JP2017036674A - ダイアフラムポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気センサをダイアフラムの面内方向に簡単に取り外すことができ、簡易な構成でダイアフラムポンプを実現することができる。
【解決手段】本発明は、ダイアフラムポンプを提供する。本ダイアフラムポンプは、第1の凹部を有する第1のポンプハウジングと、第2の凹部を有する第2のポンプハウジングと、前記第1のポンプハウジングと前記第2のポンプハウジングとの間に挟持され、前記第1の凹部との間にポンプ室を形成し、前記第2の凹部との間に作動流体室を形成しているダイアフラムと、前記ダイアフラムに装着されている磁気発生部と、前記第1と第2のポンプハウジングの少なくとも一方に装着され、前記磁気発生部が発生させている磁気を検知する磁気センサと、前記磁気センサを前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に移動可能なセンサ装着部とを有するセンサユニットと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、送液ポンプに関し、特にダイアフラムの変形によって送液を行うダイアフラムポンプに関する。
フォトレジスト液等の薬液を供給する薬液供給ポンプとして、ダイアフラムポンプが用いられている(特許文献1等)。ダイアフラムポンプは、ポンプ室と、ダイアフラムを駆動する作動流体室(特許文献1では作動室あるいは加圧室と呼ばれている。)とを区画する可撓性膜であるダイアフラムを使用するポンプである。ポンプ室は、薬液を吸入又は吐出するための空間である。作動流体室は、空気や不活性ガスである作動流体によって満たされる空間である。ダイアフラムポンプは、作動流体を使用してダイアフラムを駆動し、ポンプ室から薬液を吸入又は吐出する。
ダイアフラムポンプは、吸入行程と吐出行程とを有し、以下のようにして駆動される。吸入行程は、作動流体室に負圧発生源を接続して作動流体室を収縮させることによってポンプ室を拡大させて薬液を吸入する。吐出行程は、作動流体室に正圧発生源を接続して作動流体室を拡大させることによってポンプ室を収縮させて薬液を吐出する。吸入行程の完了と吐出行程の完了は、ダイアフラムの中心位置に装着されているロッドの移動をフォトセンサによって検知することによって行われる。この検知に基づいて、ダイアフラムポンプは、負圧発生源と正圧発生源の作動流体室への接続を切り替えることができる。
ダイアフラムポンプには、以下の2つの利点がある。第1の利点は、ダイアフラムポンプでは、薬液通過部と、ポンプ駆動部(作動流体室)がダイアフラムによって完全に隔離されているので、薬液がポンプ駆動部内の潤滑油等と触れることがない点である。第2の利点は、ダイアフラムの面外方向において薄側とすることができるという点である。
特開平11−324923号公報 特開平04−122403号公報 特開2000−97157号公報 特開2006−46284号公報
しかしながら、上述のダイアフラムポンプでは、ダイアフラムがポンプハウジングの内部に配置されているので、ダイアフラムの状態を検知するためロッドが、ポンプ室を形成するハウジングを貫通して装備されている。これにより、ダイアフラムポンプの外側でフォトセンサによってロッドの移動の検知を可能としている。この結果、ポンプ室は、摺動部を有することとなって外部から完全に隔離することができない。一方、ダイアフラムのストロークだけ移動するロッドを格納するスペースが必要とされるので、ダイアフラムの面外方向において厚みを有する結果となっている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題の少なくとも一部を解決する技術を提供することを目的とする。
本発明は、ダイアフラムポンプを提供する。本ダイアフラムポンプは、第1の凹部を有する第1のポンプハウジングと、第2の凹部を有する第2のポンプハウジングと、前記第1のポンプハウジングと前記第2のポンプハウジングとの間に挟持され、前記第1の凹部との間にポンプ室を形成し、前記第2の凹部との間に作動流体室を形成しているダイアフラムと、前記ダイアフラムに装着されている磁気発生部と、前記第1と第2のポンプハウジングの少なくとも一方に装着され、前記磁気発生部が発生させている磁気を検知する磁気センサと、前記磁気センサを前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に移動可能なセンサ装着部とを有するセンサユニットと、を備える。
上記ダイアフラムポンプにおいて、前記センサユニットは、前記中心軸方向と略垂直な方向に移動させて取り外し可能に構成されてもよい。
上記ダイアフラムポンプにおいて、前記センサユニットを前記第1と第2のポンプハウジングの少なくとも一方に装着するためのセンサユニット装着部を備え、前記センサユニット装着部は、前記センサユニットを前記第1又は第2のポンプハウジングに押しつける付勢部と、前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に前記センサユニットと当接させることによって、前記磁場において予め設定されている位置に前記磁気センサを配置させるための位置決め部とを有し、前記付勢部は、前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に向かって広がる隙間を有し、前記センサユニットは、前記隙間から前記センサユニットを前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に移動させて前記位置決め部に当接させることによって前記センサユニット装着部に装着することができるように構成してもよい。
