JP2017038181A - 基地局装置および無線アクセスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から供給される電源の瞬断後の基地局装置の不安定な動作を回避する。【解決手段】BDEが有する処理ユニット20は、デバイス(DSP26a、FPGA26b)と、2次電源回路23と、電圧監視部21aと、制御部250とを有する。デバイスは、無線通信に関する処理を行う。2次電源回路23は、デバイスに電源を供給する。電圧監視部21aは、BDEの外部から供給された電源電圧の絶対値が所定の閾値以下となったか否かを判定する。制御部250は、BDEの外部から供給された電源電圧の絶対値が閾値以下となった場合に、2次電源回路23からデバイスへの電源供給を停止させ、デバイスの電源ラインを基準電位に接続させる。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置および無線アクセスシステムに関する。
基地局等の装置は、落雷などの影響により、外部から供給される電源が一時的に遮断される場合がある。外部から供給される電源が遮断されると、装置内の各処理部が一斉に動作を停止する。そして、外部から供給される電源が復旧すると、装置内の各処理部が、リセットからの起動シーケンスに従った初期化の処理を実行し、再び動作可能な状態に復帰する。
特開昭63−145516号公報 特開2007−241827号公報 特開2012−003692号公報
ところで、落雷等により外部から供給される電源が遮断されると、装置の電源ラインの負荷容量に基づく時定数により、装置の電源電圧が徐々に低下する。そして、装置の電源電圧が0Vまで下がる前に、外部から供給される電源が復旧すると、リセットからの起動シーケンスに従った初期化の処理が実行されない。また、装置の電源電圧が低下することにより、各処理部においてメモリの値が不定となる範囲の電圧が各処理部に供給された後に、外部から供給される電源が復旧すると、各処理部は、不安定な状態で動作を継続することになる。そのため、本来発生しないはずのアラームが発生し、ログとして記録されたり、対向装置にアラームが通知される場合がある。これにより、基地局の動作を停止させてアラームの発生原因を究明する等の無駄な作業が発生する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、外部から供給される電源の瞬断後の装置の不安定な動作を回避することを目的とする。
開示の態様では、基地局装置は、デバイスと、電源回路と、判定部と、制御部とを有する。デバイスは、無線通信に関する処理を行う。電源回路は、デバイスに電源を供給する。判定部は、基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が所定の閾値以下となったか否かを判定する。制御部は、基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が閾値以下となった場合に、電源回路からデバイスへの電源供給を停止させ、デバイスの電源ラインを基準電位に接続させる。
開示の態様によれば、外部から供給される電源の瞬断後の基地局装置の不安定な動作を回避することができる。
図1は、無線アクセスシステムの一例を示す図である。 図2は、処理ユニットの一例を示すブロック図である。 図3は、スイッチの一例を示す図である。 図4は、電源電圧の時間的変化の一例を示す図である。 図5は、消費電力と電圧変化の傾きとの関係の一例を示す図である。 図6は、負荷容量と電圧変化の傾きとの関係の一例を示す図である。 図7は、負荷容量と電圧変化の傾きとの関係の一例を示す図である。 図8は、外部電源の供給が遮断された場合の処理ユニットの動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、外部電源の供給が再開された場合の処理ユニットの動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する基地局装置および無線アクセスシステムの実施例を図面に基づいて説明する。なお、この実施例により本願の開示する基地局装置および無線アクセスシステムが限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成部、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<無線アクセスシステム10>
図1は、無線アクセスシステム10の一例を示す図である。無線アクセスシステム10は、例えばセルラー方式のデジタル携帯電話システムに用いられるシステムであって、BDE(Base station Digital processing Equipment)13、RRH(Remote Radio Head)15、およびアンテナ16を有する。無線アクセスシステム10は、コア網11から受信したデータを無線信号に変換してUE(User Equipment)12へ送信し、UE12から受信した無線信号を電気信号に変換してコア網11へ送信する。なお、図1に例示した無線アクセスシステム10では、BDE13に1つのRRH15が接続されているが、BDE13には、2つ以上のRRH15が接続されていてもよい。
BDE13は、コア網11から受信した送信データに対して変調や符号化等のベースバンド処理を行い、処理後の送信信号を、光ファイバ14を介してRRH15へ送信する。また、BDE13は、光ファイバ14を介してRRH15から受信した受信信号に対して復調や復号化等のベースバンド処理を行い、処理後の受信データをコア網11へ送信する。BDE13は、局舎17から供給された外部電源によって動作する。本実施例において、BDE13には、局舎17から−47Vの直流電圧の外部電源が供給される。BDE13は、基地局装置の一例である。また、BDE13は、無線制御装置の一例である。
