JP2017026418A - ケースおよび時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、耐衝撃性を確保し、かつ衝撃を受けても、ケースの表面を常に基準電位に保つことができるケースおよびそれを備えた時計を提供する。
【解決手段】 合成樹脂製の本体ケース4と、この本体ケース4の外周に配置された軟質合成樹脂製の第1外装部材5と、この第1外装部材5の上部外周に配置された金属製の第2外装部材6と、本体ケース4の下面に配置された金属製の裏蓋7と、第2外装部材6に弾接して導通した状態で、本体ケース4に第1、第2の外装部材5、6と裏蓋7とを締結する導電性を有する締結部材13と、を備えている。従って、第2外装部材6と締結部材13との導通状態を維持することができるので、締結部材13によって第2外装部材6と裏蓋7とを確実に導通させることができる。これにより、腕時計ケース1の表面を常に基準電位に保つことができ、GPSアンテナの受信感度の低下を防ぐことができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、時計や携帯電話機などの電子機器に用いられるケースおよびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの内部に設けられた電池の電極と、腕時計ケースの外部に露出する押釦とを導通させることにより、静電気対策を図るように構成されたものが知られている。
特開2006−215043号公報
このような腕時計は、電池の電極と押釦とを導通させるために、金属製の腕時計ケース内に金属製の中枠を設け、この中枠に第1の接触片と第2の接触片とを設け、第1の接触片を電池押え板に接触させ、第2の接触片を押釦の近傍に位置する腕時計ケースの内面に接触させるように構成されている。
しかしながら、このような腕時計では、腕時計ケース内に配置される中枠に第1の接触片と第2の接触片とを設け、第1の接触片を電池押え板に接触させ、第2の接触片を押釦の近傍に位置する腕時計ケースの内面に接触させる構成であるから、中枠の構造が複雑で、組立作業が煩雑で面倒であるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、簡単な構造で、耐衝撃性を確保し、かつ衝撃を受けても、ケースの表面を常に基準電位に保つことができるケースおよびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、貫通孔を有する本体ケースと、前記本体ケースの外周に配置され、前記貫通孔に対応する第1挿入孔が設けられた軟質合成樹脂製の第1外装部材と、前記第1外装部材の上部外周に配置され、前記第1挿入孔に対応する第2挿入孔が設けられた金属製の第2外装部材と、前記本体ケースの裏面に配置され、前記貫通孔に対応する取付孔を有する金属製の裏蓋と、前記本体ケースの前記貫通孔、前記第1、第2の外装部材の前記第1、第2の挿入孔、および前記裏蓋の前記取付孔に挿入され、かつ前記第2外装部材に弾接して導通した状態で、前記本体ケースに前記第1、第2の外装部材と前記裏蓋とを締結する導電性を有する締結部材と、を備えていることを特徴とするケースである。
この発明によれば、第2外装部材が衝撃を受けて締結部材に対して変位しても、第2外装部材と締結部材との導通状態を維持することができるので、簡単な構造で、耐衝撃性を確保することができると共に、第2外装部材が衝撃を受けても、締結部材によって第2外装部材と裏蓋とを確実に導通させることができ、これによりケースの表面に位置する第2外装部材を常に基準電位に保つことができる。
この発明を腕時計に適用した第1実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計ケースを分解して示した拡大斜視図である。 図2に示された腕時計ケースを示し、(a)は斜め上方から見た拡大斜視図、(b)は斜め下側から見た拡大斜視図である。 図1に示された腕時計ケースのA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図4に示された腕時計ケースのA部を更に拡大して示した断面図である。 この発明を腕時計に適用した第2実施形態における腕時計ケースの要部を示した拡大断面図である。 図6に示された腕時計ケースの要部のB−B矢視における拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側との各側部には、バンド取付部2がそれぞれ配置されている。また、この腕時計ケース1の3時側と9時側との各側部には、スイッチ部3がそれぞれ設けられている。
この腕時計ケース1は、図2に示すように、本体ケース4と、この本体ケース4の外周にこれを覆って配置された第1外装部材5と、この第1外装部材5の上部外周に配置された第2外装部材6と、を備えている。この場合、腕時計ケース1の上部開口部、つまり本体ケース4の上部開口部には、時計ガラス(図示せず)が取り付けられている。
この腕時計ケース1の内部、つまり本体ケース4の内部には、時計モジュール(図示せず)が設けられている。この時計モジュールは、GPSアンテナなどの時計機能に必要な各種の電子部品を備えている。また、この腕時計ケース1の下部、つまり本体ケース4の下部には、図2に示すように、裏蓋7が取り付けられている。この裏蓋7は、ステンレスなどの金属で形成されている。
この裏蓋7の12時側と6時側とに位置する箇所には、図2に示すように、バンド取付部2がそれぞれ一体に形成されている。このバンド取付部2は、時計バンド(図示せず)が取り付けられるものであり、腕時計ケース1の12時側と6時側とに配置されるように構成されている。この場合、バンド取付部2は、裏蓋7を形成する際に、鍛造によって一体に形成されているが、溶接によって裏蓋7に一体に形成されていても良い。
本体ケース4は、図2および図3に示すように、硬質の合成樹脂で形成されている。この本体ケース4におけるバンド取付部2の両側に位置する箇所、つまり1時、5時、7時、11時に位置する各側面には、取付突起部8がそれぞれ設けられている。これら取付突起部8は、その各上面が本体ケース4の上端面よりも低い高さで形成されている。これら各取付突起部8には、複数の貫通孔9がそれぞれ上下に貫通して設けられている。
