JP2017034418A - ファイル名変換装置、方法及びプログラム並びに記録システム - Google Patents

ファイル名変換装置、方法及びプログラム並びに記録システム Download PDF

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Abstract

【課題】動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割した分割動画像として記録する場合に、分割動画像ファイルの管理と編集を容易にするファイル名変換装置、方法及びプログラム並びに記録システムを提供する。
【解決手段】記録装置から動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割することにより生成される複数の動画像ファイルのうちの一つの、分割位置を示す分割情報を含むメタデータを読み込む。読み込んだメタデータから分割情報を検出し、解析する。この解析結果に従い、読み込んだメタデータに対応する、記録装置に記録される動画像ファイルのファイル名を、動画像の撮像情報と分割情報を示す文字列に変更する。
【選択図】図15

Description

本発明は、ファイル名変換装置、方法及びプログラム並びに記録システムに関する。
近年、フルハイビジョンの4倍の解像度を有する高解像度の動画像(いわゆる4K動画像)を表示可能な高解像度テレビが普及し始め、4K動画像の放送も開始されるようになってきた。さらに、フルハイビジョンの16倍の解像度を有する超高解像度の動画像(いわゆる8K動画像)のシステムが2020年の導入を目指して開発されている。このシステムでは、あたかもその場にいるかのような臨場感あふれる動画像を実現できる。
ビデオカメラにおいて8K動画像を撮像するには、大量の動画像データをリアルタイムで現像処理できる高スペックなシステムが要求される。しかしながら、このようなシステムは非常に高価になる。そこで、膨大な処理負荷を必要とするリアルタイム現像処理は行わず、ビデオカメラは撮像センサからの画像データ(未現像の画像データ)をRAWデータとして記録装置に出力するシステムが採用されている。これにより、ビデオカメラの負荷を軽減しつつ、システムを複雑化することなく8K動画像を撮像及び記録できるようになる。映像制作業界では、記録したRAWデータの現像処理を後工程で行うことで動画像を完成する。
ただし、放送業界では、動画像を完成させるために時間とコストをかけられないことから、リアルタイムに現像したRAWデータを記録することが望まれている。このような用途では、ビデオカメラとは別にリアルタイム現像処理装置を用意し、ビデオカメラから出力されるRAWデータを当該リアルタイム現像処理装置で現像し、記録するシステム構成が用いられる。
映像制作業界及び放送業界のどちらでも、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)の動画像伝送規格SDIが用いられる。SDI(Serial Digital Interface)では、ケーブル1本で3Gbpsまで伝送可能な3G−SDIが実用化されており、近年、より高レートの伝送が可能な6G−SDIの規格化が行われた。
しかし、8K動画像のような大容量の動画像データをSDIケーブル1本で伝送するには転送レートが足りない。これに対し、動画像データを複数のデータに分割し、複数本のケーブルを使用して並列伝送することで、必要なデータ転送レートを確保する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2014−3492号公報
例えば、8K動画像を4つの4K動画像に分割し、4本のSDIケーブルで並列出力するビデオカメラを使用することが考えられる。4つのSDIを有する記録装置を用意することで8K動画像を記録できるが、このような記録装置は非常に高価である。他方、4K動画像に対応する記録装置を4台用意することでも、実質的に8K動画像を記録できる。4K動画像に対応する記録装置は既に十分に普及していることから、必要なシステムを安価に構築できる。4K動画像に対応する記録装置が4K動画像のRAWデータを記録する場合、別途用意する編集装置で現像処理を行い、4つの4K画像を画面上で合成することで、8K動画像を復元できる。
オリジナルの動画像を複数の動画像(分割動画像)に分割し、各分割動画像を個別の記録装置で記録する記録システムでは、各記録装置に記録される分割動画像のファイルレベルで事後的に識別できるようにする必要がある。そうでないと、記録後の管理・編集が非常に面倒になるからである。例えば、分割記録する各ファイルのファイル名またはその一部を予め決めておくか、一定の規則の下で命名する方法が考えられる。
予めファイル名を設定した場合でも、撮像中に移動してセットを組み直した際にケーブルを挿し間違えたりすると、分割動画像とファイル名との対応が崩れてしまう。そのため、ユーザは、撮像のたびにケーブルの接続と記録装置の設定を確認しなければならず、その作業に時間をとられてしまう。
本発明は、このような不都合を解消し、分割動画像のファイル名の一貫性を確保できるファイル名変換装置、方法及びプログラム並びに記録システムを提示することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るファイル名変換装置は、動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割することにより生成される動画像ファイルであって、前記空間及び時間のいずれかまたは両方での分割位置を示す分割情報をメタデータとして保持する動画像ファイルを読み込む手段と、前記動画像ファイルのメタデータから前記分割情報を検出する手段と、前記分割情報に従い、前記動画像ファイルのファイル名を変更する変更手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、メタデータに含まれる分割情報に従いファイル名を変更するので、オリジナルの動画像を分割して得られる複数の動画像ファイルの編集・管理が容易になる。
