JP2017031657A - 天井クレーン支持装置及び荷重受け部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天井クレーン支持装置10は、離間して配置された枠組足場11,12の建枠の1対の支持柱に固定される荷重受け部材20を備える。この荷重受け部材20は、各枠組足場11,12の建枠の幅方向に延在されて、下方に配置された建枠の1対の支持柱に固定され、建枠を上方に連結可能である。更に、この天井クレーン支持装置10は、複数の荷重受け部材20に架設されて、枠組足場11,12の長手方向に延在する大引部材31と、大引部材31の上方に固定されて、枠組足場11,12同士に架設された桁梁部材33とを備える。天井クレーン装置40は、桁梁部材33を介して枠組足場11,12に支持される。
【選択図】図1
Description
<枠組足場11,12の構成>
図2に示すように、建築中の建物(ビル等)B1の外周面には、枠組足場11が配置されている。この枠組足場11は、壁つなぎ(図示せず)によって、建物B1の躯体に連結されている。この枠組足場11は、建物B1の建築を行なうために用いられる。枠組足場11は、建物の構築につれて上方に組み立てられる。
図2に示すように、枠組足場12においては、最上段の建枠15の上に、荷重受け部材20が配置されている。また、枠組足場11においては、枠組足場12の荷重受け部材20と同じ高さとなるように、図2において下から3段目の建枠15の上に、荷重受け部材20が配置されている。
図5に示すように、荷重受け部材20は、H形鋼で構成される本体部21を備えている。本体部21のウェブには、長手方向と直交する水平方向(短手方向)に突出した板形状のリブ部22が一体形成されている。更に、本体部21の上面(上フランジ)の中央近傍には、4つの固定用孔23が設けられている。固定用孔23は、リブ部22と本体部21のウェブとの交点を中心として、荷重受け部材20の長手方向及び短手方向に2つずつ整列するように配置されている。
更に、孔25aを有する筒部材25には、リブ部27が一体形成されている。リブ部27は、リブ部22と同様に、短手方向に突出した板形状で構成されている。
図6に示すように、大引部材31は、荷重受け部材20の上に配置される。この大引部材31は、荷重受け部材20の延在方向に対して直交する方向で、枠組足場11,12と平行に配置されている。具体的には、大引部材31の両端部が、隣接する建枠15に固定された荷重受け部材20の中央部にそれぞれ載置されている。
図6に示すように、桁梁部材33は、大引部材31の上に配置される。桁梁部材33は、大引部材31の延在方向に対して直交する方向で、荷重受け部材20と平行に配置されている。桁梁部材33は、H型鋼を用いて構成されている。桁梁部材33の端部は、大引部材31の上面(上フランジ)に載置されている。更に、桁梁部材33の下フランジの両端には、図示しない固定孔が形成されている。
次に、以上のように構成した天井クレーンの設置方法について説明する。
図2に示すように、建物B1側に枠組足場11を配置し、これと間隔を開けて平行に、枠組足場12を配置する。この場合、枠組足場11は、建物B1と壁つなぎを介して連結しながら、枠組足場12の最上段に対応する高さまで、建枠15を連結する。なお、枠組足場11,12において、建枠15を1段ずつ配置する度に、枠組足場11,12の長手方向に隣接する建枠15を、筋交い16、下さん17及び足場板18によって連結する。
(1)本実施形態の天井クレーン支持装置10は、離間して配置された枠組足場11,12の建枠15の1対の支持柱15aに固定される荷重受け部材20を備える。この荷重受け部材20は、各枠組足場11,12の建枠15の幅方向に延在されて、下方に配置された建枠15の1対の支持柱15aに固定され、建枠15を上方に連結可能である。更に、この天井クレーン支持装置10は、複数の荷重受け部材20に架設されて、枠組足場11,12の長手方向に延在する大引部材31と、大引部材31の上方に固定されて、枠組足場11,12同士に架設された桁梁部材33とを備える。天井クレーン装置40は、桁梁部材33を介して枠組足場11,12に支持される。これにより、天井クレーン装置40の荷重は、桁梁部材33、大引部材31及び荷重受け部材20を介して、枠組足場11,12の建枠15の支持柱15aに加わる。この場合、枠組足場11,12の建枠15の1対の支持柱15aには、上からの荷重しか加わらないので、支持柱15aに引張力が作用しない。従って、枠組足場11,12において、天井クレーン支持装置10を、効率的に設置することができる。更に、荷重受け部材20は、上方に建枠の支持柱15aに連結可能な構成であるため、荷重受け部材20の上方に、更なる建枠15を連結することができる。
・上記実施形態においては、枠組足場11,12を離間して配置した。枠組足場11,12の配置方法は並立に限定されるものではない。例えば、4つの枠組足場を四角枠形状に配置し、並立させた枠組足場間で、天井クレーン装置40を支持するようにしてもよい。また、枠組足場11,12の端部を上方のみで連結してもよい。
図8は、門型の枠組足場61,62が、紙面と直交する方向に間隔をおいて配置された天井クレーン支持装置60を示している。天井クレーン支持装置60の枠組足場61,62には、荷重受け部材20及び大引部材31を介して桁梁部材33が架設されている。そして、2つの桁梁部材33の下には、天井クレーン装置40のガーダ41が固定されている。天井クレーン装置40は、紙面の左右方向に移動可能に支持されている。
更に、吹き抜け部分の右側には、1対の枠組足場73,74が配置されている。これら枠組足場73,74は、2階及び3階に渡って固定されている。枠組足場73,74には、荷重受け部材20及び大引部材31を介して、桁梁部材33が架設されている。そして、2つの桁梁部材33の下には、天井クレーン装置40のガーダ41が固定されている。天井クレーン装置40は、紙面の左右方向に移動可能に支持されている。これにより、1階(1F)を通過するトラックに積載された資材等を、吹き抜け部分から、天井クレーン装置40を用いて、2階及び3階(3F)に搬送することができる。従って、一般的なトラッククレーンを使用できない現場においても、人力中心で天井クレーン装置40を支持する天井クレーン支持装置70を設置することができる。
・上記実施形態においては、荷重受け部材20、大引部材31及び桁梁部材33は、H形鋼を用いて構成した。これら部材の形状や構成は、H形鋼に限定されず、他の梁構造であってもよい。
Claims (6)
- 天井クレーン装置を支持する天井クレーン支持装置であって、
離間して配置された一対の枠組足場と、
各枠組足場の建枠の幅方向に延在されて、下方に配置される前記建枠の1対の支持柱の上端に係合する第1の係合部と、上方に配置される前記建枠の1対の支持柱の下端に係合する第2の係合部とを備えた複数の荷重受け部材と、
前記荷重受け部材に架設されて、前記枠組足場内に延在させた大引部材と、
前記大引部材に固定されて、前記一対の枠組足場同士に架設された桁梁部材とを備え、
前記天井クレーン装置を、前記桁梁部材を介して前記枠組足場に支持させたことを特徴とする天井クレーン支持装置。 - 前記第1の係合部及び前記第2の係合部が、鉛直方向の直線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の天井クレーン支持装置。
- 前記枠組足場を構成する建枠には、第1の高さ寸法の第1種別の建枠と、第2の高さ寸法の第2種別の建枠とが含まれており、
前記荷重受け部材の高さは、前記第1の高さ寸法と第2の高さ寸法との差分であることを特徴とする請求項2に記載の天井クレーン支持装置。 - 前記枠組足場の少なくとも1つが、建物に沿って配置されている枠組足場であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の天井クレーン支持装置。
- 水平方向に移動可能に吊り下げられた天井クレーン装置を、枠組足場を用いて支持する天井クレーン支持装置に用いられる荷重受け部材であって、
前記枠組足場の建枠の幅に応じた長さを有し、
下方に配置される前記建枠の1対の支持柱の上端に係合する第1の係合部と、
上方に配置される前記建枠の1対の支持柱の下端に係合する第2の係合部とを備えていることを特徴とする荷重受け部材。 - 前記第1の係合部及び前記第2の係合部が、鉛直方向の直線上に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の荷重受け部材。
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