JP2017034004A - 太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017034004A
JP2017034004A JP2015150002A JP2015150002A JP2017034004A JP 2017034004 A JP2017034004 A JP 2017034004A JP 2015150002 A JP2015150002 A JP 2015150002A JP 2015150002 A JP2015150002 A JP 2015150002A JP 2017034004 A JP2017034004 A JP 2017034004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output lead
lead wire
solar cell
back sheet
cell panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015150002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6555964B2 (ja
Inventor
貢一 齋藤
Koichi Saito
貢一 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015150002A priority Critical patent/JP6555964B2/ja
Publication of JP2017034004A publication Critical patent/JP2017034004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6555964B2 publication Critical patent/JP6555964B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】出力リード線のバックシートへの埋没に起因した端子ボックスの接続作業の効率の低下が防止された、端子ボックスの接続作業が容易な太陽電池パネルを得ること。
【解決手段】太陽電池パネル10は、受光面側保護部材1とバックシート7との間に配置された封止部材2の中に太陽電池アレイ6が封止され、太陽電池アレイ6に電気的に接続されてバックシート7に設けられた開口部を介してバックシート7の裏面側に引き出された出力リード線5aを備える。出力リード線5aは、バックシート7の裏面側に引き出された一端側の先端領域に、出力リード線5aの厚み方向に突出した突起部5pを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、端子ボックスに電気的接続を行うための出力リード線を備えた太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法に関するものである。
一般的な太陽電池モジュールにおいては、太陽電池アレイと端子ボックスとを電気的に接続するために、太陽電池アレイの内部から裏面側に引き出された出力リード線が設けられている。そして、特許文献1に示されるように、太陽電池アレイから引き出された出力リード線は、端子ボックス内の端子板に対して、はんだ付けにより固定される。
また、太陽電池モジュールは、太陽電池アレイを保護するために、および耐候性を確保するために、ガラス基板とバックシートとの間において樹脂からなる封止部材中に太陽電池アレイが樹脂封止された構造とされている。このような封止構造は、太陽電池パネルと呼ばれ、受光面側保護部材と受光面側封止部材と太陽電池アレイと裏面側封止部材とバックシートとが積層された積層体を、ラミネータによりラミネート加工して狭圧溶着することにより形成される。
ここで、ラミネート加工後の太陽電池アレイにおいては、太陽電池モジュールの裏面側に配置されたバックシート上に出力リード線が貼り付いた状態となる。このため、出力リード線を端子ボックス内の端子板に接続するために、出力リード線を起こす必要がある。
特開2013−38293号公報
しかしながら、ラミネート加工後の太陽電池アレイにおいては、太陽電池パネルの裏面側に配置されたバックシートに、出力リード線の一部が埋没した状態になる場合がある。出力リード線の一部がバックシートに埋没している場合には、出力リード線を起こす作業において、出力リード線をスムーズに起こすことができず、出力リード線を起こす作業の負荷および時間が増加し、端子ボックスの接続作業の効率が低下する場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、出力リード線のバックシートへの埋没に起因した端子ボックスの接続作業の効率の低下が防止された、端子ボックスの接続作業が容易な太陽電池パネルを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受光面側保護部材とバックシートとの間に配置された封止部材の中に太陽電池アレイが封止され、太陽電池アレイに電気的に接続されてバックシートに設けられた開口部を介して封止部材の中からバックシートの裏面側に引き出された出力リード線を備える太陽電池パネルである。出力リード線は、バックシートの裏面側に引き出された一端側の先端領域に、出力リード線の厚み方向に突出した突出部を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、出力リード線のバックシートへの埋没に起因した端子ボックスの接続作業の効率の低下が防止された、端子ボックスの接続作業が容易な太陽電池パネルが得られる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュールを受光面側から見た斜視図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュールを受光面と反対側の裏面側から見た斜視図 本発明の実施の形態1にかかる端子ボックスを示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネルを示す要部断面図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネルの積層構造を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1にかかる出力リード線を示す平面図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネルの出力リード線における、太陽電池パネルの裏面側に引き出された側の先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネルの出力リード線が接続される端子ボックスの内部構造の一例を示す平面図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュールの製造方法の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池アレイを示す平面図 本発明の実施の形態1にかかる出力リード線の製造方法を説明する模式上面図 本発明の実施の形態1にかかる出力リード線の製造方法を説明する模式断面図 本発明の実施の形態1にかかる出力リード線の製造方法を説明する模式断面図 本発明の実施の形態1にかかる出力リード線の製造方法を説明する模式断面図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネルの構成部材が積層された積層体を示す要部断面図 本発明の実施の形態1においてラミネート装置により積層体をラミネート加工する方法を説明する模式断面図 本発明の実施の形態1において積層体のラミネート加工により形成された太陽電池パネルの要部断面図 本発明の実施の形態1において出力リード線の起こし作業を示す模式平面図 本発明の実施の形態1においてラミネート加工終了後の太陽電池パネルにおける出力リード線が起こされて成形された状態を示す要部断面図 本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネルの出力リード線が端子ボックスの端子板に接続された状態を示す要部断面図 本発明の実施の形態2にかかる第1の出力リード線における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図 本発明の実施の形態2にかかる第2の出力リード線における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図 本発明の実施の形態2にかかる第3の出力リード線における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図 本発明の実施の形態2にかかる第4の出力リード線における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュール11を受光面側から見た斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュール11を受光面と反対側の裏面側から見た斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる端子ボックス20を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネル10を示す要部断面図である。