JP2017032526A - 校正検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁流量計の変換器と検出器の機種を確実かつ容易に特定して、機種にあった校正検査用プログラムを取得する。【解決手段】校正検査システムは、キャリブレータ3aと、Webサーバ4とから構成される。キャリブレータ3aは、変換器2に設定されている調整値を読み出してWebサーバ4に送信し、Webサーバ4から送信される校正検査用プログラムに従って変換器2の校正と、変換器2および検出器の検査を行なう。Webサーバ4は、調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを、変換器2と検出器の機種毎に予め記憶し、キャリブレータ3aから受信した調整値を基に変換器2の機種と、変換器2と対になる検出器の機種を特定し、特定した変換器2と検出器の機種に対応する校正検査用プログラムを読み出してキャリブレータ3aに送信する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁流量計の校正検査システムに関するものである。
従来、電磁流量計の校正は、図6に示すように、校正検査装置(以下、キャリブレータ)3を電磁流量計の変換器2に接続して、変換器2から出力される励磁電流に同期した流量信号を検出器1またはキャリブレータ3から変換器2に入力し、キャリブレータ3のコンソールから検出器1や変換器2の機種を入力して、その機種にあった校正検査モードにし、変換器2の校正や検査を行なっていた(例えば特許文献1参照)。また、校正や検査の結果は、紙に書くか、コンピュータに手で入力するか、あるいはキャリブレータ3のメモリに記録して管理していた。
変換器2の校正や検査を行なうための校正検査用のプログラムは、検出器1や変換器2の機種によって異なるため、キャリブレータ3には過去に開発した検出器1や変換器2に対応したプログラムを実装して、キャリブレータ3のコンソールから機種を選んで動作させる必要があった。
従来、検出器1や変換器2の機種を特定する方法としては、以下のような方法がある。
(A)検出器1や変換器2にバーコード、QRコード(登録商標)またはNFC(Near Field Communication)タグを付けて、これらバーコード、QRコードまたはNFCタグの情報を読み取ることにより機種を特定する方法。
(B)変換器2に格納されている製造年月日や工番情報をHART(Highway Addressable Remote Transducer)通信で読み取って機種を特定する方法。
また、センサ部とコントローラ部とを具備したセンシング機器について、センサ部から得られるセンシング情報を使ってセンシング機器を特定する個体情報提供システムが提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−146165号公報 特許第4251356号公報
上記の(A)の方法では、バーコード、QRコードまたはNFCタグを付けるために、検出器や変換器の製造コストが増加するという問題点があり、またバーコードまたはQRコードの場合には劣化して情報の読み取りが不可能になる可能性があった。
上記の(B)の方法では、過去の製品の場合に製造年月日や工番情報が正しく書き込まれていない可能性があり、またEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)に記録された製造年月日や工番情報が消えてしまうと、機種が特定できないという問題点があった。
また、特許文献2に開示された個体情報提供システムは、センサ部の特性に関する固有情報をWebサーバからダウンロードしているが、センシング機器を想定したものであり、電磁流量計の検出器と変換器に適用することが難しいという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、電磁流量計の変換器と検出器の機種を確実かつ容易に特定して、その機種にあった校正検査用プログラムを取得することができる校正検査システムを提供することを目的とする。
本発明の校正検査システムは、電磁流量計の校正検査装置と、この校正検査装置とネットワークを介して接続されたWebサーバとを備え、前記校正検査装置は、電磁流量計の変換器に設定されている調整値を読み出す第1の読出手段と、前記調整値を前記Webサーバに送信する第1の送信手段と、前記Webサーバから送信される校正検査用プログラムに従って前記変換器の校正を行なう校正手段と、前記Webサーバから送信される校正検査用プログラムに従って前記変換器および検出器の検査を行なう検査手段とを備え、前記Webサーバは、調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを、電磁流量計の変換器と検出器の機種毎に予め