BDE13は、複数の処理ユニット20−1〜20−nを有する。なお、以下では、複数の処理ユニット20−1〜20−nのそれぞれを区別することなく総称する場合に処理ユニット20と記載する。各処理ユニット20は、送信データの変調や符号化等の処理、受信データの復調や復号化等の処理、各種制御信号の処理等の無線通信に関する処理を実行する。各処理ユニット20は、無線通信に関する処理において、コア網11、RRH15、および他の処理ユニット20と通信を行う。各処理ユニット20は、BBU(Base Band Unit)または制御ユニットである。
RRH15は、光ファイバ14を介してBDE13から受信したベースバンドの送信信号に対して高周波帯の周波数へのアップコンバートや増幅等の処理を行い、処理後の送信信号をアンテナ16から送信する。また、RRH15は、アンテナ16を介して受信した高周波帯の周波数の受信信号に対して増幅やベースバンドへのダウンコンバート等の処理を行い、処理後の受信信号を光ファイバ14を介してBDE13へ送信する。RRH15は、無線通信装置の一例である。
<処理ユニット20>
図2は、処理ユニット20の一例を示すブロック図である。処理ユニット20は、例えば図2に示すように、電圧監視部21a〜21d、1次電源回路22、2次電源回路23a〜23c、およびスイッチ24a〜24cを有する。また、処理ユニット20は、例えば図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)25、DSP(Digital Signal Processor)26a、およびFPGA(Field Programmable Gate Array)26bを有する。なお、以下では、複数の2次電源回路23a〜23cのそれぞれを区別することなく総称する場合に2次電源回路23と記載する。また、以下では、複数のスイッチ24a〜24cのそれぞれを区別することなく総称する場合にスイッチ24と記載する。また、以下では、DSP26aおよびFPGA26bのそれぞれを区別することなく総称する場合にデバイス26と記載する。
電圧監視部21aは、局舎17から供給された外部電源の電圧の絶対値が所定の閾値Vtt1以下となったか否かを判定する。本実施例において、閾値Vtt1は、例えば37Vである。そして、外部電源の電圧の絶対値が閾値Vtt1以下になった場合、電圧監視部21aは、CPU25へ割込み信号を出力する。電圧監視部21aは、第1の判定部の一例である。
電圧監視部21bは、局舎17から供給された外部電源が瞬断から復旧した場合に、外部電源の電圧の絶対値が、所定範囲内の電圧であるか否かを判定する。本実施例において、電圧監視部21bは、外部電源の電圧の絶対値が、例えば48V±5%の範囲内であるか否かを判定する。そして、外部電源の電圧の絶対値が所定範囲外の電圧になった場合、電圧監視部21bは、CPU25へ割込み信号を出力する。電圧監視部21bは、第2の判定部の一例である。
電圧監視部21cは、局舎17から供給された外部電源の電圧の絶対値が所定の閾値Vtt2以下となったか否かを判定する。本実施例において、閾値Vtt2は、例えば35Vである。そして、外部電源の電圧の絶対値が閾値Vtt2以下になった場合、電圧監視部21cは、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22および2次電源回路23a〜2次電源回路23cへ出力する。
1次電源回路22は、局舎17から供給された外部電源の電圧を所定の電圧の1次電源に変換し、1次電源を2次電源回路23a〜23cへそれぞれ出力する。本実施例において、1次電源は、例えば12Vの直流電圧である。また、1次電源回路22は、1次電源の出力を開始した場合に、CPU25へリセット信号を出力する。そして、1次電源の出力を開始してから所定時間が経過した場合、1次電源回路22は、CPU25へ出力しているリセット信号を解除する。また、1次電源回路22は、電圧監視部21cから動作停止を指示する制御信号が出力された場合、動作を停止することにより1次電源の出力を停止する。
電圧監視部21dは、局舎17から供給された外部電源が瞬断から復旧した場合に、1次電源回路22から出力された1次電源の電圧が、所定範囲内の電圧であるか否かを監視する。本実施例において、電圧監視部21dは、1次電源の電圧が、例えば12V±5%の範囲内であるか否かを監視する。そして、1次電源の電圧の絶対値が所定範囲外の電圧になった場合、電圧監視部21dは、CPU25へ割込み信号を出力する。
2次電源回路23aは、1次電源回路22から出力された1次電源の電圧を、所定の電圧の2次電源に変換してCPU25へ出力する。2次電源回路23aは、第2の電源回路の一例である。2次電源回路23bは、1次電源回路22から出力された1次電源の電圧を、所定の電圧の2次電源に変換してDSP26aへ出力する。2次電源回路23cは、1次電源回路22から出力された1次電源の電圧を、所定の電圧の2次電源に変換してFPGA26bへ出力する。2次電源回路23bおよび23cは、第1の電源回路の一例である。本実施例において、2次電源の電圧は、例えば1Vの直流電圧である。また、2次電源回路23a〜23cは、電圧監視部21cまたはCPU25から動作停止を指示する制御信号が出力された場合に、動作を停止することにより2次電源の出力を停止する。
スイッチ24aは、2次電源回路23aから出力された2次電源をCPU25の電源端子に伝達する電源ライン27aに接続されている。スイッチ24aは、CPU25からオンを指示する制御信号が出力された場合に、電源ライン27aを基準電位(例えば0V)に接続する。図3は、スイッチ24aの一例を示す図である。スイッチ24aは、例えば図3に示すように、抵抗240、抵抗241、およびトランジスタ242を有する。スイッチ24aは、CPU25からオンを指示する制御信号が出力された場合に、トランジスタ242のベース端子に抵抗240および抵抗241で分圧された電圧を印加する。これにより、電源ライン27aがトランジスタ242を介して基準電位に接続され、2次電源回路23aの動作が停止した後に電源ライン27aに残留している電荷がディスチャージされる。従って、CPU25の電源電圧が迅速に基準電位まで下がる。