図4においては、本実施の形態1にかかる太陽電池パネル10における出力リード線5aの周辺領域を示している。なお、図4では、出力リード線5aに沿った断面を示しているが、参考のため接続リード線4aを併せて示している。図5は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネル10の積層構造を示す分解斜視図である。図6は、本発明の実施の形態1にかかる出力リード線5を示す平面図である。
太陽電池モジュール11は、太陽電池パネル10を備えている。太陽電池パネル10は、矩形枠状のアルミニウム製の支持フレーム12によって支持されている。太陽電池パネル10の裏面側保護部材であるバックシート7には、直列に接続された複数の太陽電池セル3の出力を取り出す端子ボックス20が取り付けられている。
端子ボックス20は、外殻を構成する概略箱状の筐体である本体部20aを有している。本体部20aは、一面を開放する直方体形状を有している。また、本体部20aには、蓋部20eが取り付けられる。蓋部20eは、本体部20aの開放面を閉塞している。本体部20aおよび蓋部20eは、アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂(ABS樹脂)などの難燃性および耐候性を有する樹脂で形成されている。
本実施の形態1にかかる太陽電池パネル10は、透光性材料により形成された受光面側保護部材1である透光性基板としてのガラス基板と、透光性樹脂により形成された受光面側封止部材2aである受光面側封止樹脂シートと、複数の太陽電池セル3が電気的に直列に接続された太陽電池アレイ6と、透明樹脂で形成された裏面側封止部材2bである裏面側封止樹脂シート、耐候性基板としての裏面側保護部材であるバックシート7とが、受光面側からこの順に積層されて構成されている。この太陽電池パネル10では、受光面側保護部材1側から光Lが入射する。
太陽電池アレイ6は、既定の間隔をおいて同一平面上に碁盤目状に並べられた複数の太陽電池セル3と、複数の太陽電池セル3を電気的に直列に接続する接続リード線4aと、太陽電池パネル10長手方向に沿って1列に配置された10個の太陽電池セル3が直列に接続された太陽電池ストリングを隣の列の太陽電池ストリングと電気的に直列に接続し、または太陽電池アレイ6の端部において接続リード線4aおよび出力リード線5が接続される接続リード線4bと、太陽電池アレイ6から最終的に電力を取り出す出力リード線5と、を備える。なお、図示の関係上、図5においては出力リード線5を省略している。
10個の太陽電池セル3が直列に接続された太陽電池ストリング6bと、10個の太陽電池セル3が直列に接続された太陽電池ストリング6cとは、太陽電池ストリング6bおよび太陽電池ストリング6cの一端側において、接続リード線4bbにより電気的に直列に接続されている。10個の太陽電池セル3が直列に接続された太陽電池ストリング6dと、10個の太陽電池セル3が直列に接続された太陽電池ストリング6eとは、太陽電池ストリング6dおよび太陽電池ストリング6eの一端側において、接続リード線4bcにより電気的に直列に接続されている。太陽電池ストリング6cと、太陽電池ストリング6dとは、太陽電池ストリング6cおよび太陽電池ストリング6dの他端側において、接続リード線4beにより電気的に直列に接続されている。
図6に示すように、出力リード線5として、太陽電池ストリング6aにおける一端の太陽電池セル3から引き出された接続リード線4aに接続された接続リード線4baに、出力リード線5aが接続されている。接続リード線4bbには、出力リード線5bが接続されている。接続リード線4bcには、出力リード線5cが接続されている。また、出力リード線5として、太陽電池ストリング6eにおける他端の太陽電池セル3から引き出された接続リード線4aに接続された接続リード線4bdに、出力リード線5dが接続されている。接続リード線4beには、出力リード線5eが接続されている。なお、出力リード線5cと接続リード線4bbとを電気的に接触させないために絶縁シートが挿入されており、出力リード線5cと接続リード線4bbとの絶縁が図られている。また、ここでは太陽電池アレイ6における一端および他端に、それぞれ3本の出力リード線5を備える場合を示しているが、出力リード線5の本数はこれに限定されず、太陽電池モジュールの種類によって適切な本数が設けられる。
受光面側封止部材2aおよび裏面側封止部材2bの材料としては、エチレン酢酸ビニル共重合体(Ethylene Vinyl Acetate:EVA)、シリコーン、ウレタンなどの透光性および接着性を有する樹脂が用いられる。なお、受光面側封止部材2aおよび裏面側封止部材2bの材料はこれらに限定されることなく、透光性を有するとともに受光面側保護部材と太陽電池アレイ6との間およびバックシート7と太陽電池アレイ6との間を接着して、太陽電池アレイ6を封止可能であれば、他の熱硬化性樹脂を用いてもよい。
裏面側封止部材2bには、出力リード線5を太陽電池パネル10の裏面側に引き出すための開口部である出力リード線取出し孔2bkが設けられている。また、バックシート7には、出力リード線5を太陽電池パネル10の裏面側に引き出すための開口部である出力リード線取出し孔7kが設けられている。なお、出力リード線5を太陽電池パネル10の裏面側に引き出すことができれば、出力リード線取出し孔2bkの代わりに、開口としてバックシート7を厚み方向に貫通する切れ込みを裏面側封止部材2bに設けてもよい。
バックシート7としては、樹脂バックシートが用いられ、太陽電池モジュールで一般的に用いられる耐加水分解ポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene Terephthalate:PET)樹脂シート、オレフィン系樹脂、ポリフッ化ビニル(Polyvinyl Fluoride:PVF)樹脂シート、あるいはこれらを貼り合わせた積層樹脂シートを用いることができる。また、樹脂シートの表面にシリカまたはアルミナなどの酸化物蒸着フィルムを貼り合せたものも使用できる。
上述した太陽電池パネル10を構成する各層は、熱処理によって貼り合わされて一体化されている。図5においては、分解斜視図であるため受光面側封止部材2aと裏面側封止部材2bとが分割して図示されているが、受光面側封止部材2aと裏面側封止部材2bとは、熱処理によって隣り合う太陽電池セル3間の領域および太陽電池アレイ6の外側の領域において接続されて一体となった封止部材2となり、太陽電池アレイ6を樹脂封止して、受光面側保護部材1とバックシート7との間に樹脂封止層を形成している。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネル10の出力リード線5における、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された側の先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図である。出力リード線5は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)および金(Au)などの導電率の高い金属材料からなり断面形状が平角状に加工された帯板状導電部材の表面がはんだにより被覆されて構成されている。
