JP2005164435A - 個体情報提供システム - Google Patents

個体情報提供システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005164435A
JP2005164435A JP2003404899A JP2003404899A JP2005164435A JP 2005164435 A JP2005164435 A JP 2005164435A JP 2003404899 A JP2003404899 A JP 2003404899A JP 2003404899 A JP2003404899 A JP 2003404899A JP 2005164435 A JP2005164435 A JP 2005164435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
sensor unit
unit
edge
web server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003404899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4251356B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Okayama
喜彦 岡山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2003404899A priority Critical patent/JP4251356B2/ja
Publication of JP2005164435A publication Critical patent/JP2005164435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4251356B2 publication Critical patent/JP4251356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 センサ部とそのコントローラ部とを備えたセンシング機器に、上記センサ部の校正データを簡易に与えることのできる個体情報提供システムを提供する。
【解決手段】 エッジセンサ(センサ部)に関する固有情報(受光分布パターンとその校正データ)を予め登録したWebサーバを備え、Webサーバは、ユーザから与えられるエッジセンサに関する個体識別情報(受光分布パターンやシリアル番号)に従ってエッジセンサを個体認証し、その認証結果により特定されるエッジセンサの固有情報(校正データ)を上記ユーザに提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、センサ部とこのセンサ部を介してセンシング情報を得るコントローラ部とを具備したセンシング機器に対して、上記センサ部に関する固有情報を、例えばセンサ部の計測特性に対する誤差分布データを簡易に提供することのできる個体情報提供システムに関する。
各種のセンシング機器は、センサ部(センサユニット)とこのセンサ部を介してセンシング情報を得るコントローラ部とを備えて構成されることが多い。例えば光学式位置検出装置(センシング機器)のセンサ部をなすエッジセンサは、図1に示すように所定幅の平行光線を発する光源(投光器)1と、この光源1に対峙して上記平行光線を受光するように設けられたラインセンサ(直線上に並んだ多数の受光セルを有する受光器)2と備えて構成される(例えば特許文献1を参照)。そしてコントローラ部4は、上記光源1を駆動すると共に上記ラインセンサ2の出力から上記光源1とラインセンサ2との間に存在する物体Aによる前記平行光線の遮蔽状態に基づいて、その端部(エッジ)位置を検出する役割を担う。
また本出願人は、先にラインセンサ2の受光面上での光強度分布の立ち上がり部分における光強度変化をコントローラ部4においてハイパボリックセカンド関数sech(x)により近似し、このハイパボリックセカンド関数sech(x)を用いて前記ラインセンサ2の各受光セルにおける受光強度を解析することで前記物体(遮蔽物)のエッジ位置を高精度に求めることを提唱した(例えば特許文献2を参照)。このエッジ位置の検出方法によれば、例えば102個の受光セルを85μmのピッチで配列した汎用の安価なラインセンサ(エッジセンサ)を用いた場合であっても、5μm以下の精度(分解能)でエッジ位置を高精度に検出することができる。
ところで前述したエッジセンサ等のセンサ部(センサユニット)は、一般にその製造のバラツキに起因する固有な計測誤差を有しており、計測精度を低下させる要因となっている。従って計測精度を高めるには、予めエッジセンサに固有な計測誤差を計測しておき、その計測誤差に応じた補正を施すようにすれば良い。しかしながらセンサ部に固有な計測誤差を測定するには、一般的には高精度な計測機器を必要とする、これ故、センサ部の設置現場においてその計測誤差を求めることは困難である。