なお、CPU25が動作を停止した場合、CPU25からはオフを指示する制御信号が出力され、トランジスタ242のベース端子が基準電位に接続される。これにより、局舎17から供給された外部電源が瞬断から復旧した場合に、2次電源回路23aから出力された2次電源がCPU25に供給される。
スイッチ24bは、2次電源回路23bから出力された2次電源をDSP26aの電源端子に伝達する電源ライン27bに接続されている。スイッチ24bは、CPU25からオンを指示する制御信号が出力された場合に、電源ライン27bを基準電位に接続する。スイッチ24bも図3を用いて説明したスイッチ24aと同様の構成である。これにより、2次電源回路23bの動作が停止した後に電源ライン27bに残留している電荷がディスチャージされ、DSP26aの電源電圧が迅速に基準電位まで下がる。
スイッチ24cは、2次電源回路23cから出力された2次電源をFPGA26bの電源端子に伝送する電源ライン27cに接続されている。スイッチ24cは、CPU25からオンを指示する制御信号が出力された場合に、電源ライン27cを基準電位に接続する。スイッチ24cも図3を用いて説明したスイッチ24aと同様の構成である。これにより、2次電源回路23cの動作が停止した後に電源ライン27cに残留している電荷がディスチャージされ、FPGA26bの電源電圧が迅速に基準電位まで下がる。
CPU25は、無線通信に関する処理を行う。CPU25は、制御部250を有する。制御部250は、電圧監視部21aから割込み信号が出力された場合に、外部電源の低電圧を示すアラームをログとして処理ユニット20内のメモリに記録する。そして、制御部250は、対向装置に動作を停止する旨の通知を行う。対向装置とは、例えば、他の処理ユニット20、RRH15、およびコア網11内の装置等である。CPU25は、第2のデバイスの一例である。
そして、制御部250は、低電力モードへの移行を指示する制御信号をDSP26aおよびFPGA26bへ出力すると共に、CPU25を低電力モードに移行させる。低電力モードとは、動作率を下げて消費電力が低い状態で動作するモードである。CPU25、DSP26a、およびFPGA26bが低電力モードへ移行した後、制御部250は、外部インターフェイスを遮断する。そして、制御部250は、アラームをログに記録する処理を停止する。
そして、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を2次電源回路23bおよび23cへ出力する。そして、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を2次電源回路23aへ出力し、オンを指示する制御信号をスイッチ24a〜24cへ出力し、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22へ出力する。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bの電源電圧が迅速に基準電位まで下がり、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは停止状態となる。
また、局舎17から供給された外部電源が瞬断から復旧した場合、CPU25は、2次電源回路23aから供給された2次電源により動作を開始する。ただし、1次電源回路22からのリセット信号が解除されるまでは、CPU25は、リセット状態である。CPU25は、1次電源回路22からのリセット信号が解除された場合に初期化等の処理を開始する。制御部250は、CPU25が起動してから所定時間が経過するまでの間に、電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力されたか否かを判定する。CPU25が起動してから所定時間が経過するまでの間に、電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力されなかった場合、制御部250は、DSP26aおよびFPGA26bをリセットスタートさせる。これにより、処理ユニット20が動作を開始する。
一方、CPU25が起動してから所定時間が経過するまでの間に、電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力された場合、制御部250は、外部電源または1次電源が不安定である旨を示すアラームをログとして処理ユニット20内のメモリに記録する。そして、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22および2次電源回路23a〜23cへ出力し、オンを指示する制御信号をスイッチ24a〜24cへ出力する。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは停止状態となり、電源電圧が不安定な状態で動作を開始することを防止することができる。
DSP26aおよびFPGA26bは、無線通信に関する処理を実行する。DSP26aおよびFPGA26bは、第1のデバイスの一例である。DSP26aは、2次電源回路23bから出力された2次電源により動作する。FPGA26bは、2次電源回路23cから出力された2次電源により動作する。
DSP26aおよびFPGA26bは、CPU25から低電力モードへの移行を指示する制御信号が出力された場合に、対向装置に動作を停止する旨の通知を行う。対向装置とは、例えば、他の処理ユニット20、RRH15、およびコア網11内の装置等である。なお、CPU25からも動作を停止する旨の通知が行われるため、DSP26aおよびFPGA26bは、CPU25からの通知が行われていない対向装置に対して、動作を停止する旨の通知を行う。
そして、DSP26aおよびFPGA26bは、低電力モードへ移行し、低電力モードへの移行が完了した旨をCPU25に通知する。そして、DSP26aおよびFPGA26bは、アラームをログに記録する処理を停止する。そして、スイッチ24bおよび24cの動作により、DSP26aおよびFPGA26bの電源電圧が基準電位まで下がると、DSP26aおよびFPGA26bは、停止状態となる。
