JP2017038200A - 半導体装置及び故障検出方法 - Google Patents

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Yuichi Okuda
裕一 奥田
秀夫 中根
Hideo Nakane
秀夫 中根
崇也 山本
Takaya Yamamoto
崇也 山本
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Keisuke Kimura
圭助 木村
俊 大島
Takashi Oshima
俊 大島
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Abstract

【課題】アナログ回路を構成する素子の過度なばらつきを故障として検出することが可能な半導体装置及び故障検出方法を提供すること。
【解決手段】一実施の形態によれば、半導体装置1は、ADコンバータ11と、ADコンバータ11によって処理されるアナログ信号Ain、に対応するディジタル信号Doの誤差を補正するディジタルアシスト回路12と、ディジタルアシスト回路による補正量に基づいて、ADコンバータ11が故障しているか否かを検出する故障検出回路13と、を備える。それにより、半導体装置1は、ADコンバータ11を構成する素子の過度なばらつきを故障として検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及び故障検出方法に関し、例えばアナログ回路を構成する素子の過度なばらつきを故障として検出することが可能な半導体装置及び故障検出方法に関する。
ADコンバータには、低消費電力化、高速化及び高精度化が求められている。その際に問題となるのは、ADコンバータを構成するキャパシタやトランジスタ等の素子のばらつきである。
通常、素子のサイズを大きくして素子ばらつきを相対的に小さくすることで、ADコンバータの高精度化を実現している。しかしながら、この方法では、回路規模が大きくなってしまうため、ADコンバータの高速化及び低消費電力化を実現することが困難であった。
そこで、近年では、素子ばらつきをディジタルで補正する技術が採用されている。素子ばらつきをディジタルで補正することで、素子のサイズを大きくする必要がなくなるため、回路規模の増大が抑制され、その結果、ADコンバータの高速化及び低消費電力化を実現することができる。
しかし、この方法では、製造時における素子ばらつきの補正値(ディジタル値)を記憶させるための不揮発性メモリやヒューズの記憶領域が必要になるため、コストが増大してしまう、という問題があった。
この問題を解決するため、動作中に、素子ばらつきによって生じる非線形誤差を算出し、補正するディジタルアシスト機能を有するADコンバータが開発されている。ディジタルアシスト機能を有するADコンバータに関する技術は、例えば、非特許文献1及び非特許文献2に開示されている。
Vanessa H. C. Chen and Lawrence Pileggi, "An 8.5mW 5GS/s 6b Flash ADC with Dynamic Offset Calibration in 32nm CMOS SOI", 2013 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, pp. 264-265 Bob Verbruggen et al, "A 2.1 mW 11b 410 MS/s Dynamic Pipelined SAR ADC with Background Calibration in 28nm Digital CMOS", 2013 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, pp. 268-269
ところで、ADコンバータ等のアナログ回路の信頼性向上のため、アナログ回路を構成する素子が経年劣化等により過度にばらついた場合、そのばらつきを故障として検出することが求められている。
しかしながら、関連技術の構成には、アナログ回路を構成する素子の過度なばらつきを故障として検出する手段が存在しない。つまり、関連技術の構成では、アナログ回路を構成する素子の過度なばらつきを故障として検出することができなかった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、アナログ回路と、前記アナログ回路によって処理されるアナログ信号、に対応するディジタル信号の誤差を補正するディジタルアシスト回路と、前記ディジタルアシスト回路による補正量に基づいて前記アナログ回路が故障しているか否かを検出する故障検出回路と、を備える。