記憶する記憶手段と、前記校正検査装置から受信した調整値を基に前記変換器の機種と、この変換器と対になる検出器の機種を特定する特定手段と、この特定手段が特定した変換器と検出器の機種に対応する校正検査用プログラムを前記記憶手段から読み出す第2の読出手段と、この第2の読出手段が読み出した校正検査用プログラムを前記校正検査装置に送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の校正検査システムの1構成例において、前記Webサーバの特定手段は、前記校正検査装置から受信した調整値と一致するか、あるいは最も近い調整値を、前記記憶手段に記憶されている調整値の中から探すことにより、前記変換器と検出器の機種を特定することを特徴とするものである。
また、本発明の校正検査システムの1構成例において、前記校正検査装置は、さらに、前記校正手段による校正の結果得られた最新の調整値に変化があるかどうかを判定する判定手段と、前記最新の調整値に変化があったと判定された場合に警告を発する警告出力手段とを備え、前記Webサーバの第2の読出手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記特定手段が特定した変換器と検出器の機種に対応する調整値を前記記憶手段から読み出し、前記Webサーバの第2の送信手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記第2の読出手段が読み出した調整値を前記校正検査装置に送信し、前記判定手段は、前記校正手段による校正の結果得られた最新の調整値と前記Webサーバから受信した調整値とを比較することにより、最新の調整値に変化があるかどうかを判定することを特徴とするものである。
また、本発明の校正検査システムの1構成例において、前記校正検査装置は、さらに、前記検査手段による検査の結果得られた最新の検査結果情報に変化があるかどうかを判定する判定手段と、前記最新の検査結果情報に変化があったと判定された場合に警告を発する警告出力手段とを備え、前記Webサーバの第2の読出手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記特定手段が特定した変換器と検出器の機種に対応する検査結果情報を前記記憶手段から読み出し、前記Webサーバの第2の送信手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記第2の読出手段が読み出した検査結果情報を前記校正検査装置に送信し、前記判定手段は、前記検査手段による検査の結果得られた最新の検査結果情報と前記Webサーバから受信した検査結果情報とを比較することにより、最新の検査結果情報に変化があるかどうかを判定することを特徴とするものである。
本発明によれば、校正検査装置が電磁流量計の変換器に設定された調整値を読み出してWebサーバに送信し、Webサーバで調整値を基に変換器および検出器の機種を特定した後、その変換器と検出器1に合った校正検査用プログラムをWebサーバから校正検査装置に送信するようにしたので、変換器および検出器の機種を確実かつ容易に特定することができ、その機種にあった校正検査用プログラムを容易に取得することができる。その結果、本発明では、現場でサービスマンの負担を減らすことができ、劣化診断などの質の高いサービスを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る校正検査システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電磁流量計の変換器の制御回路の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る校正検査装置の制御回路の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る校正検査システムのWebサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る校正検査システムのキャリブレータとWebサーバの動作を説明するフローチャートである。 電磁流量計の従来の校正方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る電磁流量計の校正検査システムの構成を示すブロック図である。校正検査システムは、電磁流量計の変換器2と接続される校正検査装置(以下、キャリブレータ)3aと、ネットワーク5を介してキャリブレータ3aと接続されるWebサーバ4とから構成される。
変換器2は、励磁電流を出力する励磁回路20と、入力された流量信号を増幅する入力信号増幅回路21と、増幅された流量信号を流量値や流速値に変換するCPU(Central Processing Unit)からなる制御回路22と、変換器2の設定や電磁流量計のユーザへの情報表示のための設定・表示器23と、電源回路24と、HART通信などでキャリブレータ3aと通信を行なうための通信インタフェース(以下、通信I/F)25とから構成される。
