JP2017032785A - 表示装置 - Google Patents

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正浩 後藤
関口 博
Hiroshi Sekiguchi
博 関口
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Yui Morioka
結 守岡
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Abstract

【課題】映像源の画素間に存在する非画素領域が視認されてしまうのを抑制することができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、複数配列された画素領域から映像光を出射する映像源11と、映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズ12と、映像源11及び前記レンズ12間、又は、レンズ12の観察者側に配置される光学シート20とを備え、光学シート20は、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な凸形状21a、23aが複数形成されており、映像源11の画素領域の配列ピッチをdとし、映像源11の表示面から観察者の眼の位置までの距離をwとしたときに、最大輝度が1/10となる光学シート20の拡散角γが、arctan(d/w)≦γ≦3×arctan(d/w)を満たすことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、観察者に映像光を表示する表示装置に関するものである。
従来、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ等の映像源による映像を、光学系を介して観察者に観察させる頭部装着型の表示装置、いわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD)が提案されている(例えば、特許文献1)。このような頭部装着型の表示装置は、レンズ等の光学系によって映像源から投射される映像光を拡大して鮮明な映像を観察者側に表示している。
ここで、このような表示装置に用いられる映像源は、映像を構成する複数の画素領域と、各画素領域間に設けられ、映像の表示に寄与しない非画素領域とが設けられている。このような映像源から出射された映像光をレンズにより拡大した場合、画素領域により構成される映像だけでなく、非画素領域が起因となる非映像領域も拡大されてしまうこととなり、映像だけでなく非映像領域も観察者に視認されてしまう場合があり、鮮明な映像の表示の妨げとなる場合があった。
特表2011−509417号公報
本発明の課題は、映像源の画素間に存在する非画素領域が起因となる非映像領域が視認されてしまうのを抑制することができる表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、複数配列された画素領域から映像光を出射する映像源(11)と、前記映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズ(12)と、前記映像源及び前記レンズ間、又は、前記レンズの観察者側に配置される光学シート(20)とを備え、前記光学シートは、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な凸形状(21a、23a)が複数形成されており、前記映像源の前記画素領域の配列ピッチをdとし、前記映像源の表示面から観察者の眼の位置までの距離をwとしたときに、最大輝度が1/10となる前記光学シートの拡散角γが、arctan(d/w)≦γ≦3×arctan(d/w)を満たすこと、を特徴とする表示装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の表示装置(1)において、前記凸形状(21a、23a)は、前記光学シート(20)の厚み方向に直交するシート面内の第1の方向に延在し、前記シート面内の前記第1の方向に直交する第2の方向に配列され、前記光学シートの厚み方向に平行であって前記第2の方向に平行な断面における断面形状が略三角形状に形成されていること、を特徴とする表示装置である。
請求項3の発明は、請求項2に記載の表示装置(1)において、前記光学シート(20)は、3層以上の層構成を有し、各層間の各界面に設けられた前記凸形状(21a、23a)の前記シート面内における延在方向は、前記光学シートの厚み方向から見て交差していること、を特徴とする表示装置である。
請求項4の発明は、請求項1に記載の表示装置(1)において、前記凸形状(21a)は、前記光学シートの厚み方向に直交するシート面に沿って配列された略四角錐形状に形成されていること、を特徴とする表示装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の表示装置(1)において、互いに隣接する層の屈折率の差Δnが、0.005≦Δn≦0.1を満たすこと、を特徴とする表示装置である。