第1外装部材5は、図2および図3に示すように、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成されている。この第1外装部材5は、12時側と6時側とに配置されるバンド取付部2を境にして、2つに分割されている。この第1外装部材5は、図4および図5に示すように、本体ケース4の外周に装着された際に、本体ケース4の取付突起部8の上面とこれに対向する第1外装部材5の下面との間に隙間S1が形成されるように構成されている。
この第1外装部材5には、図4および図5に示すように、本体ケース4の複数の貫通孔9にそれぞれ対応する複数の第1挿入孔10が上下に貫通して設けられている。この第1挿入孔10は、その内径が本体ケース4の貫通孔9の内径とほぼ同じ大きさに形成されている。また、第2外装部材6は、ステンレスなどの金属によってほぼリング形状に形成されている。この第2外装部材6は、その肉厚が薄く形成され、2つに分割された第1外装部材5の上部外周に装着されるように構成されている。
これにより、第2外装部材6は、図2〜図5に示すように、第1外装部材5の上部外周に装着された際に、2つに分割された第1外装部材5を本体ケース4の外周に押え付けるように構成されている。この第2外装部材6には、第1外装部材5の複数の第1挿入孔10にそれぞれ対応する複数の第2挿入孔11が上下に貫通して設けられている。この場合、第2挿入孔11は、その内径が第1挿入孔10の内径よりも小さく、かつ後述する締結部材13のねじパイプ14の内径とほぼ同じ大きさに形成されている。
さらに、裏蓋7には、図2、図4および図5に示すように、本体ケース4の複数の貫通孔9にそれぞれ対応する複数の取付孔12が上下に貫通して設けられている。これら本体ケース4の貫通孔9、第1外装部材5の第1挿入孔10、第2外装部材6の第2挿入孔11、および裏蓋7の取付孔12は、同一軸上に対応するように構成されている。
ところで、本体ケース4には、図2〜図5に示すように、第1外装部材5、第2外装部材6、および裏蓋7が複数の締結部材13によって取り付けられている。これら複数の締結部材13それぞれは、導電性を有し、本体ケース4の貫通孔9、第1外装部材5の第1挿入孔10、第2外装部材6の第2挿入孔11、および裏蓋7の取付孔12に挿入されて、第2外装部材11に弾接して導通した状態で、本体ケース4に第1外装部材10と第2外装部材11と裏蓋7とを締結するように構成されている。
すなわち、この締結部材13は、図2〜図5に示すように、本体ケース4の貫通孔9に挿入される筒状部材である金属製のねじパイプ14と、第2外装部材6の第2挿入孔11および第1外装部材5の第1挿入孔10を通してねじパイプ14に螺合する金属製の第1ねじ部材15と、裏蓋7の取付孔12を通してねじパイプ14に螺合する金属製の第2ねじ部材16と、第2外装部材6と第1ねじ部材15との間に配置されてその両方に弾力的に接触する導電性を有する導通部材24と、を備えている。
金属製のねじパイプ14は、図4および図5に示すように、本体ケース4の貫通孔9に緩衝筒17を介して挿入され、この状態で本体ケース4の取付突起部8の上面から第1外装部材5の下面に向けて突出するように構成されている。すなわち、このねじパイプ14は、その軸方向(図5では上下方向)の長さが本体ケース4の貫通孔9の軸方向の長さよりも長く形成されている。
これにより、ねじパイプ14は、図4および図5に示すように、本体ケース4の貫通孔9内に挿入された状態で、その上部が本体ケース4の取付突起部8の上面から突出し、この突出した部分が取付筒部14aに形成され、この取付筒部14aが本体ケース4の取付突起部8の上面とこれに対向する第1外装部材5の下面との間の隙間S1に配置されるように構成されている。
また、このねじパイプ14の上部に位置する取付筒部14aには、図4および図5に示すように、本体ケース4の取付突起部8の上面に配置される鍔状の保持突起部18がねじパイプ14の外周に沿って環状に設けられている。さらに、このねじパイプ14の内部には、雌ねじ部14bが上端部から下端部に亘って形成されている。
また、このねじパイプ14の外周には、図4および図5に示すように、回転止め部19が鍔状の保持突起部18の下側に位置して設けられている。この回転止め部19は、本体ケース4の貫通孔9の上側縁部に設けられた係止凹部20に挿入して係止されることにより、ねじパイプ14が貫通孔9内で回転しないように構成されている。
この場合、ねじパイプ14の外周面と本体ケース4の貫通孔9の内周面との間に設けられた緩衝筒17は、図4および図5に示すように、ゴムやエラストマーなどの弾性材料からなり、全体が筒状に形成されている。この緩衝筒17は、ねじパイプ14の外周面に装着された状態で、ねじパイプ14と共に貫通孔9内に配置されるように構成されている。この場合、緩衝筒17の上側縁部には、図2に示すように、ねじパイプ14の回転止め部19が挿入する切欠き部17aが設けられている。
金属製の第1ねじ部材15は、図2、図4および図5に示すように、ねじパイプ14の雌ねじ部14bに上側から螺合する雄ねじ部15aと、第1外装部材5の第1挿入孔10および第2外装部材6の第2挿入孔11に挿入してねじパイプ14の取付筒部14aの上端部に当接する首部15bと、第2外装部材6の上面に設けられた凹部である座ぐり部11aの底面、つまり第2挿入孔11の上側縁部に導通部材24を押える頭部15cと、を有している。
この場合、第1ねじ部材15の首部15bは、図5に示すように、その外径が雄ねじ部15aの外径よりも大きく、かつねじパイプ14の取付筒部14aの外径とほぼ同じ大きさに形成されている。また、第1ねじ部材15の頭部15cは、その外径が第1外装部材5の第1挿入孔10の内径よりも大きく、かつねじパイプ14の保持突起部18の外径とほぼ同じ大きさに形成されている。
これにより、第1ねじ部材15は、図5に示すように、雄ねじ部15aが第2外装部材6の第2挿入孔11の上方から第1外装部材5の第1挿入孔10を通してねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合する際に、首部15bが第2外装部材6の第2挿入孔11と第1外装部材5の第1挿入孔10とに挿入された状態で、頭部15cが第2外装部材6の上面に設けられた座ぐり部11aの底面に導通部材24を押え付けるように構成されている。
また、この第1ねじ部材15は、図5に示すように、雄ねじ部15aがねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合した状態で締め付けられると、頭部15cが第2外装部材6と第1外装部材5とを本体ケース4上に押し付けて、首部15bの下面がねじパイプ14の取付筒部14aに当接し、これにより第1外装部材5および第2外装部材6を一定の間隔で押え付け、この状態で第1外装部材5および第2外装部材6を本体ケース4に対して取り付けるように構成されている。
この場合、導通部材24は、図2、図4、図5に示すように、金属製のスプリングワッシャであり、リング状に形成されている。すなわち、この導通部材24は、その外径が第2外装部材6の上面に設けられた凹部である座ぐり部11aの内径とほぼ同じ大きさで、かつ内径が第2挿入孔11の内径とほぼ同じ大きさで形成されている。
また、この導通部材24は、図2、図4、図5に示すように、その厚み方向(つまり第1ねじ部材15の軸方向)にほぼ逆へ字形状に折り曲げられていることにより、厚み方向に弾性変形するように構成されている。すなわち、この導通部材24は、金属製のリングを鈍角な角度でほぼV字形状に折り曲げることにより、その厚み方向に弾力を有するように構成されている。
この導通部材24は、図2、図4、図5に示すように、第2外装部材6の座ぐり部11a内に配置された状態で、第1ねじ部材15の首部15bが挿入して頭部15cによって第2外装部材6の座ぐり部11aの底部に押し付けられ、この状態で厚み方向に弾性変形することにより、座ぐり部11aの底部と頭部15cとの間に配置されてその両方に弾力的に接触し、第2外装部材6と第1ねじ部材15とを常に導通させるように構成されている。
また、この導通部材24は、図2、図4、図5に示すように、第2外装部材11の座ぐり部11aの底部と第1ねじ部材15の頭部15cとに弾力的に接触した状態で、第2外装部材6が上方から衝撃を受けて、第2外装部材6の座ぐり部11aの底部が第1ねじ部材15の頭部15cから軸方向に沿って下側に離れた際に、導通部材24が元の自然な形状に戻る弾性復帰することにより、座ぐり部11aの底部と頭部15cとの弾力的な接触状態を維持するように構成されている。
一方、金属製の第2ねじ部材16は、図5に示すように、ねじパイプ14の雌ねじ部14bに下側から螺合する雄ねじ部16aと、裏蓋7の下面、つまり取付孔12の下側縁部に当接する頭部16bと、を有している。この第2ねじ部材16は、雄ねじ部16aが裏蓋7の取付孔12を通してねじパイプ14の雌ねじ部14bに下側から螺合するように構成されている。
これにより、第2ねじ部材16は、図5に示すように、雄ねじ部16aがねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合して締め付けられると、ねじパイプ14を引き下げて、ねじパイプ14の取付筒部14aに設けられた保持突起部18を本体ケース4の上面に押し付けることにより、ねじパイプ14を本体ケース4に対して固定し、この状態で裏蓋7を本体ケース4に対して取り付けるように構成されている。
ところで、複数の締結部材13のうち、バンド取付部2の両側に位置する各締結部材13には、図2〜図4に示すように、第2外装部材6の衝撃を緩衝するための緩衝部材21が架設されている。この緩衝部材21は、ポリアミド系合成樹脂などの剛性(反発力)の高い材料からなり、弾性変形可能なブリッジ形状に形成されている。
すなわち、この緩衝部材21は、図2〜図4に示すように、その両端部21aが本体ケース4と第1外装部材5との間に位置する複数の締結部材13における各ねじパイプ14の取付筒部14aにそれぞれ取り付けられ、この状態で中間部21bが第2外装部材6の下面に弾接するように構成されている。この場合、緩衝部材21は、複数の締結部材13における各ねじパイプ14の取付筒部14aにそれぞれ取り付けられる両端部21aと、第2外装部材6の下面に向けて突出する中間部21bとによって、全体がブリッジ形状に形成されている。
例えば、この緩衝部材21は、図2および図4に示すように、両端部21aがその長手方向に長い平板状に形成され、中間部21bが両端部21aからそれぞれ斜め上方に向けて傾斜する各傾斜部と、これら傾斜部の各上端部に梁り渡されて第2外装部材6の下面に当接する梁渡し部と、を有するように構成されている。これにより、緩衝部材21は、その中間部21bが第2外装部材6によって押し下げられた際に、下側に向けて撓み変形するように構成されている。
また、緩衝部材21の両端部21aには、図2および図5に示すように、締結部材13におけるねじパイプ14の取付筒部14aが挿入する取付孔22がそれぞれ設けられている。この取付孔22は、その内径が締結部材13のねじパイプ14における取付筒部14aの外径とほぼ同じで、取付筒部14aの外径よりも緩衝部材21の長手方向に長く形成されている。
すなわち、この緩衝部材21の両端部21aに設けられた各取付孔22は、図4および図5に示すように、互いに接近する方向に位置する内面と締結部材13のねじパイプ14における取付筒部14aの外周面との間に隙間S2が設けられるように構成されている。これにより、緩衝部材21は、その中間部21bが第2外装部材6によって押し下げられて撓み変形する際に、各取付孔22とねじパイプ14の取付筒部14aとの間の隙間S2によって、緩衝部材21の両端部21aが弾力的に押し広げられるように構成されている。
この場合、緩衝部材21の両端部21aは、図4および図5に示すように、その厚みが締結部材13のねじパイプ14における取付筒部14aの上端部から保持突起部18の上面までの長さよりも少し薄く形成されている。これにより、緩衝部材21の両端部21aは、その各上面と第1外装部材5の下面との間に隙間S3がそれぞれ形成されるように構成されている。
次に、このような腕時計における腕時計ケース1の作用について説明する。
この腕時計ケース1を組み立てる際には、まず、バンド取付部2の両側に位置する本体ケース4の各取付突起部8にそれぞれ設けられた複数の貫通孔9内に複数の締結部材13の各ねじパイプ14を各緩衝筒17と共にそれぞれ装着する。
この場合には、まず、ねじパイプ14に設けられた保持突起部18の下側に位置するねじパイプ14の外周に緩衝筒17を装着する。このときには、ねじパイプ14の外周面に設けられた回転止め部19を、緩衝筒17に設けられた切欠き部17aに挿入させて緩衝筒17の外周面から外部に突出させる。これにより、ねじパイプ14が緩衝筒17内に回転することなく取り付けられる。
この状態で、ねじパイプ14と緩衝筒17とを本体ケース4の貫通孔9内に上側から嵌め込む。このときには、ねじパイプ14の外周面に設けられた回転止め部19を、本体ケース4の貫通孔9の縁部に設けられた係止凹部20に挿入させて係止させ、この状態でねじパイプ14の保持突起部18の下面を本体ケース4の貫通孔9の上側縁部に当接させる。
これにより、複数の締結部材13の各ねじパイプ14が本体ケース4の複数の貫通孔9内に各緩衝筒17を介して非回転状態で取り付けられる。このときには、ねじパイプ14の上部に位置する取付筒部14aおよび保持突起部18が本体ケース4の貫通孔9から取付突起部8の上方に突出して配置される。
この状態で、バンド取付部2の両側に位置する各ねじパイプ14の取付筒部14aに緩衝部材21を取り付ける。このときには、緩衝部材21の両端部21aに設けられた各取付孔22に各ねじパイプ14の取付筒部14aを相対的に挿入させ、緩衝部材21の両端部21aを各ねじパイプ14の取付筒部14aの下部に位置する各保持突起部18上に配置する。
この状態では、緩衝部材21の各取付孔22の互いに接近する方向に位置する内面とねじパイプ14の取付筒部14aの外周面との間に隙間S2が設けられる。また、この状態では、緩衝部材21の中間部21bがバンド取付部2に対応する本体ケース4の上方に向けて突出した状態で配置される。
そして、本体ケース4の外周に第1外装部材5を装着する。このときには、12時側と6時側とに位置するバンド取付部2を境にして、第1外装部材5が2つに分割されているので、この分割された状態の第1外装部材5を本体ケース4の外周に装着して、分割された第1外装部材5の複数の第1挿入孔10を複数のねじパイプ14の各取付筒部14aの上端部に対応させる。このときには、12時側と6時側とに位置する各緩衝部材21の中間部21bが第1外装部材5の分割された箇所に対応して配置される。
この状態で、第1外装部材5の上部外周にリング状の第2外装部材6を装着する。このときには、第2外装部材6の複数の第2挿入孔11を第1外装部材5の複数の第1挿入孔10にそれぞれ対応させ、この状態で第2外装部材6を第1外装部材5の上部外周に装着する。すると、2つに分割された第1外装部材5が本体ケース4の外周に押え付けられる。これにより、第2外装部材6の各第2挿入孔11、第1外装部材5の各第1挿入孔10、および本体ケース4に設けられた各締結部材13のねじパイプ14が、同一軸上に対応する。
そして、第2外装部材6の上面にそれぞれ設けられた各座ぐり部11a内に各導通部材24をそれぞれ配置して、各第2挿入孔11と同一軸上に対応させる。この状態で、第1ねじ部材15の雄ねじ部15aを導通部材24、第2外装部材6の第2挿入孔11、および第1外装部材5の第1挿入孔10に挿入させて、ねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合させる。
この状態で、第1ねじ部材15を締め付けると、第1ねじ部材15の首部15bが、導通部材24、第2外装部材6の第2挿入孔11、および第1外装部材5の第1挿入孔10に挿入して、首部15bの下端部がねじパイプ14の取付筒部14aの上端部に当接すると共に、第1ねじ部材15の頭部15cが導通部材24を第2外装部材6の上面に設けられた座ぐり部11aの底面に弾力的に押し付ける。
このときには、ねじパイプ14が本体ケース4の貫通孔9内に回転止め部19によって回転することなく配置されているので、第1ねじ部材15の雄ねじ部15aをねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺着させて締め付けることができる。これにより、第1ねじ部材15の首部15bがねじパイプ14の取付筒部14aの上端部に押し付けられる。
また、このときには、第1ねじ部材15の頭部15cが導通部材24を第2外装部材6の上面に設けられた座ぐり部11aの底面に弾力的に押し付ける。このため、導通部材24は、第2外装部材6の座ぐり部11aの底面と第1ねじ部材15の頭部15cとに弾力的に接触して、第2外装部材6と第1ねじ部材15とを導通させる。
この状態では、第1ねじ部材15の首部15bによって第1外装部材5および第2外装部材6が一定の間隔で押え付けられるので、金属製の第2外装部材6が軟質の合成樹脂製の第1外装部材2をその弾力性によって第1ねじ部材15の頭部15cとねじパイプ14の取付筒部14aとの間に挟み付ける。このため、第2外装部材6が第1外装部材5に押し付けられた状態で、第1外装部材5が弾力的に本体ケース4の上部に取り付けられる。
これにより、腕時計ケース1が構成される。このときには、本体ケース4と第1外装部材5との間の隙間S1に配置された緩衝部材21の両端部21aの各上面とこれに対応する第1外装部材5の下面との間に隙間S3がそれぞれ形成されると共に、バンド取付部2に対応する第2外装部材6の下面が緩衝部材21の中間部21bに弾力的に当接する。
一方、本体ケース4の下部に裏蓋7を取り付ける場合には、まず、裏蓋7を本体ケース4の下面に配置し、裏蓋7の取付孔12を締結部材13のねじパイプ14の下端部に対応させる。この状態で、第2ねじ部材16の雄ねじ部16aを裏蓋7の取付孔12に挿入させてねじパイプ14の雌ねじ部14bに下側から螺合させる。
この状態で、第2ねじ部材16を締め付けると、第2ねじ部材16の雄ねじ部16aがねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺着し、第2ねじ部材16の頭部16bが裏蓋7の取付孔12の下側縁部に圧接する。このときには、第2ねじ部材16がねじパイプ14を引き下げて、ねじパイプ14の取付筒部14aに設けられた保持突起部18を本体ケース4の取付突起部8の上面に押し付ける。これにより、裏蓋7が本体ケース4の下面に押し付けられる。
この状態では、仮に、第1ねじ部材15を緩めても、ねじパイプ14は、緩むことがなく、第2ねじ部材16によってねじパイプ14の保持突起部18が本体ケース4の上面に押けられた状態を維持するので、気密性が確保される。また、第2ねじ部材16を緩めても、第1ねじ部材15は、その首部15bがねじパイプ14の取付筒部14aの上端部に押し付けられているので、緩むことがない。
また、この状態では、締結部材13のねじパイプ14、第1ねじ部材15、第2ねじ部材16、および導通部材24のすべてが導電性を有する金属で形成されていることにより、本体ケース4および第1外装部材5が合成樹脂で形成されていても、金属製の第2外装部材6と金属製の裏蓋7とを、締結部材13によって導通させることができる。
このように、本体ケース4に第1外装部材5と第2外装部材6とが取り付けられた状態では、第2外装部材6が上方から衝撃を受けた際に、その衝撃が第1外装部材5の弾力によって緩衝されると共に、緩衝部材21によって緩衝される。このため、第2外装部材6が外部から衝撃を受けても、その衝撃が本体ケース4に伝わることがない。すなわち、上方からの衝撃によって第2外装部材6が押し下げられると、これに伴って第1外装部材5が弾力的に本体ケース4の外周面に押し付けられて圧縮変形することにより、衝撃を吸収する。
この場合、本体ケース4の取付突起部8に位置する箇所の第1外装部材5は、その下面と取付突起部8の上面との間の隙間S1に緩衝部材21の両端部21aが配置され、この両端部21aと第1外装部材5との間に隙間S3が設けられている。このため、この隙間S3によって第1外装部材5を良好にかつ十分に弾性変形させることができ、これにより上方から衝撃を第1外装部材5の弾力によって緩衝することができる。
また、上方からの衝撃によって第2外装部材6が押し下げられると、この第2外装部材6によって緩衝部材21の中間部21bが押し下げられて撓み変形することにより、第2外装部材6の衝撃を緩衝する。すなわち、緩衝部材21の中間部21bが撓み変形する際には、緩衝部材21の両端部21aに設けられた各取付孔22の内面とこれに対向するねじパイプ14の取付筒部14aの外周面との間にそれぞれ設けられた各隙間S2によって、緩衝部材21の両端部21aが押し広げられる。
このため、第2外装部材6によって緩衝部材21に衝撃が伝わった際には、その衝撃によって緩衝部材21の両端部21aが押し広げられながら、緩衝部材21の中間部21bが撓み変形することにより、緩衝部材21の衝撃を確実にかつ良好に緩衝することができる。これにより、第2外装部材6が外部から衝撃を受けても、その衝撃が本体ケース4に伝わらないようにすることができる。
この場合、第2外装部材6が上方からの衝撃によって押し下げられた際には、軟質の合成樹脂で形成された第1外装部材5が圧縮変形するため、第2外装部材6の座ぐり部11aの底面が第1ねじ部材15の頭部15cから軸方向に沿って下側に離れる方向に変位する。このため、第2外装部材6の座ぐり部11aの底面と第1ねじ部材15の頭部15cとの間の間隔が広くなる。
このときには、導通部材24が元の自然な形状に戻る弾性復帰することにより、座ぐり部11aの底部と第1ねじ部材15の頭部15cとの弾力的な接触状態を維持する。このため、第2外装部材6が上方から衝撃を受けても、締結部材13によって金属製の第2外装部材6と金属製の裏蓋7との導通状態を常に維持することができる。
このような腕時計ケース1では、複数の貫通孔9を有する本体ケース4と、この本体ケース4の外周に配置され、かつ複数の貫通孔9に対応する複数の第1挿入孔10を有する第1外装部材5と、この第1外装部材5の上部外周に配置され、かつ複数の第1挿入孔10に対応する複数の第2挿入孔11を有する第2外装部材6と、本体ケース4の複数の貫通孔9、第1、第2の外装部材5、6の第1、第2の挿入孔10、11にそれぞれ挿入された状態で、本体ケース4に第1外装部材5および第2外装部材6を締結する複数の締結部材13と、これら複数の締結部材13に架設され、第2外装部材6の衝撃を緩衝する緩衝部材21と、を備えていることにより、耐衝撃性を確保して、ケース全体の小型化を図ることができる。
すなわち、この腕時計ケース1では、複数の締結部材13によって本体ケース4に第1外装部材5および第2外装部材6を確実にかつ良好に締結することができ、この状態で第2外装部材6が上方から衝撃を受けた際に、その衝撃を緩衝部材21によって緩衝することができるので、第1外装部材5および第2外装部材6の各肉厚を薄く形成することができる。このため、耐衝撃性を確保して、ケース全体の小型化を図ることができる。
この場合、第1外装部材5は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、第2外装部材6は、ステンレスなどの金属で形成され、緩衝部材21は、ポリアミド系合成樹脂などの剛性(反発力)の高い材料で形成され、かつ本体ケース4と第1外装部材5との間に位置する複数の締結部材13の各箇所に取り付けられ、この状態で第2外装部材6の下面に弾接していることにより、耐衝撃性を確保することができる。
すなわち、この腕時計ケース1では、第1外装部材5および第2外装部材6の各肉厚を薄く形成しても、金属製の第2外装部材6が上方から衝撃を受けた際に、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂製の第1外装部材5で衝撃を緩和することができると共に、ポリアミド系合成樹脂などの剛性(反発力)の高い材料の緩衝部材21の弾力によって衝撃を緩衝することができ、これにより耐衝撃性を確保することができる。
また、締結部材13は、本体ケース4の貫通孔9に非回転状態で挿入されて第1外装部材5に向けて突出し、かつ内部に雌ねじ部14bが形成された筒状部材であるねじパイプ14と、第2外装部材6の第2挿入孔11および第1外装部材5の第1挿入孔10を通してねじパイプ14に螺合するねじ部材である第1ねじ部材15と、を備えていることにより、耐衝撃性を確保した状態で、第1外装部材5および第2外装部材6を本体ケース4に確実にかつ良好に取り付けることができるほか、緩衝部材21を確実にかつ良好に取り付けることができる。
すなわち、ねじパイプ14は、本体ケース4の取付突起部8に設けられた貫通孔9に非回転状態で挿入された状態で、貫通孔9から上方に突出する取付筒部14aと、この取付筒部14aに設けられて本体ケース4の取付突起部8上に配置される保持突起部18と、を有しているので、第2外装部材6の第2挿入孔11および第1外装部材5の第1挿入孔10を通してねじパイプ14の雌ねじ部14bに第1ねじ部材15を螺合させて締め付けることにより、第1外装部材5をねじパイプ14の取付筒部14aの上端部に押し当てることができる。
この場合、第1ねじ部材15は、ねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合する雄ねじ部15aと、第1、第2の外装部材5、6の第1、第2の挿入孔10、11に挿入してねじパイプ14の上端部に当接する首部15bと、第1外装部材5の上面に当接する頭部15cと、を有していることにより、第1ねじ部材15によって第1外装部材5と第2外装部材6とを本体ケース4に確実に良好に押え付けることができる。
すなわち、この第1ねじ部材15では、首部15bを第1、第2の外装部材5、6の第1、第2の挿入孔10、11に挿入させて、雄ねじ部15aをねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合させて締め付けた際に、首部15bの下端部をねじパイプ14の取付筒部14aの上端部に確実に当接させることができると共に、第1ねじ部材15の頭部15cによって第1外装部材5と第2外装部材6とを本体ケース4に確実に良好に押え付けることができる。
この場合、第1ねじ部材15の首部15bがねじパイプ14の取付筒部14aに当接して、第1ねじ部材15の頭部15cが第1外装部材5と第2外装部材6とを押え付けた状態では、首部15bによって第1外装部材5を一定の間隔で押し付けることができるので、第1外装部材5と第2外装部材6とを本体ケース4に対して安定した一定の状態で良好に取り付けることができる。
また、締結部材13のねじパイプ14には、本体ケース4の取付突起部8に設けられた貫通孔9から上方に突出する取付筒部14aが設けられていることにより、この取付筒部14aによって第1外装部材5と本体ケース4との間に緩衝部材21を取り付けるための隙間S1を設けることができる。また、このねじパイプ14の取付筒部14aには、緩衝部材21を保持する保持突起部18が設けられていることにより、この保持突起部18によって緩衝部材21を安定した状態で良好に取り付けることができる。
また、緩衝部材21は、その両端部21aが複数の締結部材13に取り付けられ、中間部21bが第2外装部材6に向けて突出するブリッジ形状に形成されていることにより、緩衝部材21の両端部21aを本体ケース4と第1外装部材5との間に良好に取り付けることができると共に、緩衝部材21の中間部21bを確実に第2外装部材6の下面に弾接させることができ、これにより第2外装部材6が上方から衝撃を受けた際に、その衝撃を緩衝部材21の弾力によって確実にかつ良好に緩衝することができる。
この場合、緩衝部材21の両端部21aには、その内径が締結部材13のねじパイプ14の外径とほぼ同じで、ねじパイプ14の外径よりも緩衝部材21の長手方向に沿って長い取付孔22がそれぞれ設けられていることにより、緩衝部材21の両端部21aの各取付孔22に各ねじパイプ14を挿入する際に、緩衝部材21の長手方向に余裕をもって挿入することができ、これにより緩衝部材21の両端部21aを各ねじパイプ14に容易に取り付けることができる。
また、緩衝部材21の両端部21aは、その厚みが締結部材13のねじパイプ14における取付筒部14aの上端部から保持突起部18の上面までの長さよりも少し薄く形成されていることにより、緩衝部材21の両端部21aの上面と第1外装部材5の下面との間に隙間S3を形成することができ、これにより第2外装部材6が上方から衝撃を受けた際に、その衝撃を緩衝部材21の両端部21aの上面と第1外装部材5の下面との間の隙間S3によっても緩衝することができる。
さらに、緩衝部材21の両端部21aに設けられた各取付孔22は、互いに接近する方向に位置する内面と締結部材13のねじパイプ14における取付筒部14aの外周面との間に隙間S2が設けられていることにより、第2外装部材6が上方から衝撃を受けて緩衝部材21の中間部21bが撓み変形する際に、各取付孔22の内面と取付筒部14aの外周面との間に隙間S2によって緩衝部材21の中間部21bをその長手方向に沿って弾力的に変位させることができ、これによっても衝撃を良好に緩衝することができる。
このように、この腕時計の腕時計ケース1によれば、本体ケース4と、この本体ケース4の外周に配置された軟質合成樹脂製の第1外装部材5と、この第1外装部材5の上部外周に配置された金属製の第2外装部材6と、本体ケース4の下面に配置された金属製の裏蓋7と、本体ケース4の貫通孔9、第1、第2の外装部材5、6の第1、第2の挿入孔10、11、および裏蓋7の取付孔12に挿入され、かつ第2外装部材6に弾接して導通した状態で、本体ケース4に第1、第2の外装部材5、6と裏蓋7とを締結する導電性を有する締結部材13と、を備えていることにより、簡単な構造で、耐衝撃性を確保し、かつ衝撃を受けても、腕時計ケース1の表面を常に基準電位に保つことができる。
すなわち、この腕時計ケース1では、第2外装部材6が衝撃を受けて締結部材13に対してその軸方向に変位しても、第2外装部材6と締結部材13との導通状態を維持することができるので、簡単な構造で、耐衝撃性を確保することができると共に、第2外装部材6が衝撃を受けても、締結部材13によって第2外装部材6と裏蓋7とを確実に導通させることができ、これにより腕時計ケース1の表面に位置する第2外装部材6を常に基準電位に保つことができるので、GPSアンテナの受信感度の低下を防ぐことができる。
この場合、締結部材13は、本体ケース4の貫通孔9に挿入され、かつ内部に雌ねじ部14bが形成された金属製の筒状部材であるねじパイプ14と、第1、第2の外装部材5、6の第1、第2の挿入孔10、11を通してねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合する金属製の第1ねじ部材15と、裏蓋7の取付孔12を通してねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合する金属製の第2ねじ部材16と、第1ねじ部材15と第2外装部材6との間に配置されてその両方に弾力的に接触する導電性を有する導通部材24と、を備えていることにより、締結部材13によって第2外装部材6と裏蓋7とを確実に導通させることができる。
すなわち、この締結部材13は、導通部材24によって金属製の第2外装部材6と金属製の第1ねじ部材15とを常時導通させることができ、かつこの第1ねじ部材15がねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合すると共に、第2ねじ部材16がねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合することにより、第1ねじ部材15と第2ねじ部材16とを導通させることができ、この第2ねじ部材16が裏蓋7を押え付けることにより、第2ねじ部材16と裏蓋7とを導通させることができ、これにより第2外装部材6と裏蓋7とを確実に導通させることができる。
また、第1ねじ部材15は、ねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合する雄ねじ部15aと、第1、第2の外装部材5、6の第1、第2の挿入孔10、11に挿入してねじパイプ14の端部に当接する首部15bと、第2外装部材6に導通部材24を弾力的に押し付ける頭部15cと、を備えていることにより、雄ねじ部15aをねじパイプ14の雌ねじ部14bに螺合させて締め付けた際に、頭部15cによって導通部材24を第2外装部材6の確実に押し付けることができ、これにより第2外装部材6と締結部材13とを導通部材24によって確実にかつ良好に導通させることができる。
また、この腕時計ケース1では、導通部材24が第2外装部材6に設けられて第1ねじ部材15の頭部15cが配置する凹部である座ぐり部11a内に配置されていることにより、第2外装部材6の第2挿入孔11に対する導通部材24の位置合わせが容易にできるばかりか、導通部材24が腕時計ケース1の外部から見えないように隠すことができるので、外観的にもデザイン的に好ましいものを提供することができる。
この場合、導通部材24は、金属製のリングをその厚み方向に折り曲げて第1ねじ部材15の軸方向に弾性変形するように構成されていることにより、第2外装部材6が衝撃を受けて第1ねじ部材15に対しその軸方向に変位し、第2外装部材6が第1ねじ部材15の頭部15cから離れた際に、導通部材24が元の自然な自由形状に戻る弾性復帰するので、導通部材24を第2外装部材6の上面と頭部15cの下面とに確実に弾接させることができ、これにより第2外装部材6が衝撃を受けても、第2外装部材6と締結部材13との導通状態を確実にかつ良好に維持することができる。
すなわち、この導通部材24は、金属製のリングを鈍角な角度でほぼV字形状に折り曲げることにより、厚み方向に弾性変形するように形成されているので、ほぼV字形状に折り曲げたリングの底部を第2外装部材6の上面、つまり第2外装部材6の座ぐり部11aの底部に弾接させることができると共に、ほぼV字形状に折り曲げたリングの上端部を第1ねじ部材15の頭部15cの下面に弾接させることができ、これにより第2外装部材6と第1ねじ部材15とを確実にかつ良好に導通させることができる。
なお、上述した第1実施形態では、導通部材24が、金属製のリングを鈍角な角度でほぼV字形状に折り曲げた構成である場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば金属製のリングの一部を切断して螺旋状に折り曲げて、軸方向に弾性変形するスプリング形状に形成した構成であっても良い。
(第2実施形態)
次に、図6および図7を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計ケース1は、図6および図7に示すように、締結部材13の導通部材30が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態と同じ構成になっている。
すなわち、この導通部材30は、図6および図7に示すように、一部に切欠き部30aが形成された金属製のリングであり、このリングの切欠き部30aに対向する箇所に突起部30bがリングの中心に向けて突出して形成され、この状態でリングの全体が径方向に弾性変形するように構成されている。
この場合、導通部材30は、図6および図7に示すように、その切欠き部30a側に位置する導通部材30の外径が第2外装部材6の上面に設けられた凹部である座ぐり部11aの内径よりも大きく形成され、導通部材30の内径が第2外装部材6の第2挿入孔11の内径よりも少し大きく形成され、この状態で突起部30bの先端が導通部材30の内径の内側に突出するように構成されている。
これにより、導通部材30は、図6および図7に示すように、第2外装部材6の座ぐり部11a内に配置する際に、切欠き部30a側に位置する導通部材30の外周をその導通部材30の中心に向けて径方向に収縮変形させた状態で、第2外装部材6の座ぐり部11a内に配置することにより、導通部材30の外周が第2外装部材6の座ぐり部11aの内周面に弾接して導通するように構成されている。
また、この導通部材30は、図6および図7に示すように、第1ねじ部材15の首部15bが第2外装部材6の第2挿入孔11に挿入された際に、導通部材30の中心に向けて突出した突起部30bの先端部が第1ねじ部材15の首部15bの外周面に弾接することにより、第1ねじ部材15と導通するように構成されている。
このため、この導通部材30は、図6および図7に示すように、第2外装部材6が上方から衝撃を受けて締結部材13の第1ねじ部材15に対して軸方向に変位し、第2外装部材6が第1ねじ部材15の頭部15cから離れても、導通部材30の外周が第2外装部材6の座ぐり部11aの内周面に弾接し、導通部材30の突起部30bが第1ねじ部材15の首部15bの外周に弾接した状態を維持することにより、第2外装部材6と締結部材13との導通状態を維持するように構成されている。
このように、この腕時計ケース1によれば、第1実施形態と同様、第2外装部材6が衝撃を受けて締結部材13に対してその軸方向に変位しても、第2外装部材6と締結部材13との導通状態を維持することができるので、簡単な構造で、耐衝撃性を確保することができると共に、第2外装部材6が衝撃を受けても、締結部材13によって第2外装部材6と裏蓋7とを確実に導通させることができ、これにより腕時計ケース1の表面に位置する第2外装部材6を常に基準電位に保つことができるので、GPSアンテナの受信感度の低下を防ぐことができる。
すなわち、この腕時計ケース1では、締結部材13の導電部材30が、第2外装部材6の上面に設けられた座ぐり部11a内に配置されるほぼリング状に形成され、第1ねじ部材15の径方向に弾性変形するように構成されているので、導通部材30の外周を第2外装部材6の座ぐり部11aの内周面に弾接させることができると共に、導通部材30の内周部を第1ねじ部材15の首部15bの外周に弾接させることができ、これにより第2外装部材6が衝撃を受けても、第2外装部材6と締結部材13との導通状態を維持することができる。
この場合、導通部材30は、一部に切欠き部30aが形成された金属製のリングであり、このリングの切欠き部30aに対向する箇所に突起部30bがリングの中心に向けて突出して形成され、この状態でリングの全体が径方向に弾性変形することにより、導通部材30の外周を第2外装部材6の座ぐり部11aの内周面に弾接させて確実に導通させることができると共に、導通部材30の突起部30bの先端部を第1ねじ部材15の首部15bの外周面に弾接させて確実に導通させることができる。
このため、この導通部材30では、第2外装部材6が上方から衝撃を受けて締結部材13の第1ねじ部材15に対して軸方向に変位し、第2外装部材6が第1ねじ部材15の頭部15cから離れても、導通部材30の外周を第2外装部材6の座ぐり部11aの内周面に弾接させることができると共に、導通部材30の突起部30bを第1ねじ部材15の首部15bの外周に弾接させることができるので、第2外装部材6と締結部材13との導通状態を確実にかつ良好に維持することができる。
なお、上述した第1、第2の実施形態では、導通部材24、30を金属によってほぼリング状に形成した場合について述べたが、この発明は必ずしも導通部材を金属で形成する必要はなく、例えば導電性を有するゴムなどの弾性材料でリング状に形成した構成であっても良い。
また、上述した第1、第2の実施形態およびその変形例では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、この発明は、必ずしも時計に限られる必要はなく、携帯電話機や携帯情報端末機、電子辞書などの電子機器のケースにも広く適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、貫通孔を有する本体ケースと、前記本体ケースの外周に配置され、前記貫通孔に対応する第1挿入孔が設けられた軟質合成樹脂製の第1外装部材と、前記第1外装部材の上部外周に配置され、前記第1挿入孔に対応する第2挿入孔が設けられた金属製の第2外装部材と、前記本体ケースの裏面に配置され、前記貫通孔に対応する取付孔を有する金属製の裏蓋と、前記本体ケースの前記貫通孔、前記第1、第2の外装部材の前記第1、第2の挿入孔、および前記裏蓋の前記取付孔に挿入され、かつ前記第2外装部材に弾接して導通した状態で、前記本体ケースに前記第1、第2の外装部材と前記裏蓋とを締結する導電性を有する締結部材と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケースにおいて、前記締結部材は、前記本体ケースの前記貫通孔に挿入され、かつ内部に雌ねじ部が形成された金属製の筒状部材と、前記第1、第2の外装部材の前記第1、第2の挿入孔を通して前記筒状部材の前記雌ねじ部に螺合する金属製の第1ねじ部材と、前記裏蓋の前記取付孔を通して前記筒状部材の前記雌ねじ部に螺合する金属製の第2ねじ部材と、前記第1ねじ部材と前記第2外装部材との間に配置されてその両方に弾力的に接触する導電性を有する導通部材と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のケースにおいて、前記第1ねじ部材は、前記筒状部材の前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部と、前記第1、第2の外装部材の前記第1、第2の挿入孔に挿入して前記筒状部材の端部に当接する首部と、前記第2外装部材に前記導通部材を弾力的に押し付ける頭部と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のケースにおいて、前記第2外装部材の上面には、前記第1ねじ部材の前記頭部が挿入する凹部が設けられ、前記導通部材は、前記凹部内に配置されていることを特徴とするケースである。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれかに記載のケースにおいて、前記導通部材は、前記第1ねじ部材の軸方向に弾性変形することを特徴とするケースである。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のケースにおいて、前記導通部材は、前記第1ねじ部材の径方向に弾性変形することを特徴とするケースである。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
4 本体ケース
5 第1外装部材
6 第2外装部材
7 裏蓋
9 貫通孔
10 第1挿入孔
11 第2挿入孔
11a 座ぐり部
12 取付孔
13 締結部材
14 ねじパイプ
14a 取付筒部
14b 雌ねじ部
15 第1ねじ部材
15a 雄ねじ部
15b 首部
15c 頭部
16 第2ねじ部材
18 保持突起部
19 回転止め部
21 緩衝部材
24、30 導通部材
30a 切欠き部
30b 突起部

Claims (7)

  1. 貫通孔を有する本体ケースと、
    前記本体ケースの外周に配置され、前記貫通孔に対応する第1挿入孔が設けられた軟質合成樹脂製の第1外装部材と、
    前記第1外装部材の上部外周に配置され、前記第1挿入孔に対応する第2挿入孔が設けられた金属製の第2外装部材と、
    前記本体ケースの裏面に配置され、前記貫通孔に対応する取付孔を有する金属製の裏蓋と、
    前記本体ケースの前記貫通孔、前記第1、第2の外装部材の前記第1、第2の挿入孔、および前記裏蓋の前記取付孔に挿入され、かつ前記第2外装部材に弾接して導通した状態で、前記本体ケースに前記第1、第2の外装部材と前記裏蓋とを締結する導電性を有する締結部材と、
    を備えていることを特徴とするケース。
  2. 請求項1に記載のケースにおいて、前記締結部材は、前記本体ケースの前記貫通孔に挿入され、かつ内部に雌ねじ部が形成された金属製の筒状部材と、前記第1、第2の外装部材の前記第1、第2の挿入孔を通して前記筒状部材の前記雌ねじ部に螺合する金属製の第1ねじ部材と、前記裏蓋の前記取付孔を通して前記筒状部材の前記雌ねじ部に螺合する金属製の第2ねじ部材と、前記第1ねじ部材と前記第2外装部材との間に配置されてその両方に弾力的に接触する導電性を有する導通部材と、を備えていることを特徴とするケース。
  3. 請求項2に記載のケースにおいて、前記第1ねじ部材は、前記筒状部材の前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部と、前記第1、第2の外装部材の前記第1、第2の挿入孔に挿入して前記筒状部材の端部に当接する首部と、前記第2外装部材に前記導通部材を弾力的に押し付ける頭部と、を備えていることを特徴とするケース。
  4. 請求項3に記載のケースにおいて、前記第2外装部材の上面には、前記第1ねじ部材の前記頭部が挿入する凹部が設けられ、前記導通部材は、前記凹部内に配置されていることを特徴とするケース。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載のケースにおいて、前記導通部材は、前記第1ねじ部材の軸方向に弾性変形することを特徴とするケース。
  6. 請求項4に記載のケースにおいて、前記導通部材は、前記第1ねじ部材の径方向に弾性変形することを特徴とするケース。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計。
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