JP2017024630A - 水中無人機の回収装置及び回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中無人機の回収作業の作業効率を改善することができる、水中無人機の回収装置及び回収方法を提供する。【解決手段】第一実施形態に係る水中無人機1の回収装置は、水面に浮遊可能なブイ11に索体12で繋がれた水中無人機1を母船に回収する装置であって、ブイ11又は索体12に係止可能なフック2と、フック2に繋がれた回収索3と、フック2及び回収索3を搬送可能な飛翔体4と、を備え、飛翔体4をブイ11が浮遊する場所まで移動させ、ブイ11又は索体12に係止可能な位置でフック2を水面に投入するようにしたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、水中無人機の回収装置及び回収方法に関し、特に、水面に浮遊可能なブイに繋がれた水中無人機の回収に適した水中無人機の回収装置及び回収方法に関する。
近年、海洋、河川、ダム、貯水層等の水中や水底における探査、調査、測量、撮影等を行うために、無人の潜水機や探査機を用いる機会が増加している。これらの無人機は、一般に水中無人機(UUV:Unmanned Underwater Vehicle)と呼ばれており、自立型のAUV(Autonomous Underwater Vehicle)や遠隔操作型のROV(Remotely Operated Vehicle)が知られている。
かかる水中無人機の回収方法には、例えば、水中無人機からブイを水中に解放し、母船に搭乗している作業員が、水中無人機とブイとを連結しているロープにフックを引っ掛けて手元に引き寄せ、船上クレーンにより母船に回収する方法が既に提案されている(特許文献1、図15〜18参照)。
特開2003−291888号公報
特許文献1に記載された回収方法では、フックがブイに届く位置まで母船を接近させる必要があるところ、母船と水中無人機との衝突を避けるために母船をブイから一定の距離(例えば、数十m程度)だけ離しておく必要がある。したがって、人力のみでフックをブイの近傍まで投入することは難しく、現実には、空気銃等の射出装置を使用してフックを投入している。
このとき、水面に浮遊するブイを目印にしてフックを投入することとなるが、ブイに繋がれたロープの位置を正確に把握することは困難であるうえに、射出装置を用いて狙った位置にフックを投入することも難しいことから、フックが空振りしてしまうことも少なくない。フックが空振りした場合には、フックの回収、フックの射出装置へのセッティング、フックの投入の作業を繰り返し行わなければならず、水中無人機の回収作業に時間を要し、作業効率が悪いという問題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みて創案されたものであり、水中無人機の回収作業の作業効率を改善することができる、水中無人機の回収装置及び回収方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、水面に浮遊可能なブイに索体で繋がれた水中無人機を母船に回収する、水中無人機の回収装置において、前記ブイ又は前記索体に係止可能なフックと、該フックに繋がれた回収索と、前記フック及び前記回収索を搬送可能な飛翔体と、を備え、前記飛翔体を前記ブイが浮遊する場所まで移動させ、前記ブイ又は前記索体に係止可能な位置で前記フックを水面に投入するようにした、ことを特徴とする水中無人機の回収装置が提供される。
前記飛翔体は、水面を撮像可能なカメラを備えていてもよい。また、前記飛翔体は、母船から遠隔操作可能に構成されていてもよい。
また、前記母船は、前記回収索の繰り出し及び巻き取りを行うリールを備え、前記飛翔体は、前記リールから前記回収索を繰り出しながら前記フックを搬送するようにしてもよい。
また、前記飛翔体は、前記回収索の繰り出し及び巻き取りを行うリールを備え、前記フックを水面に投下した後、前記回収索を繰り出しながら前記母船に移動するようにしてもよい。
また、本発明によれば、水面に浮遊可能なブイに索体で繋がれた水中無人機を母船に回収する、水中無人機の回収方法において、前記ブイが浮遊する場所までフックを飛翔体により搬送する搬送工程と、前記フックを前記ブイ又は前記索体に係止させる係止工程と、少なくとも前記フックを牽引して前記水中無人機を前記母船に接近させる接近工程と、前記水中無人機を前記母船に回収する回収工程と、を含むことを特徴とする水中無人機の回収方法が提供される。
本発明に係る水中無人機の回収装置及び回収方法によれば、飛翔体を用いて水中無人機に繋がれたブイ又は索体を係止するようにしたことから、ブイ又は索体の係止に失敗した場合であっても飛翔体を旋回させて進路を戻すことにより、何度も容易に再挑戦することができ、水中無人機の回収作業の作業効率を改善することができる。
