JP2017037381A - 行動特性分析システムおよび行動特性分析方法 - Google Patents

行動特性分析システムおよび行動特性分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有意な業務区分ごとに定量的な行動分析を可能とする。
【解決手段】行動特性分析システム100において、業務システムの各ユーザによる各タスクに関するログを保持する記憶装置101と、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下で所定タスクを最終タスクとした一連のログを所定種類のユーザに関して各々特定し、この一連のログを最終タスク及びユーザ種類が同一であるものごとにグルーピングし、各グループ内での各タスクの利用率を算定し、グループ間で最終タスクが共通しユーザ種類が異なる各々について、当該グループにおける各タスクの所定オブジェクトを利用率に基づく所定規則で配置した業務フローの表示データを生成し、ユーザ種類と対応付けて表示する演算装置104を含む構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、行動特性分析システムおよび行動特性分析方法に関するものであり、具体的には、有意な業務区分ごとに定量的な行動分析を可能とする技術に関する。
企業には、売上げや成約件数など業務目標を効率よく達成する優秀社員とそれ以外の一般社員とが存在する。ナレッジマネジメント技術の進展もあり、近年ではそうした優秀社員の業務行動やノウハウを特定し、社員間で共有出来るよう図る動きがある。
このような技術としては、例えば、営業員に無駄のない営業活動を行わせることを目的とした、案件に対して、業績の良い営業員の行動特性を分析して得た営業活動の業務目標と遂行時間からなる行動パターンをもとに、案件ごとの営業員個々の活動計画を自動作成して、この作成された活動計画を営業員およびその上司へ通知する営業活動支援システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2004−46472号公報
上述の優秀社員の行動やノウハウを特定しようと、当該優秀社員の勤務現場の観察を行ったり、或いは優秀社員へのインタビューを実施しても、以下のような課題があった。例えば、現場観察における着目点が調査者個人のスキルに左右され、観察結果の品質が不安定になりやすいといった課題や、インタビューでは回答者自身が課題や問題だと明確に認識している事柄しか引出せないといった課題である。また、そうして情報収集した優秀社員の行動等を分析する場合、有意な業務区分ごとに行動を特定すること自体が難しく、更には対象となる情報が定性的で定量的な分析が困難であるという課題もある。
そこで本発明の目的は、有意な業務区分ごとに定量的な行動分析を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の行動特性分析システムは、業務システムの各ユーザによる各タスクに関するログを保持する記憶装置と、前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、所定種類のユーザに関して各々特定する処理と、前記特定した一連のログを、最終タスクおよびユーザ種類が同一であるものごとにグルーピングし、各グループ内での各タスクの利用率を算定する処理と、最終タスクが共通しユーザ種類は異なる各グループについて、当該グループにおける前記一連のログに対応した各タスクの所定オブジェクトを、前記利用率に基づく所定規則で配置した業務フローの表示データを生成し、前記生成した各表示データをユーザ種類と対応付けて表示する処理を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また本発明の行動特性分析方法は、業務システムの各ユーザによる各タスクに関するログを保持する記憶装置を備えた情報処理システムが、前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、所定種類のユーザに関して各々特定する処理と、前記特定した一連のログを、最終タスクおよびユーザ
種類が同一であるものごとにグルーピングし、各グループ内での各タスクの利用率を算定する処理と、最終タスクが共通しユーザ種類は異なる各グループについて、当該グループにおける前記一連のログに対応した各タスクの所定オブジェクトを、前記利用率に基づく所定規則で配置した業務フローの表示データを生成し、前記生成した各表示データをユーザ種類と対応付けて表示する処理とを実行することを特徴とする。
本発明によれば、有意な業務区分ごとに定量的な行動分析が可能となる。
本実施形態の行動特性分析システムの構成例を示す図である。 本実施形態のログテーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のユーザ情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のタスク情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の行動特性分析方法におけるフロー例1を示す図である。 本実施形態の行動特性分析方法におけるフロー例2を示す図である。 本実施形態の分析データテーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の案件情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の操作パターン集計テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のタスク実施状況集計テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の行動特性分析方法におけるフロー例3を示す図である。 本実施形態のレーン情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のタスク配置情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の矢印情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の太さ規定テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における表示画面例を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の行動特性分析システム100の構成例を示す図である。図1に示す行動特性分析システム100は、有意な業務区分ごとに定量的な行動分析を可能とするコンピュータシステムである。本実施形態における行動特性分析システム100の適用対象は、一例として金融機関を想定出来る。勿論、適用対象は金融機関に限定しない。
金融機関においては、多数の社員が顧客との間で様々な業務を日々実行し、成約などの業務成績につなげる状況が存在する。こうした状況にある社員は、複数のタスクを同時並行的に進めつつ、日々の業務を遂行することが多い。業務システム側では、社員が実行したタスクのログ管理を勿論行っているが、当該社員が所定の業務目的(に対応したタスク)に向けて行う一連のタスクごとにログを切り分けて管理することはない。
そのため、社員の行動特性分析を行うべく業務システムのログを取得し、これを分析元のデータとする場合、どこからどこまでのログが一連の業務に関連するものか特定すること自体が従来は困難であった。一方、本実施形態の行動特性分析システム100は、業務システムで管理されているログから、社員が業務目的とする最終タスクとそこに至る一連のタスクのそれぞれに対応した一連のログを特定し、行動特性分析に用いることができる。
上述のごとき行動特性分析システム100は、以下のハードウェア構成を備える。本実施形態における行動特性分析システム100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置105、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置106を備える。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の行動特性分析システム100として必要な機能(ログ整形部110、操作パターン抽出部111、フロー可視化部112)を実装する為のプログラム102の他、各種テーブル125〜135が少なくとも記憶されている。テーブル125〜135の詳細については後述する。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態の行動特性分析システム100が用いるテーブルにおけるデータ構造例について説明する。ここでは、行動特性分析システム100が保持する各テーブルのうち、ログテーブル125、ユーザ情報テーブル126、およびタスク情報テーブル127について説明する。その他のテーブル128〜135に関しては、フロー例についての説明に伴って示すこととする。
図2は本実施形態のログテーブル125のデータ構成例を示す図である。本実施形態におけるログテーブル125は、金融機関等の業務システムがタスクに合わせて社員に提供する各機能での実行結果を格納したテーブルであり、行動特性分析システム100が業務システムから取得し格納したものとなる。具体的には、各タスクを一意に識別するタスクIDをキーに、当該タスクの機能を業務システムで利用したユーザのID、および当該タスクの実施時刻の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。
また図3は本実施形態のユーザ情報テーブル126のデータ構成例を示す図である。本実施形態におけるユーザ情報テーブル126は、行動特性分析の対象者たる各社員の種類を規定したテーブルである。具体的には、各社員を一意に識別するユーザIDをキーに、当該社員における業務成績の優秀性を示す社員種別の値を対応付けたレコードの集合体となっている。社員種別の値としては、例えば成約目標の達成率に優れた優秀社員を示す、「優良(上)」、次に優秀な「優良(下)」といった値と、成約目標の達成率が普通である一般社員を示す、「一般(上)」、それより達成率が低い「一般(下)」といった値が想定出来る。勿論、こうした値の設定ポリシーは行動特性分析で求める精度などに応じて適宜に決定すればよい。
図4は本実施形態のタスク情報テーブル127のデータ構成例を示す図である。本実施形態におけるタスク情報テーブル127は、業務システムにてユーザに機能提供する各タスクの属性や、ユーザが実行に必要な時間等を規定するテーブルである。具体的には、各タスクを一意に識別するタスクIDをキーに、当該タスクの名称、実行系か照会系かを示す種別、実行する業務システムのシステム名称、および、所要時間の閾値の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。
なお、上述の所要時間の閾値とは、ユーザが当該タスクを実行した場合にかかる常識的な時間の最大値を示している。このタスク情報テーブル127における所要時間の閾値は、本実施形態の行動特性分析システム100が、各ログを一連のログか否か特定する際の、各ログ間の実施時刻差の基準(所定時間)に該当する。
−−−機能−−−
続いて、本実施形態の行動特性分析システム100が備える機能について説明する。上述したように、以下に説明する機能は、例えば行動特性分析システム100が備えるプログラム102を実行することで実装される機能と言える。
この場合、行動特性分析システム100は、記憶装置101のログテーブル125が保持するログのうち、各ログ間の実施時刻差が、タスク情報テーブル127で規定する所要時間の閾値(所定時間)以下であり、同じくタスク情報テーブル127でタスク種別が「実行系」と規定された所定タスクを実施目的タスク(最終タスク)とした一連のログを、ユーザ情報テーブル126で規定した社員種別(ユーザ種類)ごと各々特定する機能を備えている。この機能は図1で例示したログ整形部110が実現する。
また、行動特性分析システム100は、上述で特定した一連のログを、実施目的タスクおよび社員種別が同一であるものごとにグルーピングし、各グループ内での各タスクの利用率を算定する機能を備えている。この機能は図1で例示した操作パターン抽出部111が実現する。
また、行動特性分析システム100は、実施目的タスクが共通し社員種別は異なる各グループについて、当該グループにおける上述の一連のログに対応した各タスクの所定オブジェクト(例:表示用アイコンなど)を、上述の機能で算定した利用率に基づく所定規則で配置した業務フローの表示データを生成し、当該生成した各表示データを社員種別と対応付けて表示する機能を備えている。なお、行動特性分析システム100は、上述の表示データの生成に際し、当該社員種別内での利用率の高さに応じて、当該タスクのオブジェクトの配置位置を決定する機能を更に備えている。この機能は図1で例示したフロー可視化部112が実現する。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における行動特性分析方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する行動特性分析方法に対応する各種動作は、行動特性分析システム100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図5は、本実施形態の行動特性分析方法におけるフロー例1を示す図である。この場合、行動特性分析システム100のログ整形部110は、ログテーブル125で保持するログに基づいて分析データ(分析データテーブル128)を作成し、各タスクの所要時間を算出する(s100)。
このステップにおけるログ整形部110は、ログテーブル125が保持するログを、実施時刻の順で昇順にソートし、そのソート結果をユーザIDで昇順にソートする。
次にログ整形部110は、上述のソート結果たるログのリスト先頭から、順次レコードを抽出して、以下の処理を実施する。すなわちログ整形部110は、抽出したレコードを、分析データテーブル128に登録する。勿論、「抽出したレコード」のタスクID、ユーザID、および実施時刻が、分析データテーブル128におけるレコードの同じデータ項目に登録されることとなる。次にログ整形部110は、上述のログリストにおいて「抽出したレコード」とその次のレコードのユーザIDが同じ場合、「次のレコード」の実施時刻から「抽出したレコード」の実施時刻を減算した値を、分析データテーブル128の該当レコードにおける「所要時間」に登録する。一方、「抽出したレコード」とその次のレコードのユーザIDが異なる場合、または、次のレコードが存在しない場合、ログ整形部110は、24時から「抽出したレコード」の実施時刻を減算した時間値を、分析デー
タテーブルの該当レコードにおける「所要時間」に登録する。
上述のステップs100に続いて、ログ整形部110は、上述のように分析データテーブル128に登録したレコードが示す、各タスクの所要時間に関して、該当タスクに関する閾値(タスク情報テーブル127で規定)を基準にして、一人のユーザが実施した一連のタスク(一連のログ)の中から、有意な業務の切れ目を抽出し、当該抽出したタスクの塊を1つの案件とみなして案件IDを所定規則(例:初期値はゼロで採番機会ごとに値を1つインクリメント、など)に沿って採番する(s110)。
このステップにおけるログ整形部110は、まず、分析データテーブル128における最初のレコードの「案件ID」欄に「1」を登録する。次にログ整形部110は、分析データテーブル128における2番目のレコードから順次レコードを抽出し、以下の処理を実施する。
すなわちログ整形部110は、今次の抽出より「1つ前のレコード」の所要時間が、「1つ前のレコード」のタスクIDに対応する「所要時間の閾値」(該当タスクIDをキーにタスク情報テーブル127で検索)を超えるか、または、「抽出したレコード」と「1つ前のレコード」のユーザIDが異なっているか判定する。この判定でいずれかの条件の該当する場合、「抽出したレコード」の案件ID欄に対して、「1つ前のレコード」の案件ID欄の値に「1」を加算した値を格納する。つまり異なる案件とみなす。
一方、上記の判定で2つの条件のどちらにも該当しない場合、ログ整形部110は、「抽出したレコード」の案件ID欄に「1つ前のレコード」の案件IDを格納する。
また、ログ整形部110は、上述の「1つ前のレコード」の所要時間が、「1つ前のレコード」のタスクIDに対応する「所要時間の閾値」を超える場合、この「1つ前のレコード」の所要時間を、「1つ前のレコード」のタスクIDの所要時間の閾値に更新する。
上述のステップs110に続き、ログ整形部110は、上述のステップs110で有意なタスクの塊として抽出した各案件の実施目的タスク(=各案件の中で最後に実施された実行系タスク)を抽出し(s120)、当該フローを終了する。
このステップにおけるログ整形部110は、まず、分析データテーブル128における先頭のレコードから、案件IDの値に基づき案件単位でレコード群を抽出し、以下の処理を実施する。
すなわちログ整形部110は、抽出したレコード群(1案件分)の案件IDを含むレコードを生成し、これを案件情報テーブル129に登録する。次にログ整形部110は、抽出したレコード群(1案件分)のユーザIDをキーに、ユーザ情報テーブル126を検索し、そのユーザIDの社員種別(例:優良、一般など)の値を取得し、案件情報テーブル129における該当レコードの社員種別欄に登録する。
またログ整形部110は、抽出したレコード群(1案件分)から、タスクIDが実行系タスク(例:タスクIDでタスク情報テーブル127のタスク種別を検索して実行系/照会系を判別したもの)のレコードを抽出する。ここで1つ以上のレコードが抽出できた場合、ログ整形部110は、その中から実施時刻が最も遅いレコードを抽出し、そのレコードのタスクIDを案件情報テーブル129の該当レコードにおける実施目的タスクID欄に登録する。またログ整形部110は、上述の実施時刻が最も遅いレコードよりも、実施時刻が遅くかつタスク種別が「照会系」のレコードが存在する場合、そのレコードを分析データテーブル128から削除する。
なお、上述の処理によってレコードが抽出できなかった場合、ログ整形部110は、案件情報テーブル129の該当レコードにおける実施目的タスクID欄に「なし」(実施目的となる実行系タスクがないことを示す情報であれば何でもよい)を登録することとなる。
−−−フロー例2−−−
次に、操作パターン抽出部111における処理について図に基づき説明する。図6は、本実施形態の行動特性分析方法におけるフロー例2を示す図である。また、図7は本実施形態の分析データテーブル128のデータ構成例を示す図であり、図8は本実施形態の案件情報テーブル129のデータ構成例を示す図である。また、図9は本実施形態の操作パターン集計テーブル130のデータ構成例を示す図であり、図10は本実施形態のタスク実施状況集計テーブル131のデータ構成例を示す図である。
この場合、行動特性分析システム100の操作パターン抽出部111は、行動特性分析の対象とするタスクの指定を、入力装置105を介して分析者から取得する(s200)。このステップs200における操作パターン抽出部111は、入力装置105を介して分析者が指定した分析対象たる実行系タスクの情報を取得し、分析対象タスクとしてメモリ103ないし記憶装置101の適宜な記憶領域における保存する。なお、分析対象タスクの情報を取得する具体的な方法としては、上述のように入力装置105を介して取得するもの以外に、適宜なインターフェイスを介したファイル入力、或いは、通信装置を介して他装置に提供するWEB画面経由での入力受付、など限定はしない。
上述のステップs200に続き操作パターン抽出部111は、上述の分析対象タスクを実施目的タスクとする案件を案件情報テーブル129で特定し、当該案件を対象に、例えば優良/一般社員が各案件で実施したタスクの組合せパターン(1案件の中でどのタスクとどのタスクを一緒に実施したか)を集計する(s210)。
このステップ210における操作パターン抽出部111は、まず、操作パターン集計テーブル130において「操作パターン」を構成する「実施目的タスクを行う前に実施されたタスクID」と「実施目的タスクID」の各欄に値を設定すべく、以下の処理を実行する。
すなわち操作パターン抽出部111は、まず、操作パターン集計テーブル130における「実施目的タスクID」欄に、分析対象タスクとして保持している分析対象タスクIDの値を登録する。
また、操作パターン抽出部111は、上述の分析対象タスクIDを用いて案件情報テーブル129の実施目的タスクIDを検索して、その値が一致するレコードに格納されている案件IDを全て抽出し、当該抽出した案件IDを案件ID欄に持つ各レコードのタスクIDを、分析データテーブル128から抽出する。操作パターン抽出部111は、これを操作パターン集計テーブル130における「実施目的タスクを行う前に実施されたタスクID」欄に登録する。
また、操作パターン抽出部111は、案件情報テーブル129の先頭から順次レコードを抽出して、以下の処理を実施する。すなわち操作パターン抽出部111は、抽出したレコードの実施目的タスクIDの値が分析対象タスクIDと異なる場合、該当レコードに関して処理はせず、次のレコードを抽出する。
一方、抽出したレコードの実施目的タスクIDが分析対象タスクIDと同じであった場
合、操作パターン抽出部111は以下の処理を実施する。まず操作パターン抽出部111は、抽出したレコードの案件IDを用いて分析データテーブル128を検索し、案件IDが一致するレコード群を抽出する。
次に操作パターン抽出部111は、操作パターン集計テーブル130の「実施目的タスクを行う前に実施されたタスクID」のうち、上述で抽出したレコード群に含まれる全てのタスクID欄に「○(そのタスクIDが実施されたことを示す情報であり、○以外でもよい)」が登録された操作パターンが、既に存在する場合で、かつ、その操作パターンの社員種別が、「案件情報テーブルから抽出したレコード」の社員種別と同じ場合、その操作パターンの出現頻度欄に1を加算する。他方、上記条件に当てはまらない場合、操作パターン抽出部111は、新しい操作パターンとして、操作パターン集計テーブル130の「実施目的タスクを行う前に実施されたタスクID」のうち、抽出したレコード群に含まれる全てのタスクID欄に「○」を登録する。更に、その操作パターンの出現頻度欄に1を登録する。また操作パターン抽出部111は、その操作パターンの社員種別欄に、「案件情報テーブルから抽出したレコード」の社員種別を登録する。
上述のステップs210に続き、操作パターン抽出部111は、分析対象タスクを実施目的タスクとする案件を対象に、個々のタスクの実施状況を集計(案件数、利用率、実施件数、累積/平均所要時間)する(s220)。
このステップs220における操作パターン抽出部111は、まず、操作パターン集計テーブル130の「実施目的タスクを行う前に実施されたタスクID」と「実施目的タスクID」に登録されている全てのタスクIDを、タスク実施状況集計テーブル131のタスクID欄に登録する。
次に操作パターン抽出部111は、タスク実施状況集計テーブル131の「優良社員」の各欄に対し、対応する各タスクIDについて以下の処理を実施する。すなわち操作パターン抽出部111は、「案件数」欄に、操作パターン集計テーブル130の「実施目的タスクを行う前に実施されたタスクID」に「○」が登録、かつ、社員種別に「優良」が登録されている操作パターンの出現頻度欄の値の合計値を登録する。また、操作パターン抽出部111は、「利用率」欄に、各タスクIDの案件数を、上述の分析対象タスクIDの案件数で除算した値に、100を乗算した値を登録する。
次に操作パターン抽出部111は、案件情報テーブル129から、実施目的タスクIDが分析対象タスクIDと同じで、かつ、社員種別に「優良」が登録されているレコードに格納されている案件IDを全て抽出する。また操作パターン抽出部111は、分析データテーブル128から、それらの案件IDに該当するレコード群を全て抽出する。最後に、操作パターン抽出部111は、抽出したレコード群のタスクIDと所要時間から、タスクIDごとの実施件数(該当するレコードの個数)と累積所要時間(該当するレコードの所要時間の合計値)を集計し、これらを「実施件数」と「累積所要時間」欄にそれぞれ登録する。
次に操作パターン抽出部111は、「平均所要時間」に、上述の「累積所要時間」欄の値を実施件数で除算した値を登録する。
なお、操作パターン抽出部111は、タスク実施状況集計テーブル131における「一般社員」の各欄における、各タスクIDに関しても、上記の優良社員と同様の処理を実行する。
−−−フロー例3−−−
次に、フロー可視化部112における処理について図に基づき説明する。図11は、本実施形態の行動特性分析方法におけるフロー例3を示す図である。また、図12は本実施形態のレーン情報テーブル132、図13は本実施形態のタスク配置情報テーブル133、図14は本実施形態の矢印情報テーブル134、および図15は本実施形態の太さ規定テーブル135、の各データ構成例を示す図である。
この場合、行動特性分析システム100のフロー可視化部112は、まず、優良/一般社員種別の区別なく全ての案件を対象としてタスクの配置位置を算出し、各タスクのx座標(縦位置)を決定する(s300)。
このステップs300におけるフロー可視化部112は、分析データテーブル128の先頭レコードから、案件ID単位で順次レコード群を抽出し、以下の処理を実行する。この場合、フロー可視化部112は、抽出したレコード群を、レコードにおける「実施時刻」が早い順にソートし、その場合の先頭のレコードからタスクIDの値を読み取り、当該タスクIDの値をタスク配置情報テーブル133におけるタスクID欄に登録する。このとき、タスク配置情報テーブル133において該当タスクIDが既に登録されていた場合、フロー可視化部112は、タスク配置情報テーブル133に該当タスクIDを登録しない。
次にフロー可視化部112は、タスク配置情報テーブル133に登録された各タスクIDに対して、X座標とY座標の割当を実行する。このとき、分析対象タスクID、すなわち実施目的タスクに関するx座標が、所定領域中にて最も右の位置に配置されるよう、所定規則(例:タスクに応じたオブジェクトの配置範囲中で最も右の位置の座標を選びだす)に沿ってx座標を割り当てる。それ以外のタスクについては、登録順に横一列に等間隔で配置するようx座標を決定する等、そのアルゴリズムは限定しない。
上述のステップs300に続いてフロー可視化部112は、優良/一般社員別、かつ、利用率別のレーンに分けて業務フローを表示するための、タスクの配置位置(y座標)を決定する(s310)。このステップs310におけるフロー可視化部112は、まず、タスク配置情報テーブル133の各データ項目(y座標以外)に値を設定すべく、以下の処理を実行する。フロー可視化部112は、タスクID、優良社員の利用率、および、一般社員の利用率の各欄に、タスク実施状況集計テーブル131におけるタスクID、優良社員の利用率、および、一般社員の利用率の各値を登録する。
次にフロー可視化部112は、優良社員の利用率の値を用いてレーン情報テーブル132を検索し、社員属性が「優良」で、かつ、優良社員の利用率が「利用率レンジ」に含まれるレコードを特定し、当該レコードが示すレーンIDを、タスク配置情報テーブル133の「優良社員」のレーンID欄に登録する。ただし、優良社員の利用率が0%の場合は登録しない。
次にフロー可視化部112は、一般社員の利用率の値を用いてレーン情報テーブル132を検索し、社員属性が「一般」で、かつ、一般社員の利用率が「利用率レンジ」に含まれるレコードを特定し、当該レコードが示すレーンIDを、タスク配置情報テーブル133の「一般社員」のレーンID欄に登録する。ただし、一般社員の利用率が0%の場合は登録しない。
続いてフロー可視化部112は、タスクIDを用いてタスク配置情報テーブル133のタスクIDを検索し、一致したレコードが示すx座標の値を、優良社員のx座標と一般社員のx座標の各欄に登録(優良社員と一般社員のx座標は同じ値=同じタスクは縦位置が揃う)する。ただし、優良社員および一般社員のそれぞれの利用率が0%の場合、各x座
標欄に座標値の登録はしない。
次にフロー可視化部112は、各レーンの縦方向に最大何個のタスク(のオブジェクト)を配置すればよいか把握すべく、レーン情報テーブル132の先頭レコードから順次レコードを抽出し、以下の処理を実行する。
すなわちフロー可視化部112は、抽出したレコードの社員種別が「優良」であった場合、当該レコードのレーンIDの値を用いてタスク配置情報テーブル133の優良社員のレーンIDを検索し、一致するレコード群を抽出する。次にフロー可視化部112は、ここで抽出したレコード群における優良社員のx座標欄に登録されているx座標値とその個数のペア(どのx座標値が何個存在するか)を算出し、個数の最大値を、レーン情報テーブル132から抽出したレコードの最大タスク数欄に登録する。
一方、抽出したレコードの社員種別が「一般」であった場合、フロー可視化部112は、当該レコードのレーンIDの値を用いてタスク配置情報テーブル133の一般社員のレーンIDを検索し、一致するレコード群を抽出する。次にフロー可視化部112は、ここで抽出したレコード群における一般社員のx座標欄に登録されているx座標値とその個数のペア(どのx座標値が何個存在するか)を算出し、個数の最大値を、レーン情報テーブル132から抽出したレコードの最大タスク数欄に登録する。
各レーンの最大タスク数から、その合計値=可視化するフローの縦方向に配置すべきタスク数(オブジェクト数)の最大値(可視化する全体フローの段数)、ならびに、各レーンの区切り線(横線)を引く位置(上から何段目と何段目のタスクの間に引けばよいか)、が特定出来るのである。
次にフロー可視化部112は、タスク配置情報テーブル133における各タスクのy座標欄に値を設定すべく、レーン情報テーブル132の先頭から順次レコードを抽出し、以下の処理を実行する。
この場合のフロー可視化部112は、レーン情報テーブル132から抽出したレコードの社員種別が「優良」の場合、以下の処理を実行する。すなわち、フロー可視化部112は、当該レコードの「レーンID」欄の値を用いて、タスク配置情報テーブル133の「優良社員」のレーンID欄を検索し、値が一致するレコード群を抽出する。
またフロー可視化部112は、ここで抽出したレコード群が含む各レコードの「優良社員」のx座標欄に登録されているx座標値とその個数のペアを算出する。この場合、フロー可視化部112は、個数が「1」であるx座標値が格納されているレコードに対して、レーン情報テーブル132の最大タスク数欄の値を用いて、レーンIDで示されるレーンの一番上にタスク(のオブジェクト)が配置されるように優良社員のy座標を割り当てる。
例えば、レーン情報テーブル132にて、レーンID=1の最大タスク数=2、レーンID=2の最大タスク数=3が登録されている場合、レーンID=1のレーンは全体フローの上から1段目と2段目、レーンID=2のレーンは上から3段目〜5段目にタスクを配置すればよいことがわかる。このとき、レーンID=2のレコード群のうち、x座標値の個数が1であるx座標値が格納されているレコード(に登録されているタスク)は、全体フローの上から3段目の位置にタスクが配置されるようにy座標を割り当てることとなる。
一方、フロー可視化部112は、個数が「2」以上であるx座標値が格納されているレ
コード対して、優良社員のx座標に同じx座標値が登録されているレコード群を抽出し、抽出した各レコードの利用率とレーン情報テーブル132の最大タスク数欄の値を用いて、レーンIDで示されるレーンに利用率が高いレコードから上から順に配置されるようにy座標を割り当てる。
なお、上述で抽出したレコードの社員種別が「一般」であった場合、フロー可視化部112は、社員種別が「優良」の場合と同様の処理を行う。しかしながら、利用するデータが、タスク配置情報テーブル133における「優良社員」のレーンID、x座標、および、y座標の各値ではなく、「一般社員」のレーンID、x座標、および、y座標の各値となる。
上述のステップs310に続いてフロー可視化部112は、矢印情報の設定を行う(s320)。この場合、フロー可視化部112は、分析データテーブル128の先頭レコードから、案件ID単位で順次レコード群を抽出し、以下の処理を実行する。すなわちフロー可視化部112は、当該抽出したレコード群のレコードを、その実施時刻が早い順にソートした上で、先頭のレコードから接続元レコードと接続先レコードのペアを順次抽出して、以下の処理を実行する。この場合、例えば1回目の処理では、先頭から1番目のレコードが接続元レコード、2番目のレコードが接続先レコードとなる。2回目の処理では、2番目のレコードが接続元レコード、3番目のレコードが接続先レコードとなる。
フロー可視化部112は、接続元レコードのユーザIDを用いてユーザ情報テーブル126のユーザIDを検索し、一致したレコードの社員種別を取得する。次にフロー可視化部112は、
ここで取得した社員種別が「優良」であった場合、接続元レコードのタスクIDを用いて、タスク配置情報テーブル133のタスクIDを検索し、一致したレコードの優良社員のレーンIDを取得する。一方、取得した社員種別が「一般」の場合、フロー可視化部112は、接続元レコードのタスクIDを用いて、タスク配置情報テーブル133のタスクIDを検索し、一致したレコードの一般社員のレーンIDを取得(上記で取得した優良社員のレーンIDまたは一般社員のレーンIDが、接続元タスクのレーンIDとなる)する。なお、フロー可視化部112は、接続先レコードについても、上記2つの処理を実施して、接続先タスクのレーンIDを取得する。
続いてフロー可視化部112は、矢印情報テーブル134に以下の情報を登録する。この場合、フロー可視化部112は、「接続元」のタスクID欄に、接続元レコードのタスクIDを登録し、レーンID欄に、取得した優良社員/一般社員のレーンIDを登録する。またフロー可視化部112は、「接続先」のタスクID欄に、接続先レコードのタスクIDを登録し、レーンID欄に、取得した優良社員/一般社員のレーンIDを登録する。更にフロー可視化部112は、矢印情報テーブル134における「出現回数」欄に「1」を登録する。
ただし、矢印情報テーブル134において、「接続元」のタスクIDとレーンID、および、「接続先」のタスクIDとレーンIDが全て同じ値のレコードが存在する場合、フロー可視化部112は、これらの情報を新しいレコードに登録せず、既に存在するレコードの出現回数に1を加算することとなる。
上述のステップs320に続いてフロー可視化部112は、業務フローの可視化を実行する(s330)。このステップs330におけるフロー可視化部112は、タスク配置情報テーブル133の全レコードが示す各タスクIDについて、タスクIDをラベルとした描画用の所定オブジェクト(記憶装置101に予め保持)を、優良社員のx座標と優良
社員のy座標、および、一般社員のx座標と一般社員のy座標に従って所定の表示用データに配置し、これをディスプレイなど出力装置106における表示領域に出力させる。なお、上述のオブジェクトのラベルには、タスクIDの代わりに、タスク名称を設定するとしてもよい(タスク名称は、タスクIDでタスク情報テーブル127を検索して取得)。
