JP2017037832A - 発光装置および画像表示装置 - Google Patents

発光装置および画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017037832A
JP2017037832A JP2016117664A JP2016117664A JP2017037832A JP 2017037832 A JP2017037832 A JP 2017037832A JP 2016117664 A JP2016117664 A JP 2016117664A JP 2016117664 A JP2016117664 A JP 2016117664A JP 2017037832 A JP2017037832 A JP 2017037832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
light emitting
substrate
emitting device
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016117664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017037832A5 (ja
Inventor
菅野 琢磨
Takuma Sugano
琢磨 菅野
正博 上吉原
Masahiro Kamiyoshihara
正博 上吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to US15/229,626 priority Critical patent/US10061159B2/en
Publication of JP2017037832A publication Critical patent/JP2017037832A/ja
Priority to US16/043,247 priority patent/US10185179B2/en
Publication of JP2017037832A5 publication Critical patent/JP2017037832A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】発光装置の発光特性の変化を抑制することができる技術を提供する。【解決手段】本発明の発光装置は、基板と、前記基板の上に設けられた複数の光源部と、前記基板の上に設けられた、各光源部を囲む隔壁部材と、互いに隣接する2つ以上の光源部の間の境界部分に配置され、前記基板と前記隔壁部材とを固定する固定部材と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置および画像表示装置に関する。
従来、液晶表示装置用のバックライト装置の光源として冷陰極蛍光管(CCFL)が用いられてきたが、近年、光源として発光ダイオード(LED)を用いたバックライト装置が増えてきている。LEDは点光源であるため、バックライト装置の光源としてLEDを用いる場合には、LEDの配置、光の拡散構造、光の反射構造などを工夫して、バックライト装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラの発生を抑制する必要がある。特に、赤色、緑色、青色など複数色のLEDを用いたバックライト装置では、白色LEDを用いたバックライト装置よりも縞模様や格子模様の輝度ムラや色ムラが生じやすいため、LEDの配置、光の拡散構造、光の反射構造などに工夫が必要である。
また、LEDが点光源であることを利用して、LEDの発光輝度を個別に制御することでバックライト装置の発光輝度を部分的に変更し、表示画像(表示された画像)のコントラストを高める技術がある。このような発光輝度の制御は、一般的にローカルディミング制御と呼ばれている。ローカルディミング制御では、画面の領域を構成する複数の分割領域のそれぞれについて、画像データの輝度値を分析し、対応する光源部の発光輝度を輝度値の分析結果に基づいて制御する処理が行われる。それにより、表示画像のコントラストが向上される。
表示画像のコントラストをさらに高めるための構造として、複数の分割領域に対応する複数の光源部のそれぞれを囲む隔壁部材を用いた構造が提案されている。隔壁部材は、「複数の光源部のそれぞれについて、その光源部を他の光源部から隔てる部材」と言うこともできる。このような構造により、互いに隣接する分割領域間でのBL輝度(バックライト装置の発光輝度)の差をさらに高めることができ、表示画像のコントラストをさらに高めることができる。また、表面の光反射率が高い隔壁部材を使用することにより、互いに隣接する分割領域間でのBL輝度の差をさらに高めることができ、表示画像のコントラストをさらに高めることができる。
しかしながら、分割領域から他の分割領域に向かう光線が隔壁部材によって遮られるため、隔壁部材が設けられた領域およびその近傍において、他の領域に比べ低い輝度にBL輝度が低下する(輝度ムラの発生)。また、光の波長が互いに異なる複数の光源を各光源部が有する場合には、色分離が発生し、隔壁部材が設けられた領域およびその近傍におけるBL色(バックライト装置の発光色)が他の領域におけるBL色と異なる色ムラが発生する。
これらの課題を解決する方法は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の技術では、入射された光に光学的な変化を与える光学部材と、入射された光を拡散する拡散部材とが使用されている。光学部材は、隔壁部材から離れた位置に設けられており、拡散部材は、隔壁部材上に設けられている。各光源部から発せられた光は、拡散部材によって拡散された後、光学部材に入射される。各光源部から発せられた光が拡散部材によって拡散されることにより、色分離の発生と、色ムラの発生とを低減することができる。
また、特許文献1に開示の技術では、隔壁部材と拡散部材を固定する固定部材が使用されている。さらに、特許文献1に開示の技術では、固定部材に、光学部材を支持する支持
部が設けられている。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、柔らかい部材や薄いシート状の部材が隔壁部材として使用された場合、拡散部材の重み、隔壁部材の重み、等によって、バックライト装置の光学構造(発光特性)が変化する。例えば、隔壁部材の歪みが生じたり、光源部や隔壁部材が設けられる基板と、隔壁部材との間に隙間(浮き)が生じたりすることにより、バックライト装置の光学構造が変化する。その結果、バックライト装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラの悪化、予期せぬ光の漏れ、種々の制御の動作不良、表示画像の画質劣化、等が生じる。
特開2009−140720号公報
本発明は、発光装置(発光部)の発光特性の変化を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の発光装置は、
基板と、
前記基板の上に設けられた複数の光源部と、
前記基板の上に設けられた、各光源部を囲む隔壁部材と、
互いに隣接する2つ以上の光源部の間の境界部分に配置され、前記基板と前記隔壁部材とを固定する固定部材と、
を有することを特徴とする。
本発明の画像表示装置は、
発光部と、
前記発光部から発せられた光を変調することで画像を表示する表示部と、
を有し、
前記発光部は、
基板と、
前記基板の上に設けられた複数の光源部と、
前記基板の上に設けられた、各光源部を囲む隔壁部材と、
互いに隣接する2つ以上の光源部の間の境界部分に配置され、前記基板と前記隔壁部材とを固定する固定部材と、
を有する
ことを特徴とする。
