JP2017038502A - エネルギー管理装置、エネルギー管理方法、およびプログラム - Google Patents

エネルギー管理装置、エネルギー管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギーの供給停止に対し、地域全体としての継続性を効率的に維持することができるエネルギー管理装置、エネルギー管理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】地域エネルギー管理システムCEMS11は、複数の需要家毎に設けられる複数の下位エネルギー管理システムを管理する。エネルギー管理システムは、通信部を持つ。通信部は、需要家毎の施設の負荷の稼働状態を制御するためのエネルギー制御情報を下位エネルギー管理装置との間で送受信する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エネルギー管理装置、エネルギー管理方法、およびプログラムに関する。
自然災害やテロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするための計画であるBCP(Business Continuity Plan;事業継続計画)が注目されている。
BCPにおいて対策が検討される主要な脅威の一つとして、電気やガス等のエネルギーの供給停止がある。例えば、ビル等の施設は、広域停電時に自家発電に切り替えて電力を確保することによって、自施設の管理範囲内における電力確保の継続性を維持する。しかしながら、従来のBCPにおいては、エネルギーの供給停止に対し、各々の施設がそれぞれ自己の管理範囲内での継続性を維持するため、地域全体としての継続性を効率的に維持できない可能性があった。
特開2010−165233号公報
本発明が解決しようとする課題は、エネルギーの供給停止に対し、地域全体としての継続性を効率的に維持することができるエネルギー管理装置、エネルギー管理方法、およびプログラムを提供することである。
実施形態のエネルギー管理装置は、複数の需要家毎に設けられる複数の下位エネルギー管理装置を管理する。実施形態のエネルギー管理装置は、通信部を持つ。通信部は、前記需要家毎の施設の負荷の稼働状態を制御するためのエネルギー制御情報を前記下位エネルギー管理装置との間で送受信する。
本実施形態に係るエネルギー管理システムの構成の一例を示す概略図。 本実施形態に係るエネルギー管理システムの動作の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係るエネルギー管理システムの動作の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係るエネルギー管理システムの動作の一例を示すシーケンス図。 従来型エネルギー管理システムの構成の一例を示す概略図。
以下、実施形態のエネルギー管理装置、エネルギー管理方法、およびプログラムを、図面を参照して説明する。
エネルギーの供給停止に対し、省エネルギー技術であるEMS(Energy Management System;エネルギー管理システム)は有効である。EMSは、例えば、停電時に非常用発電機を起動したり、負荷の稼働状態を把握して優先順位の低い負荷を自動遮断したりすることができる。そのため、EMSは、緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を図るための計画であるBCP(Business Continuity Plan;事業継続計画)に活用することができる。
EMSには、例えば、CEMS(Community Energy Management System;地域エネルギー管理システム)、BEMS(Building Energy Management System;ビルエネルギー管理システム)、およびHEMS(Home Energy Management System;住戸エネルギー管理システム)等がある。
以下、従来技術によるエネルギー管理システムの構成について説明する。
図5は、従来型エネルギー管理システムの構成の一例を示す概略図である。
従来型エネルギー管理システム2は、CEMS21と、BEMS22と、マンションEMS23(以下、MEMS23と称する)と、テナントEMS24(以下、TEMS24と称する)と、HEMS25と、を含んで構成される。