制御回路22は、図2に示すように、入力信号増幅回路21によって増幅された流量信号を取り込むA/D(Analog-to-Digital)変換器220と、制御回路22で算出した流量値に対応する4〜20mAの電流信号を出力するD/A(Digital to Analog)変換器221と、流量信号から流量値や流速値を算出する算出手段222と、記憶手段223と、キャリブレータ3aからの指示に応じて検出器1の検査を行なう検査手段224とから構成される。A/D変換器220とD/A変換器221としては、コンピュータのCPUに内蔵されているものを用いる。このコンピュータのCPUは、記憶手段223に格納されたプログラムに従って処理を実行し、算出手段222および検査手段224として機能する。
キャリブレータ3aは、変換器2から入力される励磁電流を受ける入力回路30と、励磁電流に同期した基準流量信号を生成するCPUからなる制御回路31と、制御回路31から出力された基準流量信号を差動信号に変換して変換器2に出力する出力回路32と、キャリブレータ3aの設定や校正作業者への情報表示のための設定・表示器33と、電源回路34と、変換器2との通信のための通信I/F35と、Webサーバ4との通信のための通信I/F36とから構成される。
制御回路31は、図3に示すように、入力回路30から励磁電流を電圧に変換した値を取り込むA/D変換器310と、制御回路31で生成した基準流量信号を出力回路32に出力するD/A変換器311と、励磁電流に同期した基準流量信号を生成する流量信号出力手段312と、変換器2に設定されている調整値を読み出す読出手段313と、調整値をWebサーバ4に送信する送信手段314と、変換器2の校正を行なう校正手段315と、変換器2の検査を行なう検査手段316と、校正手段315による校正の結果得られた最新の調整値に変化があるかどうかと、検査手段316による検査の結果得られた最新の検査結果情報に変化があるかどうかを判定する判定手段317と、最新の調整値や最新の検査結果情報に変化があったと判定された場合に警告を発する警告出力手段318と、記憶手段319とから構成される。
A/D変換器310とD/A変換器311としては、コンピュータのCPUに内蔵されているものを用いる。このコンピュータのCPUは、記憶手段319に格納されたプログラムに従って処理を実行し、流量信号出力手段312、読出手段313、送信手段314、校正手段315、検査手段316、判定手段317および警告出力手段318として機能する。
図4はWebサーバ4の構成を示すブロック図である。Webサーバ4は、キャリブレータ3aとの通信のための通信I/F40と、調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを、変換器2と検出器1の機種毎に予め記憶する記憶手段41と、キャリブレータ3aから受信した調整値を基に変換器2の機種と、変換器2と対になる検出器1の機種を特定する特定手段42と、特定手段42が特定した変換器2と検出器1の機種に対応する調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを記憶手段41から読み出す読出手段43と、読出手段43が読み出した調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとをキャリブレータ3aに送信する送信手段44と、キャリブレータ3aから送信された調整値と検査結果情報とを記憶手段41に記録する記録手段45とから構成される。Webサーバ4を構成するコンピュータのCPUは、記憶手段41に格納されたプログラムに従って処理を実行し、特定手段42、読出手段43、送信手段44および記録手段45として機能する。
通常の計測時には、図6に示したように検出器1と変換器2とを接続する。検出器1は、磁界を発生する励磁コイル(不図示)と、励磁コイルから発生する磁界中に配置され、測定対象の流体がこの磁界中を流れることにより発生する起電力を検出してその流速に比例した流量信号を出力する測定管(不図示)とから構成される。変換器2は、検出器1の励磁コイルに励磁電流を供給し、検出器1から入力される流量信号を流体の流量や流速を示すアナログ信号またはデジタル信号に変換する。
一方、変換器2と検出器1の校正や検査を行なう場合には、変換器2にキャリブレータ3aを接続する。図5は本実施の形態のキャリブレータ3aとWebサーバ4の動作を説明するフローチャートである。
最初に、キャリブレータ3aの制御回路31の読出手段313は、変換器2の制御回路22に格納されている調整値を通信I/F35を介して読み出す(図5ステップS1)。調整値としては、例えば以下の5種類がある。