本発明によれば、発光装置(発光部)の発光特性の変化を抑制することができる。
実施例1に係る画像表示装置の構成の一例を示す断面図 実施例1に係る発光部の構成の一例を示す上面図 実施例1に係る発光部の構成の一例を示す断面図 実施例1に係る隔壁部材の構成の一例を示す上面図 実施例1に係る第1の光学部材の構成の一例を示す上面図 実施例2に係る画像表示装置の構成の一例を示す断面図 実施例2に係る発光部の構成の一例を示す断面図 実施例3に係る発光部の構成の一例を示す上面図 実施例3に係る発光部によって低減される輝度ムラの一例を示す上面図 実施例3に係る第1の光学部材の構成の一例を示す断面図 実施例1に係る発光部の構成の一例を示す断面図 実施例1に係る発光部の構成の一例を示す上面図 実施例4に係る発光部の構成の一例を示す断面図 実施例5に係る発光部の構成の一例を示す上面図
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る発光装置について説明する。本実施例に係る発光装置は、ローカルディミング制御可能な発光装置である。本実施例に係る発光装置は、例えば、透過型の液晶表示装置用のバックライト装置として使用することができる。なお、本実施例に係る発光装置はバックライト装置に限らない。本実施例に係る発光装置は、発光装置から発せられた光を変調することで画像を表示する画像表示装置であれば、どのような画像表示装置でも使用することができる。例えば、本実施例に係る発光装置は、反射型の液晶表示装置でも使用することができる。本実施例に係る発光装置は、液晶素子の代わりにMEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッターを用いたMEMSシャッター方式ディスプレイ装置でも使用することができる。本実施例に係る発光装置は、広告標識装置、標識表示装置、等の画像表示装置でも使用することができる。本実施例に係る発光装置は、街灯、室内照明、顕微鏡照明などの照明装置として使用することもできる。
図1は、本実施例に係る画像表示装置100の構成の一例を示す断面図である。図1は、画面(発光部(発光装置)の発光面)に垂直な面によって得られた断面図である。図1に示すように、画像表示装置100は、発光部100−1と表示部100−2とを有する。表示部100−2は、発光部100−1から発せられた光を透過することで、画面に画像を表示する。発光部100−1は、複数の光源部101、基板102、隔壁部材103、第1の光学部材104、第1の保持部材105、及び、固定部材109を有する。表示部100−2は、第2の光学部材106、液晶パネル107、及び、第2の保持部材108を有する。なお、液晶パネル107を表示部100−2として捉えてもよい。そして、第2の光学部材106と、第2の保持部材108との少なくとも一方を、発光部100−1の部材として捉えてもよい。
基板102は、例えば、回路が形成された回路基板、画像表示装置100または発光部100−1の熱を外部に逃がす放熱基板、及び、放熱基板から回路基板を電気的に絶縁する熱伝導シートを有する。回路基板には、例えば、各光源部101を駆動する駆動信号を各光源部101に供給する回路が形成されている。放熱基板としては、例えば、金属製の基板が使用される。熱伝導シートは、回路基板と放熱基板に挟まれる。
複数の光源部101は、基板102の上に設けられている。図2は、発光部100−1を発光面側から見た上面図である。図2では、第1の光学部材104と第1の保持部材105が省略されている。本実施例では、複数の光源部101は、N行M列(NとMは、それぞれ、2以上の整数)のマトリクス状に配置されている。具体的には、図2に示すように、3行3列の9個の光源部101が、基板102上に設けられている。各光源部には、画面の領域が対応付けられている。例えば、画面の領域を構成する3行3列の9個の分割領域が予め定められており、9個の光源部101が、それぞれ、9個の分割領域に対応付けられている。なお、光源部101の数および配置は、特に限定されない。例えば、光源
部101の数は、9個より多くても少なくてもよい。複数の光源部101は、千鳥格子状に配置されていてもよい。
各光源部101は、複数の光源を有する。例えば、各光源部101は、光の波長(色)が互いに異なる2種類以上の光源を有する。本実施例では、図1,2に示すように、各光源部101は、1方向に並べられたR光源、G光源、及び、B光源の3つの光源を有する。R光源(図1,2において「R」が記載された光源)は、赤色の光を発する。G光源(図1,2において「G」が記載された光源)は、緑色の光を発する。そして、B光源(図1,2において「B」が記載された光源)は、青色の光を発する。光源としては、例えば、発光ダイオード(LED)、有機EL素子、レーザー素子、冷陰極管、等を使用することができる。なお、光源の数、種類、及び、配置は特に限定されない。例えば、各光源部101が有する光源の数は、3つより多くても少なくてもよい。各光源部101が有する光源の数が1つでもよい。各光源部101が、マトリクス状に配置された複数の光源を有していてもよい。各光源部101が、同じ種類の光源を複数有していてもよい。
隔壁部材103は、基板102上に設けられている。隔壁部材103の材料、隔壁部材103の形状、等は特に限定されないが、例えば、隔壁部材103として、PET(ポリエチレンテレフタレート)製シート、PC(ポリカーボネート)製シート、等が使用される。隔壁部材103は、画面と平行な面において各光源部101を囲む形状を有する。画面と平行な面は、「発光面と平行な面」、「基板102と平行な面」、等と言うこともできる。隔壁部材103は、「複数の光源部101のそれぞれについて、その光源部101を他の光源部101から隔てる部材」と言うこともできる。光源部101から隣接する光源部101に向かう光は、隔壁部材103によって遮られる。それにより、各光源部101の発光輝度を個別に制御するローカルディミング制御時に、互いに隣接する分割領域間での発光面輝度(発光部100−1の発光輝度)の差をさらに高めることができ、表示画像のコントラストをさらに高めることができる。また、表面の光反射率が高い部材を隔壁部材103として使用することにより、光源部101から隣接する光源部101に向かう光を、隔壁部材103で発光面側に効率よく反射することができる。その結果、ローカルディミング制御時に、互いに隣接する分割領域間での発光面輝度の差をさらに高めることができ、表示画像のコントラストをさらに高めることができる。
なお、本実施例に係る発光装置(発光部100−1)が画像表示装置用の発光装置である場合には、画面と平行な面において、隔壁部材103の輪郭によって画面の領域(表示領域)が囲まれるように、隔壁部材103のサイズと配置を決定することが好ましい。
第1の光学部材104は、第1の光学部材104に入射した入射光が第1の光学部材104を透過する際に、入射光に光学的な変化を与える。第1の光学部材104には、例えば、各光源部101からの光が入射する。第1の光学部材104は、入射光を拡散する拡散部材(拡散板、拡散シート、等)を少なくとも有する。第1の光学部材104は、隔壁部材103上に設けられている。第1の光学部材104の形状は特に限定されないが、本実施例では、板状の部材が第1の光学部材104として使用される。
なお、第1の光学部材104は、集光部材(集光板、集光シート、等)と偏光部材(偏光板、偏光シート、等)との少なくとも一方をさらに有していてもよい。第1の光学部材104は、集光部材と偏光部材以外の光学部材をさらに有していてもよい。集光部材は、様々な入射角度で入射した入射光を、発光部100−1の発光方向に集光する。偏光部材は、入射光を偏光する。発光部100−1の発光方向は、発光面に垂直な方向であり、発光部100−1から表示部100−2に向かう方向である。画面側の面が画像表示装置100の正面であるため、発光部100−1の発光方向は「正面方向」ということもできる。
