JP2017028194A - 電流リード付きフランジユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】高真空の低温容器内に電流リードが導入される場合に対応できる電流リード付きフランジユニットを提供する。【解決手段】電流リード付きフランジユニットは、熱電冷却型の電流リードと、電流リードが挿入される貫通孔を有し、電流リードが貫通した状態で固定される固定フランジと、電流リードを前記固定フランジに対して固定する固定部と、固定フランジに対して電流リードが軸周りに回転するのを防止する回転防止部と、を備える。固定部は、電流リードに挿通され固定フランジを挟持する第1の挟持部材及び第2の挟持部材と、第1の挟持部材と固定フランジとの間に介在するシール部材と、電流リードに螺着され第1の挟持部材を固定フランジに向けて押し付ける固定ナットと、を有し、固定ナットが締め込まれることによりシール部材が押し潰され、固定フランジと電流リードとの隙間を気密に封止する。【選択図】図6

Description

本発明は、低温部に設置される超電導応用機器と常温部に設置される外部機器を接続する電流リードを備える電流リード付きフランジユニットに関し、特に熱電変換素子を用いた熱電冷却型の電流リードを電流リード固定用フランジユニットの固定フランジに固定する固定構造に関する。
近年、超電導ケーブルや超電導マグネット等、超電導を利用した超電導応用機器の分野では、実用化に向けてさかんに研究、開発が行われている。一般に、超電導応用機器は低温部(低温容器)に設置され、常温部に設置された外部機器(例えば電源)と、電流リードを介して接続される。超電導応用機器の運転は、極低温環境下で行われるため、低温部の断熱性が極めて重要となる。低温部の断熱性が悪く、低温部への熱侵入が大きいと、超電導応用機器の冷却効率が低下して超電導状態を維持するための冷却コストが増大することとなり、場合によっては超電導応用機器を運転できなくなってしまう。この低温部への熱侵入の経路としては、低温容器を伝熱する経路、又は電流リードを伝熱する経路が考えられる。
低温容器を介した熱侵入を防止するための手法としては、液体窒素等の冷媒及び超電導応用機器を収容する冷媒槽と、冷媒槽の外側に設けられる真空槽とを有する二重構造の低温容器が知られている。この低温容器によれば、真空断熱により低温部への熱侵入が低減される。
電流リードを介した熱侵入を防止するための手法としては、酸化物超電導体を用いた超電導電流リードが提案されている。酸化物超電導体は、金属導体に比較して電気抵抗が小さく、かつ熱伝導率が小さいため(銅の数10分の1)、超電導電流リードにおけるジュール熱の発生はなく、低温部への伝熱量も極めて小さい。したがって、超電導電流リードによれば、低温部への熱侵入が低減される。しかし、超電導電流リードを採用する場合、電流リードの超電導状態を維持できる様に冷却設備を設けなければならず、冷却コストが増大してしまうという課題がある。
そこで、電流リードを介した熱侵入を防止するための他の手法として、熱電変換素子(以下「ペルチェ素子」と称する)を利用した熱電冷却型電流リードが提案されている(例えば特許文献1〜3)。熱電冷却型電流リードにおいては、低温部の超電導応用機器に接続される低温側電極と、常温部の外部機器に接続される常温側電極とが、ペルチェ素子を介して接続される。具体的には、低温側電極とペルチェ素子の一端面が半田により接合され、同様に、ペルチェ素子の他端面と常温側電極が半田により接合される。以下において、低温側電極と常温側電極を区別しない場合は、単に電極と称することとする。
ペルチェ素子は、通電したときに一端側から吸熱し、他端側から放熱する機能を有する。ペルチェ素子は、例えばBiTe(ビスマス−テルル)系の化合物半導体で構成される。ペルチェ素子がp型半導体で構成される場合は、電流の流入側で吸熱が生じ、流出側で発熱が生じる。逆に、ペルチェ素子がn型半導体で構成される場合は、電流の流入側で発熱が生じ、流出側で吸熱が生じる。したがって、熱電冷却型電流リードにおける通電方向に応じて、p型半導体又はn型半導体で構成されるペルチェ素子を用いることで、通電時に低温部から常温部に向けて熱を移動させることができるので、低温部への熱侵入が低減される。
特開2004−6859号公報 特開2013−105906号公報 特開2014−103324号公報 特許第3117173号公報
