JP2017036684A - プラズマ点火装置の制御装置およびプラズマ点火装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペース化を図ること。
【解決手段】実施形態に係るプラズマ点火装置の制御装置は、プラグソケットと、発振部と、増幅部とを備える。プラグソケットは、点火プラグを保持し、点火コイルで発生した高電圧を点火プラグへ伝達する。発振部は、高周波を発振する。増幅部は、発振部によって発振された高周波を増幅する。そして、プラグソケットの外部に発振部が配置され、プラグソケットの内部に増幅部が配置される。
【選択図】図2
【解決手段】実施形態に係るプラズマ点火装置の制御装置は、プラグソケットと、発振部と、増幅部とを備える。プラグソケットは、点火プラグを保持し、点火コイルで発生した高電圧を点火プラグへ伝達する。発振部は、高周波を発振する。増幅部は、発振部によって発振された高周波を増幅する。そして、プラグソケットの外部に発振部が配置され、プラグソケットの内部に増幅部が配置される。
【選択図】図2
Description
本発明は、プラズマ点火装置の制御装置およびプラズマ点火装置に関する。
従来、自動車エンジン等の内燃機関において、点火プラグを用いて燃焼室内に発生させた火花放電をプラズマの核とし、これに高周波を供給することによってプラズマ領域を拡大させて混合気に着火するプラズマ点火装置が提案されている。
たとえば、特許文献1には、火花放電を発生させる点火プラグと、マイクロ波を発生させるマイクロ波発振装置と、マイクロ波発振装置で発生させたマイクロ波を燃焼室内に放射するアンテナとを備えるプラズマ点火装置が記載されている。
特許文献1において、マイクロ波発振装置は、マイクロ波の発生部と増幅部とを備えており、これらはマイクロ波を遮蔽する筐体内に一体的に収容される。
しかしながら、特許文献1に記載の技術には、省スペース化を図るという点で更なる改善の余地がある。これは、たとえば自動車のエンジンルームのように設置スペースが限られる場合に、発生部と増幅部とを一体的に備えたマイクロ波発振装置の設置が困難となる可能性があるためである。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、省スペース化を図ることができるプラズマ点火装置の制御装置およびプラズマ点火装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るプラズマ点火装置の制御装置は、プラグソケットと、発振部と、増幅部とを備える。プラグソケットは、点火プラグを保持し、点火コイルで発生した高電圧を点火プラグへ伝達する。発振部は、高周波を発振する。増幅部は、発振部によって発振された高周波を増幅する。そして、プラグソケットの外部に発振部が配置され、プラグソケットの内部に増幅部が配置される。
実施形態の一態様によれば、省スペース化を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るプラズマ点火装置の制御装置およびプラズマ点火装置の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態では、プラズマ点火装置を自動車用エンジンに用いる場合の例について説明するが、プラズマ点火装置は、他の内燃機関にも適用可能である。その他、実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<プラズマ点火装置の構成>
図1は、本実施形態に係るプラズマ点火装置の構成を示す図である。図1に示すように、プラズマ点火装置1は、点火プラグ2と、制御装置3とを備える。
図1は、本実施形態に係るプラズマ点火装置の構成を示す図である。図1に示すように、プラズマ点火装置1は、点火プラグ2と、制御装置3とを備える。
点火プラグ2は、エンジン100の燃焼室内に配置され、先端に設けられた一対の電極(後述する中心電極26および接地電極27)間に火花放電を発生させる。また、点火プラグ2は、燃焼室内に高周波を放射するアンテナとしても利用される。
制御装置3は、点火プラグ2に対する高電圧および高周波の供給を制御する。制御装置3は、エンジン制御部10と、高周波制御部20と、点火コイル30と、プラグソケット40と、発振部50と、増幅部60とを備える。なお、高電圧は火花放電の発生に用いられ、高周波はプラズマの発生に用いられる。