第1の保持部材105は、隔壁部材103の縁部と、第1の光学部材104の縁部とを保持する支持部材である。
固定部材109は、基板102、隔壁部材103、及び、第1の光学部材104を固定する。固定部材109は、「基板102に対する隔壁部材103と第1の光学部材104との自由度を抑制する部材」と言うこともできる。本実施例では、図2に示すように、固定部材109は、2行2列の互いに隣接する4つの光源部の中央部に設けられている。固定部材109による固定の方法の詳細については、後述する。
なお、固定部材109の材料は特に限定されない。例えば、固定部材109として、樹脂製の部材が使用されてもよいし、金属製の部材が使用されてもよい。また、図2では、全ての上記中央部に固定部材109が設けられているが、一部の上記中央部に固定部材109が設けられていてもよい。そして、固定部材109が設けられていない一部の上記中央部に、光センサが設けられていてもよい。光センサは、例えば、各光源部から発せられた光を検出するために使用される。光センサとしては、光の輝度を検出する輝度センサ、光の色を検出する色センサ、光の輝度と色の両方を検出するセンサ、等を使用することができる。なお、隔壁部材103の強度などにも依存するが、9行9列の光源部に対して1つの固定部材109が設けられてもよい。
第2の光学部材106は、第2の光学部材106に入射した入射光が第2の光学部材106を透過する際に、入射光に光学的な変化を与える。第2の光学部材106には、例えば、各光源部101から発せられて第1の光学部材104を透過した光が入射する。そして、各光源部101から発せられて第1の光学部材104と第2の光学部材106とを透過した光が、液晶パネル107に入射する。第2の光学部材106は、隔壁部材103に対して正面方向の側に、隔壁部材103から離して設けられている。第2の光学部材106の形状は特に限定されないが、本実施例では、板状の部材が第2の光学部材106として使用される。第2の光学部材106は、例えば、拡散部材(拡散板、拡散シート、等)、集光部材(集光板、集光シート、等)、及び、偏光部材(偏光板、偏光シート、等)の少なくともいずれかを有する。なお、第2の光学部材106は、拡散部材、集光部材、及び、偏光部材以外の光学部材を有していてもよい。
本実施例では、複数の光源部101から発せられた光に、第1の光学部材104と第2の光学部材106とによって光学的な変化が与えられる。例えば、複数の光源部101から発せられた光が、第1の光学部材104と第2の光学部材106とによって拡散される。それにより、液晶パネル107に入射する光の輝度ムラや色ムラを低減することができる。一般的に、第2の光学部材106の位置を一定とすると、第1の光学部材104が基板102(複数の光源部101)に近いほど大きく輝度ムラや色ムラを低減することができる。そして、第2の光学部材106の位置を一定とすると、第1の光学部材104が第2の光学部材106に近いほど高い値に表示画像のコントラストを高めることができる。
液晶パネル107は、液晶パネル107に入射した光を透過することで画面に画像を表示する。液晶パネル107は、複数の液晶素子を有する。各液晶素子の透過率は、不図示の画像出力装置から出力された画像データに基づいて制御される。そして、液晶パネル107に入射した光が、画像データに基づく透過率で各液晶素子を透過することにより、画面に画像が表示される。
第2の保持部材108は、第2の光学部材106の縁部と、液晶パネル107の縁部とを保持する支持部材である。第2の保持部材108により、第2の光学部材106と、液晶パネル107との間隔が所定の間隔に保たれる。
次に、図3〜5を用いて、固定部材109による固定の方法の具体例について説明する。図3は、固定部材109が設けられる位置における発光部100−1の断面図である。図4は、固定部材109が設けられる位置における隔壁部材103の上面図である。図5は、固定部材109が設けられる位置における第1の光学部材104の上面図である。
本実施例では、図3に示すように、隔壁部材103として、シート状の部材が使用される。隔壁部材103の厚さは、例えば、0.1〜2mm程度である(隔壁部材103の厚さはこれに限定されるものではない)。また、図3に示すように、複数の光源部101の間の境界部分において、隔壁部材103と基板102とによって空間が形成されている。そして、図3に示すように、固定部材109が、上記空間に設けられている。
固定部材109の形状は特に限定されないが、本実施例では、固定部材109として、棒状の部材が使用される。そして、本実施例では、固定部材109の一端に、基板102に固定される第1固定部が設けられている。具体的には、図3に示すように、固定部材109の一端に、第1固定部として、長さs7の雄ネジ109e(第4ネジ部)が形成されている。また、基板102には、固定部材109が設けられる位置に、深さs7の雌ネジ(第3ネジ部)が形成されている。固定部材109の雄ネジ109eは、基板102の上記雌ネジに螺合される。それにより、固定部材109が基板102に固定される。
なお、基板102の上記雌ネジの深さは、s7よりも大きければよい。また、本実施例では、第3ネジ部が雌ネジであり、かつ、第4ネジ部が雄ネジである例を説明したが、第3ネジ部が雄ネジであり、かつ、第4ネジ部が雌ネジであってもよい。
なお、基板102に対する固定部材109の固定の方法は、特に限定されない。例えば、第1固定部として、凸部が形成されていてもよい。そして、凸部を差し込み可能な開口が基板102に形成されていてもよい。凸部を開口に差し込み、凸部の突出部(基板102(開口)から突出した部分)に、開口から凸部が抜けることを抑制する処理を施してもよい。それにより、基板102に固定部材109を固定することができる。開口から凸部が抜けることを抑制する処理は、開口よりも大きい部材を突出部に固定する処理、開口よりも大きいサイズに突出部を変形する処理、等である。接着剤を用いて基板102に固定部材109が固定されてもよい。リベットを用いて基板102に固定部材109が固定されてもよい。リベットビットなどを用いて、基板102に固定部材109が溶接(溶着)されてもよい。
本実施例では、固定部材109の他端に、隔壁部材103および第1の光学部材104に固定される第2固定部が設けられている。本実施例では、図4に示すように、隔壁部材103には、固定部材109が設けられる位置に開口103aが形成されている。具体的には、隔壁部材103は、固定部材109が設けられる位置に、画面と平行な平面部を有し、開口103aは、平面部に形成される。また、図5に示すように、第1の光学部材104にも、固定部材109が設けられる位置に開口104aが形成されている。そして、図3に示すように、第2固定部は、隔壁部材103の開口103aと、第1の光学部材104の開口104aとを通って、隔壁部材103および第1の光学部材104を挟持する。図3では、第2固定部は、上頭部109a、通過部109b、及び、下頭部109cを有する。上頭部109aは、第1の光学部材104に対して発光方向の下流側から第1の光学部材104を抑える部分である。通過部109bは、開口103a,104aを通る部分である。下頭部109cは、隔壁部材103に対して発光方向の上流側から隔壁部材103を抑える部分である。
開口103aの直径h1、開口104aの直径h2、及び、通過部109bの直径s2
は、以下の式1の関係を有する。なお、通過部109bを開口103a,104aに通すことができれば、開口103aの形状、開口103aのサイズ、開口104aの形状、開口104aのサイズ、通過部109bの形状、及び、通過部109bのサイズは特に限定されない。

s2<h1≒h2 ・・・(式1)
また、上頭部109aの幅s1は、開口104aの直径h2よりも大きく、下頭部109cの幅s4は、開口103aの直径h1よりも大きい。そして、上頭部109aの下端(発光方向の上流側の端)から下頭部109cの上端(発光方向の下流側の端)までの距離s3、隔壁部材103の厚さr1、及び、第1の光学部材104の厚さm1は、以下の式2の関係を有する。このような関係により、固定部材109を、隔壁部材103と第1の光学部材104にも固定することができる。その結果、基板102に対する隔壁部材103と第1の光学部材104との自由度を抑制することができる。

s3=r1+m1 ・・・(式2)
また、図3の例では、隔壁部材103の高さw1、下頭部109cの厚さs5、固定部材109の中間部109dの長さs6、及び、隔壁部材103の厚さr1は、以下の式3の関係を有する。

w1=s5+s6+r1 ・・・(式3)
なお、隔壁部材103と第1の光学部材104に対する固定部材109の固定の方法は、特に限定されない。例えば、ネジを用いて、隔壁部材103と第1の光学部材104に固定部材109が固定されてもよい。接着剤を用いて、隔壁部材103と第1の光学部材104に固定部材109が固定されてもよい。リベットを用いて、隔壁部材103と第1の光学部材104に固定部材109が固定されてもよい。リベットビットなどを用いて、隔壁部材103と第1の光学部材104に固定部材109が溶接(溶着)されてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、固定部材109により、基板102、隔壁部材103、及び、第1の光学部材104が固定される。それにより、第1の光学部材104から隔壁部材103への力(圧力など)に起因した隔壁部材103の変形を抑制することができる。また、隔壁部材103への他の外力や衝撃に起因した隔壁部材103の変形を抑制することもできる。その結果、発光装置(発光部100−1)の発光特性の変化を抑制することができる。ひいては、発光装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラの悪化の発生、予期せぬ光の漏れの発生、種々の制御の動作不良の発生、等を抑制することができる。さらに、発光装置が画像表示装置で使用される場合には、発光特性の変化を抑制することにより、表示画像の画質の劣化を抑制することができる。
なお、隔壁部材103の構造は特に限定されない。例えば、図11(A),11(B)に示すように、隔壁部材103と基板102とによって空間が形成されていなくてもよい。また、固定部材109による固定の方法は特に限定されない。例えば、図11(A)に示すように、固定部材109が、隔壁部材103および第1の光学部材104の開口を通って、基板102に固定されていてもよい。具体的には、固定部材109が、隔壁部材103に形成された挿通孔103b、および、第1の光学部材104に形成された開口104aを通って、基板102に固定されていてもよい。「固定部材109が挿入される挿通
孔103b」は、「隔壁部材103と基板102とによって形成される空間」と言うこともできる。図11(A)の例では、固定部材109と基板102とによって、隔壁部材103および第1の光学部材104が挟持されている。このような構造は、例えば、光源部101の放熱を目的として隔壁部材103に熱伝導率の高い素材が要求される場合に適用できる。また、このような構造は、光源部101が液晶パネル107に影響を及ぼす電磁波に対する対策を目的として隔壁部材103にシールド性の高い素材が要求される場合にも適用できる。このように、隔壁部材103が弾性を有する素材からなる場合、あるいは、隔壁部材103が発泡性の素材などの柔らかい素材からなる場合に、隔壁部材103の歪みを抑制するという点で、図11(A)の構造は有効である。また、図11(B)に示すように、基板102、隔壁部材103、及び、第1の光学部材104を固定部材109が挟持することにより、基板102、隔壁部材103、及び、第1の光学部材104が固定されてもよい。
なお、固定部材109の位置は特に限定されない。例えば、図12(A)に示すように、行方向に並んだ互いに隣接する2つの光源部101の間の境界部分に固定部材109が設けられてもよい。図12(B)に示すように、列方向に並んだ互いに隣接する2つの光源部101の間の境界部分に固定部材109が設けられてもよい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2に係る発光装置について説明する。実施例1では、固定部材が1つの部材によって構成されている例を説明した。本実施例では、固定部材が複数の部材によって構成されている例を説明する。なお、実施例1と同じ部材には実施例1と同じ符号を付し、その説明は省略する。
図6は、本実施例に係る画像表示装置200の構成の一例を示す断面図である。図6に示すように、本実施例では、固定部材が第1部材211と第2部材212を有する。
図7は、固定部材が設けられる位置における発光部200−1の断面図である。本実施例では、図7に示すように、第1部材211の一端に、第1固定部として、雄ネジ211b(第4ネジ部)が形成されている。また、基板102には、固定部材が設けられる位置に、雌ネジ(第3ネジ部)が形成されている。第1部材211の雄ネジ211bは、基板102の上記雌ネジに螺合される。それにより、固定部材が基板102に固定される。
なお、基板102に対する固定部材の固定の方法は、特に限定されない。例えば、固定部材が第3部材を有していてもよい。基板102には、固定部材が設けられる位置に開口が形成されていてもよい。そして、第1部材211と第3部材により、基板102の開口を通って基板102が挟持されてもよい。第1部材211と第3部材による基板102の挟持の方法としては、ネジを用いた方法、ピンを用いた方法、リベットを用いた方法、等を用いることができる。
図7の例では、第1部材211のスペーサ部211aの長さo3、基板102の上端から第1の光学部材104の下端までの距離w2、及び、隔壁部材103の厚さr1は、以下の式4の関係を有する。スペーサ部211aは、第1部材211から雄ネジ211bを除いた部分である。

o3=w2−r1 ・・・(式4)
そして、本実施例では、図7に示すように、第1部材211の他端に、雌ネジ(第1ネジ部)が形成されている。第2部材212には、第1部材211の雌ネジに螺合される雄
ネジ(第2ネジ部)が形成されている。また、実施例1と同様に、隔壁部材103および第1の光学部材104には、固定部材が設けられる位置に開口が形成されている。そして、図7に示すように、隔壁部材103および第1の光学部材104の開口を通って、第1部材211の雌ネジに第2部材212の雄ネジを螺合することにより、隔壁部材103および第1の光学部材104が挟持される。
図7に示すように、第1部材211の幅(直径)o2は、隔壁部材103に形成された開口の直径よりも大きく、第2部材212の頭部212aの幅o1は、第1の光学部材104に形成された開口の直径よりも大きい。このような関係により、第1部材211と第2部材212で、隔壁部材103と第1の光学部材104を挟持することができる。即ち、固定部材を、隔壁部材103と第1の光学部材104にも固定することができる。その結果、基板102に対する隔壁部材103と第1の光学部材104との自由度を抑制することができる。