一実施の形態によれば、故障検出方法は、アナログ回路によって処理されるアナログ信号、に対応するディジタル信号の誤差を、ディジタルアシスト回路を用いて補正し、前記ディジタルアシスト回路による補正量に基づいて前記アナログ回路が故障しているか否かを検出する。
一実施の形態によれば、故障検出方法は、ADコンバータに入力されたアナログ信号に対応して当該ADコンバータから出力されるディジタル信号の非線形誤差を、ディジタルアシスト回路を用いて補正し、前記ディジタルアシスト回路による補正量に基づいて前記ADコンバータが故障しているか否かを検出する。
前記一実施の形態によれば、アナログ回路を構成する素子の過度なばらつきを故障として検出することが可能な半導体装置及び故障検出方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示す半導体装置に設けられたADコンバータ及びディジタルアシスト回路の構成例を示すブロック図である。 図1に示す半導体装置に設けられたディジタルアシスト回路による補正前後の、入力アナログ値及び出力ディジタルコードの関係を示す図である。 radix=2、radix>2、radix<2にそれぞれ設定された場合におけるDAコンバータの入力ディジタルコード及び出力アナログ値の関係を示す図である。 図2に示すADコンバータに設けられたDAコンバータの具体的構成を示す回路図である。 図2に示すADコンバータに設けられたDAコンバータの動作を示すタイミングチャートである。 図2に示すADコンバータに設けられたDAコンバータの、補正前後の非線形誤差を示す図である。 図2に示すADコンバータに設けられたDAコンバータの、異なる温度での各ビットに対する重み係数を示す図である。 図1に示す半導体装置の第1の具体的構成例を示すブロック図である。 図9に示す半導体装置が搭載された半導体システムの構成例を示すブロック図である。 図10に示す半導体システムの動作を示すフローチャートである。 素子ばらつきの正規分布を示す図である。 図1に示す半導体装置の第2の具体的構成例を示すブロック図である。 図13に示す半導体装置が搭載された半導体システムの構成例を示すブロック図である。 図14に示す半導体システムの動作を示すフローチャートである。 図14に示す半導体システムの変形例を示すブロック図である。 図16に示す半導体システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1にかかる半導体装置1の構成例を示すブロック図である。本実施の形態にかかる半導体装置1は、ADコンバータから出力されたディジタル信号の非線形誤差を補正するディジタルアシスト回路を備え、そのディジタルアシスト回路による補正量に基づいて、ADコンバータを構成する素子の経年劣化等による過度なばらつきを故障として検出している。以下、具体的に説明する。
図1に示すように、半導体装置1は、いわゆるディジタルアシスト機能を有するADコンバータであって、ADコンバータ11と、ディジタルアシスト回路12と、故障検出回路13と、を備える。半導体装置1は、1つの半導体チップ上に形成された場合を例に説明するが、これに限られず、複数の半導体チップの組み合わせであってもよい。
ADコンバータ11は、外部から入力されるアナログ信号Ainをディジタル信号(ディジタルコード)Doに変換して出力する。ディジタルアシスト回路12は、アナログ信号Ainに対応するディジタル信号Doの非線形誤差を検出し、その非線形誤差を補正したうえで、ディジタル信号Doutとして出力する。
図2は、ADコンバータ11及びディジタルアシスト回路12の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ADコンバータ11は、例えば、逐次比較型のADコンバータであって、バッファアンプ111と、サンプルホールド回路(S/H)112と、DAコンバータ(DAC)113と、コンパレータ(CMP)114と、SARロジック回路115と、を備える。ディジタルアシスト回路12は、重み係数算出部121と、補正部122と、を備える。
ADコンバータ11において、サンプルホールド回路112は、クロック信号に同期してアナログ信号Ainを取り込みその電圧を保持する。コンパレータ114は、サンプルホールド回路112により保持されたアナログ信号Ainの電圧と、DAコンバータ113の出力電圧と、を比較して比較結果を出力する。SARロジック回路115は、コンパレータ114の比較結果に基づいて、サンプルホールド回路112により保持されたアナログ信号Ainの電圧と、DAコンバータ113の出力電圧と、が一致するように、DAコンバータ113に入力するディジタルコードを制御する。そして、SARロジック回路115は、それらが一致したときのディジタルコードをADコンバータ11のディジタル信号Doとして出力する。