本発明によれば、映像源の画素間に存在する非画素領域が起因となる非映像領域が視認されてしまうのを抑制することができる。
実施形態の頭部装着型の表示装置の構成を説明する図である。 実施形態の表示装置に用いられる光学シートを説明する図である。 実施形態の表示装置に用いられる光学シートの詳細を説明する図である。 実施形態の表示装置に用いられる光学シートの輝度と拡散角の関係を示す図である。 実施形態の表示装置によって表示された画像の例を示す図である。 比較例の表示装置の構成等を説明する図である。 実施例及び比較例の表示装置に表示される映像の目視評価の結果を示す図である。 光学シートに設けられる凸形状の他の形態を示す図である。 表示装置に用いられる光学シートの他の形態を説明する図である。 表示装置に用いられる光学シートの他の形態を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
(実施形態)
図1は、本実施形態の頭部装着型の表示装置1を説明する図である。図1は、表示装置1を鉛直方向上側から見た図である。
図2は、実施形態の表示装置に用いられる光学シートの詳細を説明する図である。図2(a)は、光学シートの斜視図である。図2(b)は、図2(a)のb−b断面図である。図2(c)は、図2(a)のc−c断面図である。
図3は、実施形態の表示装置に用いられる光学シートの詳細を説明する図である。図3(a)は、図2(b)のa部詳細を示す図であり、図3(b)は、図2(c)のb部詳細を示す図である。
図4は、実施形態の表示装置に用いられる光学シートの輝度と拡散角の関係を示す図である。
図5は、実施形態の表示装置によって表示された画像の例を示す図である。
図6は、比較例の表示装置を説明する図である。図6(a)は、比較例の表示装置の構成を説明する図であり、図1に対応する図である。図6(b)は、比較例の表示装置によって表示された画像の例を示す図であり、図5に対応する図である。
なお、図1を含め以下に示す図中及び以下の説明において、理解を容易にするために、観察者が頭部に表示装置1を装着した状態において、鉛直方向をZ方向とし、水平方向をX方向及びY方向とする。また、この水平方向のうち、光学シートの厚み方向をY方向とし、その厚み方向に直交する左右方向をX方向とする。このY方向の−Y側を観察者側とし、+Y側を背面側とする。
また、図2等において、上述のXYZ直交座標系をY軸周りに45度回転させた座標系をxyz直交座標系とする。すなわち、y方向は、上述の厚み方向(Y方向)と平行な方向であり、x方向は、左右方向(X方向)に対して+45度傾斜した方向であり、z方向は、鉛直方向(Z方向)に対して+45度傾斜した方向である。
表示装置1は、観察者が頭部に装着し、観察者の眼前に映像を表示する、いわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD)である。図1に示すように、本実施形態の頭部装着型の表示装置1は、不図示のメガネフレームの内側に、映像源11と、レンズ12と、光学シート20とを備えており、観察者がメガネフレームを頭部に装着することによって、映像源11に表示された映像光を光学シート20、レンズ12を介して観察者の眼Eに視認させることができる。なお、図1において、表示装置1は、観察者の片側の眼Eに対して配置される例で説明するが、これに限定されるものでなく、観察者の両方の眼のそれぞれに配置されるようにしてもよい。
映像源11は、映像光を表示するマイクロディスプレイであり、例えば、透過型の液晶表示デバイスや、反射型の液晶表示デバイス、有機EL等を使用することができる。本実施形態の映像源11は、例えば、対角が5インチの有機ELディスプレイが使用される。
レンズ12は、映像源11から出射された映像光を拡大して観察者側に出射する凸レンズであり、本実施形態では、表示装置1の最も観察者側(−Y側)に配置されている。
光学シート20は、図1に示すように、映像源11及びレンズ12間であって、レンズ12に近接する位置に配置されており、映像源11から出射した映像光を微少に拡散する拡散機能を有した光透過性のあるシートである。
ここで、従来、主に使用されている頭部装着型の表示装置(以下、比較例の表示装置という)は、図6(a)に示すように、上述の光学シートを備えていない形態であり、映像源から出射された映像光をレンズにより拡大して観察者側に表示していた。ここで、映像源に用いられる有機EL等のディスプレイは、その表示部に映像を形成する画素領域が複数配列されており、また、各画素領域間には映像の形成に寄与しない非画素領域が設けられている。そのため、映像源から出射する映像光は、レンズを介して拡大された場合に、図6(b)に示すように、画素領域による映像だけでなく、非画素領域が起因となる非映像領域も拡大されてしまうこととなり、映像だけでなく、その非映像領域も観察者に視認され、鮮明な映像表示の妨げとなってしまう場合があった。