上記ダイアフラムポンプにおいて、前記センサユニットは、前記作動流体室の内圧から前記ポンプ室の内圧を減じた差圧が予め定められた所定値以下となる範囲となるように構成されていてもよい。
上記ダイアフラムポンプにおいて、前記ダイアフラムポンプは、前記ダイアフラムの径方向が重力の方向と略平行となる向きに設置されるように構成され、前記吸入口は、水平方向において前記ダイアフラムの中心軸からシフトした位置に配置され、重力方向に向かって伸びていてもよい。
上記ダイアフラムポンプにおいて、前記第1の凹部には、前記ポンプ室に連通する吸入口が形成され、前記吸入口は、複数のオリフィスを有していてもよい。
本発明のダイアフラムポンプによれば、ダイアフラムの動きに追従するロッドを必要としないので、ダイアフラムの面外方向に大きなスペースを必要としない。さらに、非接触式の磁気センサを使用するので、調整やメインテナンス等のために磁気センサをダイアフラムの面内方向に簡単に取り出すことができる。さらに、ポンプ室から摺動部を排除することもできるので、簡易な構成でダイアフラムポンプを実現することができる。
本発明の一実施形態に係るダイアフラムポンプ10を上下に2分割して下側を見た断面図である。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10のポンプ室側ハウジング100を示す外観図である。図2(a)は、ポンプ室側ハウジング100を外側から見た外観図である。図2(b)は、ポンプ室側ハウジング100を内側から見たB−B断面図である。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の作動流体室側ハウジング200を示す外観図である。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の駆動システム500を示すブロック図である。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の駆動サイクルを示すフローチャートである。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の吸入完了状態を示す断面図である。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の吐出完了状態を示す断面図である。 一実施形態に係る磁気センサ151と検知位置を示す図である。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の吸入完了状態と吐出完了状態の検知位置を示す概念図である。 一実施形態に係るポンプ室側センサユニット150を示す斜視図である。 一実施形態に係るポンプ室側センサユニット150を別の角度から示す斜視図である。 一実施形態に係るポンプ室側センサユニット150をさらに別の角度から示す斜視図である。 一実施形態に係る作動流体室側センサユニット250を示す斜視図である。 一実施形態に係るダイアフラムポンプ10を2つ並べた状態を示す概念図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して以下の順序で説明する。
A.ダイアフラムポンプの構成:
B.ダイアフラムポンプの制御:
C.ダイアフラム駆動の検知:
D.変形例:
A.ダイアフラムポンプの構成:
図1は、本発明の一実施形態に係るダイアフラムポンプ10を上下に2分割して上側を見た断面図である。図2は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10のポンプ室側ハウジング100を示す外観図である。図2(a)は、ポンプ室側ハウジング100を外側から見た外観図である。図2(b)は、ポンプ室側ハウジング100を内側から見たB−B断面図である。図3は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の作動流体室側ハウジング200を示す外観図である。ダイアフラムポンプ10は、本実施形態では、薬液を吐出するものとしている。
ダイアフラムポンプ10は、ポンプ室側ハウジング100と、作動流体室側ハウジング200と、可撓性を有するダイアフラム300(図1参照)と、ポンプ室側センサユニット150と、作動流体室側センサユニット250とを有している。ダイアフラムポンプ10は、ポンプ室側ハウジング100と作動流体室側ハウジング200とで、可撓性を有するダイアフラム300を挟み、12個の通しボルト(図示せず)をボルト穴10h(図2(a)参照)に通して締結することによって構成されている。ダイアフラムポンプ10は、設置用の一対の脚部191、192を有している。図1では、ダイアフラム300は、平面状の形状を有するように示されているが、現実には、薬液の吸入や吐出ができるように弛んだ不定型の形状を有している(図1参照)。