(a)ゲイン調整値(24ビットA/Dカウント値4点)。
(b)ゼロ点のオフセット調整値(24ビットA/Dカウント値2点)。
(c)励磁電流の正確な電流値(mA)。
(d)4〜20mAの4mA出力の時の16ビットD/Aカウント値。
(e)4〜20mAの20mA出力の時の16ビットD/Aカウント値。
(a),(b)の値は、変換器2のゲインとオフセットの調整値であり、制御回路22の24ビットA/D変換器220のカウント値(デジタル値)を示している。(a)のゲインについては、複数点(本実施の形態では4点)の異なる流量に相当する複数の流量信号の各々について調整されている。また、(b)のオフセットについては、複数(本実施の形態では2点)の測定レンジの各々について調整されている。
制御回路22は、検出器1から入力信号増幅回路21に入力される流量信号、またはキャリブレータ3aから入力信号増幅回路21に入力される基準流量信号に応じて制御回路22の24ビットA/D変換器220が出力するカウント値と、ゲイン調整値と、オフセット調整値に基づいて、流量信号または基準流量信号に応じた流量値や流速値を算出する。(c)の電流値(mA)は、励磁回路20から出力する励磁電流の値である。
(d)の16ビットD/Aカウント値は、4〜20mA電流信号の最小値4mAを出力するときの制御回路22の16ビットD/A変換器221のカウント値(デジタル値)である。(e)の16ビットD/Aカウント値は、4〜20mA電流信号の最大値20mAを出力するときの16ビットD/A変換器221のカウント値である。つまり、制御回路22が(d)の16ビットD/Aカウント値を16ビットD/A変換器221に設定すると、16ビットD/A変換器221から4mAの電流信号が出力され、(e)の16ビットD/Aカウント値を16ビットD/A変換器221に設定すると、16ビットD/A変換器221から20mAの電流信号が出力される。
次に、制御回路31の送信手段314は、ステップS1で読み出した調整値を、通信I/F36を介してWebサーバ4に送信する(図5ステップS2)。
Webサーバ4の特定手段42は、通信I/F40を介してキャリブレータ3aから変換器2の調整値を受信すると、この調整値を基に変換器2の機種と、この変換器2と対になる検出器1の機種を特定する(図5ステップS3)。
具体的には、特定手段42は、キャリブレータ3aから受信した調整値と一致するか、あるいは最も近い調整値を、記憶手段41に予め記憶されている調整値の中から探し、探し出した調整値に対応する機種情報を基に、キャリブレータ3aに接続されている変換器2の機種と、この変換器2と対になる検出器1の機種を特定する。変換器2から読み出した調整値を基に変換器2の機種だけでなく、検出器1の機種まで特定できる理由は、一般に、変換器2と検出器1はペアで調整して販売されているためである。
続いて、Webサーバ4の読出手段43は、特定手段42が特定した変換器2および検出器1の機種に対応する調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを記憶手段41から読み出す(図5ステップS4)。
Webサーバ4の送信手段44は、読出手段43が読み出した調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを、通信I/F40を介してキャリブレータ3aに送信する(図5ステップS5)。
キャリブレータ3aの制御回路31の校正手段315は、通信I/F36を介してWebサーバ4から調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを受信すると、受信した校正検査用プログラムに従って変換器2の校正を開始する(図5ステップS6)。具体的には、校正手段315は、複数点の異なる流量に相当する複数の基準流量信号を変換器2に順次出力して、変換器2の制御回路22が算出する流量値や流速値が正しい値になるように、(a)のゲイン調整値と(b)のオフセット調整値とを制御回路22に対して設定する。また、校正手段315は、変換器2の励磁回路20から出力される励磁電流を測り、(c)の励磁電流の電流値(mA)を制御回路22に対して設定する。変換器2は励磁電流値の基準値からのずれ量で流速値に補正をかけるようにしている。
また、校正手段315は、制御回路22の16ビットD/A変換器221から出力される電流信号を測り、規定の4mAのD/Aカウント値C4のときの電流値I4と規定の20mAのD/Aカウント値C20のときの電流値I20から直線補間で4mAと20mAの正確な2点のカウント値を計算で求め、(d)の16ビットD/Aカウント値=(4.0−I4)×(C20−C4)/(I20−I4)+C4を制御回路22に対して設定する。同様に(e)の16ビットD/Aカウント値=(20.0−I4)×(C20−C4)/(I20−I4)+C4を制御回路22に対して設定する。
