JP2017038024A - 半導体発光素子およびその製造方法、ならびに、半導体発光素子を備えた発光素子パッケージおよび発光装置 - Google Patents

半導体発光素子およびその製造方法、ならびに、半導体発光素子を備えた発光素子パッケージおよび発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】漏れ電流を低減できる半導体発光素子およびその製造方法を提供する。前記半導体発光素子を備えた発光素子パッケージおよび発光装置を提供する。【解決手段】半導体発光素子1は、発光体チップ2の表面2aに形成された表面電極8と、発光体チップ2の裏面2bに形成された裏面電極9と、裏面電極9上に延在し、発光体チップ2の側面2cに沿って形成された絶縁膜10と、電極膜11とを含む。電極膜11は、表面電極8上に配置された表面側電極膜11aと、絶縁膜10を挟んで裏面電極9上に配置された裏面側電極膜11bと、表面側電極膜11aおよび裏面側電極膜11bを接続し、絶縁膜10を挟んで発光体チップ2の側面2c上に配置された側面側電極膜11cとを一体的に有している。電極膜11の表面側電極膜11aは、発光体チップ2における電極膜11が形成された側面2c以外の側面2c、2dから間隔を空けて形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子およびその製造方法、ならびに、前記半導体発光素子を備えた発光素子パッケージおよび発光装置に関する。
特許文献1は、表面に表面電極層が形成され、裏面に裏面電極層が形成された発光体チップを含む半導体発光素子を開示している。発光体チップの1つの側面には、裏面電極層の表面上に延在する絶縁層が形成されており、この絶縁層上には、電極層が形成されている。電極層は、表面電極上に延在していると共に、絶縁層を挟んで裏面電極層上に延在している。
特開2010−258230号公報
特許文献1の構成では、電極層が、発光体チップの側面に対して面一な縁部を有している。このような電極層は、発光体チップの元となる元基板に電極層を形成した後、たとえばダイシングソー等の切断機によって電極層および元基板を一括して切断することにより形成される。本発明者らは、この切断時に、電極層と発光体チップの側面とを電気的に接続させるバリが電極層に形成されることにより、漏れ電流の増大を招いていることを発見した。
そこで、本発明は、漏れ電流を低減できる半導体発光素子およびその製造方法を提供することを主たる目的とする。また、本発明は、前記半導体発光素子を備えた発光素子パッケージおよび発光装置を提供することを従たる目的とする。
本発明の一局面に係る半導体発光素子は、発光体チップと、前記発光体チップの表面に形成された表面電極と、前記発光体チップの裏面に形成された裏面電極と、前記裏面電極上に延在し、前記発光体チップの側面に沿って形成された絶縁膜とを含む。さらに半導体発光素子は、前記表面電極上に配置された表面側部分と、前記絶縁膜を挟んで前記裏面電極上に配置された裏面側部分と、前記表面側部分および前記裏面側部分を接続し、前記絶縁膜を挟んで前記発光体チップの側面上に配置された側面側部分とを一体的に有する電極膜を含む。前記電極膜の前記表面側部分は、前記発光体チップの表面の法線方向から見た平面視において、前記発光体チップにおける前記電極膜が形成された側面以外の側面から間隔を空けて形成されている。
この構成によれば、電極膜の表面側部分は、切断機等によって切断されない構成を有している。したがって、電極膜の表面側部分にバリが生じることもないので、当該電極膜の表面側部分において、バリに起因する漏れ電流の発生を防止できる。これにより、漏れ電流を低減できる半導体発光素子を提供できる。
前記半導体発光素子において、前記電極膜の前記裏面側部分は、前記平面視において、前記発光体チップにおける前記電極膜が形成された側面以外の側面から間隔を空けて形成されていることが好ましい。この構成によれば、電極膜の裏面側部分が切断機等によって切断されない構成を有している。したがって、電極膜の裏面側部分にバリが生じることがないので、当該電極膜の裏面側部分において、バリに起因する漏れ電流の発生を防止できる。これにより、漏れ電流を効果的に低減できる。
前記半導体発光素子において、前記電極膜の前記側面側部分は、前記発光体チップの側面の法線方向から見た平面視において、前記発光体チップにおける前記電極膜が形成された側面以外の側面から間隔を空けて形成されていることが好ましい。この構成によれば、電極膜の側面側部分も切断機等によって切断されない構成を有している。したがって、電極膜の側面側部分にバリが生じることもないので、当該電極膜の側面側部分において、バリに起因する漏れ電流の発生を防止できる。これにより、漏れ電流を効果的に低減できる。
前記半導体発光素子において、前記絶縁膜は、前記表面電極上に延在しており、前記電極膜の前記表面側部分は、前記絶縁膜および前記表面電極に接していることが好ましい。この構成によれば、電極膜における表面電極との接続部以外の部分は、絶縁膜上に形成されている。したがって、電極膜と発光体チップとの不所望な電気的な接続を回避しつつ、電極膜と表面電極とを良好に電気的に接続できる。これにより、漏れ電流の発生を効果的に低減できる。前記半導体発光素子において、前記電極膜は、前記絶縁膜の幅よりも小さい幅で形成されていることが好ましい。
前記半導体発光素子において、前記発光体チップは、平面視矩形状の表面および裏面と、表面および裏面を接続する4つの側面とを含んでいてもよい。この場合、前記電極膜は、前記平面視において前記発光体チップの少なくとも1つの側面に他の側面から間隔を空けて形成されていることが好ましい。この構成によれば、電極膜が切断機等によって切断されない構成を有している。したがって、電極膜にバリが生じることもないので、当該電極膜において、バリに起因する漏れ電流の発生を防止できる。これにより、漏れ電流を効果的に低減できる半導体装置を提供できる。前記発光体チップは、直方体形状に形成されていてもよい。
前記半導体発光素子において、前記発光体チップは、赤色光、緑色光または青色光を発現させるものであってもよい。前記発光体チップは、450nm以上750nm以下の波長を有する光を発現させるものであってもよい。
前記半導体発光素子において、前記発光体チップは、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に形成された第2導電型の第2半導体層と、前記第1半導体層および前記第2半導体層の間に介在する活性層とを含んでいてもよい。
本発明の一局面に係る発光素子パッケージは、1つまたは複数の前記半導体発光素子と、少なくとも前記裏面電極と、前記電極膜の前記裏面側部分とを露出させるように、前記1つまたは複数の半導体発光素子を封止する封止部材とを含む。この構成によれば、封止部材から露出する裏面電極および裏面側部分のいずれか一方側をアノード端子として使用し、他方側をカソード端子として使用できる。しかも、半導体発光素子を封止する封止部材がパッケージの一部を兼ねているので、半導体発光素子に対して良好な保護を提供しつつ、小型化を実現できる発光素子パッケージを提供できる。
本発明の他の局面に係る発光素子パッケージは、1つまたは複数の前記半導体発光素子と、前記電極膜の前記裏面側部分に電気的に接続された第1突起電極と、前記裏面電極に電気的に接続された第2突起電極と、少なくとも前記第1突起電極の一部と、前記第2突起電極の一部とを露出させるように、前記1つまたは複数の半導体発光素子を封止する封止部材とを含む。
この構成によれば、封止部材から露出する第1突起電極および第2突起電極のいずれか一方側をアノード端子として使用し、他方側をカソード端子として使用できる。しかも、半導体発光素子を封止する封止部材がパッケージの一部を兼ねているので、半導体発光素子に対して良好な保護を提供しつつ、小型化を実現できる発光素子パッケージを提供できる。