<処理ユニットの動作と電源電圧の変化との関係>
図4は、電源電圧の時間的変化の一例を示す図である。図4(a)は、処理ユニット20に入力される電圧の時間的な変化を示す。図4(b)は、1次電源の電圧の時間的な変化を示す。図4(c)は、2次電源回路23bおよび23cから出力される2次電源の電圧の時間的な変化を示す。なお、外部電源の電圧はマイナスの直流電圧であるが、図4(a)では、説明の便宜上、縦軸を電圧の絶対値の大きさとしている。
まず、−47Vの外部電源が供給されている状態で、落雷等により時刻t1において外部電源が遮断される。これにより、例えば図4(a)に示すように、処理ユニット20に入力される電源電圧の絶対値は、処理ユニット20内の負荷容量に基づく時定数により、所定の傾きで徐々に低下し始める。そして、処理ユニット20に入力される電源電圧の絶対値が閾値Vtt1以下になった時刻t2において、電圧監視部21aは、CPU25へ割込み信号を出力する。
CPU25の制御部250は、電圧監視部21aから割込み信号が出力された場合に、外部電源の低電圧を示すアラームをログとして処理ユニット20内のメモリに記録する。そして、制御部250は、低電力モードへの移行を指示する制御信号をDSP26aおよびFPGA26bへ出力すると共に、CPU25を低電力モードに移行させる。CPU25、DSP26a、およびFPGA26bが低電力モードへ移行した時刻t3において、例えば図4(a)に示すように、処理ユニット20に入力される電圧の絶対値の変化の傾きが緩やかになる。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bのそれぞれに動作可能な範囲の電源電圧が供給される時間を延ばすことができる。
次に、制御部250、DSP26a、およびFPGA26bは、対向装置に動作を停止する旨の通知を行う。そして、制御部250は、外部インターフェイスを遮断する。そして、制御部250、DSP26a、およびFPGA26bは、アラームをログに記録する処理を停止する。
次に、時刻t4において、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を2次電源回路23bおよび23cへ出力する。これにより、例えば図4(c)に示すように、DSP26aおよびFPGA26bに供給される2次電源の電圧がDSP26aおよびFPGA26bの負荷容量に基づく時定数により、所定の傾きで徐々に低下する。
そして、時刻t5において、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を2次電源回路23aへ出力し、オンを指示する制御信号をスイッチ24a〜24cへ出力し、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22へ出力する。これにより、例えば図4(b)に示すように、1次電源回路22の出力電圧が低下し始める。また、例えば図4(c)に示すように、DSP26aおよびFPGA26bの電源電圧が急速に低下する。そして、時刻t6において、DSP26aおよびFPGA26bの電源電圧が基準電位となり、DSP26aおよびFPGA26bが停止状態となる。なお、CPU25においても、電源電圧が急速に基準電位まで低下し、停止状態となる。
そして、例えば図4(a)に示すように、時刻t7において、処理ユニット20に入力される電圧の絶対値が閾値Vtt2以下になる。時刻t7において、電圧監視部21cは、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22および2次電源回路23a〜23cへ出力する。これにより、1次電源回路22および2次電源回路23a〜23cが停止していなければ、1次電源回路22および2次電源回路23a〜23cが動作を停止する。
ここで、時刻t2から時刻t7までの時間ΔTにおいて、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは、対向装置への通知、ログの記録停止、外部インターフェイスの遮断等の処理を行う。時間ΔTが短いと、これらの処理が時間ΔT内に完了しない場合がある。しかし、本実施例において、制御部250は、処理ユニット20に入力される電圧の絶対値が閾値Vtt1以下になった時刻t2において、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bを低電力モードに移行させる。これにより、外部電源の電圧の絶対値がVtt1からVtt2まで低下するのに要する時間ΔTが延び、対向装置への通知、ログの記録停止、外部インターフェイスの遮断等の処理を時間ΔT内に完了することができる。
図5は、消費電力と電圧変化の傾きとの関係の一例を示す図である。図5(a)は、消費電力が300Wである処理ユニット20において、外部電源が遮断された場合の、外部電源の電圧の絶対値の時間的変化を示す。図5(b)は、消費電力が150Wである処理ユニット20において、外部電源が遮断された場合の、電源電圧の絶対値の時間的変化を示す。なお、外部電源の電圧はマイナスの直流電圧であるが、図5では、説明の便宜上、縦軸を電圧の絶対値の大きさとしている。また、図5において、処理ユニット20の負荷容量は100μFである。
消費電力が300Wである処理ユニット20では、例えば図5(a)に示すように、外部電源の電圧の絶対値がVtt1からVtt2まで低下するのに要する時間ΔTは約0.6ミリ秒である。消費電力と外部電源の電圧の降下時間との関係から、処理ユニット20の消費電力が10W減少すると、時間ΔTが約0.24ミリ秒増加する。そのため、処理ユニット20の消費電力が300Wから150Wに減少すると、時間ΔTが約4.2ミリ秒まで延びる。処理ユニット20の電源ラインに設けられているコンデンサの容量偏差を20%と仮定しても、処理ユニット20の消費電力を300Wから150Wに減少させることにより、例えば図5(b)に示すように、時間ΔTを約3.9ミリ秒に延ばすことができる。