そこで、本実施形態の表示装置1には、上述したように、光学シート20が設けられており、映像源11から出射した映像光を微少に拡散させ、図5に示すように、その拡散された映像光によって、非画素領域が起因となる非映像領域が観察者に視認されてしまうのを抑制することができる。
光学シート20は、図2(a)に示すように、背面側(+Y側)から順に、第1光学層21、第2光学層22、第3光学層23が積層されている。光学シート20は、この第1光学層21及び第2光学層22の界面と、第2光学層22及び第3光学層23の界面とに、それぞれ凸形状21a、凸形状23aが複数形成されている。
第1光学層21は、光学シート20の最も背面側(+Y側)に位置する光透過性を有する層であり、その背面側の面は、映像源11から出射された映像光が入射する面であり、略平坦に形成されている。第1光学層21の観察者側(−y側、−Y側)の面には、図2(b)に示すように、凸形状21aが複数形成されている。この凸形状21aは、第1光学層21の観察者側の面に沿うようにして、左右方向(X方向)に対して45度傾斜したx方向に延在し、鉛直方向(Z方向)に対して45度傾斜したz方向に複数配列されている。凸形状21aは、z方向及びy方向に平行な面(yz面)における断面形状が略三角形状、いわゆるプリズム形状に形成されている。ここで、略三角形状とは、二等辺三角形や、正三角形等を含む三角形状だけでなく、三角形状の頂部が曲面や平面に面取りされた形状や、三角形状の斜面が微小に湾曲された形状等も含むものをいう。
第2光学層22は、第1光学層21及び第3光学層23間に設けられた光透過性を有する層であり、第1光学層21の凸形状21a側の面と、第3光学層23の凸形状23a側の面とを互いに対向させるようにして接合している。
第3光学層23は、光学シート20の最も観察者側(−Y側)に位置する光透過性を有する層であり、その観察者側の面は、光学シート20を透過した映像光が出射する面であり、略平坦に形成されている。第3光学層23の背面側(+y側、+Y側)の面は、図2(c)に示すように、凸形状23aが複数形成されている。この凸形状23aは、第3光学層23の背面側の面に沿うようにして、鉛直方向(Z方向)に対して45度傾斜したz方向に延在し、左右方向(X方向)に対して45度傾斜したx方向に複数配列されている。凸形状23aは、x方向及びy方向に平行な面(xy面)における断面形状が略三角形状、いわゆるプリズム形状に形成されている。すなわち、第3光学層23に設けられた凸形状23aは、その延在方向(z方向)が、上述の第1光学層21に設けられた凸形状21aの延在方向(x方向)と交差(直交)している。
ここで、人間の眼には、左右方向(X方向)に延在するラインが、左右方向に対して傾斜した方向や、鉛直方向(Z方向)に延在するライン等よりも視認し易くなる傾向がある。そのため、上述のように、各凸形状の延在する方向を左右方向に対して傾斜させることによって、本実施形態の表示装置1は、凸形状が起因となるラインを観察者に対して視認され難くすることができ、表示される映像をより鮮明に視認させることができる。
本実施形態の光学シート20は、映像源11の画素領域の配列ピッチをdとし、映像源11の表示面から、表示装置を装着する観察者の眼Eまでの距離をw(図1参照)としたときに、最大輝度が1/10となる拡散角γが、以下の式(1)を満たすようにして形成されている。また、より好ましくは、その半値角αが、以下の式(2)を満たすようにして形成されているのが望ましい。
ここで、本実施形態の光学シート20の輝度と拡散角の関係は、図4(a)に示すように、略三角形状に形成された凸形状の斜面に対応して2つのピークを有した波形や、図4(b)に示すように、ピークの幅が広い波形となる。拡散角γとは、図4(a)に示すように、2つのピークの中心となる位置(図4(a)中の輝度の軸線、図4(b)においては幅の広いピークの中心位置(図4(b)中の輝度の軸線))から、画面左右方向及び画面上下方向において、光の輝度が最大値の1/10の値になる観察角度のうち絶対値が最も大きい角度をいう。また、光学シート20の半値角αとは、2つのピークの中心となる位置(図4(a)中の輝度の軸線、図4(b)においては幅の広いピークの中心位置(図4(b)中の輝度の軸線))から、画面左右方向及び画面上下方向において、光の輝度が最大値の半分の値になる観察角度のうち絶対値が最も大きい角度をいう。
式(1) arctan(d/w)≦γ≦3×arctan(d/w)
式(2) arctan(d/w)≦α≦3×arctan(d/w)
また、本実施形態の光学シート20は、互いに隣接する各層の屈折率差、すなわち第1光学層21及び第2光学層22の屈折率差Δn1と、第2光学層22及び第3光学層23の屈折率差Δn2とが、それぞれ0.005≦Δn1≦0.1、0.005≦Δn2≦0.1を満たすようにして形成されている。