図7(a)、図7(b)および図7(c)に示すように、出力リード線5は、出力リード線取出し孔2bkおよび出力リード線取出し孔7kを介して太陽電池パネル10の裏面側に引き出された一端側の先端領域に、出力リード線5の厚み方向に突出した突出部である突起部5pが形成されている。突起部5pは、出力リード線5の面内において楕円状の領域に、楕円状の長軸方向を出力リード線5の長手方向平行にして、曲面状の形状に形成されている。なお、突起部5pは、出力リード線5の面内における円状の領域に曲面状の形状に設けられてもよい。ここで、曲面とは、連続的に曲がった、平面でない面とする。
出力リード線5は、太陽電池モジュールの種類によって寸法が異なるが、結晶系太陽電池モジュールに用いられる寸法の一例としては、幅が3mm以上15mm未満、厚みが0.1mm以上1mm未満、の寸法が挙げられる。突起部5pは、出力リード線の厚さT1と曲面高さT2との関係が以下の式(1)で示される条件を満たすことが好ましい。曲面高さT2は、出力リード線5の表面から突起部5pが突出している高さである。
T2>T1÷2・・・(1)
曲面高さT2との関係が式(1)で示される条件を満たすことにより、後述するような、突起部5pを設けることに因る、ラミネート加工後に出力リード線5の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果を確実に得られる。一方、曲面高さT2が式(1)で示される条件を満たさない場合には、突起部5pの突出高さが少なく、後述するような突起部5pを設けることに因る、ラミネート加工後に出力リード線5の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果が不十分となるおそれがある。
このような突起部5pを出力リード線5における先端領域に備えることにより、ラミネート加工により形成された太陽電池パネル10の出力リード線5を図8に示すような端子ボックス20に接続するために行われる、出力リード線5の起こし作業が容易となる。すなわち、本実施の形態1にかかる太陽電池パネル10においては、出力リード線5における先端領域に突起部5pを備えることにより、ラミネート加工後に出力リード線5の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせることができる。これにより、バックシート7に埋没した出力リード線5を、起こし部材71を用いて起こす作業において、出力リード線5をバックシート7から剥がし易くなり、短時間で容易に出力リード線5を起こすことができる。したがって、出力リード線5のバックシート7への埋没に起因した端子ボックス20の接続作業の効率の低下が防止され、端子ボックス20の接続作業が容易な太陽電池パネル10が実現されている。なお、出力リード線5の起こし作業の詳細については後述する。
また、ラミネート加工後にバックシート7へ埋没した出力リード線5の先端部分を起こした場合には、該出力リード線5の先端部分に対応した凹み部7hがバックシート7の表面に形成されている。すなわち、出力リード線5の先端部分を起こした場合には、バックシート7の表面における出力リード線5が引き出された開口部に隣り合う領域であって突出部5pが形成された側の領域には、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された出力リード線5の形状に対応した凹み部7hが形成されている。
図8は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネル10の出力リード線5が接続される端子ボックス20の内部構造の一例を示す平面図である。端子ボックス20は、太陽電池パネル10のバックシート7における対角位置に形成された出力リード線取出し孔7kを覆って2箇所に取り付けられる。
そして、本体部20aの内部には、太陽電池パネル10から出力された電力の出力部をなす回路部21が収納されている。回路部21には、太陽電池パネル10の出力を取り出す目的で、また他の太陽電池パネル10と接続する目的で、外部に延びる外部ケーブルであるモジュール連結ケーブル22が接続されている。
回路部21は、本体部20aの底面20bに配設され、出力リード線5を接続する端子板23である3枚の端子板23a,23b,23cと、逆負荷時電流バイパス用のバイパスダイオード31として2個のバイパスダイオード31a,31bとを含んで構成されている。以下では、バイパスダイオードを、単にダイオードと呼ぶ場合がある。端子板23a,23b,23cは、端子ボックス20の内部に備え付けられているものであり、電気伝導性の高い金属、または電気伝導性の高い金属にめっきを施したものによって構成されている。
端子板23a,23b,23cには孔部24として孔部24a,24b,24cが空けられており、太陽電池パネル10から引き出された出力リード線5である出力リード線5a,5b,5cを折り曲げるために用いられる。本体部20aの底面20bのたとえば図8の図示上端側には、本体部20aの辺に沿って矩形の出力リード線引き込み口20cが開口している。太陽電池パネル10の内部から延びる出力リード線5は、出力リード線引き込み口20cを介して、本体部20aの内部に引き込まれる。一方、図8の図示下端側の外壁20dには、モジュール連結ケーブル22を引き出すためのケーブル引き出し孔25a,25bが形成されている。
本体部20aの底面20bには、端子取り付け部26として端子取り付け部26a,26b,26cが底面20bから本体部20aの内部側に突出して設けられている。3枚の端子板23a,23b,23cは、熱伝導性の良好な材料で作製され、取り付け孔30として予め穿孔されている取り付け孔30a,30b,30cに端子取り付け部26a,26b,26cが挿入されて、固定されている。端子板23a,23b,23cは、相互に平行に図8の図示左右方向に並んで配置され、各々図8の図示上下方向に延びる長尺形状をなしている。
それぞれの端子板23a,23b,23cの図8の図示上端には、出力リード線引き込み口20cを介して本体部20a内に挿入された出力リード線5a,5b,5cがはんだ接合される。一方、3枚の端子板23a,23b,23cのうち、図8の図示左右端の2枚の端子板23a,23cの図示下端には、モジュール連結ケーブル22を圧着接合可能とされたケーブル接続部27a,27bが設けられている。また、端子板23bの大面積部29には、端子ボックス20内の空気または熱を流通させるための流通孔28が設けられている。
ダイオード31a,31bは、3枚の端子板23a,23b,23cの長尺形状の延びる方向、すなわち図8の図示上下方向と直交する方向、すなわち図8の図示左右方向に並んで配置されている。ダイオード31a,31bは、PN接合に基づく整流機能を持っており、2本の脚部電極は、それぞれN極とP極となっている。そして、2本の脚部電極にて、隣り合う端子板23間を跨ぐようにして橋絡して両者間に流れる逆電流をバイパスする。
なお上記においては、端子板23が3枚、ダイオードが2個の場合について説明したが、太陽電池モジュールの種類によっては、これらの数量はこの限りではない。図8では、2つの端子ボックス20のうち、3本の出力リード線5a,5b,5cが接続されている端子ボックス20について示しているが、出力リード線5d,5eが接続されている端子ボックス20では、端子板23を2枚、ダイオードを1個とされる。
つぎに、上記のように構成された太陽電池モジュール11の製造方法について説明する。図9は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュール11の製造方法の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS10において、公知の方法により複数の太陽電池セル3が作製される。そして、接続リード線4aの一端側が1つの太陽電池セル3における受光面に設けられた電極に接合するとともに、他端側が他の太陽電池セル3における裏面側に設けられた電極に接合され、複数の太陽電池ストリングが形成される。そして、接続リード線4bを用いて複数の太陽電池ストリングが電気的に直列接続されることにより、図10に示すような太陽電池アレイ6が作製される。図10は、本実施の形態1にかかる太陽電池アレイ6を示す平面図である。
