耗しやすくなるため、紙面を傷めず且つ印刷文字等を掠れさせることなく、筆跡の変色が可能となる。なお、摩擦具51は、タッチペン、スタイラスペンとしても適用可能である。
さらに、摩擦具51は、JIS K6203に規定されたデュロメータD硬度が30以上であることが望ましい。それによって、所定の硬さが確保でき、より安定した擦過動作が可能となる。
また、前記外筒部33の外周にキャップ40が嵌挿され、キャップ40の前端が鍔部35に当接し、前記係合部36でキャップ40は着脱可能に固定される。
この状態で、印鑑37の印面38と朱肉45の前面との間が小間隔で対面し、また、前記ノック筒41の段部43dと固定具44の段部44aとの間隔が前記小間隔より適宜大きめに設定されている。このとき、ノック筒41が前進したときに朱肉45が印面38に所定量食い込み、適量の朱肉が印面に付着する。また、段部43dが段部44aに当接(係止)した時点でノック筒41の前進が阻止可能となる。
印鑑37に用いられる朱肉45に用いられる朱肉用インク組成物としては、グリコールエーテル類、グリコールエーテルアセテート類、エステル類からなる群から選択される少なくとも1種である有機溶剤と、顔料及び/又は染料からなる着色剤と、該着色剤が顔料の場合は25℃における水及びエタノールへの溶解度が7%以下となる分散樹脂とを含むと共に、上記着色剤が染料の場合は25℃における水及びエタノールへの溶解度が1%以下となる固着樹脂と、フッ素系界面活性剤とを含有する。
有機溶剤は、SP値が5〜15、好ましくは、7〜13であり、20℃における蒸気圧が0.001mmHg〜45mmHg、好ましくは、0.01mmHg〜20mmHgであることが必要である。有機溶剤のSP(Solubility Parameter)値〔溶解パラメーター(δ)〕は、インキ中に溶解させることができる材料の面から限定したものであり、そのSP値が5未満であると、インキ中に使用する溶剤及び樹脂の官能基が少なくなり固着性が低下し、SP値が15を越えると、溶剤としての極性が高くなり、インキ中に使用するための樹脂としてエタノールに溶解しやすい樹脂も含まれてしまうため、好ましくない。
なお、本発明で規定するSP値〔溶解パラメーター(δ)〕とは、混合溶解する際の各成分間の混合性の尺度として表され、溶解を以下のように表現する。二つの成分、成分1と成分2が溶解する際、それぞれ分子間で1−1、2−2の結合が1−2に変わるものとしてその熱収支を考えたとき、それぞれの分子とそれを囲む分子の分子間力から開放させるとは気化させることであるから、気化したものを混合し、そのまま凝集させるときの内部エネルギーの変化は、次式で表される。
ΔE=ΔE1+ΔE2−2(ΔE1・ΔE2)0.5
ΔE=〔(ΔE1)0.5−(ΔE2)0.52
〔ΔE1; 成分1を気化させたときの内部エネルギー変化、
ΔE2; 成分2を気化させたときの内部エネルギー変化、
(ΔE1・ΔE2)0.5; 1、2の間にできた結合エネルギーで回収されるエネルギー〕
すなわち、(ΔE1)0.5−(ΔE2)0.5が小さいほど、溶解のエンタルピー変化ΔHは、小さく溶解しやすい。各成分の単位体積当たりのΔEを凝集エネルギーとよぶと、ΔEは、蒸発のエンタルピーΔHVとΔH=ΔE+RTの関係にあるため、蒸気圧の温度依存性からClausius−Clapeyronの式によってΔHを求め、ΔEを知ることができる。
ここで、凝集エネルギー密度の平方根を溶解パラメーターとよび、次式で表される。
δ=(ΔE/V)0.5
〔ΔE; 分子凝集エネルギー(cal/mol)、V; 分子容(ml/mol)〕
その求め方は、いろいろであり、測定方法や計算方法によって多少異なった値が得られている。その具体例としては、蒸発潜熱法(Hildebrand法)、蒸気圧法(Hoy法)、溶解法、膨潤法、表面張力法、臨界圧法、熱膨張係数法、分子引力定数法などが知られており、本発明では基本的には蒸発潜熱方法による数値を意味する。
