JP2017036913A - 給湯システムおよびコージェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】排熱源の排熱を給湯に利用し、温水を加熱する補助熱源を備える給湯制御にあって、設定温度での安定給湯を実現する。
【解決手段】排熱源(燃料電池26)の排熱で加熱される温水を給湯に利用する給湯システムであって、補助熱源(バーナ140)で加熱した熱媒の熱を前記温水に熱交換する熱交換部(熱交換器16−1)と、前記温水の温度が設定温度以上であれば、前記温水を選択して給湯し、前記温水の温度が前記設定温度未満であれば、前記熱交換部で熱交換した前記温水を選択して給湯しまたは該温水に前記熱交換部を通過しない前記温水を混合して給湯する温水切替え部(混合弁12−2)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はたとえば、排熱源からの熱を貯湯によって蓄熱し、給湯加熱などに用いる給湯技術に関する。
エンジン発電機や燃料電池の発電時の排熱エネルギ、太陽熱エネルギを熱交換して貯湯タンクに貯湯し、貯湯タンクから給湯する給湯システムが普及している。
このような給湯システムでは、貯湯タンクの湯温が給湯温度未満であれば、補助熱源により補助加熱を行って設定温度での給湯を実現することが知られている(たとえば、特許文献1)。補助熱源に燃焼加熱を使用する場合、補助熱源に供給する水量により補助熱源の下限能力を保証する制御が知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2003−148804号公報 特開2007−311036号公報
ところで、補助熱源が休止中から動作を開始すると、急激な熱エネルギが供給されることになる。この場合、補助熱源の動作状態について、その下限能力を保証するため、冷水を供給する制御では、温水に対する冷水のミキシング量が増大する。つまり、冷水のミキシング量が増大することは貯湯タンクからの給湯量が抑えられる。このため、貯湯タンク内の湯の利用量が低下する状態に陥いるという課題がある。また、このような給湯制御では、下限能力の保証のために繊細な温度制御となるため、給湯温度がアンダーシュートやオーバーシュートといった急激に変化するという課題がある。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、排熱源の排熱を給湯に利用し、温水を加熱する補助熱源を備える給湯制御にあって、設定温度での安定給湯を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の給湯システムの一側面によれば、排熱源の排熱で加熱される温水を給湯に利用する給湯システムであって、補助熱源で加熱した熱媒の熱を前記温水に熱交換する熱交換部と、前記温水の温度が設定温度以上であれば、前記温水を選択して給湯し、前記温水の温度が前記設定温度未満であれば、前記熱交換部で熱交換した前記温水を選択して給湯しまたは該温水に前記熱交換部を通過しない前記温水を混合して給湯する温水切替え部とを備える。
上記給湯システムにおいて、前記熱交換部に入る前記温水の温度を検出する温度センサと、前記温水切替え部を制御する制御部とを備え、前記制御部が前記温度センサの検出温度により前記温水切替え部を制御してもよい。
上記給湯システムにおいて、さらに、前記排熱源の排熱で加熱される温水が前記設定温度以上であれば、前記温水に給水を混合し、前記排熱源の排熱で加熱される温水が前記設定温度未満であれば、該温水を前記熱交換部に供給する混合手段とを備えてもよい。
上記給湯システムにおいて、さらに、前記熱交換部とともに循環ポンプを含む熱媒循環路とを備え、前記給水を契機に前記補助熱源または前記循環ポンプのいずれか一方または双方を動作させ、前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させてもよい。
上記給湯システムにおいて、さらに、前記給水の温度を検出する温度センサと、前記混合手段を制御する制御部とを備え、前記制御部が前記温度センサの検出温度に応じて前記混合手段を制御してもよい。
上記給湯システムにおいて、前記補助熱源は、発熱量が下限値から上限値に制御可能であって、出湯中、所定温度より低下した時点の先行加熱時の発熱量を前記下限値に設定してもよい。
上記目的を達成するため、本発明のコージェネレーションシステムの一側面によれば、少なくともエンジン、燃料電池、太陽熱熱交換器のいずれかを排熱源に備えるコージェネレーションシステムであって、上記給湯システムを備える。
本開示の給湯システムまたはコージェネレーションシステムによれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 温水が設定温度以上であれば、温水および必要な給水を用いて設定温度に出湯温を制御でき、温水が設定温度未満であれば、補助熱源による補助加熱を用いて設定温度に出湯を制御するので、出湯温のアンダーシュートなどの急変を防止でき、設定温度に制御された安定給湯を実現できる。