つぎに、ステップS20において、図10に示すように、太陽電池アレイ6の両端の太陽電池セル3に接続された接続リード線4bのそれぞれに出力リード線5が接続される。ここで、出力リード線5は、出力リード線取出し孔2bkおよび出力リード線取出し孔7kから太陽電池パネル10の裏面側に引き出された一端側の先端領域に突起部5pが位置するように、接続リード線4bに接続される。また、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された出力リード線5は、突起部5pの凸部の表面がバックシート7の表面に対向し、接触した状態で、面方向がバックシート7の表面に沿った状態に載置された状態で配置される。
一般に出力リード線は、帯板状導電材からなりボビンに巻回されたコイル状の長尺の出力リード線母材を、金型を使用して一定寸法に切断することにより製作される。本実施の形態1にかかる出力リード線5は、図11および図12に示すように、下金型41と上金型42とパンチ43とを用いて作製することができる。上金型42は、直方体形状を有し、上面から下面に貫通する切断用開口部42aが、上面の面方向における中央領域に形成されている。上金型42における下金型41と対向する下面において切断用開口部42aの近傍には、突起部5pの表面形状に対応した曲面状の形状の突起部用凹部42bが設けられている。
下金型41は、上面の面方向における外形寸法が上金型42と同じである直方体形状を有する。下金型41は、上面から下面に貫通する切断用開口部41aが、上面の面方向における中央領域に形成されている。切断用開口部41aは、下金型41上に上金型42が重ねられた際に切断用開口部42aの位置に対応する位置に、切断用開口部42aに対応した寸法で形成されている。下金型41における上金型42と対向する下面において、上金型42の突起部用凹部42aに対応する位置には、突起部5pの裏面の形状に対応した曲面状の形状の突起部用凸部41bが設けられている。パンチ43は、長手方向に垂直な断面が切断用開口部42aおよび切断用開口部41aと同形状の外形形状を有する四角柱形状を有する。パンチ43の長手方向に垂直な断面寸法は、切断用開口部42aおよび切断用開口部41aの開口寸法よりも僅かに小さくされている。
図11は、出力リード線5の製造方法を説明する模式上面図である。図12から図14は、出力リード線5の製造方法を説明する模式断面図である。出力リード線5を作製するには、まず、図11および図12に示すように下金型41と上金型42との間に、はんだめっきされた長尺の出力リード線母材44を、切断用開口部42aおよび切断用開口部41aに重ねて掛け渡す。出力リード線母材44は、市販のものを用いることができる。つぎに、図13に示すように、上金型42を下金型41の上面に押し付けて出力リード線母材44を上金型42と下金型41との間で加圧する。これにより、下金型41の突起部用凸部41bと上金型42の突起部用凹部42bとに挟まれた領域がプレス加工され、突起部5pの形状が形成される。また、上金型42を下金型41に重ねた状態でパンチ43を切断用開口部42aから挿入し、切断用開口部41aに挿入する。これにより、出力リード線母材44における切断用開口部41aに対応する領域が切断されて切断用開口部41a内に押し込まれる。
そして、図14に示すように、パンチ43および上金型42を下金型41から引き上げることにより、突起部5pが形成された出力リード線5が得られる。このように、出力リード線5の突起部5pは、はんだめっきされた長尺の出力リード線母材44に対して、金型を使用して一定寸法に切断する切断加工とプレス加工とを同時に施して形成される。
ここで、突起部5pは、出力リード線の厚さT1と曲面高さT2との関係が上記の式(1)で示される条件を満たすことが好ましい。したがって、下金型41の突起部用凸部41bと上金型42の突起部用凹部42bとは、突起部5pが上記の式(1)で示される条件を満たすことができる寸法で形成されることが好ましい。
その後、突起部5pが形成された出力リード線母材44を浮かせて図14に示す矢印Fの方向に搬送して切断用開口部42aおよび切断用開口部41aに重ねて掛け渡す。そして、上記の工程を行うことにより、出力リード線5を量産できる。
上述した方法により出力リード線5を作製することにより、切断と同時に出力リード線5の先端に、出力リード線5の面内から突出した曲面状の加工を施すことができるため、新たな製造工程を追加することなく出力リード線5を作製することができる。
つぎに、ステップS30において、図5に示した太陽電池パネル10の構成部材の配置に従って、受光面側封止部材2aを介して受光面側保護部材1上に太陽電池アレイ6が設置される。つぎに、裏面側封止部材2bを介して太陽電池アレイ6上にバックシート7が配置され、図15に示すように太陽電池パネル10の構成部材が積層された積層体51が作製される。図15は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池パネル10の構成部材が積層された積層体51を示す要部断面図である。また、図15では、出力リード線5aに沿った断面を示しているが、参考のため接続リード線4aを併せて示している。以下の図17、図19、図20についても同様である。
つぎに、ステップS40において、積層体51を真空中で加熱プレスするラミネート加工が行われる。このラミネート加工により、積層体51の各構成部材がラミネートされて一体化され、太陽電池パネル10が形成される。
図16は、本発明の実施の形態1においてラミネート装置60により積層体51をラミネート加工する方法を説明する模式断面図である。ラミネート装置60は、被ラミネート体のラミネート加工を行なう装置であり、上述した積層体51をラミネート加工して太陽電池パネル10を形成することができる。
ラミネート装置60は、ラミネート装置60の上部を構成する上容器61と、ラミネート装置60の下部を構成する下容器62と、被ラミネート体を載置して搬送する搬送ベルト69と、を備える。上容器61は、上容器61内に設置された加圧部であるダイアフラム63と、上容器61とダイアフラム63とに囲まれた空間である上チャンバ65内の空気を出し入れするための上チャンバ用吸排気口66と、下容器62との当接面に配置されてラミネート加工時に上容器61と下容器62とを重ね合わせて密閉状態を保つための図示しないパッキンと、を備える。下容器62は、下容器62内に設置されて被ラミネート体を加熱する加熱部であるヒーター板64と、下容器62とダイアフラム63とに囲まれた空間である下チャンバ67内の空気を出し入れするための下チャンバ用吸排気口68と、を備える。
ラミネート装置60により積層体51のラミネート加工を行う際には、上容器61が下容器62から上方に離間して配置されてラミネート装置60が開かれた状態において、積層体51が搬送ベルト69に載置されて搬入され、下容器62のヒーター板64上に配置される。つぎに、上容器61が下ろされてパッキンを介して下容器62と重ね合わせられる。これにより、ラミネート装置60の内部の空間がダイアフラム63で仕切られ、ラミネート装置60の内部に上チャンバ65と下チャンバ67とが構成される。
つぎに、上チャンバ用吸排気口66および下チャンバ用吸排気口68を介して上チャンバ65内および下チャンバ67内の空気を抜き取ることにより上チャンバ65および下チャンバ67の内部を減圧しながら、ヒーター板64の温度を上昇させて積層体51が加熱される。
つぎに、積層体51の加熱温度が受光面側封止部材2aおよび裏面側封止部材2bが溶融する温度近辺に達すると、上チャンバ用吸排気口66が開放されて上チャンバ65内に大気が導入される。これにより、上チャンバ65内の圧力が下チャンバ67内の圧力よりも大きくなり、上チャンバ65内と下チャンバ67内との圧力差によってダイアフラム63が膨張し、積層体51は搬送ベルト69上でヒーター板64とダイアフラム63との間で、積層体51における各構成部材の積層方向において加圧される。ダイアフラム63は、シリコンゴムなどの弾性を有する材料により構成されており、積層体51を加圧する際には、積層体51との接触面の表面形状が積層体51の表面状態に沿って積層体51を加圧する。これにより、積層体51がプレス成形される。すなわち、積層体51内部の気泡を抜きながら受光面側封止部材2aおよび裏面側封止部材2bが溶融して一体化した封止部材2により太陽電池アレイ6が密閉封止され、ラミネート加工が完了する。
