JP2017024106A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が開口部を通過する際に作業者の頭上へ切削液が落下することを防止することができる工作機械を提供する。
【解決手段】
工作機械1は、ワーク加工時に切削液が吐出される加工室の前面カバー2aに方形状の開口部3が形成され、開口部3を開閉するドア4が左右方向にスライド自在に設けられ、加工室内に開口部3の上縁に沿って左右方向にのびるダクト5が設けられており、ダクト5の底壁53下面に、付着した切削液の滴下位置が開口部3から遠ざかるように後方に向かって斜め下方にのびる傾斜面71を有するバッフル7が設けられている。
【選択図】図3

Description

この発明は、工具でワークを加工する際に切削液を吐出する工作機械に関するものである。
この明細書および特許請求の範囲において、図1の左右を左右というものとし、紙面手前側を前、奥側を後というものとする。
従来の工作機械として、ワーク加工時に切削液が吐出される加工室の前面カバーに方形状の開口部が形成され、開口部を開閉するドアが左右方向にスライド自在に設けられ、加工室内に開口部の上縁に沿って左右方向にのびるダクトが設けられているものが知られている。(下記の特許文献1参照)
このような工作機械において、カバーはワーク加工時に切削液や切粉が加工室の外へ飛散することを防止しており、カバーの前面に設けられた開口部により作業者が加工室内に侵入することが可能となっている。工作機械には、作業者の刃物台への寄り付きをよくするために、切削液や切粉を受ける受け皿を備えた水受け具が開閉ドアの下部に設けられて作業者の足場を確保する対策が施されている。
特開平10−34491号公報
上記のような工作機械は、作業者がドアを開放して開口部を通過する際、ダクトに付着した切削液が垂れ落ちて作業者の頭上に落ちることがあった。
この発明の目的は、作業者が開口部を通過する際に作業者の頭上へ切削液が落下することを防止することができる工作機械を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明による工作機械は、ワーク加工時に切削液が吐出される加工室の前面カバーに方形状の開口部が形成され、開口部を開閉するドアが左右方向にスライド自在に設けられ、加工室内に開口部の上縁に沿って左右方向にのびるダクトが設けられている工作機械であって、ダクトの底壁下面に、付着した切削液の滴下位置が開口部から遠ざかるように後方に向かって斜め下方にのびる傾斜面を有するバッフルが設けられているものである。
この工作機械によれば、バッフルの傾斜面に付着した切削液は傾斜面をつたって後方へ流れていき傾斜面の後縁に到達すると垂れ落ちるので、作業者が開口部を通過する際、作業者の後方に切削液が落下する。そのため、作業者の頭上へ切削液が落下することを防止することができる。
この発明において、ドアの内側面に、ドアの開方向へのスライドに伴ってバッフルの傾斜面に付着した切削液を拭き取るワイパと、ワイパによって拭き取られた切削液をワイパの下方で受けてドアの内側面に向かって流下させる樋部材とが設けられていることが好ましい。
このようにすると、バッフルの傾斜面に付着した切削液が傾斜面の後縁まで流れず、傾斜面の前後方向中央から落下するような場合でも、ドアの開方向へのスライドに伴ってワイパが傾斜面に付着した切削液を拭き取るので、作業者が開口部を通過する際、作業者の頭上へ切削液が落下することを防止することができる。
この発明において、バッフルの傾斜面の後縁から垂直下方にのびる仮想垂直面が、開口部と交差しないようになっていることが好ましい。
このようにすると、バッフルの傾斜面の後縁から垂れ落ちた切削液が開口部を通じてカバーの外に落ちることを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る工作機械のドアの一部を切り欠いた正面図である。 図1のII−II線に沿った側面図である。 本発明に係る工作機械の要部を示す斜視図である。 図2の部分拡大図である。 図4のV−V線に沿った平面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。
図1から図3に示すように、工作機械1は、ワーク加工時に切削液が吐出される加工室を覆う金属製カバー2と、前面カバー2aに形成された開口部3を開閉するために左右方向にスライド自在に設けられたドア4と、加工室内に開口部3の上縁に沿って左右方向にのびるダクト5とを備えている。
加工室内には、刃物が取り付けられたタレット刃物台(図示略)および主軸台6が装備されている。
ドア4は、透明な部材で形成された窓41aを上部に備えた垂直壁41と垂直壁41の下端から加工室内側に向かって所定の角度で傾斜した傾斜壁42とにより側面視略L字状に形成され、閉鎖状態から左方向にスライドされることによって開口部3を開放することができ、開放状態から右方向にスライドされることによって開口部3を閉鎖することができるようになっている。ドア4の開閉機構は、公知のものであるため詳細な説明は省略する。
ダクト5は、左右方向に所定の長さで形成された前側壁51および後側壁52と、前側壁51と後側壁52とを接続し前面カバー2aの開口部3の左右幅よりも長くのびた底壁53とを有している。ダクト5の凹部には、ドア4の開閉機構(図示略)が取り付けられている。
ダクト5の底壁53の下面左右方向中央に、切削液の滴下位置が開口部3から遠ざかるように後方に向かって斜め下方にのびる傾斜面71を有するバッフル7が設けられている。
バッフル7は、前面カバー2aに形成された開口部3の左右幅と同じ幅でかつダクト5の前後方向の長さとほぼ同じ長さで形成されている。なお、バッフル7の左右幅は、前面カバー2aに形成された開口部3の左右幅よりも長く形成されてもよい。
バッフル7の傾斜面71の後縁7aから垂直下方にのびる仮想垂直面8が、前面カバー2aに設けられた開口部3と交差しないようになっている。すなわち、仮想垂直面8は、ドア4の傾斜壁42の後縁よりも後方に位置している。
ドア4の内側面の上部に、接続部材9が取り付けられており、接続部材9の上部と重なるように、弾性体製帯板状ワイパ10が設けられている。
ワイパ10の一部は、バッフル7の傾斜面71に沿うように傾斜して接続部材9に接続されている。
ワイパ10と接続部材9との接続は、接続部材9の上部から上方向にワイパ10の上部がはみ出るように設置し、図示は省略したがワイパ10下部と接続部材9上部とにボルト挿通孔を設けて両挿通孔が重ね合わせられるとともにワイパ10がバッフル7の傾斜面71に接した状態で、両挿通孔にボルトを挿通させナットを締結することによりなされている。
ワイパ10が接続部材9と接続されるとともにワイパ10がバッフル7の傾斜面71に接することにより、ワイパ10はドア4の開方向へのスライドに伴ってバッフル7の傾斜面71に付着した切削液を拭き取ることが可能となる。
図3および図4に示すように、ドア4の内側面に、前後方向に延びた右側壁111および左側壁112と、右側壁111と左側壁112とを接続する底壁113と、後方の開放を閉じる後側壁114とにより構成された凹部を有する樋部材11が設けられている。右側壁111および左側壁112の一部は、ワイパ10を伝って落ちてくる切削液を受けやすくするために、上方向に長く延びて形成されている。
樋部材11は、右側壁111の上部が接続部材9の下部と重なって設けられている。
樋部材11と接続部材9との接続は、右側壁111の上部から上方向に接続部材9がはみ出るように設置し、図示は省略したが右側壁111上部と接続部材9下部とにボルト挿通孔を設けて両挿通孔が重ね合わされ、両挿通孔にボルトを挿通させナットを締結することによりなされている。
樋部材11に凹部が形成されているので、ワイパ10から滴下する切削液が樋部材11の凹部内に受けられる。樋部材11の左右幅は、ワイパ10から滴下する切削液を受けやすくするために接続部材9とワイパ10とを重ね合わせた左右幅よりも大きく形成されている。
樋部材11は、ワイパ10により払拭された切削液がドア4の内側面に沿って流れ落ちるように、前方に向かって斜め下向きに傾斜して接続部材9に接続されている。
凹部に受けられた切削液がドア4の内側面を伝うように、底壁113の前端とドア4の内側面との間に、間隙12が形成されている。
上記のように構成された工作機械1によると、バッフル7に付着した切削液は開口部3から遠ざかる方向(後方向)に流れるので、作業者がドア4を開方向へスライドさせて前面カバー2aに設けられた開口部3から侵入しようとする際、作業者の頭上に切削液が落下することを防止することができる。さらに、バッフル7の傾斜面71に付着した切削液が傾斜面71の後縁7aまで到達せずに傾斜面71の前後方向中央で落下するような場合でも、ワイパ10が傾斜面71に付着した切削液を拭き取るので、作業者が開口部3を通過する際、作業者の頭上へ切削液が落下することを防止することができる。
樋部材11に受けられた切削液は、ドア4の内側面に向かって流下した後、間隙12を通過してドア4の内側面をつたって下方に流れ落ちる。ドア4の内側面をつたって流れた切削液は、タンク(図示略)に回収されるようにしてもよい。
1 工作機械
2 金属製カバー
2a 前面カバー
3 開口部
4 ドア
5 ダクト
53 底壁
7 バッフル
71 傾斜面

Claims (3)

  1. ワーク加工時に切削液が吐出される加工室の前面カバーに方形状の開口部が形成され、開口部を開閉するドアが左右方向にスライド自在に設けられ、加工室内に開口部の上縁に沿って左右方向にのびるダクトが設けられている工作機械であって、
    ダクトの底壁下面に、付着した切削液の滴下位置が開口部から遠ざかるように後方に向かって斜め下方にのびる傾斜面を有するバッフルが設けられている、工作機械。
  2. ドアの内側面に、ドアの開方向へのスライドに伴ってバッフルの傾斜面に付着した切削液を拭き取るワイパと、ワイパによって拭き取られた切削液をワイパの下方で受けてドアの内側面に向かって流下させる樋部材とが設けられている、請求項1記載の工作機械。
  3. バッフルの傾斜面の後縁から垂直下方にのびる仮想垂直面が、開口部と交差しないようになっている、請求項1または2記載の工作機械。
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