JP2017036637A - 水栓の吐水切換機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で、水栓の吐水口をスリム化できる水栓の吐水切換機構を提供すること。【解決手段】水栓の吐水口25の先端に設けられた環状開口441及びその環状開口441の内側に位置するシャワー孔46と、吐水口25の流路に設けられた円筒部材51及びその円筒部材51に対して先端において開閉可能に対応する切換弁体71とを備える。切換弁体71には、その基端部と先端部との間に、通水孔73を形成する。切換弁体71の開放状態においては通水孔73からの水が環状開口441及びシャワー孔46から吐水され、切換弁体71の閉鎖状態においては通水孔73からの水がシャワー孔46から吐水される。【選択図】図3

Description

本発明は、水栓の吐水口の内部に設けられ、環状領域から吐水される外側吐水状態と、その環状領域の内側から吐水される内側吐水状態とに切換えるための吐水切換機構に関するものである。
外側吐水状態と内側吐水状態とを行い得るようにした水栓においては、吐水切換機構の切換えによって外側吐水状態と内側吐水状態とのいずれかが選択される。
この種の吐水切換機構に関する技術が特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特許文献1においては、単一の射出流を吐水するための開口が設けられるとともに、その開口の周囲には泡沫流を吐水するための泡沫流形成装置が設けられている。そして、射出流を吐水するための開口の上部側に吐水切換機構を構成する弁座及び弁部材が設けられるとともに、その弁座と弁部材との間に側方から水を供給するための供給管が吐水切換機構の外側に配置されている。従って、吐水切換機構と供給管とが並設されている。
特許文献2においては、内側吐水として、柱状形態で排水するための排水口が設けられるとともに、その開口の周囲にはシャワー形態で排水するための排水口が設けられている。そして、柱状形態で排水するための排水口の上部側に吐水切換機構を構成するバルブ座部及びバルブ部材が設けられるとともに、そのバルブ座部とバルブ部材との間に側方から水を供給するための流路が吐水切換機構の外側に配置されている。従って、吐水切換機構と流路とが並設されている。
特開平11−269949号公報 特表2010−503785号公報
以上のように、特許文献1及び特許文献2においては、水栓の吐水口の内部において、吐水切換機構と供給管や流路が並設されているため、吐水口が太くなり、かつ大形化して外観が損なわれるおそれがある。また、吐水口を引き出し可能なホースの先端に取り付けて、吐水口を手で持ちながら水作業を行なう場合には、吐水口が大形化しているため、その作業を行ない難い。加えて、供給管や流路が吐水切換機構にその側方から接続されるため、供給管及び流路が屈曲されることになって、圧力損失が生じて流量が低下するおそれがあるだけではなく、構成が複雑になって、加工に手間がかかることにもなる。
本発明の目的は、水栓の吐水口を構造の複雑化を招くことなくスリム化できる水栓の吐水切換機構を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明においては、水栓の吐水口の先端に設けられた環状の外側開口及びその外側開口の内側に位置する内側開口と、前記吐水口の流路に設けられた円筒部材及びその円筒部材に対して先端において開閉可能に対応する切換弁体とを備え、前記切換弁体の開放状態においては前記流路からの水が前記外側開口から吐水され、前記切換弁体の閉鎖状態においては流路からの水が前記内側開口から吐水されるようにした水栓の吐水切換機構であって、前記切換弁体には、その基端部と先端部との間に、前記流路を構成する通水孔を貫設したことを特徴とする。
ここで、外側開口から吐水される状態は、外側開口のみから吐水される状態と、外側開口に加えて、内側開口からも吐水される状態との双方を含むものとする。
以上の構成においては、切換弁体に流路と連通する通水孔が貫設されているため、言い換えれば、吐水切換機構内に流路が形成されるため、流路を吐水切換機構と並設する必要がない。このため、構造を簡素化できて、全体をスリム化及び軽量化でき、従って、持ちやすく、水作業が行ないやすくなる。また、屈曲部を形成することなく、構成を簡素化できるため、成形後の型抜き等がスムーズになって、加工が容易になる。さらに、屈曲部が設ける必要がないことから、流路内の圧力損失を小さくできるため、吐出水量が低下することを抑えることができる。
本発明によれば、水栓の吐水口を構造の複雑化を招くことなくスリム化できるという効果を発揮する。
吐水口を有する水栓を示す斜視図。 吐水口の分解斜視図。 シャワー吐水状態における吐水口の断面図。 図3の状態におけるシャワーフェイス部分の一部拡大断面図。 シャワー吐水状態における吐水口の図3と異なる位置の断面図。 ストレート吐水状態における吐水口の断面図。 図6の状態におけるシャワーフェイス部分の一部拡大断面図。 ストレート吐水状態における吐水口の図6と異なる位置の断面図。 円筒部材の側面図。 円筒部材の切断斜視図。 (a)はシャワー吐水を示し、(b)はストレート吐水を示すそれぞれ簡略図。
以下に、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、キッチン流し台21の上面には水栓22が設置されており、その基端部には、レバーハンドル23が設けられるとともに、下方へ向かって湾曲した吐水管24の下向きの先端部には吐水口25が設けられている。そして、レバーハンドル23の操作により、吐水口25の先端からの吐水と、止水とが実行される。
吐水口25には、シーソー形の切換ボタン26が設けられており、この切換ボタン26の切換操作により、内側吐水としてのシャワー吐水と外側吐水としてのストレート吐水とが選択される。図2に示すように、吐水口25の後述の本体30及び切換ボタン26は、装飾カバー27,28によって覆われている。なお、図11(a)に示すように、シャワー吐水は、後述のシャワー孔46から吐水される状態を指し、図11(b)に示すように、ストレート吐水は、シャワー吐水と同時に、環状開口441からシャワー吐水を包囲する外側吐水を形成することにより、全体としてストレートビーム状の吐水が形成される状態を指す。
以下に、吐水口25の構成を説明する。
図2〜図4に示すように、前記装飾カバー27内における弁ケースとしての吐水口本体(以下、本体という)30には、その内部に両端を開放した流路としての貫通孔31が形成されている。貫通孔31の上部の大径状の基端部32には、水道管(図示しない)に接続したホース33の先端部の接続筒34がパッキン35を介して挿入接続されている。接続筒34はクリップ29によって本体30に保持される。接続筒34の外周には、ホース33を保持するブッシュ36が取り付けられている。そして、前記ホース33からの水,湯または水と湯との混合水(以下、これらを総称して水という)が接続筒34を経て前記貫通孔31内に通される。また、吐水口25は、吐水管24の先端位置において、図示しない保持手段によって保持される。水作業時には、その保持手段の作用に抗して吐水口25を引き下げることにより、ホース33とともに前記吐水管24の先端から下方へ引き出すことができる。
図3〜図8に示すように、前記貫通孔31の下部の先端部38と前記基端部32との間の中間部37は、前記切換ボタン26の配置スペース確保のために、前記基端部32及び先端部38の中心に対して本体30の外周側に偏倚されている。そして、中間部37と先端部38との間には段差381が形成されている。先端部38の内周には雌ねじ39が刻設されている。
前記雌ねじ39には、短円筒状の整流フェイス40が外周の雄ねじ41において螺合されて、前記先端部38内に位置されている。整流フェイス40内には、有底短円筒状のシャワーフェイス43が収容され、整流フェイス40の内周の段差401にシャワーフェイス43のフランジ431が保持されている。シャワーフェイス43の底壁には、内側吐水としてのシャワー吐水を行なうため多数のシャワー孔46が透設されている。
シャワーフェイス43のフランジ431における外周面の凹凸432の凹部に、整流フェイス40の内周面の突条402が係合しており、この係合により、整流フェイス40に対してシャワーフェイス43が同心状に位置決め状態で配置されている。両フェイス40,43間には、環状流路44が形成されている。フランジ431には、前記環状流路44の上部側を形成する多数の連通孔47が形成されている。図11(b)から明らかなように、環状流路44の下端の環状開口441は、内向きの傾斜方向に指向されている。そして、環状流路44からの水が環状開口441からシャワー吐水を包囲する包囲吐水として吐出されて、包囲吐水とシャワー吐水とにより外側吐水としてのストレート吐水が形成される。
前記貫通孔31の中間部37の下部及び整流フェイス40内には、円筒部材51が収容されて、それらの境界にシールリング52,53が設けられている。図9及び図10に示すように、円筒部材51には、前記ホース33側からの水が前記シャワー孔46に向かって流れる内側流路54が貫設され、そのシャワーフェイス43側の開口部には、複数の突起541が形成されている。その突起541の周囲には、シールリング55が設けられ、このシールリング55はシャワーフェイス43の環状壁45と係合していて、内側流路54からの水が漏れることなくシャワー孔46側に導かれるようになっている。なお、シャワーフェイス43内に整流網(図示しない)が設けられた場合には、この整流網が前記突起541により押さえられる。
円筒部材51の外周下部には、環状溝56が形成されるとともに、この環状溝56と円筒部材51の上端面との間には、一対の外側流路58が貫設されている。円筒部材51の下端外周と整流フェイス40の内周との間には、前記環状溝56と環状流路44とを連通させる連通路57が形成されている。そして、ホース33側の水が外側流路58,環状溝56及び連通路57を経て環状流路44に導かれる。
内側流路54と外側流路58との間において、円筒部材51の上端面にはゴム材よりなる弁座59が設けられている。
図4,図7,図9及び図10に示すように、前記内側流路54は、上下に位置する小径部542と大径部543とによって構成されている。小径部542は、前記中間部37と対応して偏倚されており、この偏倚により小径部542と大径部543との間には段差544が形成されている。
大径部543内には、抵抗付与手段を構成する抵抗付与板60が設けられている。この抵抗付与板60は、大径部543の長さ方向(水の流れる方向)の中間部における段差544と反対側において、付け根部603を介して大径部543の内周面と一体形成されている。抵抗付与板60の外周と大径部543の内周との間には、通水間隔61が形成されている。
前記貫通孔31の中間部37内には、円筒状の切換弁体71が自身の軸方向に移動可能に収容され、その中心部には流路としての通水孔73が貫設されている。切換弁体71の外周面には、貫通孔31の内周面との間の水密を保持するためのシールリング72が嵌められている。切換弁体71の下側の端面には、前記円筒部材51の弁座59と接触・離間可能に対向して、それらの間を開放または閉鎖する弁体部74が形成されている。この開放時には、弁体部74と円筒部材51の弁座59との間に、前記外側流路58と連通可能な分岐部62が構成される。切換弁体71は、ばね80により円筒部材51に向かって付勢されている。
そして、図3〜図5に示すように、切換弁体71が円筒部材51側の下方位置にあって、前記弁体部74と弁座59との間の分岐部62が閉鎖されている状態においては、ホース33からの水が貫通孔31及び切換弁体71の前記通水孔73を介して円筒部材51の内側流路54及びシャワーフェイス43内に導かれる。従って、この状態において、図11(a)に示すように、シャワー吐水状態となる。また、図6〜図8に示すように、切換弁体71が円筒部材51から離間する上方位置にあって、前記弁体部74と弁座59との間の分岐部62が開放されている状態においては、前記と同様に、ホース33からの水が貫通孔31及び切換弁体71の前記通水孔73を介して円筒部材51の内側流路54及びシャワーフェイス43内に導かれる。これと同時に、前記通水孔73からの水が、前記分岐部62を介して円筒部材51の外側流路58及び環状溝56を介して環状流路44に導かれる。このため、図11(b)に示すように、シャワー孔46からのシャワー吐水と、環状開口441からの包囲吐水とにより外側吐水,すなわち、ストレート吐水が形成される。
図2,図3及び図8に示すように、本体30の外側面には、前記切換ボタン26が軸75により揺動可能に支持され、その両側に形成した一対の脚76の連結部としての孔761が切換弁体71の両側のピン77に係合されており、切換ボタン26の揺動によって切換弁体71が開閉方向に上下移動される。本体30には、連結部としての一対の凹部81が隣接形成されている。一方、切換ボタン26には、ばね82によってその凹部81に係合される係合子79が設けられている。そして、切換ボタン26が切換弁体71の開放位置及び閉鎖位置の2位置において保持され、係合子79が凹部81間の山部を乗り越えることによってクリックが発生される。
次に、以上のように構成された吐水口25を有する水栓22の作用を説明する。
図3〜図5に示すように、切換ボタン26がシャワー吐水側に切換えられた場合には、切換弁体71が下方に移動されて、その弁体部74が円筒部材51の弁座59に係合され、それらの間の分岐部62が閉鎖される。このため、ホース33側からの水が本体30の貫通孔31,切換弁体71の通水孔73,円筒部材51の内側流路54,シャワーフェイス43の内部をそれぞれ通って、図11(a)に示すように、シャワー孔46から内側吐水としてのシャワーとして吐出される。
また、図6〜図8に示すように、切換ボタン26がストレート吐水側に切換えられた場合は、切換弁体71が上方に移動されて、切換弁体71の弁体部74が円筒部材51の弁座59から離間され、分岐部62が開放される。このため、切換弁体71内を通った水は、前記と同様にシャワー孔46からシャワーとして吐出される。また、水は、弁体部74と弁座59との間の分岐部62から、円筒部材51の外側流路58に流れ、環状流路44の環状開口441からシャワー吐水を包囲するように、筒状の包囲吐水として斜め内向きに吐出される。このため、この包囲吐水によって、シャワー吐水が束ねられて、図11(b)に示すように、外側吐水としての一本のビーム状のストレート吐水が形成される。
この場合、内側流路54の内部に抵抗付与板60が形成されているため、抵抗付与板60の上流側の水圧が上昇する。従って、前記分岐部62においても水圧が高くなり、水流が分岐部62内を高い圧力で流れる。このため、十分な量の包囲吐水を形成でき、包囲吐水によって適切に整流されたストレート吐水を得ることができる。
本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)切換弁体71に本体30の流路としての貫通孔31と連通する同じく流路としての通水孔73が貫設されている。このため、吐水切換機構内に流路が形成されることになり、流路を吐水切換機構と並設する必要はない。従って、吐水切換機構の構成を簡素化できて、吐水切換機構,ひいては吐水口25全体を軽量化及びスリム化できて、持ちやすくなり、吐水口25を水栓22の吐水管24から引き出して水作業を行なう際に、その作業が行ないやすくなる。また、吐水口25をスリム化できるため、水栓22全体の外観を向上でき、特に、図1に示すように、吐水管24が下向きに湾曲した、いわゆるグースネック形状を採用した場合、デザイン性の向上に寄与できる。
(2)吐水切換機構と並設される屈曲した流路が存在しないため、本体30を成形する際の型抜きがスムーズになって、加工が容易になる。さらに、屈曲した流路が形成されないため、流路内の圧力損失を小さくでき、従って、吐水量を多くすることができる。
(3)切換弁体71は、その通水孔73を軸線方向に形成した円筒状に形成されている。そして、切換弁体71は自身の軸線方向に沿って開閉動作される。従って、本体30の貫通孔31を直線的に形成すればよく、吐水口25の小型化に寄与できる。しかも、切換弁体71と本体30との間におけるリップシール等のシールリング72を組み込みやすいとともに、シールリング72は、変形することなく、本来のリング形状を維持できるため、有効なシール効果を果たすことができる。
(4)前記のように、切換弁体71は円筒状をなして、その軸線方向に移動されるものである。このため、切換弁体71の外周近傍に切換ボタン26を配置することで、その切換ボタン26により切換弁体71を円滑に動作させることができるとともに、吐水口25のコンパクト化に寄与でき、さらには、切換弁体71と切換ボタン26との間の連結機構の構成を簡素化できる。
(5)切換弁体71の開放時には、水が外側開口及び内側開口の双方から吐水されるため、内側開口をシャワーにするとともに、外側開口を環状にすれば、少量の外側水量であっても、整流されたストレート吐水を行なうことができる。
(6)切換弁体71内の通水孔73を通った水は、円筒部材51の内側流路54内に到り、抵抗付与板60に当たる。このため、抵抗付与板60の上流側の圧力が高くなり、切換弁体71が分岐部62の開放側に切換えられたときには、その上流側の水の一部が勢いよく分岐部62から外側流路58内に流れる。このため、環状流路44の環状開口441からシャワー吐水側に十分な量の包囲吐水が形成される。従って、シャワー吐水と包囲吐水とがビーム状に一本にまとまり、整流されたストレート吐水を得ることができる。このため、単位時間当たりのストレート吐水の量を多くしても、水跳ねが少ない吐水を形成でき、逆に単位時間当たりのストレート吐水の量が少ない場合でも、包囲吐水を有効に形成できて、乱れのない好適なストレート吐水を得ることができる。
(7)ストレート吐水時には、包囲吐水として十分な量が確保できるため、シャワー吐水単独時よりシャワー吐水の量が少なくなる。このため、シャワー吐水と包囲吐水とがストレート吐水としてまとまりやすくなり、前記のように、整流されたストレート吐水が形成される。
(8)抵抗付与板60が円筒部材51の小径部542と対向しているため、小径部542を通った水流が抵抗付与板60のほぼ全域に当たり、有効に拡散される。このため、各シャワー孔46に対してほぼ均等な量の水が供給され、各シャワー孔46から均等な量の整流されたシャワー吐水が形成される。また、抵抗付与板60の上流側である小径部542内の圧力が高くなりやすく、従って、十分な量の包囲吐水を得ることができる。
(9)整流されたシャワー吐水やストレート吐水を得るための構成として、円筒部材51の内側流路54の内周面に抵抗付与板60を一体形成しただけであるから、部品点数が増えることはなく、構成を簡素化できる。
(10)抵抗付与板60の大きさが変更されることにより、水圧に応じた適切なストレート吐水を得ることができる。つまり、抵抗付与板60の大きさが異なる吐水口25を複数種類用意しておき、水栓22内の内側流路54に作用する水圧や要求吐水量等に応じて適切な大きさの抵抗付与板60を有する吐水口25を水栓22に組み込むことにより、好適なストレート吐水を得ることができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化できる。
・抵抗付与板60全体を薄くしたり、付け根部603を薄くしたりして、図10に2点鎖線で示すように、抵抗付与板60が水圧によって撓みやすくすること。このようにすれば、水圧に合わせて、シャワー吐水の量を調節できる。従って、例えば、人体に強く当たるような高い圧力の包囲吐水が形成されることを回避できる。あるいは、抵抗付与板60を球面等の曲面状にすること、このようにすれば、抵抗付与板60の強度を向上できる。この場合、抵抗付与板60を上流側に膨らむ曲面にすれば、さらに強度を向上でき、下流側に膨らんで上流側が凹む曲面にすれば、水流に対する抵抗を向上できる。さらには、抵抗付与板60に孔を透設すること。
・前記実施形態とは逆に、内側開口からストレート吐水が、外側開口からシャワーが吐水されるようにすること。従って、内側開口は、シャワー孔を有しない大径の孔によって構成され、シャワー孔は内側開口の外周側の環状領域に配列される。この場合、切換弁体71の開放時には外側開口のみに通水されるようにすることが好ましい。
・切換弁体71を開閉動作させる構成を変更すること。例えば、切換弁体71の側面に摘みを突出させて、その摘みを指で直接操作するように構成すること。
・切換弁体71の通水孔73を切換弁体71の基端部の側面に開口させ、本体30の流路としての貫通孔31を前記開口の上下動範囲に対応するように形成すること。
22…水栓、25…吐水口、26…切換ボタン、31…流路としての貫通孔、46…内側開口としてのシャワー孔、51…円筒部材、71…切換弁体、73…通水孔。

Claims (5)

  1. 水栓の吐水口の先端に設けられた環状の外側開口及びその外側開口の内側に位置する内側開口と、前記吐水口の流路に設けられた円筒部材及びその円筒部材に対して先端において開閉可能に対応する切換弁体とを備え、前記切換弁体の開放状態においては前記流路からの水が前記外側開口から吐水され、前記切換弁体の閉鎖状態においては流路からの水が前記内側開口から吐水されるようにした水栓の吐水切換機構であって、
    前記切換弁体には、その基端部と先端部との間に、前記流路を構成する通水孔を貫設した水栓の吐水切換機構。
  2. 前記切換弁体を、前記通水孔が軸線方向に形成された円筒状に形成し、自身の軸線方向に沿って開閉動作されるようにした請求項1に記載の水栓の吐水切換機構。
  3. 前記切換弁体の開放時には、水が前記外側開口及び内側開口の双方から吐水される請求項1または2に記載の水栓の吐水切換機構。
  4. 前記円筒部材と前記内側開口との間の流路に水流に対して抵抗を付与するための抵抗付与手段を設けた請求項3に記載の水栓の吐水切換機構。
  5. 前記円筒部材及び切換弁体を弁ケース内に収容し、その弁ケースに切換ボタンを設けるとともに、その切換ボタンと前記切換弁体の外側面との間に両者を連結する連結部を設け、切換ボタンの切換動作により切換弁体が開閉動作されるようにした請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の水栓の吐水切換機構。
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