実施例1における撮像装置100の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。 撮像素子のベイヤー構造配列の一例を説明するための図である。 図1に示す撮像装置100の信号処理部の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。 図1に示す撮像装置100の撮像素子の有効画素領域を示す模式図である。 RAWフレームを構成する各色の画素データ配置を示す模式図である。 図3に示す信号処理部の多重部の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。 有効映像期間に多重される画素データの配分例を示す図である。 1ラインの画素データから生成される4チャネルのデータストリームの構成例である。 ANCパケットの構成例を示す模式図である。 ANCパケットを多重したデータストリームのデータ構成例を示す模式図である。 図1に示す撮像装置100の16チャネル出力画像を8台の記録装置で記録する構成を示す図である。 図11に示す記録装置1110−1〜1110−8の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。 図11に示す記録装置1110−1〜1110−8の動作の一例を示すフローチャートである。 図11に示す記録装置1110−1〜1110−8に記録された動画像ファイルのファイル名を変更するパーソナルコンピュータ(PC)の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。 図14に示すPCによるファイル名変更処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施例に限定されない。
図1は、実施例1における記録システムに使用される撮像装置100の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。
ユーザが操作部116を操作して電源オンの指示を入力すると、電源供給部が撮像装置100の各構成要素に電力を供給する。
撮像部101は、撮像レンズ102、シャッタ103、撮像素子104、前置処理回路105、A/D変換器106、後置処理回路107及びROM108から構成される。
撮像レンズ102は、ズームレンズおよびフォーカスレンズを含む。シャッタ103は絞り機能を兼ねる。撮像素子104は図2に示すようなベイヤー構造の、CCD撮像センサまたはCMOS撮像センサからなり、光学像を電気信号に変換する。撮像素子104は、制御部113から供給されるクロックのタイミング(実施例1では、1/120秒)で、蓄積した電荷量の電気信号をプログレッシブで前置処理回路105に供給する。前置処理回路105は、撮像素子104の出力に含まれるノイズを除去するCDS(相関2重サンプリング)回路、及びAGC(自動利得制御)回路を含む。前置処理回路105は、撮像素子104からの画像信号のノイズを除去するとともにレベルを調整する。A/D変換器106は、前置処理回路105から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
後置処理回路107は、A/D変換器106からのデジタル画像信号を色ごとの画素プレーン、すなわち、R(赤)、Gr(緑)、Gb(緑)及びB(青)の4つの画素プレーンに分離する。後置処理回路107はさらに、各色成分に色再現のリニアマトリックス処理を適用した後、各色10ビットの画素データを信号処理部109に供給する。
ROM108は、撮像素子104に関する情報として、総画素数、縦横のサイズ及び有効ピクセルの位置などを記憶する。
信号処理部109は、撮像部101(後置処理回路107)に読み出しクロックを供給して各色(R、Gr、Gb、B)の画素データを読み出し、SDI伝送のためのデータストリームを生成し、マルチプレクサ110に供給する。マルチプレクサ110は、信号処理部109からのデータストリームを多重してシリアライザ111に出力する。シリアライザ111は、マルチプレクサ110からの多重化デジタルストリームをシリアルデータに変換する。シリアライザ111により生成されるシリアルデータは、BNC端子で構成される外部インターフェース112を介して外部に出力される。
制御部113は、撮像装置100が有するすべての構成要素を制御することができる。例えば、制御部113は、操作部116によるユーザの操作を検出し、撮像部101、信号処理部109及びマルチプレクサ110を、タイミングの同期をとりながら制御する。制御部113は、各種処理で作成されたデータを一時的にRAM115に書き込み、必要に応じて参照のために読み込む。
フラッシュメモリ114は、電気的に消去・記録可能な記憶手段であり、制御部113を動作させるために必要なプログラム及び撮像装置100に固有の調整データ等が予め書きこまれている。
撮像装置100の各構成要素は、各構成要素間の制御信号とデータ信号のための伝送路となる内部バス117に接続する。
図3は、信号処理部109の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。RAM303は、撮像部101の後置処理回路107から読み込んだ各色の画素データを一時的に保存するメモリである。読出しクロック供給部302が、後置処理回路107に各色の画素のデータの読み出しクロックを供給する。信号処理部109は、制御部113の制御下で、後置処理回路107から読み込んだ各色の画素データを、有効画素の画素データと周辺画素の画素データに分けてRAM303に書き込む。画素データ読出し部301は、RAM303に記憶される1画面の画素データを4つに分割して読み出し、16個の信号多重部304−1〜304−16にデータを供給する。4色ある画素データを1画面で4分割することから、16群の画素データに分割されることになり、信号処理部109は、並列な16個の信号多重部304−1〜304−16を有する。