(2) 排熱で加熱された温水を全面的に使用でき、温水が設定温度未満に低下していても、温水側の蓄熱量を全面的に利用できる。
(3) 出湯時、排熱で加熱された温水を先行使用し、温水の滞留時間を短縮して水質低下を防止できる。
第1の実施の形態に係る給湯システムの一例を示す図である。 給湯制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 給湯システムの制御動作を説明するための図である。 給湯システムの制御動作を説明するための図である。 給湯システムの制御動作を説明するための図である。 給湯システムの制御動作を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る給湯システムの一例であるコージェネレーションシステムを示す図である。 貯湯タンクの貯湯温度の検出および温水供給を説明するための図である。 制御部の一例を示す図である。 制御動作の処理手順を示すフローチャートである。 給湯制御の処理手順を示すフローチャートである。 コージェネレーションシステムに用いられる給湯装置の一例を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る給湯システムを示している。この給湯システム2は本発明の給湯システムの一例であり、図1に記載これた構成に本発明が限定されるものではない。
この給湯システム2には蓄熱手段として貯湯タンク4が備えられている。この貯湯タンク4には温水HWが貯められ、上層を高温層、下層を低温層とする階層状態で貯湯する。つまり、貯湯タンク4にはたとえば、出湯水の設定温度Tより高い温水から設定温度Tより低い温水まで貯湯される。そこで、本願では貯湯タンク4に貯湯されている水を温度に関係なく温水HWとして扱っている。
この貯湯タンク4の温水HWは、その下層側から貯湯循環路5−1に引き出され、エンジン発電機や燃料電池の発電時の排熱エネルギ、太陽熱エネルギと熱交換され、高温化される。高温化された温水HWは貯湯循環路5−1により貯湯タンク4の上層側に戻される。したがって、貯湯タンク4には、上層を高温層、下層を低温層とする階層状態の貯湯温度分布で貯湯される。
貯湯タンク4の上層側には第1の温度センサ6−1が設置されている。この温度センサ6−1の検出温度をT1とし、この検出温度T1が制御部8に提供される。温度センサ6−1にはたとえば、サミスタ温度計を用いればよい。以下、他の温度センサにおいても同じである。
給湯時、給水路5−2により給水Wが貯湯タンク4の下層側に供給される。この給水Wで押し上げられるように、貯湯タンク4の上層側から温水HWが出湯路5−3に流れる。この給湯システム2には制御部8で制御される第1および第2の温度調整部10−1、10−2が備えられている。混合弁12−1の出側には出湯温を検出する第2の温度センサの一例である温度センサ6−2が備えられ、この温度センサ6−2の検出温度をT2とする。この検出温度T2が、温度調整部10−1、10−2の切替えに用いられる。つまり、T2≧Tでは温度調整部10−1による温度調整、T2<Tでは温度調整部10−2による温度調整により、設定温度Tの出湯が行われる。温度調整部10−2には熱媒HCの熱によって温水HWを加熱する補助熱源14が備えられる。この補助熱源14は、発熱量が下限値から上限値に制御可能であり、出湯中、温度センサ6−1の検出温度T1が設定温度Tより低下した時点の先行加熱時の発熱量をたとえば、燃焼などの動作が維持される程度の下限値に設定すればよい。この発熱量は一例であり、この条件に本発明が限定されるものではない。
(T2≧Tの場合)
設定温度Tの出湯に貯湯タンク4の蓄熱量が十分な場合である。
T2≧Tであれば、検出温度T2に応じて温水HW側および給水W側の開度比率が制御部8によって制御される。貯湯タンク4から温水HWが出湯路5−3に流れると、バイパス路5−4からの給水Wが温水HWに混合され、設定温度Tの混合水MW1(=HW+W)が生成される。この混合水MW1は、停止中の温度調整部10−2を通過し、混合水MW1が出湯水となる。この場合、温度センサ6−2と同様に第2の温度センサである温度センサ6−3の検出温度T3は、混合水MW1の検出温度T2となる。つまり、T3=T2となる。
この場合、温度調整部10−1の制御のみで設定温度Tでの出湯が可能であるから、補助熱源14は停止状態とし、混合弁12−2は制御しない。混合弁12−2は温水HW側が全開状態とすればよい。混合弁12−2は温水切替え部の一例である。
(T2<Tの場合)
設定温度Tの出湯には貯湯タンク4の蓄熱量が不足している場合である。この場合、補助熱源14を用いた間接加熱で不足熱量を補完する。補助熱源14における熱源にはたとえば、燃焼ガスを燃焼して燃焼熱を生じるバーナ140を用いればよい。
給湯時、貯湯タンク4からの温水HWを全面的に使用し、バイパス路5−4の給水Wの混合を行わない。つまり、混合弁12−1は、温水HW側を全開状態とする。この場合、温度センサ6−2の検出温度T2は温水HWの温度を表す。