ポンプ室側ハウジング100は、ポンプ本体110と、補強部材105とを有している。ポンプ本体110は、たとえば耐腐食性の高いフッ素樹脂であるポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene:PTFE)を切削加工することによって形成することができる。補強部材105は、アルミニウム合金製でポンプ本体110を外部から補強している。ダイアフラム300の材質は、フッ素樹脂(PTFE)であり、リング型永久磁石320(磁気発生部とも呼ばれる。)は、ダイアフラム300の略中心位置において作動流体室側に接着剤で固定されている。作動流体室側ハウジング200は、アルミニウム合金製である。これらの材料は、いずれも非磁性体であり、磁場への影響は殆ど無視できる。
ポンプ本体110には、図1に示されるように、ダイアフラム300との間にポンプ室140を形成するためのポンプ室側凹部120(ポンプ室側凹部120は、第1の凹部とも呼ばれる。)が形成されている。ポンプ室140は、前述のようにダイアフラム300をポンプ本体110と作動流体室側ハウジング200との間に挟むことによって、ポンプ室側凹部120とダイアフラム300との間に形成されている。
作動流体室側ハウジング200には、ダイアフラム300との間に作動流体室240を形成するための作動流体室側凹部220(作動流体室側凹部220は、第2の凹部とも呼ばれる。)が形成されている。作動流体室240は、前述のようにダイアフラム300をポンプ本体110と作動流体室側ハウジング200との間に挟むことによって、作動流体室側凹部220とダイアフラム300との間に形成されている。
作動流体室側凹部220には、薬液吸入時にリング型永久磁石320を格納するための円柱形状を有し、リング型永久磁石320の厚みよりも深い磁石格納凹部230が形成されている。リング型永久磁石320は、ポンプ室140に最大量の薬液を吸入するために作動流体室240の内容積を最小化する際に、磁石格納凹部230に格納される。磁石格納凹部230は、ダイアフラムポンプ10の作動時において、リング型永久磁石320の作動流体室側ハウジング200への衝突を防止する役割も果たしている。
図2(a)は、ポンプ室側ハウジング100を外側から見た外観図である。ポンプ室側ハウジング100の外部には、2つの磁気センサ151、152を有するポンプ室側センサユニット150が装備されている。ポンプ室側センサユニット150は、2つの磁気センサ151、152の位置を調整可能に一体化させたものである。ポンプ室側センサユニット150の構成と機能の詳細については後述する。
図2(b)は、ポンプ室側ハウジング100を内側から見たB−B断面図である。ポンプ本体110には、ポンプ室140に薬液を吸入するための薬液吸入口170と、ポンプ室140から薬液を吐出するための薬液吐出口180と、排気を行うためのドレイン孔190とが形成されている。
薬液吐出口180とドレイン孔190は、いずれもポンプ室側凹部120の中心位置(図2(b)のC点)の方向に向けられて鉛直方向(重力の方向)に形成されている。一方、薬液吸入口170は、ポンプ室側凹部120の中心位置から水平方向に左側にシフトした位置において鉛直方向(矢印V)に形成されている。これにより、薬液吸入口170は、反時計回りの方向(矢印R)に薬液が流れるように薬液を吸入することができる。この結果、ダイアフラムポンプ10は、ポンプ室140の内部の一部の領域に薬液を殆ど滞留させることなく、円滑に薬液吐出口180から吐出させることができる。
薬液吸入口170は、その内部に複数の小さな流路を有するオリフィス112を有している。オリフィス112は、薬液吸入口170から薬液を吸入する際に激しい乱流を発生させて、薬液中に溶けている気体を泡として発生させる。この泡は、浮力によってドレイン孔190の近傍に浮き上がって空間を形成し、やがてドレイン孔190から排出される。
ダイアフラムポンプ10は、吸入行程と吐出行程とを有する容積型ポンプである。吸入行程では、作動流体室240から作動流体を排出することによって作動流体室240を収縮させてポンプ室140に薬液を吸入する。吐出行程では、作動流体室240に作動流体を吸気することによって作動流体室240を拡大させてポンプ室140から薬液を吐出する。
図3は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の作動流体室側ハウジング200を示す外観図である。作動流体室側ハウジング200には、作動流体室240に作動流体を吸排気するための吸排気孔270が形成されている。作動流体室側ハウジング200の外部には、2つの磁気センサ251、252を有する作動流体室側センサユニット250が装備されている。作動流体室側センサユニット250は、2つの磁気センサ251、252の位置を調整可能に一体化させたものである。作動流体室側センサユニット250の構成と機能の詳細については後述する。
B.ダイアフラムポンプの制御:
図4は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の駆動システム500を示すブロック図である。駆動システム500は、制御部501と、真空を発生させる真空発生源511と、加圧空気を発生させる加圧空気源512と、切換弁513と、吸入側遮断弁521と、吐出側遮断弁522とを有している。制御部501は、切換弁513と、吸入側遮断弁521と、吐出側遮断弁522とを操作する。なお、ドレイン孔190の開閉制御については説明を省略するが、吸入行程と吐出行程のいずれの行程でも閉じているものとする。
切換弁513は、真空発生源511と加圧空気源512とを、作動流体室240(図1参照)に連通する吸排気孔270に切り替え可能に接続されている。吸入側遮断弁521は、薬液供給源をポンプ室140に連通する薬液吸入口170に開閉可能に接続している。吐出側遮断弁522は、ポンプ室140に連通する薬液吐出口180を薬液供給先に開閉可能に接続している。
図5は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の駆動サイクルを示すフローチャートである。ステップS10では、制御部501は、吐出側遮断弁522を閉じて薬液供給先からの薬液の逆流を防止する。ステップS20では、制御部501は、吸入側遮断弁521を開いて薬液供給源から薬液の供給を可能とする。ステップS30では、制御部501は、切換弁513を切り替えて真空発生源511に接続する。これにより、真空発生源511は、作動流体室240から排気して作動流体室240を収縮させることによって、ポンプ室140を拡大する。これにより、ダイアフラムポンプ10は、薬液供給源から吸入側遮断弁521を介してポンプ室140に薬液を吸入することができる。
ステップS10乃至S30の各工程は、たとえばシーケンス制御によって順に工程が進められる。ステップS30の工程は、制御部501が吸入完了を検知するまで継続される(ステップS40)。すなわち、ステップS30において、薬液供給源からポンプ室140に薬液の吸入が開始されてから吸入完了が検知されるまで薬液の吸入が継続されることになる。
図6は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の吸入完了状態を示す断面図である。本実施形態では、吸入完了状態は、2つの磁気センサ251、252のいずれかでリング型永久磁石320の磁気が検知されることによって検知される。2つの磁気センサ251、252は、リング型永久磁石320を基準として相互に相違する位置に配置されている(図3参照)。これにより、2種類の吸入完了状態(ポンプ室140の内部への吸入量)を設定することができる。2つの磁気センサ251、252の位置と検知内容の関係については後述する。
ステップS50では、制御部501は、吸入側遮断弁521を閉じて薬液供給源への薬液の逆流を防止する。ステップS60では、制御部501は、吐出側遮断弁522を開いて薬液供給先への薬液の供給を可能とする。ステップS70では、制御部501は、切換弁513を切り替えて加圧空気源512に接続する。これにより、加圧空気源512は、作動流体室240に吸気して作動流体室240を拡大することによってポンプ室140を収縮させる。これにより、ダイアフラムポンプ10は、ポンプ室140から吐出側遮断弁522を介して薬液供給先に薬液を吐出することができる。
ステップS50乃至S70の各工程は、たとえばシーケンス制御によって順に工程が進められる。ステップS80の工程は、制御部501が吐出完了を検知するまで継続される(ステップS80)。すなわち、ステップS80において、ポンプ室140から薬液供給先に薬液の供給が開始されてから吐出完了が検知されるまで薬液の吐出が継続されることになる。
図7は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の吐出完了状態を示す断面図である。本実施形態では、吐出完了状態は、2つの磁気センサ151、152のいずれかでリング型永久磁石320の磁気が検知されることによって検知される。2つの磁気センサ151、152は、リング型永久磁石320を基準として相互に相違する位置・方向に配置されている(図3参照)。これにより、2種類の吐出完了状態(ポンプ室140の内部の薬液残量)を設定することができる。
このように、単一のダイアフラムポンプ10は、ステップS10乃至ステップS80の一連の工程を繰り返すことによって、間欠的に薬液を吐出することができる。
C.ダイアフラム駆動の検知:
図8は、一実施形態に係る磁気センサ151と検知位置を示す図である。図8(a)は、磁気センサ151の外観と検知対象の磁気方向を示している。図8(b)は、磁気センサ151の微調整用配置を概念的に示す模式図である。図8(c)は、磁気センサ151の遠距離検知用配置を概念的に示す模式図である。磁気センサ152、251、252は、磁気センサ151と同一の構成を有している。
図8(a)に示されるように、磁気センサ151は、磁気センサ151の長手方向の磁気を検知するセンサである。すなわち、磁気センサ151は、磁気センサ151の長手方向に向かう磁束に対して高い感度を有し、他の方向の磁束に対して低い感度を有する。