なお、本実施例では、第1ネジ部が雌ネジであり、かつ、第2ネジ部が雄ネジである例を説明したが、第1ネジ部が雄ネジであり、かつ、第2ネジ部が雌ネジであってもよい。また、隔壁部材103と第1の光学部材104に対する固定部材109の固定の方法は、特に限定されない。例えば、ピンを用いて、第1部材211と第2部材212が結合されてもよい。リベットを用いて、第1部材211と第2部材212が結合されてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、固定部材により、基板102、隔壁部材103、及び、第1の光学部材104が固定される。それにより、発光装置(発光部200−1)の発光特性の変化を抑制することができる。また、本実施例によれば、複数の部材によって固定部材が構成されている。それにより、発光装置の製造コストの削減が可能となる。例えば、実施例1では、固定部材の形状が複雑であるため、固定部材としてカスタム品を用意する必要がある。一方、本実施例では、市販品を組み合わせて固定部材を実現することができる。例えば、第1部材211として、市販のスペーサを使用することができ、第2部材212として、市販のネジ、ピン、リベット、等を使用することができる。市販品を利用することにより、発光装置の製造コストを低減することができる。また、複数の部材によって固定部材を構成することにより、発光装置の組み立て、及び、発光装置の分解を容易に行うことができる。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3に係る発光装置について説明する。本実施例では、発光装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラをより低減することができる構成について説明する。発光装置が画像表示装置で使用される場合には、発光装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラを低減することにより、表示画像の画質が向上される。なお、本実施例では、実施例2の構成に本実施例の特徴的な構成を組み合わせた例を説明するが、本実施例の特徴的な構成は、実施例1の構成に組み合わせることもできる。また、実施例1,2と同じ部材には実施例1と同じ符号を付し、その説明は省略する。
図8は、本実施例に係る発光装置の構成の一例を示す上面図である。図8では、第1の光学部材は省略されている。実施例1,2では、固定部材が第1の光学部材から発光方向側に突出している(図1,6)。この場合、各光源部101から発せられて第1の光学部材を透過した光の一部が、固定部材で反射したり、固定部材に吸収されたりする。その結果、図9に示すように、発光装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラが生じる。例えば、固定部材が設けられている位置で輝度が低下する輝度ムラが生じる。このような輝度ムラは、第1の光学部材から発光面(例えば、第2の光学部材106)までの距離を増加することで低減することができる。しかしながら、第1の光学部材から発光面までの距離の増加は、装置(発光装置、画像表示装置、等)の厚型化、表示画像のコントラストの低下
、等を招くため、好ましくない。
そこで、本実施例では、第1の光学部材から発光方向側に固定部材が突出しない構造を採用する。例えば、第1の光学部材に、固定部材が第1の光学部材から突出しないように、凹部を形成する。凹部は、固定部材が設けられる位置に形成される。図10は、本実施例に係る第1の光学部材304の構成の一例を示す断面図である。図10は、固定部材が設けられる位置における断面図である。本実施例では、図10に示すように、第1の光学部材304に、第2部材312の頭部312aと同様の形状を有する凹部304aが形成される。それにより、第2部材312を第1部材に結合した際に、固定部材(第2部材312)が第1の光学部材304から突出しなくなる。その結果、発光装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラをより低減することができる。
なお、固定部材が第1の光学部材から発光方向側に突出しない構造であれば、どのような構造が採用されてもよい。例えば、固定部材が第1の光学部材から発光方向側に突出しないように、固定部材が隔壁部材と第1の光学部材とに溶接(溶着)されてもよい。固定部材を隔壁部材と第1の光学部材とに溶接した後に、第1の光学部材から発光方向側に突出している部分(突出部)が、固定部材から除去されてもよい。突出部は、例えば、溶解、研磨、切削、等によって除去される。
なお、固定部材の上面(発光方向側の面)に反射シートを貼り付けたり、固定部材の材料として、第1の光学部材と同様の材料(例えば樹脂)を用いたりすることが好ましい。また、第2部材として、皿ネジ、六角ボルト、軽天ビス、等を使用することが好ましい。それにより、発光装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラをより低減することができる。例えば、固定部材の材料として第1の光学部材と同様の材料を用いることにより、第1の光学部材と同様の光学性能を有する固定部材を実現することができるため、輝度ムラや色ムラをより低減することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、第1の光学部材から発光方向側に固定部材が突出しないため、発光装置から発せられた光の輝度ムラや色ムラをより低減することができる。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4に係る発光装置について説明する。実施例1,2,3では、固定部材が隔壁部材と光学部材の開口を通って隔壁部材と光学部材の両方を挟持する例を説明した。本実施例では、固定部材が隔壁部材の開口を通って隔壁部材を挟持するが、光学部材に開口が形成されず、固定部材が光学部材を下から固定および支持する例を説明する。なお、実施例1,2,3と同じ部材には実施例1と同じ符号を付し、その説明は省略する。
図13(A),13(B)は、本実施例に係る発光部の構成の一例を示す断面図である。実施例1,2,3では光学部材に開口を形成したが、光学部材の多くは樹脂製の板材であり、樹脂製の板材に開口を形成するためには切削加工が必要となる。加工に起因した傷、打痕、等は光学特性に悪影響を及ぼすため、傷、打痕、等が生じないように加工を行う必要がある。しかしながら、傷、打痕、等が生じないような加工は、歩留まりの低下、コストアップ、等を招く。また、複数の固定部材を使用する場合には、複数の固定部材が光学部材の複数箇所を拘束する。そのため、光学部材に開口を形成する方法では、各固定部材の寸法管理や位置管理を厳密に行わないと、光学部材に対する複数の固定部材の固定が、光学部材の歪みの発生を招いたり、光学特性に悪影響を及ぼしたりすることがある。
そこで、本実施例では、光学部材に開口を形成しないことで光学部材の歪みを抑制する
固定構造を採用する。図13(A)では、光学部材104は、固定部材109が有する第2部材212の頭部212aの上に載置される。換言すると、第2部材212の頭部212aは、固定部材109が有する第1部材211のスペーサ部211aに隔壁部材103を固定するとともに、光学部材104を下から支持する。「隔壁部材103の歪みを抑制する」という効果に対しては、頭部212aが光学部材104を固定することと、頭部212aが光学部材104を下から支持することとは略同義を有する。なお、ここでの上下方向は、図13(A)の上下方向と同じである。そのため、「光学部材104を下から支持する」とは、「光源部101側から光学部材104を支持する」ということを意味する。画像表示装置の設置態様として、一般的に、液晶パネル107を上に向けて設置する平置き、または、液晶パネル107を使用者に向けて設置する縦置きが採用される。そのため、頭部212aが光学部材104を光源部101側から支持すれば、隔壁部材103の歪みを十分に抑制することができる。また、光学部材104の歪みも十分に抑制することができる。