また、有機溶剤の蒸気圧(20℃)が0.001mmHg未満であると、インキとして捺印した際、乾燥性が悪くなり、好ましくなく、また、蒸気圧(20℃)が45mmHg超過であると、製品性能上、浸透印では印面、スタンプ台や朱肉台では盤面でのドライアップ(乾燥)が激しく捺印性能に大きく影響するため、好ましくない。
上記SP値(δ)の範囲内である有機溶剤を用いることにより、目的の顔料の分散や捺印固着性(堅牢性)を発揮でき、また、上記蒸気圧(20℃)〔p〕の範囲内である有機溶剤を用いることにより、優れた速乾性を発揮できることとなり、濡れ性が悪い接着テープ、パラフィン紙、プラスチック、陶磁器、金属等の非浸透性面等に捺印した印影も素早く固着することとなる。
本発明に用いる有機溶剤は、上記SP値及び蒸気圧(20℃)の範囲内である有機溶剤であれば、特に限定されるものではないが、コスト、安全性、取り扱い性等の面から、グリコールエーテル類、グリコールエーテルアセテート類、エステル類からなる群から選択される少なくとも1種であることが望ましい。
グリコールエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2ーエチルヘキシルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メチルー3−メトキシー1−ブタノール、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテル等が挙げられる。
また、グリコールエーテルアセテート類としては、例えば、エチレングリコールメチルエーテルアセテート、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、エチレングリコールブチルエーテルアセテート、エチレングリコールジアセテート、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、3−メチルー3−メトキシブチルアセテ-ト、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、酢酸−3メトキシブチル等が挙げられる。
エステル類としては、例えば、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロプル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸−n−アミル、酢酸イソアミル、酢酸ヘキシル、酢酸−2−メチルペンチル、酢酸−1−メチルアミル、酢酸ヘプチル、酢酸オクチル、酢酸−2−エチルヘキシル、酢酸ノニル、酢酸デシル、n−酢酸メチル、イソ酪酸イソブチル、カプロン酸メチル、カプロン酸エチル、カプリル酸エチル、乳酸エチル、乳酸−n−ブチル、コハク酸ジエチル、3−トキシプロピオン酸エチル等が挙げられる。
これらの有機溶剤は、単独で又は2種以上混合して使用するこができ、安全性及び経口毒性等の点から、更に、好ましくは、エチレングリコール誘導体等以外の有機溶剤を使用した方が望ましい。
また、本発明に用いる上記条件を満足する有機溶剤の配合量は、有機溶剤の使用態様、すなわち、単独使用の場合又は2種以上を混合して使用する場合により、その配合量は変動するものであり、インキ組成物全量に対し、20〜97重量%、好ましくは、30〜93重量%である。有機溶剤の配合量が20重量%未満であると、インキとしての流動性が乏しくなり、97重量%を越えると、着色剤や樹脂及びその他の添加剤の割合が少なくなり、製品の品質に大きく影響を及ぼすこととなるので、好ましくない。
本発明に用いる着色剤としては、顔料及び/又は染料が挙げられる。染料としては、好ましくは、水及びエタノールへの溶解度が低い染料であることが望ましい。顔料としては、有機顔料、無機顔料が使用でき、用いる有機溶剤に溶解しにくいものが好ましい。有機顔料の場合は、分散後の平均粒径が30nm〜700nmとなるものが好ましく、無機顔料の場合は、分散後の平均粒径が30nm〜10μmとなるものが好ましい。染料としては、上記水及びエタノールへの溶解度が低いものであれば特に限定されるものではないが、その溶解度は常温で10%以下のもので、主溶剤には常温で3%以上溶解するものが挙げられる。また、特に、顔料沈降や粘度増加等の安定性が悪くなければ、染料及び顔料の併用もかまわない。
顔料の配合量は、インキ組成物全量に対し、0.5〜25重量%、好ましくは、0.5〜20重量%、染料としては、0.1〜35重量%、好ましくは0.5〜20重量%までの範囲で必要に応じて配合することができる。
使用できる無機顔料としては、例えば、カーボンブラック、チタンブラック、亜鉛華、べんがら、酸化チタン、酸化クロム、鉄黒、コバルトブルー、酸化鉄黄、ビリジアン、硫化亜鉛、リトポン、カドミウムエロー、朱、ガドミウムレッド、黄鉛、モリブデードオレンジ、ジンククロメート、ストロンチウムクロメート、ホワイトカーボン、クレー、タルク、群青、沈降性硫酸バリウム、バライト粉、炭酸カルシウム、鉛白、紺青、マンガンバイオレット、アルミニウム粉、真鍮粉等の無機顔料が挙げられる。
また、使用できる有機顔料としては、アニリン系、シアニン系、アゾ系(モノアゾ系、ジスアゾ系)、フタロシアニン系、アジン系などが挙げられ、これらを単独又は2種以上の混合で使用することができる。典型的な具体例を挙げれば、ハンザイエロー、ベンジジンイエローなどの黄色有機顔料、ベンジジンオレンジ、パーマネントオレンジなどの橙色有機顔料、レーキレッド、パーマネントカーミンなどの赤色有機顔料、キナクリドンバイオレット、ジオキサジンバイオレットなどの紫色有機顔料、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルーなどの青色有機顔料、フタロシアニングリーン、パーマネントブラウンーなどの緑色有機顔料等である。
更に、スチレン、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタアクリル酸、メタアクリル酸エステル、アクリルニトリル、オレフィン系モノマーを重合して得られる樹脂エマルションや、インキ中では膨潤して不定形となる中空樹脂エマルション、または、これらのエマルション自身を着色剤で染着して得られる染着樹脂粒子からなる有機多色顔料等が挙げられる。
上記有機溶剤に可溶で、かつ、本発明に適した染料としては、例えば、C.I.solvent black 3、C.I.solvent black 5、C.I.solvent black 7、C.I.solvent black 27、C.I.solvent black 29、C.I.solvent black 34、C.I.solvent yellow 2、C.I.solvent yellow 14、C.I.solvent yellow 16、C.I.solvent yellow 29、C.I.solventyellow 33 C.I.solvent yellow 56、C.I.solvent yellow 77、C.I.solvent yellow 79、C.I.solvent yellow 82、C.I.solvent yellow 93、C.I.solvent red 1、C.I.solvent red 3、C.I.solvent red 4、C.I.solvent red 8、C.I.solvent red 18、C.I.solvent red 24、C.I.solvent red 27、C.I.solvent red 49、C.I.solvent red 111、C.I.solvent red 132、C.I.solvent red135、C.I.solvent red 179、C.I.solventred 218、C.I.solvent blue 14、C.I.solvent blue 25、C.I.solvent blue 35、C.I.solvent blue 70、C.I.solvent blue 94、Basic blue 7、C.I.solvent orange 45、C.I.solvent orange 60、C.I.solvent orange 62、C.I.solvent green 3、C.I.solvent violet 8、C.I.solvent violet 13、C.I.solvent violet 14、C.I.solvent brown 5等が挙げられ、その他、これらの誘導体や耐水性のある染料の造塩体等が挙げられる。
本発明に用いる樹脂は、使用する着色剤により、樹脂の特性が異なり、着色剤に顔料を用いた場合は、分散剤又は分散剤兼固着剤となりうるものであり、上記有機溶剤に溶解し、顔料を分散するものであればよく、また、着色剤に染料を用いた場合は、固着剤として配合するものとなる。
本発明において、着色剤が顔料単独の場合は、25℃における水及びエタノールへの溶解度が7%以下となる分散樹脂又は分散兼固着樹脂の1種又は2種以上使用され、インキの性能に応じて固着樹脂を更に添加することもできる。また、着色剤が染料単独の場合は、25℃における水及びエタノールへの溶解度が1%以下となる固着樹脂が使用され、更に、着色剤が顔料及び染料の併用使用の場合は、25℃における水及びエタノールへの溶解度が7%以下となる分散樹脂又は分散兼固着樹脂の1種又は2種以上使用され、インキの性能に応じて固着樹脂が使用される。
これらの条件の樹脂を使用することにより、インキの安定性、捺印印影の耐水性及び耐アルコール性、捺印固着性(堅牢性)を発揮することができる。25℃における水及びエタノールへの溶解度が7%を越える分散樹脂及び溶解度が1%を越える固着樹脂であると、捺印印影の耐水性及び耐アルコール性が悪くなり、水及びアルコールに対して着色剤の濃度が低下したり、消えてしまったりするので、好ましくない。
本発明に用いる分散樹脂は、25℃における水及びエタノールへの溶解度が7%以下となることが必要であり、好ましくは、3%以下、さらに好ましくは、1%以下となる樹脂であれば、特に限定されるものでなく、また、固着樹脂は、25℃における水及びエタノールへの溶解度が1%以下となることが必要である。
これらの物性を満足する樹脂としては、例えば、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー、ヒドロキシル変性塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー、カルボキシル変性塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー等の等のビニル樹脂及びその変性ビニル樹脂、メタクリル酸およびアクリル酸のエステルの単独および共重合体を主成分としたアクリル系樹脂あるいはそれらの誘導体を用いた特殊なアクリル系モノマーを使用した重合体等のアクリル系樹脂、フルオロオレフィンと複数のアルキルビニルエーテルとからなる共重合樹脂のフッ素系樹脂〔例えば、商品名「ルミフロン」(旭硝子社製)、商品名「フルオネート K−702,K−705」(大日本インキ化学工業社製)〕、その他の合成樹脂としては、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂等も酸価が低ければ使用可能である〔例えば、商品名「ベッカサイト」(大日本インキ化学社製)〕。
また、その他の樹脂として本発明に用いる樹脂として溶解度の範囲に属するものとしては、例えば、商品名「ソルスパース24,000SC」、「ソルスパース24,000GR」、「ソルスパース26,000」、「ソルスパース28,000」等〔ゼネカ社製、(旧 ICI社製)〕が挙げられる。
更に、これら以外の樹脂でも、上記物性の範囲内にあり、インキの安定性に悪影響を及ぼさないものであれば、特に限定されずに使用可能である。
これらの樹脂の配合量としては、少なくとも1重量%以上、好ましくは、1〜15重量%までの範囲で配合することができる。
なお、上記の樹脂において、溶液重合法にて製造された樹脂、例えば、アクリル系樹脂やルミフロン等は、30〜70%有機溶剤(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン等)に溶解されたものとなっているので、これらの樹脂については、一度、固形分を不溶化させ、乾燥した後、エタノール及び水への溶解度を確認した上で使用した。
本発明に用いるフッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキル基又はフッ素化アルキル基を有する界面活性剤又はこれらのオリゴマーが挙げられる。具体的には、パーフルオロアルキルアルコキシレート〔商品名「FC−171」(住友3M社製)〕、フッ素化アルキルエステル〔商品名「FC−430」、「FC−431」(住友3M社製)や、パーフルオロアルキル含有オリゴマー〔商品名「S−381」、「S−383」、「S−393」、「SC−101」、「SC−105」(旭硝子社製)〕、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物〔商品名「KH−40」(旭硝子社製)〕、パーフルオロアルキル含有特殊配合品〔商品名「SA−100」(旭硝子社製)〕や、パーフルオロアルキル基・親水性基含有オリゴマー〔商品名「F−171」(大日本インキ化学社製)〕、パーフルオロアルキル基・親油性基含有オリゴマー〔商品名「F−172」、「F−173」(大日本インキ化学社製)〕、パーフルオロアルキル基・(親水性基・親油性基)含有オリゴマー〔商品名「F−177」(大日本インキ化学社製)〕、パーフルオロアルキル基含有オリゴマー〔商品名「F−178A」、「F−178K」、「F−179」(大日本インキ化学社製)〕、パーフルオロアルキル基・親油性基含有ウレタン〔商品名「F−183」、「F−184」(大日本インキ化学社製)〕や、パーフルオロアルキル基・親油性基含有オリゴマー〔商品名「EF−801」、「EF−351」(三菱マテリアル社製)、パーフルオロアルキル基・親水性基含有オリゴマーのEF−802、EF−352(三菱マテリアル社製)等が挙げられ、これらは単独又は2種以上混合して使用することができる。
これらのフッ素系界面活性剤の配合量は、インキ組成物全量に対し、0.01〜15重量%、好ましくは0.1〜7重量%である。フッ素系界面活性剤の配合量が0.01重量%未満であると、製品性能上、剥離性あるいは撥水性を有する捺印面に対して効果が極度に低下する。また、15重量%を越えると、インキ粘度やインキ安定性及び捺印した場合の乾燥性を低下させる原因となるため好ましくない。
更に、本発明では、必要に応じて、更に、その他の分散剤、分散補助剤やインキに悪影響を及ぼさず相溶することができる防腐剤、防黴剤、界面活性剤、防錆剤、潤
滑剤及び湿潤剤等を配合することができ、更に、インキの安定性を損なうものでなければ、製品性能上補助溶剤も配合することができる。また、乾燥抑制用補助溶剤として、製品特性上、悪影響を及ぼさない範囲で主溶剤に相溶する不揮発性溶剤(例えば、ヒマシ油変成物)を配合することもできる。
防腐剤若しくは防黴剤としては、例えば、フェノール、ナトリウムオマジン、ペンタクロロフェノールナトリウム、1,2−ベンズイソチアゾリン3−ワン、2,3,5,6−テトラクロロ−4(メチルスルフォニル)ピリジン、安息香酸ナトリウムなど安息香酸やソルビン酸やデヒドロ酢酸のアルカリ金属塩、ベンズイミダゾール系化合物等が挙げられる。
防錆剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、トリルトリアゾール等が挙げられる。
潤滑剤及び湿潤剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサンのポリエチレングリコール付加物などのポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
また、これら以外の添加剤も目的のインキ組成物に悪影響を及ぼさない範囲内で配合することができる。