従って、外部電源が遮断された場合、処理ユニット20の消費電力を削減することにより、時間ΔTを延ばすことができる。処理ユニット20の消費電力の削減は、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bを低電力モードに移行させることにより実現できる。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは、対向装置への通知、ログの記録停止、外部インターフェイスの遮断等の処理を、時間ΔT内に完了することができる可能性が高まる。
ここで、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bが33MHzのクロックで動作し、6クロックで1ステップの処理が行われる場合を考える。低電圧ログの記録の処理は約170ステップ、対向装置への通知の処理は約100ステップ、低電力モードへの移行処理は約500ステップでそれぞれ完了する。また、外部インターフェイスの遮断の処理は約300ステップ、ログの記録停止の処理は約30ステップでそれぞれ完了する。そのため、低電圧ログの記録、対向装置への通知、低電力モードへの移行、外部インターフェイスの遮断、ログの記録停止の各処理は、約1100ステップで完了する。
従って、低電圧ログの記録、対向装置への通知、低電力モードへの移行、外部インターフェイスの遮断、ログの記録停止の処理は、1100×6×30.3ナノ秒=約0.2ミリ秒で完了する。ただし、低電力モードへの移行処理の後に、安定化のための時間を1ミリ秒設けると、低電圧ログの記録、対向装置への通知、低電力モードへの移行、外部インターフェイスの遮断、ログの記録停止の処理は、約1.2ミリ秒で完了する。
ここで、図5(b)に示したように、消費電力を300Wから150Wに削減することにより、外部電源の電圧の絶対値がVtt1からVtt2まで低下するのに要する時間ΔTを3.9ミリ秒に延ばすことができる。これにより、低電圧ログの記録、対向装置への通知、低電力モードへの移行、外部インターフェイスの遮断、ログの記録停止の処理を、時間ΔT内に完了することが可能となる。
図6は、負荷容量と電圧変化の傾きとの関係の一例を示す図である。図6(a)は、負荷容量が100μFである処理ユニット20において、外部電源が遮断された場合の、外部電源の電圧の絶対値の時間的変化を示す。図6(b)は、負荷容量が150μFである処理ユニット20において、外部電源が遮断された場合の、電源電圧の絶対値の時間的変化を示す。なお、外部電源の電圧はマイナスの直流電圧であるが、図6では、説明の便宜上、縦軸を電圧の絶対値の大きさとしている。また、図6において、処理ユニット20の消費電力は300Wである。
外部電源が遮断された場合、外部電源の電圧は、例えば2次関数の曲線のように低下する。このとき、電圧が低下する傾きは抵抗値Rと負荷容量Cの積で決まるが、抵抗値Rは定量的な値であるため、電圧が低下する傾きは負荷容量Cの値で変わる。負荷容量が100μFである処理ユニット20では、例えば図6(a)に示すように、外部電源の電圧の絶対値がVtt1からVtt2まで低下するのに要する時間ΔTは約0.6ミリ秒である。負荷容量と外部電源の電圧の降下時間との関係から、処理ユニット20の負荷容量が10μF増加すると、外部電源の電圧の絶対値がVtt1からVtt2まで低下するのに要する時間ΔTが約0.14ミリ秒増加する(傾きが緩やかになる)。そのため、処理ユニット20の負荷容量が100μFから150μFに増加すると、外部電源の電圧の絶対値がVtt1からVtt2まで低下するのに要する時間ΔTは、負荷容量が100μFの場合に比べて約0.7ミリ秒増加し、約1.3ミリ秒まで延びる。処理ユニット20の電源ラインに設けられているコンデンサの容量偏差を20%と仮定しても、処理ユニット20の負荷容量が100μFから150μFに増加させることにより、例えば図6(b)に示すように、時間ΔTを約1.3ミリ秒まで延ばすことができる。図6(a)に示した電圧変化と図6(b)に示した電圧変化とを重ねて表すと、例えば図7のようになる。
従って、処理ユニット20の負荷容量を増加させることにより、外部電源が遮断された場合の時間ΔTを延ばすことができる。処理ユニット20の負荷容量の増加は、処理ユニット20の電源ラインに設けられるコンデンサの容量を増加させることにより実現できる。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは、対向装置への通知、ログの記録停止、外部インターフェイスの遮断等の処理を、時間ΔT内に完了することができる可能性をさらに高めることができる。
図4に戻って説明を続ける。例えば図4(a)に示すように、時刻t8において外部電源が復旧すると、時刻t9において1次電源回路22に所定の電圧の外部電源が印加される。電圧監視部21bは、外部電源の電圧の絶対値が、所定範囲外であるか否かの判定を開始する。そして、例えば図4(b)に示すように、時刻t10において、1次電源回路22は、1次電源の出力を開始すると共に、CPU25へリセット信号を出力する。電圧監視部21dは、外部電源の電圧の絶対値が、所定範囲外であるか否かの判定を開始する。
次に、例えば図4(c)に示すように、時刻t11において、2次電源回路23a〜23cは、2次電源の出力を開始する。CPU25は、2次電源回路23aから出力された2次電源によりリセット状態で起動する。そして、1次電源回路22は、1次電源の出力から所定時間が経過した時刻t12において、CPU25へ出力しているリセット信号を解除する。これにより、CPU25は、動作を開始する。
そして、CPU25の制御部250は、CPU25が起動してから所定期間が経過する時刻t13までの間に、電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力されたか否かを判定する。CPU25が起動してから所定期間が経過する時刻t13までの間に電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力されなかった場合、制御部250は、DSP26aおよび26bをリセットスタートさせる。これにより、処理ユニット20が動作を開始する。
一方、CPU25が起動してから所定期間後の時刻t13までの間に電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力された場合、制御部250は、外部電源または1次電源が不安定である旨を示すアラームをログとして処理ユニット20内のメモリに記録する。そして、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22および2次電源回路23a〜23cへ出力し、オンを指示する制御信号をスイッチ24a〜24cへ出力する。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは、停止状態となる。
<処理ユニットの動作>
図8は、外部電源の供給が遮断された場合の処理ユニット20の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、電圧監視部21aは、局舎17から供給された外部電源の電圧の絶対値が閾値Vtt1(例えば37V)以下となったか否かを判定する(S100)。外部電源の電圧の絶対値が閾値Vtt1以下になった場合(S100:Yes)、電圧監視部21aは、CPU25に割込み信号を出力する。
次に、電圧監視部21cは、局舎17から供給された外部電源の電圧の絶対値が閾値Vtt2(例えば35V)以下となったか否かを判定する(S101)。外部電源の電圧の絶対値が閾値Vtt2以下になった場合(S101:Yes)、電圧監視部21cは、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22および2次電源回路23a〜2次電源回路23cへ出力する。これにより、1次電源回路22および全ての2次電源回路23a〜23cが停止する(S109)。そして、処理ユニット20は、外部電源の供給が遮断された場合の動作を終了する。
一方、外部電源の電圧の絶対値が閾値Vtt2より大きい場合(S101:No)、CPU25の制御部250は、外部電源の低電圧を示すアラームをログとして処理ユニット20内のメモリに記録する(S102)。そして、制御部250は、低電力モードへの移行を指示する制御信号をDSP26aおよびFPGA26bへ出力すると共に、CPU25を低電力モードに移行させる。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bが低電力モードへ移行する(S103)。
次に、制御部250、DSP26a、およびFPGA26bは、対向装置に動作を停止する旨の通知を行う(S104)。そして、制御部250は、外部インターフェイスを遮断する(S105)。そして、制御部250、DSP26a、およびFPGA26bは、アラームをログに記録する処理を停止する(S106)。
次に、制御部250は、DSP26aに2次電源を供給している2次電源回路23bと、FPGA26bに2次電源を供給している2次電源回路23cとに動作停止を指示する制御信号を出力する。これにより、2次電源回路23bおよび23cが2次電源の出力を停止する(S107)。
次に、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を2次電源回路23aへ出力し、オンを指示する制御信号をスイッチ24a〜24cへ出力し、動作停止を指示する制御信号を1次電源回路22へ出力する。これにより、CPU25に2次電源を供給している2次電源回路23aが停止し、2次電源回路23a〜23cの電源ラインがディスチャージされ、1次電源回路22が停止する(S108)。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは、停止状態となる。そして、処理ユニット20は、外部電源の供給が遮断された場合の動作を終了する。
図9は、外部電源の供給が再開された場合の処理ユニット20の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、電圧監視部21bは、局舎17から供給された外部電源の電圧の絶対値が所定値(例えば、48V−5%)以上か否かを判定する(S200)。外部電源の電圧の絶対値が所定値以上である場合(S200:Yes)、電圧監視部21bは、外部電源の電圧の絶対値が所定範囲内であるか否かを判定を開始することにより、外部電源の安定性の判定を開始する(S201)。
次に、1次電源回路22は、1次電源の出力を開始する(S202)。そして、1次電源回路22は、CPU25にリセット信号を出力する(S203)。次に、電圧監視部21dは、1次電源回路22から出力された1次電源の電圧が、所定値(例えば、12V−5%)以上か否かを判定する(S204)。1次電源の電圧が所定値以上である場合(S204:Yes)、電圧監視部21dは、1次電源の電圧が所定範囲内であるか否かの判定を開始することにより、1次電源の電圧の安定性の判定を開始する(S205)。
次に、2次電源回路23a〜23cは、2次電源の出力を開始する(S206)。そして、1次電源の出力を開始してから所定時間が経過した場合、1次電源回路22は、CPU25へ出力しているリセット信号を解除する(S207)。これにより、CPU25が動作を開始する。
次に、制御部250は、電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力されたか否かを判定する(S208)。電圧監視部21bまたは21dから割込み信号が出力された場合(S208:Yes)、制御部250は、外部電源または1次電源が不安定である旨を示すアラームをログとして処理ユニット20内のメモリに記録する(S211)。そして、制御部250は、動作停止を指示する制御信号を2次電源回路23a〜23cおよび1次電源回路22へ出力し、オンを指示する制御信号をスイッチ24a〜24cへ出力する。これにより、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bは、停止状態となる(S212)。そして、処理ユニット20は、外部電源の供給が再開された場合の動作を終了する。
一方、電圧監視部21bおよび21dのいずれからも割込み信号が出力されていない場合(S208:No)、制御部250は、CPU25が起動してから所定時間が経過したか否かを判定する(S209)。CPU25が起動してから所定時間が経過していない場合(S209:No)、制御部250は、再びステップS208に示した処理を実行する。
一方、CPU25が起動してから所定時間が経過した場合(S209:Yes)、制御部250は、DSP26aおよびFPGA26bをリセットスタートさせる(S210)。これにより、処理ユニット20が動作を開始する。そして、処理ユニット20は、外部電源の供給が再開された場合の動作を終了する。
<実施例の効果>
以上、実施例について説明した。上記説明から明らかなように、本実施例のBDE13は、デバイス26と、2次電源回路23と、電圧監視部21aと、制御部250とを備える。デバイス26は、無線通信に関する処理を行う。2次電源回路23は、デバイス26に電源を供給する。電圧監視部21aは、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が所定の閾値以下となったか否かを判定する。制御部250は、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が閾値以下となった場合に、2次電源回路23からデバイス26への電源供給を停止させ、デバイス26の電源ラインを基準電位に接続させる。本実施例のBDE13は、このような構成により、BDE13の外部から供給された電源の瞬断に、デバイス26に供給される電源を迅速に基準電位まで下げることができる。これにより、BDE13の外部電源が復旧した場合に、デバイス26の電源電圧が基準電位から上昇して所定の電圧となる。そのため、デバイス26がリセットと初期化とを実行することができ、デバイス26の各種メモリに所定の値が設定される。これにより、BDE13は、外部電源の瞬断によるデバイス26の不安定な動作を回避することができる。
また、本実施例において、制御部250は、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が閾値Vtt1以下となった場合に、デバイス26にログの記録を停止させた後に、2次電源回路23にデバイス26への電源供給を停止させる。これにより、デバイス26の電源電圧が基準電位まで低下する過程で、デバイス26の誤動作により誤ったアラームがログとして記録されることを防止することができる。
また、本実施例において、制御部250は、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が閾値Vtt1以下となった場合に、デバイス26に低電力モードへの移行を指示した後に、デバイス26にログの記録を停止させる。デバイス26を低電力モードへ移行させることにより、2次電源回路23からの電源供給が停止した場合のBDE13の消費電力を削減することができる。これにより、デバイス26は、2次電源回路23からの電源供給が停止してからデバイス26の電源電圧の低下が始まるまでの間に、ログの記録停止等の処理を完了することができる。
また、本実施例において、BDE13は、制御部250を含むCPU25と、CPU25に電源を供給する2次電源回路23aとを有する。また、制御部250は、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が閾値Vtt1以下となった場合に、デバイス26の電源ラインを基準電位に接続させる。そして、制御部250は、2次電源回路23aにCPU25への電源供給を停止させ、CPU25の電源ラインを基準電位に接続させる。これにより、BDE13は、外部電源の瞬断によるCPU25の不安定な動作を回避することができる。
また、本実施例において、BDE13は、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が所定範囲内にあるか否かを判定する電圧監視部21bを有する。制御部250は、BDE13の外部から供給された電源が復旧した場合に、CPU25が起動してから所定期間の間、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が継続して所定範囲内にある場合に、CPU25の動作継続を許可する。一方、制御部250は、CPU25が起動してから所定期間の間に、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が所定範囲外となった場合に、CPU25の動作を停止させる。これにより、BDE13の外部電源が復旧した場合に、該電源が不安定な状態でCPU25の動作が開始されることを防止することができる。そのため、BDE13は、外部電源の瞬断による不安定な動作を回避することができる。
また、本実施例において、制御部250は、BDE13の外部から供給された電源電圧の絶対値が閾値Vtt1以下となった場合に、BDE13の動作停止を対向装置に通知する。これにより、BDE13は、対向装置側において無駄なアラームがログとして記録されることを防止することができる。
<その他>
なお、開示の技術は、上記した実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施例において、制御部250は、外部電源の復旧時に、CPU25が起動してから所定期間の間に外部電源の電圧の絶対値が所定範囲外となった場合に、CPU25の動作を停止させる。しかし、開示の技術はこれに限られない。例えば、制御部250は、外部電源の電圧の絶対値が所定範囲外となった場合でも、引き続き、所定期間の間、外部電源の電圧の絶対値が継続して所定範囲内の電圧となっているか否かを判定してもよい。そして、制御部250は、所定期間の間、外部電源の電圧の絶対値が継続して所定範囲内の電圧に安定していれば、CPU25の動作継続を許可する。