もちろん、頭部212aと光学部材104とが互いに接する箇所において、光学部材104が頭部212aに接着されて固定されてもよい。接着方法として、接着剤を用いた接着、粘着テープを用いた固着、等を用いることができる。その場合には、接着剤、粘着テープ、等が固定部材109の寸法差を吸収する役目を果たす。また、本実施例では、固定部材109が複数の部材によって構成されている例で説明したが、固定部材109が1つの部材によって構成されてもよい。また、本実施例では、第2部材212をネジとして記載したが、第2部材212はネジに限られない。ネジの頭部212aの形状も球面状(断面図では円弧状)に限られない。例えば、頭部212aの形状は、平坦状であってもよいし、その他の形状であってもよい。
次に、図13(B)では、光学部材104は、固定部材109が有する第2部材212の頭部212aの上に隙間を空けて配置される。したがって、図13(A)では、頭部212aは光学部材104を密着して支持したが、図13(B)では、頭部212aは光学部材104の下に隙間を設けて配置される。光学部材104は、図1に示したように第1の保持部材105によって保持されて固定される。図13(B)では、光学部材104が隙間の分だけの撓みを許容して保持される。図13(B)の構造は、「撓み量を(隙間の分だけ)抑制する構成」と言うこともできる。隔壁部材103が歪まないという点で、図13(A)の構造でも図13(B)の構造でも同様の効果が得られる。
光学部材104は頭部212aの上に隙間を空けて配置される。そのため、第1部材211のスペーサ部211aの長さt1、第2部材212の頭部212aの長さ(厚さ)t2、基板102の上端から光学部材104の下端までの距離w3、及び、隔壁部材103の厚さr1は、以下の式5の関係を有する。

w3>t1+r1+t2 ・・・(式5)
式5で表される隙間(w3−t1+r1+t2)は、特に限定されない。但し、光学部材104に何らかの外力が加わることで光学部材104が大きく撓まないようにするため、上記隙間は最大で5mm程度であることが望ましい。固定部材109を光学部材104に密着させるか否か、固定部材109と光学部材104の間の隙間を設ける場合にどの程度の隙間を設けるか、等は適宜決定される。例えば、画面のサイズ、光学部材104のサイズ、光学部材104の厚さ、等に基づいて、それらが適宜決定される。「固定部材109を光学部材104に密着させるか否か」は「図13(A)の構造と図13(B)の構造とどちらを採用するか」とも言え、「固定部材109と光学部材104の間の隙間を設ける場合」は「図13(B)の構造を採用する場合」とも言える。
<実施例5>
以下、本発明の実施例5に係る発光装置について説明する。本実施例では、隔壁部材103の歪みをより抑制することができ、且つ、基板102に対する隔壁部材103(隔壁部材103の下部)の浮きをより抑制することができる固定部材109の配置と数について説明する。
図14は、本実施例に係る発光部の構成の一例を示す上面図である。図14では、行方向と列方向のそれぞれにおいて、複数の固定部材109が基板102(基板102、隔壁部材103、または、光学部材104)の中心に対して対称に配置され、当該複数の固定部材109が等間隔に配置される。ここでの行方向は図14の横方向(左右方向)と同じであり、列方向は図14の縦方向(上下方向)と同じである。図14では、2行2列の光源部101の中央部に固定部材109が設けられているが、これに限られない。行方向または列方向に並んだ2つの光源部101の間の境界部分に固定部材109が設けられてもよい。その場合であっても、行方向と列方向のそれぞれにおいて、複数の固定部材109が対称かつ等間隔に配置される。
装置構造として、1つの隔壁部材103の中央に1つの固定部材109を配置する構造が考えられる。しかしながら、隔壁部材103の歪み、及び、隔壁部材103の下部と基板102との間の浮きをより抑制するためには、1つの隔壁部材103に対して上記「対称かつ等間隔」の配置を満たす4つ以上の固定部材109を使用することが好ましい。液晶パネル107(画面)の形状は一般的に正方形ではなく長方形である。そのため、基板102、隔壁部材103、光学部材104、等の形状(画面に垂直な方向から見た場合の形状)も必然的に長方形となる。従って、行方向と列方向のうちの長辺方向における固定部材109の数が、行方向と列方向のうちの短辺方向における固定部材109の数よりも多いのが妥当である。長辺方向は、基板102、隔壁部材103、光学部材104、液晶パネル107、等などの長辺に沿った方向であり、短辺方向は、基板102、隔壁部材103、光学部材104、液晶パネル107、等などの短辺に沿った方向である。
さらに、隔壁部材103の歪み、及び、隔壁部材103の下部と基板102との間の浮きをより抑制するためには、以下の条件を満たすように複数の固定部材109が配置されることが好ましい。以下の条件において、「m」は行方向(横方向)における固定部材109の数であり、「n」は列方向(縦方向)における固定部材109の数である。

条件:比(n−1):(m−1)が光学部材104(基板102、隔壁部材103、光学部材104、または、液晶パネル107)の縦横比と略同一である。
図14では、基板102のサイズ、隔壁部材103のサイズ、光学部材104サイズ、及び、液晶パネル107のサイズが略同一であり、それらの縦横比はおおよそ2:3である。そして、行方向において4つの固定部材109が配置されており、列方向において3つの固定部材109が配置されている。そのため、(n−1):(m−1)=(3−1):(4−1)=2:3が実現される。もちろん、固定部材109の数と配置はこれに限られない。例えば、行方向において7つの固定部材109が配置され、列方向において5つの固定部材109が配置されてもよい。行方向において10個の固定部材109が配置され、列方向において7個の固定部材109が配置されてもよい。それらの場合であっても、(n−1):(m−1)=2:3が実現される。図14では、6行4列の24個の光源部101からなる各領域の中央部に、固定部材109が配置されている。そして、横方向において互いに隣接する2つの固定部材109の間隔は、縦方向において互いに隣接する2つの固定部材109の間隔よりも長い。
以上述べたように、本実施例によれば、固定部材109の数と配置として上述のような数と配置を採用することにより、隔壁部材103の歪み、及び、隔壁部材103の下部と基板102との間の浮きをより抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100,200:画像表示装置 100−1,200−1:発光部
100−2:表示部 101:光源部 102:基板 103:隔壁部材
104,304:第1の光学部材 109:固定部材

Claims (18)

  1. 基板と、
    前記基板の上に設けられた複数の光源部と、
    前記基板の上に設けられた、各光源部を囲む隔壁部材と、
    互いに隣接する2つ以上の光源部の間の境界部分に配置され、前記基板と前記隔壁部材とを固定する固定部材と、
    を有することを特徴とする発光装置。
  2. 前記2つ以上の光源部の間の境界部分において、前記隔壁部材と前記基板とによって空間が形成されており、
    前記固定部材は、前記空間に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記固定部材の一端に、前記基板に固定される第1固定部が設けられており、
    前記固定部材の他端に、前記隔壁部材に固定される第2固定部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記隔壁部材は、前記固定部材が設けられる位置に開口を有し、
    前記第2固定部は、前記隔壁部材の前記開口を通って、前記隔壁部材を挟持する
    ことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記固定部材は、
    一端に前記第1固定部が設けられ、かつ、他端に第1ネジ部が設けられた第1部材と、
    前記第1部材に設けられた前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有する第2部材と、
    を有し、
    前記隔壁部材の前記開口を通って、前記第1部材の前記第1ネジ部に前記第2部材の前記第2ネジ部を螺合することにより、前記隔壁部材が挟持される
    ことを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記基板は、前記固定部材が設けられる位置に第3ネジ部を有し、
    前記第1固定部は、前記基板の前記第3ネジ部に螺合される第4ネジ部である
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記隔壁部材の上に設けられた光学部材を更に有し、
    前記光学部材は、前記第2固定部に接着されて固定される
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記隔壁部材の上に設けられた光学部材を更に有し、
    前記固定部材の一端に、前記基板に固定される第1固定部が設けられており、
    前記固定部材の他端に、前記隔壁部材および前記光学部材に固定される第2固定部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  9. 前記隔壁部材および前記光学部材は、前記固定部材が設けられる位置に開口を有し、
    前記第2固定部は、前記隔壁部材および前記光学部材の前記開口を通って、前記隔壁部材および前記光学部材を挟持する
    ことを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記固定部材は、
    一端に前記第1固定部が設けられ、かつ、他端に第1ネジ部が設けられた第1部材と、
    前記第1部材に設けられた前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有する第2部材と、
    を有し、
    前記隔壁部材および前記光学部材の前記開口を通って、前記第1部材の前記第1ネジ部に前記第2部材の前記第2ネジ部を螺合することにより、前記隔壁部材および前記光学部材が挟持される
    ことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
  11. 前記基板は、前記固定部材が設けられる位置に第3ネジ部を有し、
    前記第1固定部は、前記基板の前記第3ネジ部に螺合される第4ネジ部である
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 前記固定部材は、前記光学部材から前記発光装置の発光方向側に突出しない
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の発光装置。
  13. 前記光学部材の前記固定部材が設けられる位置に、前記固定部材が前記光学部材から前記発光方向側に突出しないように、凹部が形成されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の発光装置。
  14. 前記固定部材は、複数の部材によって構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の発光装置。
  15. 前記複数の光源部は、N行M列(NとMは、それぞれ、2以上の整数)のマトリクス状に配置されており、
    前記固定部材は、2行2列の光源部の中央部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の発光装置。
  16. 前記隔壁部材は、PET(ポリエチレンテレフタレート)製シート、あるいは、PC(ポリカーボネート)製シートである
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の発光装置。
  17. 前記固定部材を複数有し、
    横方向に互いに隣接する2つの固定部材の間隔は、縦方向に互いに隣接する2つの固定部材の間隔よりも長い
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の発光装置。
  18. 発光部と、
    前記発光部から発せられた光を変調することで画像を表示する表示部と、
    を有し、
    前記発光部は、
    基板と、
    前記基板の上に設けられた複数の光源部と、
    前記基板の上に設けられた、各光源部を囲む隔壁部材と、
    互いに隣接する2つ以上の光源部の間の境界部分に配置され、前記基板と前記隔壁部材とを固定する固定部材と、
    を有する
    ことを特徴とする画像表示装置。
JP2016117664A 2015-08-11 2016-06-14 発光装置および画像表示装置 Pending JP2017037832A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/229,626 US10061159B2 (en) 2015-08-11 2016-08-05 Light-emitting apparatus and image display apparatus with a partition member separating adjacent light source units
US16/043,247 US10185179B2 (en) 2015-08-11 2018-07-24 Light-emitting apparatus and image display apparatus having fixing members in pixel boundaries

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015158721 2015-08-11
JP2015158721 2015-08-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017037832A true JP2017037832A (ja) 2017-02-16
JP2017037832A5 JP2017037832A5 (ja) 2019-07-18

Family

ID=58047916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016117664A Pending JP2017037832A (ja) 2015-08-11 2016-06-14 発光装置および画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017037832A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021136171A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 シャープ株式会社 バックライト装置、液晶表示装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157451A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Sharp Corp 拡散板支持部材、バックライト装置、及び表示装置