このように、光学シート20の拡散角γ及び半値角αの値の範囲と、互いに隣接する層の屈折率差(Δn1、Δn2)の範囲とを規定することによって、本実施形態の表示装置1は、映像源11から出射した映像光をx方向やz方向に微少に拡散することができる。これにより、表示装置1は、観察者側に鮮明な映像を表示するとともに、映像光の微少な拡散によって映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを抑制することができる。
仮に、拡散角γがarctan(d/w)未満である場合、光学シートによる光の拡散される範囲が狭くなりすぎてしまい、非画素領域が起因となる非映像領域を目立たなくすることができなくなるので望ましくない。また、拡散角γが3×arctan(d/w)よりも大きい場合、映像光の拡散される範囲が広くなりすぎてしまい、映像のぼやけが生じてしまい、映像の鮮明さが低下してしまうので望ましくない。
また、仮に、半値角αがarctan(d/w)未満である場合も、拡散角γの場合と同様に、光学シートによる光の拡散される範囲が狭くなりすぎてしまい、非画素領域が起因となる非映像領域を目立たなくすることができなくなるので望ましくない。また、半値角αが3×arctan(d/w)よりも大きい場合も、拡散角γの場合と同様に、映像光の拡散される範囲が広くなりすぎてしまい、映像のぼやけてしまい、映像の鮮明さが低下してしまうので望ましくない。
更に、互いに隣接する層の屈折率差(Δn1、Δn2)が0.005未満である場合、各層間の屈折率差が小さくなりすぎてしまい、各層間における映像光の屈折が生じ難くなってしまい、十分な拡散作用が発揮されなくなるため望ましくない。
また、互いに隣接する層の屈折率差(Δn1、Δn2)が0.1よりも大きい場合、各層間における光の屈折が大きくなりすぎてしまい、光学シートを透過する映像光が不鮮明になってしまうので望ましくない。また、屈折率差が0.1よりも大きい場合において上述の式(1)及び式(2)を満たすようにする場合、各凸形状を扁平状に形成する必要性が生じてしまい、そのような凸形状を有する光学シートの製造が困難となるので望ましくない。
なお、光学シートの製造をより容易にするとともに、非映像領域を目立たなくするのに十分な程度に光を屈折させる観点から、互いに隣接する層の屈折率差(Δn1、Δn2)は、0.05であることがより望ましい。
第1光学層21及び第3光学層23は、それぞれ、光透過性の高いPC(ポリカーボネート)樹脂、MS(メチルメタクリレート・スチレン)樹脂、アクリル系樹脂等から形成されており、本実施形態では、第1光学層21及び第3光学層23はともに同じ材料で形成され、同じ屈折率を有している。
また、第2光学層22は、光透過性の高いウレタンアクリレート樹脂や、エポキシアクリレート樹脂等の紫外線硬化型樹脂等から形成されており、本実施形態では、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率よりも低い屈折率で形成されている。
本実施形態の光学シート20は、各凸形状21a、23aが、それぞれ、光学シート20の厚み方向に平行であって、その配列方向に平行な断面における断面形状が二等辺三角形状に形成されている。また、各凸形状21a、23aは、その二等辺三角形状が各配列方向に連続した状態で形成されている。
図3(a)に示すように、凸形状21aのz方向における配列ピッチをP1とし、三角形状の頂部の角度をθ1とし、図3(b)に示すように、凸形状23aのx方向における配列ピッチをP2とし、三角形状の頂部の角度をθ2としたときに、例えば、各凸形状21a、23aは、それぞれP1=P2=0.2mm、θ1=θ2=175度で形成される。
ここで、各凸形状の配列ピッチP1、P2は、それぞれ0.1mm≦P1≦0.5mm、0.1mm≦P2≦0.5mmの範囲で形成されるのが望ましい。仮に、配列ピッチP1、P2が0.1mm未満であると、このような寸法の凸形状を製造するのが困難となり、また、光の回折現象が生じやすくなるので好ましくない。また、配列ピッチP1、P2が0.5mmよりも大きい場合、隣り合う凸形状間のラインが視認されてしまう場合があり好ましくない。
また、このときの映像源11の画素領域の配列ピッチは、例えば、d=0.0508mm(500ppi(pixel per inch))であり、映像源11の表示面から観察者の眼Eまでの距離がw=50mmである。
なお、各凸形状の配列ピッチP1、P2や、頂部角度θ1、θ2、距離w、映像源11の画素領域の配列ピッチdは、上述の寸法値に限定されるものでなく、それぞれ、映像源11の仕様や、表示する映像の大きさ等に応じて適宜設定することができる。
次に、映像源11から出射された映像光Lが観察者の眼Eに届くまでの動作について説明する。
図1に示すように、映像源11から出射した映像光Lは、光学シート20の背面側(+Y側)の面に入射する。そして、光学シート20に入射した映像光Lは、第1光学層21を透過して、第1光学層21及び第2光学層22との界面の凸形状21aによって、z方向に微少に拡散して第2光学層22内を透過する。