そこで予めセンシング機器の出荷検査時に求められるセンサ部に固有な計測誤差データ(またはその校正データ)を、上記センサ部と一体に用いられるコントロール部が内蔵するEEPROM等のメモリに登録しておくことも考えられる。しかしコントロール部は、通常、複数のセンサ部を並列に用いるべく多チャネル化されており、専ら、このコントロール部とセンサ部とは別々に販売されることが多い。これ故、コントロール部に接続して用いられるセンサ部の計測誤差データ(校正データ)を、そのコントロール部のメモリ(EEPROM等)に予め登録しておくことは困難である。
また個々のセンサ部毎に、そのセンサ部に固有な計測誤差データをフレキシブルディスク(FD)等の記録媒体に記録し、このFDをセンサ部に添付して出荷したり、或いはセンサ部毎に上記計測誤差データを書き込んだROM等のメモリを組み込むことも考えられている。
特開平8−247726号 特願2002−345958
しかしながらセンサ部にその計測誤差データを書き込んだROM等のメモリを組み込むには、センサ部のコストが高くなることが否めない。しかもセンサ部にROM等のメモリを組み込んだとしても、その計測誤差データをコントローラ部に読み出すための工夫が必要であり、システム構成が大掛かりとなることが否めない。また計測誤差データを記録したFDを添付しても、取り扱い対象とするセンサ部の数が多い場合、或いはメンテナンスに伴ってセンサ部を交換したような場合、複数のセンサ部とFDとの対応付け管理が非常に煩雑になると言う不具合がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、センサ部とこのセンサ部を介してセンシング情報を得るコントローラ部とを具備したセンシング機器に対して、例えば上記センサ部の計測特性に対する誤差分布データを簡易に与えることのできる個体情報提供システムを提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係る個体情報提供システムは、センサ部と、このセンサ部を介してセンシング情報を得るコントローラ部とを具備したセンシング機器における上記センサ部に関する固有情報を予め登録したWebサーバを備えて構築されるものであって、
特に上記Webサーバは、前記コントローラ部からのアクセスに応じて前記センサ部に関する固有情報を上記コントローラ部に提供する情報提供手段を備えることを特徴としている。
好ましくは前記情報提供手段は、前記コントローラ部からのアクセス時に該コントローラ部から与えられる前記センサ部の、例えば所定の条件下におけるセンサ部の出力や製造シリアル番号等の個体識別情報に従って、予め計測されて前記Webサーバに登録されている該センサ部に固有な校正データを前記コントローラ部に出力するものとして構成される(請求項2)。
例えば前記センシング機器が、ライン型光センサ装置または画像センサ装置である場合には、前記校正データは上記各センサ装置におけるセンサ部の計測特性に対する誤差分布データとして与えられる(請求項3)。
本発明の好ましい態様は、前記情報提供手段においては、前記コントローラ部からのアクセス時に該コントローラから与えられる該コントローラ部に接続されたセンサ部の個体性を示す特性データと、予め計測されて前記Webサーバに登録されている複数のセンサ部の各個体性を示す特性データとを照合して当該センサ部を個体認証し、この認証により特定されたセンサ部に関する固有情報を出力するように構成される(請求項4)。
この際、前記センシング機器がライン型光センサ装置または画像センサ装置である場合には、上記センサ部の個体認証に用いる前記センサ部の個体性を示す特性データとして上記光センサ装置の受光分布パターンを用いることが好ましい(請求項5)。そして前記コントローラ部に提供する前記センサ部に関する固有情報については、少なくとも該センサ部の計測特性に対する誤差分布データおよび/または製造等に関する履歴情報として与えるようにすれば良い(請求項6)。
このように構築された個体情報提供システムによれば、センサ部に関する固有情報がWebサーバを介して提供されるので、センサ部とコントローラ部とを使用するユーザ側においては、必要に応じてWebサーバをアクセスするだけで上記センサ部に関する固有情報を容易に取得することができる。特にコントローラ部から与えられる前記センサ部の、例えば所定の条件下におけるセンサ部の出力(例えば受光分布パターン)や製造シリアル番号等の個体識別情報に従って個体認識し、この認識結果に従って当該センサ部に固有な校正データをWebサーバから与えるようにすることで、コントローラ部は前記センサ部の出力を誤差補正する上で必要な校正データを容易に取得することが可能となる。
尚、このようにしてコントローラ部に提供されるセンサ部に固有な情報(校正データ)は、該コントローラ部に接続されたセンサ部に対してだけ有効なものであり、他のセンサ部に対しては全く無意味(無価値)のものである。従って上述したようにセンサ部の個体識別情報に従ってそのセンサ部に固有な情報(校正データ)を前記Webサーバから出力すれば、例えばその校正データに基づいてセンサ部の計測特性を補正し、その計測精度を高めようとするユーザだけが恩恵を受容し得ることになる。仮に上記校正データを他のユーザが取得したとしても、そのデータは全く利用価値のないものであるから、Webサーバを無駄にアクセスしただけに留まることになる。