信号多重部304−1〜304−16は同じ構成からなり、それぞれ、入力する画素データから動画像データストリームを生成する。例えば、各信号多重部304−1〜304−16は、入力画素データを並び替え、映像タイミング基準コードSAV(Start of Active Video),EAV(End of Active Video)を多重し、各種のアンシラリーデータを多重する。
8K動画像を例に信号多重部304−1〜304−16の動作を説明する。撮像部101により撮像される画像が、図4に示すように、横(水平)8192画素、縦(垂直)4320画素という画素サイズであるとする。色フィルタは、図2に示したようなベイヤー配列になっているとする。この全体エリアから1回にデータ取得可能な画素データ群をRAWフレームと定義する。以下では、横8192画素、縦4320画素分のデータを8K画像データと記述し、横4096画素、縦2160画素分のデータを4K画像データと記述する。
撮像部101は、1秒間あたり120枚のRAWフレームを出力できるとする。以下では、1秒間あたりにnフレームの画素データを伝送する場合、nPと表現する。例えば、1秒間あたり120フレーム分の画素データを伝送する場合、120Pと記述する。
制御部113は、撮像部101のROM108から撮像センサの画素の縦横幅及びベイヤー構造の各画素の配列に関する情報などを読み込み、この情報に従いRAM303への書き込みとそのタイミングを制御する。この制御により、後置処理回路107から供給される画素データのうち、有効画素の画素データがRAM303に書き込まれる。図5は、RAM303に書き込まれる有効画素の画素データであって、RAWフレームを構成する各色(R、Gr、Gb、B)成分の画素データを示す。各色の画素データは、横4096画素、縦2160画素である。
制御部113は、RAM303に書き込まれた有効画素の画素データを16分割して読み出し、各分割画素データを信号多重部304−1〜304−16に供給する。16分割は、画面内の4分割と時間軸方向での4分割からなる。この動作の一例を説明する。ここでは、RAM303に書き込まれた1フレームの画素データを、図4に(0,0)、(1,0)、(0,1)、(1,1)と記すように横と縦のそれぞれで2分割する。(0,0)、(1,0)、(0,1)及び(1,1)は、それぞれ、8K画像を4分割して得られる4K画像の位置座標を示す。すなわち、1つの8K画像データを画面上で空間的に4つの4K画像データに分割する。制御部113は、座標(0,0)の画素データを信号多重部304−1〜304−4に、座標(1,0)の画素データを信号多重部304−5〜304−8にそれぞれ分配する。同様に、制御部113は、座標(0,1)の画素データを信号多重部304−9〜304−12に、座標(1,1)の画素データを信号多重部304−13〜304−16にそれぞれ分配する。
実施例1では、このように空間的な4分割で得られる動画像データをさらに、時間軸上でも分割する。例えば、120フレーム/秒の動画像データを4本の30フレーム/秒の動画像データに分割する。
RAM303には、120フレーム/秒の動画像データが格納される。制御部113は、30フレーム/秒の4つの動画像データに分割し、各30フレーム/秒の動画像データを4つの信号多重部304−1〜304−4,304−5〜404−8,304−9〜304−12,304−13〜304−16に分配する。例えば、RAM303に格納される1枚目のフレームを信号多重部304−1に、2枚目のフレームを信号多重部304−2に、3枚目のフレームを信号多重部304−3に、4枚目のフレームを信号多重部304−4に分配する。そして、5枚目のフレームを信号多重部304−1に、6枚目のフレームのデータを信号多重部305、7枚目のフレームのデータを信号多重部306、8枚目のフレームのデータを信号多重部307というように分割して出力する。
このように、制御部113は、RAM303に格納される120P・8K動画像データを30P・4K動画像データに16分割し、各4K動画像データを信号多重部304−1〜304−16に分配する。
信号多重部304−1〜304−16の動作を説明する。信号多重部304は、並列に配置される4つの多重部320,321,322,323を有する。多重部320,321,322,323は同じ構成からなり、図6は多重部320〜323の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。
多重部320〜323は原理的にはFIFO(First−In First−Out)メモリであり、制御部113から供給される書き込みクロックのタイミングで、RAM303からの画素データを記憶する。このとき、制御部113は、SDI伝送で適用する画素データ多重化構造に応じて、各色の画素データを多重部320〜323に配分する。例えば、SDIの伝送方法としてSMPTE ST 425(3G−SDI)のレベルBに準拠し、SMPTE ST 372(Dual Link)のR'G'B'+A 10ビットの多重化構造を適用して、各画素データを配分する。また、画素のサンプルフォーマットは、SMPTE ST 2048−2で規定された2048×1080/30Pに準拠する。
図7は、このSMPTE規格に従って、有効映像期間に多重される画素データの配分状況を示す。制御部113は、データストリームを生成する各多重部320,321,322,323に、RAM303から読み出した画素データを順番に供給する。例えば、多重部320は、画素データGbをGb(1)、Gb(2)、・・、Gb(2048)の順番に受け取り、Link Aのデータストリーム1を生成する。
ライン計算部601は、SDIの信号を受信する受信装置に対して、画像信号の区切り位置を認識するためのSAV、EAV、LN(Line Number)及び巡回冗長コードCRCCを計算する。SAV/EAVタイミングパルス発生部602は、制御部113から画素データを読み出すタイミングを制御する読出しクロックと、有効映像期間と垂直/水平ブランキング領域の期間のタイミング情報を受信する。有効映像期間のタイミング情報は、データストリームの信号に有効画素データを多重する期間を示す。ブランキング領域の期間のタイミング情報は、アンシラリーデータを多重する期間を示す。SAV/EAVタイミングパルス発生部602はまた、画素データを多重するタイミングパルスを発生する。
切り替え制御部603は、RAM303からの入力データとライン計算部601の出力データの一方を選択する。選択されたデータはRAM604に書き込まれる。切り替え制御部603は、SAV/EAVタイミングパルス発生部602から供給されたタイミングパルスに基づいて、RAM303から画素データを読み出すタイミングを切り替える。切り替え制御部603は、RAM303の読み出しタイミングを切り替えながら、生成中のデータストリームに画素データとSAV、EAV、LN及びCRCCを切り替えながら多重する。
このような動作により、各多重部320〜323において、生成されたデータストリームがRAM604に書き込まれ、アンシラリー多重部324に出力される。
図8は、図4で示す画素構成の各画素プレーンにおける1ラインの画素データを、4本のデータストリームに配分した結果を示す。各色の括弧内の番号は、その色の画素プレーンの左端の画素からの順番を示す。例えば、Gb(3)の括弧内の番号「3」は、Gbの画素プレーンの左端の画素データから3番目であることを示す。ここでは、RAWフレームを構成する2ラインに配置されるR、Gr、Gb及びBの画素データが4本のデータストリームに配分されている。
アンシラリー多重部324は、多重部320〜323からのデータストリームにタイムコード、ペイロードID、撮像年月日、ユーザ定義名、リール番号、シーン番号、テイク番号、ショット番号及び分割情報などの付加情報を多重する。多重方法は、SMPTE291に準拠する。アンシラリー多重部324は、多重結果をマルチプレクサ110に出力する。
タイムコードはビデオ信号のフレーム毎につけられる情報であり、「時、分、秒及びフレーム」の単位で表される。ペイロードIDはフレームレート、解像度、ビット深度及び信号構成など、記録・伝送動画像フォーマットに関する情報を示す。リール番号、シーン番号及びテイク番号は、それぞれ記録メディアごとに異なる番号であり、シーン及びテイクごとにユーザが設定する。ショット番号は、動画像の記録開始または記録停止によりインクリメントされる番号である。
分割情報は、上述した空間的な分割と時間的な分割の分割位置に関する情報からなる。分割情報はここでは、空間的な分割位置に関して左右方向の分割数、縦方向の分割数及び位置座標の情報を含み、時間的な分割位置に関してフレーム分割数とフレーム情報の情報を含む。120P・8K動画像データを16個の30P・4K動画像データに分割する場合、次のようになる。すなわち、空間分割の左右方向分割数が2、縦方向分割数が2、時間分割のフレーム分割数が4となる。各信号多重部304では、多重部320の処理対象が、位置座標が(0,0)、フレーム番号が1となる。また、多重部321,322,323の処理対象はそれぞれ、フレーム番号が2,3,4となる。
アンシラリー多重部324は、図9で示すType2のアンシラリーパケット(ANCパケット)の各10ビットで構成されるユーザデータワード(User Data Words)に分割情報を格納する。格納するデータの形式は、それぞれの情報が値として取得できるものであれば、どのような形式であってもよい。ANCパケットの種類を識別するためのヘッダ領域DID,SDIDには、それぞれ、多重する情報ことに所定の値を設定する。なお、アンシラリー多重部324による多重の方法としては、DIDとSDIDを用いたパケット構造をとらず、特定の情報をブランキング領域の特定の位置に多重する方法を採用しても良い。例えば、アンシラリー多重部324は、Link Aのデータストリーム1のライン番号6で指定される水平ブランキング領域に、上述したタイムコード等の付加情報を多重する。
図10は、ANCパケットを多重したデータストリームのデータ構成の一例である。マルチプレクサ110は、信号多重部304−1〜304−16の出力ごとにアンシラリー多重部324により各種ANCパケットが多重された4本のデータストリームを単一のデータストリームとなるように、ワード単位で交互に多重化する。多重化方式はSMPTE ST 425に準拠する。マルチプレクサ110は、多重化したデータをシリアライザ111に出力する。シリアライザ111は、マルチプレクサ110からの各データをシリアルデータに変換し、外部インターフェース112から16個のBNC端子を介して外部に出力する。
図11は、撮像装置100と、撮像装置100の出力画像データを記録する8台の記録装置1110−1〜1110−8との接続構成例を示す。8台の記録装置1110−1〜1110−8は30P・4K動画像データを入力可能な2個のBNC端子を有する。撮像装置100の16個のBNC出力は、同軸ケーブル1112−1〜1112−8,同軸ケーブル1114−1〜1114−8を介して対応する記録装置1110−1〜1110−8に接続する。同軸ケーブル1本あたりでは、撮像装置100は、30P・4K動画像データを所定の動画像形式で出力する。記録装置1110−1〜1110−8は、同軸ケーブル1112−1〜1112−8及び1114−1〜1114−8から入力する2チャネルの30P・4L動画像データを多重化し、60P・4K動画像データを生成して記録媒体に記録する。1チャネルの30P・4K動画像データを記録する記録装置を使う場合、その記録装置を16台、用意することになる。