本発明の浸透印用及びスタンプ台用及び朱肉用インキ組成物のインキ粘度は、10〜3000mPa・s(25℃、E型粘度計、20rpm測定値)であることが必要であり、浸透印及びスタンプ台の用途により上記粘度範囲内で適宜調整される。上記粘度範囲とすることにより、浸透印及びスタンプ台及び朱肉として捺印面に対してインキを転写することができ、粘度が10mPa・s未満であると、インキの流出量を調節することができず、過剰なインキによる捺印印影に悪影響を及ぼすこととなり、粘度が3000mPa・sを越えると、インキの流出量が少なく、捺印印影の鮮明性に欠けるため、好ましくない。
また、本発明の浸透印用及びスタンプ台用及び朱肉用インキ組成物は、インキの表面張力が13〜40dyn/cm、好ましくは、14〜30dyn/cmであることが望ましい。インキの表面張力が13dyn/cm未満であると、製品性能としての滲みや、流出機構部(ペン芯等)からの直流(インキの垂れ)などが問題となり、表面張力が40dyn/cmを越えると、インキ組成材料を溶解しない範囲の溶剤となり、好ましくない。
本発明の浸透印用及びスタンプ台用及び朱肉用インキ組成物を製造するには、従来から公知の種々の方法が採用できる。例えば、上記各成分を配合し、ディゾルバー等の撹拌機により、混合撹拌することによって、又、ボールミルや三本ロール、ビーズミル、サンドミル等によって混合粉砕した後、遠心分離や濾過によって、顔料粒子や酸化チタン粒子の粗大粒子、及び未溶解物、混入固形物を取り除くことによって容易に得ることができる。
摺動コマ6aは、外面に突起22aを有して、突起22aの後端面には中央部が突出してその両側が前述した円筒カム5のカム斜面14と略同勾配のカム斜面を有している。また、芯パイプ23のフランジ部24に当接して、芯パイプ23の後方を長く突出して嵌着する孔が設けられている。また、摺動コマ6bは摺動コマ6aと同様に突起22bとカム斜面を有し、先端にはボールペン筆記芯8の後端を止着する係止部26が設けられている。尚、係止部はパイプ状に成して筆記芯の後端を嵌着することも可能である。
シャープペンシル筆記芯7は、一般的なチャック機構を内蔵し、後端にチャック機構と連結した継手29を介して芯パイプ23に接合し、芯パイプ23の後方に設けたフランジ部24に当接して摺動コマ6が嵌着され、摺動コマ6aの後端から突出した芯パイプ23の後端孔は尾栓25等で閉塞されている。芯の繰り出しは、シャープペンシル筆記芯7の先端の段部28が先軸3の内段部27に当接した状態で、摺動コマ6aの軸推移によりチャックを移動して行われる。
次に、組立順序で説明すると、シャープペンシル筆記芯7、ボールペン筆記芯8は後端にそれぞれの摺動コマ6a、6bを接続させて、前述の中軸のガイド筒2の各案内溝9a、9bに移動自在に嵌装され、各摺動コマ6a、6bの前端面と案内溝9a、9b前面の仕切り部16との間に介装したリターンスプリング30a、30bにより後方へ附勢される。
後軸4は円筒カム5を中軸1の後端孔に挿入して突起17を周溝19に弾性的に嵌入させて、中軸1に対して円周方向に略180度で回転自在且つ抜け止めして止着される。
また、シャープペンシル筆記芯7が突出した状態で、後軸4は中軸1に対して芯繰り出しに必要なストローク分軸推移可能と成され、筆記芯の収納時またはボールペン筆記芯8の突出した状態で軸推移を不可と成される。
各摺動コマ6a、6bは常時リターンスプリング30a、30bによって後方へ附勢されているので、常にその突起22a、22bのカム斜面を円筒カム5のカム斜面14に接触した状態を保っている。
尚、上述した実施形態とは別に、円筒カムの内孔に鍔状の突部を設け、ガイド筒の後端外周に周溝を設けて、周溝に突部を弾性的に嵌入させて、円筒カムをガイド筒に対し回転自在で抜け止めするように構成することも可能である。
また、中軸1の段部31の前面に先軸3の後端面が当接状態で、筒部10の係合部13が先軸3の係合溝12に弾性的に嵌着して、先軸3と中軸1が回転止め且つ抜け止め状態に固定される。尚、先軸3は適宜な力で着脱可能になっている。この状態で、先軸3または中軸1に対して後軸4を一方に回転すると、摺動コマ6aが前進して円筒カム5のカム斜面14の最前端の切欠15が一方のシャープペンシル筆記芯7の摺動コマ6aの突起22aに係止して筆記先端部が先軸先端口から突出状態になる。また、先軸3または中軸1に対して後軸4を他方に回転すると、摺動コマ6aが後退してシャープペンシル筆記芯7の筆記先端部が先軸先端口から没入すると共に、摺動コマ6bが前進して他方のボールペン筆記芯8の筆記先端部が先軸先端口から突出する。