またセンシング機器がライン型光センサ装置または画像センサ装置である場合には、例えば光センサ装置におけるセンサ部の受光分布パターンが、その製造誤差等に起因して個々に異なる分布パターンを示す。従ってこの分布パターンデータを上記センサ部の個体認証に用いることにより、Webサーバにおいては当該センサ部の計測特性を補正するに必要な校正データを、そのセンサ部を接続したコントローラ部に確実に与えることが可能となる。
即ち、本発明においては、センサ部の個体識別情報に従ってそのセンサ部に対してだけ有効な校正データ等の固有情報をWebサーバから提供することができるので、ユーザは実際に使用するセンサ部に固有な情報(例えば校正データ)を必要に応じて容易に取得し、取得した情報を用いて、例えばセンサ部の出力を補正することで容易にその計測精度を高めることが可能となる。
また本発明においては、コントローラ部を介して与えられるセンサ部の、例えば受光分布パターン等の個々のセンサ部に固有な個体情報に従ってセンサ部を個体認識するので、そのセンサ部に付随する各種の情報を、そのセンサ部に対応付けて確実に出力することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る個体情報提供システムについて、物体のエッジ位置を光学的に検出する為のセンシング機器である位置検出装置に対して、そのセンサ部であるエッジセンサの校正データ(計測誤差補正用のデータ)を提供するシステムを例に説明する。
この種の光学式位置検出装置は、例えば図1に示すように光源(投光器)1と、この光源1に対峙して設けられたラインセンサ(受光器)2とを有するセンサ部(エッジセンサ)3、およびこのセンサ部3を上記光源1を駆動すると共に、上記ラインセンサ2の出力から上記光源1とラインセンサ2との間に存在する物体Aのエッジ位置を検出するコントロール部4とを具備して構成される。
このような光学式位置検出装置(センシング機器)に対して、センサ部(エッジセンサ)の校正データを提供する個体情報提供システムは、例えば図2に示すように所定の通信網(例えばインターネット網)10を介して所定のWebサーバ20に上記エッジセンサSの計測誤差特性やその校正データを登録する上記エッジセンサSの製造工場30側の端末(例えばPC;パーソナルコンピュータ)31と、この工場30から入手したエッジセンサSを使用するユーザ40側の端末41であって、上記Webサーバ20をアクセスして上記エッジセンサSに関する固有な情報である該エッジセンサSの校正データを取得する端末(例えばPC)41を備えて構築される。
工場30に設けられる端末31は、エッジセンサSの計測誤差特性を測定する検査装置32に、例えばシリアルインターフェースを介して接続されたもので、該検査装置32を介して入力されるエッジセンサSの製造シリアル番号と、後述するように計測される上記エッジセンサSの受光分布パターンと、その計測誤差特性を補正する校正データとを前記Webサーバ20にアップロードして登録する機能を備える。
具体的には上記検査装置32は、工場にて生産されたエッジセンサSに順次付される製造シリアル番号(バーコード)を読み取るバーコードリーダ、および光源から照射された光をラインセンサにて一様に受光したときの出力からその受光分布パターンをエッジセンサSの固有な受光特性として求める個体情報入力装置33と、図3にその概略構成を示すように構成された特性検査ユニット34とを備える。
この特性検査ユニット34は、モータ50等によって一定速度で回転駆動される、例えば円盤状の回転体51と、この回転体51の外縁部をなす遮光部52を跨いで前記エッジセンサSを前記回転体51に対して所定の位置に位置付けるセンサ保持体53とを備える。特にこのセンサ保持体53は、前記回転体51の回転中心から所定の距離Lを隔てた一定の位置に前記光学式エッジセンサSを位置付けて該光学式エッジセンサSを一定の姿勢で安定に保持する役割を担う。
円盤状の回転体51は、図4にその平面構成を示すように、その外周縁における半径方向への突出長を該回転体51の周方向に亘って、特にその1周長に亘って一定の割合で変化させ、その最大突出部と最小突出部との間に段差aを形成した形状を有する。この回転体51の外周縁は、前記光学式エッジセンサSにおける前述した光源とラインセンサとの間に位置付けられる遮光部52をなすもので、上記光源とラインセンサとの間に侵入可能な厚みを有し、且つ光源から照射された光の透過を阻止する役割を担う。特にこの遮光部(外周縁)52の先端は、例えば断面ナイフエッジ形状に加工されており、光源から照射された単色平行光のフレネル回折がほぼ理想的に生じるようになっている。
上述した遮光部52を一体に備えた回転体51は、その全体が遮光性を有する材料で形成したものであっても良く、或いはその外周縁近傍の所定領域だけが遮光性を有するように形成したものであっても良い。具体的には或る程度の剛性を有して形状変形の少ない金属材料、例えばアルミニウム材を用いて前記遮光部52を一体に備えた円盤状の回転体51を製作するようにすれば良い。また円形の金属製ターンテーブルを回転体51とし、その外周縁部の上面に遮光性を有する合成樹脂製の薄板体やフィルム体を一体に取り付け、この薄板体やフィルム体を上述した遮光部52とすることも可能である。
一方、前記光学式エッジセンサSの出力(センサ回路の出力)を収集して前記光学式エッジセンサSの計測特性を検査するデータ処理装置60は、概略的には同期手段61、サンプリング手段62,および平均化手段63を備えて構成される。このデータ収集手段としてのデータ処理装置60は、前記回転体51が一定速度で回転しているとき、前記エッジセンサSの出力(センサ回路の出力)を所定の周期でサンプリングすることで、前記回転体51の回転方向の全周に亘って前記遮光部52のエッジ位置を順次検出する役割を担う。
即ち、前記同期手段61は、回転体51の回転に伴って前記遮光部52のエッジ位置が最大突出部から最小突出部へと急激に変化した時点(エッジセンサSに対する段差aの通過時点)をトリガタイミングとして検出し、前記サンプリング手段62にトリガを与える役割を有する。サンプリング手段62は、所定の周期、例えば500μSe毎に前記光学式エッジセンサSにより計測されるエッジ位置を順次検出し、その計測データを記憶する役割を担っている。特にサンプリング手段62は前記同期手段61によりトリガされる都度、エッジ位置の計測データのサンプリングを開始し、前記回転体51が1回転する期間に亘って所定の周期で前記計測データのサンプリングすることで、前記回転体51の周方向の複数の位置にそれぞれ対応するエッジ位置計測データを収集している。
前述した平均化手段63は、このようにして前記回転体51が1回転する都度、該回転体51の周方向の全域に亘って所定の周期で計測したエッジ位置計測データを、前述した前記遮光部52のエッジ位置が最大突出部から最小突出部へと急激に変化した時点を基準として定まる同一タイミング毎に平均化処理し、これによって前記遮光部52の各部位の前記光学式エッジセンサSによって計測されたエッジ位置を求めている。このようにして求められるエッジ位置と、前記遮光部52における実際のエッジ位置との差がエッジセンサSに固有な計測誤差特性(校正データ)として求められる。そしてこのようにして求められたエッジセンサSの校正データ(計測誤差特性)は、前述したエッジセンサSに固有な受光分布パターンおよびそのシリアル番号と共に前記Webサーバ20に登録される。
即ち、前記遮光部52の回転体51の中心からの突出長は、前述したように回転体51の周方向に一定の割合で直線的に変化するように設定されている。従って回転体51が一定速度で回転した場合、光学式エッジセンサSが設けられた位置における遮光部52のエッジ位置は、図5に特性Aとして示すように直線的に変化する。これ故、仮に光学式エッジセンサSの計測特性が計測誤差を全く含むことのない理想的なものであるとするならば、回転体51の回転に伴って計測される各点でのエッジ位置計測データは上記特性Aと完全に一致して重なることになる。
しかしながらエッジセンサSは、その製作精度等に起因する計測誤差を含む固有の計測特性を有しており、通常、上述した如く計測される各点でのエッジ位置計測データは前記特性Aに完全に重なるとは言い難い。そこで回転体51の回転位置によって特定される遮光部52の突出長(実際のエッジ位置)と前記光学式エッジセンサSにて計測されるエッジ位置との誤差をそれぞれ求めれば、図5に特性Bとして示すようにエッジセンサSに固有な計測特性(計測誤差特性)を求めることが可能となる。
このようにして求められる計測誤差特性は、前述した受光分布パターンと相俟って個々の光学式エッジセンサSに固有なものであり、光学式エッジセンサSの個体性を示している。従って光学式エッジセンサSを種々の用途に応じて使用するに際し、該光学式エッジセンサSの出力を上記計測誤差特性を用いて補正すれば、これによって光学式エッジセンサSが有する計測誤差成分を打ち消すことが可能となり、その計測精度を十分に高めることが可能となる。具体的には、例えば前記計測誤差特性を用いて光学式エッジセンサSのラインセンサにおける各受光セルの受光感度を補正し、その上でエッジ位置の計算を行うようにすれば良い。
即ち、前述した工場30側の端末31は、このようにして検査装置32にて計測される複数のエッジセンサSに固有な受光分布パターンとその校正データ(計測誤差特性)を、例えば図6に示す手順に従って前述したシリアル番号と共に前記Webサーバ20にアップロードしている。具体的には、工場30においては先ずエッジセンサSのシリアル番号を入力し[ステップS1]、次いでエッジセンサSの受光分布パターンを測定する[ステップS2]。更に前述したようにしてエッジセンサSの誤差分布データを求めて該エッジセンサSの出力に対する校正データを作成し[ステップS3]、これらの各情報をエッジセンサSに固有な情報としてWebサーバ20にアップロードする[ステップS4]。そしてWebサーバ20にアップロードした情報を、そのエッジセンサSを使用するユーザ40が適宜、そのエッジセンサSに固有な情報、具体的にはその校正データを取得し得るように準備する役割を担う。
一方、ユーザ40においては、エッジセンサ(センサ部)Sを所定のコントローラ(コントローラ部)42に接続して使用する。このコントローラ42は、例えば複数のエッジセンサSを並列に用いる多チャネル型のもので、通常、エッジセンサSとは別に販売される。このコントローラ42は、図2に示すようにエッジセンサSに付されている製造シリアル番号(バーコード)を読み取るバーコードリーダ、および光源から照射された光をラインセンサにて一様に受光したときの出力からその受光分布パターンをエッジセンサSの固有な受光特性として求める個体情報入力装置43を備える。更にコントローラ42は、上記個体情報入力装置43にて求められたエッジセンサSの個体情報に従って前記端末41から後述するように前記Webサーバ20をアクセスし、該Webサーバ20から取得した上記エッジセンサSの校正データを記憶するメモリ44と、このメモリ44に記憶された校正データに基づいて前記エッジセンサSにて計測される計測値を補正する補正手段45とを備える。
即ち、ユーザ40側においてはWebサーバ20をアクセスし、前記個体情報入力装置43にて求められたエッジセンサSの個体情報を入力することで、該Webサーバ20から該ユーザ40において使用するエッジセンサSに固有な校正データを取得し得るようになっている。そしてWebサーバ20から取得した校正データに基づき、前記補正手段45を用いて前記エッジセンサSから得られる計測値を補正することで、その計測精度を高めるものとなっている。
このようにしてユーザ40に対してエッジセンサSの校正データを提供するWebサーバ20は、基本的には図2に示すように工場30からアップロードされた各エッジセンサSについてのシリアル番号やその受光分布パターンおよびその校正データ等を記憶したメモリ21を備える。更にWebサーバ20は、アクセス元のユーザ40から入力されるエッジセンサSについての個体情報を認識する個体認証手段22と、認証したエッジセンサSに関する固有情報、特にその校正データを前記メモリ21から読み出してアクセス元のユーザ40に出力する情報提供手段23とを備えて構成される。即ち、Webサーバ20においては、ユーザ40からアクセスされたとき、該ユーザ40側から与えられるエッジセンサSの個体情報に従ってそのエッジセンサSに関する固有情報である校正データ等をそのユーザ40に提供するようになっている。
ユーザ40によるWebサーバ20のアクセスと、このアクセスに対するエッジセンサSに固有な校正データのダウンロードの手順について図7を参照して説明すると、ユーザ40側においては先ず使用するエッジセンサSの受光分布パターンを計測する[ステップS11]。この受光分布パターンの計測は、前述した光源とラインセンサとの間に遮光物を介在させない状態で上記光源からの光をラインセンサにて一様に受光し、そのときの各セルの出力を求めることによって行われる。しかる後、計測した受光分布パターンをエッジセンサSの個体性を示す個体情報としてWebサーバ20に送信する[ステップS12]。そしてWebサーバ20においては、ユーザ40側から送られてきた上記受光分布パターンと、メモリ21に予め登録されている複数のエッジセンサSの各受光分布パターンとをパターンマッチング等の手法を用いて照合し、その受光分布パターンが示すエッジセンサSを個体認証する[ステップS13]。
尚、この個体認証に失敗し、エッジセンサSを特定することができなかった場合にはエッジセンサSに付されているシリアル番号の入力を促し[ステップS14]、これを受けてユーザ40側から入力されるシリアル番号を用いてエッジセンサSを特定する[ステップS15]。そして前述した受光分布パターンに基づく個体認証によって、或いはシリアル番号に従ってエッジセンサSが特定されたならば、前記メモリ21から該当するエッジセンサSについての校正データを読み出し、この校正データをユーザ40に対して送信する[ステップS16]。これによってユーザ40においては、使用するエッジセンサSに関する校正データを取得することが可能となり[ステップS17]、取得した校正データに基づいてエッジセンサSを用いて計測される計測値を補正してその計測精度を高めることが可能となる。
かくして上述した如く構成された個体情報提供システムによれば、エッジセンサSの計測精度を高める上で必要となる該エッジセンサSに固有な校正データをWebサーバ20を介して上記校正データを容易に取得することができる。しかもWebサーバ20においては、エッジセンサSの受光分布パターンやそのシリアル番号等の個体情報(エッジセンサSに固有な情報)に基づいてエッジセンサSを個体認証し、認証したエッジセンサSについての校正データを出力するので、ユーザ40においては使用するエッジセンサSに固有な校正データだけを確実に取得することが可能となる。またメンテナンス等においてエッジセンサSを交換する際にも、新たなエッジセンサSに対する校正データを容易に取得することが可能となるので、その実用的利点が多大である。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。ここではエッジセンサSに対してその校正データをWebサーバ20を介して提供する例について説明したが、トレーサビリティに必要な製造場所や製造年月日、検査の内容等をの情報提供するようにしても良い。このような情報をWebサーバ20から提供すればトレーサビリティの証明書を添付する必要がなくなり、ユーザ40は必要に応じてその情報を引き出すことが可能となるので、エッジセンサSの管理を容易化することが可能となる。
またここではエッジセンサSを例に説明したが、画像センサにおいて複数の画素(受光セル)の感度のバラツキが問題となるような場合にも、同様にしてその校正データを提供することができる。この場合には、画像センサにて白い紙等の標準体を撮像し、その撮像強度の分布パターンを求めて当該画像センサの個体情報として用いるようにすれば良い。また高精度な電圧検出プローブ等のセンサに対しては、製造時に不可避的に生じる個体間のインピーダンスのバラツキに着目し、例えば矩形波やパルス波を与えたときのパルス応答特性の差異を調べ、この観測波形を個体情報として用いて当該プローブに固有な校正データ等を提供するようにすれば良い。
更には高精度温度センサに対する校正データの提供にも同様に適用することができる。具体的には温度を高精度に測定するNiセンサやPtセンサ等においては、温度に依存する抵抗値の変化を、一定電流を流したときの電圧の変化または一定電圧を加えたときの電流の変化として検出することで、その温度を計測している。従って温度計測に用いる駆動電流または駆動電圧を変化させて上記NiセンサやPtセンサの発熱条件を変え、そのときの変化特性を該センサに固有な個体情報として用いるようにすれば良い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
センサ部とコントローラ部とを備えたセンシング装置の一例である光学式エッジセンサの概略構成図。 本発明の一実施形態に係る個体情報提供システムの概略構成図。 エッジセンサの校正データを求める為の特性検査ユニットの概略構成図。 図3に示す特性検査ユニットにおける回転体の平面構成図。 図3に示す特性検査ユニットを用いて求められるエッジセンサの誤差分布パターンの例を示す図。 Webサーバに対するエッジセンサの個体情報のアップロード手順の例を示す図。 Webサーバからのエッジセンサに固有な校正データのダウンロード手順の例を示す図。
符号の説明
20 Webサーバ
21 メモリ
22 個体認証手段
23 情報提供手段
30 工場
32 検査装置
33 個体情報入力装置
34 特性検査ユニット
40 ユーザ
42 コントローラ
43 個体情報入力装置
44 校正データメモリ
45 補正手段
S エッジセンサ

Claims (6)

  1. センサ部と、このセンサ部を介してセンシング情報を得るコントローラ部とを具備したセンシング機器における上記センサ部に関する固有情報を予め登録したWebサーバを備えて構築され、
    上記Webサーバは、前記コントローラ部からのアクセスに応じて前記センサ部に関する固有情報を上記コントローラ部に提供する情報提供手段を備える
    ことを特徴とする個体情報提供システム。
  2. 前記情報提供手段は、前記コントローラ部からのアクセス時に該コントローラ部から与えられる前記センサ部の個体識別情報に従って、予め計測されて前記Webサーバに登録されている該センサ部に固有な校正データを前記コントローラ部に出力するものである請求項1に記載の個体情報提供システム。
  3. 前記センシング機器は、ライン型光センサ装置または画像センサ装置であって、
    前記校正データは、上記各センサ装置におけるセンサ部の計測特性に対する誤差分布データである請求項2に記載の個体情報提供システム。
  4. 前記情報提供手段は、前記コントローラ部からのアクセス時に該コントローラから与えられる該コントローラ部に接続されたセンサ部の個体性を示す特性データと、予め計測されて前記Webサーバに登録されている複数のセンサ部の各個体性を示す特性データとを照合して当該センサ部を個体認証し、この認証により特定されたセンサ部に関する固有情報を出力するものである請求項1に記載の個体情報提供システム。
  5. 前記センシング機器は、ライン型光センサ装置または画像センサ装置であって、
    前記センサ部の個体性を示す特性データは、上記光センサ装置の受光分布パターンデータである請求項4に記載の個体情報提供システム。
  6. 前記センシング機器は、ライン型光センサ装置または画像センサ装置であって、
    前記センサ部に関する固有情報は、少なくとも該センサ部の計測特性に対する誤差分布データおよび/または製造等に関する履歴情報である請求項4に記載の個体情報提供システム。
JP2003404899A 2003-12-03 2003-12-03 個体情報提供システム Expired - Fee Related JP4251356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003404899A JP4251356B2 (ja) 2003-12-03 2003-12-03 個体情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003404899A JP4251356B2 (ja) 2003-12-03 2003-12-03 個体情報提供システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005164435A true JP2005164435A (ja) 2005-06-23
JP4251356B2 JP4251356B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=34727772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003404899A Expired - Fee Related JP4251356B2 (ja) 2003-12-03 2003-12-03 個体情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4251356B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170844A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Yokogawa Electric Corp 計測システム
JP2010175539A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 General Electric Co <Ge> センサパラメータダウンロードによるセンサの自動較正
WO2010119901A1 (ja) * 2009-04-15 2010-10-21 ボッシュ株式会社 検出回路及び電気回路の異常検出装置、並びに、その異常検出装置を用いる検出システム及び電子システム
JP2014219234A (ja) * 2013-05-02 2014-11-20 日本電信電話株式会社 センサ情報補正システム
JP2016083809A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社リコー 記録手段吐出位置調整装置及び画像形成装置
JP2016087884A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社リコー 記録手段吐出位置調整装置、直線性誤差補正値生成装置、画像形成装置及び記録手段位置補正方法
JP2017032526A (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 アズビル株式会社 校正検査システム
WO2018168681A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 株式会社モリタ製作所 歯科用測定装置、歯科用測定装置の先端部および歯科用測定システム
JP2019512100A (ja) * 2016-02-23 2019-05-09 ヴィシャイ セミコンダクター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングVishay Semiconductor GmbH 光電子装置
JP2021517253A (ja) * 2018-04-05 2021-07-15 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh レーダシステムのためのレーダセンサヘッド
JP7365884B2 (ja) 2019-12-13 2023-10-20 株式会社チノー データ収録装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170844A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Yokogawa Electric Corp 計測システム
JP2010175539A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 General Electric Co <Ge> センサパラメータダウンロードによるセンサの自動較正
WO2010119901A1 (ja) * 2009-04-15 2010-10-21 ボッシュ株式会社 検出回路及び電気回路の異常検出装置、並びに、その異常検出装置を用いる検出システム及び電子システム
WO2010119532A1 (ja) * 2009-04-15 2010-10-21 ボッシュ株式会社 検出回路及び電気回路の異常検出装置、並びに、その異常検出装置を用いる検出システム及び電子システム
JP2014219234A (ja) * 2013-05-02 2014-11-20 日本電信電話株式会社 センサ情報補正システム
JP2016083809A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社リコー 記録手段吐出位置調整装置及び画像形成装置
JP2016087884A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社リコー 記録手段吐出位置調整装置、直線性誤差補正値生成装置、画像形成装置及び記録手段位置補正方法
JP2017032526A (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 アズビル株式会社 校正検査システム
JP2019512100A (ja) * 2016-02-23 2019-05-09 ヴィシャイ セミコンダクター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングVishay Semiconductor GmbH 光電子装置