第一実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図である。 第一実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す平面図である。 第二実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は搬送工程、(b)は係止工程、を示している。 第二実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は接近工程、(b)は回収工程、を示している。 第三実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は搬送工程、(b)は係止工程の一部、を示している。 第三実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は係止工程の一部、(b)は接近工程の一部、を示している。 第三実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は接近工程の一部、(b)は回収工程、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図7(b)を用いて説明する。ここで、図1は、第一実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図である。図2は、第一実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す平面図である。なお、図2において、水中に沈んでいる部分を点線で図示している。
第一実施形態に係る水中無人機1の回収装置は、水面に浮遊可能なブイ11に索体12で繋がれた水中無人機1を母船(図示せず)に回収する装置であって、ブイ11又は索体12に係止可能なフック2と、フック2に繋がれた回収索3と、フック2及び回収索3を搬送可能な飛翔体4と、を備え、飛翔体4をブイ11が浮遊する場所まで移動させ、ブイ11又は索体12に係止可能な位置でフック2を水面に投入するようにしたものである。
水中無人機1は、例えば、無索のUUVであり、自律型のAUVであってもよいし、遠隔操作型のROVであってもよい。かかる水中無人機1は、母船から水中に投入され、探査、調査、測量、撮影等の仕事を行い、最終的に母船に回収される。ブイ11及び索体12は、作業時は水中無人機1内に収容されている。作業終了後、水中無人機1は、所定の水深まで移動してブイ11及び索体12を水中に放出する。ブイ11は、放出された水域における水(例えば、海水)よりも比重が軽く、自然に水面に浮遊するように構成されている。ここでは、円筒形状のブイ11を図示しているが、かかる形状に限定されるものではなく、例えば、球形状であってもよい。索体12の長さは、水中無人機1が留まっている水深よりも長く設定されている。
飛翔体4は、例えば、遠隔操作可能なドローン、ラジオコントローラ式のヘリコプターや飛行機、人が搭乗して操縦可能なヘリコプターや飛行機等、操作又は操縦可能な飛行物体の全てを含む概念である。なお、本実施形態では、説明の便宜上、飛翔体4は遠隔操作可能なドローンであるものとして図示しているが、図示した構成に限定されるものではない。
飛翔体4は、例えば、複数の推進器41と本体部42とを有し、本体部42の下面には、水面を撮像可能なカメラ43が配置されている。このように、飛翔体4にカメラ43を配置することにより、ブイ11の位置を正確に把握することができる。また、図示しないが、飛翔体4は、例えば、母船から遠隔操作可能に構成されている。母船から遠隔操作可能な飛翔体4を採用することにより、飛翔体4の小型化及び軽量化を図ることができ、1回の飛行に要するエネルギー(燃料や電気)の使用量を抑制することもできる。
また、本体部42の下面には、回収索3の一端が接続されており、回収索3の他端にはフック2が接続されている。フック2は、例えば、三叉又は四叉の鉤状の金具であるが、これらの形状に限定されるものではなく、ブイ11又は索体12に係止可能な形状であればよい。また、フック2の先端には、返しが形成されていてもよいし、返しが形成されていなくてもよい。回収索3は、飛翔体4が水面を低空飛行した際にフック2が水中に沈んだ状態を維持できる程度の長さを有している。
上述した飛翔体4は、フック2及び回収索3を吊り下げたまま母船から飛び立ち、ブイ11が浮遊している場所の近くまで移動する。このとき、飛翔体4の操縦者は、カメラ43の映像を確認しながら、飛翔体4を遠隔操作する。そして、ブイ11及び索体12の位置を確認した後、飛翔体4の進路を決定し、旋回させた後、飛翔体4を低空飛行させて、図1及び図2に示したように、フック2を水中に投入する。