次にフロー可視化部112は、レーン情報テーブル132における最大タスク数欄の値を用いて、レーン情報(図16のフロー可視化イメージ1000に示した業務フロー(オブジェクト1050と矢印1060)以外の情報)を可視化する。この場合、各レーンの最大タスク数から、その合計値=可視化するフローの縦方向に配置するタスク数の最大値(可視化する全体フローの段数)、ならびに、各レーンの区切り線(横線)を引く位置(上から何段目と何段目のタスクの間に引けばよいか)、が特定できる。フロー可視化部112は、この情報を用いて、上述のフロー可視化イメージ1000における各レーン1001〜1008の区切り線1010を描画する。また、フロー可視化部112は、各レーン1001〜1008のラベル(社員種別1020と利用率1030)に、レーン情報テーブル132に登録されている情報を設定し表示させる。
次にフロー可視化部112は、矢印情報テーブル134に登録されている、「接続元」のタスクIDとレーンID、および、「接続先」のタスクIDとレーンID、の各値に従って、上述のオブジェクト1050間を矢印1060で接続する描画処理を行う。この場合、フロー可視化部112は、矢印情報テーブル134における各レコードが示す出現回数の値を合算し、当該合算値で各出現回数を除算することで、オブジェクト1050間を結ぶ矢印1060の出現確率を算定する。またフロー可視化部112は、ここで算定した出現確率の値を、太さ規定テーブル135に照合して、当該矢印1060の太さを特定する。
なお、フロー可視化イメージ1000における各オブジェクト1050や矢印1060に関して、その属性等に応じた適宜な差異の強調表示処理を施すとしてもよい。例えば、フロー可視化部112は、実行系タスクと照会系タスクとで、オブジェクト1050の表示色を相違させる(タスク情報テーブルのタスク種別から実行系/照会系を取得)といった処理を行ってもよい。また、オブジェクト1050の外枠の線の太さを、該当タスクの利用率の大小で相違させるとしてもよい。また、矢印1060の太さを、矢印情報テーブル134における出現回数の値の大小に応じて相違させるとしてもよい。また、優良社員または一般社員のどちらか一方しか利用していないタスク(タスク配置情報テーブル133の利用率=0%のタスク)に応じたオブジェクトの表示色を特定色とするとしてもよい。
上述のステップs330に続いてフロー可視化部112は、各タスクの実施状況情報をフロー可視化イメージ1000にプロット(システム名、案件数、実施件数、平均所要時間)し(s340)、当該フローを終了する。このステップs330におけるフロー可視化部112は、上述のフロー可視化イメージ1000にて可視化した優良社員のオブジェクト1050と一般社員のオブジェクト1050に対して、タスク実施状況集計テーブル131の該当タスクのレコードが示す、案件数、実施件数、および平均処理時間の各値と、タスク情報テーブル127の該当タスクIDに対応したレコードが示すシステム名称の値を、吹出し等の適宜なインターフェイスを用いて、フロー可視化イメージ1000内にてプロットし、出力装置106で表示させる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、有意な業務区分ごとに定量的な行動分析が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の行動特性分析システムにおいて、前記記憶装置は、前記ユーザ種類として各ユーザにおける業務成績の優劣を規定した第1テーブルを更に保持しており、前記演算装置は、前記一連のログを特定する処理に際し、前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、前記第1テーブルで規定するユーザの業務成績の優劣別に各々特定するものである、としてもよい。
これによれば、業務成績の良い者、一般的な者、という大まかな2区分のみならず、業務成績が良い者と一般的な者それぞれの区分で多段階に業務フローの表示データを生成・表示することも出来る。ひいては、より詳細で精度に優れたな行動特性分析が可能となる。
また、本実施形態の行動特性分析システムにおいて、前記記憶装置は、業務システムにおける各タスクが実行系と照会系のいずれであるか規定する第2テーブルを更に保持しており、前記演算装置は、前記一連のログを特定する処理に際し、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下のログのうち、最後に実行した実行系タスクを前記最終タスクとするものである、としてもよい。
これによれば、行動特性分析対象とするタスクを、業務システムにおいて既にDB等で保持しているデータを問い合わせに応じて返すのみの、いわゆる照会系のタスクと、ユーザからの指示等に応じて適宜な処理を業務システム側で実行してデータを生成する、いわゆる実行系のタスクとで予め区別し、これに基づいた一連のログの特定を効率的に行うことが可能である。
また、本実施形態の行動特性分析システムにおいて、前記演算装置は、前記表示データの生成に際し、当該ユーザ種類内での前記利用率の高さに応じて、当該タスクのオブジェクトの配置位置を決定するものであるとしてもよい。
これによれば、同じ種類(例:業務成績優秀な社員)のユーザによる同じ業務目的(最終タスク)に関する業務フローであっても、タスクの有無や利用率が異なる状況がある点を、視覚的に明示することが可能となる。
また本実施形態の行動特性分析方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、前記ユーザ種類として各ユーザにおける業務成績の優劣を規定した第1テーブルを更に保持し、前記一連のログを特定する処理に際し、前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、前記第1テーブルで規定するユーザの業務成績の優劣別に各々特定する、としてもよい。
また本実施形態の行動特性分析方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、業務システムにおける各タスクが実行系と照会系のいずれであるか規定する第2テーブルを更に保持し、前記一連のログを特定する処理に際し、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下のログのうち、最後に実行した実行系タスクを前記最終タスクとする、としてもよい。
また本実施形態の行動特性分析方法において、前記情報処理システムが、前記表示データの生成に際し、当該ユーザ種類内での前記利用率の高さに応じて、当該タスクのオブジェクトの配置位置を決定するとしてもよい。
100 行動特性分析システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 入力装置
106 出力装置
110 ログ整形部
111 操作パターン抽出部
112 フロー可視化部
125 ログテーブル
126 ユーザ情報テーブル(第1テーブル)
127 タスク情報テーブル(第2テーブル)
128 分析データテーブル
129 案件情報テーブル
130 操作パターン集計テーブル
131 タスク実施状況集計テーブル
132 レーン情報テーブル
133 タスク配置情報テーブル
134 矢印情報テーブル
135 太さ規定テーブル
1000 フロー可視化イメージ
1050 オブジェクト
1060 矢印

Claims (8)

  1. 業務システムの各ユーザによる各タスクに関するログを保持する記憶装置と、
    前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、所定種類のユーザに関して各々特定する処理と、
    前記特定した一連のログを、最終タスクおよびユーザ種類が同一であるものごとにグルーピングし、各グループ内での各タスクの利用率を算定する処理と、
    最終タスクが共通しユーザ種類は異なる各グループについて、当該グループにおける前記一連のログに対応した各タスクの所定オブジェクトを、前記利用率に基づく所定規則で配置した業務フローの表示データを生成し、前記生成した各表示データをユーザ種類と対応付けて表示する処理を実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とする行動特性分析システム。
  2. 前記記憶装置は、前記ユーザ種類として各ユーザにおける業務成績の優劣を規定した第1テーブルを更に保持しており、
    前記演算装置は、前記一連のログを特定する処理に際し、前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、前記第1テーブルで規定するユーザの業務成績の優劣別に各々特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の行動特性分析システム。
  3. 前記記憶装置は、業務システムにおける各タスクが実行系と照会系のいずれであるか規定する第2テーブルを更に保持しており、
    前記演算装置は、前記一連のログを特定する処理に際し、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下のログのうち、最後に実行した実行系タスクを前記最終タスクとするものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の行動特性分析システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記表示データの生成に際し、当該ユーザ種類内での前記利用率の高さに応じて、当該タスクのオブジェクトの配置位置を決定するものであることを特徴とする請求項1に記載の行動特性分析システム。
  5. 業務システムの各ユーザによる各タスクに関するログを保持する記憶装置を備えた情報処理システムが、
    前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、所定種類のユーザに関して各々特定する処理と、
    前記特定した一連のログを、最終タスクおよびユーザ種類が同一であるものごとにグルーピングし、各グループ内での各タスクの利用率を算定する処理と、
    最終タスクが共通しユーザ種類は異なる各グループについて、当該グループにおける前記一連のログに対応した各タスクの所定オブジェクトを、前記利用率に基づく所定規則で配置した業務フローの表示データを生成し、前記生成した各表示データをユーザ種類と対応付けて表示する処理と、
    を実行することを特徴とする行動特性分析方法。
  6. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、前記ユーザ種類として各ユーザにおける業務成績の優劣を規定した第1テーブルを更に保持し、
    前記一連のログを特定する処理に際し、前記ログのうち、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下であり、所定タスクを最終タスクとした一連のログを、前記第1テーブルで規定するユーザの業務成績の優劣別に各々特定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の行動特性分析方法。
  7. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、業務システムにおける各タスクが実行系と照会系のいずれであるか規定する第2テーブルを更に保持し、
    前記一連のログを特定する処理に際し、各ログ間の実施時刻差が所定時間以下のログのうち、最後に実行した実行系タスクを前記最終タスクとする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の行動特性分析方法。
  8. 前記情報処理システムが、
    前記表示データの生成に際し、当該ユーザ種類内での前記利用率の高さに応じて、当該タスクのオブジェクトの配置位置を決定することを特徴とする請求項5に記載の行動特性分析方法。
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