第2光学層22を透過した映像光Lは、第2光学層22及び最3光学層23との界面に形成された凸形状23aによって、x方向に微少に拡散し、第3光学層23を透過して光学シート20の観察者側(−Y側)の面から出射する。
続いて、光学シート20の観察者側の面から出射した映像光Lは、レンズ12へ入射して観察者の眼Eへ向けて出射する。ここで、映像源11から出射された映像光Lは、上述したように、光学シート20によりz方向及びx方向に微少に拡散させられる。そのため、映像光Lは、レンズ12により拡大されたとしても、観察者の眼Eによって視認される画像には、図5に示すように、上述の比較例の表示装置の場合に比して(図6(b)参照)、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを極力抑制することができ、鮮明な映像を表示することができる。
次に、本実施形態の表示装置1に用いられる光学シート20の製造方法について説明する。
上述したように、光学シート20の第1光学層21及び第3光学層23に設けられた凸形状21a、凸形状23aは、互いに同じ形状に形成されているため、まず、この凸形状に対応する凹形状が設けられた金型を使用して、凸形状が形成されたシート状部材を押出成形法や、射出成形法等により形成する。
それから、凸形状が形成されたシート状部材を、所定の寸法に裁断して、第1光学層21及び第3光学層23を得る。このように、凸形状21a及び凸形状23aが同形状に形成されている場合、1枚のシート状部材から第1光学層21及び第3光学層23を同時に切り出すことができ、光学シート20の製造効率を向上させることができる。
続いて、第1光学層21の凸形状21a側の面上に、第2光学層22を形成する樹脂を充填し、その樹脂と、第3光学層23の凸形状23a側の面とを貼り合わせて、第1光学層21及び第3光学層23間に所定の距離を設けた状態で樹脂を硬化させる。このとき、第1光学層21及び第3光学層23は、凸形状21aの延在方向と凸形状23aの延在方向とが互いに交差(直交)するようにして配置される。
以上により、第1光学層21、第2光学層22、第3光学層23が順次積層された光学シート20が完成する。
次に、拡散角γが相違する光学シートを複数枚準備して、その光学シートを使用した表示装置(実施例1〜実施例3、比較例1〜2)により表示された映像の評価結果を以下にまとめる。
図7は、実施例及び比較例の表示装置に表示される映像の目視評価の結果を示す図である。
各実施例、各比較例の表示装置に用いられる光学シートは、上述の図2に示す光学シートと同様に形成されており、各凸形状が、それぞれ、厚み方向に平行であって、その配列方向に平行な断面における断面形状が二等辺三角形状に形成されている。
また、光学シートを構成する第1光学層はエポキシアクリレート系の紫外線硬化型樹脂、第2光学層はウレタンアクリレート系の紫外線硬化型樹脂、第3光学層はエポキシアクリレート系の紫外線硬化型樹脂によりそれぞれ形成されており、第1光学層及び第2光学層の屈折率差Δn1と、第2光学層及び第3光学層の屈折率差Δn2は、それぞれΔn1=Δn2=0.06(第1光学層及び第3光学層の屈折率が1.56、第2光学層の屈折率が1.50)である。
また、各実施例及び各比較例の表示装置に使用される映像源は、画素領域の配列ピッチがd=0.0508mm(500ppi(pixel per inch))であり、映像源11の表示面から観察者の眼Eまでの距離がw=50mmである。したがって、上述の式(1)は、0.058度≦γ≦0.175度となる。
比較例1の表示装置に用いられる光学シートは、凸形状の各配列ピッチがP1=P2=0.2mmであり、各頂部角度がθ1=θ2=178度であり、最大輝度が1/10となる拡散角がγ=0.039度である。ここで、比較例1の表示装置は、拡散角γが、上述の好ましい範囲(式(1))の下限値(arctan(d/w)=0.058度)よりも小さい値である。
比較例2の表示装置に用いられる光学シートは、凸形状の各配列ピッチがP1=P2=0.2mmであり、各頂部角度がθ1=θ2=170度であり、最大輝度が1/10となる拡散角がγ=0.193度である。ここで、比較例2の表示装置は、拡散角γが、上述の好ましい範囲(式(1))の上限値(3×arctan(d/w)=0.175度)よりも大きい値である。
実施例1の表示装置に用いられる光学シートは、凸形状の各配列ピッチがP1=P2=0.2mmであり、各頂部角度がθ1=θ2=177度であり、最大輝度が1/10となる拡散角がγ=0.058度である。ここで、実施例1の表示装置は、拡散角γが、上述の好ましい範囲(式(1))の下限値(arctan(d/w)=0.058度)に等しい。