そのまま飛翔体4をブイ11及び索体12に向かって前進させることにより、フック2がブイ11及び索体12を通過する際に、ブイ11又は索体12に係止することとなる。フック2の係止に失敗した際には、飛翔体4を上昇させてフック2を空中に引き抜き、再び旋回させて所定の進路に戻るようにすればよい。通常、フック2は索体12に係止し、飛翔体4を前進又は上昇させることによって、フック2が索体12に沿って移動し、最終的にブイ11に係止することとなる。
ブイ11又は索体12にフック2を係止させた後、飛翔体4は母船に帰還するように遠隔操作される。このとき、飛翔体4は、回収索3、フック2、ブイ11及び索体12によって繋がれた水中無人機1を水中に沈められた状態のまま牽引して飛行する。飛翔体4が母船に帰還した後、作業員はブイ11及び索体12を回収し、索体12を人力又は巻き取り装置等によって手繰り寄せる。最終的に、水中無人機1は、例えば、船上クレーンや水面に降ろしたハッチやブリッジから母船上に回収される。
上述した飛翔体4を用いた水中無人機1の回収装置を使用することにより、ブイ11が浮遊する場所までフック2を飛翔体4により搬送する搬送工程と、フック2をブイ11又は索体12に係止させる係止工程と、フック2を介して水中無人機1を牽引して母船に接近させる接近工程と、水中無人機1を母船に回収する回収工程と、を含む水中無人機1の回収方法を容易に実施することができる。
また、上述した本実施形態に係る水中無人機1の回収装置によれば、飛翔体4を用いて水中無人機1に繋がれたブイ11又は索体12を係止するようにしたことから、ブイ11又は索体12の係止に失敗した場合であっても飛翔体4を旋回させて進路を戻すことにより、何度も容易にトライすることができ、水中無人機1の回収作業の作業効率を改善することができる。
次に、第二実施形態に係る水中無人機1の回収装置について、図3(a)〜図4(b)を参照しつつ説明する。ここで、図3は、第二実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は搬送工程、(b)は係止工程、を示している。図4は、第二実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は接近工程、(b)は回収工程、を示している。なお、上述した第一実施形態に係る水中無人機1の回収装置と共通する構成部品については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第二実施形態に係る水中無人機1の回収装置は、母船5が回収索3の繰り出し及び巻き取りを行うリール51を備え、飛翔体4がリール51から回収索3を繰り出しながらフック2を搬送するようにしたものである。
すなわち、第二実施形態に係る水中無人機1の回収装置は、水面に浮遊可能なブイ11に索体12で繋がれた水中無人機1を母船5に回収する装置であって、ブイ11又は索体12に係止可能なフック2と、フック2に繋がれた回収索3と、フック2及び回収索3を搬送可能な飛翔体4と、母船5に配置され回収索3の繰り出し及び巻き取りを行うリール51と、を備え、リール51から回収索3を繰り出しながら飛翔体4をブイ11が浮遊する場所まで移動させ、ブイ11又は索体12に係止可能な位置でフック2を水面に投入するようにしたものである。
母船5は、例えば、図3(a)に示したように、リール51の他に水中無人機1を回収可能な船上クレーン52を有している。また、飛翔体4は、例えば、母船5上からリモートコントローラ53によって作業員(図示せず)により遠隔操作される。飛翔体4は、フック2又は回収索3の一部を把持及び脱離可能な吊下装置44を備えている。吊下装置44は、例えば、スライド可能な閂を有する錠前のような構成やロボットハンドのような構成を有している。
図3(a)は、ブイ11が浮遊する場所までフック2を飛翔体4により搬送する搬送工程を示している。具体的には、吊下装置44にフック2を把持させ、飛翔体4を遠隔操作により母船5から飛び立たせて、フック2をブイ11が浮遊する場所まで搬送する。このとき、回収索3は、飛翔体4の移動に伴ってリール51から繰り出される。
図3(b)は、フック2をブイ11又は索体12に係止させる係止工程を示している。具体的には、作業員は、飛翔体4から転送されるカメラ43の映像によりブイ11の位置を確認し、母船5から飛び立った飛翔体4がブイ11を追い越した位置で吊下装置44のロックを外してフック2を水面に投下する。この状態でリール51により回収索3を巻き取ることにより、フック2を母船5に向かって手繰り寄せることができ、その途中に浮遊しているブイ11及び索体12にフック2を係止することができる。通常、フック2は索体12に係止され、さらに回収索3を巻き取ることによりフック2は索体12に沿って移動し、ブイ11に係止することとなる。
図3(c)は、フック2を介して水中無人機1を牽引して母船5に接近させる接近工程を示している。具体的には、フック2をブイ11に係止させた状態でリール51により回収索3を巻き取ることによって、水中無人機1を母船5に接近させる。