また、所定期間の間、外部電源の電圧の絶対値が継続して所定範囲内の電圧となっているか否かを判定する回数や、判定を行う最大の期間は、予め定められてもよい。判定回数が予め定められた回数に達した場合、または、判定を行った期間が予め定められた期間に達した場合、制御部250は、CPU25の動作を停止させる。
また、上記した実施例において、BDE13は、複数の処理ユニット20を有するが、BDE13は、1つの処理ユニット20を有してもよい。また、上記した実施例において、処理ユニット20には、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bが1つずつ設けられるが、開示の技術はこれに限られず、処理ユニット20には、CPU25、DSP26a、およびFPGA26bが2つ以上設けられてもよい。また、処理ユニット20には、デバイス26として、DSP26aおよびFPGA26bの他、MPU(Micro Processing Unit)やMCU(Micro Controller Unit)等のプロセッサが設けられていてもよい。
10 無線アクセスシステム
11 コア網
12 UE
13 BDE
14 光ファイバ
15 RRH
16 アンテナ
17 局舎
20 処理ユニット
21 電圧監視部
22 1次電源回路
23 2次電源回路
24 スイッチ
240 抵抗
241 抵抗
242 トランジスタ
25 CPU
250 制御部
26 デバイス
26a DSP
26b FPGA
27 電源ライン

Claims (7)

  1. 基地局装置において、
    無線通信に関する処理を行う第1のデバイスと、
    前記第1のデバイスに電源を供給する第1の電源回路と、
    前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が所定の閾値以下となったか否かを判定する第1の判定部と、
    前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が前記閾値以下となった場合に、前記第1の電源回路から前記第1のデバイスへの電源供給を停止させ、前記第1のデバイスの電源ラインを基準電位に接続させる制御部と
    を有することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記制御部は、
    前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が前記閾値以下となった場合に、前記第1のデバイスにログの記録を停止させた後に、前記第1の電源回路に前記第1のデバイスへの電源供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、
    前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が前記閾値以下となった場合に、前記第1のデバイスに低電力モードへの移行を指示した後に、前記第1のデバイスにログの記録を停止させることを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部を含む第2のデバイスと、
    前記第2のデバイスに電源を供給する第2の電源回路と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が前記閾値以下となった場合に、前記第1のデバイスの電源ラインを基準電位に接続させると共に、前記第2の電源回路に前記第2のデバイスへの電源供給を停止させ、前記第2のデバイスの電源ラインを基準電位に接続させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の基地局装置。
  5. 前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が所定範囲内にあるか否かを判定する第2の判定部を有し、
    前記制御部は、
    前記基地局装置の外部から供給された電源が復旧した場合に、前記第2のデバイスが起動してから所定期間の間、前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が継続して前記所定範囲内にある場合に、前記第2のデバイスの動作継続を許可し、前記所定期間の間に、前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が前記所定範囲外となった場合に、前記第2のデバイスを停止させることを特徴とする請求項4に記載の基地局装置。
  6. 前記制御部は、
    前記基地局装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が前記閾値以下となった場合に、前記基地局装置の動作停止を対向装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の基地局装置。
  7. 無線制御装置と無線通信装置とを備える無線アクセスシステムであって、
    前記無線制御装置は、
    無線通信に関する処理を行うデバイスと、
    前記デバイスに電源を供給する電源回路と、
    前記無線制御装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が所定の閾値以下となったか否かを判定する判定部と、
    前記無線制御装置の外部から供給された電源電圧の絶対値が前記閾値以下となった場合に、前記電源回路に前記デバイスへの電源供給を停止させ、前記デバイスの電源ラインを基準電位に接続させる制御部と
    を有することを特徴とする無線アクセスシステム。
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