JP2017030315A - 方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法 - Google Patents

方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017030315A
JP2017030315A JP2015155616A JP2015155616A JP2017030315A JP 2017030315 A JP2017030315 A JP 2017030315A JP 2015155616 A JP2015155616 A JP 2015155616A JP 2015155616 A JP2015155616 A JP 2015155616A JP 2017030315 A JP2017030315 A JP 2017030315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
grid
coated steel
coated
grid scale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015155616A
Other languages
English (en)
Inventor
功 小田
Isao Oda
功 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Kogyo Co Ltd
Priority to JP2015155616A priority Critical patent/JP2017030315A/ja
Publication of JP2017030315A publication Critical patent/JP2017030315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Patch Boards (AREA)

Abstract

【課題】製造工程におけるオゾンの発生や大電力消費をなくして環境への影響を軽減することができ、また使用中に塗装面に錆が発生することもない方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法を提供する。【解決手段】本発明の方眼目盛付塗装鋼板は、塗装面に方眼目盛が印字された塗装鋼板である。方眼目盛を構成する縦線と横線の少なくとも一方は間隙を備えた多数の線分4からなり、線分4,4の間隙5を交点とする部分的な十字線1をレーザマーキングにより一定間隔で連続して描くことにより、塗装層に変色した凹溝からなる方眼目盛を印字したものである。【選択図】図3

Description

本発明は、電気機器収納ボックスへの部品取付けに用いられる方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法に関するものである。
制御盤、配電盤などの電気機器収納ボックスの内部には、電気機器取付けベースとして使用される方眼目盛付塗装鋼板が取付けられていることが多い。これは部品取付け時の位置決めを容易にするために、塗装鋼板の表面に、方眼目盛を印字したものである。
特許文献1に示されるように、従来この方眼目盛は、紫外線硬化型のインク(UVインク)を使用してインクジェットプリンターやスクリーン印刷機で印刷され、UVランプにより紫外線照射を行って硬化させていた。しかし、UVランプの電力消費量が著しく、また紫外線照射に伴なって有害なオゾンガスが発生するため、その処理が必要となるなどの問題があった。なお塗装面にケガキ線を付けることも考えられるが、ケガキ線の深さが鋼板表面に達すると、永年使用中に錆が発生する可能性があった。
特開平6−121415号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、製造工程におけるオゾンの発生や大電力消費をなくして環境への影響を軽減することができ、また使用中に塗装面に錆が発生することもない方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、塗装面に方眼目盛が印字された塗装鋼板であって、方眼目盛を構成する縦線と横線の少なくとも一方は間隙を備えた多数の線分からなり、線分の間隙を交点とする部分的な十字線をレーザマーキングにより一定間隔で連続して描くことにより、塗装層に変色した凹溝からなる方眼目盛を印字したことを特徴とするものである。
なお請求項2のように、前記十字線は、一方の線分の間隙を、他方の直線または線分が通過して描かれたものとすることができる。
また請求項3のように、所定数の十字線を囲む仕切線を、前記十字線と長さの異なる線分で描いた構造とすることができる。
また本発明の方眼目盛付塗装鋼板の製造方法は、塗装層を備えた塗装鋼板の表面に、線分の間隙を交点とする部分的な十字線をレーザマーキングにより一定間隔で連続して描くことにより、塗装層に変色した凹溝からなる方眼目盛を印字することを特徴とするものである。
本発明においては、線分の間隙を交点とする部分的な十字線をレーザマーキングにて一定間隔で連続して描くことにより方眼目盛を印字するので、直線のみで方眼目盛の全体を印字する場合よりも短時間で製造することができる。また製造工程において、オゾンが発生することもなく、大電力を消費することもないから、環境への負担を小さくすることができる。
また本発明では、線分の間隙を交点とする部分的な十字線を描くので、交点が二重にレーザマーキングされることがなく、交点の塗膜が二重に削られることがない。従って塗装面に錆が発生することもない。
さらに、塗装層に形成される方眼目盛は塗装色が変色した凹溝からなるので、凹凸と色調の変化によって視認性が良好で機器取付時の位置決めを行ない易くなる。特に凹溝の存在は従来の平板状または突状の方眼目盛よりも、タップを立てる場合には位置決めが容易となる利点がある。
第1の実施形態の方眼目盛付塗装鋼板を示す正面図である。 図1の部分拡大図である。 内側の十字線を更に拡大した図である。 仕切線の横ラインを構成する第2の十字線の拡大図である。 第2の実施形態の部分拡大図である。 内側の十字線を更に拡大した図である。 仕切線の横ラインを構成する第2の十字線の拡大図である。
以下に本発明の実施形態を示す。
図1は第1の実施形態の方眼目盛付塗装鋼板の正面図であり、これは電気機器収納用箱の内部に固定され、ブレーカ、制御機器などの機器を取付けるための機器取付板として使用されるものである。塗装は脱脂処理された鋼板表面に電着塗装及び粉体塗装を施し、乾燥させたものであって、塗膜の厚さは例えば20〜30μm程度である。
方眼目盛は、縦線とこれに直交する横線とを塗膜面にレーザマーキングすることにより印字されたものである。レーザマーキングはレーザ光を対象物の所望の部分に照射し、照射部分に熱エネルギを与えてマーキングする手段であり、塗装鋼板の塗膜面に対して行なうと塗膜表面を僅かに溶かして凹溝を形成すると同時に、塗膜を熱変色させるため、変色した凹溝を形成することができる。レーザ発振出力の調整とマーキング速度を適正にすることにより、凹溝の深さを数μm程度とすることで、鋼板が露出することなく印字が可能となり、永年使用しても錆が生ずることはない。
レーザマーキングはレーザ照射ポイントを高速で移動させることにより縦線と横線とを印字することができる。図1に示すように、本発明では縦線と横線の少なくとも一方に間隙を備えた多数の線分からなるものとしたので、直線のみで方眼目盛の全体を印字する場合に比べて処理時間が短時間で済む。しかも消費電力を著しく減少させることができる。
図2は図1の一部を拡大した図であり、一辺が50mmの正方形の部分である。内側の4×4の十字線1と、所定数の十字線1を囲む仕切線2が示されている。図3は内側の十字線1を更に拡大した図である。何れも十字の交点が縦横共に10mmピッチとなるように配置され、方眼目盛を構成している。
図2、図3に示すように、内側の十字線1は横方向の線分3と、縦方向の線分4、4によって構成されている。縦方向の線分4、4は内側の端点間に間隙5を有し、この間隙5を横方向の線分3が通過して内側の十字線1となっている。この実施形態では、横方向の線分3の長さL1と縦方向の線分4、4の外側の端点間の距離L2が同じ長さとなっている。従って線分4、4の長さはL1の半分以下である。なお、横方向の線分3と縦方向の線分4、4とは互いに接触しないように僅かな隙間を残しておく。
このような印字を行なえば、内側の十字線1の交点となる位置には横方向の線分3が存在するのみであり、実際の交点は存在しない。よって厳密には仮想的な交点というべきである。もし横方向の線分3と縦方向の線分を実際にクロスさせて交点を形成すると、交点では2重にレーザ光が照射されるために塗膜が2倍の深さに削られ、鋼板が露出するおそれがある。これに対して図3の構成とすれば、仮想的な交点がレーザ光によって2重に抉られることがなくなり、しかも外観上は図1、図2に示すように10mmピッチの交点を明確に表示することが可能である。
なお図2に示すように、左右に隣接する十字線1を構成する縦方向の線分4、4どうしは、縦方向の線分4の長さの2倍以上に離しておくことが好ましい。また上下に隣接する十字線1を構成する横方向の線分3、3どうしも、横方向の線分3の長さ以上に離しておくことが好ましい。
内側の十字線1を囲むように、仕切線2が印字されている。仕切線2は十字線1と長さの異なる線分からなる第2の十字線で描かれたものである。この第2の十字線も、一方の線分の間隙を、他方の直線または線分が通過して描かれている。
図4に示すように、この実施形態では、第2の十字線の横ラインの横方向の線分6は前記した横方向の線分3の約2倍の長さとなっており、横ラインの縦方向の線分7も前記した縦方向の線分4の約2倍となっている。また、図2に示した第2の十字線の縦ラインの横方向の線分8は前記した横方向の線分3と同じ長さであるが、縦ラインの縦方向の線分9は前記した縦方向の線分4の約2倍以上の長さとなっている。
このように、仕切線2を内側の十字線1よりも長い線分で描くことにより、所定区間の区切りを明確に認識することができる。前記したようにこの実施形態では、仕切線2は一辺が50mmの正方形となっている。なお、以上に説明した実施形態の縦横をそっくり入れ替えても差し支えない。また、仕切線2は十字線ではなく、一方向の線分のみで構成してもよい。
図5、図6、図7は本発明の第2の実施形態を示す図である。この第2の実施形態では、内側の十字線1を構成する横方向の線分3と縦方向の線分4は共に内側の端点間に間隙5を有し、仮想的な交点には凹溝が形成されていない点が、上記した第1の実施形態と異なる。このような印字を行なった場合にも外観上は図1に示したものと同様の方眼目盛となる。なお図7に仕切線2の横ラインの第2の十字線を示す。
上記した第1、第2の実施形態の方眼目盛付塗装鋼板は、機器取付板として使用されるものであった。しかし本発明の方眼目盛付塗装鋼板を、電気機器収納ボックスの壁面に適用することもできる。この場合には電気機器収納ボックスの側板等に、方眼目盛をレーザマーキングすればよい。電気機器収納ボックスの壁面に機器を直接取り付ける場合に、方眼目盛を利用した位置決めが容易となる。
以上に説明したように、本発明の方眼目盛付塗装鋼板は環境への負担を少なくして製造することができ、塗装層に変色した凹溝からなる方眼目盛を印字したものであるから視認性が良好で、(仮想的な)交点においても凹溝の深さを塗膜の厚さよりも極めて浅くすることができるから、錆を発生させることもないなど、多くの利点を有するものである。
1 十字線
2 仕切線
3 横方向の線分(十字線)
4 縦方向の線分(十字線)
5 間隙
6 横方向の線分(仕切線の横ライン)
7 縦方向の線分(仕切線の横ライン)
8 横方向の線分(仕切線の縦ライン)
9 縦方向の線分(仕切線の縦ライン)

Claims (4)

  1. 塗装面に方眼目盛が印字された塗装鋼板であって、方眼目盛を構成する縦線と横線の少なくとも一方は間隙を備えた多数の線分からなり、線分の間隙を交点とする部分的な十字線をレーザマーキングにより一定間隔で連続して描くことにより、塗装層に変色した凹溝からなる方眼目盛を印字したことを特徴とする方眼目盛付塗装鋼板。
  2. 前記十字線は、一方の線分の間隙を、他方の直線または線分が通過して描かれたものであることを特徴とする請求項1に記載の方眼目盛付塗装鋼板。
  3. 所定数の十字線を囲む仕切線を、前記十字線と長さの異なる線分で描いたことを特徴とする請求項1または2に記載の方眼目盛付塗装鋼板。
  4. 塗装層を備えた塗装鋼板の表面に、線分の間隙を交点とする部分的な十字線をレーザマーキングにより一定間隔で連続して描くことにより、塗装層に変色した凹溝からなる方眼目盛を印字することを特徴とする方眼目盛付塗装鋼板の製造方法。
JP2015155616A 2015-08-06 2015-08-06 方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法 Pending JP2017030315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155616A JP2017030315A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155616A JP2017030315A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017030315A true JP2017030315A (ja) 2017-02-09

Family

ID=57986982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015155616A Pending JP2017030315A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017030315A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598201U (ja) * 1982-07-01 1984-01-19 日東工業株式会社 電気機器取付板
JPH06312280A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Nippon Steel Corp 鋼板へのレーザマーキング方法
JP2002346633A (ja) * 2001-05-29 2002-12-03 Daido Steel Co Ltd レーザーマーキング方法
JP2009078374A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Ikeda Electric Co Ltd 樹脂被覆金属材への印字方法、及び印字を備えた樹脂被覆金属材

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598201U (ja) * 1982-07-01 1984-01-19 日東工業株式会社 電気機器取付板
JPH06312280A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Nippon Steel Corp 鋼板へのレーザマーキング方法
JP2002346633A (ja) * 2001-05-29 2002-12-03 Daido Steel Co Ltd レーザーマーキング方法
JP2009078374A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Ikeda Electric Co Ltd 樹脂被覆金属材への印字方法、及び印字を備えた樹脂被覆金属材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5466141B2 (ja) 彫刻板製造システム、彫刻工具案内用ガイドデータ生成システムおよび方法
JP2015503213A (ja) 干渉色マーキング
US20160243646A1 (en) Laser systems and methods for large area modification
TW200715849A (en) Method for producing transmissive screen, apparatus for producing transmissive screen, and transmissive screen
CN103832090A (zh) 烫印二维码或图案标识的方法
CN104014935A (zh) 激光器单变量彩色打标系统及方法
RU2013135160A (ru) Трехмерный металлический знак и способ его изготовления
CN103495805A (zh) 激光打点装置
RU2613867C2 (ru) Трехмерная рекламная вывеска и способ ее изготовления
CN102950382B (zh) 用于刻蚀电控衍射光学器件的激光直写刻蚀系统及其方法
US20200080320A1 (en) Interior building materials
JP2017030315A (ja) 方眼目盛付塗装鋼板とその製造方法
CN105881916A (zh) 一种基于大版面的3d快捷成型拼接方法及装置
Zhao et al. Nanosecond multi-pulse laser milling for certain area removal of metal coating on plastics surface
Nowak et al. Laser prototyping of printed circuit boards
CN109153282A (zh) 装饰部件的制造方法、装饰部件
CN102357735A (zh) 基于可控光束剖面形状与功率分布的双扫描三维激光刻蚀加工方法
CN109746140A (zh) 封框胶掩膜板及制作方法、封框胶制作方法和显示面板
CN204031606U (zh) 一种铝蚀刻柔性线路板连续生产装置
JP2009034691A (ja) レーザマーキング装置および方法
KR20140013678A (ko) 건축모형 제조 방법 및 그 방법에 의해 제조된 건축모형
WO2016096327A1 (en) Method for manufacturing a household appliance component with dual structuring of a surface as well as household appliance component
CN101802550A (zh) 测距仪以及测距系统
DE602004009957D1 (de) Vorrichtung und Verfahren zur Lasermarkierung
CN105365355B (zh) 一种数字化可变凹印版辊

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20150821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190820