貯湯タンク4の温水HWが出湯路5−3より温度調整部10−2に導かれると、温度調整部10−2では、給湯時、先行的に補助熱源14を動作させ、つまり、バーナ140を燃焼させ、この燃焼熱を熱媒循環路5−6に循環する熱媒HCに熱交換する。熱媒循環路5−6には、熱交換器16−1、16−2および循環ポンプ18ー1が備えられている。熱交換器16−1は第1の熱交換部、熱交換器16−2は第2の熱交換部の一例である。バーナ燃焼に連動して循環ポンプ18−1が動作し、熱媒HCが熱交換器16−1、16−2に循環する。バーナ140の燃焼熱が熱交換器16−1により熱媒HCに熱交換され、熱媒HCの熱が熱交換器16−2により温水HWに熱交換される。この熱交換により、加熱された温水HWを加熱温水hHWとする。
出湯路5−3にある温度センサ6−3が、この場合の出湯温度を検出する。この検出温度T3が制御部8に提供され、混合弁12−2の加熱温水hHW側と、加熱前の温水HW側の開度比率が制御される。これにより、加熱温水hHW側と加熱前の温水HWとの混合水MW2が得られ、設定温度Tに調整された混合水MW2(=hHW+HW)が出湯水となる。
給湯中、T1≧TからT1<Tに遷移すれば、その時点で先行的に補助熱源14および循環ポンプ18−1を動作させる。この場合、バーナ140の燃焼熱で加熱された熱媒HCの熱が温水HWに熱交換される。
図2は、給湯制御の処理手順の一例を示している。
この処理手順では、動作開始により給湯であるか否かを判断し(S11)、給湯使用であれば(S11のYES)、温度センサ6−1の検出温度T1が設定温度T未満であるか(T1<T)を判定する(S12)。
T1<Tでなければ(S12のNO)、つまり、T1≧Tであれば、補助熱源14を停止する(S13)。これに対し、T1<Tであれば(S12のYES)、補助熱源14を稼働させる(S14)。いずれの場合も、温度センサ6−2の検出温度T2に基づく温度調整部10−1による温度制御を行い(S15)、温水HWと給水Wとの混合水MW1の出湯温を設定温度Tに制御する。
T2<Tであるかを判断する(S16)。T2<Tであれば(S16のYES)、温度センサ6−3の検出温度T3に基づく温度調整部10−2による温度制御を行い(S17)、加熱温水hHWと加熱前の温水HWとの混合により設定温度Tに調整された混合水MW2(=hHW+HW)での出湯が行われる。
T2<Tでなければ(S16のNO)、温度調整部10−2の制御により混合弁12−2のバイパス路5−5側を全開にし、バイパス路5−5側のみに混合水MW1を通過させる(S18)。
また、S11において、給湯使用でなければ(S11のNO)、補助熱源の停止とする(S19)。
図3、図4および図5は、給湯システム2の動作パターンを示している。
T2≧Tの場合、設定温度Tの出湯に貯湯タンク4の蓄熱量が十分であるから、図3に示すように、温水HWに給水Wを混合し、この混合水MW1をバイパス路5−5から混合弁12−2を通して出湯する。
T2≧Tで出湯を開始し、その出湯中にT1<Tに遷移した場合には、図4に示すように、混合水MW1の出湯中にバーナ140の燃焼を開始し、熱媒HCを熱媒循環路5−6に循環させる。
T2<Tの場合、設定温度Tの出湯には、貯湯タンク4の蓄熱量が不十分であるから、補助熱源14で加熱された熱媒HCの熱で温水HWの補助加熱を行う。図5に示すように、混合水MW1の出湯中(図4)にT1<Tに遷移した場合、T2<Tに遷移すると、混合弁12−1のバイパス路5−4を閉状態とし、温水HW側を開状態とする。これにより、貯湯タンク4から温水HWのみが混合弁12−1を通過する。このとき、温度センサ6−2の検出温度T2は温水HWの温度を検出する。
温水HWに熱媒HCの熱が熱交換され、熱交換器16−2から加熱温水hHWが得られる。混合弁12−2ではバイパス路5−5を通過する温水HWと、熱交換器16−2からの加熱温水hHWとを混合し、混合水MW2が得られる。この混合水MW2の出湯温度が温度センサ6−3で検出され、混合弁12−2のバイパス路5−5側の開度と加熱温水hW側の開度の開度比率が制御され、設定温度Tに制御された混合水MW2の出湯が得られる。
図6は、給湯制御の動作タイミングの一例を示している。
図6のAは、貯湯タンク4の温水温度が出湯により低下する場合を示している。図6のAにおいて、Tは出湯の設定温度、T1は温度センサ6−1の検出温度(=貯湯温度)の推移の一例、T2は温度センサ6−2の検出温度(=出湯温度)、T3は温度センサ6−3検出温度、Txは混合弁12−1に入る温水HWの温度の推移の一例を示している。このように、貯湯温度(T1)が変化しても、出湯温度(T2)が設定温度Tに制御されることを示している。温度Txが検出温度T1より高くなっているのは、貯湯タンク4の上層側から高い温度の温水HWが混合弁12−1に流れることによる。この温度は第2の実施の形態の温度センサ6−8(図7)で検出される。
