JP2017028367A - 車載機及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の電話機が車載機と接続可能な状況において、所望の電話機から容易に発信させることができ、利便性を高める。
【解決手段】車載機1は、ユーザが予め選択方法を設定すると、その選択方法の設定を設定情報(電波強度優先、電話帳登録優先、キャリア優先)として記憶しておく。車載機1は、ユーザが発信先を選択すると、その記憶しておいた設定情報を用い、自機と接続可能な複数の携帯電話機11a〜11nの中から当該設定情報に応じた携帯電話機を発信電話機として選択し、その発信電話機として選択した携帯電話機から発信させる。
【選択図】図1
【解決手段】車載機1は、ユーザが予め選択方法を設定すると、その選択方法の設定を設定情報(電波強度優先、電話帳登録優先、キャリア優先)として記憶しておく。車載機1は、ユーザが発信先を選択すると、その記憶しておいた設定情報を用い、自機と接続可能な複数の携帯電話機11a〜11nの中から当該設定情報に応じた携帯電話機を発信電話機として選択し、その発信電話機として選択した携帯電話機から発信させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載機及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、複数の携帯電話機が一の車載機と通信可能に接続される構成が供されている。例えばユーザが複数の携帯電話機を所持して乗車し、それら複数の携帯電話機が車載機に登録されていると、複数の携帯電話機が車載機と通信可能に接続される(例えば特許文献1及び2参照)。
複数の携帯電話機が車載機と接続可能な状況では、ユーザにおいては、複数の携帯電話機の中から所望の携帯電話機を選択して発信させたい要望が想定される。例えばキャリア(通信事業者)により電波強度が異なれば、電波強度が最も強い携帯電話機から発信させたい要望が想定される。この場合、電波強度が最も強い携帯電話機を選択するにはユーザは以下の操作を行う。最初にユーザは複数の携帯電話機の中から何れかを選択する。このとき、その選択した携帯電話機の電波強度を示すアイコンが表示されるので、ユーザは当該選択した携帯電話機の電波強度を確認する。そして、ユーザは電波強度が最も強い携帯電話機であると判断すると、その選択した携帯電話機から発信させる。
しかしながら、ユーザは電波強度が最も強い携帯電話機でないと判断し、電波強度が最も強い携帯電話機が別に存在すると判断し、別の携帯電話機の電波強度を確認する必要があると判断すると、最初に戻って携帯電話機を選択し直す。そして、ユーザは電波強度が最も強い携帯電話機であると判断するまで携帯電話機の選択し直しを繰り返す。このように電波強度が最も強い携帯電話機から発信させたい要望に対して煩雑な操作が必要となる。又、このような電波強度が最も強い携帯電話機から発信させたい要望に限らず、発信先の電話番号が電話帳に登録されている携帯電話機を選択して発信させたい要望も想定されるが、この場合でも同様にして煩雑な操作が必要となる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の電話機が車載機と接続可能な状況において、所望の電話機から容易に発信させることができ、利便性を高めることができる車載機及びコンピュータプログラムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、接続部は、複数の電話機と通信可能に接続する。ユーザからの選択方法の設定を設定受付部により受付けると、記憶制御部は、その受付けられた選択方法の設定を設定情報として記憶部に記憶させる。ユーザからの発信先の選択を選択受付部により受付けると、設定情報特定部は、その時点で記憶部に記憶されている設定情報を特定する。情報取得部は、接続部と接続可能な複数の電話機について設定情報特定部により特定された設定情報に対応する電話機情報を取得する。発信電話機選択部は、情報取得部により取得された電話機情報を用い、接続部と接続可能な複数の電話機の中から一の電話機を発信電話機として選択する。そして、発信動作制御部は、発信電話機選択部により発信電話機として選択された電話機に発信動作を行わせる。
ユーザが予め選択方法を設定すると、その選択方法の設定を設定情報として記憶しておく。その後、ユーザが発信先を選択すると、その記憶しておいた設定情報を用い、車載機と接続可能な複数の電話機の中から当該設定情報に応じた電話機を発信電話機として選択し、その発信電話機として選択した電話機から発信させるように構成した。即ち、ユーザは予め選択方法を設定しておくことで、その後、発信先を選択するだけで所望の電話機から発信させることができる。これにより、複数の電話機が車載機と接続可能な状況において、所望の電話機から容易に発信させることができ、利便性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
車両に搭載されている車載機1は、制御部2と、接続部3と、ユーザインタフェース(UI:User Interface)部4と、記憶部5と、音声認識部6とを有する。制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びI/O(Input/Output)を有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御部2は、非遷移的実体的記録媒体に格納されているコンピュータプログラムを実行することで、コンピュータプログラムに対応する処理を実行し、車載機1の動作全般を制御する。
車両に搭載されている車載機1は、制御部2と、接続部3と、ユーザインタフェース(UI:User Interface)部4と、記憶部5と、音声認識部6とを有する。制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びI/O(Input/Output)を有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御部2は、非遷移的実体的記録媒体に格納されているコンピュータプログラムを実行することで、コンピュータプログラムに対応する処理を実行し、車載機1の動作全般を制御する。
接続部3は、それぞれがBluetooth(登録商標)(以下、BTと称する)接続機能を有する複数のBTチップ3a〜3nを有する。接続部3は、車載機1が電源オンすると、予め登録されているBTアドレスが付与されているBTデバイスを探索し、BTデバイスの探索に成功すると、BTチップ3a〜3nと当該探索に成功したBTデバイスとを1対1の関係でBT通信可能に接続する。BT接続機能を有する携帯電話機11a〜11nが車室内に持込まれ、その携帯電話機11a〜11nに付与されているBTアドレスが接続部3に予め登録されていれば、接続部3は、BTチップ3a〜3nと携帯電話機11a〜11nとを1対1の関係でBT通信可能に接続する。携帯電話機11a〜11nは、それぞれ登録名と電話番号とキャリア(通信事業者)とが1件のデータとして対応付けられた複数件(例えば数100件)分の電話帳データを記憶している。
接続部3は、携帯電話機11a〜11nの探索に成功し、BTチップ3a〜3nと携帯電話機11a〜11nとの間でペアリングを正常に完了してBT回線を接続すると、BTの通信規格で定義されているHFP(Hands Free Profile)及びPBAP(Phone Book Access Profile)を接続する。HFPは近距離無線接続のハンズフリー通話を規定するプロトコルである。接続部3は、HFPを接続することで、携帯電話機11a〜11nの電波強度に係る情報が当該携帯電話機11a〜11nから転送され、携帯電話機11a〜11nの電波強度に係る情報を取得する。PBAPは近距離無線接続の電話帳データ転送を規定するプロトコルある。接続部3は、PBAPを接続することで、携帯電話機11a〜11nの電話帳データが当該携帯電話機11a〜11nから転送され、携帯電話機11a〜11nの電話帳登録に係る情報及びキャリアに係る情報を当該携帯電話機11a〜11nから取得する。尚、BTチップ3a〜3nと携帯電話機11a〜11nとは、両者の間で複数のプロファイルの同時接続が不可能な(シングルプロファイルの)仕様であればHFP及びPBAPを所定の順序にしたがって順次接続し、両者の間で複数のプロファイルの同時接続が可能な(マルチプロファイルの)仕様であれば、HFP及びPBAPを同時接続する。
UI部4は、例えば液晶パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネル等を含む表示機であり、その表示領域の周辺に機械的なスイッチが配置されると共に画面上にタッチパネルが形成される。UI部4は、ユーザが機械的なスイッチやタッチパネルを操作すると、その操作内容を示す操作検知信号を制御部2に出力する。又、UI部4は、制御部2から表示指令信号を入力すると、その入力した表示指令信号により特定される画面を表示する(描画する)。即ち、制御部2は、上記したように携帯電話機11a〜11nの電波強度に係る情報を接続部3により取得した状態では、電波強度の表示を示す表示指令信号をUI部4に出力すると、図2に示すように、携帯電話機11a〜11nの電波強度を示す電波強度表示画面をUI部4に表示させる。図2では、3個の携帯電話機A〜Cの電波強度について、携帯電話機A、携帯電話機C、携帯電話機Bの順序で電波強度が強い状況を例示している。又、制御部2は、上記したように携帯電話機11a〜11nの電話帳登録に係る情報及びキャリアに係る情報を接続部3により取得した状態では、電話帳データ(電話帳登録及びキャリア)の表示を示す表示指令信号をUI部4に出力すると、図3に示すように、携帯電話機11a〜11nの電話帳データを示す電話帳データ表示画面をUI部4に表示させる。図3では、「さ行」の電話帳データを例示している。尚、電話帳データ表示画面に表示される電話帳データは、携帯電話機11a〜11nの個々に登録されている電話帳データが合併された電話帳データである。即ち、例えば3個の携帯電話機の探索に成功し、3個の携帯電話機から電話帳データが転送されれば、3個の携帯電話機の個々に登録されている電話帳データが合併された電話帳データである。
記憶部5は、上記したように接続部3が携帯電話機11a〜11nから取得した電波強度に係る情報、電話帳登録に係る情報及びキャリアに係る情報を記憶する。又、記憶部5は、詳しくは後述する設定情報を記憶する。音声認識部6は、車室内の所定箇所に配置されているマイクロホン7を接続している。マイクロホン7は、ユーザから発せられた音声を取り込むと、その取り込んだ音声を音声認識部6に出力する。音声認識部6は、マイクロホン7から音声を入力すると、その入力した音声を所定の音声認識アルゴリズムにしたがって音声認識し、その音声認識した結果を制御部2に出力する。
制御部2は、設定受付部2aと、記憶制御部2bと、選択受付部2cと、設定情報特定部2dと、情報取得部2eと、発信電話機選択部2fと、発信動作制御部2gとを有する。これら各部2a〜2gはソフトウェアにより実現されている。尚、各部2a〜2gがハードウェアにより実現される構成でも良い。
設定受付部2aは、ユーザが選択方法を設定することで、そのユーザからの選択方法の設定を受付ける。この場合、ユーザは「電波強度優先」、「電話帳登録優先」及び「キャリア優先」の中から何れかを選択方法として設定する。尚、ユーザが選択方法を設定する方法は、ユーザがUI部4を操作することでも良いし、ユーザから発せられた選択方法の設定に係る音声を音声認識部6により音声認識することでも良い。記憶制御部2bは、選択方法の設定が設定受付部2aにより受付けられると、その受付けられた選択方法の設定を設定情報として記憶部5に記憶させる。
選択受付部2cは、ユーザが発信先を選択することで、そのユーザからの発信先の選択を受付ける。ユーザが発信先を選択する方法は、ユーザがUI部4を操作することでも良いし、ユーザから発せられた発信先の選択に係る音声を音声認識部6により音声認識することでも良い。設定情報特定部2dは、ユーザからの発信先の選択が選択受付部2cにより受付けられると、その時点で記憶部5に記憶されている設定情報を特定する。
情報取得部2eは、設定情報が設定情報特定部2dにより特定されると、携帯電話機11a〜11nについて設定情報に対応する電話機情報を取得する。即ち、情報取得部2eは、設定情報が「電波強度優先」であるときには電波強度に係る情報を取得し、設定情報が「電話帳登録優先」であるときには電話帳登録に係る情報を取得し、設定情報が「キャリア優先」であるときにはキャリアに係る情報を取得する。発信電話機選択部2fは、電話機情報が情報取得部2eにより取得されると、その取得された電話機情報を用い、携帯電話機11a〜11nの中から一の携帯電話機を発信電話機として選択する。発信動作制御部2gは、発信電話機が発信電話機選択部2fにより選択されると、その発信電話機として選択された携帯電話機に発信動作を行わせる。
次に、上記した構成の作用について、図4から図6を参照して説明する。制御部2は、本発明に関連し、図4に示す選択方法設定処理、図5に示す発信先選択処理を行う。以下、それぞれの処理について説明する。尚、ここでは、発信先の電話機として携帯電話機を選択する場合を説明する。
(1)選択方法設定処理
制御部2は、メイン処理を実行中に選択方法設定処理の開始条件が成立すると、選択方法設定処理を開始する。制御部2は、選択方法設定処理を開始すると、ユーザからの選択方法設定画面の表示指示を受付けたか否かを判定する(S1)。制御部2は、ユーザからの選択方法設定画面の表示指示を受付けたと判定すると(S1:YES)、図6に示すように、選択方法設定画面をUI部4に表示させる(S2)。制御部2は、選択方法設定画面では「電波強度を優先する」、「電話帳登録を優先する」、「発信先と同じキャリアを優先する」の何れかをユーザが選択可能に表示させる。
制御部2は、メイン処理を実行中に選択方法設定処理の開始条件が成立すると、選択方法設定処理を開始する。制御部2は、選択方法設定処理を開始すると、ユーザからの選択方法設定画面の表示指示を受付けたか否かを判定する(S1)。制御部2は、ユーザからの選択方法設定画面の表示指示を受付けたと判定すると(S1:YES)、図6に示すように、選択方法設定画面をUI部4に表示させる(S2)。制御部2は、選択方法設定画面では「電波強度を優先する」、「電話帳登録を優先する」、「発信先と同じキャリアを優先する」の何れかをユーザが選択可能に表示させる。
制御部2は、選択方法設定画面を表示中ではユーザからの選択方法の設定を受付けたか否かを判定する(S3)。制御部2は、ユーザからの選択方法の設定を受付けたと判定すると(S3:YES、設定受付手順)、その受付けた選択方法の設定を設定情報として記憶部5に記憶させ(S4、記憶制御手順)、選択方法設定処理を終了してメイン処理にリターンする。即ち、制御部2は、ユーザが「電波強度を優先する」を設定したと判定すると、「電波強度優先」を設定情報として記憶させる。又、制御部2は、ユーザが「電話帳登録を優先する」を設定したと判定すると、「電話帳登録優先」を設定情報として記憶させる。又、制御部2は、ユーザが「発信先と同じキャリアを優先する」を設定したと判定すると、「キャリア優先」を設定情報として記憶させる。
(2)発信先選択処理
制御部2は、メイン処理を実行中に発信先選択処理の開始条件が成立すると、発信先選択処理を開始する。制御部2は、発信先選択処理を開始すると、ユーザからの発信先の選択を受付けたか否かを判定する(S11)。制御部2は、ユーザからの発信先の選択を受付けたと判定すると(S11:YES、選択受付手順)、その時点で記憶部5に記憶されている設定情報を特定する(S12、設定情報特定手順)。
制御部2は、メイン処理を実行中に発信先選択処理の開始条件が成立すると、発信先選択処理を開始する。制御部2は、発信先選択処理を開始すると、ユーザからの発信先の選択を受付けたか否かを判定する(S11)。制御部2は、ユーザからの発信先の選択を受付けたと判定すると(S11:YES、選択受付手順)、その時点で記憶部5に記憶されている設定情報を特定する(S12、設定情報特定手順)。
次いで、制御部2は、その特定した設定情報が「電波強度優先」、「電話帳登録優先」及び「キャリア優先」の何れであるかを判定する(S13〜S15)。制御部2は、その特定した設定情報が「電波強度優先」であると判定すると(S13:YES)、記憶部5に記憶されている電波強度に係る情報を取得する(S16、情報取得手順)。次いで、制御部2は、その取得した電波強度に係る情報を参照し、携帯電話機11a〜11nの中から電波強度が最も強い携帯電話機を発信電話機として選択する(S17、発信電話機選択手順)。そして、制御部2は、その発信電話機として選択した携帯電話機に発信動作を行わせることで、電波強度が最も強い携帯電話機から発信させ(S18、発信動作制御手順)、発信先選択処理を終了してメイン処理にリターンする。
又、制御部2は、その特定した設定情報が「電話帳登録優先」であると判定すると(S14:YES)、記憶部5に記憶されている電話帳登録に係る情報を取得する(S19、情報取得手順)。次いで、制御部2は、その取得した電話帳登録に係る情報を参照し、携帯電話機11a〜11nの中から発信先の電話番号が電話帳データに登録されている携帯電話機を発信電話機として選択する(S20、発信電話機選択手順)。そして、制御部2は、その発信電話機として選択した携帯電話機に発信動作を行わせることで、発信先の電話番号が電話帳データに登録されている携帯電話機から発信させ(S21、発信動作制御手順)、発信先選択処理を終了してメイン処理にリターンする。
又、制御部2は、その特定した設定情報が「キャリア優先」であると判定すると(S15:YES)、記憶部5に記憶されているキャリアに係る情報を取得する(S22、情報取得手順)。次いで、制御部2は、その取得したキャリアに係る情報を参照し、携帯電話機11a〜11nの中から発信先の電話番号が付与されている携帯電話機と同じキャリアの携帯電話機を発信電話機として選択する(S23、発信電話機選択手順)。そして、制御部2は、その発信電話機として選択した携帯電話機に発信動作を行わせることで、発信先の電話番号が付与されている携帯電話機と同じキャリアの携帯電話機から発信させ(S24、発信動作制御手順)、発信先選択処理を終了してメイン処理にリターンする。
尚、制御部2は、電波強度が最も強い携帯電話機を発信電話機として選択する場合には一の携帯電話機を発信電話機として選択可能である。又、制御部2は、発信先の電話番号が電話帳データに登録されている携帯電話機を発信電話機として選択する場合に、発信先の電話番号が一の携帯電話機の電話帳データのみに登録されていれば、一の携帯電話機を発信電話機として選択可能である。一方、制御部2は、発信先の電話番号が二以上の携帯電話機の電話帳データに重複して登録されていれば、一の携帯電話機を発信電話機として選択不可能である。その場合、制御部2は、予め条件を設定しておくことで、その二以上の携帯電話機の中から条件を満たす一の携帯電話機を発信電話機として選択すれば良い。即ち、制御部2は、二以上の携帯電話機の例えば電波強度を判定することで、電波強度が最も強い携帯電話機から発信させても良い。又、二以上の携帯電話機の例えばキャリアを判定することで、発信先の電話番号が付与されている携帯電話機と同じキャリアの携帯電話機から発信させても良い。
同様に、制御部2は、発信先の電話番号が付与されている携帯電話機と同じキャリアの携帯電話機を発信電話機として選択する場合に、発信先の電話番号が付与されている携帯電話機と同じキャリアの携帯電話機一であれば、一の携帯電話機を発信電話機として選択可能である。一方、制御部2は、発信先の電話番号が付与されている携帯電話機と同じキャリアの携帯電話機が二以上であれば、一の携帯電話機を発信電話機として選択不可能である。その場合も、制御部2は、予め条件を設定しておくことで、その二以上の携帯電話機の中から条件を満たす一の携帯電話機を発信電話機として選択すれば良い。即ち、制御部2は、二以上の携帯電話機の例えば電波強度を判定することで、電波強度が最も強い携帯電話機から発信させても良い。又、二以上の携帯電話機の電話帳データを判定することで、発信先の電話番号が電話帳データに登録されている電話機発信させても良い。
このように発信先の電話番号が二以上の携帯電話機に重複して登録されていたり二以上の携帯電話機でキャリアが重複していたりすると、「電話帳登録優先」や「キャリア優先」を設定情報として記憶させているときに一の携帯電話機を発信電話機として選択不可能な場合があり得るが、制御部2は、予め条件を設定しておくことで、一の携帯電話機を発信電話機として選択すれば良い。又、制御部2は、どのような条件を用いても良く、例えば発信履歴を用いることで、発信先の電話番号に過去に発信した日時が最も新しい携帯電話機を発信電話機として選択しても良いし、着信履歴を用いることで、発信先の電話番号から過去に着信した日時が最も新しい携帯電話機を発信電話機として選択しても良い。又、以上は、発信先の電話機として携帯電話機を選択した場合を説明したが、「キャリア優先」を設定情報として記憶させているときに発信先の電話機として固定電話機を選択した場合にも一の携帯電話機を発信電話機として選択不可能である。この場合でも上記した条件を用いて一の携帯電話機を発信電話機として選択すれば良い。
又、接続部3が複数の携帯電話機11a〜11nとの間でHFPを常時接続する構成であれば、制御部2は、何れかの携帯電話機を発信電話機として選択した後に、接続部3と発信電話機として選択した携帯電話機との間でHFPを再接続させずに、その発信電話機として選択した携帯電話機から発信させれば良い。一方、接続部3が複数の携帯電話機11a〜11nとの間でHFPを常時接続しない構成であれば、制御部2は、何れかの携帯電話機を発信電話機として選択した後に、接続部3と発信電話機として選択した携帯電話機との間でHFPを再接続させることで、その発信電話機として選択した携帯電話機から発信させれば良い。
以上説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
車載機1において、ユーザが予め選択方法を設定すると、その選択方法の設定を設定情報として記憶しておく。その後、ユーザが発信先を選択すると、その記憶しておいた設定情報を用い、自機と接続可能な複数の携帯電話機11a〜11nの中から当該設定情報に応じた携帯電話機を発信電話機として選択し、その発信電話機として選択した携帯電話機から発信させるように構成した。即ち、ユーザは予め選択方法を設定しておくことで、その後、発信先を選択するだけで、従来のような携帯電話機を選択し直す煩雑な手間を必要とせずに所望の携帯電話機から発信させることができる。これにより、複数の携帯電話機11a〜11nが車載機1と接続可能な状況において、所望の携帯電話機から容易に発信させることができ、利便性を高めることができる。
車載機1において、ユーザが予め選択方法を設定すると、その選択方法の設定を設定情報として記憶しておく。その後、ユーザが発信先を選択すると、その記憶しておいた設定情報を用い、自機と接続可能な複数の携帯電話機11a〜11nの中から当該設定情報に応じた携帯電話機を発信電話機として選択し、その発信電話機として選択した携帯電話機から発信させるように構成した。即ち、ユーザは予め選択方法を設定しておくことで、その後、発信先を選択するだけで、従来のような携帯電話機を選択し直す煩雑な手間を必要とせずに所望の携帯電話機から発信させることができる。これにより、複数の携帯電話機11a〜11nが車載機1と接続可能な状況において、所望の携帯電話機から容易に発信させることができ、利便性を高めることができる。
この場合、ユーザが選択方法として「電波強度を優先する」、「電話帳登録を優先する」、「発信先と同じキャリアを優先する」の何れかを選択可能に構成した。ユーザが「電波強度を優先する」を選択すると、携帯電話機11a〜11nの中から電波強度が最も強い携帯電話機を発信電話機として選択するように構成した。これにより、電波強度が最も強い携帯電話機から発信させることができる。又、ユーザが「電話帳登録を優先する」を選択すると、携帯電話機11a〜11nの中から発信先の電話番号が電話帳データに登録されている携帯電話機を発信電話機として選択するように構成した。これにより、発信先の電話番号が電話帳データに登録されている携帯電話機から発信させることができる。ユーザが「発信先と同じキャリアを優先する」を選択すると、携帯電話機11a〜11nの中から発信先の電話番号が付与されている携帯電話機と同じキャリアの携帯電話機を発信電話機として選択するように構成した。これにより、発信先の電話番号が付与されている携帯電話機から発信させることができる。
本発明は、上記した実施形態で例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に変形又は拡張することができる。
本実施形態では、複数の携帯電話機11a〜11nと車載機1とがBT接続する構成を例示したが、別の近距離無線接続の通信規格に準拠する方式により無線接続する構成でも良い。又、複数の携帯電話機11a〜11nの全て又は一部と車載機1とが有線接続する構成でも良い。車載機1が接続可能な電話機として、車室内に持込まれる携帯電話機11a〜11nに加え、車室内から取外し不可能な自動車電話機が含まれていても良い。その場合、携帯電話機11a〜11nと自動車電話機との中から設定情報に応じた電話機を発信電話機として選択することになる。
本実施形態では、複数の携帯電話機11a〜11nと車載機1とがBT接続する構成を例示したが、別の近距離無線接続の通信規格に準拠する方式により無線接続する構成でも良い。又、複数の携帯電話機11a〜11nの全て又は一部と車載機1とが有線接続する構成でも良い。車載機1が接続可能な電話機として、車室内に持込まれる携帯電話機11a〜11nに加え、車室内から取外し不可能な自動車電話機が含まれていても良い。その場合、携帯電話機11a〜11nと自動車電話機との中から設定情報に応じた電話機を発信電話機として選択することになる。
本実施形態では、複数の携帯電話機11a〜11nと車載機1とがPBAPを接続することで、携帯電話機11a〜11nの電話帳データが転送される構成を例示したが、PBAPとは別のプロファイル(例えばOPP(Object Push Profile))を接続することで、携帯電話機11a〜11nの電話帳データが転送される構成でも良い。
図面中、1は車載機、2は制御部、2aは設定受付部、2bは記憶制御部、2cは選択受付部、2dは設定情報特定部、2eは情報取得部、2fは発信電話機選択部、2gは発信動作制御部、3は接続部、5は記憶部である。
Claims (8)
- 複数の電話機(11a〜11n)と通信可能に接続する接続部(3)と、
ユーザからの選択方法の設定を受付ける設定受付部(2a)と、
前記設定受付部により受付けられた選択方法の設定を設定情報として記憶部(5)に記憶させる記憶制御部(2b)と、
ユーザからの発信先の選択を受付ける選択受付部(2c)と、
ユーザからの発信先の選択が前記選択受付部により受付けられると、その時点で前記記憶部に記憶されている設定情報を特定する設定情報特定部(2d)と、
前記接続部と接続可能な複数の電話機について前記設定情報特定部により特定された設定情報に対応する電話機情報を取得する情報取得部(2e)と、
前記情報取得部により取得された電話機情報を用い、複数の電話機の中から一の電話機を発信電話機として選択する発信電話機選択部(2f)と、
前記発信電話機選択部により発信電話機として選択された電話機に発信動作を行わせる発信動作制御部(2g)と、を備えたことを特徴とする車載機(1)。 - 請求項1に記載した車載機において、
前記設定受付部は、ユーザからの選択方法の設定として、少なくとも電波強度優先、電話帳登録優先及びキャリア優先の中から何れかの設定を受付け、
前記情報取得部は、設定情報が電波強度優先であるときには電波強度に係る情報を電話機情報として取得し、設定情報が電話帳登録優先であるときには電話帳登録に係る情報を電話機情報として取得し、設定情報がキャリア優先であるときにはキャリアに係る情報を電話機情報として取得することを特徴とする車載機。 - 請求項2に記載した車載機において、
前記発信電話機選択部は、前記情報取得部が電波強度に係る情報を取得した場合には、複数の電話機の中から電波強度が最も強い電話機を発信電話機として選択することを特徴とする車載機。 - 請求項2に記載した車載機において、
前記発信電話機選択部は、前記情報取得部が電話帳登録に係る情報を取得した場合には、複数の電話機の中から発信先の電話番号が電話帳データに登録されている電話機を発信電話機として選択することを特徴とする車載機。 - 請求項2に記載した車載機において、
前記発信電話機選択部は、前記情報取得部がキャリアに係る情報を取得した場合には、複数の電話機の中から発信先の電話番号が付与されている電話機と同じキャリアの電話機を発信電話機として選択することを特徴とする車載機。 - 請求項2から5の何れか一項に記載した車載機において、
前記接続部は、複数の電話機と近距離無線接続により通信可能に接続し、
前記情報取得部は、電波強度に係る情報を、近距離無線接続のハンズフリー通話を規定するプロトコルを用いて取得することを特徴とする車載機。 - 請求項2から5の何れか一項に記載した車載機において、
前記接続部は、複数の電話機と近距離無線接続により通信可能に接続し、
前記情報取得部は、電話帳登録に係る情報及びキャリアに係る情報を、近距離無線接続の電話帳データ転送を規定するプロトコルを用いて取得することを特徴とする車載機。 - 複数の電話機(11a〜11n)と通信可能に接続する接続部(3)を有する車載機(1)の制御部(2)に、
ユーザからの選択方法の設定を受付ける設定受付手順と、
前記設定受付手順により受付けた選択方法の設定を設定情報として記憶部(5)に記憶させる記憶制御手順と、
ユーザからの発信先の選択を受付ける選択受付手順と、
ユーザからの発信先の選択を前記選択受付手順により受付けると、その時点で前記記憶部に記憶されている設定情報を特定する設定情報特定手順と、
前記接続部と接続可能な複数の電話機について前記設定情報特定手順により特定した設定情報に対応する電話機情報を取得する情報取得手順と、
前記情報取得手順により取得した電話機情報を用い、前記接続部と接続可能な複数の電話機の中から一の電話機を発信電話機として選択する発信電話機選択手順と、
前記発信電話機選択手順により発信電話機として選択した電話機に発信動作を行わせる発信動作制御手順と、を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015142116A JP2017028367A (ja) | 2015-07-16 | 2015-07-16 | 車載機及びコンピュータプログラム |
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Family Applications (1)
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