JP2017028424A - 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラー判定の精度を向上させることを目的としている。
【解決手段】原稿の地肌に応じた複数の異なる地肌レベルの候補値がそれぞれに設定され、前記原稿の読み取りによって入力された画像データと、前記候補値とに応じて前記画像データがカラー画像であるか否かを判定する複数の判定部と、前記原稿が所定幅読み取られることによって前記画像データの地肌レベルの値が確定したとき、確定前の前記地肌レベルの値と、複数の前記候補値との比較結果に応じて、前記複数の判定部のうち、一の判定部で行われた判定結果を、前記地肌レベルの値が確定するまでの判定結果として選択する選択部と、を有する。
【選択図】図7
【解決手段】原稿の地肌に応じた複数の異なる地肌レベルの候補値がそれぞれに設定され、前記原稿の読み取りによって入力された画像データと、前記候補値とに応じて前記画像データがカラー画像であるか否かを判定する複数の判定部と、前記原稿が所定幅読み取られることによって前記画像データの地肌レベルの値が確定したとき、確定前の前記地肌レベルの値と、複数の前記候補値との比較結果に応じて、前記複数の判定部のうち、一の判定部で行われた判定結果を、前記地肌レベルの値が確定するまでの判定結果として選択する選択部と、を有する。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像処理装置、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、スキャンした画像がカラー画像であるかモノクロ画像であるかの判定結果に基づいて、カラー出力するかモノクロ出力するかを自動で選択するACS(Auto Color Selection)という技術がある(例えば、特許文献1)。例えば、ACS機能を有するMFP(Multifunction Peripheral Printer)は、スキャンされた画像がカラーであると判定した場合、画像に対してカラー出力用の画像処理を行い、画像がモノクロであると判定した場合、画像に対してモノクロ出力用の画像処理を行う。
しかしながら、従来のカラー判定の技術では、原稿の地肌の色のばらつき等により誤判定が発生する可能性がある。
例えば、原稿には、地肌の色が、イエロー、ブルー、グリーン等のものがあり、地肌の色の濃淡も様々である。例えば、従来のカラー判定の技術により、モノクロ画像が印刷された濃いブルーの地肌を持つ用紙のカラー判定を行った場合、MFPは、カラー画像であると誤判定する可能性がある。
そこで、開示の技術では、カラー判定の精度を向上させることを目的とする。
開示の技術は、原稿の地肌に応じた複数の異なる地肌レベルの候補値がそれぞれに設定され、前記原稿の読み取りによって入力された画像データと、前記候補値とに応じて前記画像データがカラー画像であるか否かを判定する複数の判定部と、前記原稿が所定幅読み取られることによって前記画像データの地肌レベルの値が確定したとき、確定前の前記地肌レベルの値と、複数の前記候補値との比較結果に応じて、前記複数の判定部のうち、一の判定部で行われた判定結果を、前記地肌レベルの値が確定するまでの判定結果として選択する選択部と、を有する。
カラー判定の精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することによって重複した説明を省く。
図1は、画像形成装置の構成を説明する図である。本実施形態の画像形成装置100は、エンジン部200と、コントローラ部300と、を有する。
本実施形態のエンジン部200は、スキャナ201と、プロッタ(画像形成部)202と、エンジンCPU203と、エンジン処理部210とを有する。エンジン処理部210は、スキャナ特性補正部211と、地肌レベル検知部212と、画像処理モジュール213と、ACS判定部214と、CPUI/F215と、PCIE(PCI Express)I/F216と、プロッタ出力処理部217とを有する。
スキャナ201は、入力原稿を読み取る装置である。スキャナ201の読み取り部で使用しているCCD(Charge Coupled Device)の特性の差異により、エンジン処理部210には、様々な特性を有するデータが入ってくる。
スキャナ特性補正部211は、デバイスごとに異なる特性の補正を行う処理を行う。例えば、スキャナ特性補正部211は、シェーディング補正、γ変換、フィルタ処理及び色変換等を行う。
地肌レベル検知部212は、入力原稿の地肌に含まれる各色成分の濃度値から地肌レベルの値を検知する。地肌レベルの値とは、原稿の地肌の濃度値である。地肌レベル検知部212は、処理後の画像データを画像処理モジュール213及びACS判定部214に転送する。
ACS判定部214は、スキャナ201により読み込まれた画像が、カラーであるか、モノクロであるかを判定し、判定結果をCPUI/F215経由でエンジンCPU203へ通知する。
エンジンCPU203は、エンジン処理部210で扱う画像データの流れを制御する。エンジンCPU203からの制御命令は、エンジン処理部210のCPUI/F215で一旦受け付けられ、エンジン処理部210の各ブロック(例えば、スキャナ特性補正部211、地肌レベル検知部212、画像処理モジュール213、ACS判定部214、PCIEI/F部216、プロッタ出力処理部217)に送信される。例えば、エンジンCPU203は、ACS判定部214における判定結果に応じて画像処理モジュール213を制御する。
画像処理モジュール213は、入力された画像データに各種画像処理を施すモジュールを複数有する。例えば、画像処理モジュール213は、地肌レベル検知部212で検知された地肌レベルに応じた濃度補正を行う地肌補正、スキャナ201の特性に応じたγ補正を画像データに施すγ補正、エッジ強調や平滑化等の周波数特性を変更するフィルタ、スキャナ201の色空間から予め定められた色空間に変換する色補正を行うモジュールを備えている。
例えば、ACS判定部214によって画像データがカラーであると判定された場合、画像処理モジュール213は、画像データに対してカラー出力用の画像処理を施す。一方、ACS判定部214によって画像データがモノクロであると判定された場合、画像処理モジュール213は、画像データに対してモノクロ出力用の画像処理を施す。
画像処理モジュール213は、画像処理を施した画像データを、PCIEI/F(PCIe Interface)216を経由してコントローラ処理部310へ転送する。
プロッタ出力処理部217は、CMYKの各色の画像を、別々のタイミングでプロッタ202へ送信する。各色の出力処理部には不図示のDMACが内蔵されている。
コントローラ部300は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)301と、HDD(Hard Disc Drive)302と、コントローラCPU303と、コントローラ処理部310とを有する。コントローラ処理部310は、PCIEI/F311と、DRAM制御部312と、蓄積制御部313と、画像処理部314と、CPUI/F315とを有する。
PCIEI/F311は、エンジン部200からの画像データを受け取る。DRAM制御部312は、スキャナ201などのエンジン部200からの画像データを格納するDRAM301の制御を行う。蓄積制御部313は、HDD302への蓄積やHDD302からの読み出しを行う。画像処理部314は、出力形態にあった各種画像処理を行う。例えば、画像処理部314は、変倍処理及び階調処理などを実行できる。CPUI/F315は、画像データ転送の全体の制御を行う。
また、コントローラ処理部310には、DMA(Direct Memory Access)転送を行う際に使用する不図示のDMAC(Direct Memory Access Controller)が内蔵されている。
コントローラ処理部310は、例えばコピー用途の場合、コントローラ部300から入力された画像データを、コントローラCPU303からプロッタ出力処理部217経由で画像データをプロッタ202へ出力する。また、コントローラ処理部310には、スキャナ用途の場合はコントローラCPU303から、直接ネットワークに出力することが可能である。
図2は、ACS判定部で送受信されるデータを説明する図である。ACS判定部214は、地肌レベル検知部212からRGB画像データ、地肌レベルの値及び地肌レベル確定通知信号等を受け付ける。
地肌レベル確定通知信号とは、地肌レベル検知部212において地肌レベルの値が確定した場合に、地肌レベル検知部212から通知される信号である。地肌レベル検知部212は、例えば、副走査方向に数cm走査が進んだ時点で地肌レベルの値を確定させ、ACS判定部214に地肌レベル確定通知信号を送信する。すなわち、処理が開始されてから所定距離(所定幅)走査が進んだ後は、地肌レベル検知部212は、地肌レベル確定通知信号をACS判定部214に送信することで、地肌レベルの値が確定したことを通知する。
また、ACS判定部214は、CPUI/F215から色画素判定閾値、地肌レベルの候補値1、地肌レベルの候補値2及び地肌レベルの候補値3を受信し、ACS判定結果をCPUI/F215を介してエンジンCPU203に送信する。
ACS判定部214は、画像データの処理が開始されてから地肌レベル確定通知信号を受信するまでの間は、地肌レベルの候補値1、地肌レベルの候補値2又は地肌レベルの候補値3のいずれか一つと、色画素判定閾値と、を用いてACS判定を行う。一方、ACS判定部214は、地肌レベル確定通知信号を受信した後は、地肌レベル検知部212から送信された確定後の地肌レベルの値と、色画素判定閾値と、を用いてACS判定を行う。なお、具体的なACS判定の方法については後述する。
図3は、地肌レベル検知部212の構成を示す図である。地肌レベル検知部212は、ステートマシン部212aと、最小値検出部212bと、地肌濃度判定部212cとを有する。
ステートマシン部212aは、原稿の地肌濃度判定を行うための有効領域を指定する。最小値検出部212bは、入力される画像データのRGB値から最小値を検出し出力する機能を有する。地肌濃度判定部212cは、地肌濃度レジスタ404を有する。地肌濃度判定部212cは、1枚の原稿に対して1つの地肌濃度値を検出し、検出した地肌濃度値を地肌濃度レジスタ404に格納する。
図4は、ステートマシン部の処理を説明する図である。ステートマシン部212aは、原稿全体の領域の中で地肌濃度判定を行う有効領域を指定する。具体的には、図4に示すように、ステートマシン部212aは、主走査方向の有効領域LGATEと副走査方向の有効領域FGATEのアンド条件にて有効領域を指定する。
図5は、地肌濃度判定部の構成を示す。地肌濃度判定部212cは、地肌濃度レジスタとしてのF/F(Flip Flop)としてtmpレジスタ404a及び本レジスタ404bの2種類を持っている。tmpレジスタ404aは、前段で有効領域内にて1番明るいハイライト(最小濃度値)点を画素クロック単位で更新する処理を行い、その結果を保持する。地肌濃度判定部212cは、tmpレジスタ404aが保持する現在の最小濃度値と、最小値検出部212bから出力された最小濃度値とをコンパレータ402で比較し、より小さい値をセレクタ403で選択しtmpレジスタ404aに入力するという方法により動作する。なお、処理開始時点では、地肌濃度判定部212cは、tmpレジスタ404aが保持する現在の最小濃度値と、セレクタ401において選択された地肌濃度初期値とをコンパレータ402で比較し、より小さい値をセレクタ403で選択してtmpレジスタ404aに入力する。
図6は、地肌濃度レジスタへの書きこみタイミングを示すチャートである。図6のように、地肌濃度判定部212cは、EN信号がイネーブルの間、画素クロック単位で地肌濃度レジスタ404の更新処理を行い、ネゲートの間、地肌濃度レジスタ404の更新処理を行わない。
地肌濃度判定部212cは、図4に示す有効領域内でEN信号がイネーブルし、図5に示すtmpレジスタ404aと一緒に本レジスタ404bの更新を行う。一方、図4に示す有効領域外ではEN信号がネゲートするため、図5に示す本レジスタ404bは、更新されない。
図7は、ACS判定部の内部ブロック図である。ACS判定部214は、カラー候補判定部500aと、カラー候補判定部500bと、カラー候補判定部500cと、カラー候補判定部501と、ACS出力選択部502とを有する。以下、カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b、カラー候補判定部500c及びカラー候補判定部501を区別しない場合、カラー候補判定部500と示す。
カラー候補判定部500は、色画素判定閾値及び地肌レベルの値を参照することによってRGB画像データに対してカラー又はモノクロの判定をするブロックである。カラー候補判定部500aは、RGBデータと、色画素判定閾値と、地肌レベルの候補値1とを取得する。カラー候補判定部500bは、RGBデータと、色画素判定閾値と、地肌レベルの候補値2とを取得する。カラー候補判定部500cは、RGBデータと、色画素判定閾値と、地肌レベルの候補値3とを取得する。なお、地肌レベルの候補値1〜3は、地肌レベルの候補値1<地肌レベルの候補値2<地肌レベルの候補値3の関係があるものとする。
本実施形態において、地肌レベルの候補値3は、ACS判定部214の前段に設けられた地肌レベル検知部212に応じて決定される。具体的には、地肌レベルの候補値3は、地肌レベル検知部212のアルゴリズムにより、地肌レベルの値として出力されうる最大値とした。言い換えれば、本実施形態の地肌レベルの候補値3は、地肌レベル検知部212により地肌の色として許容される色のうち、最大の濃度値とした。したがって、地肌レベルの候補値3は、画像形成装置100の地肌レベル検知部212の有するアルゴリズム等によって決まる値である。
本実施形態では、以上のように地肌レベルの候補値3を決定することで、地肌の色により画像データがカラー画像と判定されることを防止する。なお、本実施形態では、地肌レベルの候補値1、2は、地肌レベルの候補値3に基づき、予めCPUI/F215により設定されていてもよい。
カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b、カラー候補判定部500c及びカラー候補判定部501は、カラー又はモノクロの判定結果としてそれぞれ「acs1」「acs2」「acs3」「acs0」をACS出力選択部502に出力する。例えば、「acs1」「acs2」「acs3」「acs0」は、1ビットの数値データであり、ACS判定でカラーと判定された場合、「1」となり、モノクロと判定された場合、「0」となる。
ACS出力選択部502は、処理が開始されてから地肌レベルの値が確定するまでの間の区間は、カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b又はカラー候補判定部500cのいずれかの判定結果をACS判定結果「acs_out」とする。「acs_out」が「1」であった場合、処理を終了させてもよい。
続いて、ACS出力選択部502は、地肌レベルの値が確定した後は、カラー候補判定部501の判定結果を用いてACS判定結果「acs_out」を出力する。
例えば、原稿の上端から2,3cm副走査方向に走査するまでの区間は、検出されている色が原稿の地肌の色であるか否か判定できないため、地肌レベル検知部212は、地肌レベルの値を確定させない。そして、地肌レベル検知部212は、所定の領域以上に渡って、同じ色が検出された場合、その色を地肌の色と判定し、地肌レベルの値を確定させる。所定の領域とは、例えば原稿の先端から副走査方向に向かって3cm程度である。
ACS出力選択部502は、走査を開始してから地肌レベルの値が確定する原稿上端から2,3cmまでの区間では、3つの地肌レベルの候補値1,2,3を用いてACS判定を行う。
ACS出力選択部502は、処理が開始されてから地肌レベルの値が確定するまでの間、例えば、以下の方法で、カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b又はカラー候補判定部500cのそれぞれでなされた判定結果のうちの一つを選択する。
地肌レベルの値が確定した場合に、地肌レベルの値が地肌レベルの候補値2よりも大きい場合、ACS出力選択部502は、カラー候補判定部500cの判定結果「acs3」を用いることを決定する。また、地肌レベルの値が地肌レベルの候補値1より大きく、かつ、地肌レベルの値が地肌レベルの候補値2以下である場合、ACS出力選択部502は、カラー候補判定部500bの判定結果「acs2」を用いることを決定する。地肌レベルの値が地肌レベルの候補値1以下である場合、ACS出力選択部502は、カラー候補判定部500aの判定結果「acs1」を用いることを決定する。
すなわち、ACS出力選択部502は、各々のカラー候補判定部500に設定された地肌レベルの候補値のうち、確定した地肌レベルの値以上であり、かつ、確定した地肌レベルの値に最も近い地肌レベルの候補値を用いてACS判定を行う。
これにより、本実施形態では、地肌レベルの値が確定するまでの間に、地肌レベルの値より小さい値の地肌レベルの候補値により、画像データがカラーと判定されることを防止できる。つまり、本実施形態では、地肌レベルの値が確定する前に、地肌の色により画像データをカラー画像と誤判定することを抑制できる。
したがって、本実施形態では、例えば画像形成装置100による原稿のコピー枚数に応じた料金を課金する場合等に、誤判定によりカラーコピーの料金を課金することを防止できる。
なお、本実施形態では、カラー候補判定部500を4つ備える場合について説明したが、カラー候補判定部500の個数はこれに限定されない。カラー候補判定部500の個数を増やすことで地肌レベルの候補値をより細かく設定でき、ACS判定精度がさらに向上する。
図8は、カラー候補判定部500aの構成を示すブロック図である。カラー候補判定部500aは、色画素候補検出部600と、パターンマッチング部601と、ブロック化部602と、密度補正部603と、膨張部604と、連続カウント部605とを有する。なお、カラー候補判定部500b、カラー候補判定部500c及びカラー候補判定部501も図8の構成を有する。以下、カラー候補判定部500aの各構成について説明する。
図9Aは、色画素候補検出部600に入出力されるデータを示す図である。色画素候補検出部600は、RGB画像データに含まれる画素毎に色画素又は非色画素の判定をするブロックである。色画素候補検出部600は、地肌レベル検知部212から送信されたRGB画像データのR値、G値、B値の最大値と最小値との濃度差(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))を算出する。
また、色画素候補検出部600は、地肌レベル検知部212から色画素判定閾値th_colと地肌レベルの値(地肌レベルの候補値)bd_expとを受信する。色画素判定閾値th_colは、例えば、画像データの地肌が白の場合にACS判定に用いられる閾値である。色画素候補検出部600は、色画素判定閾値th_colと地肌レベルの値(地肌レベルの候補値)bd_expとを加算した値よりも画素データの(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))が大きければ、カラー画素であると判定する。
すなわち、色画素候補検出部600は、以下の式(1)の条件を満たす場合、カラー画素であると判定する。
(数1)
(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))>th_col + bd_exp・・・(1)
図9Bは、色画素判定の具体例を示す図である。上段は、原稿の地肌に含まれる画素データのRGB値を示し、下段は、上段の画素に対するカラー判定結果を示す。図9Bの例では、色画素判定閾値th_colを「10」とし、地肌レベルの値bd_expを「10」とする。したがって、色画素候補検出部600は、画素データの(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))が、色画素判定閾値th_colと地肌レベルの値bd_expと加算値「20」よりも大きければカラー画素と判定することになる。
(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))>th_col + bd_exp・・・(1)
図9Bは、色画素判定の具体例を示す図である。上段は、原稿の地肌に含まれる画素データのRGB値を示し、下段は、上段の画素に対するカラー判定結果を示す。図9Bの例では、色画素判定閾値th_colを「10」とし、地肌レベルの値bd_expを「10」とする。したがって、色画素候補検出部600は、画素データの(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))が、色画素判定閾値th_colと地肌レベルの値bd_expと加算値「20」よりも大きければカラー画素と判定することになる。
例えば、画素aのRは「245」、Gは「255」、Bは「255」であるから、(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))は「10」である。したがって、色画素候補検出部600は、画素aを非色画素と判定する。また、画素bのRは「255」、Gは「245」、Bは「255」であるから、(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))は「10」である。したがって、色画素候補検出部600は、画素bを非色画素と判定する。また、画素eのRは「240」、Gは「255」、Bは「255」であるから、(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))は「15」である。したがって、色画素候補検出部600は、画素hを非色画素と判定する。また、画素eのRは「240」、Gは「240」、Bは「255」であるから、(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))は「15」である。したがって、色画素候補検出部600は、画素hを非色画素と判定する。
図10は、3×3画素において色画素のパターンを例示する図である。パターンマッチング部601は、注目画素を中心に3×3画素を参照し、色画素候補が図10の(a)乃至(d)のパターンに当てはまる場合、注目画素を色画素と判定する。
ブロック化部602は、4×4画素単位で参照して1画素以上の色画素があれば色画素ブロックとし、以降の処理をブロック単位で行う。
密度補正部603は、注目ブロックを中心に3×3ブロックを参照し、注目ブロックが色画素ブロックであり、かつ、参照ブロック中に3つ以上の色画素ブロックである場合に、アクティブブロック(色画素ブロック)とする。密度補正部603は、条件に当てはまらないブロックを非アクティブブロックにすることで孤立ブロックを除去する。
膨張部604は、注目ブロックを中心に9×9ブロックを参照して1つでもアクティブブロックがあれば注目ブロックをアクティブブロックとする。
図11は、画素ブロックにおける連続カウント値CNTの算出を説明する図である。連続カウント部605は、画素ブロックにおける連続カウント値CNTを算出する。例えば、図11に示した左上(A)、上(B)、右上(C)、左(D)の画素ブロックにおける注目ブロックにおける連続カウント値CNT(注目ブロック)を次式のようにして求める。
CNT(A)=CNT(B)=CNT(C)=0の場合、m=1
CNT(A)=CNT(B)=CNT(C)=0でない場合、M=0
注目ブロックが色画素ブロックの場合、
CNT(注目ブロック)=Max(CNT(A)+1,CNT(B)+1,CNT(C)+M,CNT(D)+1)
注目ブロックが色画素ブロックでない場合、
CNT(注目ブロック)=0
ここで、右上の画素ブロックCの連続カウント値を他と異なる扱いにしているのは、二重にカウントすることを防ぐためである。連続カウント部605は、連続カウント数が予め設定された閾値と等しくなった時点で、カラー原稿と判定する。連続カウント部605は、最後までカラー原稿と判定されなければ、モノクロ原稿と判定する。
CNT(A)=CNT(B)=CNT(C)=0でない場合、M=0
注目ブロックが色画素ブロックの場合、
CNT(注目ブロック)=Max(CNT(A)+1,CNT(B)+1,CNT(C)+M,CNT(D)+1)
注目ブロックが色画素ブロックでない場合、
CNT(注目ブロック)=0
ここで、右上の画素ブロックCの連続カウント値を他と異なる扱いにしているのは、二重にカウントすることを防ぐためである。連続カウント部605は、連続カウント数が予め設定された閾値と等しくなった時点で、カラー原稿と判定する。連続カウント部605は、最後までカラー原稿と判定されなければ、モノクロ原稿と判定する。
図12は、ACS出力選択部502の処理の流れを示すフローチャート図である。フェーズ1は、処理を開始してから地肌レベルの値が確定するまでの間の走査区間のACS判定処理を示す。一方、フェーズ2は、地肌レベルの値が確定してから原稿の末端までの間の走査区間のACS判定処理を示す。例えば、フェーズ1は、原稿の上端から副走査方向に2,3cm走査するまでの間の走査区間のACS判定処理を示し、フェーズ2は、それ以降の走査区間のACS判定処理を示している。
フェーズ1においては、ACS出力選択部502は、カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b又はカラー候補判定部500cのいずれかの判定結果を選択する。
カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b及びカラー候補判定部500cは、それぞれ地肌レベル検知部212から地肌レベルの候補値1、地肌レベルの候補値2及び地肌レベルの候補値3を受信する。地肌レベルの候補値1〜3は、地肌レベルの候補値1<地肌レベルの候補値2<地肌レベルの候補値3の関係があるものとする。なお、地肌レベルの候補値3は、カラー用紙の地肌の濃度値として想定される最大値としてもよい。
スキャナ201は、原稿読み取りを開始する(ステップS1)。
カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b及びカラー候補判定部500cは、それぞれacs1、acs2及びacs3を求める。例えば、カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b及びカラー候補判定部500cは、それぞれ式(1)の「bd_exp」に地肌レベルの候補値を代入して式(1)の真偽を判定することでacs1、acs2又はacs3を求める。acs1、acs2及びacs3は、非カラー判定(偽)のときは「0」となり、カラー判定(真)のときは「1」となる。
カラー候補判定部500a、カラー候補判定部500b及びカラー候補判定部500cは、生成したacs1、acs2及びacs3をそれぞれACS出力選択部502に出力する。例えば、出力されるacs1、acs2及びacs3に関しては、地肌レベルの候補値1<地肌レベルの候補値2<地肌レベルの候補値3とする場合、{acs1,acs2,acs3}={0,0,0}、{1,0,0}、{1,1,0}、{1,1,1}のいずれかの組み合わせとなる。
ACS出力選択部502は、地肌レベル確定通知信号を受信したか否かを判定する(ステップS2)。ACS出力選択部502は、地肌レベル確定通知信号を受信していない場合(ステップS2No)、地肌レベル確定通知信号を受信するまで待機する。ACS出力選択部502は、地肌レベル確定通知信号を受信した場合(ステップS2Yes)、ステップS3の処理に移行する。
ステップS3において、ACS出力選択部502は、地肌レベルの値が地肌レベルの候補値2よりも大きい場合(ステップS3Yes)、「acs3」をACS判定結果「acs_out」に対応付け(ステップS4)、ステップS8(フェーズ2)の処理に移行する。一方、ACS出力選択部502は、地肌レベルの値が地肌レベルの候補値2以下である場合(ステップS3No)、ステップS5の処理に移行する。
ステップS5において、地肌レベルの値が地肌レベルの候補値1よりも大きく、かつ地肌レベルの値が地肌レベルの候補値2以下である場合(ステップS5Yes)、「acs2」をACS判定結果「acs_out」に対応付け(ステップS6)、ステップS8(フェーズ2)の処理に移行する。一方、地肌レベルの値が地肌レベルの候補値1以下であるか、または地肌レベルの値が地肌レベルの候補値2より大きい場合(ステップS5No)、「acs1」をACS判定結果「acs_out」に対応付け(ステップS7)、ステップS8(フェーズ2)の処理に移行する。
ステップ8において、ACS出力選択部502は、「acs_out」が「1」であるか否かを判定する(ステップS8)。すなわち、ACS出力選択部502は、フェーズ1でACS判定結果がカラー判定であったか否かを判定する。
ACS出力選択部502は、「acs_out」が「1」である場合(ステップS8Yes)、ACS判定結果「acs_out」を出力して処理を終了させる。一方、ACS出力選択部502は、「acs_out」が「0」である場合(ステップS8No)、「acs0」をACS判定結果「acs_out」に対応付け(ステップS9)、ステップS10の処理に移行する。
フェーズ2において、カラー候補判定部501は、確定後の地肌レベルの値を式(1)の「bd_exp」に代入することで「acs0」を生成する。「acs0」は、非カラー判定のときは「0」となり、カラー判定のときは「1」となる。
ステップS10において、ACS出力選択部502は、「acs_out」が「1」であるか否かを判定する(ステップS10)。ACS出力選択部502は、「acs_out」が「1」である場合(ステップS10Yes)、処理を終了させる。一方、ACS出力選択部502は、「acs_out」が「0」である場合(ステップS10No)、ステップS11の処理に移行する。ステップS11において、ACS出力選択部502は、1ページ分の原稿処理が完了しているか否かを判定する。ACS出力選択部502は、1ページ分の原稿処理が完了している場合(ステップS11Yes)、処理を終了させる。ACS出力選択部502は、1ページ分の原稿処理が完了していない場合(ステップS11No)、ACS判定処理を継続し、ステップS10の処理に移行する。
以上説明したように、第1実施形態では、複数のカラー候補判定部500が異なる地肌レベルの候補値を用いて、それぞれACS判定を行う。ACS出力選択部502は、地肌レベルの値が確定するまでの間は、確定した地肌レベルの値以上であり、且つ確定した地肌レベルの値に最も近い地肌レベルの候補値を用いたカラー候補判定部500によって出力された判定結果を選択する。
本実施形態では、これにより、地肌レベルの値が確定するまでの間、カラー判定処理の実行を行わずに待機しなくてもよくなり、また地肌レベルの値が確定するまでの間の誤判定を抑制できる。したがって、本実施形態によれば、カラー判定の精度を向上させることができる。
また、地肌レベルの値が確定するまでの走査区間における画像データの情報をメモリに格納しておき、地肌レベルの値が確定した時点でメモリに格納した画像データの情報を用いてACS判定を行うことも考えられるが、大容量のメモリを用いることになる。上述した本実施形態に示したACS判定部214を設けることにより、大容量のメモリを用いずに、カラー判定の制度を向上させることができる。
図13Aは、操作パネル10の表示例を示す図である。操作パネル10には、コピー処理時に手差しトレイにセットする用紙を設定するための設定画面が表示されている。操作パネル10には、用紙サイズを設定するためのA3ボタン20、A4ボタン21、B4ボタン22及びB5ボタン23と、用紙の種類を設定するためのOHPボタン30、厚紙ボタン31、普通紙ボタン32及び色紙ボタン33と、設定を反映するためのOKボタンと、設定をキャンセルするための解除ボタン41とが表示される。ユーザによって色紙ボタン33が選択されると、色指定画面が表示される。
図13Bは、操作パネル10に表示された色指定画面の表示例を示す図である。本実施形態では、色指定画面により、印刷媒体として使用する用紙の色の系統を設定することができる。色指定画面には、イエローボタン51、ベージュボタン52、オレンジボタン53、レッドボタン54、ライトグリーンボタン55、シアンボタン56、ピンクボタン57、マゼンタボタン58、グリーンボタン59、マリンブルーボタン60、ブルーボタン61、パープルボタン62、登録色ボタン63及び指定なしボタン64が表示される。
本実施形態の地肌レベル検知部212は、例えば色指定画面においてイエローボタン51が選択された場合、選択されたイエローボタン51と対応付けられた濃度値に基づき、地肌として許容する最大の濃度値を算出しても良い。
算出された濃度値は、ACS判定部214へ供給されても良い。ACS判定部214は、地肌レベル検知部212から受け取った濃度値を、地肌レベルの候補値3として、カラー候補判定部500cに設定しても良い。また、本実施形態では、ACS判定部214は、地肌レベルの候補値3が設定されると、例えば、地肌レベルの候補値3に2/3を乗算した値を地肌レベルの候補値2としてカラー候補判定部500bに設定し、地肌レベルの候補値3に1/3を乗算した値を地肌レベルの候補値1としてカラー候補判定部500aに設定しても良い。
この場合、本実施形態では、色指定画面の各ボタンにより示される各色と、各色に対応付けられた濃度値とが、画像形成装置100の有する何れかの記憶装置に格納されていて良い。地肌レベル検知部212は、色指定画面において色を指定するボタンが操作されると、この記憶装置を参照し、地肌として許容する最大の濃度値を求めても良い。
本実施形態では、以上のように、地肌の色の傾向を設定できるため、例えばユーザが日常的に使用する用紙が色紙等の濃い色の用紙であった場合等でも、用紙の色(地肌の色)により画像データがカラー画像であると判定されることを抑制できる。
ここで、本実施形態のACS判定部214によるACS判定について着目する。本実施形態では、地肌レベル検知部212が、ACS判定部214の前段に設けられている。
本実施形態では、このように、地肌レベル検知部212をACS判定部214の前段に設けることで、ACS判定を行う前に画像データの地肌レベルの値を検知することができる。したがって、本実施形態では、ACS判定部214に原稿の地肌の色の情報を提供することができ、ACS判定部214による判定の精度を向上させることができる。
具体的には、例えば原稿の地肌の色が薄い青色であった場合を考える。この場合、本実施形態では、地肌レベル検知部212により、薄い青が原稿の地肌の色であることが検知される。したがって、本実施形態のACS判定部214は、原稿の地肌の色を無視して、原稿の画像がカラー画像であるか又はモノクロ画像であるかを判定できる。
本実施形態では、地肌レベル検知部212をACS判定部214の前段に設け、地肌レベルの値をACS判定部214に通知することで、ACS判定部214は、地肌の色を無視したACS判定を行うことができる。例えば、地肌レベル検知部212で検知された地肌の色の濃度をbd_expとして式(1)に代入することで、ACS判定部214は、地肌の色を除去した状態でACS判定を行うことができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
なお、本実施形態において、カラー候補判定部500a、500b及び500cは、特許請求の範囲に記載の複数の判定部の一例であり、カラー候補判定部501は、特許請求の範囲に記載の他の判定部の一例である。また、本実施形態において、ACS判定部214は、特許請求の範囲に記載のカラー判定部の一例であり、ACS出力選択部502は、特許請求の範囲に記載の選択部の一例である。
100 画像形成装置
200 エンジン部
201 スキャナ
202 プロッタ
203 エンジンCPU
210 エンジン処理部
211 スキャナ特性補正部
212 地肌レベル検知部
213 画像処理モジュール
214 ACS判定部
215 CPUI/F
216 PCIEI/F
217 プロッタ出力処理部
300 コントローラ部
301 DRAM
302 HDD
303 コントローラCPU
310 コントローラ処理部
311 PCIEI/F
312 DRAM制御部
313 蓄積制御部
314 画像処理部
315 CPUI/F
200 エンジン部
201 スキャナ
202 プロッタ
203 エンジンCPU
210 エンジン処理部
211 スキャナ特性補正部
212 地肌レベル検知部
213 画像処理モジュール
214 ACS判定部
215 CPUI/F
216 PCIEI/F
217 プロッタ出力処理部
300 コントローラ部
301 DRAM
302 HDD
303 コントローラCPU
310 コントローラ処理部
311 PCIEI/F
312 DRAM制御部
313 蓄積制御部
314 画像処理部
315 CPUI/F
Claims (7)
- 原稿の地肌に応じた複数の異なる地肌レベルの候補値がそれぞれに設定され、前記原稿の読み取りによって入力された画像データと、前記候補値とに応じて前記画像データがカラー画像であるか否かを判定する複数の判定部と、
前記原稿が所定幅読み取られることによって前記画像データの地肌レベルの値が確定したとき、確定前の前記地肌レベルの値と、複数の前記候補値との比較結果に応じて、前記複数の判定部のうち、一の判定部で行われた判定結果を、前記地肌レベルの値が確定するまでの判定結果として選択する選択部と、を有する画像処理装置。 - 原稿の地肌に応じた複数の異なる地肌レベルの候補値がそれぞれに設定され、前記原稿の読み取りによって入力された画像データと、前記候補値とに応じて前記画像データがカラー画像であるか否かを判定する複数の判定部と、
前記原稿が所定幅読み取られることによって前記画像データの地肌レベルの値が確定したとき、確定前の前記地肌レベルの値と、複数の前記候補値との比較結果に応じて、前記複数の判定部のうち、一の判定部で行われた判定結果を、前記地肌レベルの値が確定するまでの判定結果として選択する選択部と、
前記画像データの画像を形成する画像形成部と、を有する画像形成装置。 - 前記選択部は、前記複数の候補値のうち、前記画像データの地肌レベルの値以上であり、かつ、前記画像データの地肌レベルの値に最も近い候補値が設定された一の判定部の判定結果を選択する請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記複数の判定部と、
前記選択部と、
前記画像データの地肌レベルの値に基づき前記画像データがカラー画像であるか否かを判定する他の判定部と、を有するカラー判定部を有し、
前記カラー判定部は、
前記画像データの地肌レベルの値が確定するまでの間は、前記選択部が選択した結果を判定結果として出力し、
前記画像データの地肌レベルが確定した後は、前記他の判定部による判定結果を出力する請求項2又は3記載の画像形成装置。 - 前記画像データの地肌レベルの値を検出する地肌レベル検知部を有し、
前記地肌レベル検知部は、前記カラー判定部の前段に設けられている請求項4記載の画像形成装置。 - 複数の前記候補値のうち、
第一の候補値は、第二の候補値より小さく、前記第二の候補値は第三の候補値より小さく、
前記第三の候補値は、前記地肌レベル検知部により地肌として許容される色のうち、最大の濃度値である請求項5に記載の画像形成装置。 - 画像形成装置による画像形成方法であって、該画像形成装置が、
原稿の地肌に応じた複数の異なる地肌レベルの候補値がそれぞれに設定された複数の判定部により、前記原稿の読み取りによって入力された画像データと前記候補値とに応じて前記画像データがカラー画像であるか否かを判定し、
前記原稿が所定幅読み取られることによって前記画像データの地肌レベルの値が確定したとき、確定前の前記地肌レベルの値と、複数の前記候補値との比較結果に応じて、前記複数の判定部のうち、一の判定部で行われた判定結果を、前記地肌レベルの値が確定するまでの判定結果として選択し、
前記画像データの画像を形成する、画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015143725A JP2017028424A (ja) | 2015-07-21 | 2015-07-21 | 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成方法 |
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-
2015
- 2015-07-21 JP JP2015143725A patent/JP2017028424A/ja active Pending
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