JP2017031254A - 樹脂組成物、硬化物、樹脂シート及び電子部品 - Google Patents
樹脂組成物、硬化物、樹脂シート及び電子部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017031254A JP2017031254A JP2015150042A JP2015150042A JP2017031254A JP 2017031254 A JP2017031254 A JP 2017031254A JP 2015150042 A JP2015150042 A JP 2015150042A JP 2015150042 A JP2015150042 A JP 2015150042A JP 2017031254 A JP2017031254 A JP 2017031254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- group
- component
- resin composition
- acrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
【解決手段】(メタ)アクリル重合体、(メタ)アクリル単量体、及び、重合開始剤を含有し、前記(メタ)アクリル重合体が、炭素数5〜10の共役環を有し、前記(メタ)アクリル単量体が、炭素数5〜10の共役環を有する(メタ)アクリル酸単量体と、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する(メタ)アクリル酸単量体と、を含む、樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
本実施形態に係る樹脂組成物((メタ)アクリル樹脂組成物)は、(A)(メタ)アクリル重合体(以下、場合により「(A)成分」という)、(B)(メタ)アクリル単量体(以下、場合により「(B)成分」という)、及び、(C)重合開始剤(以下、場合により「(C)成分」という)を含有する。(A)成分は、炭素数5〜10の共役環(共役環構造)を有する。(B)成分は、炭素数5〜10の共役環(共役環構造)を有する(メタ)アクリル酸単量体と、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する(メタ)アクリル酸単量体と、を含む。本実施形態に係る樹脂組成物は、25℃で液状(液状材料)であってもよい。本実施形態に係る樹脂組成物は、ポッティング材料又はインプリント材料として好適に用いることができる。本実施形態に係る硬化物は、本実施形態に係る樹脂組成物を硬化して得られる硬化物である。以下、各成分について説明する。
「(メタ)アクリル重合体」とは、(メタ)アクリロイル基を分子内に少なくとも1個有する(メタ)アクリル単量体を1種で重合させて得られる構造を有する重合体(単独重合体)、前記(メタ)アクリル単量体を2種以上組み合わせて共重合させて得られる構造を有する重合体(共重合体)、又は、前記(メタ)アクリル単量体と他の単量体とを共重合させて得られる構造を有する重合体(共重合体)をいう。前記(メタ)アクリル単量体と共重合可能な単量体としては、(メタ)アクリロイル基を分子内に2個以上有する化合物;重合性不飽和結合を分子内に1個有し、かつ、(メタ)アクリロイル基を有していない重合性化合物(例えば、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル及びアルケン(エチレン、プロピレン等));重合性不飽和結合を分子内に2個以上有し、かつ、(メタ)アクリロイル基を有していない重合性化合物(ジビニルベンゼン等)などが挙げられる。
[式(I)中、X1は、置換基を有していてもよい炭素数5〜10の共役環を示し、R1は、水素原子又はメチル基を示す。]
[式(II)中、Y2は、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する基を示し、R2は、水素原子又はメチル基を示す。]
(B)成分としては、例えば、(B1)炭素数5〜10の共役環を有する(メタ)アクリル酸単量体(以下、場合により「(B1)成分」という)、(B2)カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基(以下、「官能基F」という)を有する(メタ)アクリル酸単量体((B1)成分に該当する化合物を除く。以下、場合により「(B2)成分」という)、(B3)脂環基を有する単官能(メタ)アクリル単量体((B1)成分又は(B2)成分に該当する化合物を除く。以下、場合により「(B3)成分」という)、及び、(B4)多官能(メタ)アクリル単量体((B1)成分〜(B3)成分に該当する化合物を除く。以下、場合により「(B4)成分」という)が挙げられる。(B)成分は、少なくとも(B1)成分及び(B2)成分を含む。これにより、気密性及び硬度を向上させることができる。
(B1)成分は、炭素数5〜10の共役環を有する(メタ)アクリル酸単量体である。炭素数5〜10の共役環としては、芳香環(ベンゼン環、ナフタレン環等)、複素芳香環(ピリジン環等)などが挙げられる。共役環の炭素数が10以下であることで透明性が更に向上する傾向がある。共役環の炭素数が5以上であることで保存安定性が向上する傾向がある。(B1)成分は、複数の(メタ)アクリロイル基を有していてもよい。
[式(III)中、X3は、置換基を有していてもよい炭素数5〜10の共役環を示し、nは、0〜10を示し、R3は、水素原子又はメチル基を示す。]
(B2)成分は、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基Fを有する(メタ)アクリル酸単量体である。(B2)成分は、官能基Fを有する(メタ)アクリル酸エステルであってもよい。
[式(IV)中、R4は、水素原子又はメチル基を示し、Y4は、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基Fを有する基を示す。]
[式(IVa)中、R4aは、水素原子又はメチル基を示し、Y4aは、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基Fを有する基を示し、Aは、直鎖状又は分岐鎖状の脂肪族炭化水素基を示す。]
(B3)成分は、脂環基を有する単官能(メタ)アクリル単量体である。脂環基としては、例えば、シクロアルカン、ビシクロアルカン、ノボラック型及びイソボルニル型が挙げられる。中でも、透明性を更に向上させる観点から、ビシクロアルカン又はノボラック型であってもよい。
(B4)成分は、(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物であって、(B1)成分、(B2)成分及び(B3)成分以外の化合物であれば特に制限されない。このような(B4)成分としては、直鎖状又は分岐鎖状アルキル骨格を有する多官能(メタ)アクリル単量体、ジオキサングリコール骨格を有する多官能(メタ)アクリル単量体、官能基を有する多官能(メタ)アクリル単量体等が挙げられる。
(C)成分としては、(C1)熱重合開始剤(以下、場合により「(C1)成分」という)及び(C2)光重合開始剤(以下、場合により「(C2)成分」という)からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることができる。(C1)成分と(C2)成分とを組み合わせて用いてもよい。これにより、熱硬化系としてだけでなく、光硬化系としても設計することが可能となり、例えば、露光工程を採用することで硬化時間の短縮を図ることができる。
アシルフォスフィンオキサイドとしては、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(「IRGACURE−819」(BASF社))、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(「LUCIRIN TPO」(BASF社))等が挙げられる。
オキシムエステル類としては、1,2−オクタンジオン−1−[4−(フェニルチオ)フェニル−2−(O−ベンゾイルオキシム)(「IRGACURE−OXE01」(BASF社))、1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]エタノン−1−(O−アセチルオキシム)(「IRGACURE−OXE02」(BASF社))、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−[o−(エトキシカルボニル)オキシム](「Quantacure−PDO」(日本化薬株式会社))等が挙げられる。
芳香族ケトンとしては、ベンゾフェノン、N,N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、N,N,N’,N’−テトラエチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4−(ジメチルアミノ)−4’−メトキシベンゾフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(「IRGACURE−651」(BASF社))、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン(「IRGACURE−369」(BASF社))、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン(「IRGACURE−907」(BASF社))、2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン(「IRGACURE−127」(BASF社))、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(「IRGACURE−184」(BASF社))等が挙げられる。
本実施形態に係る樹脂組成物は、(D)酸化防止剤(以下、場合により「(D)成分」という)を更に含有してもよい。これにより、硬化反応後、硬化物内に残留する(A)成分、(B)成分及び(C)成分の重合末端の酸化を容易に抑制することができる。その結果、硬化物の着色を更に抑制し、可視光透過率を更に向上させることができる。
[式(V)中、R61及びR62は、それぞれ独立に、水素原子、直鎖状アルキル基又は分岐鎖状アルキル基を示す。直鎖状アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等が挙げられる。分岐鎖状アルキル基としては、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブチル基等が挙げられる。1分子中に式(V)で表される基が複数あるとき、R61及びR62は、同一であっても異なっていてもよい。また、上記式(V)中の芳香族環において、フェノール性水酸基、R61及びR62以外に、低級アルキル基等の基を有していてもよい。]
ホスファイト系酸化防止剤として商業的に入手できる化合物としては、3,9−ビス(p−ノニルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5,5]ウンデカン(「アデカスタブPEP−4C」(株式会社ADEKA))、3,9−ビス(オクタデシロキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジフォスファスピロ[5,5]ウンデカン(「アデカスタブPEP‐8」(株式会社ADEKA))、複合物(3,9−ビス(オクタデシロキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジフォスファスピロ[5,5]ウンデカン)(主成分)(「アデカスタブPEP‐8W」(株式会社ADEKA))、3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジフォスファスピロ[5,5]ウンデカン(「アデカスタブPEP−36/36A」(株式会社ADEKA))、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)2−エチルフェニルホスファイト(「アデカスタブHP‐10」(株式会社ADEKA))、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト(「アデカスタブ2112/2112RG」(株式会社ADEKA))、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト(「アデカスタブ1178」(株式会社ADEKA))、テトラ−C12−15−アルキル(プロパン−2,2-ジイルビス(4,1−フェニレン))ビス(ホスファイト)(「アデカスタブ1500」(株式会社ADEKA))、2−エチルヘキシルジフェニルホスファイト(「アデカスタブC」(株式会社ADEKA))、イソデシルジフェニルホスファイト(「アデカスタブ135A」(株式会社ADEKA))、トリイソデシルホスファイト(「アデカスタブ3010」(株式会社ADEKA))、トリフェニルホスファイト(「アデカスタブTPP」(株式会社ADEKA))、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト(「Irgafos168/168FF」(BASF社))、ビス[2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル亜リン酸(「Irgafos38」(BASF社))等が挙げられる。
チオエーテル系酸化防止剤として商業的に入手できる化合物としては、2,2−ビス{[3−(ドデシルチオ)−1−オキソプロポキシ]メチル}プロパン−1,3−ジイルビス[3−(ドデシルチオ)プロピオネート](「アデカスタブAO412S」(株式会社ADEKA))、ジ(トリデシル)3,3−チオジプロピオネート(「アデカスタブAO503」(株式会社ADEKA))等が挙げられる。
本実施形態に係る樹脂組成物は、不飽和ジカルボン酸無水物類、N−置換マレイミド類等を更に含有していてもよい。不飽和ジカルボン酸無水物類としては、無水マレイン酸等が挙げられる。N−置換マレイミド類としては、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミド、N−i−プロピルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−i−ブチルマレイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−フェニルマレイミド等が挙げられる。
本実施形態に係る樹脂シートは、本実施形態に係る樹脂組成物又はその硬化物を含む樹脂層を備える。本実施形態に係る樹脂シートは、例えば、前記樹脂層を支持する基材を備える。本実施形態に係る樹脂シートは、本実施形態に係る樹脂組成物を用いて形成することができる。例えば、基材上に樹脂組成物を塗布した後に乾燥することにより樹脂層を形成することができる。
本実施形態に係る電子部品は、発光素子及び受光素子のうちの一方の光素子と、当該光素子を封止する封止部材と、を備える。前記封止部材は、本実施形態に係る樹脂組成物の硬化物、又は、本実施形態に係る樹脂シートの前記硬化物を含む。本実施形態に係る樹脂組成物は、熱硬化後においても高透明性、気密性及び高屈折率を有するため、例えば、本実施形態に係る電子部品は、透明基材(カバーガラス等)を用いて保護せず、樹脂組成物の硬化物が表面に曝される構造を有していてもよい。すなわち、本実施形態に係る電子部品は、透明基材(カバーガラス等)を備えていなくてもよい。
(A)成分として、スチレンに由来する構造単位を有するヒドロキシル基含有(メタ)アクリル重合体(「ARUFON UH−2170」(東亜合成株式会社))、スチレンに由来する構造単位を有するカルボキシル基含有(メタ)アクリル重合体(「ARUFON UH−3080」(東亜合成株式会社))、スチレンに由来する構造単位を有するエポキシ基含有(メタ)アクリル重合体(「ARUFON UH−4040」(東亜合成株式会社))、及び、アクリルエラストマーを用いた。前記アクリルエラストマーは、炭素数5〜10の共役環を有していない。樹脂組成物の粘度を実施例と同等とするため、アクリルエラストマーを用いる比較例では、(A)成分の含有量を実施例よりも少なく調整した。
(B)成分として、ベンジルアクリレート(「FA−BZA」(日立化成株式会社)。(B1)成分)、4−ヒドロキシブチルアクリレート(「4−HBA」(大阪有機化学工業株式会社)。(B2)成分)、ジシクロペンタニルアクリレート(「FA−513AS」(日立化成株式会社)。(B3)成分)、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート(「A−DCP」(新中村化学株式会社)。(B4)成分)、グリシジルメタクリレート(「グリシジルメタクリレート(GMA)」(東京化成株式会社)。(B2)成分)、ラウリルアクリレート(「FA−112A」(日立化成株式会社)、及び、イソステアリルアクリレート(「FA−117A」(日立化成株式会社)を用いた。
(C)成分として、1,1,3,3−トリメチルブチルペルオキシ−2−エチルヘキサネート(「パーオクタO」(日本油脂株式会社)。(C1)成分)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(「IRGACURE−184」(I−184)、BASF社。(C2)成分)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(「IRGACURE−819」(I−819)、BASF社。(C2)成分)、及び、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン(「IRGACURE−127」(I−127)、BASF社。(C2)成分)を用いた。
コーンプレート型粘度計(「HB DV−III」(BROOKFIELD社))を用いて、25℃で3分間、所定の回毎分(min−1)で回転させたときの実施例及び比較例の樹脂組成物の粘度を測定した。当該測定値は、25±1℃に保たれた液体(樹脂組成物)について、コーン角度1.5°、コーン半径12mmのコーンを装着したコーンプレート型粘度計を用いて得た。
矩形枠状(ロの字型)にカットしたシリコーン型枠をガラス製の基板に密着させ、実施例及び比較例の樹脂組成物を型枠内に流し込み、均一な厚みになるよう静置した。次に、熱硬化系の場合は、110℃で1時間加熱した後、110〜150℃まで10℃/分で昇温し、更に150℃で1時間加熱することにより、樹脂組成物を硬化させた。一方、光硬化系の場合は、10000mJ/cm2で光照射することにより、樹脂組成物を硬化させた。そして、シリコーン型枠を剥がし、それぞれ厚み1mmの樹脂層(硬化物)を有する試験サンプルを得た。
「A」:光透過率が95%以上
「B」:光透過率が85%以上95%未満
「C」:光透過率が85%未満
矩形枠状(ロの字型)にカットしたシリコーン型枠をPETフィルムに密着させ、実施例及び比較例の樹脂組成物を型枠内に流し込み、均一な厚みになるよう静置した。次いで、上述した初期透過率の測定と同様の条件で硬化させた。そして、シリコーン型枠を剥がし、厚み1mmの樹脂層(硬化物)を有する試験サンプルを得た。
「A」:透湿度が10g/m2/24hr×t未満
「B」:透湿度が10g/m2/24hr×t以上
リブ高さが7mmの型枠を、フィルムを貼りつけた金属製の基板に固定し、実施例及び比較例の樹脂組成物を型枠内に流し込んだ。次いで、上述した初期透過率の測定と同様の条件で硬化させた。そして、型枠とフィルムを剥がし、厚み7mmの樹脂層(硬化物)を有する試験サンプルを得た。
「A」:ショアD硬度が65以上
「B」:ショアD硬度が35以上65未満
「C」:ショアD硬度が35未満
スピンコーター(「MS−A」(株式会社ミカサ))を用いて、均一な厚みになるように実施例及び比較例の樹脂組成物をPETフィルム上に塗布した。次に、熱硬化系の場合は、110℃で1時間加熱した後、110〜150℃まで10℃/分で昇温し、更に150℃で1時間加熱することにより、樹脂組成物を硬化させた。一方、光硬化系の場合は、5000mJ/cm2で光照射することにより、樹脂組成物を硬化させた。そして、それぞれ厚み0.1mmの樹脂層(硬化物)を有する試験サンプルを得た。
「A」:屈折率が1.50以上
「B」:屈折率が1.50未満
「C」:サンプル濁りにつき、測定不可
Claims (8)
- (メタ)アクリル重合体、(メタ)アクリル単量体、及び、重合開始剤を含有し、
前記(メタ)アクリル重合体が、炭素数5〜10の共役環を有し、
前記(メタ)アクリル単量体が、炭素数5〜10の共役環を有する(メタ)アクリル酸単量体と、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する(メタ)アクリル酸単量体と、を含む、樹脂組成物。 - 前記(メタ)アクリル重合体が、カルボキシル基、ヒドロキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基、エポキシ基及びニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
- 25℃で液状である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
- ポッティング材料又はインプリント材料として用いられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂組成物の硬化物。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂組成物又はその硬化物を含む樹脂層を備える、樹脂シート。
- 発光素子及び受光素子のうちの一方の光素子と、当該光素子を封止する封止部材と、を備え、
前記封止部材が、請求項5に記載の樹脂組成物の硬化物、又は、請求項6に記載の樹脂シートの前記硬化物を含む、電子部品。 - 前記硬化物の厚みが0.1mm以上である、請求項7に記載の電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015150042A JP2017031254A (ja) | 2015-07-29 | 2015-07-29 | 樹脂組成物、硬化物、樹脂シート及び電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015150042A JP2017031254A (ja) | 2015-07-29 | 2015-07-29 | 樹脂組成物、硬化物、樹脂シート及び電子部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017031254A true JP2017031254A (ja) | 2017-02-09 |
Family
ID=57986464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015150042A Pending JP2017031254A (ja) | 2015-07-29 | 2015-07-29 | 樹脂組成物、硬化物、樹脂シート及び電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017031254A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008013140A1 (fr) * | 2006-07-25 | 2008-01-31 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Composition de résine pour matériau optique, film à base de résine pour matériau optique, et guide d'ondes optique |
JP2009073958A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Fujifilm Corp | ナノインプリントリソグラフィ用硬化性組成物、それを用いた硬化物作成方法、および、硬化物 |
JP2014028872A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 樹脂組成物、ならびにそれを用いた塗膜 |
WO2015033893A1 (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | 日立化成株式会社 | 曲面形状部材形成用感光性樹脂組成物、及びこれを用いた、曲面形状部材形成用感光性樹脂フィルム、並びにこれらを用いたレンズ部材 |
-
2015
- 2015-07-29 JP JP2015150042A patent/JP2017031254A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008013140A1 (fr) * | 2006-07-25 | 2008-01-31 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Composition de résine pour matériau optique, film à base de résine pour matériau optique, et guide d'ondes optique |
JP2009073958A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Fujifilm Corp | ナノインプリントリソグラフィ用硬化性組成物、それを用いた硬化物作成方法、および、硬化物 |
JP2014028872A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 樹脂組成物、ならびにそれを用いた塗膜 |
WO2015033893A1 (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | 日立化成株式会社 | 曲面形状部材形成用感光性樹脂組成物、及びこれを用いた、曲面形状部材形成用感光性樹脂フィルム、並びにこれらを用いたレンズ部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI663187B (zh) | 熱硬化性組成物、硬化膜、彩色濾光片、液晶顯示元件、固體攝像元件及發光二極體發光體 | |
JP6477504B2 (ja) | 接着剤組成物、接着剤組成物を用いた半導体装置の製造方法、及び固体撮像素子 | |
CN107849417B (zh) | 粘接剂组合物、固化物、半导体装置及其制造方法 | |
JP6374014B2 (ja) | チオール化合物、チオール化合物の製造方法、ポリマー、組成物、硬化性組成物、着色組成物、硬化膜およびカラーフィルタ | |
KR20160113155A (ko) | 네거티브형 감광성 수지 조성물, 그것을 경화시켜서 이루어지는 경화막과 그 제조 방법 및 그것을 구비하는 광학 디바이스, 그리고 이면 조사형 cmos 이미지 센서 | |
JP6379829B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物及び硬化物 | |
JP6123194B2 (ja) | 熱硬化性組成物 | |
WO2015129579A1 (ja) | アクリル樹脂組成物及び電子部品 | |
JP6020895B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物、硬化物及び光学部材 | |
JP7210875B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、硬化膜及びその製造方法 | |
JP2017031254A (ja) | 樹脂組成物、硬化物、樹脂シート及び電子部品 | |
TWI809178B (zh) | 熱硬化性組成物、硬化膜及彩色濾光片 | |
JP2019108548A (ja) | アクリル樹脂組成物及び電子部品 | |
KR101711309B1 (ko) | 공중합체, 단량체 조성물, 수지 용액 및 수지막 | |
JP2017031253A (ja) | 樹脂組成物及び電子部品 | |
JP7176229B2 (ja) | 樹脂組成物、硬化物、半導体装置及びその製造方法 | |
TW201912708A (zh) | 熱硬化性組成物、硬化膜及彩色濾光片 | |
JP7192249B2 (ja) | 樹脂組成物、硬化物、半導体装置及びその製造方法 | |
JP7119578B2 (ja) | 樹脂組成物、硬化物、半導体装置及びその製造方法 | |
JP2019117259A (ja) | 感光性樹脂組成物、硬化膜及びその製造方法 | |
WO2016072458A1 (ja) | 樹脂組成物、樹脂フィルム、樹脂硬化物、電子部品及び電子部品の製造方法 | |
JP2016092299A (ja) | 電子部品の製造方法、光半導体素子封止用フィルム状硬化性樹脂組成物及び電子部品 | |
JP5857039B2 (ja) | オルガノポリシロキサン、その製造方法、及びオルガノポリシロキサンを含有する硬化性樹脂組成物 | |
JP2021085938A (ja) | 半導体装置及びその製造方法、樹脂組成物セット、並びに、樹脂組成物 | |
JP2021086886A (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190924 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200324 |