図17は、本発明の実施の形態1において積層体51のラミネート加工により形成された太陽電池パネル10の要部断面図である。図17においては、ラミネート加工終了後の太陽電池パネル10における出力リード線5の近傍を示している。ラミネート加工終了後の太陽電池パネル10は、図17に示すように、出力リード線5におけるバックシート7から引き出された部分の一部の、少なくともバックシート7に対向する側の下部の領域が、バックシート7に埋没した状態になっている。そして、出力リード線5は、バックシート7から引き出された部分の先端部分の端面5tが上方を向き、突起部5pの一部を含む先端部分がバックシート7の表面から離間した状態、すなわち浮いた状態となっている。そして、突起部5pの一部が、バックシート7の表面から離間した状態、すなわち浮いた状態となっている。
出力リード線5の先端部分がバックシート7の表面から離間した状態になっているのは、出力リード線5の先端領域に突起部5pが形成されていることに起因している。すなわち、積層体51がヒーター板64とダイアフラム63との間で加圧される際に、図15に示した積層体51における出力リード線5とバックシート7との間の隙間52を無くすように積層体51における突起部5pの周辺部が変形する。すなわち、出力リード線5の先端部分がバックシート7の表面から離間した状態になっているのは、突起部5pの一部を含む出力リード線5の先端領域が上方に反ることに起因している。
つぎに、ステップS50において、出力リード線5の起こし作業が行われる。すなわち、図17および図18に示すように、起こし部材71を出力リード線5の先端側から出力リード線5の先端部分に向けて、すなわち図17および図18に示す矢印Mの方向にバックシート7上を摺動させる。これにより、起こし部材71の先端部分が、バックシート7の表面から離間している出力リード線5の先端部分を押圧することにより、バックシート7に埋没している出力リード線5がバックシート7から剥がされて、起こされる。図18は、本発明の実施の形態1において出力リード線5の起こし作業を示す模式平面図である。出力リード線5は、突起部5pがバックシート7に埋没しており、図18に示すように突起部の裏面5prが上面に露出している。
ここで、本実施の形態1では、出力リード線5の先端部分がバックシート7の表面から離間した状態、すなわち浮いた状態となっていることにより、起こし部材71の先端部分が出力リード線5の先端部分とバックシート7の表面との間に入り込み、バックシート7に埋没している出力リード線5の下に入り込み易くなるため、出力リード線5をバックシート7から剥がし易くなる。これにより、本実施の形態1では、短時間で容易に出力リード線5を起こすことができる。したがって、出力リード線5のバックシート7への埋没に起因した端子ボックス20の接続作業の効率の低下が防止される。
なお、出力リード線5の先端部分がバックシート7に埋没していない場合においても、出力リード線5の先端部分がバックシート7の表面から離間した状態、すなわち浮いた状態となっていることにより、同様に出力リード線5をバックシート7から剥がし易くなる。
起こし部材71は、樹脂材料により平板状に形成されており、先端部分に丸み加工が施されている。これにより、起こし部材71がバックシート7上を摺動した際にバックシート7を傷つけることが防止され、また、バックシート7に埋没している出力リード線5の下に入り込み易くなり、出力リード線5がバックシート7から剥がし易くなる。また、幅広の平板状に形成された起こし部材71を用いることにより、複数の出力リード線5を同時に一括して起こすことができる。
起こし部材71の厚みは、出力リード線5の先端部分がバックシート7の表面から離間している距離に対応して適宜設定されればよい。起こし部材71の厚みが薄い方が、出力リード線5の先端部分とバックシート7の表面との間から出力リード線5の下に入り込み易くなり、出力リード線5がバックシート7からより剥がし易くなる。また、起こし部材71は、先端領域の厚みだけが薄くされてもよい。
なお、起こし部材71は、矢印Mの方向に移動することにより出力リード線5をバックシート7から剥がすことができれば、バックシート7の表面から離間させた状態で移動させてもよい。
そして図19に示すように、起こし部材71を用いて起こされた出力リード線5が、端子ボックス20に接続するための形状に成形される。図19は、本実施の形態1においてラミネート加工終了後の太陽電池パネル10における出力リード線5が起こされて成形された状態を示す要部断面図である。
その後、ステップS60において、太陽電池パネル10の出力リード線5は、端子ボックス20に電気的に接続される。すなわち、図19に示す状態の太陽電池パネル10に対して端子ボックス20が上方から下方へ下ろされ、図20に示すように、太陽電池パネル10のバックシート7の出力リード線取出し孔7kを覆って端子ボックス20が取り付けられる。そして、バックシート7から引き出された出力リード線5は、出力リード線引き込み口20cを介して端子ボックス20の内部に引き込まれ、先端領域が端子ボックス20の端子板23に接続される。図20は、本実施の形態1にかかる太陽電池パネル10の出力リード線5が端子ボックス20の端子板23に接続されて太陽電池モジュール11が形成された状態を示す要部断面図である。なお、図20においては、出力リード線5を端子板23に注目して示しており、端子ボックス20における他の部材については詳細な図示を省略している。
出力リード線5を端子板23に接続するには、端子ボックス20の本体部20aの図示しない蓋部20eを取り外した状態で、出力リード線5が端子ボックス20の出力リード線引き込み口20cを介して端子ボックス20の内部に引き込まれる。つぎに、出力リード線5の先端部が端子板23の孔部24に挿通される。そして、出力リード線5が孔部24の内部に向けて折り返され、かつはんだ付けによって出力リード線5と端子板23との電気的接続が行われる。はんだ付けは、はんだを供給しながらはんだごてを用いて出力リード線5を加熱することにより、出力リード線5の表面のはんだを溶融させて、出力リード線5を端子板23にはんだ接合させることにより行われる。なお、出力リード線5が端子板23に確実にはんだ付けできれば、出力リード線5は孔部24の内部で完全に折り返されなくてもよい。
なお、太陽電池パネル10をラミネート加工により樹脂封止する際、出力リード線5の先端とバックシート7との間に紙または樹脂テープを敷くことにより埋没を避ける方法が考えられる。紙または樹脂テープは、受光面側封止部材2aおよび裏面側封止部材2bと異なり、熱処理によって形状が変形しにくいため、出力リード線5が埋没しにくくなる。しかしながら、紙または樹脂テープを敷く作業、およびラミネート加工後に紙または樹脂テープを取り除く作業が余分に必要になる。また、使用後の紙または樹脂テープは不要となるため、製造費用上昇の要因になる、という問題がある。
一方、本実施の形態1では、出力リード線5自体に突起部5pが形成されており、ラミネート前およびラミネート加工後における余分な作業が生じない。また、ラミネート加工後においても、突起部5pを除去する必要がなく、出力リード線5は突起部5pが形成された状態で端子ボックス20の端子板23に接続でき、不要となる部材も発生しない。
上述したように、本実施の形態1においては、出力リード線5の先端領域に突起部5pが形成される。出力リード線5の先端領域に突起部5pを備えることにより、ラミネート加工により形成された太陽電池パネル10における、バックシート7から引き出された出力リード線5の突起部5pの一部を含む先端部分は、バックシート7の表面から離間した状態、すなわち浮いた状態となる。これにより、起こし部材71を用いた出力リード線5の起こし作業において、出力リード線5におけるバックシート7から引き出された部分の一部がバックシート7に埋没した場合でも、起こし部材71の先端部分が出力リード線5の先端部分とバックシート7の表面との間に入り込み、バックシート7に埋没している出力リード線5の下に入り込み易くなる。そして、出力リード線5の起こし作業において、出力リード線5がバックシート7から剥がれ易くなる。このため、本実施の形態1にかかる太陽電池パネル10は、バックシート7に埋没した出力リード線5を短時間で容易に起こすことが可能とされている。なお、出力リード線5におけるバックシート7から引き出された部分の一部が、出力リード線5の厚みの全てにおいてバックシート7に埋没した場合でも、バックシート7から引き出された出力リード線5の突起部5pの一部を含む先端部分は、バックシート7の表面から離間した状態、すなわち浮いた状態となる。
したがって、本実施の形態1においては、出力リード線5のバックシート7への埋没に起因した端子ボックス20の接続作業の効率の低下が防止され、端子ボックス20の接続作業が容易な太陽電池パネル10および太陽電池モジュール11を実現できる。
実施の形態2.
実施の形態2では、突起部5pを備えた実施の形態1にかかる出力リード線5と同様に、ラミネート加工により形成された太陽電池パネルにおける、バックシート7から引き出された出力リード線の先端部分を、バックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果が得られる出力リード線の変形例について説明する。なお、以下の図中において、実施の形態1の場合と同じ要件については同じ符号を付し、説明は省略する。以下で説明する実施の形態2にかかる出力リード線は、積層体51において出力リード線5の代わりに用いられて太陽電池パネルおよび太陽電池モジュールを構成している。
図21は、本発明の実施の形態2にかかる第1の出力リード線81における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図である。第1の出力リード線81は、突起部5pの代わりに第1の出力リード線81の厚み方向に突出した突出部である突起部81pを有すること以外は、出力リード線5と同様の材料および構成で形成される。
図21(a)、図21(b)および図21(c)に示すように、実施の形態2にかかる第1の出力リード線81は、出力リード線取出し孔2bkおよび出力リード線取出し孔7kから太陽電池パネルの裏面側に引き出されて端子ボックス20に接続される一端側の先端領域に、第1の出力リード線81の厚み方向に突出した突出部である突起部81pが形成されている。突起部81pは、第1の出力リード線81の面内における楕円状の領域に、楕円状の長軸方向を第1の出力リード線81の長手方向平行にして曲面状の形状に形成されている。2つの突起部81pは、上述した突起部81pの幅寸法が突起部5pよりも小さく、第1の出力リード線81の幅方向において並列に設けられている。突起部81pは、上述したように積層体51を構成した際に、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された第1の出力リード線81がバックシート7の表面に対向する面に形成されている。なお、突起部81pは、第1の出力リード線81の面内における円状の領域に設けられてもよい。また、突起部81pは、3個以上の複数個が設けられてもよい。突起部81pは、突起部5pと同様の方法で形成できる。
突起部81pは、出力リード線の厚さT1と曲面高さT2との関係が以下の式(2)で示される条件を満たすことが好ましい。曲面高さT2は、第1の出力リード線81の表面から突起部81pが突出している高さである。
T2>T1÷2・・・(2)
曲面高さT2が式(2)で示される条件を満たすことにより、出力リード線5と同様に、突起部81pを設けることに因る、ラミネート加工後に第1の出力リード線81の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果を確実に得られる。一方、曲面高さT2が式(2)で示される条件を満たさない場合には、突起部81pの突出高さが少なく、突起部81pを設けることに因る、ラミネート加工後に第1の出力リード線81の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果が不十分となるおそれがある。
図22は、本発明の実施の形態2にかかる第2の出力リード線82における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図である。第2の出力リード線82は、突起部5pの代わりに突起部82pを有すること以外は、出力リード線5と同様の材料および構成で形成される。
図22(a)、図22(b)および図22(c)に示すように、実施の形態2にかかる第2の出力リード線82は、出力リード線取出し孔2bkおよび出力リード線取出し孔7kから太陽電池パネルの裏面側に引き出されて端子ボックス20に接続される一端側の先端領域に、第2の出力リード線82の厚み方向に突出した突出部である突起部82pが形成されている。突起部82pは、第2の出力リード線82の面内における半楕円状の領域に、楕円状の長軸方向を第2の出力リード線82の長手方向平行にして曲面状の形状に形成されている。突起部82pは、上述した突起部5pを半分にした形状および寸法を有する。突起部82pは、上述したように積層体51を構成した際に、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された第2の出力リード線82がバックシート7の表面に対向する面に形成されている。なお、突起部82pは、第2の出力リード線82の一端側の先端領域における半円状の領域に設けられてもよい。突起部82pは、突起部5pと同様の方法で形成できる。
突起部82pは、出力リード線の厚さT1と曲面高さT2との関係が以下の式(3)で示される条件を満たすことが好ましい。曲面高さT2は、第2の出力リード線82の表面から突起部82pが突出している高さである。
T2>T1÷2・・・(3)
曲面高さT2が式(3)で示される条件を満たすことにより、出力リード線5と同様に、突起部82pを設けることに因る、ラミネート加工後に第2の出力リード線82の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果を確実に得られる。一方、曲面高さT2が式(3)で示される条件を満たさない場合には、突起部82pの突出高さが少なく、突起部82pを設けることに因る、ラミネート加工後に第2の出力リード線82の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果が不十分となるおそれがある。
図23は、本発明の実施の形態2にかかる第3の出力リード線83における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。なお、第3の出力リード線83の断面形状は、側面形状と同じである。第3の出力リード線83は、突起部5pの代わりに折り曲げ部83pを有すること以外は、出力リード線5と同様の材料および構成で形成される。
図23(a)および図23(b)に示すように、実施の形態2にかかる第3の出力リード線83は、出力リード線取出し孔2bkおよび出力リード線取出し孔7kから太陽電池パネルの裏面側に引き出されて端子ボックス20に接続される一端側の先端領域に、第3の出力リード線83の厚み方向に突出した突出部である折り曲げ部83pが形成されている。折り曲げ部83pは、第3の出力リード線83の一端側の先端領域に対して、第3の出力リード線83の他端側に向かって丸め込む折り曲げ加工を施すことにより、側面形状が半円状の曲面形状に形成されている。
折り曲げ部83pは、上述したように積層体51を構成した際に、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された第3の出力リード線83が、バックシート7の表面に対向しない側の面に折り曲げられている。また、折り曲げ部83pは、上述したように積層体51を構成した際に、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された第3の出力リード線83が、バックシート7の表面に対向する側の面に折り曲げられてもかまわない。
折り曲げ部83pは、出力リード線の厚さT1と折り曲げ曲面中心と出力リード線表面との距離T3との関係が以下の式(4)で示される条件を満たすことが好ましい。折り曲げ曲面中心と出力リード線表面との距離T3は、図23(b)に示す側面形状において、第3の出力リード線83の厚み方向における折り曲げ部83pの折り曲げ曲面の中心位置と、折り曲げ部83pが折り曲げられていない側の第3の出力リード線83の表面との距離である。
T3>2×T1÷3・・・(4)
折り曲げ曲面中心と出力リード線表面との距離T3が式(4)で示される条件を満たすことにより、出力リード線5と同様に、折り曲げ部83pを設けることに因る、ラミネート加工後に第3の出力リード線83の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果を確実に得られる。一方、折り曲げ曲面中心と出力リード線表面との距離T3が式(4)で示される条件を満たさない場合には、折り曲げ部83pの高さが少なく、折り曲げ部83pを設けることに因る、ラミネート加工後に第3の出力リード線83の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果が不十分となるおそれがある。
図24は、本発明の実施の形態2にかかる第4の出力リード線84における先端領域の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。なお、第4の出力リード線84の断面形状は、側面形状と同じである。第4の出力リード線84は、突起部5pの代わりに折り曲げ部84pを有すること以外は、出力リード線5と同様の材料および構成で形成される。
図24(a)および図24(b)に示すように、実施の形態2にかかる第4の出力リード線84は、出力リード線取出し孔2bkおよび出力リード線取出し孔7kから太陽電池パネルの裏面側に引き出されて端子ボックス20に接続される一端側の先端領域に、第4の出力リード線84の厚み方向に突出した突出部である折り曲げ部84pが形成されている。折り曲げ部84pは、上述したように積層体51を構成した際に、太陽電池パネル10の裏面側に引き出された第4の出力リード線84が、バックシート7の表面に対向しない側の面に折り曲げられている。折り曲げ部84pは、第4の出力リード線84の一端側の先端領域に対して、図24(b)に示すように側面形状において三角形状に突出させる折り曲げ加工を施すことにより、側面形状が直線状に折り曲げられた形状に形成されている。また、折り曲げ部84pは、突起部5pと同様の方法でも形成できる。
折り曲げ部84pは、出力リード線の厚さT1と折り曲げ高さT4との関係が以下の式(5)で示される条件を満たすことが好ましい。折り曲げ高さT4は、第4の出力リード線84の表面から折り曲げ部84pが突出している高さである。
T4>T1÷2・・・(5)
折り曲げ高さT4との関係が式(5)で示される条件を満たすことにより、出力リード線5と同様に、折り曲げ部84pを設けることに因る、ラミネート加工後に第4の出力リード線84の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果を確実に得られる。一方、折り曲げ高さT4が式(5)で示される条件を満たさない場合には、折り曲げ部84pの高さが少なく、折り曲げ部84pを設けることに因る、ラミネート加工後に第4の出力リード線84の先端部分をバックシート7の表面から離間させる、すなわち浮かせる効果が不十分となるおそれがある。
上述したように、本実施の形態2にかかる第1の出力リード線81、第2の出力リード線82、第3の出力リード線83および第4の出力リード線84を用いることによっても、実施の形態1にかかる出力リード線5と同様の効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 受光面側保護部材、2 封止部材、2a 受光面側封止部材、2b 裏面側封止部材、2bk 出力リード線取出し孔、3 太陽電池セル、4a,4b,4ba,4bb,4bc,4bd,4be 接続リード線、5,5a,5b,5c,5d,5e 出力リード線、5p 突起部、5pr 裏面、5t 端面、6 太陽電池アレイ、6a,6b,6c,6d,6e, 太陽電池ストリング、7 バックシート、7h 凹み部、7k 出力リード線取出し孔、10 太陽電池パネル、11 太陽電池モジュール、12 支持フレーム、20 端子ボックス、20a 本体部、20b 底面、20c 出力リード線引き込み口、20d 外壁、20e 蓋部、21 回路部、22 モジュール連結ケーブル、23,23a,23b,23c 端子板、24,24a,24b,24c 孔部、25a,25b ケーブル引き出し孔、26,26a,26b,26c 端子取り付け部、27a,27b ケーブル接続部、28 流通孔、29 大面積部、30,30a,30b,30c 取り付け孔、31,31a,31b バイパスダイオード、41 下金型、41a 切断用開口部、41b 突起部用凸部、42 上金型、42a 切断用開口部、42b 突起部用凹部、43 パンチ、44 出力リード線母材、51 積層体、52 隙間、60 ラミネート装置、61 上容器、62 下容器、63 ダイアフラム、64 ヒーター板、65 上チャンバ、66 上チャンバ用吸排気口、67 下チャンバ、68 下チャンバ用吸排気口、69 搬送ベルト、71 起こし部材、81 第1の出力リード線、81p 突起部、82 第2の出力リード線、82p 突起部、83 第3の出力リード線、83p 折り曲げ部、84 第4の出力リード線、84p 折り曲げ部。

Claims (10)

  1. 受光面側保護部材とバックシートとの間に配置された封止部材の中に太陽電池アレイが封止され、前記太陽電池アレイに電気的に接続されて前記バックシートに設けられた開口部を介して前記封止部材の中から前記バックシートの裏面側に引き出された出力リード線を備える太陽電池パネルであって、
    前記出力リード線は、前記バックシートの裏面側に引き出された一端側の先端領域に、前記出力リード線の厚み方向に突出した突出部を有すること、
    を特徴とする太陽電池パネル。
  2. 受光面側保護部材とバックシートとの間に配置された封止部材の中に太陽電池アレイが封止され、前記太陽電池アレイに電気的に接続されて前記バックシートに設けられた開口部を介して前記封止部材の中から前記バックシートの裏面側に引き出された出力リード線を備え、前記出力リード線が、前記バックシートの裏面側に引き出された一端側の先端領域に、前記出力リード線の厚み方向に突出した突出部を有する太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの裏面側に設けられ、前記出力リード線が接続される端子板を有する端子ボックスと、
    を備える太陽電池モジュールであって、
    前記出力リード線の前記先端領域が前記端子板に接続されていること、
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 前記突出部は、前記出力リード線の先端領域の一部における円状、楕円状または半楕円状の領域が曲面形状に形成された突起部であること、
    を特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記突出部は、前記出力リード線の先端領域が曲面形状または直線状に折り曲げられた折り曲げ部であること、
    を特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  5. 透光性を有する受光面側保護部材と、受光面側封止樹脂シートと、出力リード線が接続された太陽電池アレイと、裏面側封止樹脂シートと、樹脂材料からなるバックシートと、を順次積層して積層体を形成する第1工程と、
    前記積層体を加熱および積層方向に加圧することにより前記積層体をラミネート加工する第2工程と、
    を含んだ太陽電池パネルの製造方法であって、
    前記出力リード線は、前記太陽電池パネルの裏面側に引き出された一端側の先端領域に、前記出力リード線の厚み方向に突出した突出部を有し、
    前記第1工程では、前記出力リード線を裏面側封止樹脂シートの開口部と前記バックシートの開口部とを介して前記バックシート側に引き出され、前記出力リード線の面方向が前記バックシートの表面に沿った状態に載置された状態で配置され、
    前記第2工程では、前記突出部の一部を含む前記出力リード線の先端部分が前記バックシートの表面から離間すること、
    を特徴とする太陽電池パネルの製造方法。
  6. 前記第1工程では、前記突出部が前記バックシートに対向した状態で前記出力リード線が配置されること、
    を特徴とする請求項5に記載の太陽電池パネルの製造方法。
  7. 前記突出部は、前記先端領域の一部における円状、楕円状または半楕円状の領域を曲面形状に加工して形成されること、
    を特徴とする請求項6に記載の太陽電池パネルの製造方法。
  8. 前記突出部は、長尺の出力リード線母材に対して、金型を使用した切断加工と前記金型を使用したプレス加工とが同時に施されて形成されること、
    を特徴とする請求項7に記載の太陽電池パネルの製造方法。
  9. 前記突出部は、前記先端領域が曲面形状または直線状に折り曲げられて形成されること、
    を特徴とする請求項6に記載の太陽電池パネルの製造方法。
  10. 請求項5から9のいずれか1つに記載の太陽電池パネルの製造方法により太陽電池パネルを形成する第1工程と、
    前記出力リード線が接続される端子板を有する端子ボックスを前記太陽電池パネルの裏面側に配置して、前記出力リード線の前記先端領域を前記端子板に接続する第2工程と、 を含み、
    前記第2工程は、前記太陽電池パネルの裏面側に引き出され、前記バックシートに埋没した前記出力リード線を、前記バックシートの表面から離間した前記出力リード線の先端部分と前記バックシートの表面との間に起こし部材を入れて前記先端部分を押圧することにより、前記出力リード線を前記バックシートの表面から剥がす工程を含むこと、
    を特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
JP2015150002A 2015-07-29 2015-07-29 太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法 Expired - Fee Related JP6555964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150002A JP6555964B2 (ja) 2015-07-29 2015-07-29 太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150002A JP6555964B2 (ja) 2015-07-29 2015-07-29 太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017034004A true JP2017034004A (ja) 2017-02-09
JP6555964B2 JP6555964B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=57988825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015150002A Expired - Fee Related JP6555964B2 (ja) 2015-07-29 2015-07-29 太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6555964B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3490140A1 (en) 2017-11-24 2019-05-29 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Solar panel
JP2019205982A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 東芝環境ソリューション株式会社 太陽電池モジュールのリサイクル方法及びこれに用いるリサイクル装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7458337B2 (ja) 2021-02-09 2024-03-29 株式会社アドバンテック 対象物を加熱及び冷却するためのステージ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01174954U (ja) * 1988-05-31 1989-12-13
JP2002124693A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Fuji Electric Co Ltd 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2013073608A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 シャープ株式会社 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールの製造方法、および太陽電池モジュール製造装置
US20130153004A1 (en) * 2011-12-15 2013-06-20 Primestar Solar, Inc. Junction box with a support member for thin film photovoltaic devices and their methods of manufacture

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01174954U (ja) * 1988-05-31 1989-12-13
JP2002124693A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Fuji Electric Co Ltd 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2013073608A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 シャープ株式会社 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールの製造方法、および太陽電池モジュール製造装置
US20130153004A1 (en) * 2011-12-15 2013-06-20 Primestar Solar, Inc. Junction box with a support member for thin film photovoltaic devices and their methods of manufacture

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3490140A1 (en) 2017-11-24 2019-05-29 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Solar panel
US10680128B2 (en) 2017-11-24 2020-06-09 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Solar panel
JP2019205982A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 東芝環境ソリューション株式会社 太陽電池モジュールのリサイクル方法及びこれに用いるリサイクル装置
JP7072760B2 (ja) 2018-05-30 2022-05-23 東芝環境ソリューション株式会社 太陽電池モジュールのリサイクル方法及びこれに用いるリサイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6555964B2 (ja) 2019-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5879513B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2009021288A (ja) 太陽電池モジュール
JP6555964B2 (ja) 太陽電池パネル、太陽電池モジュール、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法
WO2015138188A1 (en) Photovoltaic module with flexible circuit
CN109560155B (zh) 太阳能电池组件及其制造方法
JP2011054663A (ja) 太陽電池モジュール
ITTV20130193A1 (it) "backsheet per pannelli fotovoltaici con elementi conduttivi non passanti a doppia faccia di contattazione e metodo di assemblaggio"
KR20150016867A (ko) 정션 박스 및 이를 구비하는 태양광 모듈
JP2011054661A (ja) 太陽電池モジュール
US10284104B2 (en) Integral inverter and solar cell module including the same
JP2013143529A (ja) 太陽電池モジュール
JPWO2018051658A1 (ja) 太陽電池モジュール
CN115347068A (zh) 太阳电池组件、布线板及其制造方法
WO2012090694A1 (ja) 太陽電池モジュール
US9252312B2 (en) Solar cell module and manufacturing method therefor
KR101328138B1 (ko) 태양전지 모듈 및 그 제조 방법
JP6163014B2 (ja) 太陽電池モジュールの製造方法
JP2012204533A (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP5132646B2 (ja) 端子ボックス及び太陽電池モジュール
TWI528571B (zh) 太陽能電池、太陽能電池組、太陽能電池模組及太陽能電池組的組裝方法
JP2013211286A (ja) 配線基板、太陽電池モジュール、及び配線基板の製造方法
JP6923687B2 (ja) 発光装置
KR20160074871A (ko) 태양전지 모듈 및 그 제조 방법
JP6042710B2 (ja) 太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法
JP6951952B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6555964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees