JP2017029373A - 毛髪処理剤塗布具及び毛髪処理剤塗布具が取り付けられてなる毛髪処理具 - Google Patents

毛髪処理剤塗布具及び毛髪処理剤塗布具が取り付けられてなる毛髪処理具 Download PDF

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Abstract

【課題】薬剤の吐出性能に優れた毛髪処理剤塗布具を提供する。
【解決手段】毛髪処理剤が収容された容器に取り付けられる毛髪処理剤塗布具1であって、吐出孔16が形成された基台11と、該基台11から立設された複数の櫛歯17を備え、前記吐出孔16は、該毛髪処理剤塗布具1が前記容器に取着された状態で該容器に連通する連通路の直上に位置するスリット状の主吐出孔16aと、前記連通路の直上からはずれた箇所に位置する従吐出孔16bからなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、毛髪処理剤を毛髪に塗布するための毛髪処理剤塗布具、及び毛髪処理剤塗布具が取り付けられてなる毛髪処理具に関する。
一般に、ファッションの一つとして、例えば染毛剤により毛髪の色を変えたり、脱色剤や脱染剤によって毛髪の色を落としたり、パーマ処理剤により毛髪にウェーブをかける等、各種毛髪処理剤(薬剤)により毛髪に変化を施すことが広く定着している。このような毛髪処理剤を毛髪に塗布するための道具として毛髪処理剤塗布具が知られている。該毛髪処理剤塗布具は、薬剤を収容した容器に取り付けられ、容器に形成された毛髪処理剤吐出通路に連通する吐出孔から毛髪処理剤を吐出するとともに、吐出孔の周囲に立設された櫛歯に毛髪処理剤を保持することにより、毛髪に毛髪処理剤を効率よく絡ませることができるように構成されている。
特許文献1には、2剤形式の毛髪染毛剤を塗布するための吐出装置に係る発明が記載されている。ここで、2剤形式の毛髪染毛剤とは、酸化染料を含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤からなる毛髪染毛剤、或いは、アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とからなる毛髪染毛剤等が例示される。このような2剤形式の毛髪染毛剤は、それぞれ第1剤と第2剤とを別個の容器に収容し、使用時に第1剤と第2剤とを同時に吐出させて混合することで、反応が開始された混合薬剤を毛髪に塗布するものである。
特開2005−126146
特許文献1に記載される吐出装置では、第1剤及び第2剤がそれぞれ収容された2つの容器に、ポンプ装置を取り付け、ポンプ装置に設けられたレバーの操作により、第1剤と第2剤とが等量混合された混合薬剤を毛髪に塗布するようにしている。ここでは、ポンプ装置のステムに、毛髪処理剤塗布具としてのブラシが取り付けられている。ブラシの基台には複数の櫛歯が立設されているとともに、基台の中央には各容器に連通する吐出孔が開口され、吐出孔から吐出された混合薬剤は、複数の櫛歯で保持されながら毛髪全体に塗布される。
特許文献1に記載される毛髪処理剤塗布具としてのブラシは、その基台が矩形状に形成されるとともに、容器からの毛髪処理剤吐出通路に連通する吐出孔が、矩形状の基台の長手方向に延びるように、かつ、毛髪処理剤吐出通路の直上で、該基台の中央に開口している。そして、複数の櫛歯は、吐出孔の周囲を囲むように、複数列立設されている。これにより、吐出孔から吐出された混合薬剤がブラシの基台の長手方向全体に行き渡り、吐出孔の周囲に立設された櫛歯に混合薬剤を保持できるようにしている。
しかし、従来のこのような毛髪処理剤塗布具では、薬剤を吐出する吐出孔が、基台に立設された複数列の櫛歯のうちの最内周に位置する櫛歯の内側において、長手方向に延びるように1箇所形成されているのみである。そのため、吐出した薬剤を、吐出孔の周囲に立設された最内周の櫛歯に保持させることは可能であるものの、その外周側に位置する櫛歯全体に、混合薬剤を万遍なく行き渡らせることが困難であった。その結果、毛髪に塗布する際に塗布ムラが生じやすくなり、毛髪処理剤の吐出性能、塗布性能の点で改善の余地があるものであった。
一方、2剤形式の毛髪染毛剤を塗布するための吐出装置として、2つのエアゾール容器にステムが連結され、操作片の押圧によりステムを開放させて各エアゾール容器から薬剤を吐出させるような吐出装置が知られている。このような吐出装置を使用する場合、使用者には、2つのエアゾール容器の各ステムを均等に開放するように操作片を押圧することが要求される。しかし、このような吐出装置に、吐出孔が基台の中央部にのみ形成された従来の毛髪処理剤塗布具を取着して使用するような場合、ステムの開放により吐出孔から勢いよく混合薬剤が吐出される場合があり、使用者は、操作片の押圧に対して躊躇してしまい、押圧力を制御してしまうことがある。そうすると、2つのエアゾール容器に連結されたステムの開放動作に差が生じ、2つの薬剤の吐出バランスが変わってしまうことがあった。その結果、第1剤と第2剤とが等量混合された混合薬剤とならず、適切な濃度、品質の混合薬剤が吐出されないといった事態が生じていた。この点からも、従来の毛髪処理剤塗布具は、吐出性能の点で改善の余地があるものであった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、薬剤の吐出性能に優れた毛髪処理剤塗布具を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、毛髪処理剤が収容された容器に取り付けられる毛髪処理剤塗布具であって、吐出孔が形成された基台と、該基台から立設された複数の櫛歯を備え、前記吐出孔は、該毛髪処理剤塗布具が前記容器に取着された状態で該容器に連通する連通路の直上に位置するスリット状の主吐出孔と、前記連通路の直上とは異なる箇所に位置する従吐出孔からなることを要旨とする。
この構成によれば、連通路の直上に位置する主吐出孔に加えて、連通路の直上とは異なる箇所に位置する従吐出孔からも毛髪処理剤が吐出される。このため、主吐出孔のみが形成された従来の毛髪処理剤塗布具に比べて複数の櫛歯全体へ毛髪処理剤を効率よく行き渡らせることができて、毛髪処理剤の吐出性能が向上する。
また、主吐出孔と従吐出孔とを設けることで、毛髪処理剤の吐出圧力が分散され、主吐出孔のみが形成された場合に比べて毛髪処理剤の吐出スピードを緩和することができる。これにより、操作片の押圧により2つのエアゾール容器のそれぞれから均等に薬剤を吐出させるような吐出装置に取り付けた場合であっても、使用者が操作片の押圧操作において押圧力を制御してしまう事態が回避される。毛髪処理剤の吐出性能が向上することで、所望の濃度、品質の混合薬剤を容易に吐出させることができる。
複数の櫛歯全体へ行き渡った毛髪処理剤は、櫛歯全体で液だれすることなく保持されるため、毛髪処理剤の保持量が増加して、1回のコーミングでの塗布量が増加し、少ない回数のコーミングにより所望の量を毛髪に塗布することができる。また、櫛歯全体へ毛髪処理剤が万遍なく行き渡るため、毛髪に塗布する際のむらが生じにくくなり、塗布性能が向上する。
一方、毛髪処理剤の使用後には、毛髪処理剤塗布具に付着した毛髪処理剤を洗い流す操作を行う場合がある。主吐出孔と従吐出孔とを設ける構成によれば、洗い流す際の水流が毛髪処理剤塗布具全体に行き渡りやすくなり、洗浄性能が向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記櫛歯は、前記基台の内周側から外周側に複数列立設されており、前記主吐出孔は、最内周の櫛歯より内側に形成され、前記従吐出孔は、最外周の櫛歯より内側であって、最内周の櫛歯より外側又は最内周の櫛歯と同一列上に形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、毛髪処理剤塗布具の基台には、複数列の櫛歯が立設され、毛髪処理剤は、最内周の櫛歯より内側に形成された主吐出孔と、最外周の櫛歯より内側であって最内周の櫛歯より外側又は最内周の櫛歯と同一列上に形成された従吐出孔から吐出される。これにより、最内周の櫛歯の外側に立設された櫛歯にも効率的に毛髪処理剤を行き渡らせることができる。主吐出孔のみが形成された従来の毛髪処理剤塗布具では、主吐出孔から吐出した毛髪処理剤は、最内周の櫛歯を乗り越えたり、最内周の櫛歯間から外側へ移動したりして、外側の櫛歯に到達する必要があり、外側の櫛歯ほど、毛髪処理剤が行き渡りにくく、吐出性能、塗布性能がよくないものであった。この点、従吐出孔が形成されることで、最内周の櫛歯と同一列位置又はその外側からも毛髪処理剤が吐出することから、複数列の櫛歯全体に万遍なく毛髪処理剤を行き渡らせることができる。また、従来の毛髪処理剤塗布具では、主吐出孔から勢いよく吐出した毛髪処理剤が、最内周の櫛歯を乗り越える際に最内周の櫛歯で保持しきれず、液だれする原因となっていたが、従吐出孔からの吐出により、主吐出孔から毛髪処理剤が勢いよく大量に吐出することが抑制され、液だれを好適に抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、最内周の櫛歯の高さは、前記基台の上面から3〜8mmであり、最外周の櫛歯の間隔は、0.6〜1.5mmであり、前記複数の櫛歯は、略同一の高さに形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、最内周の櫛歯の高さを基台の上面から3〜8mmに設定することにより、櫛歯に薬剤を保持させやすく、1回のコーミングにより毛先まで薬剤を馴染ませることができる。また、薬剤が地肌につきにくく、塗布時の地肌汚れが抑制される。
また、最外周の櫛歯の間隔を0.6〜1.5mmに設定することにより、最外周の櫛歯に十分な量の薬剤を保持することができるとともに、櫛歯間からの薬剤の液だれが抑制される。1回のコーミングにより毛先まで薬剤を馴染ませることができ、特に生え際や根元への薬剤塗布を好適に行うことができる。
さらに、最外周の櫛歯の高さは、他の櫛歯の高さと略同一の高さに形成されている。毛髪処理剤を毛髪に塗布する場合、毛髪処理剤塗布具が取り付けられた毛髪処理具を頭皮に対してやや傾けた形状で押し当ててコーミングすると、手首に無理な力がかからず、また、毛髪処理剤の液だれが起こりにくくなって塗布しやすい。ここでの略同一の高さとは、毛髪処理剤塗布具が取り付けられた毛髪処理具を頭皮に対して傾けた状態で当接させたときに、複数の櫛歯の高さが同一となっている状態を言う。
通常、毛髪処理具を頭皮に対して30゜までの範囲内で傾けて、頭皮と毛髪処理具の軸線方向との角度が60゜以上の状態で頭皮に当接させると、手首に無理な力がかからなくなって塗布しやすい。このような状態では、特に、最外周の櫛歯が毛髪の生え際に当接しやすくなり、生え際への塗布性能が向上する。したがって、ここでの略同一の高さとは、最外周の櫛歯の先端の高さが、最内周の櫛歯の先端の高さに対して±30゜の範囲内にはいるように形成されていることを言うものとする。この構成によれば、最外周の櫛歯が頭皮にしっかりと当接するとともに、最外周の櫛歯から液だれが生じにくくなり、生え際や根元への塗布性能が向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の毛髪処理剤塗布具が取り付けられてなる毛髪処理具であって、ステムを有するとともに毛髪処理剤が収容されたエアゾール容器と、前記毛髪処理剤塗布具と前記エアゾール容器を連結する連結具を備え、前記連結具には、前記ステムと前記毛髪処理剤塗布具に形成された前記吐出孔を連通する前記連通路が形成され、前記毛髪処理剤塗布具を押し下げることによって前記ステムが開放されて、前記エアゾール容器内の毛髪処理剤が、前記連通路を介して前記吐出孔から吐出されるように構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、エアゾール容器に取り付けられた毛髪処理剤塗布具には、主吐出孔と従吐出孔とが形成されているため、毛髪処理剤塗布具を押し下げてステムを開放する操作により毛髪処理剤を吐出する際、主吐出孔と従吐出孔とから毛髪処理剤が分散して吐出される。したがって、主吐出孔のみから毛髪処理剤が勢いよく吐出される従来の毛髪処理具に比べて、毛髪処理剤の吐出の勢いが緩和され、使用者が毛髪処理剤の吐出操作を躊躇なく行うことができる。