図12は、記録装置1110−n(n=1〜8。以下同様。)の概略構成の一例を説明するためのブロック図である。
ユーザが操作部1208を操作して電源オンの指示を入力すると、記録装置1110−nの電源部が記録装置1110−nの各構成要素に電力を供給する。これにより、記録装置1110−nが起動する。
制御部1206は、記録装置1110−nが有するすべての構成要素を制御することができる。例えば、制御部1206は、操作部1208の操作及び動作状態に従い、デシリアライザ1202、デマルチプレクサ1203、記録媒体1204及び信号解析部1207を所定のタイミング同期の下で制御する。制御部1206は、各種処理で作成したデータを一時的にRAM1209に書き込み、必要に応じて読み出す。
フラッシュメモリ1210は、電気的に消去・記録可能な記憶媒体である。フラッシュメモリ1210には、制御部1206を動作させるために必要なプログラム及び記録装置1110−nに固有の調整データ等が予め書きこまれている。
外部インターフェース1201は2個のBNC端子を有し、撮像装置100の2チャネルの出力信号が、2本の同軸ケーブルを介して外部インターフェース1201に入力する。
記録装置1110−nの各構成要素は、各構成要素間の制御信号やデータ信号のための伝送路である内部バス1212と接続する。
デシリアライザ1202は、外部インターフェース1201から入力された2チャネルのシリアル信号をそれぞれパラレルデータに変換し、デマルチプレクサ1203に入力する。デマルチプレクサ1203は、デシリアライザ1202から供給される2チャネルのパラレルデータについて、図8から図10を参照して説明したのと逆の分離動作を行い、SDI伝送のもととなるデータストリームを復元する。
記録再生部1211は、デマルチプレクサ1203で生成された画像データ及びANCパケットデータ等を、1フレーム1ファイルとして、UDF、FATまたはNTFS等のファイルシステムの記録媒体1204に記録する。記録媒体1204は、画像データ及びANCパケットデータ等を記録できる媒体であればよう、例えば、磁気ディスク、光学式ディスクまたは半導体メモリなどのあらゆる方式の記録媒体を含む。記録の開始および停止は、ユーザが操作部1208を操作することで行われるか、または、信号解析部1207の信号解析結果に基づき行われる。記録再生部1211はまた、ユーザによる操作部1208の操作に従い、記録媒体1204に記録された画像データ及びANCパケットデータ等を読み出す。
信号解析部1207は、ANCパケットの種類を識別するためのヘッダであるDIDとSDIDの値に基づき、デマルチプレクサ1203で生成されたデータストリームに含まれるANCパケットデータを抽出し解析する。信号解析部1207は、得られたタイムコード、ペイロードID、撮像年月日、リール番号、シーン番号、テイク番号、ショット番号及び分割情報などの情報等の付加情報を制御部1206に送る。
制御部1206は、信号解析部1207から受け取った各種情報を、デマルチプレクサ1203の出力データストリームに付随するメタデータとして記録媒体1204に記録する。
また、制御部1206は、信号解析部1207から受け取った各種情報に基いたファイル名を、記録媒体1204に記録される動画像ファイルのファイル名に設定する。ファイル名の設定方法の詳細は後述する。
記録媒体1204に記録されたデータファイルは、外部インターフェース1205を介して外部に転送できる。換言すると、外部の情報機器は、外部インターフェース1205を介して記録媒体1204にアクセスし、所望のデータファイルを読み込むことが出来る。外部インターフェース1205は、記録媒体1204に記録されたデータを外部装置が読み書きできるものであればよく、例えばUSB端子等のように、記録装置1110−nに周辺機器を接続できるあらゆるインターフェースを含む。
図13に示すフローチャートを参照して、記録媒体1204に記録される動画像ファイルのファイル名を設定する制御部1206の動作を説明する。
S1301では、制御部1206は、信号解析部1207におけるアンシラリパケットデータの解析により得られた各種情報を信号解析部1207から受信する。
S1302では、制御部1206は、ファイル名関連情報が存在するか否かを判定する。ここでファイル名関連情報は、信号解析部1207のアンシラリパケットデータの解析により得られた各種情報のうち、ユーザ定義名、リール番号、シーン番号、テイク番号及びショット番号を指す。ファイル名関連情報はいわば、撮像装置100におけるオリジナルの動画像とその画素数及びフレームレート等の特性とを特定する動画像特定情報である。ファイル名関連情報が存在する場合、制御部1206は、S1303に進み、ファイル名関連情報のいずれも存在しない場合、制御部1206は、S1304に進む。
S1303では、制御部1206は、記録すべきファイルのファイル名(拡張子を除くボディ部)を、上述したファイル関連情報を含む文字列に設定し、S1305に進む。例えば、全てのファイル名関連情報が存在している場合、制御部1206は、「USER0_R001_S002_T003_004」という文字列を生成し、これをファイル名とする。ここで、「USER0」がユーザ定義名、「R001」がリール番号、「S002」がシーン番号、「T003」がテイク番号、「004」がショット番号をそれぞれ示す。S1301におけるアンシラリパケット解析の結果、ファイル名関連情報の中で多重されていないものがあった場合、制御部1206は、不在の情報に基づく名称部分を詰めてファイル名を作成する。例えば、テイク番号が存在していなかった場合、前記の例では、「USER0_R001_S002_004」というファイル名になる。
S1304では、制御部1206は、記録装置1110−nに予め設定されたファイル名を採用し、S1305に進む。設定されるファイル名は、例えば、撮像装置100で設定するものと同様に、ユーザが設定するユーザ定義名、リール番号、シーン番号、テイク番号、及び、記録開始のたびにインクリメントされるショット番号などから構成される。
S1305では、制御部1206は、信号解析部1207のアンシラリパケットデータの解析により得られた各種情報に撮像年月日情報が含まれているか判定する。撮像年月日情報が含まれている場合(S1305)、制御部1206は、S1306に進み、含まれていない場合(S1305)、制御部1206は、S1307に進む。S1306では、制御部1206は、ファイル名に撮像年月日情報を追加し、S1308に進む。S1307では、記録装置1110−nが保持する年月日情報を記録年月日情報としてファイル名に追加し、S1308に進む。ファイル名は例えば、「USER0_R001_S002_T003_004_150917」というファイル名になる。追加された「15」が西暦年の下2桁、「09」が月、「17」が日付をそれぞれ示す。
S1308では、制御部1206は、信号解析部1207のアンシラリパケットデータの解析により得られた各種情報にタイムコードが含まれているか判定する。タイムコードが含まれている場合(S1308)、制御部1206は、S1309に進み、含まれていない場合(S1308)、制御部1206は、S1310に進む。S1309では、制御部1206は、ファイル名にタイムコードを追加し、S1311に進む。S1310では、制御部1206は、記録装置1110−nが保持するタイムコードをファイル名に追加し、S1311に進む。ファイル名は例えば、「USER0_R001_S002_T003_004_150917_19154512」というファイル名になる。「19」が時刻の時を示し、「15」が分、「45」が秒をそれぞれ示し、「12」がフレーム番号を示す。
S1311では、制御部1206は、信号解析部1207のアンシラリパケットデータの解析により得られた各種情報に、フレーム分割情報が含まれているかどうかを判定する。フレーム分割情報が含まれている場合(S1311)、制御部1206は、S1312に進み、含まれていない場合(あ1311)、制御部1206は、S1313に進む。S1312では、制御部1206は、ファイル名にフレーム分割情報を追加し、S1313に進む。
S1313では、制御部1206は、信号解析部1207のアンシラリパケットデータの解析により得られた各種情報に画面分割情報が含まれているかどうかを判定する。画面分割情報が含まれている場合(S1313)、制御部1206は、S1314に進み、含まれていない場合(S1313)、制御部1206は、S1315に進む。S1314では、制御部1206は、ファイル名に位置座標情報を追加し、S1315に進む。ファイル名は例えば、「USER0_R001_S002_T003_004_150917_19154512_F1X0Y0」というファイル名になる。「F1」がフレーム番号を示し、「X0Y0」が位置座標(0、0)を示す。
S1315では、制御部1206は、S1315までのフローで生成されたファイル名と同じファイル名のファイルが記録媒体1204にすでに存在しているか否かを判定する。同じファイル名のファイルがすでに存在している場合(S1315)、制御部1206は、S1316に進み、存在していない場合(S1315)、制御部1206は、ファイル名の設定を終了する。S1316では、制御部1206は、1ずつインクリメントする値をファイル名に追加する。例えば、タイムコードが同一のまま変化せず、「USER0_R001_S002_T003_004_150917_19154512_F1X0Y0」というファイルがすでに存在している場合、このファイル名に「_00001」という文字列を追加する。そして、この追加結果を、記録しようとするファイルのファイル名とする。「_00001」を追加したファイル名のファイルが既に存在する場合、制御部1206は、「USER0_R001_S002_T003_004_150917_19154512_F1X0Y0_00002」というファイル名を採用する。
撮像装置100から供給される動画像データにファイル名を設定する元となる情報がなく、記録装置1110−nにも、ファイル名を生成する元となるユーザ設定の情報が無い場合、記録装置1110−nは、一般的な規則に従いファイル名を生成する。また、予め記録装置で設定した名称の末尾に、分割情報を追加してファイル名を設定する構成にしてもよい。
各記録装置1110−1〜1110−8が、図13を参照して説明した手順で記録すべきファイルのファイル名を決定する。これにより、撮像装置100で撮像された8K・120Pの動画像データが記録装置1110−1〜1110−8にそれぞれ60P・4K動画像データとして分割して記録されるものの、そのファイル名の一部が共通化され、復元のための情報も含まれる。ファイル名の一部が共通化されることで、同じ動画像の分割記録であることが明確になる。また、オリジナルの動画像の空間上の分割位置と時間軸上の分割位置を示す情報をファイル名が含むことで、オリジナルの動画像を復元するための空間上の合成と時間軸上の合成も自動化可能になる。例えば、記録装置1110−1〜1110−8から各ファイルを読み出した場合に、元の8K・120Pの動画像データに戻すことも容易になる。例えば、「USER0_R001_S002_T003_004_150917_19154512_F1」という共通の名称を含み、末尾がそれぞれ「X0Y0」、「X0Y1」、「X1Y0」及び「X1Y1」となっているファイル名の動画像を合成する。この合成により、8K動画像を復元できる。
図12に示す構成では、記録再生部1211は、デマルチプレクサ1203で生成された画像データを記録媒体1204に記録したが、デマルチプレクサ1203の出力を現像処理部で現像したデータを記録媒体1204に記録するとしてもよい。
記録装置1110−1〜1110−8に分割記録された動画像ファイル(分割動画像ファイル)のファイル名を変換する動作を説明する。図14は、ファイル名変換装置として動作するパーソナルコンピュータ(PC)の概略構成の一例を説明するためのブロック図である、図15は、ファイル名変換処理の一例を示すフローチャートである。
図14に示すPC1400では、CPU(Central Processing Unit)1401が、各構成要素間の制御信号やデータ信号のための伝送路である内部バス1402と接続し、各構成要素とデータの通信を行い、計算と制御を行う。メモリ1403は、CPU1401が制御プログラムを実行する際の作業領域となる。CPU1401は、図15に示すフローチャートで示されるファイル名変換プログラムを読み込み実行することで、以下の機能を実現する。
入力装置1404は、ユーザが操作を行うための装置であり、マウス及びキーボードで構成される。出力装置1405は、ユーザにデータや処理の結果を通知するための装置であり、ディスプレイ等で構成される。
記憶装置1406は、PC1400のOS(オペレーティングシステム)、アプリケーションソフトウエア及び動画像ファイル等が格納される装置であって、HDD(ハードディスクドライブ)またはSSD(ソリッドステートドライブ)等から構成される。
外部インターフェース1407は、他の機器と通信してデータの読み書き行うためのインターフェースであり、USB端子等の、情報機器に周辺機器を接続するためのあらゆるインターフェースを含む。
CPU1401は、図15に示すファイル名変換処理を実現するプログラムをメモリ1403にロードして実行する。
S1501では、CPU1401は、ファイル名を変更する対象とするファイル群を読み込み、S1502に進む。S1501で読み込むファイルは、記録装置1110−1〜1110−8に記録される分割動画像ファイルである。これら分割動画像ファイルは、撮像時の各種情報をメタデータとして含んでいる。
S1502では、CPU1401は、読み込んだ動画像ファイルのメタデータを解析し、解析結果を後の処理で用いるためにメモリ1403に記憶し、S1503に進む。
S1503では、CPU1401は、メタデータ解析結果の分割情報により分割動画像ファイルか否かを判定する。メタデータ解析結果の空間的分割数及び時間的分割数が共に0であるか、または分割数に関する情報がない場合、CPU1401は、分割動画像ファイルではないと判定し、ファイル名の変更をせずに図15に示すフローを終了する。分割動画像ファイルである場合、CPU1401は、S1504に進む。
S1504では、CPU1401は、合成対象の分割動画像ファイルが揃っているか否かを判定する。例えば、メタ情報の内、分割によっても変更されない所定の要素について同じ内容を有する分割数に相当する動画像ファイルを取得できている場合、復元に必要な動画像ファイルが揃っていることになる。そのような、分割によっても変更されない情報には、タイムコード、ペイロードID、撮像年月日、ユーザ定義名、リール番号、シーン番号、テイク番号及びショット番号などがある。分割された全ての分割動画像ファイルが揃っている場合、CPU1401は、S1505に進み、揃っていない場合、CPU1401は、S1506に進む。
S1506では、CPU1401は、もとのファイル名に分割情報を追加して、図15に示すフローを終了する。例えば、「元のファイル名_F3X1Y0」という名称のファイル名に対象ファイルを変更する。
S1505では、CPU1401は、取得した動画像ファイルの中に、分割情報が同じでかつタイムコードが同じファイルがあるか否かを判定する。撮像装置または記録装置の設定または状態により、記録開始の数フレーム間か記録停止までにタイムコードが歩進しない状態が発生する場合があるからである。タイムコードが同じファイルがある場合、CPU1401はS1507に進み、ない場合、CPU1401はS1508に進む。
S1507では、CPU1401は、分割情報とタイムコードの両方が同じファイルについて、そのうちの一つを除き、ファイル名を、元のファイル名に分割情報を追加した名称に変更する。例えば、「元のファイル名_F3X1Y0」という名称のファイル名に対象ファイルのファイル名を変更する。
S1508では、CPU1401は、分割情報とタイムコードのいずれか一方または両方が異なるファイルのファイル名を「共通のファイル名_分割情報」に変更する。ここで、共通のファイル名は、例えばユーザ定義名、リール番号、シーン番号、テイク番号、ショット番号、撮像年月日及びタイムコードにより構成されるが、別途、ユーザが設定した名称としてもよい。これにより、ファイル名は例えば、「USER0_R001_S002_T003_004_150917_19154512_F1」という共通名称を含み、末尾がそれぞれ「X0Y0」、「X0Y1」、「X1Y0」または「X1Y1」となる。共通名称を含むこれのファイルの動画像を合成することで、8K動画像を復元できる。
例えば、120Pの8K動画像を分割記録した分割動画像ファイルのファイル名を上述の手順で変更したとする。この場合、タイムコードの末尾が00、01、…、28、29となっていて、各タイムコードに対し「_F1」「_F2」「_F3」「_F4」という名称を含むファイルが生成される。これらのファイルが、1秒間あたりに撮像された120フレーム分の動画像となる。