次に、制御回路31の検査手段316は、Webサーバ4から受信した校正検査用プログラムに従って変換器2および検出器1の検査を開始する(図5ステップS7)。検査項目としては、例えば以下の4種類がある。
(f)複数点の流量信号に対する誤差。
(g)検出器のコイルの抵抗値。
(h)満水にしたときの電極間の抵抗値。
(i)信号線各端子間(A,B,C,SA,SB,X,Y)の絶縁抵抗。
検査手段316は、複数点の異なる基準流量に相当する複数の基準流量信号を変換器2に順次出力して、基準流量と変換器2の制御回路22が算出する流量値との誤差(f)を求める。また、検査手段316は、変換器2の検査手段224に指示して、検出器1の励磁コイルの抵抗値(g)を検査させる。また、検査手段316は、変換器2の検査手段224に指示して、検出器1の測定管が満水になっているときの電極間の抵抗値(h)を検査させる。
さらに、検査手段316は、信号線各端子間(A,B,C,SA,SB,X,Y)の絶縁抵抗(i)を検査する。A,B,Cはキャリブレータ3a(または検出器1)→変換器2の流量信号の端子、SA,SBは端子A,Bのシールド側の端子、X,Yは変換器2→キャリブレータ3a(または検出器1)の励磁電流の端子である。
制御回路31の判定手段317は、ステップS6の校正の結果得られた最新の調整値とWebサーバ4から受信した過去の調整値とを比較し、最新の調整値に変化があるかどうかを判定する(図5ステップS8)。上記の(a)〜(e)の調整値には、上下動閾値が調整値毎に予め定められている。制御回路31は、最新の調整値が過去の調整値から上下動閾値以上離れている場合、最新の調整値に変化があったと判定し、最新の調整値が過去の調整値から上下動閾値未満の範囲にある場合、最新の調整値に変化がないと判定する。制御回路31は、このような判定を調整値毎に行なう。
制御回路31の警告出力手段318は、(a)〜(e)の最新の調整値のうち少なくとも1つに変化があったと判定された場合(ステップS8においてYES)、警告を発する(図5ステップS9)。警告の出力方法としては、例えばキャリブレータ3aの設定・表示器33に警告メッセージを表示する等の方法がある。
また、制御回路31の判定手段317は、ステップS7の最新の検査結果を示す検査結果情報とWebサーバ4から受信した過去の検査結果情報とを比較し、最新の検査結果に変化があるかどうかを判定する(図5ステップS10)。調整値と同様に、上記の(f)〜(i)の検査結果には、上下動閾値が検査結果毎に予め定められている。制御回路31は、最新の検査結果の値が過去の検査結果の値から上下動閾値以上離れている場合、最新の検査結果に変化があったと判定し、最新の検査結果の値が過去の検査結果の値から上下動閾値未満の範囲にある場合、最新の検査結果に変化がないと判定する。制御回路31は、このような判定を検査結果毎に行なう。
制御回路31の警告出力手段318は、(f)〜(i)の最新の検査結果のうち少なくとも1つに変化があったと判定された場合(ステップS10においてYES)、警告を発する(ステップS9)。
次に、制御回路31の送信手段314は、ステップS6の校正の結果得られた最新の調整値とステップS7の最新の検査結果を示す検査結果情報とを、通信I/F36を介してWebサーバ4に送信する(図5ステップS11)。
Webサーバ4の記録手段45は、通信I/F40を介してキャリブレータ3aから変換器2の最新の調整値を受信するとステップS3で特定した変換器2および検出器1の機種に対応する調整値と検査結果情報の格納されている記憶手段に、キャリブレータ3aから受信した最新の調整値と最新の検査結果情報とを記録する(図5ステップS12)。
以上で、変換器2と検出器1の校正と検査が終了する。
以上のように、本実施の形態では、キャリブレータ3aが変換器2に格納された調整値を読み出してWebサーバ4に送信し、Webサーバ4で過去に記録した調整値から変換器2および検出器1の機種を特定した後、その変換器2と検出器1に合った校正検査用プログラムをWebサーバ4からキャリブレータ3aにダウンロードするようにしたので、変換器2および検出器1の機種を確実かつ容易に特定することができ、その機種にあった校正検査用プログラムを容易に取得することができる。その結果、本実施の形態では、現場でサービスマンの負担を減らすことができ、劣化診断などの質の高いサービスを提供することができる。
上記の(a)〜(e)の調整値が正しく設定されていないと、電磁流量計としての計測が正しくできないため、以前の校正で正しい調整値が変換器2に設定されていると考えられる。そして、調整値は個別の機器毎にバラツキがあるため、変換器2や検出器1の機種が異なると、調整値が一致することはない。したがって、変換器2に設定されている調整値から変換器2や検出器1の機種を特定することが可能である。