図3(d)は、水中無人機1を母船5に回収する回収工程を示している。具体的には、リール51により回収索3を巻き取り、フック2を母船5上に回収した後、索体12を手繰り寄せることによって母船5の近傍まで移動させ、船上クレーン52により揚収する。このとき、索体12は、作業員が手繰り寄せてもよいし、リール51により巻き取ってもよいし、図示しない別の巻き取り装置に接続して巻き取るようにしてもよい。
また、船上クレーン52に接続するための水中無人機1の玉掛けは、従来と同様にダイバーが水中で作業してもよいし、母船5上から治具等を用いて作業するようにしてもよい。また、図示しないが、ブリッジやハッチを水面に降ろして、巻き取りながらそのまま母船5上に回収するようにしてもよい。
上述した第二実施形態に係る水中無人機1の回収装置によれば、飛翔体4はフック2をブイ11の浮遊する場所まで搬送するだけでよく、水中無人機1を母船5に接近させる作業は母船5上のリール51により処理することができる。したがって、飛翔体4は、水中に沈んでいる水中無人機1を牽引する必要がなく、飛翔体4の小型化・軽量化・省エネ化を図ることができる。
また、飛翔体4からの映像を見ながら遠隔操作することによって、ブイ11の位置を正確に把握することができ、ブイ11又は索体12をより確実に係止することができ、係止作業のやり直しを低減することができる。
なお、フック2を投下した後、ブイ11又は索体12の係止に失敗した場合には、飛翔体4を帰還させるとともにフック2を回収し、フック2を飛翔体4に把持させて、再挑戦するようにしてもよい。また、リール51から回収索3を切り離し、別の回収索3及びフック2をリール51に接続し、新しいフック2を飛翔体4で係止作業の再挑戦を行うようにしてもよい。このとき、切り離した古い回収索3及びフック2は、別途、母船5に回収される。
次に、第三実施形態に係る水中無人機1の回収装置について、図5(a)〜図7(b)を参照しつつ説明する。ここで、図5は、第三実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は搬送工程、(b)は係止工程の一部、を示している。図6は、第三実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は係止工程の一部、(b)は接近工程の一部、を示している。図7は、第三実施形態に係る水中無人機の回収装置を示す側面図であり、(a)は接近工程の一部、(b)は回収工程、を示している。なお、上述した第一実施形態に係る水中無人機1の回収装置と共通する構成部品については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第三実施形態に係る水中無人機1の回収装置は、飛翔体4が回収索3の繰り出し及び巻き取りを行うリール45を備え、フック2を水面に投下した後、回収索3を繰り出しながら母船5に移動するようにしたものである。
すなわち、第三実施形態に係る水中無人機1の回収装置は、水面に浮遊可能なブイ11に索体12で繋がれた水中無人機1を母船5に回収する装置であって、ブイ11又は索体12に係止可能なフック2と、フック2に繋がれた回収索3と、フック2及び回収索3を搬送可能な飛翔体4と、飛翔体4に配置され回収索3の繰り出し及び巻き取りを行うリール45と、を備え、飛翔体4をブイ11が浮遊する場所まで移動させ、ブイ11又は索体12に係止可能な位置でフック2を水面に投下した後、回収索3を繰り出しながら飛翔体4を母船5に移動するようにしたものである。
飛翔体4は、例えば、図5(a)に示したように、回収索3を繰り出し及び巻き取り可能なリール45を本体部42の下面に備えている。リール45は、母船5上の作業員(図示せず)によって操作されるリモートコントローラ53によって操作可能に構成されており、回収索3の繰り出し及び巻き取りはリモートコントローラ53によって遠隔操作される。なお、図示しないが、飛翔体4は、着地した際にリール45が地面又は床面に接触しないように飛翔体4を保持する脚部を有していてもよい。
図5(a)は、ブイ11が浮遊する場所までフック2を飛翔体4により搬送する搬送工程を示している。具体的には、リール45を有する飛翔体4を遠隔操作により母船5から飛び立たせて、フック2をブイ11が浮遊する場所まで搬送する。このとき、回収索3は、図示したように、巻き取った状態に保持される。
図5(b)は、フック2をブイ11又は索体12に係止させる係止工程の一部(前半)を示している。具体的には、作業員は、飛翔体4から転送されるカメラ43の映像によりブイ11の位置を確認し、母船5から飛び立った飛翔体4がブイ11を追い越した位置でリール45を操作して回収索3を繰り出し、フック2を水面に投下する。