JP2010164953A (ja) * 2008-12-19 2010-07-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置の駆動方法
JP2010192299A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Victor Co Of Japan Ltd バックライト装置および液晶表示装置
US20110221995A1 (en) * 2008-11-10 2011-09-15 Tovis Co., Ltd. Liquid crystal display with a plurality of liquid crystal display modules
US20110317095A1 (en) * 2009-03-04 2011-12-29 Sharp Kabushiki Kaisha Supporting unit, sheet set, illuminating device, and display device
WO2012014598A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 シャープ株式会社 照明装置、表示装置及びテレビ受信装置
WO2012063676A1 (ja) * 2010-11-08 2012-05-18 シャープ株式会社 照明装置、表示装置およびテレビ受信装置
JP2013025945A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Sharp Corp 面発光装置及び面発光装置を備えた表示装置
JP2013247038A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Sharp Corp 照明装置および表示装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157451A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Sharp Corp 拡散板支持部材、バックライト装置、及び表示装置
US20110221995A1 (en) * 2008-11-10 2011-09-15 Tovis Co., Ltd. Liquid crystal display with a plurality of liquid crystal display modules
JP2010164953A (ja) * 2008-12-19 2010-07-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置の駆動方法
JP2010192299A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Victor Co Of Japan Ltd バックライト装置および液晶表示装置
US20110317095A1 (en) * 2009-03-04 2011-12-29 Sharp Kabushiki Kaisha Supporting unit, sheet set, illuminating device, and display device
WO2012014598A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 シャープ株式会社 照明装置、表示装置及びテレビ受信装置
WO2012063676A1 (ja) * 2010-11-08 2012-05-18 シャープ株式会社 照明装置、表示装置およびテレビ受信装置
JP2013025945A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Sharp Corp 面発光装置及び面発光装置を備えた表示装置
JP2013247038A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Sharp Corp 照明装置および表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021136171A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 シャープ株式会社 バックライト装置、液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10185179B2 (en) Light-emitting apparatus and image display apparatus having fixing members in pixel boundaries
EP3318792B1 (en) Backlight device and liquid-crystal display device
EP3318793B1 (en) Backlight device and liquid crystal display device
US8206000B2 (en) Hollow edge-type backlight module with light-emitting array
US20120287667A1 (en) Backlight device and display apparatus
US20150300576A1 (en) Light source apparatus and image display apparatus
US9684109B2 (en) Light guide plate, lighting device, display device, and television device
WO2017049604A1 (zh) 背光模组
WO2017049605A1 (zh) 背光模组
JP4607225B2 (ja) 光源モジュール、液晶表示装置および照明装置
KR101260839B1 (ko) 백라이트 유닛 및 이를 구비한 액정표시장치모듈
US20150077643A1 (en) Lighting device, display device, and television device
KR20150071092A (ko) 방열 유닛 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
JP5382787B2 (ja) 面状光源及び液晶表示装置
US10620476B2 (en) Image display apparatus
JP2010108601A (ja) 面状光源及び液晶表示装置
JP2009283419A (ja) 面状光源及び液晶表示装置
KR101003647B1 (ko) 광학시트의 체결구조 및 이를 채용한 액정표시장치
WO2016175111A1 (ja) 直下型バックライト装置及び液晶表示装置
JP2017037832A (ja) 発光装置および画像表示装置
JP2010102906A (ja) 面状光源及び液晶表示装置
US8834006B2 (en) Backlight module and liquid crystal display device
JP2017045559A (ja) 発光装置および画像表示装置
JP2011053309A (ja) 液晶表示装置
KR102107419B1 (ko) 액정표시장치의 백라이트 유닛

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20181116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190611

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201013