ディジタルアシスト回路12において、重み係数算出部121は、ディジタル信号Doの非線形誤差を検出し、その検出結果に基づいてディジタル信号Doの補正量Eo(重み係数)を算出する。そして、補正部122は、重み係数算出部121により算出された補正量Eoをディジタル信号Doに付加することにより、当該ディジタル信号Doの誤差分の補正を行い、ディジタル信号Doutとして出力する。
なお、ディジタルアシスト回路12による非線形誤差の補正方法には、例えば、教師信号に対してLMS(Least Mean Square)アルゴリズムを用いる方法や、統計的手法を用いる方法等、様々な方法があるが、どの方法が用いられてもよい。
図3は、ディジタルアシスト回路12による補正前後の入力アナログ値及び出力ディジタルコードとの関係を示す図である。図3では、横軸が、アナログ信号Ainの電圧値Vinをフルスケールの電圧値Vfsで除した値を示し、縦軸が、ディジタル信号Do,Doutのディジタルコードを示している。図3を見ても明らかなように、ディジタルアシスト回路12により、ディジタル信号Doの非線形誤差が補正されているのがわかる。
(DAコンバータ113の冗長性に関する説明)
なお、ディジタルアシスト回路12が付加されたADコンバータ11では、ADコンバータ11に内蔵されているDAコンバータ113に冗長性を持たせている。以下、詳細に説明する。
通常、DAコンバータ113の各ビットの絶対値は、例えば、MSB(Most Significant Bit)の絶対値が1/2、MSB−1の絶対値が1/4、MSB−2の絶対値が1/8等のように、(1/2)^nで表すことができる。そのため、隣接するビット間の絶対値の比は何れも1/2になる。この隣接ビット間の絶対値の比をradixと称す。例えば、radixは、MSB/(MSB−1)と表される。
図4は、radix=2、radix>2、radix<2にそれぞれ設定された場合におけるDAコンバータ113の入力ディジタルコード及び出力アナログ値の関係を示す図である。
例えば、radixが2に設定された場合、DAコンバータ113では、1つの入力ディジタルコードに対応する出力アナログ値が1つである(図4の左図を参照)。ディジタルアシスト機能を持たない一般的な逐次比較型ADコンバータに内蔵されたDAコンバータ等では、通常、radix=2に設定されている。
それに対し、radix>2に設定された場合、DAコンバータ113では、1つの入力ディジタルコードに対応する出力アナログ値が複数存在する場合がある。この場合、出力アナログ値には大きな飛びが発生する(図4の中央図を参照)。
また、radix<2に設定された場合、DAコンバータ113では、複数の入力ディジタルコードに対応する出力アナログ値が1つの場合がある(図4の右図を参照)。
ここで、ADコンバータ11の入力アナログ値及び出力ディジタルコードの関係は、DAコンバータ113の入力ディジタルコード及び出力アナログ値の関係と逆になる。つまり、radix=2に設定された場合、1つの入力アナログ値に対応する出力ディジタルコードは1つである。また、radix>2に設定された場合、複数の入力アナログ値に対応する出力ディジタルコードが1つの場合がある。つまり、入力アナログ値が変化しても出力ディジタルコードが変化しない点(ミッシングディシジョンポイント)が発生する。また、radix<2に設定された場合、1つの入力アナログ値に対応する出力ディジタルコードが複数存在する場合がある。この場合、複数のディジタルコードのうちの何れか一つが出力されるため、出力されないディジタルコード(ミッシングコード)が発生することになる。
何れにしてもradix=2で設計したにも関わらずradixの値がずれた場合、微分非直線性誤差(Differential Non-Linearity:DNL)や積分非直線性誤差(Integral Non-Linearity:INL)等の非線形誤差の劣化を招く。しかし、アナログ値をディジタルコードに変換するADコンバータ11の基本動作から考えると、radix>2では、アナログ値の情報がディジタルコードにおいて欠落するのに対し、radix<2では、アナログ値の情報はディジタルコードにおいて複数存在することになるが欠落はしない。1つの入力アナログ値に対して複数のディジタルコードが存在するということは、DAコンバータ113が冗長性を持っているということが言える。
ここで、ディジタルアシスト機能を持たない一般的な逐次比較型ADコンバータの設計では、内蔵されたDAコンバータを構成する素子のばらつきができるだけ小さくなるように設計する(例えば0.5LSB未満となるように設計する)。それにより、DNL及びINLの劣化が抑制される。
それに対し、ディジタルアシスト回路12が付加されたADコンバータ11の設計では、内蔵されたDAコンバータ113を構成する素子のばらつきがradix<2となるように設計する。それにより、radixがばらついたとしても、radixが2を超えない限り、入力アナログ値の情報はディジタルコードにおいて欠落しない。また、DAコンバータ113を構成する素子のばらつきによって生じる非線形誤差は、ディジタルアシスト回路12によって補正される。その結果、DNL及びINLの劣化が抑制された精度の高いAD変換を実現することができる。
(ADコンバータ11の経年劣化についての説明)
続いて、ADコンバータ11の経年劣化について説明する。ADコンバータ11の経年劣化には、DAコンバータ113、コンパレータ114及びSARロジック回路115のそれぞれの経年劣化が含まれる。
DAコンバータ113の経年劣化には、例えば、リニアリティの劣化や、セトリング時間の増加等がある。コンパレータ114の経年劣化には、オフセット電圧の変化や、判定時間及びノイズの増加等がある。SARロジック回路115の経年劣化には、一般的なロジック回路と同じく縮退故障による論理値の変化等がある。
(ADコンバータ11に設けられたDAコンバータ113の経年劣化についての説明)
以下、図5を用いて、DAコンバータ113のリニアリティ劣化について説明する。
図5は、DAコンバータ113の具体的構成を示す回路図である。
図5に示すように、DAコンバータ113は、容量アレイ型のDAコンバータであって、例えば、電圧Vcmと一定の電位差を有する信号(Vref+,Vref−)を基準電圧として用いている。そして、ディジタルアシスト回路12は、LMSアルゴリズムを用いて重み係数(補正量Eo)を算出し、補正を行っている。
例えば、理想状態で4Cの容量値を有するキャパシタの容量値が経年劣化により3.8Cに変化した場合、当然ながら、直接的にリニアリティの劣化を引き起こす。また、スイッチを構成するトランジスタのオフリークが経年劣化により増加した場合にも、リニアリティの劣化を引き起こす。
さらに、スイッチを構成するトランジスタのオン抵抗が経年劣化により増大した場合には、セトリング時間が増大するため、図6の破線に示すように、出力ディジタルコードが変化してしまう可能性があり、その結果、リニアリティの劣化を引き起こす。
ここで、キャパシタの容量値の変化、トランジスタのオフリークの増大、及び、トランジスタのオン抵抗の増大の何れが生じても、ADコンバータ11からは何らかのディジタルコードが出力されることに加え、ADコンバータ11に要求される精度が高いため(例えば、10ビット精度で0.1程度)、経年劣化により要求精度を満たさなくなったことを検出するのは非常に困難であった。
(経年劣化によって生じる非線形誤差の補正についての説明)
図7は、ADコンバータ11に設けられたDAコンバータ113の、補正前後の非線形誤差を示す図である。図7の左端の2つの図は、製造時における補正後のDAコンバータ113の非線形誤差を示している。図7の中央の2つの図は、経年劣化によりDAコンバータ113に漏れ電流が発生した場合において、再補正を実施する前のDAコンバータ113の非線形誤差を示している。図7の右端の2つの図は、経年劣化によりDAコンバータ113に漏れ電流が発生した場合において、再補正を実施した後のDAコンバータ113の非線形誤差を示している。
まず、図7の左端の2つの図に示すように、製造時における補正後のDAコンバータ113の非線形誤差は抑制されている。
しかし、図7の中央の2つの図に示すように、経年劣化によりDAコンバータ113に漏れ電流が発生した場合において、再補正を実施する前では、DAコンバータ113の非線形誤差は大きくなっている。
その後、図7の右端の2つの図に示すように、経年劣化によりDAコンバータ113に漏れ電流が発生した場合において、再補正を実施した後では、DAコンバータ113の非線形誤差は、再び抑制されている。つまり、経年劣化により増大した非線形誤差も、ディジタルアシスト回路12により再び抑制される。
ここで、製造時と経年劣化によりDAコンバータ113に漏れ電流が発生した場合とでは、非線形誤差の大きさが異なるため、ディジタルアシスト回路12による補正量Eo(重み係数)も異なる。したがって、補正量Eoの差分に基づいて、経年劣化によるADコンバータ11の精度の悪化(換言すると、経年劣化による過度な素子のばらつき)を検出することができる。
近年では、様々な場所にディジタル制御が用いられており、ADコンバータ等のアナログ回路の経年劣化は、ディジタル制御の精度の低下を引き起こす要因になり得る。そのため、アナログ回路の経年劣化による精度の悪化(過度な素子のばらつき)を故障として検出することは重要である。
そこで、本実施の形態にかかる半導体装置1は、故障検出回路13を備え、ディジタルアシスト回路12による補正量Eo(重み係数)に基づいて、ADコンバータ11が経年劣化等により故障しているか否かを検出している。
例えば、故障検出回路13は、ディジタルアシスト回路12による補正量Eoが所定の閾値より大きい場合、ADコンバータ11が故障していると判定し、ディジタルアシスト回路12による補正量Eoが所定の閾値より小さい場合、ADコンバータ11が故障していないと判定する。
図8は、ADコンバータ11に設けられたDAコンバータ113の、製造時及び経年劣化時での各ビットに対する重み係数を示す図である。図8の例では、DAコンバータ113のビット幅が14ビットであって、w13が最上位ビット、w0が最下位ビットを示している。なお、図8に示す重み係数の値は、1LSBで正規化されている。
図8に示すように、例えば最上位ビット(w13)では、製造時の重み係数(経年劣化前の重み係数)が2048.00であるのに対し、漏れ電流発生かつ再補正時の重み係数(経年劣化後の重み係数)が2051.50である。このことから、経年劣化により、3.5LSB程度の非線形誤差(素子ばらつき)が生じるということがわかる。故障検出回路13は、例えば、この非線形誤差(素子ばらつき)に基づいて故障を検出する。
図8で示された重み係数から、さらにパラメータを計算することもできる。パラメータには、例えば、隣接する重み係数の比であるradix(例えば、W13/W12、W12/W11、…、W1/W0)や、隣接する重み係数を加減算して得られるp−radix(例えば、nを0以上の整数としてWn−W(n−1)−W(n−1)。具体例では、W13−W12−W12)などがある。
例えば、故障検出回路13は、重み係数(補正量Eo)から直接故障を検出する。あるいは、故障検出回路13は、隣接ビットの重み係数の比で表されたradixを用いて故障を検出してもよい。あるいは、故障検出回路13は、隣接ビットの重み係数を減算及び乗算して表されたp−radixを用いて故障を検出してもよい。p−radixを用いた場合、割り算器が不要になるため、単純な回路又はソフトウェアで構成可能である。
また、例えば、故障検出回路13は、重み係数が平均値から閾値(例えば16LSBに相当するずれ量)分より大きくずれた場合に故障を検出する。または、故障検出回路13は、重み係数が例えば10σより大きくずれた場合に故障を検出する。言うまでもないがradixもしくはp−radixを使用した場合も同様である。
このように、本実施の形態にかかる半導体装置1は、ADコンバータ11から出力されたディジタル信号の非線形誤差を補正するディジタルアシスト回路12を備え、そのディジタルアシスト回路12による補正量Eoに基づいて、ADコンバータ11を構成する素子の経年劣化等による過度なばらつきを故障として検出することができる。
本実施の形態では、ADコンバータ11が逐次比較型のADコンバータである場合を例に説明したが、これに限られない。ADコンバータ11は、パイプライン型、フラッシュ型等であってもよい。さらに、ADコンバータ11に限られず、ディジタルアシスト回路12によって補正可能な任意のアナログ回路であればよい。
<実施の形態2>
本実施の形態では、半導体装置1の具体例についていくつか説明する。
(半導体装置1の第1の具体的構成例)
図9は、半導体装置1の第1の具体的構成例を半導体装置1aとして示すブロック図である。
図9に示すように、半導体装置1aは、故障検出回路13として比較回路13aを備えるとともに、記憶部14をさらに備える。半導体装置1aのその他の構成については、半導体装置1と同様であるため、その説明を省略する。
記憶部14は、例えばROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリであって、半導体装置1aに搭載されている。なお、上述のように、半導体装置1aは、1つの半導体チップ上に形成された場合を例に説明するが、これに限られず、複数の半導体チップの組み合わせであってもよい。
記憶部14には、設計段階で、ADコンバータ11が故障しているか否かの判定基準となる所定の閾値が記憶される。比較回路13aは、ディジタルアシスト回路12により算出された重み係数(補正量Eo)と、記憶部14に記憶された所定の閾値と、を比較することで、ADコンバータ11が故障しているか否かを判定する。なお、所定の閾値は任意の値に設定可能である。
図10は、半導体装置1aが搭載された半導体システムSYS1の構成例を示すブロック図である。図10に示すように、半導体システムSYS1は、半導体装置1aと、半導体装置1aを用いて所定の処理を実行する上位システム2と、半導体装置1aと上位システム2を接続するバス3と、により構成される。なお、図10の例では、半導体装置1aとバス3との間にIO回路15が設けられている。
図11は、半導体システムSYS1の動作を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、半導体装置1aは、例えば電源立ち上げ時やADコンバータ11のスリープ解除時に、ディジタルアシスト回路12を用いて重み係数(補正量Eo)の算出を行う(ステップS101)。
重み係数(補正量Eo)の偏差が所定の閾値以下の場合(ステップS102のNO)、半導体装置1aに設けられた比較回路13aは、ADコンバータ11が故障していないことを表す比較結果(検出結果)を出力する。そして、上位システム2は、比較結果に基づいて、半導体装置1aに引き続き通常動作を実行させる(ステップS103)。他方、重み係数の偏差が所定の閾値より大きい場合(ステップS102のYES)、半導体装置1aに設けられた比較回路13aは、ADコンバータ11が故障していることを表す比較結果(検出結果)を出力する(ステップS104)。それにより、上位システム2は、例えば、半導体装置1aの使用を停止させる。
図12は、素子ばらつきの正規分布を示す図である。図12を参照すると、例えば、製造時に±3σ以上の偏差で素子がばらついた場合、その製品は不良品として取り扱われる。そして、良品として採用された製品でも、通常動作時において閾値(ここでは±4σ)より大きな偏差で素子がばらついた場合、故障検出回路13は、ADコンバータ11が故障していることを表す検出結果を出力する。
半導体システムSYS1は、常に一定の閾値を用いるため、当該閾値をプログラマブルの不揮発性メモリに記憶させる必要がなく、通常の不揮発性メモリに記憶させておけばよい。そのため、半導体システムSYS1は単純な回路構成で実現可能である。
(半導体装置1の第2の具体的構成例)
図13は、半導体装置1の第2の具体的構成例を半導体装置1bとして示すブロック図である。
図13に示すように、半導体装置1bは、故障検出回路13として比較回路13bを備えるとともに、記憶部14bをさらに備える。半導体装置1bのその他の構成については、半導体装置1と同様であるため、その説明を省略する。
記憶部14bは、例えば、EEPROM,フラッシュ、eFuse等のプログラマブルの不揮発性メモリであって、半導体装置1bに搭載されている。なお、上述のように、半導体装置1bは、1つの半導体チップ上に形成された場合を例に説明するが、これに限られず、複数の半導体チップの組み合せであってもよい。
記憶部14bには、ADコンバータ11が通常動作で使用される前の重み係数(初期の補正量Eo)が記憶される。比較回路13bは、重み係数の変化量と、所定の閾値と、を比較することで、ADコンバータ11が故障しているか否かを判定する。なお、所定の閾値は任意の値に設定可能である。
図14は、半導体装置1bが搭載された半導体システムSYS2の構成例を示すブロック図である。図14に示すように、半導体システムSYS2は、半導体装置1bと、半導体装置1bを用いて所定の処理を実行する上位システム2と、半導体装置1bと上位システム2を接続するバス3と、により構成される。なお、図14の例では、半導体装置1bとバス3との間にIO回路15が設けられている。
図15は、半導体システムSYS2の動作を示すフローチャートである。
図15に示すように、まず、上位システム2は、製造時に、半導体装置1b内のディジタルアシスト回路12を用いて重み係数(初期の補正量Eo)の算出を行う(ステップS201)。この初期の重み係数は、半導体装置1b内の記憶部14bに記憶される(ステップS202)。
その後、半導体装置1bは、通常動作の電源立ち上げ時(ステップS203)に、ディジタルアシスト回路12を用いて重み係数(補正量Eo)の算出を行う(ステップS204)。なお、この重み係数の算出は、電源立ち上げ時に限られず、例えばADコンバータ11のスリープ解除時に行われてもよい。