以上のようなファイル名変更により、複数の記録装置に分割して記録された動画像ファイルのファイル名を、相互の関連性が分かりやすい名称に変更できるので、動画像ファイルの編集・管理が容易になる。
図15に示すファイル名変換処理は、分割動画像ファイルを収容するディレクトリまたはフォルダの名称にも適用可能である。
記録装置1110−1〜1110−8に記録された動画像ファイルのファイル名をPC1400により変換する実施例を説明したが、図15を参照して説明したファイル名変換機能を記録装置1110−1〜1110−8に組み込んでもよい。例えば、記録装置1110−1〜1110−8は、入力する動画像を暫定ファイル名で記録し、記録完了後にこの暫定ファイル名を図15に示すファイル名変換処理により決定されるファイル名に変更する。
1フレームの画素構成を8K4K、フレームレートを120Pとした動画像を16分割する例を説明したが、1画面の画素数、フレームレート及び分割数は、この例に限定されない。また、空間内の分割数及び時間軸上の分割数も上記実施例で説明した例に限定されない。

Claims (8)

  1. 動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割することにより生成される動画像ファイルであって、前記空間及び時間のいずれかまたは両方での分割位置を示す分割情報をメタデータとして保持する動画像ファイルを読み込む手段と、
    前記動画像ファイルのメタデータから前記分割情報を検出する手段と、
    前記分割情報に従い、前記動画像ファイルのファイル名を変更する変更手段と
    を有することを特徴とするファイル名変換装置。
  2. 前記変更手段は、前記動画像ファイルのファイル名に、前記分割情報の内容を示す文字列を追加することで、前記ファイル名を変更することを特徴とする請求項1に記載のファイル名変換装置。
  3. さらに、前記読み込み手段で読み込まれた複数の動画像ファイルが同じ動画像から分割されたものかどうかを判定する判定手段を有し、
    前記変更手段は、同じ動画像から分割により生成された複数の動画像ファイルのファイル名を、共通の文字列と、前記複数の動画像ファイルのそれぞれの前記分割情報から決定された文字列とを組み合わせたものに変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のファイル名変換装置。
  4. 前記判定手段は、前記読み込み手段で読み込まれた複数の動画像ファイルのそれぞれのメタ情報において、タイムコード、フレームレート、解像度、ビット深度、信号構成、撮像年月日、ユーザ定義名、リール番号、シーン番号、テイク番号及びショット番号のうちの所定の情報が同一である場合に、前記読み込み手段で読み込まれた複数の動画像ファイルが同じ動画像から分割されたものと判定することを特徴とする請求項3に記載のファイル名変換装置。
  5. 前記判定手段は、前記付加情報に含まれる前記タイムコード及び前記分割情報が同じである動画像ファイルを同じ動画像から分割されたものと判定し、
    前記変更手段は、前記付加情報に含まれる前記タイムコード及び前記分割情報が同じである動画像ファイルのファイル名に、当該動画像ファイルの分割情報を追加することで前記ファイル名を変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載のファイル名変換装置。
  6. 動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割することにより生成される動画像ファイルを、前記空間及び時間のいずれかまたは両方での分割を示す分割情報を含むメタデータと共に読み込むステップと、
    前記動画像ファイルのメタデータから前記分割情報を検出するステップと、
    前記分割情報に従い、前記動画像ファイルのファイル名を変更する変更ステップと
    を有することを特徴とするファイル名変換方法。
  7. 動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割することにより生成される動画像ファイルのファイル名を変換するファイル名変換プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記動画像ファイルを、前記空間及び時間のいずれかまたは両方での分割を示す分割情報を含むメタデータと共に読み込む手段と、
    前記動画像ファイルのメタデータから前記分割情報を検出する手段と、
    前記分割情報に従い、前記動画像ファイルのファイル名を変更する変更手段
    として機能させるファイル名変換プログラム。
  8. 動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割した分割動画像を並列に出力する撮像装置と、前記撮像装置から出力される各分割動画像を記録する複数の記録装置とからなる記録システムであって、
    前記撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段が出力する動画像を空間及び時間のいずれかまたは両方で分割し、各分割動画像に、前記動画像を特定する画像特定情報と、前記空間及び時間のいずれかまたは両方での分割の分割位置を示す分割情報とを含む付加情報を付加し、所定の動画像形式で並列に出力する出力手段とを有し、
    前記記録装置は、前記撮像装置から出力される前記所定の動画像形式の分割動画像を取り込む手段と、取り込んだ前記分割動画像を記録媒体に記録する記録手段と、取り込んだ前記分割動画像から前記付加情報を分離する手段と、前記分割動画像から分離した前記付加情報を参照して、前記分割動画像のファイル名を決定する手段とを有する
    ことを特徴とする記録システム。
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