CEMS21は、地域のエネルギー管理を司るEMSである。CEMS21は、非常用発電機および蓄電池等の電力源(図示せず)を有する。CEMS21は、電力線50を介して、BEMS22およびMEMS23と接続している。なお説明を簡略化するため、図5には、BEMS22およびMEMS23をそれぞれ1つずつ図示しているが、CEMS21は、自己が管理する地域内の、複数のビルにそれぞれ備えられたBEMS22、および複数のマンションにそれぞれ備えられたMEMS23と接続している。CEMS21は、停電が発生した場合、自己の非常用発電機または蓄電池等によって、BEMS22およびMEMS23へ電力を供給する。
BEMS22は、ビルのエネルギー管理を司るEMSである。BEMS22は、電力線50を介して、自己のビルが管理するテナントに設置されたEMSであるTEMS24と接続している。なお説明を簡略化するため、図5には、TEMS24を1つだけ図示しているが、BEMS22は、自己のビルが管理する複数のテナントにそれぞれ備えられたTEMS24と接続している。
MEMS23は、一括受電型のマンションのエネルギー管理を司るEMSである。MEMS23は、電力線50を介して、自己のマンションが管理する住戸に設置されたEMSであるHEMS25と接続している。なお説明を簡略化するため、図5には、HEMS25を1つだけ図示しているが、MEMS23は、自己のマンションが管理する複数の住戸にそれぞれ備えられたHEMS25と接続している。
TEMS24は、ビル内の1テナントのエネルギー管理を司るEMSである。
HEMS25は、マンション内の1住戸のエネルギー管理を司るEMSである。
なお、本実施形態においては、BEMS22およびMEMS23はそれぞれ非常用発電機を有し、TEMS24およびHEMS25は電力源を有さないものとする。但し、これに限られるものではなく、BEMS22、MEMS23、TEMS24、およびHEMS25には、それぞれ非常用発電機または蓄電池等の電力源(図示せず)を有するものと、そうでないものとが混在していても構わない。
停電時、CEMS21は、下位系統のEMS(下位エネルギー管理装置)であるBEMS22およびMEMS23へ電力を供給する。また停電時、BEMS22は下位系統のEMSであるTEMS24へ、MEMS23は下位系統のEMSであるHEMS25へ電力を供給する。
各EMSは、それぞれ受電メータ30と過電流リレー40とを備えている。各EMSは、受電メータ30によって上限値を上回る電力または電流を検知した場合に、過電流リレー40によって強制的に負荷を遮断する。これにより、従来型エネルギー管理システム2は、非常時であってもシステム全体の停電を免れやすくする構成になっている。
しかしながら、従来型エネルギー管理システム2では、上位系統のEMS(上位エネルギー管理装置)と下位系統のEMSとの間に通信機能等は無い。そのため、従来型エネルギー管理システム2においては、各EMSは互いに連携して動作することは困難であり、各EMSはそれぞれ独自の判断ロジックに基づいて、負荷遮断等の保護制御を行う。そのため、例えば、BEMS22が、自己のビルの必要負荷量の一部について自己の非常用発電機によって電力確保している場合、上位系統のEMSであるCEMS21は、BEMS22における残りの必要負荷量を把握することができない。
すなわち、従来型エネルギー管理システム2には、CEMS21が需要家毎の必要負荷量を把握することができない、という課題がある。また、従来型エネルギー管理システム2には、例えば、一部の需要家がCEMS21へ過大な負荷要求をした場合、地域全体の負荷が過剰となって地域内の非常用発電の停止および全停電に至る事故を招く可能性がある、という課題がある。
以下、実施形態の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るエネルギー管理システム1の構成の一例を示す概略図である。
エネルギー管理システム1は、CEMS11と、BEMS12と、MEMS13と、TEMS14と、HEMS15と、を含んで構成される。
CEMS11、BEMS12、MEMS13、TEMS14、およびHEMS15は、それぞれスマートメータ60を備える。スマートメータとは、電力をデジタルで計測し、通信機能(通信部)を備えた電力計である。
CEMS11は、電力線50によって、BEMS12に備えられたスマートメータ60、およびMEMS13に備えられたスマートメータ60、とそれぞれ接続している。これにより、CEMS11からBEMS12へ、およびCEMS11からMEMS13へ、電力供給をすることが可能である。同様に、BEMS12とTEMS14に備えられたスマートメータ60、およびMEMS13とHEMS15に備えられたスマートメータ60も、それぞれ電力線50によって接続され、BEMS12からTEMS14へ、およびMEMS13からHEMS15へ、電力供給をすることが可能である。