後軸4にキャップ40を嵌着した状態で説明すれば、先軸3または中軸1に対してキャップ40を一方に回転すると、摺動コマ6aが前進して円筒カム5のカム斜面14の最前端の切欠15が一方のシャープペンシル筆記芯7の摺動コマ6aの突起22aに係止して筆記先端部が先軸先端口から突出状態になる。先軸3及び中軸1に対してキャップ40の後端(天冠50の後端)をノックすればシャープペンシル筆記芯7の段部28が先軸3の内段部27に当接した状態でチャック機構部が作動して芯が繰り出される。
また、先軸3または中軸1に対してキャップ40を他方に回転すると、摺動コマ6aが後退してシャープペンシル筆記芯7の筆記先端部が先軸先端口から没入すると共に、摺動コマ6bが前進して他方のボールペン筆記芯8の筆記先端部が先軸先端口から突出する。
また、図3及び図4は円筒カムの突起17と中軸1aの係合状態を示す他の対応例を示している。この場合には、周溝60に突起17を嵌装する手段として、中軸1aの後端から突起17を嵌装するガイド溝61の上壁に傾斜面63を有した仕切り壁62を設けている。仕切り壁62を設けた理由は、上記係合部に於ける中軸1aの剛性を強化することにある。
上述したように、先軸3または中軸1に対してキャップ40を一方に回転すると、図1に示すように円筒カム5のカム斜面14の先端に設けた切欠15が一方のシャープペンシル筆記芯7の摺動コマ6aと係合してその筆記先端部を先軸先端口から突出する。
このとき、円筒カム5の突起17は中軸1の周溝19で巾広溝55に位置している。
この状態で天冠50の後端をノックして円筒カム5を前進すると、その動作が摺動コマ6a、芯パイプ23、シャープペンシル筆記芯7に伝達され、筆記先端部の段部28が先軸3の内段部27に当接した状態から継ぎ手29と共にチャックが前進して芯が繰り出される。
ところで、天冠50の後端をノックするとノック筒41の段部43dと固定具44の段部44aとの間隔が前記小間隔より適宜大きめに設定されているので、ノック筒41が前進して朱肉45が印面38に所定量食い込み、適量の朱肉が印面に付着することになる。 従って、特に意識して印面に朱肉を付着させる為のノックをしなくても通常は印面に潤沢に朱肉が付着される。
また、先軸3または中軸1に対してキャップ40を他方に回転すると、シャープペンシル筆記芯7が後退し、代わりにボールペン筆記芯8の筆記先端部が先軸先端口から突出する。尚、筆記芯収納時、ボールペン筆記芯8の突出時に於いては、突起17が周溝19の巾狭溝56に位置して、ノックして中軸1の後端に後軸4の壁20が当接した状態で突起17が周溝19の前壁58に当接しないので、突起等が破壊することはない。
次に、後軸4の外筒部33からキャップ40を外すと印鑑37の印面38が露出するので、印面38を下に向けて捺印できる。また、キャップ40後端の天冠付きノックカバー49を外すと摩擦具51が露出し、シャープペンシルを使用した際の誤字の修正を行うことができる。
ノック筒41の後軸部43bからノックカバー49を外したときに、後軸部43bの外周に固定された係止バネ47の係止部47aがキャップ40の後端に略当接状態となって摩擦具51に押圧が掛かってもノック筒41が後退しない。従って、朱肉45の前面が印面38に接触しないので、摩擦具の消し作業で激しくこじられても印面38が朱肉で汚れという懸念がまったく無い。ノックカバー49が被着された状態では、係止部47aが弾性的に変形され、係止部47aとキャップ40の後端との当接状態が解除されて、ノック筒41は所定間隔で前進可能となる。
また、係止バネ47はバネ性に優れた金属製が望ましいが、樹脂製のノック筒に一体に形成することも可能である。