実施例2の表示装置に用いられる光学シートは、凸形状の各配列ピッチがP1=P2=0.2mmであり、各頂部角度がθ1=θ2=175度であり、最大輝度が1/10となる拡散角がγ=0.120度である。ここで、実施例2の表示装置は、拡散角γが、上述の好ましい範囲(式(1))の下限値及び上限値の中間値(2×arctan(d/w)=0.120度)に等しい。
実施例3の表示装置に用いられる光学シートは、凸形状の各配列ピッチがP1=P2=0.2mmであり、各頂部角度がθ1=θ2=171度であり、最大輝度が1/10となる拡散角がγ=0.175度である。ここで、実施例3の表示装置は、拡散角γが、上述の好ましい範囲(式(1))の上限値(3×arctan(d/w)=0.175度)に等しい。
各比較例、各実施例の表示装置に映像を表示させ、表示された映像の評価者の目視による評価結果を図7にまとめる。
図7中における目視評価の「◎」は、映像のぼやけが非常に少なく、また、映像源の非画素領域が起因となる非映像領域が目立たなく製品として使用可能であると判断したものである。
また、目視評価の「○」は、映像に若干のぼやけが認められるが、非映像領域が十分に目立たなく製品として十分に使用可能であると判断されたものか、又は、非映像領域が若干視認されてしまうが、映像のぼやけが非常に少なく製品として十分に使用可能であると判断されたものである。
更に、目視評価の「×」は、映像にぼやけが認められるか、又は、非映像領域が目立ってしまい、製品として使用不可能であるものと判断されたものである。
図7に示すように、比較例1の表示装置は、非画素領域が起因となる非映像領域を十分に目立たなくすることができなかったため、目視評価が「×」となった。
また、比較例2の表示装置は、映像のぼやけが生じてしまい、映像の鮮明さが低下してしまったため、目視評価が「×」となった。
これに対して、実施例1の表示装置は、非映像領域が若干視認されてしまうが、映像のぼやけが非常に少なかったため、目視評価が「○」となった。
また、実施例2の表示装置は、映像のぼやけが非常に少なく、また、映像源の非画素領域が起因となる非映像領域が目立たなかったため、目視評価が「◎」となった。
実施例3の表示装置は、映像に若干のぼやけが認められるが、非映像領域が十分に目立たなかったため、目視評価が「○」となった。
上述の結果より、目視評価が「×」となった各比較例の表示装置は、上述の式(1)の範囲を満たしていないのに対して、目視評価が「◎」又は「○」となった各実施例の表示装置は、上述の式(1)の範囲を満たしている。したがって、上述の式(1)を満たすことによって、表示装置は、像のぼやけを少なくするとともに、映像源の非画素領域が起因となる非映像領域を目立たなくすることができることが確認された。
次に、光学シートに設けられる凸形状の他の形態について説明する。
図8は、光学シートに設けられる凸形状の他の形態を示す図である。図8の各図は、それぞれ図3(a)に対応する図である。なお、図8は、第1光学層21の凸形状21aの別な形態について図示するが、第3光学層23の凸形状23aについても同様である。
上述の説明では、各光学層21、23に設けられる凸形状21a、23aは、光学シート20の厚み方向に平行であって、その凸形状の配列方向に平行な断面における断面形状が二等辺三角形状である例を示したが、これに限定されるものでない。
例えば、図8(a)に示すように、同断面における三角形状の頂部が曲面s1に形成されるようにしたり、図8(b)に示すように、三角形状の頂部が平坦面s2に形成されるようにしたりしてもよい。
また、図8(c)に示すように、同断面における三角形状の斜面が平坦な面ではなく微少に湾曲した曲面s3、s4に形成されるようにしてもよい。
このように各光学層の各凸形状を上記のような形態としても、各光学シートは、図2に示す光学シートと同様の効果を奏することができる。
次に、表示装置に用いられる光学シートの他の形態について説明する。
図9は、表示装置に用いられる光学シートの他の形態を説明する図である。図9(a)は、厚み方向(Y方向)に平行であって、左右方向(X方向)に平行な断面(XY断面)における断面図であり、図9(b)は、厚み方向(Y方向)に平行であって鉛直方向(Z方向)に平行な断面(YZ断面)における断面図である。
図10は、表示装置に用いられる光学シートの他の形態を説明する図である。図10(a)は、厚み方向(Y方向)に平行であって、左右方向(X方向)に平行な断面(XY断面)における断面図であり、図10(b)は、厚み方向(Y方向)に平行であって鉛直方向(Z方向)に平行な断面(YZ断面)における断面図である。図10(c)は、第1光学層の観察者側の面から見た斜視図である。
上述の説明では、光学シート20は、凸形状21aが、左右方向(X方向)に対して45度傾斜したx方向に延在し、鉛直方向(Z方向)に対して45度傾斜したz方向に複数配列され、凸形状23aが、鉛直方向(Z方向)に対して45度傾斜したz方向に延在し、左右方向(X方向)に対して45度傾斜したx方向に複数配列される形態である例を示したが、これに限定されるものでない。
