JP2017025588A - 建具 - Google Patents
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Description
しかしながら、脱落防止手段が、網戸の縦框の内周面に沿うように配置されていることから、内倒し窓の左右縦框と網戸の縦框(対向辺)との間隔を脱落防止手段の厚みの分だけ広げる必要があり、縦框の一部に設けられている脱落防止手段のために網戸の縦框全体に亘って内倒し窓との間隔を広げることとなり、好ましいものではなかった。
図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る建具を説明する。
本発明の実施形態に係る建具は、図1、2に示されるように、建物の外周に配置された上枠11,下枠12及び左右の縦枠13,14を四周に組んでなる窓枠1に対して、上框21,下框22及び左右の縦框23,24を四周に組んで内周にガラス等パネルを装着してなる障子2を開閉自在に配置するとともに、窓枠1の屋外側に機能面材である網戸3を取り付けて構成されている。
下枠12は、内周面を形成するとともに屋外側下方に中空の水切り部を有する下枠本体部121と、下枠本体部121の室内側に立ち上がる中空構造の立上壁122とから構成され、立上壁122の屋外側面には障子2を回動自在に支持するヒンジ部材15が取り付けられている。
そして、左、右外壁部132,142の内周端には気密材s13,s14が取り付けられており、その気密材s13,s14の内周側に伸びる舌片s132、s142(s142の図示はない。)が後述する網戸3の縦框側壁部332,342の外周面に当接している。
同下框22は、障子2の下方外周面を形成する部位の内周面にガラス間口が形成されてなる下框本体部221と、下框本体部221の外周面の屋外側端より下方に延下される下框外壁部222と、下框本体部221の外周面の屋内側端より下方に延下されるヒンジ片223とから構成されている。
そして、各框に形成されるガラス間口にガラスが装着されて障子2が形成されるとともに、下框22の屋内側外周面のヒンジ片223を下枠に固定したヒンジ部材15により支持することにより、障子2が窓枠1に対して、内倒し開閉可能に支持されている。
機能面材である網戸3は、図1乃至3に示すように、網戸上框31と網戸下框32と左右の網戸縦框33,34を四周に組んでなる網戸框枠の内周面に網部材35が装着されて構成されている。なお、網戸3は、窓枠1の左右の縦枠13,14との間、及び障子2の左右の縦框23,24との間をできるだけ大きくしないために、横通しにより框組されている。すなわち、左右の網戸縦框33,34の側面からビス頭が突出したり、また、ビス頭を納めるための厚みを確保したりする必要がないように、網戸の上下框31,32の内周面に対して左右の網戸縦框33,34の端面と突き当てて上下框31,42の外周面よりビスにより固定している。
網戸上框31は、中空形状の網戸上框本体部311と、網戸上框本体部311の屋内側から屋内方向に向かって延設される網戸上壁部312とから構成されており、網戸上壁部312の屋内端は上方に屈曲されて係止片313が形成されている。
網戸下框32は、中空形状の網戸下框本体部321から構成され、その屋内側面下端にはタイト材取付部321aが形成されており、弾性材からなる防虫タイト材36が取付けられている。
そして、図2(b)に示すように、左右の網戸縦框本体部331、341の外周面は左右の縦框側壁部332,342の外周面よりも段差Tの分だけやや内周に位置しているとともに、図5(a)に示すように、左右の網戸縦框33,34の下端部において左右の縦框側壁部332,342が所定高さ切欠かれて切欠部332a,342aが形成されている。
網戸3を内倒し窓の窓枠1に固定するために、網戸3の網戸左右縦框33,34の下端部位には下方係止金具51,51が固定されていると共に、網戸3の網戸上框31には上方係止金具52,52が固定されている。
なお、図4に示す下方係止金具51は、屋内側から見て網戸3の網戸左縦框33の下端に取り付けられるものである。
下方係止金具51は、図3、4に示すように、網戸縦框33,34の下端に固定され、切欠部332a,342a位置に配置される本体部511と、本体部511の屋内側端部を外周側に屈曲してなる係止片512と、本体部511の屋外側に連続して形成されネジ孔513aを有する縦固着部513と、縦固着部513の下方部位を内周方向に屈曲して形成されネジ孔514aを有する下固着部514と、本体部511の下面より下方に突出する位置決め片515とから構成されている。
そして、図5に示すように、下方係止金具51の本体部511の形状は、網戸縦框33,34の下端に形成された切欠部332a,342aの形状と略一致しており、下方係止金具51の厚さ、特に、本体部511及び縦固着部513の厚さtは、左右の網戸縦框本体部331、341の外周面と左右の網戸縦框側壁部332,342の外周面との段差Tと略同一に形成されている。
上方係止金具52は、網戸上框31にネジ止めされる本体部521と、本体部521の上端より屋内側に延設される上腕部522と、上腕部522の屋内側端部を上方に屈曲してなる係止片523とから構成されている。上方係止金具52の本体部521には、網戸上框31の網戸上框本体部311にネジ止め固定するための長孔521aが形成されており、上方係止金具52をネジ等の固定手段により網戸上框本体部311に対して上下方向に位置調節自在に固定することができる。
網戸上框31の網戸上壁部312には、上方係止金具52の固定部位の近傍位置に上方係止金具52の係止片523が貫通する貫通孔(図示しない)が形成されており、網戸上框31の網戸上框本体部311に取り付けられた上方係止金具52を長孔521aに沿ってその上端位置に配置することにより、図6(b)に示すように、係止片523が貫通孔より上方に突出するようになっている。