エンジン制御部10は、点火コイル30に対し、自動車の運転状況等に応じたタイミングで点火信号を出力する。点火信号は、火花放電の発生時期を制御するための信号である。点火信号は、高周波制御部20にも入力される。
高周波制御部20は、点火信号が入力された場合に、発振部50に対して高周波の発振を指示する。
点火コイル30は、エンジン制御部10からの入力を受けて高電圧を発生させる。具体的には、点火コイル30は、一次コイルと二次コイルとを備えており、一次コイルに流れる電流を遮断することにより誘導現象によって二次コイルに高電圧を発生させる。
プラグソケット40は、点火プラグ2を保持し、点火コイル30で発生した高電圧を点火プラグ2へ伝達する。
発振部50は、高周波制御部20の指示に従って高周波を発振する。増幅部60は、発振部50によって発振された高周波を増幅する。
点火プラグ2は、プラグソケット40によって伝達される高電圧を用いて燃焼室内に火花放電を発生させる。また、点火プラグ2は、増幅部60によって増幅された高周波を燃焼室内に放射する。これにより、プラズマの核となる火花放電に高周波が供給されてプラズマ領域が拡大し、燃焼室内の混合気に着火する。
ここで、エンジン100が搭載されるエンジンルーム内のスペースには限りがあるため、エンジン100の外部に配置される機器は、極力小型であることが望ましい。
そこで、本実施形態に係るプラズマ点火装置1では、プラグソケット40の外部に発振部50を配置し、プラグソケット40の内部に増幅部60を配置することとした。
かかる構成とすることで、発振部と増幅部とが一体化された高周波発振装置を備える従来のプラズマ点火装置と比べ、エンジン100の外部に配置される機器のサイズを小型化することができる。したがって、本実施形態に係るプラズマ点火装置1によれば、省スペース化を図ることができ、搭載サイズの制約を受けにくくすることができる。
また、発振部の耐熱温度と増幅部の耐熱温度とは通常異なるため、発振部と増幅部とを一体化した場合、発振部および増幅部のうち一方の発熱によって他方の正常な動作が妨げられるおそれがある。具体的には、増幅部の耐熱温度よりも発振部の耐熱温度が低い場合が多いため、増幅部の発熱によって発振部の正常な動作が妨げられるおそれがある。
これに対し、本実施形態に係るプラズマ点火装置1では、発振部50と増幅部60とを離れた場所に配置することとしたため、発振部50および増幅部60のうち一方の発熱による他方への影響を低減することができる。したがって、本実施形態に係るプラズマ点火装置1によれば、発振部50および増幅部60を正常に動作させることができるため、点火プラグ2に対して高周波を安定的に供給することができる。
<制御装置の構成>
以下では、本実施形態に係るプラズマ点火装置1の制御装置3の構成について具体的に説明する。図2および図3は、制御装置3の構成を示す図である。
以下では、本実施形態に係るプラズマ点火装置1の制御装置3の構成について具体的に説明する。図2および図3は、制御装置3の構成を示す図である。
ここで、図2および図3では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定しており、図2には、制御装置3をY軸負方向から見た図を、図3には、制御装置3をX軸正方向から見た図をそれぞれ示している。また、図2および図3では、一部を断面で示している。
図2および図3に示すように、点火プラグ2は、基端側(Z軸正方向側)から順に、中心導体21と、絶縁碍子22と、接触部23と、ナット部24と、ネジ部25と、中心電極26と、接地電極27とを備える。
中心導体21は、点火コイル30(図1参照)からプラグソケット40を介して供給される高電圧を中心電極26へ伝達する。絶縁碍子22は、中心導体21を覆う絶縁部材である。接触部23は、絶縁碍子22よりも大径かつプラグソケット40の後述するソケット本体41よりも小径の円筒状の金属部材であり、ナット部24のプラグソケット40側(Z軸正方向側)の端面に突設して設けられる。接触部23については、図4を用いて後述する。
ナット部24およびネジ部25は、点火プラグ2をエンジン100に取り付ける際に用いられる締結部である。ナット部24は、ソケット本体41よりも大径の金属部材であり、たとえば六角ナットである。中心電極26および接地電極27は、互いに対向して配置される。中心電極26には点火コイル30からの高電圧が印加され、接地電極27はエンジン100に接地される。
プラグソケット40は、ソケット本体41と、内部導体42と、端子43と、高周波減衰部44と、封止部材45とを備える。
ソケット本体41は、両端が開口した筒状の部材であり、点火プラグ2を保持する保持部411を先端部に備え、他端部には発振部50を設置するためのフランジ部412を備える。フランジ部412は、ソケット本体41の軸線Lの直交方向に沿って、ソケット本体41から外側に突出している。なお、ソケット本体41は、点火プラグ2の接地電極27をエンジン100と接地するための外部導体としても機能する。
内部導体42は、ソケット本体41の内部に配設され、点火コイル30で発生した高電圧を端子43を介して点火プラグ2へ伝達する。
内部導体42の中途部は、ソケット本体41の軸線Lからずらして配置される。これにより、プラグソケット40の軸線Lの直交方向に沿った断面の略中央部(軸線Lの近傍)に増幅部60を配置することが可能となる。
端子43は、点火プラグ2の中心導体21との電気的接続部である。高周波減衰部44は、内部導体42の外周に設けられ、点火プラグ2から内部導体42へ流入する高周波を減衰させる。これにより、後述するアンテナ80から点火プラグ2へ入力される高周波が内部導体42を伝って点火コイル30等へ逆流することを防止することができる。封止部65は、たとえば樹脂であり、内部導体42、端子43および高周波減衰部44等をプラグソケット40内に封止し固定する。
発振部50は、基板51と、基板51上に搭載された発振素子52とを備える。発振部50は、プラグソケット40の外部に配置される。具体的には、発振部50は、プラグソケット40のフランジ部412上に設置される。発振部50によって発振された高周波は、伝送路55を介して増幅部60へ出力される。
増幅部60は、基板61と、基板61上に搭載された増幅素子62とを備える。かかる増幅部60は、ソケット本体41の軸線Lの直交方向に沿った断面の略中央部に配置される。これにより、増幅部60からの発熱をプラグソケット40の外部に伝えにくくすることができる。また、増幅部60を設置するためのスペースを十分に確保することができる。伝送路55および増幅部60は、樹脂等の封止部材65によって封止固定される。
なお、増幅部60は、高周波減衰部44への影響を考慮し、高周波減衰部44と重複しない位置、具体的には、高周波減衰部44よりも点火コイル30(図1参照)側(Z軸正方向側)に配置することが好ましい。
このように、本実施形態に係る制御装置3によれば、発振部50および増幅部60のうち、増幅部60がソケット本体10の内部に配置されるため、エンジン100の外部に配置される機器のサイズを小型化することができる。また、増幅部60の発熱による発振部50への影響を低減することができる。
また、制御装置3は、高周波伝送路70と、アンテナ80とをさらに備える。高周波伝送路70は、増幅部60によって増幅された高周波をアンテナ80へ伝送する。アンテナ80は、高周波伝送路70によって伝送される増幅部60からの高周波を点火プラグ2に出力する。
アンテナ80は、ループアンテナであり、プラグソケット40に点火プラグ2が保持された場合に、点火プラグ2が有する絶縁碍子22の外周部に嵌合する位置に設けられる。そして、アンテナ80から出力された高周波は、絶縁碍子22を介して点火プラグ2のナット部24やネジ部25へ供給され、これらをアンテナとして燃焼室内に放射される。
本実施形態に係る制御装置3では、これら増幅部60だけでなく、高周波伝送路70およびアンテナ80もソケット本体41の内部に配置される。このため、さらなる省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態に係る制御装置3では、増幅部60をプラグソケット40の内部に配置することで、増幅部60をプラグソケット40の外部に配置した場合と比べて、増幅部60から点火プラグまでの距離を短くすることができる。すなわち、高周波伝送路70の長さを短くすることができるため、高周波伝送路70での電力損失を低減することができ、その分だけ増幅部60の出力電力を低減することができる。これにより、増幅部60の発熱を抑えることができる。
<ソケット本体の保持部の構成>
次に、ソケット本体41の保持部411の構成について図4を参照して説明する。図4は、ソケット本体41の保持部411およびその周辺構成を示す図である。
次に、ソケット本体41の保持部411の構成について図4を参照して説明する。図4は、ソケット本体41の保持部411およびその周辺構成を示す図である。
図4に示すように、保持部411は、たとえばソケット本体41の先端を内周側に約180度屈曲させた屈曲部であり、ソケット本体41の内径よりも小径の開口部を形成する。点火プラグ2は、この開口部からソケット本体41の内部に挿入され、ナット部24のソケット本体41側の端面が保持部411の先端面(第1の接触面413)に突き当たり、接触部23の外周面が保持部411の内周面(第2の接触面414)に接触した状態で、ソケット本体41に保持される。
このように、本実施形態に係るプラズマ点火装置1では、点火プラグ2に接触部23を設け、ソケット本体41に、ナット部24のプラグソケット40側の端面に接触する第1の接触面413と、接触部23の外周面に接触する第2の接触面414とを有する保持部411を設けることとした。
これにより、ソケット本体41と点火プラグ2とが広い面積で接触することとなるため、外部導体であるソケット本体41と点火プラグ2の接地電極27との電気的接続を安定化させることができる。また、ソケット本体41と点火プラグ2との間に隙間が生じ難くなるため、アンテナ80から出力される高周波の漏れ等を防止してプラズマを適切に発生させることができる。
上述してきたように、本実施形態に係るプラズマ点火装置1の制御装置3は、プラグソケット40と、発振部50と、増幅部60とを備える。プラグソケット40は、点火プラグ2を保持し、点火コイル30で発生した高電圧を点火プラグ2へ伝達する。発振部50は、高周波を発振する。増幅部60は、発振部50によって発振された高周波を増幅する。そして、プラグソケット40の外部に発振部50が配置され、プラグソケット40の内部に増幅部60が配置される。
したがって、本実施形態に係る制御装置3によれば、エンジン100の外部に配置される機器のサイズが小型化されるため、省スペース化を図ることができる。また、本実施形態に係る制御装置3によれば、発振部50と増幅部60とが離れた場所に配置されるため、増幅部60の発熱による発振部50への影響を低減することができる。
<第1の変形例>
ところで、上述してきた実施形態では、増幅部60が、ソケット本体41の軸線Lの直交方向に沿った断面の略中央部に配置される場合の例について説明したが、増幅部60の配置は上記の例に限定されない。そこで、以下では、増幅部60の配置の変形例について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
ところで、上述してきた実施形態では、増幅部60が、ソケット本体41の軸線Lの直交方向に沿った断面の略中央部に配置される場合の例について説明したが、増幅部60の配置は上記の例に限定されない。そこで、以下では、増幅部60の配置の変形例について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図5は、第1の変形例に係る制御装置3Aの模式的断面図である。図5に示すように、増幅部60Aは、ソケット本体41の内部のうち軸線Lの直交方向に沿った断面の中央部よりも外周部に近い位置に設けられてもよい。かかる配置とした場合、プラグソケット40Aの内部導体42Aをソケット本体41の軸線Lに沿って配置することができるため、プラグソケット40Aの組み立てを容易化することができる。
<第2の変形例>
次に、ソケット本体41が備える保持部411の変形例について図6を参照して説明する。図6は、第2の変形例に係るソケット本体41Bの保持部411Bの構成を示す図である。
次に、ソケット本体41が備える保持部411の変形例について図6を参照して説明する。図6は、第2の変形例に係るソケット本体41Bの保持部411Bの構成を示す図である。
図6に示すように、第2の変形例に係る点火プラグ2Bは、接触部23Bを備える。また、第2の変形例に係るプラグソケット40Bは、ソケット本体41Bを備える。接触部23Bの外周面と、ソケット本体41Bが備える保持部411Bの第2の接触面414Bには、互いに螺合するネジ山およびネジ溝が形成される。
このように、ソケット本体41Bの保持部411Bと、点火プラグ2Bの接触部23Bとが螺合することで、ソケット本体41Bと点火プラグ2Bとの電気的接続をさらに安定化させることができる。また、アンテナ80から出力される高周波の漏れ等をより確実に防止することができる。
以上、本願に係るプラズマ点火装置の制御装置およびプラズマ点火装置の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 プラズマ点火装置
2 点火プラグ
3 制御装置
23 接触部
24 ナット部
30 点火コイル
40 プラグソケット
41 ソケット本体
42 内部導体
44 高周波減衰部
50 発振部
60 増幅部
70 高周波伝送路
80 アンテナ
411 保持部
2 点火プラグ
3 制御装置
23 接触部
24 ナット部
30 点火コイル
40 プラグソケット
41 ソケット本体
42 内部導体
44 高周波減衰部
50 発振部
60 増幅部
70 高周波伝送路
80 アンテナ
411 保持部
Claims (8)
- 点火プラグを保持し、点火コイルで発生した高電圧を前記点火プラグへ伝達するプラグソケットと、
高周波を発振する発振部と、
前記発振部によって発振された高周波を増幅する増幅部と
を備え、
前記プラグソケットの外部に前記発振部が配置され、前記プラグソケットの内部に前記増幅部が配置されること
を特徴とするプラズマ点火装置の制御装置。 - 前記増幅部によって増幅された高周波を伝送する高周波伝送路と、
前記高周波伝送路に接続され、高周波を出力するアンテナと、
を備え、
前記プラグソケットの内部に前記アンテナおよび前記高周波伝送路が配置されること
を特徴とする請求項1に記載のプラズマ点火装置の制御装置。 - 前記アンテナは、
ループアンテナであり、前記プラグソケットに前記点火プラグが保持された場合に、前記点火プラグが有する絶縁碍子の外周部に嵌合する位置に設けられること
を特徴とする請求項2に記載のプラズマ点火装置の制御装置。 - 前記プラグソケットは、
該プラグソケットの内部に配置され、前記点火コイルで発生した高電圧を前記点火プラグへ伝達する内部導体と、
前記内部導体に設けられ、前記点火プラグから前記内部導体へ逆流する高周波を減衰させる高周波減衰部と
を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のプラズマ点火装置の制御装置。 - 前記プラグソケットは、
筒状のソケット本体
を備え、
前記増幅部は、
前記ソケット本体の軸線の直交方向に沿った断面の略中央部に配置されること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のプラズマ点火装置の制御装置。 - 前記ソケット本体は、
前記点火プラグが保持される側とは反対側の端部にフランジ部を有し、
前記発振部は、
前記フランジ部に設けられること
を特徴とする請求項5に記載のプラズマ点火装置の制御装置。 - 高電圧を発生させる点火コイルと、
前記点火コイルで発生した高電圧を用いて火花放電を発生させる点火プラグと、
前記点火プラグを保持し、前記点火コイルで発生した高電圧を前記点火プラグへ伝達するプラグソケットと、
高周波を発振する発振部と、
前記発振部によって発振された高周波を増幅する増幅部と
を備え、
前記プラグソケットの外部に前記発振部が配置され、前記プラグソケットの内部に前記増幅部が配置されること
を特徴とするプラズマ点火装置。 - 前記プラグソケットは、
筒状のソケット本体
を備え、
前記点火コイルは、
前記ソケット本体よりも大径のナット部と、
前記ナット部の端面に突設され、前記ソケット本体よりも小径の接触部と
を備え、
前記ソケット本体は、
前記ナット部の端面に接触する第1の接触面と、前記接触部の外周面に接触する第2の接触面とを有すること
を特徴とする請求項7に記載のプラズマ点火装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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