重み係数の変化量が所定の閾値(例えば1LSB)以下の場合(ステップS205のNO)、半導体装置1bに設けられた比較回路13bは、ADコンバータ11が故障していないことを表す比較結果(検出結果)を出力する。そして、上位システム2は、比較結果に基づいて、半導体装置1bに引き続き通常動作を実行させる(ステップS206)。他方、重み係数の変化量が所定の閾値より大きい場合(ステップS205のYES)、半導体装置1bに設けられた比較回路13bは、ADコンバータ11が故障していることを表す比較結果(検出結果)を出力する(ステップS207)。それにより、上位システム2は、例えば、半導体装置1bの使用を停止させる。
このような構成により、半導体システムSYS2は、ADコンバータ11を構成する素子の経年劣化等による過度なばらつきをより正確に故障として検出することができる。
(半導体システムSYS2の変形例)
図16は、半導体システムSYS2の変形例を半導体システムSYS3として示すブロック図である。図16に示すように、半導体システムSYS3は、半導体装置1cと、半導体装置1cを用いて所定の処理を実行する上位システム2cと、半導体装置1cと上位システム2cとを接続するバス3と、により構成される。
半導体システムSYS3では、比較回路13bが半導体装置1cに設けられる代わりに比較回路23が上位システム2cに設けられている。また、ディジタルアシスト回路12によって算出される初期の重み係数は、半導体装置1c内の記憶部の代わりに、上位システム2c内の記憶部24に記憶される。半導体システムSYS3のその他の構成については、半導体システムSYS2の場合と同様であるため、その説明を省略する。
図17は、半導体システムSYS3の動作を示すフローチャートである。
図17に示すように、まず、上位システム2cは、初回の電源立ち上げ時等に、半導体装置1c内のディジタルアシスト回路12を用いて重み係数(初期の補正量Eo)の算出を行う(ステップS301)。この初期の重み係数は、上位システム2cの記憶部24に記憶される(ステップS302)。
その後、半導体装置1cは、通常動作の電源立ち上げ時(ステップS303)に、ディジタルアシスト回路12を用いて重み係数(補正量Eo)の算出を行う(ステップS304)。なお、この重み係数の算出は、電源立ち上げ時に限られず、例えばADコンバータ11のスリープ解除時に行われてもよい。
重み係数の変化量が所定の閾値(例えば1LSB)以下の場合(ステップS305のNO)、上位システム2cに設けられた比較回路23は、ADコンバータ11が故障していないことを表す比較結果(検出結果)を出力する。そして、上位システム2cは、比較結果に基づいて、半導体装置1cに引き続き通常動作を実行させる(ステップS306)。他方、重み係数の変化量が所定の閾値より大きい場合(ステップS305のYES)、上位システム2cに設けられた比較回路23は、ADコンバータが故障していることを表す比較結果(検出結果)を出力する(ステップS307)。それにより、上位システム2cは、例えば、半導体装置1cの使用を停止させる。
このような構成により、半導体システムSYS3は、半導体システムSYS2の場合と同様に、ADコンバータ11を構成する素子の経年劣化等による過度なばらつきをより正確に故障として検出することができる。また、半導体装置1c自身は、補正量Eoを記憶したり、故障検出したりする必要が無く、余分回路を必要としない。そのため、半導体システムSYS3は、故障検出回路を備えていない、汎用的に使用されているディジタルアシスト機能付きのADコンバータ等のアナログ回路、の故障を検出することができる。
以上のように、上記実施の形態1,2に係る半導体装置は、ADコンバータから出力されたディジタル信号の非線形誤差を補正するディジタルアシスト回路を備え、そのディジタルアシスト回路による補正量に基づいて、ADコンバータを構成する素子の経年劣化等による過度なばらつきを故障として検出することができる。
上記実施の形態1,2では、ADコンバータ11によるAD変換と、ディジタルアシスト回路12による補正動作(キャリブレーション動作)と、を別々に行うフォアグラウンド校正手法を用いた場合を例に説明してきたが、これに限られない。ADコンバータ11によるAD変換と、ディジタルアシスト回路12による補正動作と、を並行して行うバックグラウンド校正手法が用いられてもよい。それにより、ADコンバータ11の動作を停止させることなく、温度、電源電圧及び経年劣化等により非線形誤差の補正が可能となり、その補正量Eoに基づいて故障を検出することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の実施の形態に係る半導体装置では、半導体基板、半導体層、拡散層(拡散領域)などの導電型(p型もしくはn型)を反転させた構成としてもよい。そのため、n型、及びp型の一方の導電型を第1の導電型とし、他方の導電型を第2の導電型とした場合、第1の導電型をp型、第2の導電型をn型とすることもできるし、反対に第1の導電型をn型、第2の導電型をp型とすることもできる。
1 半導体装置
1a 半導体装置
1b 半導体装置
1c 半導体装置
2 上位システム
2c 上位システム
3 バス
11 ADコンバータ
12 ディジタルアシスト回路
13 故障検出回路
13a 比較回路
13b 比較回路
14 記憶部
14b 記憶部
15 IO回路
23 比較回路
24 記憶部
111 バッファアンプ
112 サンプルホールド回路
113 DAコンバータ
114 コンパレータ
115 SARロジック回路
121 重み係数算出部
122 補正部
SYS1 半導体システム
SYS2 半導体システム
SYS3 半導体システム

Claims (15)

  1. アナログ回路と、
    前記アナログ回路によって処理されるアナログ信号、に対応するディジタル信号の誤差を補正するディジタルアシスト回路と、
    前記ディジタルアシスト回路による補正量に基づいて前記アナログ回路が故障しているか否かを検出する故障検出回路と、
    を備えた、半導体装置。
  2. 前記故障検出回路は、前記補正量が所定の閾値よりも大きい場合に、前記アナログ回路が故障していると判定する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記故障検出回路は、前記補正量と、前記アナログ回路が通常動作で使用される前の前記補正量である初期補正量と、の差分が、所定の閾値よりも大きい場合に、前記アナログ回路が故障していると判定する、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記初期補正量を記憶する記憶部をさらに備えた、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記記憶部は、プログラマブルの不揮発性メモリである、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記初期補正量は、外部に設けられた記憶部に記憶される、請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記アナログ回路は、ADコンバータであって、
    前記ディジタルアシスト回路は、前記ADコンバータに入力される前記アナログ信号に対応して当該ADコンバータから出力される前記ディジタル信号の非線形誤差、を補正する、請求項1に記載の半導体装置。
  8. 請求項1に記載の半導体装置と、
    前記半導体装置から出力された故障検出結果に基づいて、当該半導体装置に対して所定の処理を施す上位システムと、
    を備えた、半導体システム。
  9. アナログ回路によって処理されるアナログ信号、に対応するディジタル信号の誤差を、ディジタルアシスト回路を用いて補正し、
    前記ディジタルアシスト回路による補正量に基づいて前記アナログ回路が故障しているか否かを検出する、故障検出方法。
  10. 前記補正量が所定の閾値よりも大きい場合に、前記アナログ回路が故障していると判定する、請求項9に記載の故障検出方法。
  11. 前記補正量と、前記アナログ回路が通常動作で使用される前の前記補正量である初期補正量と、の差分が、所定の閾値よりも大きい場合に、前記アナログ回路が故障していると判定する、請求項9に記載の故障検出方法。
  12. 前記初期補正量を、前記アナログ回路と同じ半導体チップ上に設けられた記憶部に記憶させる、請求項11に記載の故障検出方法。
  13. 前記記憶部は、プログラマブルの不揮発性メモリである、請求項12に記載の故障検出方法。
  14. 前記初期補正量を、前記アナログ回路を搭載した半導体チップとは異なる半導体チップ上に設けられた記憶部に記憶させる、請求項11に記載の故障検出方法。
  15. ADコンバータに入力されたアナログ信号に対応して当該ADコンバータから出力されるディジタル信号の非線形誤差を、ディジタルアシスト回路を用いて補正し、
    前記ディジタルアシスト回路による補正量に基づいて前記ADコンバータが故障しているか否かを検出する、故障検出方法。
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