前記発光素子パッケージにおいて、前記封止部材は、シリコン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびポリイミド樹脂を含む群から選択される1つまたは複数の封止材料を含んでいてもよい。
本発明の一局面に係る発光装置は、前記半導体発光素子が1つまたは複数搭載される発光装置である。前記発光装置は、前記半導体発光素子が配置される素子配置領域が1つまたは複数設定された表面と、その反対の裏面とを有する支持体を含む。前記素子配置領域には、第1電極および第2電極が互いに間隔を空けて形成されている。そして、前記半導体発光素子は、前記第1電極に前記電極膜の前記裏面側部分が電気的に接続され、かつ、前記第2電極に前記裏面電極が電気的に接続されるように、前記素子配置領域に配置されている。
前記発光装置において、前記半導体発光素子は、前記第1電極および前記第2電極に対してフリップチップ接続されていることが好ましい。この構成によれば、ボンディングワイア等の接続部材を使用せずに、半導体発光素子を第1電極および第2電極に電気的に接続できるので、省スペース化によって発光装置の小型化に寄与できる。
前記発光装置は、前記第1電極に電気的に接続され、前記支持体外に引き出された第1リード端子と、前記第2電極に電気的に接続され、前記支持体外に引き出された第2リード端子とをさらに含んでいてもよい。前記発光装置は、前記支持体の裏面側に設けられ、前記支持体を貫通して形成された第1貫通電極を介して前記第1電極に電気的に接続された第1端子電極と、前記支持体の裏面側に設けられ、前記支持体を貫通して形成された第2貫通電極を介して前記第2電極に電気的に接続された第2端子電極とをさらに含んでいてもよい。
前記発光装置は、少なくとも赤色光を発現させる前記半導体発光素子を含んでいてもよい。前記発光装置は、赤色光を発現させる前記半導体発光素子と、緑色光を発現させる前記半導体発光素子と、青色光を発現させる前記半導体発光素子とを含んでいてもよい。前記発光装置は、前記半導体発光素子を取り囲むように前記支持体上に設けられた反射板をさらに含んでいてもよい。前記発光装置は、前記半導体発光素子を前記支持体上で封止する封止部材をさらに含んでいてもよい。前記封止部材は、シリコン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を含んでいてもよい。
本発明の他の局面に係る発光装置は、前記発光体素子パッケージが1つまたは複数搭載された発光装置である。前記発光装置は、前記発光素子パッケージが配置されるパッケージ配置領域が1つまたは複数設定された表面と、その反対の裏面とを有する支持体を含む。前記パッケージ配置領域には、第1電極および第2電極が互いに間隔を空けて配置されている。前記発光体素子パッケージは、前記第1電極に前記電極膜の前記裏面側部分が電気的に接続され、かつ、前記第2電極に前記裏面電極が電気的に接続されるように、前記パッケージ配置領域に配置されている。
本発明の一局面に係る半導体発光素子の製造方法は、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に形成された第2導電型の第2半導体層と、前記第1半導体層および前記第2半導体層の間に介在する活性層とを含み、表面および裏面に電極が形成された短冊状のベース基板から複数の半導体発光素子の個片を切り出す半導体発光素子の製造方法であって、下記(a)〜(c)の工程を含む。
(a)前記ベース基板の長手方向に沿う一端部側に、前記ベース基板の表面、裏面および側面を選択的に被覆する絶縁膜を形成する工程。
(b)前記絶縁膜を選択的に露出させるマスクを介して、前記絶縁膜を挟んで前記ベース基板の表面、裏面および側面を選択的に被覆し、かつ、前記ベース基板の表面に形成された電極に電気的に接続される複数の電極膜を間隔を空けて形成する工程。
(c)切断機によって互いに隣り合う前記電極膜間で前記ベース基板を切断して、複数の半導体発光素子の個片を切り出す工程。
この方法によれば、複数の電極膜間でベース基板を切断して複数の半導体発光素子の個片を切り出しているので、電極膜にバリが生じることがない。これにより、バリに起因する漏れ電流の発生を防止し、漏れ電流を効果的に低減できる半導体発光素子を製造できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の斜視図である。 図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。 図3は、図1の半導体発光素子の接続例を示す断面図である。 図4Aは、ウエハ工程の一工程を示す断面図である。 図4Bは、図4Aの次の工程を示す断面図である。 図4Cは、図4Bの次の工程を示す断面図である。 図5Aは、ウエハ切断工程の一工程を示す斜視図である。 図5Bは、図5Aの工程を経て得られたLEDバーを示す斜視図である。 図6Aは、絶縁膜形成工程の一工程を示す斜視図である。 図6Bは、図6Aの次の工程を示す断面図である。 図7Aは、電極膜形成工程の一工程を示す斜視図である。 図7Bは、図7Aの次の工程を示す断面図である。 図8は、図7Aに示す収容装置の正面図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子の斜視図である。 図10は、図9のX-X線に沿う断面図である。 図11は、図10の半導体発光素子の接続例を示す断面図である。 図12は、第1実施例に係る発光素子パッケージの斜視図である。 図13は、図12に示すXIII-XIII線に沿う断面図である。 図14は、図12の発光素子パッケージの接続例を示す断面図である。 図15Aは、図12の発光素子パッケージの製造方法を示す斜視図である。 図15Bは、図15Aの次の工程を示す斜視図である。 図15Cは、図15Bの次の工程を示す斜視図である。 図16は、第2実施例に係る発光素子パッケージの接続例を示す断面図である。 図17は、第3実施例に係る発光装置を示す平面図である。 図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。 図19は、第4実施例に係る発光装置を示す断面図である。 図20は、第5実施例に係る発光装置を示す断面図である。 図21は、第6実施例に係る発光装置を示す断面図である。 図22は、第7実施例に係る発光装置を示す断面図である。 図23は、第8実施例に係る発光装置を示す断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子1の斜視図である。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。
図1を参照して、半導体発光素子1は、発光体チップ2を含む。発光体チップ2は、略直方体形状に形成されており、矩形の平面形状を有している。つまり、発光体チップ2は、平面視略矩形状の表面2aおよびその反対の裏面2bと、表面2aおよび裏面2bを接続する4つの側面2c,2dとを有している。この4つの側面2c,2dには、発光体チップ2の短手方向に沿う一対の短手側面2cと、長手方向に沿う一対の長手側面2dとが含まれる。以下、「平面視」というときには、特に断りがない限り、発光体チップ2の表面2aの法線方向から見た平面視を意味するものとする。
発光体チップ2の長手方向の長さLは、たとえば0.25mm以上1.0mm以下(本実施形態では0.5mm程度)であってもよい。発光体チップ2の短手方向の長さW1は、たとえば0.1mm以上0.5mm以下(本実施形態では0.25mm程度)であってもよい。発光体チップ2の厚さTは、たとえば30μm以上250μm以下であってもよい。発光体チップ2は、450nm以上750nm以下の波長を有する光を発現させるものであってもよい。また、発光体チップ2は、500nm以上650nm以下の波長を有する光を発現させるものであってもよい。発光体チップ2は、赤色光(波長=600nm以上750nm以下)、緑色光(波長=500nm以上570nm以下)または青色光(波長=450nm以上485nm以下)を発現させるものであってもよい。