ところで、朱肉を搭載したノック部位の構成は上述した実施形態に限定されないものである。例えば、ノック筒41をノックしたときに段部43dが固定具44の段部44aに当接した時点で前進が阻止されるので、通常は摩擦具の消し作業で印面38が朱肉で極端に汚れて問題となることは防止できる。従って、係止バネ47は設けないでも済む場合がある。また、キャップに対するノック筒の取付け構造や前進阻止の為の当接構造は上述した実施形態に限定されず設けることが可能である。
また、天冠50の前端がキャップ40の後端に当接するように設けることで、キャップとノック筒との間の当接部を省くことも可能である。
また、複数の筆記芯を搭載して、軸先から選択的に筆記芯の先端部を出没可能とする機構は、上述した円筒カムを回転する構造に限らず、スライダー式、ノック式、振り子式など従来の複式筆記具に使用される構造が適用可能である。
1 中軸
1a 中軸
2 ガイド筒
3 先軸
4 後軸
5 円筒カム
6a 摺動コマ
6b 摺動コマ
7 シャープペンシル筆記芯
8 ボールペン筆記芯
9a 案内溝
9b 案内溝
10 筒部
11 ノックスプリング
12 係合溝
13 係合部
14 カム斜面
15 切欠
16 仕切り部
17 突起
18 縦溝
19 周溝
20 壁
22a 突起
22b 突起
23 芯パイプ
24 フランジ部
25 尾栓
26 係止部
27 内段部
28 段部
29 継ぎ手
30a リターンスプリング
30b リターンスプリング
31 段部
32a 孔
32b 孔
33 外筒部
34 外筒部
35 鍔部
36 係合部
37 印鑑
38 印面
39 クリップ
40 キャップ
41 ノック筒
42 朱肉収容部
43a 前軸部
43b 後軸部
43c 鍔部
43d 段部
43e 孔部
44 固定具
44a 段部
45 朱肉
46 内段部
47 係止バネ
47a 係止部
48 スプリング
49 ノックカバー
50 天冠
51 摩擦具
52 止め具
53 傾斜面
54 巾狭部
55 巾広溝
56 巾狭溝
57a 後壁
57b 傾斜面
57c 後壁
58 前壁
60 周溝
61 ガイド溝
62 仕切り壁
63 傾斜面

Claims (3)

  1. 軸筒の一端に熱変色性インクを充填した筆記芯を収容し、他端に印鑑を収容したことを特徴とする熱変色性筆記具。
  2. 軸筒内に熱変色性インクを収容した筆記芯を搭載して、軸先から筆記芯の先端部を出没可能とし、筆記芯の先端部を軸先から突出したときに、軸筒の後端に設けた後軸を前後動して芯の繰出しが可能となり、さらに、後軸の後端に印鑑が止着され、後軸の外周部に万年筆形の長いキャップが着脱可能に固定されると共に、前記後軸の後端に印面を後端側にして印鑑が止着され、その印面に小間隔で対面する状態で前面に朱肉を保持したノック筒が前記キャップ内孔部の後端にバネ力によってキャップに対して常時後方に附勢されると共に、バネ力に抗して前記小間隔より適宜大きな間隔で前進可能となした後、さらなる前進が阻止されるように係止部が設けられ、またノック筒の後端部がキャップ後端から突出するように設けられて、その後端部に摩擦具が止着され、さらに摩擦具を被覆して後端部外周にノックカバーが止着されてなることを特徴とする請求項1記載の熱変色性筆記具。
  3. 軸筒は先軸と中軸からなり、先軸と中軸の先方を互いに回転不能且つ抜け止め状態に嵌着する係合部を夫々設けて両者を固定し、中軸に一体化したガイド筒とガイド筒の複数の案内溝に、それぞれ筆記芯をガイド筒と摺動コマとの間にリターンスプリングを附勢して前後動自在に嵌装し、軸方向に変位するカム斜面を前端部に円周状に設けた円筒カムをガイド筒または中軸に対し回転且つ軸推移可能に抜け止めし、各摺動コマをカム斜面に当接させることにより先軸または中軸に対する円筒カムの回転によって交互に前後動させて、各筆記芯の先端を先軸の先端口から選択的に出没可能とした筆記具であって、前記円筒カムの後方外周に一体的に後軸が設けられてなる請求項2に記載の熱変色性筆記具。
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