微調整用配置では、磁気センサ151は、リング型永久磁石320の中心軸(Y軸)に対して垂直方向(X軸)の磁束を検知する。検知限界位置L1〜L3は、磁気センサ151が検知可能な限界となる磁気センサ151の位置を示している。図8(b)に示されるように、検知限界位置L1〜L3は、リング型永久磁石320の中心軸からX軸方向に離れるほど、リング型永久磁石320からY軸に離れた位置で検知可能となっている。この理由は、X軸方向においてY軸に近づくほど、X軸方向の磁束密度が小さくなるからである。
遠距離検知用配置では、磁気センサ152(図6及び図7参照)は、リング型永久磁石320の中心軸方向(Y軸)の磁束を検知する。検知限界位置V1〜V3は、磁気センサ151が検知可能な限界となる磁気センサ152の位置を示している。図8(c)に示されるように、検知限界位置V1〜V3は、リング型永久磁石320の中心軸からY軸方向に近づくほど、リング型永久磁石320からY軸方向に離れた位置で検知可能となっている。この理由は、X軸方向においてY軸に近づくほど、Y軸方向の磁束密度が大きくなるからである。
図9は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10の吸入完了状態と吐出完了状態の検知位置を示す概念図である。横軸は、ダイアフラムポンプ10におけるリング型永久磁石320の位置(ストローク)を示している。リング型永久磁石320の位置は、説明を分かりやすくするためにダイアフラムポンプ10の吸入行程と吐出行程において時間とほぼ比例の関係にあるものとしている。縦軸は、ダイアフラムポンプ10の吐出圧を示している。図9から分かるように、吐出圧は、ダイアフラムポンプ10は、吸入側と吐出側においてダイアフラム300が底付きする位置において圧力が低下している。
吐出側においては、ダイアフラム300の張力に起因して吐出圧が低下している。ダイアフラムポンプ10では、ポンプ室140と作動流体室240の内部圧力は、原理的には同一となる。しかしながら、吐出側における底付きする位置においては、ダイアフラム300が吐出側に風船のように膨張した状態となっているので、ダイアフラム300の張力によって吐出圧が減殺されることになる。
一方、吸入側においては、ダイアフラム300の膨張状態によっては、ダイアフラム300の張力によって吐出圧が上昇することになる。しかしながら、作動流体室240の内部圧力の上昇の遅れ、特に、ダイアフラム300が作動流体室側凹部220(図1参照)の内部に張り付いたような状態では、作動流体室240の内部圧力がポンプ室140に円滑に伝わらず、吐出圧が低下することになる。このように、吸入側においても吐出圧の変動の要因がある。
このような観点を考慮し、本実施形態に係るダイアフラムポンプ10は、線形性優先モードと吐出量優先モードの2つの作動モードを有している。線形性優先モードは、1サイクルあたりの吐出量が少ないものの吐出圧の変動が小さいという特徴を有する作動モードである。吐出量優先モードは、1サイクルあたりの吐出量が多いものの吐出圧の変動が大きいという特徴を有する作動モードである。これらの作動モードは、ダイアフラムポンプ10の用途に応じてユーザが使い分けることができる。
線形性優先モードは、リング型永久磁石320の中心位置320cが最小吸入位置P2と最小吐出位置P3との間を往復するようにダイアフラム300が駆動される作動モードである。線形性優先モードでは、吸入完了状態は、磁気センサ251によってリング型永久磁石320の中心位置320cが最小吸入位置P2へ到達することによって検知される。制御部501は、線形性優先モードにおける吸入完了状態を確認し、処理をステップS50(図5参照)に進める。一方、吐出完了状態は、磁気センサ152によってリング型永久磁石320の中心位置320cが最小吐出位置P3へ到達することによって検知される。制御部501は、線形性優先モードにおける吐出完了状態を確認し、処理をステップS10(サイクルの最初)に戻す。
吐出量優先モードは、リング型永久磁石320の中心位置320cが最大吸入位置P1と最大吐出位置P4との間を往復するようにダイアフラム300が駆動される作動モードである。吐出量優先モードでは、吸入完了状態は、磁気センサ252によってリング型永久磁石320の中心位置320cが最大吸入位置P1へ到達することによって検知される。制御部501は、吐出量優先モードにおける吸入完了状態を確認し、処理をステップS50に進める。一方、吐出完了状態は、磁気センサ151によってリング型永久磁石320の中心位置320cが最大吐出位置P4へ到達することによって検知される。制御部501は、吐出量優先モードにおける吐出完了状態を確認し、処理をステップS10(サイクルの最初)に戻す。
本実施形態では、吸入側と比較して吐出側において非線形の領域が大きいので、磁気センサ152を遠距離検知用配置(リング型永久磁石320の中心軸方向が磁束の検知方向)とし、他の3個の磁気センサ251、252、151を微調整用配置としている。しかしながら、ダイアフラムポンプ10の構成や用途によって、磁気センサ151、152,251、252の位置や方向といった複数の自由度を設計に役立てることができる。具体的には、たとえば2個の磁気センサ251、252は、作動流体室側ハウジング200の外面上の平面位置(ダイアフラム300の中心軸方向と略垂直な方向)において相互にシフトさせることによって、ダイアフラムポンプ10を薄型としつつ、検知範囲を変更できる(図8(b)参照)。
最小吐出位置P3は、たとえば以下のようにして設定することができる。具体的には、吐出側において、前述のようにダイアフラム300の張力に起因して吐出圧が低下している場合を想定する。この場合には、ダイアフラムポンプ10のポンプ室140と作動流体室240の双方に空気圧をかけて、その差圧(差圧=作動流体室240―ポンプ室140)が予め定められた圧力差となったときに検知されるような位置に磁気センサ152の位置を設定することができる。この差圧は、ダイアフラム300が吐出側に風船のように膨張した状態となることによるダイアフラム300の張力を原因とする吐出圧低下につながるからである。このように、線形性を有する範囲として、作動流体室240からポンプ室140の圧力を減じた差圧に応じてダイアフラム300に張力が発生しているときに、ダイアフラム300の張力が予め定められた所定値以下となる範囲として定義することもできる。
図10は、一実施形態に係るポンプ室側センサユニット150を示す斜視図である。図11は、一実施形態に係るポンプ室側センサユニット150を別の角度から示す斜視図である。図12は、一実施形態に係るポンプ室側センサユニット150をさらに別の角度から示す斜視図である。ポンプ室側センサユニット150は、2つの磁気センサ151、152が装着されるポンプ室側センサプレート60と、ポンプ室側センサプレート60をポンプ室側ハウジング100の補強部材105に固定するためのポンプ室側固定プレート70とを備えている。
ポンプ室側センサプレート60は、プレス板金によって簡易に製造することができ、第1平面部61と、固定部62と、折曲部63と、第1センサベース64aと、第2センサベース64bと、第2平面部65と、一対の固定平面部66,67と、第1センサ挟持部68と、第2センサ挟持部69とを有している。第1平面部61は、平板状の形状を有している。固定部62は、第1平面部61から階段状に折れ曲がっており、ポンプ室側センサプレート60を補強部材105にボルト締めするための部分である。
折曲部63は、第1平面部61から固定部62とは反対側に階段状に折れ曲がっており、その一部が第2センサベース64bを構成している。第2センサベース64bは、第2センサ挟持部69を介して磁気センサ152を装着可能に構成されている。第2平面部65は、折曲部63を介して第1平面部61に接続されている。第2平面部65は、その一部が折り曲げられて第1センサベース64aを構成している。第1センサベース64aは、第1センサ挟持部68を介して磁気センサ151を装着可能に構成されている、なお、ボルトの図示は省略されている。第1センサ挟持部68及び第2センサ挟持部69は、本実施形態では、ガイドレール状の形状を有し、スライド可能に磁気センサ152を挟持している。
これにより、磁気センサ152は、第2センサ挟持部69によって遠距離検知用配置の方向に調整可能(スライド可能)に挟持され、リング型永久磁石320の中心軸方向(Y軸)の磁束を検知することができる。同様に、磁気センサ151は、微調整用配置の方向に調整可能(スライド可能)に第1センサ挟持部68によって挟持され、リング型永久磁石320の中心軸(Y軸)に対して垂直方向(X軸)の磁束を検知することができる。
ポンプ室側固定プレート70は、プレス板金によって簡易に製造することができ、平面部71と、一対の付勢部72,73と、位置決め部77とを有している。ポンプ室側固定プレート70は、平面部71において補強部材105にボルト締めされている。一対の付勢部72,73は、平面部71から折り曲げられた部分として構成されており、一対の固定平面部66,67においてポンプ室側センサプレート60を補強部材105に押しつける方向に付勢している。位置決め部77は、平面部71から折り曲げられた部分として構成されており、ダイアフラム300の中心軸方向と略垂直な方向に向かってポンプ室側センサプレート60が当接することによって、ポンプ室側センサプレート60を位置決めすることができる。
ポンプ室側センサプレート60は、固定部62の図示しない締結ボルトを外すだけで簡単に第1平面部61の平面方向に取り外すことができる。これにより、2つの磁気センサ151、152の位置を補強部材105から取り外した状態で調整することができる。一方、一対の付勢部72,73は、補強部材105との間にダイアフラム300の中心軸方向と略垂直な方向に向かって広がる隙間を形成している。ポンプ室側センサプレート60は、この広がった隙間から装着可能であり、一対の付勢部72,73と補強部材105との間に挟持されることになる。
このように、ポンプ室側センサプレート60は、一対の固定平面部66,67を一対の付勢部72,73と補強部材105との間に挿入され、ダイアフラム300の中心軸方向と略垂直な方向に向かってポンプ室側センサプレート60を位置決め部77に当接させることによって予め設定されている位置に正確に位置決めすることができる。これにより、着脱作業が一方向のみから行うことができることになる。
このように、ポンプ室側センサプレート60及びポンプ室側固定プレート70は、補強部材105から取り外した状態で2つの磁気センサ151、152の位置を予め設定された方向に簡易に調整可能に構成されている。
図13は、一実施形態に係る作動流体室側センサユニット250を示す斜視図である。作動流体室側センサユニット250は、2つの磁気センサ251、252が装着される作動流体室側センサプレート90と、作動流体室側センサプレート90を作動流体室側ハウジング200に固定するための作動流体室側固定プレート80とを備えている。
作動流体室側センサプレート90は、第1平面部91と、折曲部92と、長孔部93と、L字部材94と、センサベース95と、一対の固定平面部96,97と、一対のセンサ挟持部98,99とを有している。第1平面部91、折曲部92、長孔部93及び一対の固定平面部96,97は、プレス板金によって簡易に製造することができる。折曲部92は、第1平面部91から折り曲げられることによって構成され、長孔部93が形成されている。長孔部93には、L字部材94を介してセンサベース95が図示しないボルトによって長孔部93の長軸方向に位置決め可能に締結可能である。センサベース95には、一対のセンサ挟持部98,99が装着されている。センサ挟持部98,99は、本実施形態では、ガイドレール状の形状を有し、スライド可能に磁気センサ251、252を挟持している。
このように、2つの磁気センサ251、252は、一対のセンサ挟持部98,99によって、微調整用配置の方向に調整可能(スライド可能)に挟持され、リング型永久磁石320の中心軸(Y軸)に対して垂直方向(X軸)の磁束を検知することができる。
作動流体室側固定プレート80は、プレス板金によって簡易に製造することができ、平面部81と、一対の付勢部82,83と、位置決め端部87とを有している。作動流体室側固定プレート80は、平面部81において作動流体室側ハウジング200にボルト締めされている。一対の付勢部82,83は、平面部81から折り曲げられた部分として構成されており、一対の固定平面部96,97において作動流体室側センサプレート90を作動流体室側ハウジング200に押しつける方向に付勢している。位置決め端部87は、平面部81の切り欠きとして構成されており、作動流体室側センサプレート90が当接することによって、作動流体室側センサプレート90を位置決めすることができる。
一対の付勢部82,83は、作動流体室側ハウジング200との間にダイアフラム300の中心軸方向と略垂直な方向に向かって広がる隙間を形成している。作動流体室側センサプレート90は、この広がった隙間から装着可能であり、一対の付勢部82,83と作動流体室側ハウジング200との間に挟持されることになる。これにより、着脱作業が一方向のみから行うことができることになる。
このように、作動流体室側センサプレート90及び作動流体室側固定プレート80は、作動流体室側ハウジング200から取り外した状態で2つの磁気センサ251、252の位置を予め設定された方向に簡易に調整可能に構成されている。
図14は、一実施形態に係るダイアフラムポンプ10(10a、10b)を2つ並べた状態を示す概念図である。2つのダイアフラムポンプ10は、相互に半サイクルシフトされた状態で、少なくとも一方が吐出している状態となるように制御される。これにより、供給される薬液に常に一定の圧力を加えることができる。このため、一方のダイアフラムポンプ10bの吐出が完了する前に、他方のダイアフラムポンプ10aの吐出が開始され、他方のダイアフラムポンプ10aの吐出が完了する前に、一方のダイアフラムポンプ10bの吐出が開始されるように制御される。このようなサイクルを実現するために、ダイアフラムポンプ10a、10bは、吸入行程よりも吐出行程の時間の方が長くなるように新空圧や加圧空気のゲージ圧が設定されることになる。
図10から分かるように、ポンプ室側センサユニット150や作動流体室側センサユニット250は、ダイアフラム300の動きに追従するロッド(特許文献1参照)を必要としないので、ダイアフラム300の面外方向に大きなスペースを必要としない。さらに、ポンプ室側センサユニット150や作動流体室側センサユニット250は、非接触式の磁気検知センサを一体化させた構成を有するので、ダイアフラム300の中心軸方向と略垂直な方向に簡単に移動可能である。これにより、ポンプ室側センサユニット150や作動流体室側センサユニット250は、ダイアフラム300の面内方向に簡単に取り外すことができるとともに、ポンプ室140から摺動部を排除して簡易な構成を実現することもできる。
さらに、本実施形態に係るダイアフラムポンプ10は、ダイアフラム300の動きに追従するロッドを装備しないので、ダイアフラム300は、その中心部の方向を拘束されることなく自由に動くことができる。これにより、作動流体室240側の圧力をポンプ室140に円滑に伝達して吐出圧の変動を抑制することができるという効果も奏する。一方、当業者の技術常識によれば、リング型永久磁石320の方向が一定せず、正確な磁気検知を阻害することになる。しかしながら、本願発明者は、試作中のダイアフラムポンプの一部に孔を開けてレーザーでダイアフラムの動きを観察したところ、検知すべきタイミングである吸入完了や吐出完了に近い領域では、ダイアフラム300の張力によってリング型永久磁石320が装着される中央部分が一定の方向で安定することを確認した。
このように、ダイアフラムポンプ10におけるダイアフラムの駆動の磁気センシングは、当業者の技術常識に反する一方、当業者が到底予測することができない効果をも奏することも発明者は見いだした。
D.変形例:
本発明は、上記実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態では、ダイアフラムポンプ10は、線形吸入完了状態と吐出完了状態の双方を検知しているが、たとえば一方のみとし、たとえばダイアフラムがハウジングの内面に当接するような構成してもよい。
変形例2:上記実施形態では、ダイアフラムポンプ10は、線形性優先モードと吐出量優先モードの2つの作動モードを有しているが、一方のみでもよい。さらに、検知位置の数は、吐出側と吸入側で同一である必要は無く、たとえば吸入側に1個のみ装備し、吐出側に複数個装備するようにしてもよいし、逆でもよい。
変形例3:上記実施形態では、磁気センサ151,251,252をセンサユニット150,250上で移動させることにより調整しているが、センサユニット150,250自体をダイアフラム300の面内方向に移動させることにより調整させても良い。
10 ダイアフラムポンプ
60 ポンプ室側センサプレート
70 ポンプ室側固定プレート
80 作動流体室側固定プレート
90 作動流体室側センサプレート
100 ポンプ室側ハウジング
105 補強部材
110 ポンプ本体
112 オリフィス
120 ポンプ室側凹部
140 ポンプ室
150 ポンプ室側センサユニット
151、152、251、252 磁気センサ
170 薬液吸入口
180 薬液吐出口
190 ドレイン孔
191、192 脚部
200 作動流体室側ハウジング
220 作動流体室側凹部
230 磁石格納凹部
240 作動流体室
250 センサユニット
270 吸排気孔
300 ダイアフラム
320c 中心位置
320 リング型永久磁石
500 駆動システム
501 制御部
511 真空発生源
512 加圧空気源
513 切換弁
521 吸入側遮断弁
522 吐出側遮断弁

Claims (6)

  1. ダイアフラムポンプであって、
    第1の凹部を有する第1のポンプハウジングと、
    第2の凹部を有する第2のポンプハウジングと、
    前記第1のポンプハウジングと前記第2のポンプハウジングとの間に挟持され、前記第1の凹部との間にポンプ室を形成し、前記第2の凹部との間に作動流体室を形成しているダイアフラムと、
    前記ダイアフラムに装着されている磁気発生部と、
    前記第1と第2のポンプハウジングの少なくとも一方に装着され、前記磁気発生部が発生させている磁気を検知する磁気センサと、前記磁気センサを前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に移動可能なセンサ装着部とを有するセンサユニットと、
    を備えるダイアフラムポンプ。
  2. 請求項1記載のダイアフラムポンプであって、
    前記センサユニットは、前記中心軸方向と略垂直な方向に移動させて取り外し可能に構成されているダイアフラムポンプ。
  3. 請求項1又は2に記載のダイアフラムポンプであって、
    前記センサユニットを前記第1と第2のポンプハウジングの少なくとも一方に装着するためのセンサユニット装着部を備え、
    前記センサユニット装着部は、前記センサユニットを前記第1又は第2のポンプハウジングに押しつける付勢部と、前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に前記センサユニットと当接させることによって、前記磁場において予め設定されている位置に前記磁気センサを配置させるための位置決め部とを有し、
    前記付勢部は、前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に向かって広がる隙間を有し、
    前記センサユニットは、前記隙間から前記センサユニットを前記ダイアフラムの中心軸方向と略垂直な方向に移動させて前記位置決め部に当接させることによって前記センサユニット装着部に装着することができるように構成されているダイアフラムポンプ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のダイアフラムポンプであって
    前記センサユニットは、前記作動流体室の内圧から前記ポンプ室の内圧を減じた差圧が予め定められた所定値以下となる範囲となるように構成されているダイアフラムポンプ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のダイアフラムポンプであって、
    前記ダイアフラムポンプは、前記ダイアフラムの径方向が重力の方向と略平行となる向きに設置されるように構成され、
    前記吸入口は、水平方向において前記ダイアフラムの中心軸からシフトした位置に配置され、重力方向に向かって伸びているダイアフラムポンプ。
  6. 請求項5に記載のダイアフラムポンプであって、
    前記第1の凹部には、前記ポンプ室に連通する吸入口が形成され、
    前記吸入口は、複数のオリフィスを有しているダイアフラムポンプ。

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