CEMS11は、通信線70によって、BEMS12およびMEMS13、とそれぞれ接続している。これにより、CEMS11とBEMS12、およびCEMS11とMEMS13は、それぞれ互いにデータを送受信することが可能である。同様に、BEMS12とTEMS14、およびMEMS13とHEMS15も、それぞれ通信線によって接続され、互いにデータを送受信することが可能である。
各EMSが送受信するデータには、エネルギー管理システム1全体の事業継続性を高めるための各種の制限電力情報(エネルギー制御情報)が含まれる。
以下、エネルギー管理システムの動作について説明する。
以下、エネルギー管理システム1の動作の一例について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係るエネルギー管理システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。図2に示すシーケンス図は、エネルギー管理システム1の初期設定時の動作を表す。
まず、TEMS14は、上位系統のEMSであるBEMS12へ、通信線70を介して、非常時の負荷容量、負荷の優先順位、および時間帯・曜日・季節による負荷変動に関する情報を、事前に送信する。これにより、BEMS12とTEMS14との間における、非常時の負荷制御に関する事前合意形成がなされる(S101)。
なお、以下の説明は、BEMS12とTEMS14との間の連携の動作を一例とした説明であるが、MEMS13とHEMS15との間の連携の動作であっても構わない。
BEMS12は、TEMS14との事前合意に基づく情報を自己の負荷優先度テーブル(図示せず)に記憶する。
次に、BEMS12は、上位系統のEMSであるCEMS11へ、非常時の負荷容量、負荷の優先順位、および時間帯・曜日・季節による負荷変動に関する情報を、事前に通知する。これにより、CEMS11とBEMS12との間における、非常時の負荷制御に関する事前合意形成がなされる(S102)。CEMS11は、BEMS12との事前合意に基づく情報を自己の負荷優先度テーブル(図示せず)に記憶する。
次に、広域停電発生時におけるエネルギー管理システム1の動作について、図面を参照しながら説明する。
図3は、本実施形態に係るエネルギー管理システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、商用系統において、広域停電が発生したとする(S201)。商用系統とは、電力会社からの電力系統である。広域停電が発生した場合、CEMS11は、広域停電が発生したことを検知する(S202)。CEMS11は、停電を検知すると、通信線70を介してBEMS12へ、非常時モード開始(エネルギー制限時モード開始)の通知を示す信号を送信する。また、CEMS11は、停電を検知すると、蓄電池を投入し、初期の電圧を確立する(S203)。
次に、CEMS11は、一台目の非常用発電機を投入し、起動する(S204)。そして、CEMS11は、起動した一台目の非常用発電機の電圧および周波数を確立する(S205)。周波数は、例えば、50Hzになるように確立される。その後、CEMS11は、自己が管理する地域内の負荷を順次投入する(S206)。このとき、CEMS11は、下位系統のEMSであるBEMS12に対し、通信線70を介して、負荷制限値通知(制限エネルギー量の通知)および負荷投入指示の通知を示す信号を順次送信する(S207、S208)。
なお、負荷制限値通知とは、上位系統のEMSから下位系統のEMSへ送信される通知であり、下位系統のEMSにおける負荷の制限値を上位系統のEMSが指定するための通知である。また、負荷投入指示の通知とは、上位系統のEMSから下位系統のEMSへ送信される通知であり、下位系統のEMSにおける負荷の投入を上位系統のEMSが指示するための通知である。
BEMS12は、CEMS11から非常時モード開始の通知を受信することにより、上位系統において停電が発生したことを検知する(S209)。BEMS12は、停電を検知すると、非常用発電機を起動する(S210)。そして、BEMS12は、起動した非常用発電機の電圧および周波数を確立する(S211)。周波数は、例えば、50Hzになるように確立される。
BEMS12は、自己のビルの保安回線を復電する(S212)。その後、BEMS12は、負荷投入指示の通知を示す信号をCEMS11から受信すると、自己が管理するビル内の保安負荷を順次投入する(S213)。このとき、BEMS12は、下位系統のEMSであるTEMS14に対し、通信線70を介して、負荷制限値通知および負荷投入指示の通知を示す信号を順次送信する(S214、S215)。