例えば、光学シート20は、凸形状21aが、図9(a)に示すように、鉛直方向(X方向)に延在し、左右方向(X方向)に複数配列され、凸形状23aが、図9(b)に示すように、左右方向(X方向)に延在し、鉛直方向(Z方向)に複数配列される形態としてもよい。光学シートをこのような形態としても、上述の実施形態と同様に、映像源11から出射した映像光を微少に拡散させ、図5に示すように、その拡散された映像光によって、非画素領域が起因となる非映像領域が観察者に視認されてしまうのを抑制することができる。
また、光学シート20は、図10に示すように、第1光学層及び第2光学層の2層から構成される形態とし、第1光学層の観察者側(−Y側)の面に略四角錐形状の凸形状21aが、鉛直方向及び左右方向に複数隙間なく配列されるようにしてもよい。ここで、略四角錐形状とは、完全な四角錐の形状だけでなく、四角錐の頂部が曲面や平面に面取りされた形状や、四角錐の各三角形状の斜面が微小に湾曲された形状等も含むものをいう。なお、図10に示す略四角錐形状の凸形状21aは、鉛直方向及び左右方向に対して傾斜(例えば、45度傾斜)した方向に配列されるようにしてもよい。
光学シートを図10に示す形態としても、映像源11から出射した映像光を微少に拡散させ、図5に示すように、その拡散された映像光によって、非画素領域が起因となる非映像領域が観察者に視認されてしまうのを抑制することができる。また、上述の図2に示す実施形態に比して層構成を減らすことができ、光学シートを薄型化したり、軽量化したりすることが可能となる。更に、光学シートをより容易に安価に製造することも可能となる。
以上より、本実施形態の表示装置1は、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な凸形状が複数形成された光学シート20を備え、最大輝度が1/10となる光学シート20の拡散角γが、arctan(d/w)≦γ≦3×arctan(d/w)を満たすようにして形成されている。これにより、表示装置1は、映像源11から出射した映像光をx方向やz方向に微少に拡散することができ、観察者側に鮮明な映像を表示するとともに、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が観察者に視認されてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態の表示装置1は、凸形状21aが、光学シート20の厚み方向(y方向)に直交するシート面(xz面)内のx方向(第1の方向)に延在し、シート面内のx方向に直交するz方向(第2の方向)に配列され、光学シート20の厚み方向に平行であってz方向(第2の方向)に平行な断面(yz面)における断面形状が三角形状に形成されている。同様に、凸形状23aが、光学シート20の厚み方向(y方向)に直交するシート面(xz面)内のz方向に延在し、シート面内のz方向に直交するx方向に配列され、光学シート20の厚み方向に平行であってx方向に平行な断面(xy面)における断面形状が三角形状に形成されている。これにより、表示装置1は、凸形状を通過する映像光をより鮮明に均等に拡散させることができる。
更に、本実施形態の表示装置1は、光学シート20が3層以上の層構成を有しており、各層間の各界面に設けられた凸形状21a及び凸形状23aのシート面内における延在方向(x方向、z方向)が、光学シート20の厚み方向から見て直交(交差)している。これにより、表示装置1は、映像源11から出射した映像光を複数の方向(x方向及びz方向)に拡散させることができ、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域をより効果的に目立たなくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)上述の実施形態において、光学シート20は、第1光学層21、第2光学層22、第3光学層23の3層が順次、積層された層構成を有する例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、光学シート20は、第1光学層及び第3光学層のうちいずれか1層を省略した構成にしてもよく、また、4層以上の層構成にしてもよい。
(2)上述の実施形態において、光学シート20の各層の界面には、プリズム形状が形成される例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、光学シートの各層の界面には、断面が円弧状となるレンチキュラーレンズ形状が形成されるようにしてもよい。
また、光学シートを第1光学層及び第2光学層の2層構造とし、第1光学層及び第2光学層間に微細な不定形の凸形状がランダムに設けられるようにしてもよい。このようにしても、映像源から出射した映像光を光学シートにより微少に拡散することができ、表示装置は、映像源の非画素領域が起因となる非映像領域を目立たなくすることができる。