T1≧TからT1<Tに遷移した時点t1で、バーナ140の燃焼を開始する。つまり、温度センサ6−2の検出温度T2が低下する前に、補助熱源14を先行的に動作させる。これにより、図6のBに示すように、熱媒温度Thcがバーナ140の燃焼開始時点t1から補助熱源14の保有熱量により上昇し、一定温度に維持される。
検出温度T2が設定温度Tより低下した時点t2で図6のCに示すように、温度調整部10−1の制御域C1から温度調整部10−2の制御域C2に切り換えられている。時点t1から時点t2の間には、時間Δtが存在する。つまり、バーナ140の燃焼が時点t2より時間Δtだけ先行し、温度調整部10−2の制御域C2に切り換える前にバーナ140の燃焼を開始し、熱媒温度Thcが一定温度に維持される。
図6のDは、混合水MW2での出湯中に、貯湯タンク4の貯湯温度が上昇する場合を示している。図6のDにおいて、Tは出湯の設定温度、T1は温度センサ6−1の検出温度(=貯湯温度)、T2は温度センサ6−2の検出温度(=出湯温度)、T3は温度センサ6−3検出温度、Txは混合弁12−1に入る温水HWの温度の推移の一例を示している。時点t3は設定温度Tより検出温度T2が上昇する時点であり、時点t4は検出温度T1が設定温度Tを超える時点であり、バーナ140の燃焼停止時点である。
図6のEは、熱媒温度Thcは補助熱源14の保有熱量によって一定温度を維持し、時点t4でバーナ140の燃焼停止により緩やかな下降状態となる。
そして、図6のFに示すように、T2<TからT2≧Tに遷移した時点t3で温度調整部10−2の制御域C2から温度調整部10−1の制御域C1に切り換えられる。これにより温度調整部10−1により、温水HWおよび給水Wの混合または温水HWのみで設定温度Tの出湯が得られる。
<第1の実施の形態の効果>
第1の実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) T2≧Tの場合には貯湯タンク4の温水HWおよび給水Wを用いて設定温度Tでの出湯を行う。補助熱源14を動作させることなく、設定温度Tでの給湯を実現するので、経済的である。
(2) T2<Tの場合には貯湯タンク4の温水HWとともに、補助熱源14で加熱した熱媒HCの熱を温水HWに熱交換するので、この場合にも貯湯タンク4の温水HWの全面的使用が可能となり、貯湯タンク4の温水HWの利用率が高く、温水HWの残留を抑制できる。
(3) 給湯中、T1≧TからT1<Tに遷移した場合、その遷移時点で、先行的に補助熱源14を動作させ、熱媒HCの熱を温水HWに迅速に熱交換することができる。したがって、貯湯タンク4の温水HWによるいわゆる湯切れ状態によるアンダーシュートを抑制でき、安定した設定温度Tの給湯が行える。
〔第2の実施の形態〕
図7は、第2の実施の形態に係るコージェネレーションシステムを示している。図7に示す構成は本発明の一側面を示したものであり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
このコージェネレーションシステム20には一例として燃料電池ユニット22、貯湯・給湯ユニット24が備えられる。燃料電池ユニット22は排熱源の熱を温水HWに熱交換する。貯湯・給湯ユニット24は、既述の給湯システム2の一例であり、貯湯による蓄熱、温水HWによる給湯を行う。
燃料電池ユニット22には燃料電池26および第3の熱交換器16−3が備えられる。燃料電池26は熱源の一例であり、熱源には同様に排気熱を利用可能なガスエンジンの他、排熱源、太陽熱などを用いてもよい。燃料電池26の発電によって生じた排気は排気路5−7を通して熱交換器16−3に導かれる。燃料電池26の動作時、循環ポンプ18−2を駆動し、貯湯タンク4の下層側から取り出された温水HWが熱交換器16−3に循環する。熱交換器16−3により排熱との熱交換で高温化された温水HWが貯湯タンク4の上層側に戻される。
貯湯タンク4には、階層状態にある貯湯温度を検出する複数の温度センサが備えられる。この実施の形態では上層側に温度センサ6−1、下層側に温度センサ6−4、6−5、6−6が上方から下方に向かって所定間隔で設置されている。温度センサ6−1の検出温度T1、温度センサ6−4、6−5、6−6の検出温度T4、T5、T6が制御部8(図9)に提供される。
貯湯タンク4の給水路5−2には、流量センサ7および温度センサ6−7が設置されている。流量センサ7は給水流量を検出し、温度センサ6−7は給水温度を検出する。これら検出流量および検出温度T7は制御部8(図9)に提供される。
出湯路5−3には温度センサ6−8、6−9および温度センサ6−2、6−3が設置されている。温度センサ6−8は、混合弁12−1の入側の温水HWの温度を検出する。温度センサ6−9は、混合弁12−2の入側の加熱温水hHWの温度を検出する。温度センサ6−3は、混合弁12−2の出側の混合水MW2(=HW+hHW)の温度を検出する。これら温度センサ6−2、6−3、6−8、6−9の検出温度T2、T3、T8、T9が制御部8に提供される。