TEMS14は、負荷投入指示の通知を示す信号を受信すると、非常負荷を順次投入する(S216)。
なお、表現が異なる複数種の負荷(非常負荷、保安負荷、および負荷(常用負荷))は、重要度が異なる負荷である。非常負荷は、例えば、安全確保するための最小限の負荷、例えば、非常用エレベータや非常灯等を含む。また、保安負荷とは、事業の継続性を維持するための最小限の負荷、例えば、非常用エレベータ以外のエレベータ、空調機器、主要な照明、通信機器、および基幹システム等を含む。また、負荷(常用負荷)とは、非常用負荷と保安負荷とを除いたその他の全ての負荷である。また、非常用回線、保安回線、および常用回線とは、それぞれ非常用負荷、保安負荷、および(常用)負荷を投入するための電力線(図示せず)である。
次に、CEMS11は、より広範囲の負荷の事業継続性を維持するため、二台目の非常用発電機を投入し、起動する(S221)。そして、CEMS11は、起動した二台目の非常用発電機の電圧および周波数を確立する(S222)。周波数は、例えば、50Hzになるように確立される。その後、CEMS11は、自己が管理する地域内の負荷を順次投入する(S223)。このとき、CEMS11は、下位系統のEMSであるBEMS12に対し、通信線70を介して、負荷制限値通知および負荷投入指示の通知を示す信号を順次送信する(S224、S225)。
BEMS12は、自己のビルの保安回線の容量を増加させる(S226)。その後、BEMS12は、負荷投入指示の通知を示す信号をCEMS11から受信すると、自己が管理するビル内の負荷を順次投入する(S227)。このとき、BEMS12は、下位系統のEMSであるTEMS14に対し、通信線70を介して、負荷制限値通知および負荷投入指示の通知を示す信号を順次送信する(S228、S229)。
TEMS14は、負荷投入指示の通知を示す信号を受信すると、保安負荷を順次投入する(S230)。
次に、広域停電の復電時におけるエネルギー管理システム1の動作について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態に係るエネルギー管理システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、商用系統において、広域停電が復電したとする(S301)。広域停電が復電した場合、CEMS11は、広域停電が復電したことを検知する(S302)。CEMS11は、復電を検知すると、通信線70を介してBEMS12へ、非常時モード解除の通知(復旧時の通知)を示す信号を送信する。また、CEMS11は、復電を検知すると、常用回線を閉入する。CEMS11は、各非常用発電機の負荷を低減する(S304)。そして、CEMS11は、各非常用発電機を解列する(S205)。その後、CEMS11は、自己が管理する地域内の常用負荷を順次投入する(S206)。
このとき、CEMS11は、下位系統のEMSであるBEMS12に対し、通信線70を介して、負荷制限解除通知および負荷投入指示の通知を示す信号を順次送信する(S307、S308)。なお、負荷制限解除通知とは、上位系統のEMSから下位系統のEMSへ送信される通知であり、下位系統のEMSにおける負荷制限の解除を上位系統のEMSが指示するための通知である。
BEMS12は、CEMS11から非常時モード解除の通知を受信することにより、上位系統において復電したことを検知する(S309)。BEMS12は、復電を検知すると、非常用回線を閉入する(S310)。そして、BEMS12は、非常用発電機を停止する(S311)。BEMS12は、常用回線を閉入する(S312)。
その後、BEMS12は、負荷投入指示の通知を示す信号を受信すると、自己が管理するビル内の負荷を順次投入する(S313)。このとき、BEMS12は、下位系統のEMSであるTEMS14に対し、通信線70を介して、負荷制限解除通知および負荷投入指示の通知を示す信号を順次送信する(S314、S315)。
TEMS14は、負荷投入指示の通知を示す信号を受信すると、常用負荷を順次投入する(S316)。
以下、実施形態の第1の変形例について説明する。
上述した実施形態においては、エネルギー管理システム1は、初期設定時を除き、上位系統のEMSから下位系統のEMSへの通知のみを行った。しかしながら、エネルギー管理システム1は、下位系統のEMSから上位系統のEMSへの通知も行うようにしてもよい。
エネルギー管理システム1は、上位系統のEMSから下位系統のEMSへの通知に対し、下位系統のEMSが正常に通知したことを示す応答を、下位系統のEMSから上位系統のEMSへ行うようにしてもよい。これにより、エネルギー管理システム1は、上位系統のEMSと下位系統のEMSとの間の通信の信頼性を向上させることができる。例えば、非常時モード開始の通知、負荷制限値通知、負荷投入指示通知、および復電時の通知に対する応答通知を、下位系統のEMSが上位系統のEMSへ行うようにすればよい。