図2を参照して、発光体チップ2は、n型の基板3と、基板3上に形成されたn型の第1クラッド層4と、第1クラッド層4上に形成されたp型の第2クラッド層5と、第1クラッド層4と第2クラッド層5との間に介在する活性層6とを含む。発光体チップ2は、第2クラッド層5上に形成されたp型のコンタクト層7をさらに含む。基板3は、たとえばGaAs基板であってもよい。基板3は、発光体チップ2の裏面2bを形成している。なお、基板3としては、GaAs基板に代えて、Si基板、SiC基板、GaP基板、サファイア基板等も適用できる。
第1クラッド層4は、n型不純物が導入された(AlGa1−xIn1−y(0≦x<1,0<y≦1)層であってもよい。第2クラッド層5は、p型不純物が導入された(AlGa1−xIn1−y(0≦x<1,0<y≦1)層であってもよい。活性層6は、本実施形態では、MQW(Multi-Quantum Well:多重量子井戸)層であり、第1クラッド層4上に形成されたInGaP層と、InGaP層上に形成されたAlInGaP層とを含む積層構造を有している。コンタクト層7は、p型不純物が導入された(AlGa1−xIn1−y(0≦x<1,0<y≦1)層であってもよい。本実施形態では、コンタクト層7は、発光体チップ2の表面2aを形成している。この発光体チップ2の表面2aおよび裏面2bに、表面電極8および裏面電極9が形成されている。
表面電極8は、発光体チップ2の表面2aに整合するように平面視略矩形状に表面2a上に形成されている。本実施形態では、発光体チップ2の表面2a側が光取り出し面であり、表面電極8は、透明電極または光透過性の薄膜電極として形成されている。表面電極8は、たとえばITO、IZTOおよびZnOを含む群から選択される1つまたは複数の透明電極材料を含む透明電極であってもよいし、AuおよびTiの少なくとも一方を含む光透過性の薄膜電極であってもよい。
裏面電極9は、発光体チップ2の裏面2bに整合するように平面視略矩形状に裏面2b上に形成されている。裏面電極9は、光反射電極として形成されており、たとえばAuを含む。むろん、裏面電極9は、たとえばITO、IZTOおよびZnOを含む群から選択される1つまたは複数の透明電極材料を含む透明電極であってもよい。
発光体チップ2の一方側の短手側面2cには、絶縁膜10が形成されている。絶縁膜10は、発光体チップ2の短手方向の長さW1と略同一の幅W2で、短手側面2c全域を被覆し、表面電極8上および裏面電極9上に延在している。絶縁膜10は、長手側面2dに対して面一(平坦)に形成された縁部を有している。長手側面2dは、実際は、切断面であり、絶縁膜10の縁部は、この切断面に対して面一に形成されている。
絶縁膜10は、より具体的には、表面電極8上に配置された表面側絶縁膜10aと、裏面電極9上に配置された裏面側絶縁膜10bと、表面側絶縁膜10aおよび裏面側絶縁膜10bを接続し、発光体チップ2の短手側面2cに沿って形成された側面側絶縁膜10cとを一体的に有している。表面側絶縁膜10aは、表面電極8を選択的に露出させるように、表面電極8上に配置されている。裏面側絶縁膜10bは、裏面電極9を選択的に露出させるように、裏面電極9上に配置されている。裏面側絶縁膜10bは、表面側絶縁膜10aよりも発光体チップ2の他方側の短手側面2c側に引き出されている。
絶縁膜10は、シリコン絶縁膜、シリコン窒化膜およびDBR(Distributed Bragg Reflector:分布ブラッグ反射)膜を含む群から選択される1つまたは複数の絶縁膜材料を含んでいてもよい。DBR膜は、たとえば屈折率が互いに異なる絶縁膜が4分の1波長の厚さで複数周期に亘って積層された積層膜である。DBR膜は、たとえばZrO、Al、SiO、TiO、Ta、Nb、AlN、SiN、AlON、SiONおよびAlN(0<x<1)を含む群から選択される1つまたは複数の絶縁膜を含んでいてもよい。
絶縁膜10上には、電極膜11が形成されている。電極膜11は、発光体チップ2の一方側の短手側面2cに、他方側の短手側面2cおよび長手側面2dから間隔を空けて形成されている。電極膜11は、絶縁膜10の幅W2(=幅W1)よりも小さい幅W3で、一方側の短手側面2cに沿って形成され、表面電極8上および裏面電極9上に延在している。電極膜11は、より具体的には、表面電極8上に配置された表面側電極膜11aと、裏面電極9上に配置された裏面側電極膜11bと、表面側電極膜11aおよび裏面側電極膜11bを接続し、発光体チップ2の一方側の短手側面2c上に配置された側面側電極膜11cとを一体的に有している。
電極膜11の表面側電極膜11aは、平面視において電極膜11が形成された一方側の短手側面2c以外の側面(つまり、他方側の短手側面2cおよび長手側面2d)から間隔を空けて形成されている。表面側電極膜11aは、発光体チップ2の表面2a上において、裏面側絶縁膜10bよりも発光体チップ2の他方側の短手側面2c側に引き出されている。表面側電極膜11aは、絶縁膜10を挟んで表面電極8上に引き出されており、絶縁膜10および表面電極8に接している。つまり、電極膜11は、表面電極8に電気的に接続されている。
電極膜11の裏面側電極膜11bは、平面視において電極膜11が形成された一方側の短手側面2c以外の側面(つまり、他方側の短手側面2cおよび長手側面2d)から間隔を空けて形成されている。図2を参照して、裏面側電極膜11bは、その全体が、裏面側絶縁膜10b(絶縁膜10)を挟んで裏面電極9に対向している。つまり、電極膜11は、裏面側絶縁膜10bによって裏面電極9から電気的に絶縁されている。
電極膜11の側面側電極膜11cは、発光体チップ2の短手側面2cの法線方向から見た平面視において、電極膜11が形成された一方側の短手側面2c以外の側面(つまり、他方側の短手側面2cおよび長手側面2d)から間隔を空けて形成されている。側面側電極膜11cは、その全体が、側面側絶縁膜10c(絶縁膜10)を挟んで発光体チップ2の短手側面2cに対向している。つまり、電極膜11は、側面側絶縁膜10cによって、発光体チップ2の短手側面2cから電気的に絶縁されている。
電極膜11は、透明電極膜または光透過性の薄膜電極膜として形成されている。電極膜11は、たとえばITO、IZTOおよびZnOを含む群から選択される1つまたは複数の透明電極材料を含む透明電極膜であってもよいし、AuおよびTiの少なくとも一方を含む薄膜電極膜であってもよい。このように、電極膜11は、表面電極8のみに電気的に接続されるように、絶縁膜10を挟んで発光体チップ2の表面2a、短手側面2cおよび裏面2bに沿って形成されている。
図3は、図1の半導体発光素子1の接続例を示す断面図である。半導体発光素子1は、たとえば接続対象として実装基板20上に配置される。実装基板20上には、アノード電極21およびカソード電極22が互いに間隔を空けて配置されている。半導体発光素子1は、アノード電極21に電極膜11(裏面側電極膜11b)が電気的に接続され、かつ、カソード電極22に裏面電極9が電気的に接続されるように、アノード電極21およびカソード電極22にフリップチップ接続(ダイボンディング)される。
アノード電極21と電極膜11とは、たとえば半田や導電性ペースト等の導電性接合材23により接続されてもよい。カソード電極22と裏面電極9との接続とは、たとえば半田や導電性ペースト等の導電性接合材23により接続されてもよい。アノード電極21およびカソード電極22間に所定の電圧が印加されると、活性層6で光が生成される。生成された光は、発光体チップ2の表面2a側から取り出される。表面側絶縁膜10aは、裏面側絶縁膜10bよりも小さい引き出し量で形成されているので、光取り出しの妨げになるのが抑制されている。一方、裏面側絶縁膜10bは、表面側絶縁膜10aよりも大きい引き出し量で形成されているので、導電性接合材23と裏面電極9との接触が良好に抑制されている。
<製造方法>
以下では、半導体発光素子1の製造方法の一例について説明する。図4A〜図4Cは、ウエハ工程の一工程を示す断面図である。
半導体発光素子1を製造するに当たり、まず、たとえば略円板状の半導体ウエハ30が用意される。半導体ウエハ30は、たとえばGaAsウエハである。図4Aを参照して、このGaAsウエハの表面上に、たとえば分子線エピタキシャル成長法(MBE:Molecular Beam Epitaxy)、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等によって、第1クラッド層4、活性層6、第2クラッド層5およびコンタクト層7が順に形成される。
次に、図4Bに示すように、たとえばスパッタ法、真空蒸着法等によって、コンタクト層7上に表面電極8が形成される。次に、たとえばラッピング、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)、エッチング等によって、半導体ウエハ30が裏面側から薄化される。薄化後の半導体ウエハ30の厚さは、たとえば30μm以上250μm以下であってもよい。次に、図4Cに示すように、たとえばスパッタ法、真空蒸着法等によって、半導体ウエハ30の裏面上に裏面電極9が形成される。
次に、半導体ウエハ30の切断工程が実行される。図5Aは、ウエハ切断工程の一工程を示す斜視図である。図5Bは、図5Aの工程を経て得られた本発明のベース基板の一例としてのLEDバー32を示す斜視図である。
ウエハ切断工程では、半導体ウエハ30が選択的に切断されて、複数枚の平面視略矩形状の板状基板31に分割される。図5Aでは、一枚の板状基板31を示している。次に、板状基板31が、選択的に切断されて、複数のLEDバー32に分割される。図5Bに示すように、複数のLEDバー32は、それぞれ短冊状に分割される。板状基板31は、劈開面に沿って劈開されることによって、複数のLEDバー32に分割されてもよいし、ダイシング、スクライブ等によって、複数のLEDバー32に分割されてもよい。
次に、図6Aおよび図6Bに示されるように、LEDバー32に絶縁膜10を形成する工程が実行される。図6Aは、絶縁膜形成工程の一工程を示す斜視図である。図6Bは、図6Aの次の工程を示す断面図である。
絶縁膜10を形成する工程では、まず、図6Aに示すように、LEDバー32とスペーサ33とが複数積層された積層構造34が収容装置35に収容される。積層構造34は、スペーサ33を挟んで、たとえば50層〜100層程度積層されたLEDバー32を含んでいてもよい。スペーサ33は、積層された状態でLEDバー32を支持でき、かつ、絶縁膜10を形成すべき領域を選択的に露出させる形状に形成されている。つまり、スペーサ33は、絶縁膜10を形成すべき領域を選択的に露出させるマスクを兼ねている。
本実施形態では、スペーサ33は、LEDバー32の短手方向の幅よりも小さい幅の基部33aと、基部33aから上方に向けて当該基部33aの幅よりも小さい幅で突出する突部33bとを有する短冊状に形成されている。スペーサ33の基部33aおよび突部33bは、LEDバー32が積層された状態で、LEDバー32の長手方向に沿う一方側の一端部32aを選択的に露出させるように設けられている。
スペーサ33は、絶縁膜10を形成できるのであれば、どのような材料により形成されていてもよい。スペーサ33は、たとえばシリコンであってもよい。収容装置35は、筒状の筐体35aを含む。筐体35aは、前記積層構造34のうち、複数のLEDバー32の一端部32aを一括して露出させる窓35bを有している。
次に、図6Bに示すように、積層構造34を収容装置35に収容した状態で、たとえば窓35bを介するスパッタ法によって、各LEDバー32の一端部32aに絶縁膜10が形成される。これにより、スペーサ33から露出するLEDバー32の表面、裏面および側面を選択的に被覆する絶縁膜10が形成される。
次に、図7Aおよび図7Bに示されるように、LEDバー32に電極膜11が形成される工程が実行される。図7Aは、電極膜形成工程の一工程を示す斜視図である。図7Bは、図7Aの次の工程を示す断面図である。図8は、図7Aに示す収容装置38の正面図である。
電極膜11を形成する工程では、まず、図7Aに示すように、絶縁膜10が形成されたLEDバー32とスペーサ36とが複数積層された積層構造37が収容装置38に収容される。積層構造37は、スペーサ36を挟んで、たとえば50層〜100層程度積層されたLEDバー32を含んでいてもよい。スペーサ36は、積層された状態でLEDバー32を支持でき、かつ、電極膜11を形成すべき領域を選択的に露出させる形状に形成されている。
本実施形態では、スペーサ36は、LEDバー32の短手方向の幅よりも小さい幅の基部36aと、LEDバー32の表面(表面電極8)に対向するようにLEDバー32の一端部32a側に延びる延部36bとを有する短冊状に形成されている。スペーサ36の基部36aは、LEDバー32の表面上において、表面電極8を選択的に露出させている。スペーサ36の延部36bは、LEDバー32が積層された状態で、絶縁膜10の裏面側絶縁膜10bの一部を被覆するように設けられている。
スペーサ36は、電極膜11を形成できるのであれば、どのような材料により形成されていてもよい。スペーサ36は、たとえばシリコンであってもよい。収容装置38は、筒状の筐体38aを含む。筐体38aは、前記積層構造37のうち、複数のLEDバー32の長手方向に沿う一端部32aを一括して露出させる窓38bと、窓38bを覆うマスク39とを有している。マスク39は、たとえば金属製のマスクであってもよい。
図8に示すように、LEDバー32には、後の工程で半導体発光素子1となる複数の素子形成領域32bが長手方向に沿って一列に並んで設定されている。これら複数の素子形成領域32bの間には、スクライブライン32cが設定されている。マスク39は、前記積層構造37のうち、各LEDバー32の長手方向に沿う一端部32aを選択的に露出させるように形成されている。
より具体的には、マスク39は、積層構造37の積層方向に延び、互いに間隔を空けて形成された複数のライン状部分39aを含む。複数のライン状部分39aは、図8の正面視において、各素子形成領域32bの中央部を露出させ、かつ、各素子形成領域32b間のスクライブライン32cを覆うように間隔を空けて形成されている。電極膜形成工程では、スペーサ36およびマスク39が、電極膜11を形成すべき領域を選択的に露出させるマスクを兼ねている。
次に、図7Bに示すように、積層構造37を収容装置38に収容した状態で、たとえば窓38bを介するスパッタ法、真空蒸着法等によって、スペーサ36およびマスク39から露出する絶縁膜10上に電極膜11が形成される。電極膜11は、絶縁膜10を挟んでLEDバー32の表面、裏面および側面を選択的に被覆するように形成される。電極膜11は、LEDバー32の表面に形成された表面電極8に電気的に接続されるように互いに間隔を空けて形成される。その後、ダイシングソー等の切断機によって、互いに隣り合う電極膜11間のスクライブライン32c(図8参照)に沿ってLEDバー32が切断されて、半導体発光素子1の個片が切り出される。
以上、本実施形態では、電極膜11は、切断機等によって切断されない構成を有している。より具体的には、電極膜11の表面側電極膜11a、裏面側電極膜11bおよび側面側電極膜11cは、発光体チップ2の一方側の短手側面2cに、他方側の短手側面2cおよび長手側面2dのそれぞれから間隔を空けて形成されている。したがって、電極膜11にバリが生じることもないので、当該電極膜11において、バリに起因する漏れ電流の発生を防止できる。これにより、漏れ電流を効果的に低減できる半導体発光素子1を提供できる。
また、本実施形態では、絶縁膜10は、表面電極8上に延在する表面側絶縁膜10aを有し、電極膜11の表面側電極膜11aは、絶縁膜10の表面側絶縁膜10aおよび表面電極8に接している。しかも、電極膜11は、絶縁膜10の幅W2よりも小さい幅W3で形成されている。この構成によれば、電極膜11における表面電極8との接続部以外の部分は、絶縁膜10上に形成されている。したがって、電極膜11と発光体チップ2との不所望な電気的な接続を回避しつつ、電極膜11と表面電極8とを良好に電気的に接続できる。これにより、漏れ電流の発生を効果的に低減できる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子41の斜視図である。図10は、図9のX-X線に沿う断面図である。半導体発光素子41が前述の半導体発光素子1と異なる点は、発光体チップ2の他方側の短手側面2cにも、絶縁膜10および電極膜11が形成されている点である。一方側の短手側面2cに形成された電極膜11と、他方側の短手側面2cに形成された電極膜11とは、表面電極8上で一体的に連なっていてもよい。半導体発光素子41におけるその他の構成は、前述の半導体発光素子1と略同様である。図9および図10において、前述の図1および図2等に示された構成については同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図11は、図10の半導体発光素子41の接続例を示す断面図である。本実施形態では、実装基板20上には、2つのアノード電極21および1つのカソード電極22が互いに間隔を空けて配置されている。半導体発光素子41は、一方側および他方側の電極膜11(裏面側電極膜11b)が2つのアノード電極21にそれぞれ電気的に接続され、かつ、カソード電極22に裏面電極9が電気的に接続されるように、アノード電極21およびカソード電極22にフリップチップ接続(ダイボンディング)される。
半導体発光素子41は、前述の半導体発光素子1の製造方法と略同様の工程で製造される。たとえば、絶縁膜形成工程(図6Aおよび図6B)および電極膜形成工程(図7Aおよび図7B)の工程を次のように変更すれば良い。つまり、収容装置35,38にLEDバー32の一端部32aとその反対の他端部の両方を露出させる窓35b,38bを設ける。そして、スペーサ33,36におけるLEDバー32の他端部側の形状を、前述のLEDバー32の一端部32a側の形状と略同一の形状に変更する。これにより、半導体発光素子41を製造できる。以上、本実施形態の構成によっても前述の実施形態において述べた効果と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の各実施形態において、基板3の導電型をn型として説明したが、基板3の導電型を反転してp型としてもよい。この場合、基板3の導電型の変更に応じて、第1クラッド層4の導電型をn型からp型に変更し、第2クラッド層5およびコンタクト層7の各導電型をp型からn型に変更すれば良い。この場合、アノードとカソードとの関係が前述の各実施形態とは反対になるので、電極膜11がカソード電極22に電気的に接続され、裏面電極9がアノード電極21に電気的に接続される構成となる。
また、前述の各実施形態において、第1クラッド層4および第2クラッド層5は、AlGaAs層によって形成されていてもよい。また、活性層6は、GaAs層と、GaAs層上に形成されたGaAlAs層とを含むヘテロ接合の積層構造を有していてもよい。また、活性層6は、GaN系の発光素子を形成しても良い。また、前述の各実施形態において、基板3と第1クラッド層4との間にDBR膜を設けても良い。
以下では、半導体発光素子1の複数の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の各実施例の構成には、半導体発光素子41にも適用されるが、その構成は、半導体発光素子1が適用された構成と略同様であるので、説明を省略する。
<第1実施例>
図12は、第1実施例に係る発光素子パッケージ45の斜視図である。図13は、図12に示すXIII-XIII線に沿う断面図である。
発光素子パッケージ45は、前述の半導体発光素子1と、半導体発光素子1を封止する封止部材46とを含む。封止部材46は、裏面電極9と、絶縁膜10の裏面側絶縁膜10bと、電極膜11の裏面側電極膜11bとを露出させるように半導体発光素子1を封止している。本実施例では、電極膜11の裏面側電極膜11bがアノード端子として封止部材46から露出しており、裏面電極9がカソード端子として封止部材46から露出している。
封止部材46は、透明材料からなり、たとえばシリコン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびポリイミド樹脂を含む群から選択される1つまたは複数の封止材料を含んでいてもよい。本実施例では、1つの半導体発光素子1が封止部材46により封止されている例を示しているが、複数の半導体発光素子1が封止部材46により封止されていてもよい。また、封止部材46は、赤色光、緑色光または青色光を発現させる1つまたは複数の半導体発光素子1を封止していてもよい。
図14は、図12の発光素子パッケージ45の接続例を示す断面図である。図14に示すように、発光素子パッケージ45によれば、半導体発光素子1と同様の接続形態を取ることができる。しかも、半導体発光素子1を封止する封止部材46がパッケージの一部を兼ねているので、半導体発光素子1に対して良好な保護を提供しつつ、小型化を実現できる発光素子パッケージ45を提供できる。むろん、発光素子パッケージ45は、半導体発光素子1に加えて、前述の半導体発光素子41も同時に含んでいてもよい。
<発光素子パッケージの製造方法>
図15A〜図15Cは、図12の発光素子パッケージ45の製造方法を示す斜視図である。発光素子パッケージ45を製造するには、まず、図15Aに示すように、1つまたは複数の半導体発光素子1が板状の支持部材47上に配置される。次に、1つまたは複数の半導体発光素子1が封止部材46により被覆される。封止部材46は、たとえばシリコン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂またはポリイミド樹脂を含むシートであってもよい。
次に、図15Bに示すように、封止部材46が、支持部材47上で硬化される。封止部材46の硬化は、たとえば圧着(たとえば熱圧着)によって行われてもよい。これにより、1つまたは複数の半導体発光素子1が封止された封止構造48が形成される。次に、図15Cに示すように、封止構造48から支持部材47が除去される。支持部材47が封止構造48から剥離可能な部材であれば、封止構造48から引き剥がされてもよい。支持部材47がエッチング可能な部材であれば、エッチングにより除去されてもよい。
これにより、半導体発光素子1の裏面電極9、絶縁膜10の裏面側絶縁膜10bおよび電極膜11の裏面側電極膜11bが封止構造48から露出する。その後、封止構造48が選択的に切断されることにより、発光素子パッケージ45の個片が切り出される。複数の半導体発光素子1が含まれるように封止構造48を切断することにより、複数の半導体発光素子1が封止部材46により封止された発光素子パッケージ45を得ることもできる。
<第2実施例>
図16は、第2実施例に係る発光素子パッケージ49の接続例を示す断面図である。図16において、前述の図12等に示された構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
発光素子パッケージ49は、電極膜11の裏面側電極膜11bに電気的に接続された第1突起電極50aと、半導体発光素子1の裏面電極9に電気的に接続された第2突起電極50bとを含む。発光素子パッケージ49は、さらに、少なくとも第1突起電極50aの一部と、第2突起電極50bの一部とを露出させるように、半導体発光素子1を封止する封止部材46を含む。
第1突起電極50aおよび第2突起電極50bは、たとえばCuを含む板状または柱状の電極である。封止部材46は、透明材料からなり、たとえばシリコン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびポリイミド樹脂を含む群から選択される1つまたは複数の封止材料を含んでいてもよい。本実施例では、封止部材46は、第1突起電極50aおよび第2突起電極50bの各最表面を露出させるように発光体チップ2の裏面2bを被覆する第1封止部材46aと、発光体チップ2の表面2aおよび側面2cを被覆する第2封止部材46bとを含む。
第1封止部材46aは、透明材料からなり、たとえばポリイミド樹脂を含む。第1封止部材46aは、平面視において、発光体チップ2の裏面2bに整合する矩形状に形成されており、発光体チップ2の側面2cに沿って発光体チップ2の裏面2bから離れる方向に立ち上がる側部46cを有している。一方、第2封止部材46bは、透明材料からなり、第1封止部材46aと異なる材料により形成されていてもよい。第2封止部材46bは、たとえばシリコン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を含んでいてもよい。第2封止部材46bは、発光体チップ2の表面2aおよび側面2c、ならびに、第1封止部材46aの側部46cを被覆している。
発光素子パッケージ49は、以下のような方法で製造される。すなわち、前述の図7Bの工程において、電極膜11の形成工程後、LEDバー32の切断工程に先立って、たとえばめっき法により、電極膜11の裏面側電極膜11bおよび半導体発光素子1の裏面電極9に、第1突起電極50aおよび第2突起電極50bが形成される。次に、第1突起電極50aおよび第2突起電極50bを被覆するように、LEDバー32にポリイミド樹脂からなるシートが貼り付けられる。その後、ダイシングソー等によって、樹脂シートが貼り付けられた状態の半導体発光素子1の個片が切り出される。
次に、前述の図15Aと同様に、1つまたは複数の半導体発光素子1が支持部材47上に配置される。次に、各半導体発光素子1に熱が加えられて、樹脂シートが半導体発光素子1と支持部材47との間で溶融される。その後、溶融した樹脂が硬化される。これにより、第1突起電極50aおよび第2突起電極50bを封止するように発光体チップ2の裏面2bを被覆する第1封止部材46aが形成される。次に、第2封止部材46bとなる樹脂シートで半導体発光素子1が被覆される。その後、図15Bおよび図15Cと同様の工程を経て、発光素子パッケージ49が得られる。
発光素子パッケージ49によれば、第1突起電極50aをアノード端子として使用でき、第2突起電極50bをカソード端子として使用できる。したがって、第1突起電極50aを前述のアノード電極21を電気的に接続し、第2突起電極50bを前述のカソード電極22に電気的に接続できる(前述の図3、図14等も併せて参照)。
以上、本実施例によれば、半導体発光素子1に対して良好な保護を提供しつつ、小型化を実現できる発光素子パッケージ49を提供できる。むろん、発光素子パッケージ49は、半導体発光素子1に加えて、前述の半導体発光素子41も同時に含んでいてもよい。
<第3実施例>
図17は、第3実施例に係る発光装置51を示す平面図である。図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
発光装置51は、前述の半導体発光素子1が1つまたは複数搭載された発光装置である。発光装置51には、少なくとも1つの赤色光を発現させる半導体発光素子1が搭載されている。本実施例では、発光装置51に、赤色光を発現させる半導体発光素子1と、緑色光を発現させる半導体発光素子1と、青色光を発現させる半導体発光素子1とが搭載された例について説明する。なお、図17では、説明の便宜上、赤色光を発現させる半導体発光素子1を「R」、緑色光を発現させる半導体発光素子1を「G」、青色光を発現させる半導体発光素子1を「B」と簡略化して示している。
図17および図18を参照して、発光装置51は、支持体52を含む。支持体52は、たとえばシリコン基板であってもよいし、白色樹脂からなる樹脂基板(絶縁性基板)であってもよい。本実施例では、支持体52が樹脂基板である。支持体52は、本実施例では、略直方体形状に形成されており、平面視略矩形状の表面およびその反対の裏面を有している。支持体52の表面には、3つの半導体発光素子1がそれぞれ配置される複数(本実施例では、3つ)の素子配置領域53が設定されている。各素子配置領域53には、互いに間隔を空けて前述のアノード電極21およびカソード電極22が配置されている(前述の図3等も併せて参照)。
アノード電極21には、支持体52外に引き出された第1リード端子54が電気的に接続されている。第1リード端子54は、アノード電極21に一体的に形成されている。各第1リード端子54は、支持体52の1つの側面側に引き出されており、当該側面に沿って裏面側に延びている。第1リード端子54は、支持体52の裏面側において、当該支持体52から離れる方向に延びる実装部56を有している。
一方、カソード電極22には、支持体52外に引き出された第2リード端子55が電気的に接続されている。第2リード端子55は、カソード電極22に一体的に形成されている。各第2リード端子55は、第1リード端子54が引き出された側面に対向する側面側に引き出されており、当該側面に沿って裏面側に延びている。第2リード端子55は、支持体52の裏面側において、当該支持体52から離れる方向に延びる実装部56を有している。
各半導体発光素子1は、アノード電極21に裏面側電極膜11bが電気的に接続され、かつ、カソード電極22に裏面電極9が電気的に接続されるように素子配置領域53に配置されている。各半導体発光素子1は、アノード電極21およびカソード電極22に対して、フリップチップ接続(ダイボンディング)されている。各半導体発光素子1は、前述の導電性接合材23により、アノード電極21およびカソード電極22に接続されている。
支持体52の表面上には、平面視において複数の半導体発光素子1を一括して取り囲む枠部材57が設けられている。枠部材57は、半導体発光素子1から離れる方向に傾斜する傾斜部57aを有している。枠部材57の傾斜部57aは、各半導体発光素子1の光を反射させる反射板を兼ねていてもよい。本実施例では、平面視において複数の半導体発光素子1を一括して取り囲むように枠部材57が設けられているが、平面視において複数の半導体発光素子1を個別的に取り囲む枠部材57が設けられていてもよい。支持体52および枠部材57は、一体的に設けられていてもよいし、別体として設けられていてもよい。枠部材57は、たとえば白色樹脂を含んでいてもよい。
支持体52の表面上には、複数の半導体発光素子1を被覆するように封止部材58が形成されている。封止部材58は、支持体52の表面上において、枠部材57により取り囲まれた空間内を埋めている。封止部材58は、透明材料からなり、たとえばシリコン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を含んでいてもよい。
なお、本実施例では、発光装置51に、赤色光を発現させる半導体発光素子1と、緑色光を発現させる半導体発光素子1と、青色光を発現させる半導体発光素子1とが含まれる例について説明した。しかしながら、発光装置51は、赤色光、緑色光および青色光の半導体発光素子のいずれかに、公知の半導体発光素子を含んでいてもよい。この場合、発光装置51は、赤色光を発現させる半導体発光素子1と、緑色光を発現させる公知の半導体発光素子と、青色光を発現させる公知の半導体発光素子とを含んでいてもよい。公知の半導体発光素子は、アノード電極21およびカソード電極22にフリップチップ接続されていてもよい。
<第4実施例>
図19は、第4実施例に係る発光装置61を示す断面図である。発光装置61が、前述の発光装置51と異なる点は、第1リード端子54および第2リード端子55が、支持体52の裏面側に向けて延びる実装部56を有している点である。発光装置61におけるその他の構成は、前述の発光装置51と略同様である。図19において、前述の図18等に示された構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
<第5実施例>
図20は、第5実施例に係る発光装置62を示す断面図である。発光装置62が、前述の発光装置51と異なる点は、第1リード端子54および第2リード端子55に代えて、支持体52の裏面側に互いに間隔を空けて配置された第1端子電極63および第2端子電極64を含む点である。第1端子電極63は、支持体52を貫通して形成された第1貫通電極65を介してアノード電極21に電気的に接続されている。第2端子電極64は、支持体52を貫通して形成された第2貫通電極66を介してカソード電極22に電気的に接続されている。発光装置62におけるその他の構成は、前述の発光装置51と略同様である。図20において、前述の図18等に示された構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
<第6実施例>
図21は、第6実施例に係る発光装置67を示す断面図である。発光装置67が、前述の発光装置62と異なる点は、枠部材57を含まない点である。本実施例に係る発光装置67では、封止部材58が、支持体52の側面に対して面一(平坦)な側部を有している。むろん、封止部材58は、支持体52の表面の一部を露出させるように当該支持体52上に設けられていてもよい。発光装置67におけるその他の構成は、前述の発光装置62と略同様である。図21において、前述の図20等に示された構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
<第7実施例>
図22は、第7実施例に係る発光装置68を示す断面図である。図22において、前述の図18等に示された構成については同一の参照符号を付して、説明を省略する。
発光装置68は、いわゆる砲弾型の発光装置である。発光装置68は、前述の半導体発光素子1と、一対のリードフレーム69,70と、それらを封止する封止部材58とを含む。本実施例では、赤色光の半導体発光素子1が採用された例について説明する。なお、図22では、説明の便宜上、赤色光の半導体発光素子1を「R」と簡略化して示している。
一対のリードフレーム69,70は、封止部材58内に位置するインナーリード部69a,70aと、封止部材58外に延びるアウターリード部69b,70bとを含む。一対のインナーリード部69a,70aには、半導体発光素子1が接続される接続部69c,70cが設けられている。接続部69c,70cの一方に、半導体発光素子1における電極膜11の裏面側電極膜11bが接続され、接続部69c,70cの他方に、半導体発光素子1の裏面電極9が電気的に接続される。また、一対のインナーリード部69a,70aには、半導体発光素子1を取り囲み、かつ、半導体発光素子1から離れる方向に傾斜して延びる延部69d,70dが設けられている。
<第8実施例>
図23は、第8実施例に係る発光装置71を示す断面図である。
発光装置71は、前述の半導体発光素子1が1つ搭載された発光装置である。半導体発光素子1は、赤色光を発現させる半導体発光素子1、緑色光を発現させる半導体発光素子1、または、青色光を発現させる半導体発光素子1であってもよい。発光装置71は、支持体72を含む。支持体72は、たとえばシリコン基板であってもよいし、白色樹脂からなる樹脂基板(絶縁性基板)であってもよい。本実施例では、支持体72がシリコン基板である。支持体72は、略直方体形状に形成されており、平面視略矩形状の表面およびその反対の裏面を有している。
支持体72の表面上には、半導体発光素子1が配置される素子配置領域73が設定されている。この素子配置領域73に、前述のアノード電極21およびカソード電極22が互いに間隔を空けて配置されている(前述の図3等も併せて参照)。アノード電極21は、支持体72を貫通して形成された第1貫通電極74を介して支持体72の裏面側に配置された第1端子電極75に電気的に接続されている。一方、カソード電極22は、支持体72を貫通して形成された第2貫通電極76を介して支持体72の裏面側に配置された第2端子電極77に電気的に接続されている。
半導体発光素子1は、アノード電極21に裏面側電極膜11bが電気的に接続され、かつ、カソード電極22に裏面電極9が電気的に接続されるように支持体72の表面上に配置されている。半導体発光素子1は、アノード電極21およびカソード電極22に対して、フリップチップ接続(ダイボンディング)されている。半導体発光素子1は、前述の導電性接合材23により、アノード電極21およびカソード電極22に接続されている。
支持体72の表面上には、半導体発光素子1を被覆するように封止部材78が形成されている。封止部材78は、透明材料からなり、たとえばシリコン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を含んでいてもよい。封止部材78は、支持体72の側面に対して面一(平坦)な側部を有していてもよい。むろん、封止部材78は、支持体72の表面の一部を露出させるように当該支持体72上に設けられていてもよい。
なお、前述の第3実施例〜第8実施例では、半導体発光素子1,41が搭載された発光装置51,61,62,67,68,71について説明した。しかし、発光装置51,61,62,67,68,71には、半導体発光素子1,41に代えてまたはこれに加えて、前述の発光素子パッケージ45,49が搭載されてもよい。発光素子パッケージ45,49が搭載される場合、第3実施例〜第8実施例の説明中「半導体発光素子」とあるのは「発光素子パッケージ」と、「素子配置領域」とあるのは「パッケージ配置領域」と読み替えるものとする。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 半導体発光素子
2 発光体チップ
2a 発光体チップの表面
2b 発光体チップの裏面
2c 発光体チップの短手側面
2d 発光体チップの長手側面
3 基板
4 第1クラッド層(第1半導体層)
5 第2クラッド層(第2半導体層)
6 活性層
8 表面電極
9 裏面電極
10 絶縁膜
11 電極膜
11a 表面側電極膜
11b 裏面側電極膜
11c 側面側電極膜
32 LEDバー(ベース基板)
32a LEDバーの一端部
41 半導体発光素子
45 発光素子パッケージ
46 封止部材
49 発光素子パッケージ
51 発光装置
52 支持体
53 素子配置領域
54 第1リード端子
55 第2リード端子
57 枠部材(反射板)
58 封止部材
61 発光装置
62 発光装置
63 第1端子電極
64 第2端子電極
65 第1貫通電極
66 第2貫通電極
67 発光装置
71 発光装置
72 支持体
73 第1貫通電極
74 第1端子電極
75 第2貫通電極
76 第1端子電極
78 封止部材

Claims (24)

  1. 発光体チップと、
    前記発光体チップの表面に形成された表面電極と、
    前記発光体チップの裏面に形成された裏面電極と、
    前記裏面電極上に延在し、前記発光体チップの側面に沿って形成された絶縁膜と、
    前記表面電極上に配置された表面側部分と、前記絶縁膜を挟んで前記裏面電極上に配置された裏面側部分と、前記表面側部分および前記裏面側部分を接続し、前記絶縁膜を挟んで前記発光体チップの側面上に配置された側面側部分とを一体的に有する電極膜とを含み、
    前記電極膜の前記表面側部分は、前記発光体チップの表面の法線方向から見た平面視において、前記発光体チップにおける前記電極膜が形成された側面以外の側面から間隔を空けて形成されている、半導体発光素子。
  2. 前記電極膜の前記裏面側部分は、前記平面視において、前記発光体チップにおける前記電極膜が形成された側面以外の側面から間隔を空けて形成されている、請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記電極膜の前記側面側部分は、前記発光体チップの側面の法線方向から見た平面視において、前記発光体チップにおける前記電極膜が形成された側面以外の側面から間隔を空けて形成されている、請求項1または2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記絶縁膜は、前記表面電極上に延在しており、
    前記電極膜の前記表面側部分は、前記絶縁膜および前記表面電極に接している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  5. 前記電極膜は、前記絶縁膜の幅よりも小さい幅で形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  6. 前記発光体チップは、平面視矩形状の表面および裏面と、表面および裏面を接続する4つの側面とを含み、
    前記電極膜は、前記平面視において前記発光体チップの少なくとも1つの側面に他の側面から間隔を空けて形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  7. 前記発光体チップは、直方体形状に形成されている、請求項6に記載の半導体発光素子。
  8. 前記発光体チップは、赤色光、緑色光または青色光を発現させる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  9. 前記発光体チップは、450nm以上750nm以下の波長を有する光を発現させる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  10. 前記発光体チップは、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に形成された第2導電型の第2半導体層と、前記第1半導体層および前記第2半導体層の間に介在する活性層とを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  11. 1つまたは複数の請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体発光素子と、
    少なくとも前記裏面電極と、前記電極膜の前記裏面側部分とを露出させるように、前記1つまたは複数の半導体発光素子を封止する封止部材とを含む、発光素子パッケージ。
  12. 1つまたは複数の請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体発光素子と、
    前記電極膜の前記裏面側部分に電気的に接続された第1突起電極と、
    前記裏面電極に電気的に接続された第2突起電極と、
    少なくとも前記第1突起電極の一部と、前記第2突起電極の一部とを露出させるように、前記1つまたは複数の半導体発光素子を封止する封止部材とを含む、発光素子パッケージ。
  13. 前記封止部材は、シリコン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびポリイミド樹脂を含む群から選択される1つまたは複数の封止材料を含む、請求項11または12に記載の発光素子パッケージ。
  14. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体発光素子が1つまたは複数搭載された発光装置であって、
    前記半導体発光素子が配置される素子配置領域が1つまたは複数設定された表面と、その反対の裏面とを有する支持体と、
    前記素子配置領域において、互いに間隔を空けて配置された第1電極および第2電極と、
    前記第1電極に前記電極膜の前記裏面側部分が電気的に接続され、かつ、前記第2電極に前記裏面電極が電気的に接続されるように、前記素子配置領域に配置された前記半導体発光素子とを含む、発光装置。
  15. 前記半導体発光素子は、前記第1電極および前記第2電極に対してフリップチップ接続されている、請求項14に記載の発光装置。
  16. 前記第1電極に電気的に接続され、前記支持体外に引き出された第1リード端子と、
    前記第2電極に電気的に接続され、前記支持体外に引き出された第2リード端子とをさらに含む、請求項14または15に記載の発光装置。
  17. 前記支持体の裏面側に設けられ、前記支持体を貫通して形成された第1貫通電極を介して前記第1電極に電気的に接続された第1端子電極と、
    前記支持体の裏面側に設けられ、前記支持体を貫通して形成された第2貫通電極を介して前記第2電極に電気的に接続された第2端子電極とをさらに含む、請求項14または15に記載の発光装置。
  18. 少なくとも赤色光を発現させる前記半導体発光素子を含む、請求項14〜17のいずれか一項に記載の発光装置。
  19. 赤色光を発現させる前記半導体発光素子と、緑色光を発現させる前記半導体発光素子と、青色光を発現させる前記半導体発光素子とを含む、請求項14〜17のいずれか一項に記載の発光装置。
  20. 前記半導体発光素子を取り囲むように前記支持体上に設けられた反射板をさらに含む、請求項14〜19のいずれか一項に記載の発光装置。
  21. 前記半導体発光素子を前記支持体上で封止する封止部材をさらに含む、請求項14〜20のいずれか一項に記載の発光装置。
  22. 前記封止部材は、シリコン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を含む、請求項21に記載の発光装置。
  23. 請求項11〜13のいずれか一項に記載の発光体素子パッケージが1つまたは複数搭載された発光装置であって、
    前記発光素子パッケージが配置されるパッケージ配置領域が1つまたは複数設定された表面と、その反対の裏面とを有する支持体と、
    前記パッケージ配置領域において、互いに間隔を空けて配置された第1電極および第2電極と、
    前記第1電極に前記電極膜の前記裏面側部分が電気的に接続され、かつ、前記第2電極に前記裏面電極が電気的に接続されるように、前記パッケージ配置領域に配置された前記発光体素子パッケージとを含む、発光装置。
  24. 第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に形成された第2導電型の第2半導体層と、前記第1半導体層および前記第2半導体層の間に介在する活性層とを含み、表面および裏面に電極が形成された短冊状のベース基板から複数の半導体発光素子の個片を切り出す半導体発光素子の製造方法であって、
    前記ベース基板の長手方向に沿う一端部側に、前記ベース基板の表面、裏面および側面を選択的に被覆する絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜を選択的に露出させるマスクを介して、前記絶縁膜を挟んで前記ベース基板の表面、裏面および側面を選択的に被覆し、かつ、前記ベース基板の表面に形成された電極に電気的に接続される複数の電極膜を間隔を空けて形成する工程と、
    切断機によって互いに隣り合う前記電極膜間で前記ベース基板を切断して、複数の半導体発光素子の個片を切り出す工程とを含む、半導体発光素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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