そして、網戸上框31の係止片313と上方係止金具52の係止片523とによって、窓枠1の上枠11の上外壁部112の下端を挟み込むことにより、網戸3の網戸上框31を上枠11に対して係止することができる。
上記の網戸3を内倒し窓の屋外側に取付ける取付け方法について、図7乃至9を示しながら、説明する。
図7に示すように、網戸上框31に上方係止金具52が取付けられ、左右の網戸縦框33,34の下端に下方係止金具51,51がそれぞれ取り付けられた網戸3を、内倒し窓の障子2を開放した状態において、窓枠1と障子2との上方の開口部分より斜め下方に向かって挿入する。
このとき、図2に示すように、網戸3の縦框側壁部332,342の外周面間の寸法は左右の縦枠13,14の左、右外壁部132,142の内径寸法に対して略同じか若干小さく、さらに具体的にいえば、左、右外壁部132,142に配置された気密材s13、s14の舌片s132,s142が網戸3の縦框側壁部332,342の外周面に当接するのに適度な間隔分だけ小さく設定されており、下方係止金具51、51の係止片512,512は左右の縦枠13,14の左、右外壁部132,142の内径寸法よりも大きく設定されているので、網戸3は縦枠13,14の左、右外壁部132,142間をがたつくことなくスムーズに導かれるとともに、網戸3の下端部分が窓枠1の屋外側に抜け落ちることがない。
その後、上方係止金具52,52を上方に移動させ上枠11の上外壁部112を網戸上框31の係止片313と上方係止金具52,52の係止片523とで挟むことにより、網戸3を確実に固定することができる。
11 :上枠
111 :上枠本体
112 :上外壁部
12 :下枠
121 :下枠本体
122 :立上壁
13 :縦枠
131 :(左)縦枠本体
132 :左外壁部
133 :気密片
14 :縦枠
141 :(右)縦枠本体
142 :右外壁部
143 :気密片
15 :ヒンジ部材
2 :障子
21 :上框
211 :上框本体部
212 :上框内壁部
22 :下框
221 :下框本体部
222 :下框外壁部
223 :ヒンジ片
23 :縦框
231 :縦框本体部
232 :左縦框内壁部
233 :押縁部材
24 :縦框
241 :縦框本体部
242 :右縦框内壁部
243 :押縁部材
3 :網戸
31 :網戸上框
311 :網戸上框本体部
312 :網戸上壁部
313 :係止片
32 :網戸下框
321 :網戸下框本体部
321a :タイト材取付部
33 :網戸(左)縦框
331 :網戸縦框本体部
332 :網戸縦框側壁部
332a :切欠部
34 :網戸(右)縦框
341 :網戸縦框本体部
342 :縦框側壁部
342 :網戸縦框側壁部
342a :切欠部
35 :網部材
36 :防虫タイト材
51 :下方係止金具
511 :本体部
512 :係止片
513 :縦固着部
513a :ネジ孔
514 :下固着部
514a :ネジ孔
515 :位置決め片
52 :上方係止金具
521 :本体部
521a :長孔
522 :上腕部
523 :係止片
s13 :気密材
s132 :舌片
s14 :気密材
s142 :舌片
Claims (1)
- 開口部に配置される窓枠と、枠体に対して内倒し開閉可能に支持される障子と、障子の屋外側に配置される機能面材とを備え、
機能面材は、上下左右の框を四周組してなる機能面材本体の下端部に、窓枠に係止するための係止金具を取付けて形成されており、
機能面材本体の左右縦框の外周面と係止金具の外周面が面一である
ことを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
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JP2015145339A JP6510344B2 (ja) | 2015-07-22 | 2015-07-22 | 建具 |
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ID=57946349
Family Applications (1)
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JP2015145339A Active JP6510344B2 (ja) | 2015-07-22 | 2015-07-22 | 建具 |
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JP (1) | JP6510344B2 (ja) |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS5895497U (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-28 | ワイケイケイ株式会社 | 網戸付内倒し窓 |
JP2009228364A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
DE102011010418A1 (de) * | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Arnd Büdenbender | Rahmenverbinder II |
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2015
- 2015-07-22 JP JP2015145339A patent/JP6510344B2/ja active Active
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