熱媒循環路5−6には、アキュムレータ28、熱交換器16−1、16−2、循環ポンプ18−1および温度センサ6−10、6−11が備えられている。アキュムレータ28はたとえば、膨張タンクであり、熱媒HCを貯留して大気に開放する。温度センサ6−10は、熱交換器16−1の入側の熱媒HCの温度を検出し、この検出温度をT10とする。温度センサ6−11は、熱交換器16−1の出側つまり熱交換器16−2の入側の熱媒HCの温度を検出し、この検出温度をT11とする。
<温度センサ6−1の位置>
図8は図7のVIII部を拡大して示している。温度センサ6−1は、図8に示すように、貯湯タンク4の上層部に設置されている。この温度センサ6−1の設置位置または温度検出位置は、補助熱源14の加熱速度能力より求めればよい。つまり、温度センサ6−1は少なくとも、該温度センサ6−1で検出される温水HWが給湯に使用される前に補助熱源14の立ち上げを完了する時間を確保可能な容積レベル位置の温水HWの温度を検出すればよい。一例として、規制流量24〔リットル/min〕で10〔秒〕で加熱可能である場合は、温水量Wmが4〔リットル〕以上に相当する容積レベル位置に設定され、その位置の貯湯温度を検出する。温度センサ6−1は、貯湯温度センサの一例である。図中、破線は上層側の温水HWと、下層側の低温水LHWの分水嶺の仮想線を示している。
制御部8は、温度センサ6−1の検出温度が設定温度Tより低下した時点で補助熱源14の駆動を開始すればよい。つまり、温度センサ6−1の検出温度T1と設定温度Tとを比較し、T1≧Tで出湯を開始し、T1<Tに遷移した時点t1から、この温度変化が温度センサ6−2に到達する時点t2までの時間Δt(=t1〜t2、図6)が決定される。したがって、温水量Wmに相当する容積レベル位置で温度センサ6−1で貯湯温度の変化を検出し、バーナ140を先行的に燃焼させれば、T1<Tを検出した温水HWが混合弁12−2に到達する前に熱媒HCの加熱および加熱温水hHWの先行加熱が可能となるので、混合水MW1から混合水MW2に切り替えられても、出湯温のアンダーシュートを防止できる。
<制御系統>
図9は、コージェネレーションシステム20の制御系統の一例を示している。この制御系統30はコンピュータによって構成される。この制御系統30には既述の制御部8、燃料電池ユニット制御部32およびリモコン制御部34が含まれる。制御部8は、貯湯・給湯ユニット24の給湯制御を行う。燃料電池ユニット制御部32は、制御部8と連係し、燃料電池ユニット22の発電制御などを行う。リモコン制御部34は、制御部8や燃料電池ユニット制御部32と連係し、図示しないリモコン装置からの入力情報や出力情報を制御する。
制御部8には、プロセッサ36、メモリ部38、システム通信部40、入出力(I/O)部42が備えられる。プロセッサ36は、メモリ部38にあるOS(Operating System)や給湯制御プログラムを実行し、システム通信部40を介して燃料電池ユニット制御部32やリモコン制御部34から提供される制御情報を参照し、給湯制御に必要な情報処理を実行する。
メモリ部38は、OSや制御プログラムの他、給湯制御に必要なデータを格納する。このメモリ部38にはROM(Read-Only Memory)やRAM(Random-Access Memory)が含まれる。このメモリ部38にはデータを格納するハードディスク装置や不揮発性メモリなどの記憶素子が用いられる。RAMは情報処理のワークエリアを構成する。
システム通信部40は、燃料電池ユニット制御部32やリモコン制御部34にあるシステム通信部と有線または無線で通信を行い、制御に必要な情報の送受を行う。
I/O部42には、温度センサ6−1、6−2・・・・6−11や、流量センサ7から検出情報が入力される。このI/O部42から出力される制御情報は、混合弁12−1、12−2、循環ポンプ18−1に提供されるとともに、バーナ燃焼制御部142に提供される。バーナ燃焼制御部142では、既述の先行加熱制御がプロセッサ36によって実行される。
<給湯制御などの処理手順>
図10は、給湯制御を含む制御のメインフローを示している。この処理手順では、起動時、イニシャライズを実行し(S21)、貯湯・給湯ユニット24などの各機能部の初期化を行う。
この初期化の後、熱回収処理(S22)、給湯処理(S23)、その他の管理処理(S24)を実行する。熱回収処理(S22)では、燃料電池ユニット22による熱回収を行い、貯湯タンク4に温水HWを貯湯する。給湯処理(S23)では、貯湯タンク4の温水HWを用いて給湯を行う。その他の管理処理(S24)では、他の装置との連係動作や、凍結予防動作、メンテナンスなどの処理を行う。
図11は、給湯制御の処理手順の一例を示している。この処理手順では、給湯か否かを監視し(S31)、蛇口やシャワー等が開放され、給湯需要が生じたことを流量センサ7の検出流量により判断する。
給湯であれば(S31のYES)、温度センサ6−1の検出温度T1が設定温度T未満(T1<T)であるかを判断する(S32)。貯湯タンク4の上層側の貯湯温度を温度センサ6−1で検出する。この検出温度T1が設定温度T未満かを判断する。設定温度Tはユーザの給湯目標温度であり、ユーザが図示しないリモコン装置のリモコン制御部34に入力し、この設定温度Tが制御部8に通知される。制御部8では、検出温度T1が設定温度T未満かを判断する。検出温度T1は貯湯タンク4内の上層側貯湯温度であり、出湯路5−3に出た温水HWの温度を検出する温度センサ6−8や温度センサ6−2の検出に先駆けて温度センサ6−1で貯湯温度を検出している。これは、温度調整の効果を高めるための先行的検知である。
T1<Tであれば(S32のYES)、貯湯タンク4の温水HWの熱量では設定温度Tでの出湯ができない場合である。この場合、循環ポンプ18−1を駆動し(S33)、熱媒HCの補助加熱のための準備をする。温度センサ6−11の検出温度T11に基づき、熱媒HCの温度が一定温度としてたとえば、80〔℃〕になるように、バーナ140の燃焼量を制御する(S34)。
また、T1<Tでなければ(S32のNO)、動作中の循環ポンプ18−1の駆動を停止し(S35)、バーナ140の燃焼を停止する(S36)。
温度センサ6−2の検出温度T2が設定温度T未満(T2<T)であるかを判断する(S37)。なお、この判断には温度センサ6−2の検出温度T2に代えて温度センサ6−8の検出温度T8を用いてもよい。T2<Tであれば(S37のYES)、混合弁12−1を貯湯タンク4側すなわち、温水HW側を全開状態に制御し(S38)、貯湯タンク4から温水HWを混合弁12−1に流し込む。
温度センサ6−3の検出温度T3に基づき、混合水MW2が設定温度Tになるように、混合弁12−2を制御する(S39)。このとき、混合弁12−2では温水HWに対し、熱媒HCの熱を熱交換した加熱温水hHWが混合され、混合水MW2が生成される。この処理の後、S23(図10)にリターンする。
また、T2<Tでなければ(S37のNO)、温度センサ6−2の検出温度T2に基づき、混合水MW1が設定温度Tになるように、混合弁12−1を制御する(S40)。このとき、混合弁12−1では、設定温度Tを充足するに必要な給水Wを温水HWに混合する。この場合、混合弁12−2には設定温度Tに制御された混合水MW1が供給されるので、バイパス路5−5を全開状態とする(S41)。この処理の後、S23(図10)にリターンする。
そして、S31において、給湯停止中(S31のNO)であれば、循環ポンプ18−1の駆動を停止し(S42)、バーナ140の燃焼を停止し(S43)、混合弁12−2はバイパス路5−5側を全閉状態にし(S44)、S23(図10)にリターンする。なお、S44において、混合弁12−2がバイパス路5−5側に全閉状態にされ、たとえば温度センサ6−9の検出温度T9が設定温度T未満(T9<T)の状態で行う。これにより、給湯時のオーバーシュートを防止するとともに、貯湯タンク4内の蓄熱が十分な状態(T1≧T)が連続した場合、補助熱源14と熱交換を行う回路に温水などが滞留するのを防ぐことができる。
<第2の実施の形態の効果>
第2の実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) 貯湯タンク4に貯湯された温水HWの有効利用を図ることができ、給湯能力を向上させることができる。
(2) ガスエンジンや燃料電池から得られた排熱を貯湯タンク4の温水HWに熱交換して貯湯し、その温水HWを給湯に利用できる。
(3) 補助熱源14にはバーナ140の燃焼熱を利用し、この燃焼熱を熱媒HCに熱交換し、熱媒HCの熱を温水HWの加熱に用いており、温水HWは間接加熱によって昇温される。
(4) 貯湯・給湯ユニット24にある第1の温度調整部10−1では混合弁12−1が備えられ、貯湯タンク4内の温水温度が設定温度T以上であれば、その温水HWと給水Wとを混合し、混合水MW1の出湯温を設定温度Tに調整する。この場合、貯湯・給湯ユニット24が設定温度Tでの出湯可能な場合には混合弁12−2はバイパス路5−5側を全開状態とし、補助熱源14による熱媒HCの加熱は行わない。
(5) 貯湯タンク4の上層側の貯湯温度が設定温度T未満になれば、補助熱源14の駆動を開始する。補助熱源14では、熱媒循環路5−6および熱交換器16−2が備えられ、熱媒HCの熱を出湯路5−3の温水HWに熱交換する。つまり、温水HWが補助熱源14により間接加熱され、加熱温水hHWが得られる。
(6) 給湯中、貯湯温度が設定温度T未満に降下した場合には、補助熱源14を先行的に駆動して熱媒HCを加熱し、貯湯・給湯ユニット24の湯切れに備える。
(7) 貯湯・給湯ユニット24の湯切れにより検出温度T2が設定温度T未満となると、補助熱源14の混合弁12−2により、出湯温を設定温度Tに調整する。
(8) 貯湯・給湯ユニット24の混合弁12−1から得られた混合水MW1の温度が急激に降下しても、補助熱源14側の熱媒HCが先行加熱されているので、混合弁12−2による温水HWと加熱温水hHWとの混合比率の制御により、混合水MW1から混合水MW2にシフトする際の出湯温を安定化できる。