WO2018168681A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 株式会社モリタ製作所 歯科用測定装置、歯科用測定装置の先端部および歯科用測定システム
JP2018149187A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 株式会社モリタ製作所 歯科用測定装置、歯科用測定装置の先端部および歯科用測定システム
JP2021517253A (ja) * 2018-04-05 2021-07-15 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh レーダシステムのためのレーダセンサヘッド
JP7094385B2 (ja) 2018-04-05 2022-07-01 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング レーダシステムのためのレーダセンサヘッド
JP7365884B2 (ja) 2019-12-13 2023-10-20 株式会社チノー データ収録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4251356B2 (ja) 2009-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4251356B2 (ja) 個体情報提供システム
US8285510B2 (en) Method, apparatus, and article to facilitate distributed evaluation of objects using electromagnetic energy
JP7033093B2 (ja) 偏光測定装置、偏光測定方法及び光配向方法
US7332716B2 (en) IR camera
TWI267623B (en) Component monitoring method
CN101379488A (zh) 用于评估图像质量的方法、用于生成文件的方法、计算机程序产品、用户接口、数据文件及电子装置
US20110259091A1 (en) Cuvette and method for authenticating a cuvette
TW201504598A (zh) 旋轉編碼器的自校正方法
US7720625B2 (en) Method of testing the installation of a measuring device
US6684035B2 (en) Adjustable automatic process control density patch location detection
CN112861101A (zh) 一种高可信检验检测数据处理方法及装置
US6407804B1 (en) Assembly for detecting the superficial structures of fingers and/or palms
EP3118773A1 (en) Duplicate pattern reconstructions
US20230001409A1 (en) Bacterial endotoxin reader verification plates and methods of use
RU2279065C1 (ru) Способ обработки сигналов мультисенсорного анализатора типа &#34;электронный нос&#34;
US5542280A (en) Automated gauge, assessment system and method
CN115290165A (zh) 超声水表的检测方法、系统以及装置
JP2006526943A5 (ja)
JP2005164364A (ja) 位置検出センサの検査方法および検査装置
CN107421639B (zh) 材料表面处理工艺过程中的等离子体三维信息诊断系统
CN116012828B (zh) 指针式仪表识别方法、装置、电子设备及存储介质
US9500859B2 (en) Identification value of a rotatable element having a plurality of mirror facets
EP2906904A1 (en) Measuring instrument and method
US11320124B1 (en) Infrared light module uniformity rotational test module
JP3599295B2 (ja) 光学式寸法測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090107

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20090109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4251356

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees