JP2017028183A - 半導体素子の実装構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体素子を安定的に作動させることが可能な半導体素子の実装構造を提供することを課題とする。【解決手段】四角平板状の配線基板1と、配線基板1の上面中央部にフリップチップ接続により搭載された半導体素子Sと、半導体素子S上を覆う四角平板状の放熱板本体2aおよび放熱板本体2aの下面外周部から突出して配線基板1の上面外周部に接着された突出部2bを有する放熱板2と、を具備して成る半導体素子の実装構造Aであって、配線基板1と放熱板2とは、配線基板1の上面角部において低弾性の接着剤10で接着されているとともに、上面角部を除く部位において高弾性の接着剤9で接着されている。【選択図】図1
Description
本発明は、半導体素子の実装構造に関するものである。
近年、コンピューターやゲーム機等に代表される電子機器の高機能化が進む中で、それらに使用される半導体素子は、同時に多量の演算処理を行うようになってきている。そのため、半導体素子が作動時に発生する熱量も多くなっている。半導体素子の温度が高くなりすぎると、半導体素子を安定して作動させることができなくなる。したがって、半導体素子の実装構造においては、半導体素子が作動時に発生する熱を外部に効率良く放熱する必要がある。
図2(a)および(b)に、このような発熱量の多い半導体素子が実装される従来の半導体素子の実装構造Bを示す。実装構造Bは、配線基板21と、半導体素子Sと、放熱板22とを備えている。
配線基板21は、四角平板状であり、絶縁基板23および配線導体24およびソルダーレジスト層25から成る。
絶縁基板23には、その上面から下面にかけて貫通する複数のスルーホール26が形成されている。そして絶縁基板23の上下面およびスルーホール26内には、配線導体24が被着されている。
さらに、絶縁基板23および配線導体24の上面には、ソルダーレジスト層25が形成されている。上側のソルダーレジスト層25は、配線導体24の一部を半導体素子接続パッド27として露出する第1開口部25aを有している。また、下側のソルダーレジスト層25は、配線導体24の一部を外部接続パッド28として露出する第2開口部25bを有している。
配線基板21は、樹脂系の絶縁材料から成り、その熱膨張係数は、およそ15ppm/℃程度である。
絶縁基板23には、その上面から下面にかけて貫通する複数のスルーホール26が形成されている。そして絶縁基板23の上下面およびスルーホール26内には、配線導体24が被着されている。
さらに、絶縁基板23および配線導体24の上面には、ソルダーレジスト層25が形成されている。上側のソルダーレジスト層25は、配線導体24の一部を半導体素子接続パッド27として露出する第1開口部25aを有している。また、下側のソルダーレジスト層25は、配線導体24の一部を外部接続パッド28として露出する第2開口部25bを有している。
配線基板21は、樹脂系の絶縁材料から成り、その熱膨張係数は、およそ15ppm/℃程度である。
半導体素子Sは、配線基板21の上に半田を介してフリップチップ接続されている。フリップチップ接続は、半導体素子Sと配線基板21との間に配設された半田を高温下で溶融した後冷却することで両者を接続するものである。
半導体素子Sと配線基板21との間は、絶縁性の熱硬化性樹脂Rで充填されている。
半導体素子Sは、シリコンから成り、その熱膨張係数は、およそ3ppm/℃程度である。
なお、半導体素子Sが接続された配線基板21は、両者の熱膨張係数差があるために、フリップチップ接続の際の熱履歴により反りが生じている。
半導体素子Sと配線基板21との間は、絶縁性の熱硬化性樹脂Rで充填されている。
半導体素子Sは、シリコンから成り、その熱膨張係数は、およそ3ppm/℃程度である。
なお、半導体素子Sが接続された配線基板21は、両者の熱膨張係数差があるために、フリップチップ接続の際の熱履歴により反りが生じている。
放熱板22は、四角平板状の放熱板本体22aと、放熱板本体22aの下面外周部に形成された四角枠状の突出部22bとを有している。放熱板本体22aの下面と半導体素子Sの上面とは、熱伝導性のグリース(不図示)により熱的に接続されている。半導体素子Sが作動時に発生する熱は、主としてこの放熱板22を介して外部に放熱される。
さらに、突出部22bの下面の全面が、反りを有する配線基板21の上面外周部を押圧して反りを矯正した状態で接着剤29により接着される。接着剤29は、高弾性のものが用いられ平板状の放熱板22と配線基板21とが強固に接続される。これにより、放熱板22を配線基板21に接続した後に、配線基板21が残留応力により反りを有する状態に戻ることを抑制している。
放熱板22は、銅からなり、その熱膨張係数は、およそ17ppm/℃程度である。
さらに、突出部22bの下面の全面が、反りを有する配線基板21の上面外周部を押圧して反りを矯正した状態で接着剤29により接着される。接着剤29は、高弾性のものが用いられ平板状の放熱板22と配線基板21とが強固に接続される。これにより、放熱板22を配線基板21に接続した後に、配線基板21が残留応力により反りを有する状態に戻ることを抑制している。
放熱板22は、銅からなり、その熱膨張係数は、およそ17ppm/℃程度である。
ところで、上述のように半導体素子Sの高機能化が進み演算の処理量が増えてくると、半導体素子Sから生じる熱量も増加してくる。そのため、半導体素子Sが作動するときの熱履歴により、それぞれ熱膨張係数が異なる配線基板21と、半導体素子Sと、放熱板22との間に大きな熱伸縮差が生じるようになる。特に、熱膨張係数が大きい放熱板本体22aにおける角部では熱伸縮量が非常に大きくなる。そして、この角部が熱伸縮するときの応力が、配線基板21の角部を介して半導体素子S角部付近の電極と半導体素子接続パッド27との接合部に集中して作用する。その結果、両者の接合部にクラックが発生してしまい、半導体素子Sを安定的に作動させることができない場合がある。
本発明は、半導体素子角部付近の電極と半導体素子接続パッドとの接合部に作用する熱応力を低減することで両者の間にクラックが発生することを抑制する。これにより、半導体素子を安定的に作動させることが可能な半導体素子の実装構造を提供することを課題とする。
四角平板状の配線基板と、配線基板の上面中央部にフリップチップ接続により搭載された半導体素子と、半導体素子上を覆う四角平板状の放熱板本体および放熱板本体の下面外周部から突出して配線基板の上面外周部に接着された突出部を有する放熱板とを具備して成る半導体素子の実装構造であって、配線基板と放熱板とは、配線基板の上面角部において低弾性の接着剤で接着されているとともに、上面角部を除く部位において高弾性の接着剤で接着されていることを特徴とするものである。
本発明の半導体素子の実装構造によれば、配線基板と放熱板本体の下面に形成された突出部とが、配線基板の上面角部において低弾性の接着剤で接着されているとともに、上面角部を除く部位において高弾性の接着剤で接着されている。
このため、放熱板本体の角部における熱伸縮時の応力が、配線基板の上面角部を介して半導体素子角部付近の電極と半導体素子接続パッドとの接合部に集中して作用することを抑制できる。
さらに、配線基板の上面角部を除く部位では平板状の放熱板と配線基板とが強固に接着されているため、配線基板が反りを有する状態に戻ることを抑制することができる。
その結果、配線基板の反りを抑制しつつ、半導体素子角部付近の電極と半導体素子接続パッドとの接合部に生じるクラックを低減して半導体素子を安定的に作動させることが可能な半導体素子の実装構造を提供することができる。
このため、放熱板本体の角部における熱伸縮時の応力が、配線基板の上面角部を介して半導体素子角部付近の電極と半導体素子接続パッドとの接合部に集中して作用することを抑制できる。
さらに、配線基板の上面角部を除く部位では平板状の放熱板と配線基板とが強固に接着されているため、配線基板が反りを有する状態に戻ることを抑制することができる。
その結果、配線基板の反りを抑制しつつ、半導体素子角部付近の電極と半導体素子接続パッドとの接合部に生じるクラックを低減して半導体素子を安定的に作動させることが可能な半導体素子の実装構造を提供することができる。
次に、本発明における半導体素子の実装構造の一例を、図1(a)および(b)を基に説明する。
実装構造Aは、配線基板1と、半導体素子Sと、放熱板2とを備えている。
実装構造Aは、配線基板1と、半導体素子Sと、放熱板2とを備えている。
配線基板1は、四角平板状であり、絶縁基板3および配線導体4およびソルダーレジスト層5から成る。
絶縁基板3は、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂をガラスクロスに含浸させて、圧力下で熱硬化された電気絶縁材料から成る。
そして、その上面から下面にかけて貫通する複数のスルーホール6が形成されている。スルーホール6は、ドリル加工やブラスト加工、あるいはレーザー加工により形成される。
また、絶縁基板3の上下面およびスルーホール6内には、配線導体4が被着されている。配線導体4は、例えば周知のセミアディティブ法により、銅等の良導電性金属から成る。
さらに、絶縁基板3の上下面および配線導体4の表面には、ソルダーレジスト層5が形成されている。上側のソルダーレジスト層5は、配線導体4の一部を半導体素子接続パッド7として露出する第1開口部5aを有している。また、下側のソルダーレジスト層5は、配線導体4の一部を外部接続パッド8として露出する第2開口部5bを有している。
ソルダーレジスト層5は、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を含有する樹脂ペーストまたはフィルムを絶縁基板3の上に塗布または貼着して熱硬化させた電気絶縁材料から成る。
配線基板1の熱膨張係数は、およそ15ppm/℃程度である。
絶縁基板3は、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂をガラスクロスに含浸させて、圧力下で熱硬化された電気絶縁材料から成る。
そして、その上面から下面にかけて貫通する複数のスルーホール6が形成されている。スルーホール6は、ドリル加工やブラスト加工、あるいはレーザー加工により形成される。
また、絶縁基板3の上下面およびスルーホール6内には、配線導体4が被着されている。配線導体4は、例えば周知のセミアディティブ法により、銅等の良導電性金属から成る。
さらに、絶縁基板3の上下面および配線導体4の表面には、ソルダーレジスト層5が形成されている。上側のソルダーレジスト層5は、配線導体4の一部を半導体素子接続パッド7として露出する第1開口部5aを有している。また、下側のソルダーレジスト層5は、配線導体4の一部を外部接続パッド8として露出する第2開口部5bを有している。
ソルダーレジスト層5は、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を含有する樹脂ペーストまたはフィルムを絶縁基板3の上に塗布または貼着して熱硬化させた電気絶縁材料から成る。
配線基板1の熱膨張係数は、およそ15ppm/℃程度である。
半導体素子Sは、例えば演算処理用途に用いられ、周知のフリップチップ接続により配線基板1の上側に、それぞれが対応する半導体素子Sの電極と半導体素子接続パッド7とが半田を介して接続される。
そして、半導体素子Sと配線基板1との間の隙間を絶縁性の樹脂Rで封止することで、半導体素子Sの電極と半導体素子接続パッド7との接続部を外部環境から保護している。
半導体素子Sの熱膨張係数は、およそ3ppm/℃程度である。
なお、半導体素子Sが接続された配線基板1は、両者の熱膨張係数差があるために、フリップチップ接続のときの熱履歴により反りが生じている。
そして、半導体素子Sと配線基板1との間の隙間を絶縁性の樹脂Rで封止することで、半導体素子Sの電極と半導体素子接続パッド7との接続部を外部環境から保護している。
半導体素子Sの熱膨張係数は、およそ3ppm/℃程度である。
なお、半導体素子Sが接続された配線基板1は、両者の熱膨張係数差があるために、フリップチップ接続のときの熱履歴により反りが生じている。
放熱板2は、四角平板状の放熱板本体2aと、放熱板本体2aの下面外周部に形成された突出部2bとから成り、例えば銅等の熱伝導性に優れた金属から成る。そして、放熱板本体2aが半導体素子S上を覆うように配置されて、半導体素子Sから生じる熱を外部に効率よく放出する機能を有している。なお、半導体素子Sと放熱板本体2aとは、熱伝導性のグリース(不図示)を介して熱的に接続されている。
また、突出部2bは、反りを有する配線基板1の上面外周部を押圧して反りを矯正した状態で配線基板1に接続される。
突出部2bは、配線基板1の上面角部においては低弾性の接着剤10で接着されている。さらに、突出部2bは、配線基板1の上面角部を除く部位においては高弾性の接着剤9で強固に接着されている。
これにより、半導体素子の実装構造Aが形成される。
低弾性の接着剤10は、例えばシリコン樹脂やエポキシ樹脂、あるいはこれらの樹脂に銀等の導体紛を含有した材料から成る。低弾性の接着剤10の弾性率は、およそ500〜1000N/mm2程度であることが好ましい。500N/mm2より小さいと角部付近において配線基板1の反りの戻りが大きくなる恐れがある。また、1000N/mm2より大きいと放熱板本体2aが熱伸縮するときの応力を緩和することが困難になる。
高弾性の接着剤9は、例えばアクリル樹脂やポリアミドイミド樹脂、あるいはこれらの樹脂に銀等の導体紛を含有した材料から成る。高弾性の接着剤9の弾性率は、およそ3000N/mm2以上であることが好ましい。3000N/mm2より小さいと配線基板1が残留応力により反った状態に戻ることを抑制することが困難になる。
放熱板2の熱膨張係数は、およそ17ppm/℃程度である。
また、突出部2bは、反りを有する配線基板1の上面外周部を押圧して反りを矯正した状態で配線基板1に接続される。
突出部2bは、配線基板1の上面角部においては低弾性の接着剤10で接着されている。さらに、突出部2bは、配線基板1の上面角部を除く部位においては高弾性の接着剤9で強固に接着されている。
これにより、半導体素子の実装構造Aが形成される。
低弾性の接着剤10は、例えばシリコン樹脂やエポキシ樹脂、あるいはこれらの樹脂に銀等の導体紛を含有した材料から成る。低弾性の接着剤10の弾性率は、およそ500〜1000N/mm2程度であることが好ましい。500N/mm2より小さいと角部付近において配線基板1の反りの戻りが大きくなる恐れがある。また、1000N/mm2より大きいと放熱板本体2aが熱伸縮するときの応力を緩和することが困難になる。
高弾性の接着剤9は、例えばアクリル樹脂やポリアミドイミド樹脂、あるいはこれらの樹脂に銀等の導体紛を含有した材料から成る。高弾性の接着剤9の弾性率は、およそ3000N/mm2以上であることが好ましい。3000N/mm2より小さいと配線基板1が残留応力により反った状態に戻ることを抑制することが困難になる。
放熱板2の熱膨張係数は、およそ17ppm/℃程度である。
そして、上述のような半導体素子の実装構造Aの外部接続パッド8と、外部の電気回路基板の配線導体とを半田を介して接続することにより、半導体素子Sが外部の電気回路基板に電気的に接続されて作動する。
ところで、本発明の半導体素子の実装構造Aによれば、半導体素子S上を覆う四角平板状の放熱板本体2aの下面に形成された突出部2bが、配線基板1の上面角部においては低弾性の接着剤10で接着されている。さらに、突出部2bは、配線基板1の上面角部を除く部位においては高弾性の接着剤9で接着されている。
このため、放熱板本体2aが熱伸縮するときの応力が、配線基板1の上面角部を介して半導体素子S角部付近の電極と半導体素子接続パッド7との接合部に集中して作用することを抑制できる。
さらに、配線基板1の上面角部を除く部位では、突出部2bを高弾性の接着剤9で配線基板1に強固に接着することで、配線基板1が残留応力により反った状態に戻ることを抑制することができる。
その結果、配線基板1の反りを抑制しつつ、半導体素子S角部付近の電極と半導体素子接続パッド7との接合部に生じるクラックを低減して半導体素子Sを安定的に作動させることが可能な半導体素子の実装構造Aを提供することができる。
このため、放熱板本体2aが熱伸縮するときの応力が、配線基板1の上面角部を介して半導体素子S角部付近の電極と半導体素子接続パッド7との接合部に集中して作用することを抑制できる。
さらに、配線基板1の上面角部を除く部位では、突出部2bを高弾性の接着剤9で配線基板1に強固に接着することで、配線基板1が残留応力により反った状態に戻ることを抑制することができる。
その結果、配線基板1の反りを抑制しつつ、半導体素子S角部付近の電極と半導体素子接続パッド7との接合部に生じるクラックを低減して半導体素子Sを安定的に作動させることが可能な半導体素子の実装構造Aを提供することができる。
なお、本発明は上述の実施形態の一例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施形態の一例では、絶縁基板3は単層構造であるが、同一または異なる電気絶縁材料から成る複数の絶縁層を絶縁基板3表面に多層に積層した多層構造であってもよい。
1 配線基板
2 放熱板
2a 放熱板本体
2b 突出部
9 高弾性の接着剤
10 低弾性の接着剤
S 半導体素子
2 放熱板
2a 放熱板本体
2b 突出部
9 高弾性の接着剤
10 低弾性の接着剤
S 半導体素子
Claims (1)
- 四角平板状の配線基板と、該配線基板の上面中央部にフリップチップ接続により搭載された半導体素子と、該半導体素子上を覆う四角平板状の放熱板本体および該放熱板本体の下面外周部から突出して前記配線基板の上面外周部に接着された突出部を有する放熱板と、を具備して成る半導体素子の実装構造であって、前記配線基板と前記放熱板とは、前記配線基板の上面角部において低弾性の接着剤で接着されているとともに、前記上面角部を除く部位において高弾性の接着剤で接着されていることを特徴とする半導体素子の実装構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015147376A JP2017028183A (ja) | 2015-07-27 | 2015-07-27 | 半導体素子の実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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