(3)上述の実施形態において、光学シート20は、映像源11及びレンズ12間に配置される例を説明するが、これに限定されるものでなく、レンズ12の観察者側(−Y側)に配置されるようにしてもよい。このような形態としても、表示装置1は、映像源11から出射した映像光をレンズ12で拡大させた後に微小に拡散させるので、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域を目立たなくして、映像を表示することができる。また、この場合、レンズの観察者側の面を光学シートにより覆うことができるので、光学シートによりレンズを保護することも可能である。
(4)上述の実施形態において、光学シート20は、背面側に第1光学層21が配置され、観察者側に第3光学層23が配置される例を示したが、これに限定されるものでなく、第1光学層21が観察者側に、第3光学層23が背面側に配置されるようにしてもよい。
(5)上述の実施形態において、光学シート20は、凸形状21aの延在方向が左右方向(X方向)に対して45度傾斜したx方向であり、凸形状23aの延在方向が鉛直方向(Z方向)に対して45度傾斜したz方向であり、両者が直交する例を説明したが、これに限定されるものでない。例えば、光学シート20の各凸形状の延在方向が、左右方向や鉛直方向に対して45度以外の角度で傾斜した方向にしてもよく、映像源11の画素の配列等に応じて、各凸形状の延在方向を適宜設定するようにしてもよい。
また、一方の凸形状の延在方向が、他方の凸形状の延在方向と直交以外の角度で交差するようにしてもよい。
(6)上述の実施形態において、光学シート20は、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率が、第2光学層22の屈折率よりも高い例で説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率が、第2光学層22の屈折率よりも低くなるようにしてもよい。
(7)上述の実施形態において、第2光学層22は、紫外線硬化型樹脂により構成される層である例を示したが、これに限定されるものでなく、例えば、透過性のある粘着剤により構成され、第1光学層21及び第3光学層23を接合するようにしてもよい。この場合、第2光学層22を構成する粘着剤の屈折率は、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率に対して、屈折率差が0.005以上、0.1以下の範囲で設定される必要がある。
1 表示装置
11 映像源
12 レンズ
20 光学シート
21 第1光学層
21a 凸形状
22 第2光学層
23 第3光学層
23a 凸形状
E 観察者の眼

Claims (5)

  1. 複数配列された画素領域から映像光を出射する映像源と、
    前記映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズと、
    前記映像源及び前記レンズ間、又は、前記レンズの観察者側に配置される光学シートとを備え、
    前記光学シートは、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な凸形状が複数形成されており、
    前記映像源の前記画素領域の配列ピッチをdとし、
    前記映像源の表示面から観察者の眼の位置までの距離をwとしたときに、
    最大輝度が1/10となる前記光学シートの拡散角γが、
    arctan(d/w)≦γ≦3×arctan(d/w)を満たすこと、
    を特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記凸形状は、前記光学シートの厚み方向に直交するシート面内の第1の方向に延在し、前記シート面内の前記第1の方向に直交する第2の方向に配列され、前記光学シートの厚み方向に平行であって前記第2の方向に平行な断面における断面形状が略三角形状に形成されていること、
    を特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記光学シートは、3層以上の層構成を有し、各層間の各界面に設けられた前記凸形状の前記シート面内における延在方向は、前記光学シートの厚み方向から見て交差していること、
    を特徴とする表示装置。
  4. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記凸形状は、前記光学シートの厚み方向に直交するシート面に沿って配列された略四角錐形状に形成されていること、
    を特徴とする表示装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の表示装置において、
    互いに隣接する層の屈折率の差Δnが、0.005≦Δn≦0.1を満たすこと、
    を特徴とする表示装置。
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