JP2017038246A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッドファインダで好適な被写体の視認ができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】被写体像を視認できる光学ビューファインダと、撮像素子によって撮像されたライブビュー表示および撮影情報を表示できる電子ビューファインダと、前記撮像素子によって撮像された撮影画像を記録する記録装置を有する撮像装置において、前記電子ビューファインダの表示は前記光学ビューファインダに重畳して表示可能であり、前記電子ビューファインダに表示する画像を補正する補正処理部を有し、前記補正処理部は、前記電子ビューファインダの表示を補正処理して前記光学ビューファインダに重畳させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置のファインダに関し、特に一眼レフカメラ等の撮像装置において光学式ビューファインダと電子式ビューファインダを重畳させて表示する技術に関する。
近年、一眼レフカメラ等の撮像装置において、光学式ビューファインダ(以下OVFと記載する)と電子ビューファインダ(以下EVFと記載する)を、撮影者がカメラのファインダ部を覗きながら切り替えることを可能とするカメラの提案がなされている。さらには、OVF表示にEVF表示を重畳表示するハイブリッドファインダを備えたカメラのファインダ装置についての提案がなされている。また重畳させるEVF表示についての詳細技術についても提案がなされており、特許文献1には、ハイブリッドファインダにおいて、撮像した信号から被写体の輪郭を抽出して、輪郭情報だけを重畳させる技術が開示されている。
特開2012−085261号公報
しかしながら、特許文献1は暗い時の構図補助を目的とした輪郭補助であり、上述の特許文献は通常状況における各カメラ動作内で適切な静止画撮影時、特に静止画撮影時のプリレック動作における重畳制御については述べられていない。
そこで、本発明の目的は、ハイブリッドファインダを備えたカメラで静止画を撮影する際、特に静止画撮影時のプリレック動作中において、カメラ動作の各段階においても快適に撮影することを可能にした撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
被写体像を視認できる光学ビューファインダと、
撮像素子によって撮像されたライブビュー表示および撮影情報を
表示できる電子ビューファインダと、
前記撮像素子によって撮像された画像を記録する記録装置
を有する撮像装置において、
前記電子ビューファインダの表示は前記光学ビューファインダに重畳して表示可能であり、
前記電子ビューファインダに表示する画像を補正する補正処理部を有し、
前記撮像素子によって撮影された画像を動画として前記記録装置に記録している間、
前記補正処理部は、前記電子ビューファインダの表示を補正処理して前記光学ビューファインダに重畳させることを特徴とする。
本発明によればハイブリッドファインダで好適な被写体の視認ができる撮像装置を提供することができる。
本発明を実施した撮像装置の一例としての、デジタル一眼レフカメラ本体101および交換レンズ201の模式図 ハイブリッドファインダによる重畳表示ついての説明図 プリレックを行う際に好適なOVFへのEVF重畳表示についての説明図 プリレックを行う際に好適なOVFへのEVF重畳表示についての説明図 プリレックを行う際に好適なOVFへのEVF重畳表示についての説明図 プリレックを行う際に好適なOVFへのEVF重畳表示についての説明図 クイックリターン式ミラーを有するカメラにおける撮影動作についての説明図
[第1の実施例]
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<カメラ全体説明>
図1は本発明を実施した撮像装置の一例としての、デジタル一眼レフカメラ本体101および交換レンズ201の模式図である。以下ではカメラの構成部品と主なカメラ撮影動作について説明する。
交換レンズ201の撮像レンズ202を透過した光束は、カメラ本体101に備え付けられたミラーユニット150内のメインミラー151に入射する。メインミラー151はハーフミラーとなっており、このメインミラー151により反射された光束はファインダ160へ導かれる。ファインダ160の詳細は後述する。
メインミラー151およびメインミラー遮光板155からなるミラーユニット150はそれぞれ不図示の回動可能な保持枠によって保持されている。ミラーユニット150の光軸後方にはシャッタユニット300が配置されている。
<シャッタユニット>
シャッタユニット300はシャッタ地板308に開口308aを有し、開口を遮光することのできる先幕301および後幕302からなるシャッタの遮光幕を有する、いわゆるフォーカルプレーン方式のメカニカルシャッターである。先幕301および後幕302は不図示のシャッターチャージユニットによって走行に必要なバネ力がチャージされる。カメラの待機状態であるチャージ完状態において、先幕301はシャッタ開口部を遮光しており、後幕302はシャッタ開口部の外に畳まれた状態で退避している。
シャッタユニット300はシステム制御部140およびシャッタ制御部132からの信号によって、先幕301を走行させて開口部308aの遮光を解除し、また後幕302を走行させて開口状態にあるシャッタを遮光させることが出来る。先幕301および後幕302は待機状態においてチャージ状態を通電された電磁石の力で保持し、電磁石の通電を切ることで走行する。このいわゆる緊定マグネット方式のシャッタは、待機状態を保持しているあいだ電磁石通電のための電力消費が必要となる。
したがって、先幕301および後幕302は退避状態でメカ的なロック機構によって保持され、走行の前にロックを解除するセット解除機構を有していることがのぞましい。
また、後述する撮像ユニット130中の撮像素子131が、画像の本撮像を開始する際に撮像素子131内部の処理で電荷をリセットして蓄積を開始出来る、いわゆる電子先幕機能を有している場合、シャッタユニット300が必ずしも先幕301を有しなくてもよく、後幕302のみによって開口部308aを遮光する構成であってもよい。
<撮像ユニット>
シャッタユニット300のさらに光軸後方には、撮像素子131からなる撮像ユニット130がある。カメラが撮影待機状態にある場合、および撮影時にはシャッタユニット300は開口状態となり、撮像ユニット130に光束が入射する。
撮像素子131で露光された被写体像は電気信号に変換される。変換された撮像情報はシステム制御部140で画像処理や補正処理、記録画像への変換処理が行われる。システム制御部140内部の画像補正処理ユニットからなる補正処理部140aで処理された撮像情報は、内蔵メモリや外部メモリーカードからなる記録装置144へ記録される。システム制御部140には電力制御部142による制御に従い、バッテリーからなる電源141から電力が供給される。また撮影情報やカメラ本体101の各種設定状態は、LCD(液晶表示器)で構成された外部モニタである外部表示部143に表示される。
<撮像面位相差AF>
CMOSエリアセンサからなる撮像素子131は、被写体像を電気信号に変換するマトリクス状に配置された画素によって構成される。露光された被写体像はシャッタユニット300によって遮光された状態で全画素が読みだされる本撮像によって撮影画像の情報が読みだされ、システム制御部140で記録形式に変換され、記録装置144に記録される。
撮像素子131には撮像用画素中に位相差検出用素子が配設されている。撮像素子内に配設された位相差検出用素子によってオートフォーカス(AF)測距を行う。撮像素子131は撮影待機状態において位相差検出用素子を用いて撮像レンズ201のデフォーカス量を検出し、AF演算部135へ情報を伝える。
また、撮像素子131は開口部308aが開口している状態で、露光中の被写体像をスリットローディング方式で順次画像を走査し、読み出しを行うライブビュー(LV)読み出しも行う。
ファインダ160では、LV読み出しによって取得された画像情報が外部表示部143やファインダ内表示部164に静止画や動画情報として表示される、LV表示が行われる。さらにカメラ101ではLV読み出しによって取得された画像情報を順次システム制御部140で記録画像に変換して記録装置144に記録しておく機能であるプリレックも行われる。
<AF演算制御>
AF演算部135は、撮像素子によるAF測距結果にもとづいて、撮像レンズ202を合焦状態となるように位置まで移動するための撮影レンズ駆動量を演算し、交換レンズ201に伝達する。交換レンズ201は不図示のアクチュエータを制御して、撮像レンズ202を駆動させて焦点調節を行う。
<ハイブリッドファインダ>
メインミラー151で反射しファインダ160へ導かれた光束は、メインミラー151から撮像素子131への光学的距離に等しく置かれたファインダスクリーン161に結像する。ファインダスクリーン161に結像した被写体像は、PN液晶からなる情報表示部166、ペンタプリズム162によって反射・反転され、接眼レンズユニット163へ入射する。撮影者はピント板161上にうつる被写体像を接眼レンズユニット163から光学ビューファインダ(OVF)表示として視認する。
ファインダ160にはLEDで構成されるバックライト164aおよびTFT液晶表示ディスプレイで構成されるファインダ内部表示部164が接眼レンズユニット163と組み合わされて配置され、ファインダ内部表示部164に任意の画面表示を行うことで電子ビューファインダ(EVF)表示が出力される。
出力されたEVF表示は、接眼レンズユニット163内部のプリズム163aに配置されたハーフミラー面163mによってOVF表示に光学的に重ね合わせるEVF重畳表示が行われる。これをハイブリッドファインダと呼ぶ。
本実施例においては接眼レンズユニット163内にプリズム163aとファインダ内部表示部164を配置してOVF表示にEVF重畳表示を行ったが、ハイブリッドファインダはこの構成に限定されることはなく、たとえば情報表示部166をPN液晶ではなくドットマトリクス式の有機ELにすることでEVF重畳表示を実現しても良い。
<カメラ動作説明(第1の実施例):ミラーアップあり+プレビューなし>
次に、カメラの各撮影動作状態での断面模式図を表した図7を用いて、クイックリターン式ミラーを有するカメラにおける撮影動作について詳細に説明する。
カメラの撮影待機状態のボディ断面模式図を図7aに示す。メインミラー151はダウン状態にあり、シャッタユニット300の開口部308aはシャッタ先幕301が走行しており開口状態にある。撮影レンズ202を通過した光束はメインミラー151で分割され、ファインダユニット160と撮像素子ユニット130の双方に導かれる。このとき撮像素子131は被写体像をLV表示として読み出し、ファインダ内部表示部164へLV重畳表示を行う。
撮影者によるレリーズ動作によって撮影信号が指令されると、シャッタ走行の準備としてシャッタ後幕セット解除動作が行われ、ミラーユニット150が不図示のモータによる駆動でファインダ160を遮光するように回動し、交換レンズ202を透過した光束を、メインミラー151で分割することなく撮像ユニット130へ導くことができるよう退避動作を行う、ミラーアップ動作が行われる。
これらの動作と並行して撮像ユニット130では、これまでEVF重畳表示のために行っていたLV読み出しを終了し、本撮像を実施するための準備動作が行われる。
シャッタがセット解除を終了し、ミラーアップ動作と撮像素子の準備動作が終了すると本撮像のための準備が完了する。この時の断面模式図を図7bに示す。
ミラーアップ動作終了の段階で、メインミラー151は退避状態にあり、メインミラー151に回動自在に取り付けられたメインミラー遮光板155は不図示のトグル反転バネによってメインミラー151の裏面側をふさぐように閉じる。メインミラー遮光板155によって、ファインダ側から外光が侵入して撮像素子に露光することを防ぎ、また撮影レンズ200からの入射光がメインミラー151の裏面に反射してセンサに入射することを防ぐ。したがってミラーアップ中は、ファインダユニット160から撮像素子131への光路が遮断され、OVF表示はブラックアウトする。
本撮像の準備が完了すると、撮像素子は電子先幕によるリセットを順次開始し、本撮像の露光および蓄積を開始する。図7cに示すように、撮像素子131の露光量が既定の値となるよう後幕302が走行して開口部308aを遮光し、撮影のための蓄積が完了する。
その後、カメラは撮像素子131で露光された被写体像の読み出しを実施し、同時にシャッタチャージ動作およびミラーダウン動作が行われる。シャッタチャージ、ミラーダウン、撮像素子の情報読み出しが完了すると、撮影動作が全て終了する。
カメラ101は撮影動作を全て終了すると、撮影待機状態に戻る。シャッタの開口308aを開けて撮像素子のLV表示を再開させるために、シャッタユニット300の先幕301を走行させる。撮像ユニット130は開口308aが遮光されたことを確認するとLV用の画像読み出しを開始し、LV読み出しを再開する。
<ハイブリッドファインダによる画像重畳>
以下では、図2を用いて本発明の主要な構成部品であるハイブリッドファインダによる重畳表示ついて詳細に説明する。図2aから図2dに、接眼レンズユニット163から視認されるハイブリッドファインダの表示を示す。
図2aはEVF重畳表示を行っていない状態を示している。ファインダにはOVF表示範囲501が表示されており、OVF表示範囲501の外側に撮影情報が表示された撮影情報表示部504が不図示の表示装置によって表示されている。
図2bはEVF重畳表示としてメニュー画面を重畳させた状態を示している。従来は外部表示部143にメニュー画面が表示されていた。メニュー画面をEVF重畳表示としてファインダ内部表示部164に表示させることで、画面内のEVF重畳範囲502にメニュー表示503がEVF重畳表示され、撮影者はファインダを覗きながらカメラのメニュー操作を行うことが出来る。
図2cはEVF重畳表示として撮影情報、例としてカメラの合焦指定位置であるAF測距点505を重畳させた状態を示す。従来のカメラにおいてピント板161に刻まれたプリズムにLED光を照射する、または情報表示部166を点灯させる方法によってAF測距点表示が行われていたが、ハイブリッドファインダにおいてはAF測距点の画像をEVF重畳表示させることによって、AF測距点を表示させることができる。また、ファインダ内部表示部164はカラー表示が可能であり、AF測距点表示は測距信頼性や合焦状況に応じて表示色や表示形状を多彩に変化させて表示される。
図2dはEVF重畳表示として撮像素子のLV表示を重畳させた状態を示している。このとき、撮像素子131にうつった被写体像のLV表示がファインダ内部表示部164に表示されており、OVF表示範囲501内のEVF重畳範囲502に、LV重畳表示508が表示されている。図2dでは、EVF重畳範囲502に、表示中のLV重畳表示508がプリレック中であることを示す表示508aも表示されている。
OVF表示の中心と、EVF重畳表示の中心は調整によって揃えられる。また、撮影待機状態および撮影動作中のLV重畳表示には、カメラの制御状態に応じて適切な画像補正を実施する必要がある。
<撮影前の動画重畳の全体的な仕組み>
しかし、OVFに単純にEVFで撮像した画像をそのままEVF重畳表示で重ねてしまうと、撮像時の時間遅れや液晶の応答遅れによる像流れもOVFに重畳され、一時的に、もしくはEVF重畳表示内の一部分の重畳がずれて被写体像が二重に見えてしまい、被写体の状況確認が困難となる。すると合焦状態の確認や手動による合焦動作、構図の確認に支障をきたす場合があり、撮影者がOVFハイブリッドファインダを用いる撮影において不便を感じることがあった。
そこで、撮影者に対しても違和感の少ないLV表示のEVF重畳表示が行えるよう、最適なファインダ情報を取捨選択して提示する必要がある。
図3から図6を用いて、プリレックを行う際に好適なOVFへのEVF重畳表示について詳細に説明する。
<動画記録状態の説明>
(動画の記録設定)
図3はLV表示中にプリレックとして動画を記録した場合の、記録状況説明表示510のみを重畳させた場合を表している。図3aはプリレック中か否かを説明するいわゆるREC表示である記録警告表示510aを、図3bは記録警告表示510aに加えて記録設定表示510bも画面に重畳させた状態をそれぞれ表している。
EVF重畳表示として全ての画像を重畳させると像のずれが発生し視認が困難となる場合、LV表示の重畳を設定によって意図的に、または一時的に消すことがある。そのため、OVFに画像そのものを重畳させるのではなく記録警告表示510aか記録設定表示510bの片方または両方を重畳表示させることで、LV表示を行っている場合、特にプリレック中の場合、動画を記録していることを示す記録警告表示を行うことで、撮影者がプリレックしていることを忘れ意図しない電力を消費することや、意図しない録画をおこなうことを抑制出来る。重畳させる記録設定表示510bの例としては、解像度、カラー・ダイナミックレンジ設定、フレームレートがあげられる。
(白飛び警告部・黒潰れ警告部)
LV表示中の画像において記録時に白飛びおよび黒潰れをする懸念がある画像のみを重畳させた場合を図4に表す。図4において、画面内の白飛び部分に明滅する画像表示512を、また黒潰れ部分にも同様に明滅する画像表示513を重畳させており、他の画像は重畳されていない。
撮像センサ131から読み出した画像はシステム制御部140で変換処理を行い記録されるが、その際に画面内で白飛びや黒潰れしている、もしくは白飛びや黒潰れをする懸念がある状態にある領域を認識し、その分のみを補正処理部140aで重畳させる画像形式に変換してファインダ内部表示部164に重畳表示させる。
このとき、ファインダ内部表示部164に重畳される画像表示512および513は明滅表示に限らず、白飛びまたは黒潰れする箇所を枠状に囲った表示や、指定された特定の半透過色を重畳させる方式であってもよく、画面内でプリレックの画像上で階調が記録されない部分を示すものであればよい。
構図は光学ファインダで視認したほうが良いと撮影者が判断した場合でも、光学像を肉眼で視認した時に撮影者が認識するダイナミックレンジはセンサより広いことがあるため、画面内に記録画像中で白飛び黒潰れする箇所があることを知らないまま撮影することがある。画面上にヒストグラムを重畳させる方法もあるが、この場合はヒストグラム表示が被写体を隠してしまい構図確認が困難になる場合があること、また画像内のどの箇所が白飛び黒潰れに該当するかを撮影者が推測する必要がある。
そのため、白飛び黒飛び情報だけを撮影中に重畳させてやることで、動画撮影に必要な露出情報を把握しながら、時間遅れや像流れのないOVFを視認してプリレックを行うことが出来る。
(ピーキング部)
図5はLV表示中にLV重畳表示部508でピントが合焦している、合焦部分511のみを重畳させた場合を表している。
主被写体が小さい場合や低輝度環境下でOVFを使用する場合、肉眼でピントを確認することが困難となる状況がある。そのため、撮像センサ内の位相差AF用画素の情報を使用して画面内の合焦部を把握し、合焦近傍部近辺の画素情報だけを重畳させることで、合焦位置と合焦部付近がどのように写っているかを把握して撮影することが可能になる。
また、光学ファインダで確認するアウトフォーカス部の光学像は、ファインダスクリーンの拡散特性に依存するため、撮像センサに記録される画像とそのボケの見え方に違いがある。したがって、前述のように合焦部を重畳させるのではなく、アウトフォーカス部のみを重畳させることで、OVFを確認しながら、記録画像中のアウトフォーカス部の実際のボケ状況をEVF重畳表示によって確認することも出来る。
合焦部のみを重畳させる場合と非合焦部のみを重畳させる場合、どちらが適切かは撮影者の目的や、撮影時および被写体の状況に応じて決まるため、撮影者が選択できるようにすることが望ましい。このとき、合焦部、またはアウトフォーカス部をどの程度の閾値まで重畳させるかは撮影者が設定を変更して調整できるようにしてもよい。さらに、この実施例では撮像センサ内の位相差AF用画素の情報から合焦部、またはアウトフォーカス部の部分を判定する方式を用いて記述しているが、この方法に必ずしも限定されるものではなく、画面内のコントラスト閾値をもとに重畳する範囲を決定する方式であってもよい。この場合、撮像センサが位相差測距可能な画素構成を取る必要がない。
<電子手ぶれ補正切り出し枠>
(センサシフト式手ぶれ補正枠)
図6は記録画像に対して電子式手ぶれ補正またはセンサシフト式手ぶれ補正を行うときに、補正後の画像範囲515をEVF重畳表示している時のファインダを示している。
センサシフト式手ぶれ補正…撮像ユニット130が可動式であり、カメラ内部に設置された不図示の加速度センサでカメラの手ぶれ量を検知し、ブレを打ち消すようにセンサを動かすことで画像のブレを抑制するセンサシフト式手ぶれ補正機能を有するカメラが知られている。LV読み出しで取得された画像を外部表示部145に表示させるときは、センサシフト式手ぶれ補正を実施させると画像が視やすくなり効果的である。
しかし、ハイブリッドファインダにおいては、OVF表示は手ぶれが補正されていない光学像であるため、センサシフト式手ぶれ補正を行ったLV重畳表示508を表示させると、手ぶれにより揺れるOVF表示と補正後の揺れが少ないEVF重畳表示が重なり、被写体像の視認が困難となる。
そのため、撮影時にセンサシフト式手ぶれ補正を実施する設定である場合、EVF重畳表示では画像そのものは重畳させず、補正のためにシフトさせたセンサの情報の重畳を行うことが望ましく、さらには手ぶれ補正を実施した後の画像範囲515を重畳させることが望ましい。
電子式手ぶれ補正…前述のセンサシフト手ぶれ補正と同様に、不図示の加速度センサでカメラの手ぶれ量を検知し、ブレを打ち消すように画像記録の範囲をずらして見かけ上の画像ブレを抑制する、いわゆる電子式手ぶれ補正の機能を有するカメラが知られている。LV読み出しで取得された画像を外部表示部145に表示させるときは、電子式手ぶれ補正を実施させると画像が視やすくなり効果的である。
しかし、ハイブリッドファインダにおいては、OVF表示は手ぶれが補正されていない光学像であるため、電子式手ぶれ補正を行ったLV重畳表示508を表示させると、手ぶれにより揺れるOVF表示と補正後の揺れが少ないEVF重畳表示が重なり、被写体像の視認が困難となる。
そのため、撮影時に電子式手ぶれ補正を実施する設定である場合、EVF重畳表示では画像そのものは重畳させず、補正のためにセンサから切り出した画像範囲の情報の重畳を行うことが望ましく、さらには手ぶれ補正を実施した後の画像範囲515を重畳させることが望ましい。図6では範囲外を黒く塗りつぶした情報を重畳させているがこれは必須ではなく枠の情報だけでも構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、たとえば実施例の一眼レフ構成だけでなく外付けの光学ファインダやいわゆるレンジファインダータイプの光学ファインダにおけるハイブリッドファインダ構成で有ってもよい。通常はすべての画像をEVF表示しておき、任意のボタンを押下げ時だけ本発明で示したEVF重畳表示を実施もしくは停止できる構成であってもよい。つまり、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 カメラ本体、131 撮像素子、140 システム制御部、
140a 補正処理部、144 記録装置、160 ファインダ、
164 ファインダ内部表示部、510 記録状況説明表示、510a 記録警告表示、
510b 記録設定表示、515 補正後の画像範囲

Claims (5)

  1. 被写体像を視認できる光学ビューファインダ(160)と、
    撮像素子(131)によって撮像されたライブビュー表示および撮影情報を
    表示できる電子ビューファインダ(164)と、
    前記撮像素子(131)によって撮像された画像を記録する記録装置(144)
    を有する撮像装置(101)において、
    前記電子ビューファインダ(164)の表示は前記光学ビューファインダ(160)に重畳して表示可能であり、
    前記電子ビューファインダ(164)に表示する画像を補正する補正処理部(140a)を有し、
    前記撮像素子(131)によって撮影された画像を動画として前記記録装置(141)に記録している間、
    前記補正処理部(140a)は、前記電子ビューファインダ(164)の表示を補正処理して前記光学ビューファインダ(160)に重畳させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正処理は、前記ライブビュー表示を記録していることを示す記録警告表示(510a)または記録設定表示(510b)のみを重畳させ、前記ライブビュー表示は重畳させないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正処理は、前記ライブビュー表示を記録する場合に正常に記録出来ない可能性がある部分のみを重畳させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子(131)は被写体の距離情報を取得することができ、前記補正処理は、前記ライブビュー表示のうち被写体の距離情報に応じて領域を選択して重畳させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記ライブビュー表示は電子式またはセンサシフト式の手ぶれ補正が行われ、前記補正処理は前記手ぶれ補正後の表示領域(515)を示す情報を重畳させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
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