また、上位系統のEMSから下位系統のEMSへ通知される負荷制限値通知が示す負荷制限量が、下位系統のEMSの必要負荷量に満たない場合には、下位系統のEMSは上位系統のEMSへ拒否を示す応答をするようにしてもよい。さらに、その場合、下位系統のEMSが、上位系統のEMSへ必要負荷量をリクエストする通知を行えるようにしてもよい。
以下、実施形態の第2の変形例について説明する。
上述した実施形態においては、エネルギー管理システム1は、現時点における負荷制限値を通知するが、将来の(例えば、1時間後、3時間後、または24時間後の)制限電力の予測値も併せて通知するようにしてもよい。例えば、下位系統の各EMSにおける必要負荷量を示す情報や、非常用発電機の稼働状態を示す情報を、上位系統のEMS(例えば、CEMS11)が収集することにより、上位系統のEMSは、将来の制限電力の予測値を算出することができる。
また、下位系統のEMSが、自己の施設の負荷量の状況に基づいて、自己の施設の将来の必要負荷量の予測値(制限エネルギー量の予測値)を算出し、算出した予測値を上位系統のEMSへ通知するようにしてもよい。
これにより、エネルギー管理システム1は、上位系統のEMSによる制限電力の予測値や、下位系統のEMSの必要負荷量の予測値を考慮して、より効率的にエネルギー管理をすることができる。
以下、実施形態の第3の変形例について説明する。
上位系統のEMSは、下位系統の各EMSへの制限電力の配分スケジュールを作成し、その配分スケジュールを示す情報(制限エネルギーの配分スケジュール)を下位系統の各EMSへ通知するようにしてもよい。配分スケジュールを作成することによって、エネルギー管理システム1は、例えば、特定の時間帯は、特定のEMSに対する制限電力の配分を増やす、または減らす等の制御をすることができる。これにより、エネルギー管理システム1は、大規模停電を回避するため、一定地域ごとに電力供給を順次停止・再開させる輪番停電を容易に行うこともでき、より効率的にエネルギー管理をすることができる。
以下、実施形態の第4の変形例について説明する。
上位系統のEMSは、下位系統のEMSにおける制限電力の実績値を収集するようにしてもよい。復電後、エネルギー管理システム1は、収集した実績値に基づいて、EMS毎に、負荷制限への貢献度(エネルギー節約への貢献度)を定量化することができる。これにより、エネルギー管理システム1は、例えば、停電時の制限電力への貢献度が高かった需要家に対して電力会社等がインセンティブを支払う場合における事務手続きを容易にすることができる。
以下、実施形態の第5の変形例について説明する。
上位系統のEMSが下位系統のEMSへ通知する負荷制限値通知は、負荷制限量そのものを示す通知ではなく、各需要家に要求する負荷制限(制限エネルギー量)の度合いをレベルで示した通知であってもよい。例えば、上位系統のEMSは、下位系統のEMSへ、レベル信号によって負荷制限値通知を行ってもよい。
また、下位系統のEMSは、各レベル信号に対応する負荷制限シナリオを予め準備し、上位系統のEMSから受信したレベル信号に従って負荷抑制制御を実行するようにしてもよい。
なお、上記の実施形態に係るエネルギー管理システム1は、CEMS11、BEMS12、およびTEMS14の3階層からなる階層型のシステムであるが、これに限られない。エネルギー管理システム1は、任意のn階層からなる階層型のシステムであってもよい。
また、上記の実施形態に係るエネルギー管理システム1は、電力の使用量を制御するシステムであるが、これに限られない。エネルギー管理システム1は、その他のエネルギーまたは資源、例えば、ガスや水道等の使用量を制御するシステムであってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、エネルギー管理装置が、他のエネルギー管理装置との通信を行う通信機能を持つことにより、エネルギーの供給停止に対し、地域全体としての継続性を効率的に維持することができる。
なお、上述した実施形態におけるエネルギー管理システム1の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、エネルギー管理システム1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態におけるエネルギー管理システム1、を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。端末装置10の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・エネルギー管理システム、2・・・従来型エネルギー管理システム、11・・・CEMS、12・・・BEMS、13・・・MEMS、14・・・TEMS、15・・・HEMS、21・・・CEMS、22・・・BEMS、23・・・MEMS、24・・・TEMS、25・・・HEMS、30・・・受電メータ、40・・・過電流リレー、50・・・電力線、60・・・スマートメータ、70・・・通信線

Claims (9)

  1. 複数の需要家毎に設けられる複数の下位エネルギー管理装置を管理するエネルギー管理装置であって、
    前記需要家毎の施設の負荷の稼働状態を制御するためのエネルギー制御情報を前記下位エネルギー管理装置との間で送受信する通信部、
    を備えるエネルギー管理装置。
  2. 前記下位エネルギー管理装置へ送信される前記エネルギー制御情報は、前記下位エネルギー管理装置へ配分されるエネルギー量の制限が開始されたことを示すエネルギー制限時モード開始の通知、前記下位エネルギー管理装置へ配分される前記エネルギー量を示す制限エネルギー量の通知、前記下位エネルギー管理装置へ配分される前記エネルギー量の制限が解除されたことを示す復旧時の通知、前記下位エネルギー管理装置における負荷の投入が指示されることを示す負荷投入指示の通知、前記下位エネルギー管理装置へ配分される前記エネルギー量の予測値を示す情報、または前記下位エネルギー管理装置へ配分されるエネルギーの配分スケジュールを示す情報、を含む、
    請求項1に記載のエネルギー管理装置。
  3. 前記制限エネルギー量の通知は、前記需要家毎に要求される前記制限エネルギー量の度合いをレベルで示した通知である、
    請求項2に記載のエネルギー管理装置。
  4. 前記下位エネルギー管理装置から受信する前記エネルギー制御情報は、エネルギー制限時モード開始の通知に対する応答、制限エネルギー量の通知に対する応答、要求されるエネルギー量の通知、復旧時の通知に対する応答、負荷投入指示に対する応答、または要求されるエネルギー量の予測値の通知に対する応答を含む、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエネルギー管理装置。
  5. 需要家毎の、要求されるエネルギー量の実績に基づいて需要家毎のエネルギー節約への貢献度を定量化する、
    請求項4に記載のエネルギー管理装置。
  6. 前記エネルギー管理装置と前記下位エネルギー管理装置は、それぞれ、地域エネルギー管理システム(CEMS)とビルエネルギー管理システム(BEMS)、地域エネルギー管理システム(CEMS)とマンションエネルギー管理システム、ビルエネルギー管理システム(BEMS)とテナントエネルギー管理システム、またはマンションエネルギー管理システムと住戸エネルギー管理システム(HEMS)、である、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエネルギー管理装置。
  7. 上位エネルギー管理装置によって管理され、需要家毎に設けられるエネルギー管理装置であって、
    前記需要家毎の施設の負荷の稼働状態を制御するためのエネルギー制御情報を前記上位エネルギー管理装置との間で送受信する通信部、
    を備え、
    前記エネルギー制御情報は、制限エネルギー量の通知を含み、
    前記制限エネルギー量の通知は、前記需要家毎に要求する負荷制限の度合いをレベル信号で示す通知であり、
    前記制限エネルギー量の通知を受信した場合、前記レベル信号に対応づけられた負荷制限シナリオに従って負荷抑制制御を実行する、
    エネルギー管理装置。
  8. 複数の需要家毎に設けられる複数の下位エネルギー管理装置を管理するエネルギー管理方法であって、
    前記需要家毎の施設の負荷の稼働状態を制御するためのエネルギー制御情報を前記下位エネルギー管理装置との間で送受信する通信ステップ、
    を有するエネルギー管理方法。
  9. 複数の需要家毎に設けられる複数の下位エネルギー管理装置を管理するプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記需要家毎の施設の負荷の稼働状態を制御するためのエネルギー制御情報を前記下位エネルギー管理装置との間で送受信する通信ステップ、
    を実行させるためのプログラム。
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