また、従吐出孔が形成されていることで、毛髪処理剤塗布具全体に毛髪処理剤が行き渡りやすくなる。これにより、毛髪処理具における毛髪処理剤の吐出性能が向上する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の毛髪処理剤塗布具が取り付けられてなる毛髪処理具であって、可撓性を有するとともに毛髪処理剤が充填された樹脂容器を備え、前記樹脂容器をスクイズすることによって、前記樹脂容器内の毛髪処理剤が前記連通路を介して前記吐出孔から吐出されるように構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、可撓性を有する樹脂容器に取り付けられた毛髪処理剤塗布具には、主吐出孔と従吐出孔とが形成されているため、毛髪処理剤を吐出する際、主吐出孔と従吐出孔とから毛髪処理剤が分散して吐出される。したがって、主吐出孔のみから毛髪処理剤が勢いよく吐出される従来の毛髪処理具に比べ、毛髪処理剤の吐出の勢いが軽減し、使用者が樹脂容器を躊躇なくスクイズすることができる。また、従吐出孔が形成されていることで、毛髪処理剤塗布具全体に毛髪処理剤が行き渡りやすくなる。これにより、毛髪処理具における毛髪処理剤の吐出性能が向上する。
本発明によれば、毛髪処理剤の吐出性能に優れた毛髪処理剤塗布具を提供することができる。
毛髪処理具の斜視図である。 毛髪処理具の構成部材の分解斜視図である。 毛髪処理具の要部断面図である。 毛髪処理剤塗布具を示す図である。(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は縦側面図、(d)は横側面図である。 毛髪処理剤塗布具に立設された櫛歯の間隔を説明する図である。 毛髪処理剤塗布具の横側面の模式図である。 頭髪処理剤塗布具の吐出孔の変更例を示す模式図である。
以下、この発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態の毛髪処理剤塗布具としてのブラシ体1は、2剤式の染毛剤を塗布するために使用され、キャップ体2、通路ブロック体3、及び装着体4を介して、染毛剤が収容された収容容器5に取り付けられている。ブラシ体1、キャップ体2、通路ブロック体3、装着体4、及び収容容器5により、毛髪処理剤を塗布する毛髪処理具が構成されている。
図1、図3に示すように、略円筒形状に形成された収容容器(エアゾール容器)5の内部には、加圧ガスが封入されるとともに、可撓性を有する樹脂材料で形成された2個のパウチ51、52が並設して収容されている。本実施形態では、一方のパウチ51には、酸化染料を含有する薬剤である第1剤が収容され、他方のパウチ52には、過酸化水素等の酸化剤を含有する薬剤である第2剤が収容されている。なお、パウチ51、52は、樹脂材料のみで形成されているものに限られず、樹脂材料にアルミを積層して形成されているもの等、他の材質のものであってもよい。
図3に示すように、収容容器5の上部は蓋部53で閉塞され、蓋部53上面からは、2つのステム51b、52bが上下方向に移動可能に立設されている。また、各パウチ51、52の内部には、それぞれディップチューブ51a、52aが配設されており、各ディップチューブ51a、52aの先端は、ステム51b、52bに連通している。各パウチ51、52の内部に収容された薬剤は、図示しない開閉弁の作動により各ステム51b、52bが開放されるとともに、収容容器5内に封入された加圧ガスのガス圧により吐出可能に構成されている。以下の説明では、便宜上、図1において、2個のパウチ51、52の並設方向を左右方向とし、並設方向に直交する方向を前後方向とし、2個のパウチ51、52の軸線方向を上下方向とする。
図2、図3に示すように、装着体4は、並列配置されたパウチ51、52の上端部に外嵌する略円筒状の外装筒41と、外装筒41の内側に形成される円筒状の内装筒42と、内装筒42の上端から内鍔状に連設される内装頂面43とを備え、内装頂面43の中央部には、円形状の開口部44が形成されている。外装筒41の前後表面のそれぞれには、下端縁から矩形状に切り欠かれた切欠き部46が形成されているとともに、切欠き部46の左右の各側壁46bから上方へ延びるように連設される一対の支え突片45が形成されている。支え突片45の左右方向の幅は、切欠き部46の左右方向の幅と略同一となっている。
装着体4は、収容容器5の上端部に組み付けられた状態では、内装筒42の下方部分が収容容器5の蓋部53に外嵌合し、内装頂面43の下面が収容容器5の蓋部53の上面に当接して、収容容器5を不動に保持している。この状態で、装着体4の内装頂面43は、パウチ51、52の並設方向に沿って水平となるとともに、切欠き部46の上縁46aも同様に水平となり、装着体4の開口部44から、収容容器5の各ステム51b、52bが突出している。
通路ブロック体3は、キャップ体2の内側に装着されて、パウチ51、52の各ディップチューブ51a、52aから収容容器5のステム51b、52bを介して吐出された各薬剤を、ブラシ体1に連通させるものである。図2、図3に示すように、通路ブロック体3の下面の左右両端部には、一対の段付き孔31、32が下方に向かって開口し、上面の中央には、上方に向かって開口する注出孔33を備えた注出筒34が立設されている。そして、通路ブロック体3の内部には、一対の段付き孔31、32と、注出孔33を連通する薬剤通路35が形成されている。これにより、各パウチ51、52の各ディップチューブ51a、52aから収容容器5のステム51b、52bを介して吐出された各薬剤は、段付き孔31、32から薬剤通路35を通って注出孔33に至るまでに混合され、毛髪処理剤として注出孔33から吐出される。
また、注出筒34の注出孔33上方には、多数の傾斜した鍔状片37を備えた混合棒片36が立設されている。これにより、注出孔33から吐出した毛髪処理剤(染毛剤)が、混合棒片36の鍔状片37に当たることにより、効率よく、またムラなく混合されるように構成されている。
キャップ体2は、その内側に通路ブロック体3が装着されるとともに、収容容器5に外嵌される装着体4とブラシ体1とを連結する部材として機能している。キャップ体2は、装着体4の外装筒41の上方部分に、その下方部分が外嵌するとともに、上端部にブラシ体1が取り付けられる筒本体21と、筒本体21の内側に形成される内筒体22とを備えている。
筒本体21は、その上端から内鍔状に連設された頂面23と、頂面23から斜め上方に立設して上方からブラシ体1が取り付けられる長円筒状の外装着体24と、外装着体24の内側に形成される内装着体25を備えている。外装着体24の外周面の下方部分には、外方へ突出する突条部24aが、外装着体24の外周面全周にわたって形成されている。頂面23は、左右方向の水平面から略30゜傾斜するような形状に形成されている。
また、内装着体25の内側には、内装着体25の上端部より低い位置を繋ぐ装着体頂壁26が形成され、装着体頂壁26の長手方向中央部分で、かつ、短手方向中央部分には孔部27が開口している。孔部27の下方には、通路ブロック体3の注出筒34が内嵌される通路筒体28が垂設されている。通路筒体28に注出筒34が内嵌された状態で、通路筒体28の内周面と注出筒34の外周面は摺接しており、通路ブロック体3の混合棒片36の先端が、孔部27近傍に位置するように構成されている。ここでは、本実施形態の孔部27及び通路筒体28は、請求項で規定する連通路に相当する。
さらに、筒本体21の前後には、その下端部のそれぞれから下方へ垂下する操作片29が形成されている。各操作片29は、使用者が指で把持して前後方向に押圧することにより、キャップ体2をブラシ体1、通路ブロック体3とともに下方移動させて、収容容器5のステム51b、52bに設けられた開閉弁の作動により、各ディップチューブ51a、52aを介して各ステム51b、52bから薬剤を吐出可能に構成されている。図1に示すように、キャップ体2を装着体4に取り付けた状態では、操作片29が、装着体4の外装筒41の前後表面の中央部に形成された一対の支え突片45間に保持されている。
図2に示すように、各操作片29の下端部内面には、一対の突条29aが形成されている。突条29aは、その上面が下降傾斜した形状に形成され、キャップ体2を装着体4に取り付け、装着体4の外装筒41を収容容器5に外嵌した状態で、突条29aの上面が、装着体4の切欠き部46の上縁46aに当接している。これにより、使用者が各操作片29を前後方向に押圧すると、装着体4の切欠き部46の上縁46aに当接している各操作片29の傾斜面(突条29aの上面)の作用により、キャップ体2が通路ブロック体3とともに下方へ押し下げられ、収容容器5のステム51b、52bが押し下げられて開放弁が開放され、ステム51b、52bから各薬剤が吐出される。
次に、毛髪処理剤塗布具としてのブラシ体1について説明する。ブラシ体1は、キャップ体2に着脱自在に組み付け固定され、キャップ体2、通路ブロック体3、装着体4を介して収容容器5に取り付けられている。本実施形態では、ブラシ体1と収容容器5を連結するキャップ体2、通路ブロック体3、装着体4が、請求項で規定する連結具に相当する。
図2、図4(a)に示すように、ブラシ体1は、基台11に複数の櫛歯17が立設されて形成されている。基台11は、長円筒状の側壁12と、側壁12の上端から内鍔状に連設された頂壁13と、頂壁13の長円形状の内周縁からドーム状に立設されたドーム部14とにより、全体が略ドーム形状に形成されている。
図3に示すように、側壁12の内側には、ドーム部14の外縁近傍から垂下する長円筒状の嵌合片15が形成されている。また、側壁12の内周面下端には、外方へ突出する突部12aが、側壁12の内周面全周にわたって形成されている。
ブラシ体1をキャップ体2に取り付けた状態では、ブラシ体1の側壁12の下端部がキャップ体2の外装着体24に外嵌され、嵌合片15の下端部がキャップ体2の内装着体25に外嵌されて外装着体24と内装着体25との間に位置するように構成されている。ブラシ体1の側壁12内周面の突部12aは、キャップ体2の外装着体24外周面の突条部24aを乗り越え、突部12aと突条部24aとが係合することにより、ブラシ体1がキャップ体2に対して脱落しないように取着される。また、この状態では、ブラシ体1の頂壁13は、収容容器5の軸線方向に直交する方向に対して、略30゜傾斜するように取り付けられている。
ブラシ体1のドーム部14の内面には、ドーム状の空間が形成され、ブラシ体1をキャップ体2に取り付けた状態では、ドーム部14の長手方向中央部分で、かつ、短手方向中央部分に、キャップ体2の孔部27が開口するように構成されている。
図4(b)、図4(c)に示すように、本実施形態のブラシ体1は、長手方向(左右方向)の長さm1が約40mm、短手方向(前後方向)の長さn1が約20mm、側壁12の高さh1が約8mm、ドーム部14の高さh2が約6mmに形成されている。
ブラシ体1のドーム部14には、染毛剤を吐出するための吐出孔16が複数貫設されている。ドーム部14の短手方向中央部分には、長手方向に延びるスリット状の主吐出孔16aが形成されている。主吐出孔16aは、ドーム部14において最も高い部分に形成され、ブラシ体1をキャップ体2に取り付けた状態では、主吐出孔16aの長手方向中央部分が、キャップ体2の孔部27の直上に位置するように形成されている。本実施形態では、主吐出孔16aの長手方向(左右方向)の長さm2が約30mm、幅(前後方向の長さ)n2が約1mmに形成されている。
スリット状の主吐出孔16aの前後には、主吐出孔16aに沿うように、円形状の従吐出孔16bが複数形成されている。本実施形態では、主吐出孔16aの前後に、同形状で同じ大きさの従吐出孔16bが6個ずつ形成されている。従吐出孔16bは、いずれもドーム部14の傾斜部分に形成され、ブラシ体1をキャップ体2に取り付けた状態では、キャップ体2の孔部27の直上とは異なる箇所に位置している。本実施形態では、各従吐出孔16bの直径は約2mmに形成されている。
ブラシ体1のドーム部14には、吐出孔16から吐出された染毛剤を保持して、頭皮に塗布するための複数の櫛歯17が立設されている。すべての櫛歯17は、先端が丸みを帯びた中実体の筒状に形成されている。また、すべての櫛歯17は、ブラシ体1の頂壁13に対して直交する方向に立設されており、ブラシ体1をキャップ体2に取り付けた状態では、毛髪処理具の斜め上方(上下方向から略30゜傾斜した方向)へ向けて延びている。
図4(a)〜(c)に示すように、本実施形態の櫛歯17は、主吐出孔16aの周囲に立設される第1櫛歯17aと、従吐出孔16bの外側に立設される第2櫛歯17bとで構成されている。
本実施形態の第1櫛歯17aは、主吐出孔16aの長手方向両端部に立設される2本の櫛歯と、主吐出孔16aの前後に6個ずつ形成された従吐出孔16bの内側であって、その左右に位置するように立設される前後それぞれ7本の櫛歯とで構成されている。いずれの第1櫛歯17aも略円筒形状に形成されている。従吐出孔16bの内側であって、その左右に位置するように立設される第1櫛歯17aは、その先端部の間隔が従吐出孔16bの間隔(隣接する従吐出孔16bの中心同士の間隔)と同一とされ、本実施形態では、約5mmに設定されている。また、隣接する第1櫛歯17aにおける対向する側面の間隔(隣接する第1櫛歯17a間に形成される隙間)は、約4mmに設定されている。
一方、第2櫛歯17bは、従吐出孔16bの外側で、ブラシ体1の長手方向に沿う方向に複数立設されている。第2櫛歯17bは、略円筒形状であって第1櫛歯17aより細径に形成され、また、その間隔も第1櫛歯17aより密になっている。図5に示すように、隣接する第2櫛歯17bにおける対向する側面の間隔(隣接する第2櫛歯17b間に形成される隙間)pは、0.6〜1.5mmに形成されている。ここで、本実施形態における隣接する第2櫛歯17bにおける対向する側面の間隔(隣接する第2櫛歯17b間に形成される隙間)pは、請求項で規定する最外周の櫛歯の間隔に相当する。
図4(d)に示すように、第1櫛歯17aの高さは、染毛剤を第1櫛歯17aで良好に保持し、また、塗布しやすくするために、ドーム部14において最も高い部分から、3〜8mmに形成されている。ここで、ドーム部14において最も高い部分は、請求項で規定する基台11の上面に相当する。つまり、第1櫛歯17aの基台11の上面からの高さh3は、3〜8mmに形成されている。
また、図6に示すように、第1櫛歯17a、第2櫛歯17bの高さは、ブラシ体1の天面において、略同一となるように形成されている。実際に毛髪処理具を使用して染毛剤を塗布する場合、使用者は、毛髪処理具を頭皮に対して±30゜程度傾けた状態で塗布を行う場合が多い。こうすると、手首に無理な力がかからず、また、染毛剤の液だれが起こりにくくなって塗布性能の観点から好ましい。したがって、ここでの高さが略同一とは、毛髪処理剤塗布具としてのブラシ体1を頭皮に対して±30゜程度傾けた状態での高さが同一であること、すなわち、第1櫛歯17aと第2櫛歯17bの高さが、ブラシ体1の天面において、±30゜の範囲内であることを言うものとする。
なお、ブラシ体1は、ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、アクリロニトリルーブタジエンースチレン(ABS)共重合体、アクリロニトリルースチレン(AS)共重合体、ポリスチレン、ポリカーボネート等、従来公知の合成樹脂材料で形成することができる。染毛剤の塗布時に、第1櫛歯17a及び第2櫛歯17bを頭皮に沿わせやすく、毛髪上を滑らかに移動させる点から、引っ張りや伸びに強く、可撓性を有する合成樹脂材料であることが好ましい。
上記のように構成された毛髪処理具と、毛髪処理剤塗布具としてのブラシ体1の作用について説明する。
本実施形態の毛髪処理具では、使用者がキャップ体2の操作片29を押圧すると、キャップ体2の操作片29内面に形成された突条29aの傾斜面の作用により、キャップ体2が通路ブロック体3とともに下方へ押し下げられる。これにより、収容容器5のステム51b、52bの開閉弁が開放され、各パウチ51、52に収容された各薬剤が吐出される。各薬剤は、通路ブロック体3の段付き孔31、32から薬剤通路35を通って注出筒34に至ることにより混合され、注出筒34上方の混合棒片36の鍔状片37によりさらに混合されて、キャップ体2の孔部27からブラシ体1のドーム部14内に吐出される。
ドーム部14において最も高い部分であって、連通路としての孔部27及び通路筒体28の直上には主吐出孔16aが形成され、ドーム部14の傾斜部分であって、連通路としての孔部27及び通路筒体28の直上とは異なる箇所には複数の従吐出孔16bが形成されている。孔部27から吐出された染毛剤は、ドーム部14内に拡がり、これら主吐出孔16a、従吐出孔16bから吐出される。このように、ドーム部14において、染毛剤が吐出する箇所がドーム部14全体に分散して形成されていることから、染毛剤の吐出圧力が主吐出孔16a、従吐出孔16bで平均化される。
連通路の直上に位置する箇所にのみ吐出孔が形成された従来の塗布具では、染毛剤が1つの吐出孔から勢いよく吐出される事態が生じるが、ドーム部14に主吐出孔16aと従吐出孔16bとが形成された本実施形態のブラシ体1では、染毛剤が勢いよく各吐出孔16a、16bから吐出する事態が回避される。従吐出孔16bが、主吐出孔16aからの混合薬剤の吐出を補助する作用をし、主吐出孔16aからの混合薬剤の吐出スピードを緩和させることができる。
主吐出孔16aは、ブラシ体1の基台11の長手方向にスリット状に形成されていることから、主吐出孔16aから吐出された染毛剤は、主吐出孔16aの周囲に立設された第1櫛歯17aに沿って、複数の第1櫛歯17a全体に効率よく行き渡る。また、従吐出孔16bは、第1櫛歯17aの外側であって、第2櫛歯17bの内側に形成されていることから、従吐出孔16bから吐出された染毛剤は、従吐出孔16bの外側に立設された第2櫛歯17b全体に効率よく行き渡る。さらに、主吐出孔16aから吐出された染毛剤の一部は、第1櫛歯17a間を通って第2櫛歯17bにも行き渡る。このようにして、主吐出孔16aと従吐出孔16bとから吐出された染毛剤は、内側の第1櫛歯17aと外側の第2櫛歯17bとに効率よく行き渡る。
外側に形成された第2櫛歯17bは、隣接する第2櫛歯17b間に形成される隙間pが、0.6〜1.5mmに形成されており、第1櫛歯17a間に形成される隙間より狭くなっている。これにより、各第2櫛歯17b間には吐出された染毛剤が好適に保持される。染毛剤の粘性粘度に合わせて第2櫛歯17bの隙間pを適切に設定することで、染毛剤の保持力が向上し、吐出された染毛剤が第2櫛歯17bから漏れることが抑制される。
また、第2櫛歯17bは、第1櫛歯17aとその高さが略同一となるように立設されていることから、例えば、ブラシ体1を頭皮に当接させて染毛剤を生え際に塗布するような場合、第2櫛歯17bの先端が、毛髪の生え際にしっかりと当接される。
上記のように構成された毛髪処理剤塗布具としてのブラシ体1によれば、次に示す効果を得ることができる。
(1)連通路の直上に位置する箇所にのみ吐出孔が形成された従来の塗布具では、外側に位置する櫛歯には、染毛剤は、内側に位置する櫛歯の隙間を通りぬけるか内側に位置する櫛歯を乗り越えるかして到達することになるため、染毛剤が外側に位置する櫛歯に十分に行き渡りにくい。この点、従吐出孔16bが形成された本実施形態のブラシ体1によれば、従吐出孔16bからの染毛剤の吐出により、外側の第2櫛歯17bにも効率的に染毛剤を行き渡らせることができる。従吐出孔16bが形成されていることにより、ブラシ体1からの染毛剤の吐出性能が向上する。
(2)連通路の直上に位置する箇所にのみ吐出孔が形成された従来の塗布具では、使用者の操作片の押圧操作により染毛剤を吐出させると、1つの吐出孔に圧力が集中して、染毛剤が勢いよく吐出される事態が生じやすい。使用者は、染毛剤が勢いよく吐出される事態を予見して、操作片の押圧操作を躊躇して十分に押圧しない場合があり、2個のパウチからの薬剤の吐出バランスが崩れてしまうことがある。この点、従吐出孔16bが形成された本実施形態のブラシ体1によれば、染毛剤の吐出圧力が主吐出孔16aと従吐出孔16bとで分散し、連通路(孔部27及び通路筒体28)の直上に位置する主吐出孔16aから染毛剤が勢いよく吐出する事態が軽減する。これにより、使用者が操作片29の押圧操作に躊躇しなくなり、適切な圧力で操作片29を操作することができる。その結果、収容容器5の各ステム51b、52bにおける開閉弁の開放動作が均等となって、薬剤の吐出バランスが良好となり、適切な濃度、品質で染毛剤を吐出させることができる。従吐出孔16bが形成されていることにより、ブラシ体1からの染毛剤の吐出性能が向上する。
(3)連通路の直上に位置する箇所にのみ吐出孔が形成された従来の塗布具では、外側に位置する櫛歯に染毛剤を十分に行き渡らせるために、吐出孔から多くの染毛剤を吐出させようとする場合がある。そうすると、吐出孔から吐出された染毛剤が内側に位置する櫛歯を超えて盛り上がり、塗布具から液だれするといった不都合が生じる。この点、従吐出孔16bが形成された本実施形態のブラシ体1によれば、従吐出孔16bからの染毛剤の吐出により、主吐出孔16aから染毛剤の吐出量が抑えられるとともに、主吐出孔16aから多くの染毛剤を吐出させなくても外側の第2櫛歯17bに染毛剤が十分に行き渡る。染毛剤が第1櫛歯17aを超えて盛り上がって液だれするといった事態が抑制されるとともに、外側の第2櫛歯17bに効率的に染毛剤を吐出することができる。
(4)従吐出孔16bからの染毛剤の吐出により、外側の第2櫛歯17bに効率的に染毛剤を保持させることができることから、一度に塗布できる量が増大して、少ないコーミング数で効率的に染毛剤を塗布することができる。従吐出孔16bから第2櫛歯17bへ効率よく染毛剤が行き渡るため、第1櫛歯17a及び第2櫛歯17b全体に染毛剤が好適に保持される。これにより、塗布ムラが生じることが抑制され、従来の塗布具に比べて、染毛剤の塗布性能が向上する。
(5)第2櫛歯17bの間に形成される隙間pが、0.6〜1.5mmに形成されていることから、各第2櫛歯17b間で染毛剤が好適に保持される。これにより、ブラシ体1に保持されて一度に塗布できる量が増大し、少ないコーミング数で効率的に染毛剤を塗布することができる。また、ブラシ体1での染毛剤の保持量が増大することから、ブラシ体1からの液だれが生じにくくなり、皮膚への染毛剤の付着が抑制される。この点からも、従来の塗布具に比べて塗布性能が向上する。
(6)本実施形態のブラシ体1では、第2櫛歯17bは、第1櫛歯17aとその高さが略同一となるように立設されている。これにより、ブラシ体1を頭皮に当接させて、染毛剤を毛髪の根元、生え際に塗布するような場合、第2櫛歯17bが毛髪の生え際にしっかりと当接される。したがって、第2櫛歯17bに保持された染毛剤を生え際にしっかりと塗布することができ、根元、生え際での塗布性能が向上する。また、第2櫛歯17bの間に形成される隙間pが、0.6〜1.5mmに形成されて第2櫛歯17bに染毛剤が好適に保持される点からも、根元、生え際への塗布性能が向上する。
(7)本実施形態のブラシ体1では、主吐出孔16aに加えて従吐出孔16bが形成されていることから、使用後にブラシ体1を洗浄する際、ブラシ体1全体に水が行き渡りやすくなる。従吐出孔16bの位置を効果的に設定することで、ブラシ体1全体の汚れをしっかりと落とすことができる。ブラシ体1の洗浄性能が向上する。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよく、以下の態様を適宜組み合わせて実施してもよい。
・ 従吐出孔16bは、主吐出孔16aの長手方向に沿うように前後に円形状のものを各6個形成したが、その数、形状はこれに限定されない。三角形状、四角形状、楕円形状、或いは不定形状であってもよく、前後でその数が同数であっても異なっていてもよい。また、図7(a)に示すように、従吐出孔16bを主吐出孔16aのようにスリット状としてもよく、図7(b)に示すように、長四角形状の孔を、基台11の側壁12の外形状に沿うように放射状に配置してもよい。
・ 主吐出孔16aは、幅が約1mmのスリット状に形成したが、図7(b)、図7(c)に示すように、幅が変化するようなスリット状に形成してもよい。
・ 従吐出孔16bは、主吐出孔16aと別個に形成したが、図7(d)、図7(e)に示すように、主吐出孔16aに連通するように形成してもよい。この場合、連通路としての孔部27の直上に位置する部分を主吐出孔16aとし、それ以外の部分を従吐出孔16bというものとする。或いは、図7(f)に示すように、主吐出孔16a、従吐出孔16bを複数のスリット状に形成してもよい。
・ 本実施形態では、内側に第1櫛歯17aが配置され、外側に第2櫛歯17bが配置され、内周側から外周側へ2列の櫛歯列が立設される構成としたが、第1櫛歯17aと第2櫛歯17bとの間に、さらに複数本、複数列の櫛歯を配置して、3列、4列の櫛歯列が立設される構成としてもよい。その場合、それぞれの櫛歯列の間に従吐出孔16bを形成してもよく、櫛歯列の間の一部に従吐出孔16bを形成してもよい。
・ 本実施形態では、従吐出孔16bを第1櫛歯17aより外側に形成したが、第1櫛歯17aと同一列上に形成してもよい。つまり、各第1櫛歯17aの間に、各従吐出孔16bが形成してる構成としてもよい。
・ 本実施形態では、第1櫛歯17aの高さを、ドーム部14の最も高い部分(基台11の上面)から3〜8mmとしたが、これに限定されない。ブラシ体1の材質、第1櫛歯17aの径、染毛剤の粘性粘度等によって、適宜変更することができる。
・ 本実施形態のブラシ体1は、長円筒状の側壁12、頂壁13、ドーム状のドーム部14により略ドーム形状に形成されているが、ブラシ体1の形状はこれに限定されない。また、ブラシ体1の外形寸法m1、n1、h1、h2、主吐出孔16aの寸法m2、n2、従吐出孔16bの寸法も適宜変更することができる。
・ 本実施形態では、第1櫛歯17a、第2櫛歯17bをともに略円筒形状に形成したが、それぞれの形状はこれに限定されない。いずれの櫛歯も、略三角筒形状、略四角筒形状等の略多角形筒状としてもよく、これらを組み合わせてもよく、また、先端ほど細い形状としてもよい。
・ 本実施形態では、第2櫛歯17bの間の隙間pを、0.6〜1.5mmとしたが、これに限定されない。染毛剤の粘性粘度等によって適宜変更することができる。
・ 本実施形態では、2個のパウチ51、52からなり、ステムの開閉弁を開放することによって染毛剤を吐出させる毛髪処理具について説明したが、ブラシ体1を装着するのはこれに限定されない。従来公知のエアゾール容器を適宜選択してブラシ体1を装着することができる。
また、例えば、可撓性を有する樹脂容器に染毛剤が充填され、樹脂容器をスクイズすることによって染毛剤を吐出させる毛髪処理具に、上記ブラシ体1を装着することもできる。この場合、例えば、ブラシ体1と樹脂容器との間には、樹脂容器の開口とブラシ体1の吐出孔16a、16bとを連通する連通路が形成された連結具が連結され、樹脂容器をスクイズすることによって、樹脂容器の開口から吐出された染毛剤が、連結具の連結路を介して、ブラシ体1の吐出孔16a、16bから吐出されるように構成すればよい。なお、連結具を用いることなく染毛剤を吐出するように構成してもよい。
・ 本実施形態では、ブラシ体1で塗布する毛髪処理剤として、酸化染料を含有する薬剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する薬剤とを混合してなる染毛剤を例に挙げて説明したが、毛髪処理剤としては、他の成分からなる染毛剤を適用することもできる。また、染毛剤以外にも、毛髪の脱色剤、脱染剤、或いはパーマ処理剤等、各種毛髪処理剤を塗布する場合に適用することができる。
次に、上記実施形態をさらに具体的に説明する。
以下の実施例では、ブラシ体1に立設された第1櫛歯17aの高さ、隣接する第2櫛歯17bにおける対向する側面の間隔(隣接する第2櫛歯17b間に形成される隙間)p、第1櫛歯17aと第2櫛歯17bとの高さの関係について説明する。
(実施例1)
ここでは、ブラシ体1に立設された第1櫛歯17aの高さについて説明する。第1櫛歯17aの基台11の上面からの高さが3mm、5mm、8mmに形成されたブラシ体1を調製し、それぞれのブラシ体1を、上記実施形態で説明した毛髪処理具に取り付けて使用した場合について検討した。
検討項目は、毛髪根元への塗布性能、その際の地肌の汚れとした。それぞれの項目について、3段階の官能評価を行った。毛髪根元への塗布性能に関しては、塗布1回で根元にぴったりと塗布できた場合を○、塗布1回では根元にぴったりと塗布しにくいが、許容範囲内である場合を△、数度の塗布でも根元にぴったりとは塗布できず、許容範囲外である場合を×として評価した。地肌の汚れに関しては、地肌汚れが発生しない場合を○、地肌汚れが多少発生するが、許容範囲内である場合を△、地肌汚れが目立ち、許容範囲外である場合を×として評価した。その結果を表1に示す。
この結果より、第1櫛歯17aが3mm未満の場合には、地肌汚れが起きやすくなった。また第1櫛歯17aが8mmを超える場合には、根元への良好な塗布性能が確保できなかった。
(実施例2)
ここでは、ブラシ体1に立設された第2櫛歯17bの間隔について説明する。図5で示すように、隣接する第2櫛歯17bにおける対向する側面の間隔(隣接する第2櫛歯17b間に形成される隙間)pが、0.5mm、0.8mm、1.0mm、1.5mmに形成されたブラシ体1を調製し、それぞれのブラシ体1を、上記実施形態で説明した毛髪処理具に取り付けて使用した場合について検討した。
検討項目は、第2櫛歯17b間からのワキ漏れ、1回のコーミングでの塗布量、混合薬剤(染毛剤)の混合性能、洗浄性能とした。それぞれの項目について、3段階の官能評価を行った。ワキ漏れに関しては、ワキ漏れがまったく認められない場合を○、多少発生するが許容範囲内である場合を△、多量に発生し許容範囲外である場合を×として評価した。1回のコーミングでの塗布量に関しては、塗布量が適正な場合を○、塗布量が多めもしくは少なめではあるが許容範囲内である場合を△、塗布量が多すぎるが少なすぎて許容範囲外である場合を×として評価した。混合薬剤(染毛剤)の混合性能に関しては、1回のコーミングで十分に混合できている場合を○、1回のコーミングでは多少まだらになっているが許容範囲内である場合を△、1回のコーミングではほとんど混合しない場合を×として評価した。洗浄性能に関しては、ブラシ体1全体の汚れが十分に落ちている場合を○、一部汚れが残っているが許容範囲内である場合を△、汚れが残っており許容範囲外である場合を×として評価した。なお、ワキ漏れは製剤の粘性粘度によって変わることから、この実施例では、粘度が約11000mPa・sの薬剤を使用した。その結果を表2に示す。
この結果より、第2櫛歯17bの間隔が0.5mm未満の場合には、1回のコーミングでの塗布量が少なめであったが、許容範囲内であった。一方、第2櫛歯17bの間隔が1.5mmを超える場合には、ワキ漏れが観察され、1回のコーミングでの塗布量が多めであり、1回のコーミングで混合薬剤が多少まだらになっていたが、いずれも許容範囲内であった。
(実施例3)
ここでは、ブラシ体1に立設された第1櫛歯17aと第2櫛歯17bとの高さの関係性について説明する。実際に毛髪処理具を持って毛髪の生え際に染毛剤を塗布するような場合、作業性を考慮すると、毛髪処理具の傾きは頭皮に対して垂直方向から±30゜の範囲内となっていることが好ましい。このような角度で頭皮に当接させると、腕に無理な負担がかかったり、持ち手に薬剤が付着することが抑制される。
そこで、第1櫛歯17aと第2櫛歯17bとが前後方向に間隔を開けて立設されたブラシ体1において、第2櫛歯17bの先端の高さが、第1櫛歯17aの先端の高さに対して、±30゜の範囲内となるように形成して、その塗布性能について検討した。具体的には、第1櫛歯17aと第2櫛歯17bとが前後方向に3.3mmの間隔で立設されたブラシ体1において、ブラシ体1を取り付けた毛髪処理具を±30゜の範囲内で傾斜させた状態で頭皮に当接させたとき、第1櫛歯17aと第2櫛歯17bとが同一の高さになるよう、第2櫛歯17bの先端の高さが、第1櫛歯17aの先端の高さに対して±1.9mmの範囲内となるように調製した。第1櫛歯17aの高さに対して、第2櫛歯17bの高さが+1.9mm、+0.5mm、−0.5mm、−1.9mmに形成されたブラシ体1を調製し、それぞれのブラシ体1を、上記実施形態で説明した毛髪処理具に取り付けて使用した場合について検討した。
検討項目は、毛髪生え際への塗布性能、毛先への馴染ませやすさとした。それぞれの項目について、3段階の官能評価を行った。毛髪生え際への塗布性能に関しては、生え際への染毛剤塗布が良好な場合を○、生え際への染毛剤塗布が若干しにくいが、許容範囲内である場合を△、生え際への染毛剤塗布がしにくく、許容範囲外である場合を×として評価した。毛先への馴染ませやすさに関しては、1回のコーミングで毛先まで染毛剤を馴染ませることができる場合を○、1回のコーミングでは毛先まで染毛剤を馴染ませることはできないが、許容範囲内である場合を△、数度のコーミングでも毛先まで染毛剤を馴染ませることができず、許容範囲外である場合を×として評価した。その結果を表3に示す。
第2櫛歯17bの高さが、第1櫛歯17aの高さに対して−1.9mmの場合、つまり、第2櫛歯17bの先端の高さが、第1櫛歯17aの先端の高さより1.9mm低く形成された場合には、生え際での染毛剤の混合性がやや悪く、塗布具が汚れやすく、生え際への染毛剤塗布が若干しにくかったものの、許容範囲内であった。また、第2櫛歯17bの高さが、第1櫛歯17aの高さに対して+1.9mmの場合、つまり、第2櫛歯17bの先端の高さが、第1櫛歯17aの先端の高さより1.9mm高く形成された場合には、外側の第2櫛歯17bが撓みやすくてコーミングしにくかったものの、許容範囲内であった。
1…ブラシ体(毛髪処理剤塗布具)、2…キャップ体(連結具)、3…通路ブロック体(連結具)、4…装着体(連結具)、5…収容容器(容器、エアゾール容器)、11…基台、16a…主吐出孔、16b…従吐出孔、17、17a、17b…櫛歯、27…孔部(連通路)、28…通路筒体(連通路)、51、52…パウチ、51a、52a…ディップチューブ、51b、52b…ステム。

Claims (5)

  1. 毛髪処理剤が収容された容器に取り付けられる毛髪処理剤塗布具であって、
    吐出孔が形成された基台と、該基台から立設された複数の櫛歯を備え、
    前記吐出孔は、該毛髪処理剤塗布具が前記容器に取着された状態で該容器に連通する連通路の直上に位置するスリット状の主吐出孔と、前記連通路の直上とは異なる箇所に位置する従吐出孔からなることを特徴とする毛髪処理剤塗布具。
  2. 前記櫛歯は、前記基台の内周側から外周側に複数列立設されており、
    前記主吐出孔は、最内周の櫛歯より内側に形成され、
    前記従吐出孔は、最外周の櫛歯より内側であって、最内周の櫛歯より外側又は最内周の櫛歯と同一列上に形成されている請求項1に記載の毛髪処理剤塗布具。
  3. 最内周の櫛歯の高さは、前記基台の上面から3〜8mmであり、
    最外周の櫛歯の間隔は、0.6〜1.5mmであり、
    前記複数の櫛歯は、略同一の高さに形成されている請求項1又は2に記載の毛髪処理剤塗布具。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の毛髪処理剤塗布具が取り付けられてなる毛髪処理具であって、
    ステムを有するとともに毛髪処理剤が収容されたエアゾール容器と、前記毛髪処理剤塗布具と前記エアゾール容器を連結する連結具を備え、
    前記連結具には、前記ステムと前記毛髪処理剤塗布具に形成された前記吐出孔を連通する前記連通路が形成され、
    前記毛髪処理剤塗布具を押し下げることによって前記ステムが開放されて、前記エアゾール容器内の毛髪処理剤が、前記連通路を介して前記吐出孔から吐出されるように構成されていることを特徴とする毛髪処理具。
  5. 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の毛髪処理剤塗布具が取り付けられてなる毛髪処理具であって、
    可撓性を有するとともに毛髪処理剤が充填された樹脂容器を備え、
    前記樹脂容器をスクイズすることによって、前記樹脂容器内の毛髪処理剤が前記連通路を介して前記吐出孔から吐出されるように構成されていることを特徴とする毛髪処理具。
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