上述した熱電冷却型の電流リードは、一般に、低温容器の蓋体となるフランジ部材(以下「固定フランジ」と称する)に固定され、電流リードが固定された電流リード付きフランジユニットとして低温容器に取り付けられる。低温容器(真空槽)の真空度が低下するのを防ぐため、電流リードと固定フランジの固定構造にはウィルソンシールが適用される(例えば特許文献4)。すなわち、固定フランジに貫通させた電流リードに、グリースを塗布したOリングと、テーパーを有するシール金具を取り付け、固定ナットを締め付けてシール金具をOリングに押し付け、Oリングを押し潰すことにより、電流リードと固定フランジの隙間が封止される。
しかしながら、低温容器内にて高い真空度を有する場合、高い気密性が必要とされ、特に、振動などによって電流リードが軸周りに回転したときに、低温容器内の真空状態が簡単に損なわれてしまう。
本発明の目的は、高真空の低温容器内に電流リードが導入される場合に対応できる電流リード付きフランジユニットを提供することである。
本発明に係る電流リード付きフランジユニットは、低温部に設置される超電導応用機器に接続される低温側電極と、常温部に設置される外部機器に接続される常温側電極と、一方の面に前記低温側電極が接合され他方の面に前記常温側電極が接合される熱電変換素子と、を有する電流リードと、
前記電流リードが挿入される貫通孔を有し、前記電流リードが貫通した状態で固定される固定フランジと、
前記電流リードを前記固定フランジに対して固定する固定部と、
前記固定フランジに対して電流リードが軸周りに回転するのを防止する回転防止部と、を備え、
前記固定部は、前記電流リードに挿通され前記固定フランジを挟持する第1の挟持部材及び第2の挟持部材と、前記第1の挟持部材と前記固定フランジとの間に介在するシール部材と、前記電流リードに螺着され前記第1の挟持部材を前記固定フランジに向けて押し付ける固定ナットと、を有し、前記固定ナットが締め込まれることにより前記シール部材が押し潰され、前記固定フランジと前記電流リードとの隙間を気密に封止することを特徴とする。
本発明によれば、固定フランジに対して電流リードが回転不能に固定されるので、高い気密性が確保される。したがって、高真空の低温容器内に電流リードが導入される場合に極めて好適である。
本発明の一実施の形態に係る電流リードを用いた超電導磁石装置の一例を示す図である。 実施の形態に係る電流リードの詳細な構成を示す図である。 ペルチェ素子、低温側電極、及び常温側電極を含む素子接合部を示す図である。 補強筒を示す図である。 低温側電極を示す図である。 電流リードと固定フランジの固定構造(固定部)を示す図である。 図6におけるD矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電流リード付きフランジユニットUを用いた超電導磁石装置1を示す図である。図1に示すように、超電導磁石装置1は、低温部に設置される超電導コイル11と、常温部に設置される電源12と、電源12と超電導コイル11を電気的に接続する電流リード10を備える。2つの電流リード10を区別する場合は、電流リード10A、10Bと称する。
超電導コイル11は、例えば、端末容器14内に設置された真空断熱構造を有する低温容器13内に収容され、液体ヘリウムによって冷却される。電源12は、超電導コイル11を励磁するのに必要な電流を、電流リード10を介して供給する。
電流リード10は、ペルチェ効果を利用した熱電冷却型の電流リードである。電流リード10は、ペルチェ素子101、低温側電極102、及び常温側電極103を備える。低温側電極102、常温側電極103は、電気抵抗の面からCu含有量が90重量%以上であることが好ましく、例えば純度99.99%以上の無酸素銅で構成される。
ペルチェ素子101の一方の面に低温側電極102が接合され、他方の面に常温側電極103が接合される。低温側電極102は超電導コイル11に接続され、常温側電極103は電源12に接続される。電流リード10と超電導コイル11、及び電流リード10と電源12は、例えば銅リード15、16によって接続される。
ペルチェ素子101には、室温以下の低温において、性能指数Z(=α2/(κρ)、α:ゼーベック係数、κ:熱伝導率、ρ:比抵抗)の値が最大となるように組成が調整された半導体を使用することが好ましい。ペルチェ素子101は、例えばBiTe系、BiTeSb系、又はBiSb系の化合物半導体で構成される。
特に、熱電変換効率の面から、Te含有量が5〜50重量%であるBiTe系半導体又はBiTeSb系半導体が好適である。BiTe系半導体又はBiTeSb系半導体を適用した場合、常温から200K付近までの温度範囲で良好な冷却能力が得られる。また、BiSb系半導体を適用した場合、200K付近から液体窒素温度(77K)付近までの温度範囲で良好な冷却能力が得られる。
電源12の正極側に接続される電流リード10Aのペルチェ素子101にはn型半導体が適用され、負極側に接続される電流リード10Bのペルチェ素子101にはp型半導体が適用される。例えば、BiTe系半導体の導電型は、SbI3を添加することによりn型に制御され、PbI3を添加することによりp型に制御される。また、構成元素の量を化学量論比からわずかにずらすことによって、BiTe系半導体の導電型を制御することもできる。
電流リード10A、10Bにおいては、ペルチェ素子101の低温側で吸熱が生じ、常温側で発熱が生じる。すなわち、ペルチェ素子101において、通電時に低温側から常温側に向けて熱が移動するので、低温部への熱侵入が低減され、超電導コイル11を効率よく冷却することができる。
端末容器14は、例えば有底円筒形状を有し、上部の開口に電流リード固定用フランジユニット20(以下「フランジユニット20」と称する)が取り付けられる。端末容器14は密閉され、超電導磁石装置1の使用時(通電時)には、真空に排気される。
フランジユニット20は、固定フランジ201、輻射熱防止板202(常温側バッフル板202A、低温側バッフル板202B)、及びシャフト203(常温側バッフル板用シャフト203A、低温側バッフル板用シャフト203B)を有する。固定フランジ201には、常温側バッフル板用シャフト203A及び低温側バッフル板用シャフト203Bが垂設される。低温側バッフル板用シャフト203Bは、常温側バッフル板202Aの貫通穴(図示略)に挿通される。低温側バッフル板用シャフト203Bの外径は、常温側バッフル板202Aの貫通穴の内径よりも小さく、互いに接触しない、すなわち直接熱伝導が行われないようになっている。
常温側バッフル板用シャフト203A及び低温側バッフル板用シャフト203Bは、例えば同一円周上に等間隔で複数本設けられる。常温側バッフル板用シャフト203Aの一端が固定フランジ201に固定され、他端には常温側バッフル板202Aが固定される。低温側バッフル板用シャフト203Bの一端が固定フランジ201に固定され、他端には低温側バッフル板202Bが固定される。
固定フランジ201は、電流リード10の取り付け位置に貫通穴201a(図6、図7参照)を有する。この貫通穴に電流リード10が挿通され、常温側電極103が外部に露出した状態で固定フランジ201に固定される。同様に、常温側バッフル板202A及び低温側バッフル板202Bは、電流リード10の取り付け位置に、電流リード10の外径よりも大径の貫通穴(図示略)を有する。固定フランジ201に電流リード10が取り付けられる際、電流リード10は常温側バッフル板202A及び低温側バッフル板202Bの貫通穴に挿通される。
ペルチェ素子101と低温側電極102との接合部J1(以下「低温側接合部J1」と称する)及びペルチェ素子101と常温側電極103との接合部J2(以下「常温側接合部J2」と称する)を含む接合部Jは、端末容器14内に収容される。電流リード10とフランジユニット20を合わせて「電流リード付きフランジユニットU」と称する。
常温側バッフル板202Aは、低温側接合部J1よりも低温側に位置する。低温側バッフル板202Bは、常温側バッフル板202Aよりも低温側に位置する。電流リード10に通電したとき、低温側接合部J1及び常温側接合部J2においてジュール熱が生じるが、このジュール熱の低温側への輻射は常温側バッフル板202A及び低温側バッフル板202Bにより遮断される。そして、常温側バッフル板用シャフト203A及び低温側バッフル板用シャフト203Bを通じて、固定フランジ201に伝達され、放熱される。
固定フランジ201、常温側バッフル板202A、低温側バッフル板202B、常温側バッフル板用シャフト203A、及び低温側バッフル板用シャフト203Bは、例えばガラス繊維をプラスチックに混入して強度を向上させたガラス繊維強化プラスチック(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics)で形成される。GFRP製のものを用いることにより、輻射熱の流入を効果的に遮断することができる。
図2は、電流リード10の詳細な構成を示す図である。図3は、ペルチェ素子101と低温側電極102及び常温側電極103との接合部Jを示す図である。図3Aは接合部Jの側面図であり、図3Bは図3AにおけるA矢視断面図である。図4は、補強筒104を示す図である。図4Aは補強筒104の側面図であり、図4Bは図4AにおけるB矢視断面図である。図5は、低温側電極102を示す図である。図5Aは低温側電極102の側面図(フレキシブル導体接続前)であり、図5Bは図5AにおけるC矢視平面図である。図5Cはフレキシブル導体106を接続した後のかしめ部102cを示す平面図である。
図2に示すように、電流リード10は、ペルチェ素子101、低温側電極102、常温側電極103、及び補強筒104を備える。電流リード10の構成要素であるペルチェ素子101、低温側電極102、及び常温側電極103が配列される方向(図2において上下方向)を「軸方向」、軸方向に直交する方向を「径方向」と称する。
また、電流リード10は、低温側電極102のさらに低温側(軸方向下側)に、低温側補助電極105を備える。低温側電極102と低温側補助電極105は可撓性を有するフレキシブル導体106によって接続される。電流リード10において、補強筒104が固定される部分、すなわちペルチェ素子101、低温側電極102、常温側電極103、低温側補助電極105、及びフレキシブル導体106を含む部分を「素子ユニット」と称する。
ペルチェ素子101は、例えば複数の円柱形状又は角柱形状を有し、低温側電極102及び常温側電極103によって挟持された状態で固定される。ペルチェ素子101は、1つであってもよいし、複数であってもよい。ここでは、低温側電極102と常温側電極103との間に14個のペルチェ素子101が配置されているものとする(図3参照)。
低温側電極102は、図5に示すように、略円柱形状のペルチェ固定部102a、ペルチェ固定部102aよりも大径のフランジ部102b、及びかしめ部102cを有する。ペルチェ固定部102aの端面にペルチェ素子101の一方の面が接合される。フランジ部102bは軸方向に貫通する貫通孔102gを有し、この貫通孔102gに電極固定ボルト108が挿通される。
かしめ部102cは、軸方向に形成された導体挿入口102fを有する。かしめ部102cは、導体挿入口102fにフレキシブル導体106の一端が挿入された状態で平面加圧される。かしめ部102cが塑性変形することにより、低温側電極102とフレキシブル導体106とがかしめにより接続される。適切に平面加圧を行うためには、かしめ部102cのかしめ治具と当接する面(図5Bにおけるかしめ部102cの左右の面)は平坦であることが好ましい。
かしめ部102cの径方向断面(図5B参照)において、導体挿入口102fは略矩形状を有し、かしめ方向(図5Bの左右方向)に片寄って配置される。フランジ部102bとかしめ部102cの境界部分において、導体挿入口102fに対応する部分には、切欠溝102eが形成される。かしめ部102cの一部(導体挿入口102fが形成されている部分)は、かしめ方向と直交する方向に膨出する(図5C参照)。導体挿入口102fをかしめ方向に片寄って配置することにより、フランジ部102bとかしめ部102cの連結部分の長さを確保することができるので、切欠溝102eを形成しても、強度が著しく低下することはない。
図5Cに示す状態において、フレキシブル導体106の占積率は、50%以上であることが好ましく、より好ましくは70%以上である。これにより、接続抵抗が低く抑えられ、ジュール熱の発生を抑制できるので、電流リード10を介した熱侵入を低減することができる。また、所定の接続強度が確保されるので、耐久性にも優れる。占積率とは、かしめ部102cの断面積におけるフレキシブル導体106が占める割合である。占積率は、例えば導体挿入口102fの形状、大きさ、及びかしめ時の加圧力により調整することができる。
また、低温側電極102は、ペルチェ固定部102aの端面の周縁部に沿って、軸方向に突出する突出枠部102dを有する(図3参照)。すなわち、ペルチェ素子101が配置される部分は、凹部となっている。なお、突出枠部102dは、ペルチェ素子101が配置される部分を取り囲むように形成されていればよく、ペルチェ固定部102aの端面の周縁部に沿って形成されていなくてもよい。
突出枠部102dの幅Wは、素子接合面の外径Dの3%よりも小さいと、突出枠部102dの強度が低く、加工性も悪くなる。一方、突出枠部102dの幅Wが素子接合面の外径Dの5%よりも大きいと、通電容量を考慮して電極径(素子接合面の外径D)を最適化した場合にペルチェ素子101の配置領域を確保できなくなる。したがって、突出枠部102dの幅Wは、低温側電極102の素子接合面の外径Dの3〜5%であることが好ましい。
突出枠部102dの高さHは、高すぎると、強度低下に繋がり、加工性も悪くなる。また引っ掛かりやすくなるために取扱性も低下する。したがって、突出枠部102dの高さHは、極端に高くする必要はなく、溶融半田が乗り越えて流出しない程度であればよい。
常温側電極103は、略円柱形状のペルチェ固定部103a、ペルチェ固定部103aよりも大径のフランジ部103b、及び胴部103cを有する。ペルチェ固定部103aの端面にペルチェ素子101の他方の面が接合される。フランジ部103bは軸方向に貫通する貫通孔(図示略)を有し、この貫通孔に電極固定ボルト109が挿通される。また、フランジ部103bは、径方向に形成されるボルト固定穴(図示略)を有し、このボルト固定穴に補強筒固定ボルト113が螺合される。
胴部103cは、フランジユニット20の固定フランジ201の貫通穴201a(図6、図7参照)に挿通され、この状態でシール金具114が取り付けられる。フランジ固定ナット115が胴部103cの雄ねじ部(図示略)に螺合され、シール金具114を介して固定フランジ201に締め付けられることにより、電流リード10は固定フランジ201に固定される。電流リード10と固定フランジ201の固定構造(固定部F)の詳細については、後述する。
また、常温側電極103は、低温側電極102と同様に、ペルチェ固定部103aの端面の周縁部に沿って、軸方向に突出する突出枠部103dを有する(図3参照)。すなわち、ペルチェ素子101が配置される部分は、凹部となっている。なお、突出枠部103dは、ペルチェ素子101が配置される部分を取り囲むように形成されていればよく、ペルチェ固定部103aの端面の周縁部に沿って形成されていなくてもよい。
ペルチェ素子101と低温側電極102、及びペルチェ素子101と常温側電極103は、例えば半田付けにより接合される。この場合に用いられる半田としては、Sn含有量が90〜99重量%であるSn−Ag−Cu(いわゆる鉛フリー半田)が耐熱性の面から好適である。半田付けにより所定の接合強度を確保するため、ペルチェ素子101は、両端面(低温側電極102及び常温側電極103との接合面)に、Niめっき層を有することが好ましい。また、低温側電極102、常温側電極103は、ペルチェ素子101との接合面に、Agめっき層を有することが好ましい。
低温側電極102及び常温側電極103によってペルチェ素子101を挟持した状態で、低温側電極102の貫通孔102gに電極固定ボルト108が挿通され、連結スペーサー107に螺合される。また、常温側電極103の貫通孔(図示略)に電極固定ボルト109が挿通され、連結スペーサー107に螺合される。このとき、低温側電極102とペルチェ素子101との間及び常温側電極103とペルチェ素子101との間には、所定厚さの半田が配置される。
電極固定ボルト109と常温側電極103のフランジ部103bとの間には、圧縮ばね110及び圧縮ばね押さえ金具111が介在する。これにより、電極固定ボルト109を締め付けたときに、圧縮ばね押さえ金具111とフランジ部103bとの間で圧縮ばね109が圧縮され、付勢力が生じる。この付勢力により、接合部Jに適切な圧力が付与される。すなわち、圧縮ばね110及び圧縮ばね押さえ金具111により圧力調整機構が構成され、固定ボルト109の連結スペーサー107への締め込み量を調整することにより、接合部Jに加わる圧力を適宜に調整することができる。
低温側電極102と常温側電極103との間にペルチェ素子101が挟持された状態で半田接合が行われる。具体的には、ペルチェ素子101と低温側電極102との接合は、突出枠部102dが上方を向くように配置し、低温側電極102に通電して半田の溶融温度(約250℃)まで加熱することにより行われる。同様に、ペルチェ素子101と常温側電極103との接合は、突出枠部103dが上方を向くように配置し、常温側電極103に通電して半田の溶融温度(約250℃)まで加熱することにより行われる。
溶融に伴い半田は接合面から押し出されるが、突出枠部102dで堰止められるので、接合面(半田層)に凹凸やボイド(微小な空隙)等の欠陥は生じない。したがって、これらの欠陥に起因して、熱伝導性が低下したり、電気抵抗が増大したりするのを防止できる。
低温側補助電極105は、低温側電極102と軸方向にほぼ対称な構造を有する。すなわち、低温側補助電極105は、リード固定部105a、リード固定部105aよりも大径のフランジ部105b、及びかしめ部105cを有する。リード固定部105aに銅リード15が接続される。フランジ部105bは、径方向に形成されるボルト固定穴を有し、このボルト固定穴に補強筒固定ボルト112が螺合される。かしめ部105cは、軸方向に形成された導体挿入口(図示略)を有する。この導体挿入口にフレキシブル導体106の他端が挿入された状態で平面加圧される。かしめ部105cが塑性変形することにより、低温側補助電極105とフレキシブル導体106とがかしめにより接続される。かしめ部105cの構造は、低温側電極102のかしめ部102cと同様であるので説明を省略する。
フレキシブル導体106は、例えば平編み銅線で構成される。フレキシブル導体106は、電流リード10に生じる曲げや歪み、特にペルチェ素子101、低温側電極102、常温側電極103の接合部Jに生じる曲げや歪みを吸収する。
補強筒104は、電流リード10の設置時などに意図しない外力が働いたときに、この外力を直接受ける補強部材であり、少なくともペルチェ素子101と、低温側電極102及び常温側電極103との接合部Jの周囲を取り囲むように配置される。補強筒104は、補強筒固定ボルト112、113により、低温側補助電極105及び常温側電極103に固定される。
補強筒104には、GFRP製のものが好適である。GFRP製の補強筒104を用いることにより、外部からの熱の流入を遮断することができるので、補強筒104で覆われた内部の素子ユニットの温度上昇、及びこれに伴う機器の損傷、劣化を防止することができる。
補強筒104は、周面の一部に切欠窓104aを有する。切欠窓104aの数、形状、大きさ、及び位置は特に制限されない。補強筒104に切欠窓104aを設けることにより、補強筒104を用いない場合と同様に、効率よく真空排気を行うことができる。
切欠窓104aは、外部から接合部Jの全部を観察できるように、形状、大きさ、及び位置が設定されるのが好ましい。外部から接合部Jを観察する観点から、切欠窓104aは、機械的な強度が確保される範囲で、大きい方が好ましい。切欠窓104aの寸法は、補強筒104の材料と厚みを考慮して適宜に設定される。
ここでは、切欠窓104aは、例えば軸方向の長さが接合部Jの軸方向の長さ以上である矩形窓である。また、切欠窓104aは、周方向に沿って等間隔で設けられる。この場合、形成間隔(図4Bの角度φに相当)は中心角で90°未満であることが好ましい。これにより、外部から接合部Jの全部を容易に観察することができる。
図6は、電流リード付きフランジユニットUにおける電流リード10と固定フランジ201の固定構造(固定部F)を示す図である。図7は、図6におけるD矢視断面図である。図7では、止め具116を透過した状態で示している。
図6、図7に示すように、電流リード10の胴部103cには、回転防止ピン118(スプリングピン)が圧入される。回転防止ピン118は、全長の約1/2が胴部103cに埋め込まれる。回転防止ピン118は、電流リード10の胴部103cから径方向外側に向けて突出する突出片を形成する。
回転防止ピン118のピン径がφ1mm未満の場合、強度不足のために、電流リード10が回転するときの負荷によって折損し、回転防止部として機能しなくなる虞がある。ピン径がφ3mmより大きい場合、電流リード10の電極断面積が小さくなり、抵抗が高くなってしまう。したがって、回転防止ピン118のピン径は、φ1〜3mmであることが好ましい。
固定フランジ201は、電流リード10の胴部103cが挿通される貫通口201aを有する。貫通孔201aは、階段形状を有し、段部によってシール金具114が係止される。また、固定フランジ201は、止め具116と当接する面に、回転防止ピン118が係合される切欠溝201bを有する。
電流リード10を固定フランジ201に取り付ける際に、回転防止ピン118が固定フランジ201の切欠溝201bに嵌め込まれる。この状態で固定されることにより、振動等によって電流リード10が回転しようとしても、回転防止ピン118が切欠溝201bに係止される。すなわち、回転防止ピン118と切欠溝201bが、固定フランジ201に対して電流リード10が軸周りに回転するのを防止する回転防止部Zとして機能する。
ここで、回転防止部Zは、4つより多くしても、係止力が過剰になるだけで、回転防止ピン118の挿着や切欠溝201bの加工が煩雑なる。また、回転防止ピン118が増えるため、電流リード10の抵抗も増大する。したがって、回転防止部Zは、4つ以下であることが好ましい。
回転防止部Zを複数配置する場合は、周方向に均等分割した位置に配置することが好ましい。図7では、周方向に3分割した位置に回転防止部Zが配置されている。これにより、電流リード10が軸周りに回転する際に、回転防止ピン118にかかる負荷が均等に分散されるので、回転防止ピン118の破損を防止することができる。
回転防止部Zにおいて、切欠溝201bの幅X2が回転防止ピン118の幅X1の110%未満である場合、回転防止ピン118に対して遊び部分が少ないため、取り付ける際の作業性が著しく低下する。一方、切欠溝201bの幅X2が回転防止ピン118の幅X1の115%より大きい場合、回転防止ピン118に対して遊び部分が大きいため、密閉状態が損なわれる程度に電流リード10が回転する虞がある。したがって、切欠溝201bの幅X2は、回転防止ピン118の幅X1の110%以上115%以下であることが好ましい。
回転防止部Zにおいて、回転防止ピン118と切欠溝201bの係合長さYが5mm未満の場合、切欠溝201bから回転防止ピン118が脱落する虞があるため、係合長さYは5mm以上であることが好ましい。
図6に示すように、固定部Fは、シール金具114、止め具116(例えばC型止め輪)、Oリング117、及びフランジ固定ナット115を有する。
シール金具114は、電流リード10の胴部103cに挿通され、止め具116とともに固定フランジ201を挟持する。シール金具114は、Oリング117との当接面の内周部114aにテーパー形状を有する(以下「テーパー部114a」と称する)。
止め具116は、例えばC型止め輪であり、電流リード10の胴部103cに固着される。止め具116は、シール金具114とともに固定フランジ201を挟持する。
Oリング117は、シール金具114のテーパー部114aと固定フランジ201との間に介在する。一般的なウィルソンシール構造では、Oリング117にグリースが塗布されるが、本実施の形態では、Oリング117にグリースは塗布されない。
フランジ固定ナット115は、電流リード10の胴部103cに螺着される。フランジ固定ナット115を締め込むことによりシール金具114が固定フランジ10に向けて押圧され、Oリング117が押し潰される。これにより、固定フランジ201と電流リード10との隙間が気密に封止される。すなわち、本実施の形態の固定部Fには、グリースレスのウィルソンシール構造が採用されている。
このように、電流リード付きフランジユニットUは、低温部に設置される超電導コイル11(超電導応用機器)に接続される低温側電極102と、常温部に設置される電源12(外部機器)に接続される常温側電極103と、一方の面に低温側電極102が接合され他方の面に常温側電極103が接合される熱電変換素子101と、を有する電流リード10と、電流リード10が挿入される貫通孔201aを有し、電流リード10が貫通した状態で固定される固定フランジ201と、電流リード10を固定フランジ201に対して固定する固定部Fと、固定フランジ201に対して電流リード10が軸周りに回転するのを防止する回転防止部Z(回転防止ピン118及び固定フランジ201の切欠溝201b)と、を備える。固定部Fは、電流リード10に挿通され固定フランジを挟持するシール金具114(第1の挟持部材)及び止め具116(第2の挟持部材)と、シール金具114と固定フランジ201との間に介在するOリング117(シール部材)と、電流リード10に螺着されシール金具114を固定フランジ201に向けて押し付けるフランジ固定ナット115と、を有する。フランジ固定ナット115が締め込まれることによりOリング117が押し潰され、固定フランジ201と電流リード10との隙間を気密に封止する。
電流リード付きフランジユニットUによれば、固定フランジ201に対して電流リード10が回転不能に固定されるので、固定部Fにグリースを使用する必要がない。したがって、端末容器14内を高真空状態にする場合に極めて好適である。
[実施例]
実施例では、回転防止部Zを1つ設け、グリースレスのウィルソンシール構造により、固定フランジ201と電流リード10との隙間を封止した。具体的には、固定フランジ201に幅X2が2.2mmの切欠溝201bを設け、電流リード10の胴部103cにピン径がφ2mmの回転防止ピン118を装着した。回転防止ピン118と切欠溝201bの係合長さは4mmとした。
[比較例]
比較例では、回転防止部Zを設けず、Oリング117にグリースを塗布した一般的なウィルソンシール構造により、固定フランジ201と電流リード10との隙間を封止した。
実施例及び比較例の電流リード付きフランジユニットUを、90Lの端末容器14に固定し、300L/minの排気速度で排気した。そして、安定時における容器内の到達真空度を測定した。実施例の電流リード付きフランジユニットUを用いた場合、到達真空度が10−4Paであったのに対して、比較例の電流リード付きフランジユニットUを用いた場合は、到達真空度が10−1Paであった。これより、固定フランジ201に電流リード10を固定する際に、グリースを使用しないことの有用性が確認された。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施の形態では、回転防止ピン118を電流リード10の胴部103cに装着することにより、回転防止部Zとなる突出片を形成しているが、胴部103cを加工して突出片を形成してもよい。
低温側電極102及び常温側電極103の構造、並びに素子ユニットを補強筒104に固定する構造は、実施の形態で説明したものに限定されず、例えば特許文献3に記載の構造を適用することもできる。すなわち、低温側電極102を、ペルチェ素子101に接合される低温側コア電極と、一端側が超電導応用機器に接続され他端側がプラグ・ソケット構造により低温側コア電極に接続される低温側キャップ電極と、を有する構成とし、常温側電極103を、ペルチェ素子101に接合される常温側コア電極と、一端側が前記外部機器に接続され他端側がプラグ・ソケット構造により常温側コア電極に接続される常温側キャップ電極と、を有する構成としてもよい。
この場合、低温側コア電極と低温側キャップ電極との間、及び常温側コア電極と常温側キャップ電極との間に多点接触式の接触子を介在し、固定部材により低温側キャップ電極と常温側キャップ電極とを連結する。素子ユニットは、熱電変換素子、低温側コア電極、及び常温側コア電極を含んで構成され、軸方向端部側に隙間がある状態で低温側キャップ電極と常温側キャップ電極とに挟持され、軸方向に移動可能な状態で維持される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 超電導磁石装置
10 電流リード
11 超電導コイル
12 電源
13 低温容器
14 端末容器
15、16 銅リード
101 ペルチェ素子
102 低温側電極
103 常温側電極
104 補強筒
105 低温側補助電極
114 シール金具(第1の挟持部材)
115 フランジ固定ナット
116 止め具(第2の挟持部材)
117 Oリング(シール部材)
118 回転防止ピン(突出片、回転防止部)
20 電流リード固定用フランジユニット
201 固定フランジ
201a 貫通孔
201b 切欠溝(回転防止部)
F 固定部
Z 回転防止部
U 電流リード付きフランジユニット

Claims (7)

  1. 低温部に設置される超電導応用機器に接続される低温側電極と、常温部に設置される外部機器に接続される常温側電極と、一方の面に前記低温側電極が接合され他方の面に前記常温側電極が接合される熱電変換素子と、を有する電流リードと、
    前記電流リードが挿入される貫通孔を有し、前記電流リードが貫通した状態で固定される固定フランジと、
    前記電流リードを前記固定フランジに対して固定する固定部と、
    前記固定フランジに対して電流リードが軸周りに回転するのを防止する回転防止部と、を備え、
    前記固定部は、前記電流リードに挿通され前記固定フランジを挟持する第1の挟持部材及び第2の挟持部材と、前記第1の挟持部材と前記固定フランジとの間に介在するシール部材と、前記電流リードに螺着され前記第1の挟持部材を前記固定フランジに向けて押し付ける固定ナットと、を有し、前記固定ナットが締め込まれることにより前記シール部材が押し潰され、前記固定フランジと前記電流リードとの隙間を気密に封止することを特徴とする電流リード付きフランジユニット。
  2. 前記第1の挟持部材は、前記シール部材との当接面の内周部に、テーパー形状を有することを特徴とする請求項1に記載の電流リード付きフランジユニット。
  3. 前記回転防止部は、前記固定フランジの前記第2の挟持部材と当接する面に前記貫通孔から径方向外側に向けて形成された切欠溝と、前記電流リードから径方向外側に突出し前記切欠溝に係合する突出片と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電流リード付きフランジユニット。
  4. 前記回転防止部は、4つ以下であることを特徴とする請求項3に記載の電流リード付きフランジユニット。
  5. 前記回転防止部が複数配置される場合、前記回転防止部は、周方向に均等分割した位置に配置されることを特徴とする請求項3又は4に記載の電流リード付きフランジユニット。
  6. 前記切欠溝の幅は、前記突出片の幅の110%以上115%以下であることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の電流リード付きフランジユニット。
  7. 前記切欠溝と前記突出片の係合長さは、5mm以上であることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の電流リード付きフランジユニット。
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