また、本実施の形態では、Webサーバ4からキャリブレータ3aにダウンロードした校正検査用プログラムに従ってキャリブレータ3aが変換器2の校正と、変換器2および検出器1の検査を行なうことにより、調整値や検査結果が変化していたり、劣化の兆候が見られたりするときに警告を発することができる。
本発明は、電磁流量計の校正と検査を行なう技術に適用することができる。
2…変換器、3a…校正検査装置、4a…Webサーバ、5…ネットワーク、20…励磁回路、21…入力信号増幅回路、22,31…制御回路、23,33…設定・表示器、24,34…電源回路、25,35,36,40…通信インタフェース、30…入力回路、32…出力回路、41,223…記憶手段、42…特定手段、43,313…読出手段、44,314…送信手段、45…記録手段、220,310…A/D変換器、221,311…D/A変換器、222…算出手段、224,316…検査手段、312…流量信号出力手段、315…校正手段、317…判定手段、318…警告出力手段。

Claims (4)

  1. 電磁流量計の校正検査装置と、
    この校正検査装置とネットワークを介して接続されたWebサーバとを備え、
    前記校正検査装置は、
    電磁流量計の変換器に設定されている調整値を読み出す第1の読出手段と、
    前記調整値を前記Webサーバに送信する第1の送信手段と、
    前記Webサーバから送信される校正検査用プログラムに従って前記変換器の校正を行なう校正手段と、
    前記Webサーバから送信される校正検査用プログラムに従って前記変換器および検出器の検査を行なう検査手段とを備え、
    前記Webサーバは、
    調整値と検査結果情報と校正検査用プログラムとを、電磁流量計の変換器と検出器の機種毎に予め記憶する記憶手段と、
    前記校正検査装置から受信した調整値を基に前記変換器の機種と、この変換器と対になる検出器の機種を特定する特定手段と、
    この特定手段が特定した変換器と検出器の機種に対応する校正検査用プログラムを前記記憶手段から読み出す第2の読出手段と、
    この第2の読出手段が読み出した校正検査用プログラムを前記校正検査装置に送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とする校正検査システム。
  2. 請求項1記載の校正検査システムにおいて、
    前記Webサーバの特定手段は、前記校正検査装置から受信した調整値と一致するか、あるいは最も近い調整値を、前記記憶手段に記憶されている調整値の中から探すことにより、前記変換器と検出器の機種を特定することを特徴とする校正検査システム。
  3. 請求項1または2記載の校正検査システムにおいて、
    前記校正検査装置は、
    さらに、前記校正手段による校正の結果得られた最新の調整値に変化があるかどうかを判定する判定手段と、
    前記最新の調整値に変化があったと判定された場合に警告を発する警告出力手段とを備え、
    前記Webサーバの第2の読出手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記特定手段が特定した変換器と検出器の機種に対応する調整値を前記記憶手段から読み出し、
    前記Webサーバの第2の送信手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記第2の読出手段が読み出した調整値を前記校正検査装置に送信し、
    前記判定手段は、前記校正手段による校正の結果得られた最新の調整値と前記Webサーバから受信した調整値とを比較することにより、最新の調整値に変化があるかどうかを判定することを特徴とする校正検査システム。
  4. 請求項1または2記載の校正検査システムにおいて、
    前記校正検査装置は、
    さらに、前記検査手段による検査の結果得られた最新の検査結果情報に変化があるかどうかを判定する判定手段と、
    前記最新の検査結果情報に変化があったと判定された場合に警告を発する警告出力手段とを備え、
    前記Webサーバの第2の読出手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記特定手段が特定した変換器と検出器の機種に対応する検査結果情報を前記記憶手段から読み出し、
    前記Webサーバの第2の送信手段は、前記校正検査用プログラムと共に、前記第2の読出手段が読み出した検査結果情報を前記校正検査装置に送信し、
    前記判定手段は、前記検査手段による検査の結果得られた最新の検査結果情報と前記Webサーバから受信した検査結果情報とを比較することにより、最新の検査結果情報に変化があるかどうかを判定することを特徴とする校正検査システム。
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