図6(a)は、フック2をブイ11又は索体12に係止させる係止工程の一部(後半)を示している。具体的には、図5(b)に示したように、水中にフック2が沈んだ後、飛翔体4を母船5に帰還させるように遠隔操作することにより、フック2はブイ11及び索体12を横切ることとなり、ブイ11又は索体12に係止する。通常、フック2は索体12に係止され、さらに飛翔体4を移動させることによりフック2は索体12に沿って移動し、ブイ11に係止することとなる。
図6(b)は、フック2を介して水中無人機1を牽引して母船5に接近させる接近工程の一部(前半)を示し、図7(a)は、同じ接近工程の一部(後半)を示している。具体的には、図6(b)に示したように、リール45により回収索3を繰り出しながら飛翔体4を母船5に帰還させた後、図7(a)に示したように、回収索3を母船5上で巻き取ることによって水中無人機1を母船5に接近させる。回収索3の巻き取りは、リール45をそのまま使用してもよいし、母船5上に配置された別のリール(例えば、図3(a)に示したリール51等)を使用してもよい。
図7(b)は、水中無人機1を母船5に回収する回収工程を示している。具体的には、フック2を母船5上に回収した後、索体12を手繰り寄せることによって母船5の近傍まで移動させ、船上クレーン52により揚収する。このとき、索体12は、作業員が手繰り寄せてもよいし、リール45により巻き取ってもよいし、図示しない別の巻き取り装置に接続して巻き取るようにしてもよい。
また、船上クレーン52に接続するための水中無人機1の玉掛けは、従来と同様にダイバーが水中で作業してもよいし、母船5上から治具等を用いて作業するようにしてもよい。また、図示しないが、ブリッジやハッチを水面に降ろして、巻き取りながらそのまま母船5上に回収するようにしてもよい。
上述した第三実施形態に係る水中無人機1の回収装置によれば、飛翔体4は、フック2及び回収索3を備えたリール45をブイ11の浮遊する場所まで搬送するだけでよく、水中無人機1を母船5に接近させる作業は母船5上から処理することができる。したがって、飛翔体4は、水中に沈んでいる水中無人機1を牽引する必要がなく、飛翔体4の小型化・軽量化・省エネ化を図ることができる。
また、飛翔体4からの映像を見ながら遠隔操作することによって、ブイ11の位置を正確に把握することができ、ブイ11又は索体12をより確実に係止することができ、係止作業のやり直しを低減することができる。なお、フック2を投下した後、ブイ11又は索体12の係止に失敗した場合には、リール45により回収索3を巻き取り、飛翔体4を旋回させてフック2の係止作業に再挑戦するようにすればよい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 水中無人機
2 フック
3 回収索
4 飛翔体
5 母船
11 ブイ
12 索体
41 推進器
42 本体部
43 カメラ
44 吊下装置
45 リール
51 リール
52 船上クレーン
53 リモートコントローラ


Claims (6)

  1. 水面に浮遊可能なブイに索体で繋がれた水中無人機を母船に回収する、水中無人機の回収装置において、
    前記ブイ又は前記索体に係止可能なフックと、
    該フックに繋がれた回収索と、
    前記フック及び前記回収索を搬送可能な飛翔体と、を備え、
    前記飛翔体を前記ブイが浮遊する場所まで移動させ、前記ブイ又は前記索体に係止可能な位置で前記フックを水面に投入するようにした、
    ことを特徴とする水中無人機の回収装置。
  2. 前記飛翔体は、水面を撮像可能なカメラを備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の回収装置。
  3. 前記飛翔体は、母船から遠隔操作可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の回収装置。
  4. 前記母船は、前記回収索の繰り出し及び巻き取りを行うリールを備え、前記飛翔体は、前記リールから前記回収索を繰り出しながら前記フックを搬送する、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の回収装置。
  5. 前記飛翔体は、前記回収索の繰り出し及び巻き取りを行うリールを備え、前記フックを水面に投下した後、前記回収索を繰り出しながら前記母船に移動する、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の回収装置。
  6. 水面に浮遊可能なブイに索体で繋がれた水中無人機を母船に回収する、水中無人機の回収方法において、
    前記ブイが浮遊する場所までフックを飛翔体により搬送する搬送工程と、
    前記フックを前記ブイ又は前記索体に係止させる係止工程と、
    少なくとも前記フックを牽引して前記水中無人機を前記母船に接近させる接近工程と、
    前記水中無人機を前記母船に回収する回収工程と、
    を含むことを特徴とする水中無人機の回収方法。

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