(9) 残湯無しの時、混合弁12−1は温水HW側を全開とし、混合水MW2を出湯する際、温水HWおよび加熱温水hHWは貯湯タンク4から供給される温水HWで賄われ、貯湯タンク4の温水HWが全面的に利用される。このため、貯湯タンク4内の温水残留が回避でき、タンク内水質の低下を防止でき、貯湯タンク4内の温水HWの有効利用を図ることができる。
(10)温度調整部10−2は貯湯・給湯ユニット24と一体、または別体のいずれでもよい。このような温度調整部10−2の形態を貯湯・給湯ユニット24と分離可能とすれば、設置の自由度やメンテナンスの容易化を図ることができる。
(11)出湯しない場合には、温度センサ6−9の検出温度T9が設定温度T未満(T9<T)の条件下、混合弁12−2を熱交換器16−2側に全開とし、つまり、バイパス路5−5側を全閉にするので、出湯開始時、バイパス路5−5側を全開にする場合でも切替えには相応の時間を必要としており、混合弁12−2には熱交換器16−2側の加熱温水hHWが流れ出るので、滞留を防止できる。
(12)給水流量としてたとえば、最大流量24〔リットル/min〕を通水させた場合、温度センサ6−1の温水HWが流れ出るまで10〔秒〕程度の猶予時間があり、温度センサ6−1の検出温度T1が設定温度T未満(T1<T)になっても、このような猶予時間の間に補助熱源14内の熱媒HCを十分に加熱できるので、湯切れしても出湯温は安定する。
図12は、貯湯・給湯ユニット24の第2の温度調整部10−2の実施例を示している。図12において、図1、図7と同一部分には同一符号を付してある。
この給湯装置44は、第2の実施の形態に係る貯湯・給湯ユニット24から貯湯タンク4、流量センサ7および混合弁12−1を除いた構成を備えている。つまり、給湯装置44は貯湯・給湯ユニット24における第2の温度調整部10−2を給湯機能として備え、暖房機能や浴槽水追焚き機能を具備している。
この給湯装置44には出湯路5−3に貯湯タンク4側から温水HWが供給され、混合水MW2を出湯する。この実施の形態では、バーナ140の燃焼熱を熱交換する熱交換器16−11、16−12、16−13が備えられる。熱交換器16−11は、燃焼熱の主として顕熱を熱媒HCに熱交換し、熱交換器16−12は燃焼熱の主として潜熱を熱媒HCに熱交換し、熱交換器16−13は燃焼熱の主として潜熱を出湯路5−3の温水HWに熱交換する。したがって、この実施の形態では、温水HWには、熱交換器16−2により熱媒HCの熱が熱交換されるとともに、熱交換器16−13により燃焼熱の主として潜熱が熱交換される。給湯装置44における第2の温度調整部10−2は第2の実施の形態で説明したので、その詳細は割愛する。
バーナ140にはバーナ燃焼制御部142が備えられ、このバーナ燃焼制御部142の制御にはファンによる給気制御、燃料ガスGの給湯要求に対する比例弁制御、バーナ140の燃焼切替制御が含まれる。
制御部8には通信線50を介してリモコン装置52が接続され、このリモコン装置52には既述のリモコン制御部34が備えられている。
また、貯湯・給湯ユニット24の制御部8とは別に給湯装置44の制御部を設けてもよい。この場合には、通信線50は給湯装置44に接続し、温度センサ6−1の検出温度T1情報の取得や、給湯設定温度Tの通知などを行えばよい。
熱媒HCは、暖房時、熱媒循環路5−6から分岐した暖房回路5−8により、暖房パネル46−1やコンベクタ46−2などの放熱機器に循環させている。
熱媒循環路5−6には浴槽水BWに熱媒HCの熱を熱交換する熱交換器16−3が設置されている。この熱交換器16−3には追焚循環路5−9を介して浴槽48が接続されている。したがって、浴槽水BWの追焚時、循環ポンプ18−3の駆動により、浴槽水BWが追焚循環路5−9により熱交換器16−3に循環し、浴槽水BWに熱媒HCの熱が熱交換される。
この給湯装置44には既述の制御系統30(図8)を用いればよい。この実施の形態では、制御部8で残湯無し判断に基づき、混合弁12−2の制御やバーナ140の制御が行われる。残湯無し判断は、温度センサ6−1の検出温度T1と設定温度Tとの対比で行えばよく、たとえば、T1<Tに移行した時点で、温水HWのみつまり、補助加熱を用いないで設定温度Tでの給湯不能の際に残湯無しとすればよい。
このような給湯装置44によれば、熱媒HCによる温水HWの加熱およびその制御を行う既述の温度調整部10−2の機能を実現できる。
<実施例の効果>
この実施例によれば、次のような効果が得られる。
(1) 斯かる構成によれば、給湯装置44の給湯機能を貯湯・給湯ユニット24の第2の温度調整部10−2に活用することができる。したがって、貯湯・給湯ユニット24を設置する際に既存の給湯装置を利用し、貯湯タンク4を設置すればよい。
(2) 既設の貯湯タンク4があり、給湯装置44が存在すれば、既述のコージェネレーションシステム20の貯湯・給湯ユニット24を構成できる。
(3) このようなシステムを用いれば、既述したように、貯湯タンク4の温水HWを先行的に使用し、貯湯タンク4内の温水HWの利用効率が高められ、しかも、設定温度Tに制御された安定出湯を行うことができる。
(4) 熱媒HCは上記実施例では事前に燃焼動作を行ない、75〔℃〕以上に加熱されるので、熱交換器16−1を通過した温水HWは75〔℃〕以上に加熱され、加熱温水hHWが得られ、極めて衛生的である。
〔他の実施の形態〕
a) 上記実施の形態では、給湯装置44は貯湯タンク4を備えていないが、貯湯タンク4を備える構成としてもよい。
b) 貯湯・給湯ユニット24では温度調整部10−2を内蔵しているが、貯湯・給湯ユニット24から温度調整部10−2を外付け構成としてもよい。
c)第1の実施の形態では熱媒循環路5−6にアキュームレータ28(図3)を省略しているが、熱媒HCを溜め、循環する熱媒HCを外気に開放する膨張タンクを備えてもよい。
以上説明したように、本発明の技術の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明の給湯システム、コージェネレーションシステムでは、燃料電池などの排熱源の排熱を温水加熱に利用することにより、排熱の温水加熱へ効率的な利用とともに、給湯時の出湯温度の安定化を高めることができる。
2 給湯システム
4 貯湯タンク
5−1 貯湯循環路
5−2 給水路
5−3 出湯路
5−4 バイパス路
5−5 バイパス路
5−6 熱媒循環路
5−7 排気路
5−8 追焚循環路
6−1、6−2、6−3、6−4、6−5、6−6、6−7、6−8、6−9、6−10、6−11 温度センサ
7 流量センサ
8 制御部
10−1 第1の温度調整部
10−2 第2の温度調整部
12−1 第1の混合弁
12−2 第2の混合弁
14 補助熱源
16−1、16−2、16−3 熱交換器
18−1、18−2、18−3 循環ポンプ
20 コージェネレーションシステム
22 燃料電池ユニット
24 貯湯・給湯ユニット
26 燃料電池
28 アキュムレータ
30 制御系統
32 燃料電池ユニット制御部
34 リモコン制御部
36 プロセッサ
38 メモリ部
40 システム通信部
42 入出力(I/O)部
44 給湯装置
46−1 暖房パネル
46−2 コンベクタ
48 浴槽
50 通信線
52 リモコン装置
140 バーナ
142 バーナ燃焼制御部

Claims (7)

  1. 排熱源の排熱で加熱される温水を給湯に利用する給湯システムであって、
    補助熱源で加熱した熱媒の熱を前記温水に熱交換する熱交換部と、
    前記温水の温度が設定温度以上であれば、前記温水を選択して給湯し、前記温水の温度が前記設定温度未満であれば、前記熱交換部で熱交換した前記温水を選択して給湯しまたは該温水に前記熱交換部を通過しない前記温水を混合して給湯する温水切替え部と、
    を備えることを特徴とする給湯システム。
  2. 前記熱交換部に入る前記温水の温度を検出する温度センサと、
    前記温水切替え部を制御する制御部と、
    を備え、前記制御部が前記温度センサの検出温度により前記温水切替え部を制御することを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
  3. さらに、前記排熱源の排熱で加熱される温水が前記設定温度以上であれば、前記温水に給水を混合し、前記排熱源の排熱で加熱される温水が前記設定温度未満であれば、該温水を前記熱交換部に供給する混合手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給湯システム。
  4. さらに、前記熱交換部とともに循環ポンプを含む熱媒循環路と、
    を備え、前記給水を契機に前記補助熱源または前記循環ポンプのいずれか一方または双方を動作させ、前記熱媒循環路に前記熱媒を循環させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の給湯システム。
  5. さらに、前記給水の温度を検出する温度センサと、
    前記混合手段を制御する制御部と、
    を備え、前記制御部が前記温度センサの検出温度に応じて前記混合手段を制御することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の給湯システム。
  6. 前記補助熱源は、発熱量が下限値から上限値に制御可能であって、出湯中、所定温度より低下した時点の先行加熱時の発熱量を前記下限値に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の給湯システム。
  7. 少なくともエンジン、燃料電池、太陽熱熱交換器のいずれかを排熱源に備えるコージェネレーションシステムであって、
    請求項1ないし請求項6のいずれかの請求項に記載の給湯システムを備えることを特徴とするコージェネレーションシステム。

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