JP2017023213A - 線状体の挿入駆動装置およびそれを備える医療機器、医療操作訓練装置 - Google Patents

線状体の挿入駆動装置およびそれを備える医療機器、医療操作訓練装置 Download PDF

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Abstract

【課題】設計自由度が高く、かつ線状体の挿入駆動力が向上した挿入駆動装置を提供する。
【解決手段】挿入駆動装置は、デリバリーワイヤ104を挟持する一対の駆動ローラ5,6と、一対の駆動ローラ5,6の各々を回転させる少なくとも1つのモータを含む駆動部7と、駆動部7の回転力を駆動ローラ5,6に伝達する伝達機構50と、筐体本体と、蓋10とを含む。駆動ローラ5の回転軸と、駆動ローラ6の回転軸とは互いに平行である。駆動ローラ6は、蓋10と共に蝶番11の軸の回りに回動可能である。蝶番11の軸は、駆動ローラ5の回転軸と平行であって駆動ローラ5の回転軸および駆動ローラ6の回転軸とは異なる軸である。
【選択図】図7

Description

この発明は、線状体の挿入駆動装置に関し、より特定的には、体内に挿入されるガイドワイヤやカテーテル等の可撓性の線状体の挿入駆動装置およびそれが組み込まれた医療機器、医療操作訓練装置に関する。
体内挿入式の医療器具として、血管や尿管等の管に挿入するガイドワイヤやカテーテル等の線状体が知られている。また、動脈瘤を塞栓するために、先端に塞栓用のコイルがついたワイヤが知られている。術者は、これらの細いワイヤ形状のものを人体の管に挿入し、人体外部から操作して目的部位まで誘導する。体内にある管は、直線ではなく、屈曲していたり、分岐していたりするので、外部からの誘導操作に熟練が必要である。特に操作の際にこれらのワイヤによって過度の荷重が人体の管に作用すると、管を損傷する恐れがある。
特開平10−263089号公報(特許文献1)には、人体の管の損傷を防止する装置として、ガイドワイヤの先端に圧力センサをつけた障害物感知機能付きカテーテルが開示されている。また、特開2008−064508号公報(特許文献2)には、損傷を防止する別の方式として、線状体の湾曲度合いを検出するセンサを用いた線状体の圧縮力計測装置が開示されている。また、圧縮力だけでなく、引張力も検出することができる計測装置が、再公表特許WO2011/033985号公報(特許文献3)に開示されている。
医療用線状体は、カテーテルを使用した治療に使用されている。このような治療に使用される医療器具の一例として、たとえば、くも膜下出血の原因である脳動脈瘤のコイル塞栓術治療に用いられる医療器具が挙げられる。コイル塞栓用の白金コイルは、デリバリーワイヤの先頭に接続される。デリバリーワイヤと子カテーテルは、Yコネクタに挿入される。カテーテルは中空であり、デリバリーワイヤは子カテーテルの中空部に挿入される。Yコネクタの入り口付近において、二人の術者それぞれがデリバリーワイヤと子カテーテルを操作する。
コイル塞栓術は、一般に次の手順で行われる。(1)大腿部の動脈に2本のカテーテル(親カテーテルと子カテーテル)とガイドワイヤを挿入する。親カテーテルの中に子カテーテルを入れ、ガイドワイヤは子カテーテルの中に挿入されており、子カテーテルの先端はガイドワイヤに誘導されて脳動脈瘤の中におかれる。(2)ガイドワイヤを子カテーテルから引き抜き、先端に白金コイル(以下、コイルという)のついたデリバリーワイヤをガイドワイヤに代って子カテーテルの中に挿入する。(3)コイルを脳動脈瘤内に留置した後、デリバリーワイヤに電極を接続し、人体に予め穿刺した針にも電極を接続して、その後、これら電極を介してデリバリーワイヤと人体の間に電流を流す。コイルとデリバリーワイヤは電気分解する材料で接続されているので、通電によってコイルとデリバリーワイヤは分離され、その結果、コイルが脳動脈瘤内に留置される。その後、(4)デリバリーワイヤを子カテーテルから引き抜き、別のコイルのついたデリバリーワイヤを子カテーテルの中に挿入する。(5)コイルが脳動脈瘤内に密に充填されるまで(3)から(4)を繰り返す。
カテーテル治療は熟練が必要であり、カテーテルやデリバリーワイヤの操作には微妙なコントロールが必要である。カテーテル治療におけるカテーテルならびにデリバリーワイヤの操作性を改善するため提案された装置として、特開2000−42116号公報(特許文献4)および特許3877921号公報(特許文献5)には、マスタースレーブ装置が提案されている。
しかしながら、マスタースレーブ装置を使用する場合には、手作業でデリバリーワイヤやカテーテルなどの線状体を操作する場合とは要求される操作が異なる。そのため、新たな訓練が必要となる。また、マスタースレーブ装置を用いた場合、患者の拍動や血管などにおける細かな変化を感じとることが難しい。したがって、手作業で線状体を操作する方が好ましい。
そこで、特許5403785号公報(特許文献6)に開示されている、医療用線状体を体内の管へ挿入する挿入装置であって、一人の術者が操作することができる挿入装置が提案された。
特開平10−263089号公報 特開2008−064508号公報 再公表特許WO2011/033985号公報 特開2000−42116号公報 特許3877921号公報 特許5403785号公報
特許5403785号公報(特許文献6)に記載された線状体の挿入駆動装置501について、図16〜図19を用いて説明する。図16は、挿入駆動装置501の線状体に平行な断面を示す断面図である。図17は、挿入駆動装置501の線状体に直交する断面を示す断面図である。図18は、図16のXVIII−XVIII断面における断面図である。図19は、挿入駆動装置501の蓋が開けられた状態を線状体に直交する方向から見た図である。
図16〜図19を参照して、デリバリーワイヤ104は、モータ503に取り付けた送り用のローラ505と、デリバリーワイヤ104に圧力を加える抑え用のローラ506によって挟まれ、ローラ505によって駆動される。ローラ506は固定部507によって回転可能に支持される。固定部507は、蓋510との間に弾性体508を介して支持されている。蓋510には開閉を操作するレバー512があり、レバー512の突起部513と駆動装置の筐体本体502の突起部514とが弾性体508の圧力で嵌合して蓋510を閉めることができる。操作者は、レバー512を弾性変形させて、この嵌合を解除し、蓋510を開けることができる。Yコネクタ31は、デリバリーワイヤ104の駆動装置の筐体本体502と蓋510に取り付けたゴムなどの弾性体515によって挟み込まれ、ケースに取り付けられる。蝶番511で蓋510を開放できる形状になっており、蓋510を閉めることで、デリバリーワイヤ104とYコネクタ31を一体でセットすることができ、蓋510を開けることで、デリバリーワイヤ104とYコネクタ31を一体のまま取り外すことができる。
挿入駆動装置501は、カテーテルとデリバリーワイヤ104の操作を一人の術者で実現できる安価な駆動装置であるが、デリバリーワイヤ104を駆動するローラ505が1つだけでは、所定の挿入力が得られないことがある。デリバリーワイヤ104を駆動するローラ505の回転は減速機509を介したモータ503によって行なわれる。デリバリーワイヤ104の駆動速度は数mm/sであるため、ローラ505の回転速度は大変遅い。例えば、デリバリーワイヤ104の駆動速度を1mm/s、ローラ505の半径を10mmとすれば、ローラ505の回転数は1rpm程度である。そのため、比較的大きな減速比でモータ503を回転させることになり、モータ503から見た駆動力としては、デリバリーワイヤ104の挿入力は無視できるほど小さい。
したがって、所定の挿入力が得られない理由は、モータ503のトルク不足ではなく、ローラ505とデリバリーワイヤ104間に働く摩擦力が所定の挿入力よりも小さくなってしまっているからである。よって、所定の挿入力を得るためには、ローラ505とデリバリーワイヤ104間の摩擦力を上げる必要がある。
2物体間の摩擦力を上げる要因としては、摩擦係数の高い材料・面性状にすることと、接触面の垂直抗力を上げることが挙げられる。摩擦係数は材料と面性状によって決まってしまい、医療用材料の中で選定することを考慮すると粘着性のあるものが使用できないため、あまり高くすることができない。また、接触面の垂直抗力については、あまり大きくしすぎてしまうとデリバリーワイヤ104やローラ505表面の摩耗・損傷が発生してしまう。
他には、デリバリーワイヤ104を挟持する2つのローラ505,506それぞれにモータを取り付けることで、駆動ローラを2つとし、挿入力を上げる方法がある。しかし、蓋510側のローラ506を駆動するモータを蓋510に取り付けると、電流を流すための配線が蓋510の開閉時に少なからず動くため、煩わしく、蓋側のモータは、蓋510に取り付けた弾性体508とローラ506とを介して蓋510に支持されることとなり、蓋510にしっかりと固定されていないために蓋開閉時にローラ支持部を破損させてしまう可能性がある。また、図17、図18に示すようにローラ505の回転軸とモータ503の出力軸が同軸であり、蓋側にも同様にモータを取り付けるとすると、モータの配置位置の設計自由度が低い。
この発明の目的は、設計自由度が高く、かつ線状体の挿入駆動力が向上した挿入駆動装置を提供することである。
この発明は、要約すると、操作者の指令により線状体を所定の速度で挿入あるいは後退させる線状体の挿入駆動装置であって、線状体を挟持する一対の駆動ローラと、一対の駆動ローラの各々を回転させる少なくとも1つのモータを含む駆動部と、駆動部の回転力を駆動ローラに伝達する伝達機構とを備える。一対の駆動ローラのうちの第1駆動ローラの回転軸と、一対の駆動ローラのうちの第2駆動ローラの回転軸とは互いに平行である。第2駆動ローラは、第1駆動ローラの回転軸と平行であって、かつ第1駆動ローラの回転軸および第2駆動ローラの回転軸とは異なる第1軸の回りに回動可能である。
好ましくは、第2駆動ローラを駆動させるモータは、出力軸が第1軸に一致するように配置される。
好ましくは、伝達機構は、第2駆動ローラを駆動させるモータと第2駆動ローラと間に複数の回転軸を介在させて回転を伝達する伝達部を含み、伝達部の複数の回転軸の1つと第1軸とが一致する。
好ましくは、挿入駆動装置は、第1駆動ローラの回転軸を支持する筐体本体と、第2駆動ローラの回転軸を支持する蓋とをさらに備える。蓋は、第1軸を中心に回動可能に筐体本体に取り付けられている。
より好ましくは、第1駆動ローラの直径と第2駆動ローラの直径は等しい。蓋が閉じた状態において、第1軸と第1駆動ローラの回転軸と間の距離と、第1軸と第2駆動ローラの回転軸と間の距離は等しい。
より好ましくは、挿入駆動装置は、蓋に固定され、第2駆動ローラを支持する回転軸に線状体を押圧する付勢力を与える弾性部材をさらに備える。
好ましくは、伝達機構は、モータの回転を第1駆動ローラに伝達するためのベルト、チェーン、歯車機構のいずれか1つを含む。
より好ましくは、駆動部は、モータとは異なる他のモータをさらに含み、伝達機構は、他のモータの回転を第2駆動ローラに伝達するためのベルト、チェーン、歯車機構のいずれか1つをさらに含む。
この発明は、他の局面では、上記いずれかの線状体の挿入駆動装置が組み込まれた医療機器である。
好ましくは、医療機器は、線状体の長手軸方向への作用力である挿入力および引抜力を計測する計測部と、計測部によって計測された作用力を報知する報知部とをさらに備える。
この発明は、さらに他の局面では、上記いずれかの医療機器が組み込まれた、人体を模擬する医療操作訓練装置である。
本発明では、デリバリーワイヤを挟持する2つのローラそれぞれに対して、伝達機構を介して、1つ以上のモータで回転力を与えて駆動ローラを2つとする。これにより、駆動ローラの材質と垂直抗力は従来のままで、駆動ローラが1つの場合と比較してデリバリーワイヤを挿入する駆動力を大きくすることができる。好ましくは、一方のローラが支持される駆動部本体と他方のローラが支持される蓋とを接続する蝶番の軸を伝達機構のいずれかの回転軸と一致させる。これにより、モータ出力軸の位置の設計自由度が上がり、容易に蓋を開けることができ、2つの駆動ローラと蝶番の軸の距離が常に一定となり、蓋を閉める際にも伝達機構部の位置決めを省略できるため、組立が容易となり組立時間が短縮できる。
本発明の実施の形態に係る挿入駆動装置1が適用された医療機器である挿入装置100の概略構成を示した図である。 挿入装置100の詳細構成を示した図である。 挿入駆動装置1のモータから駆動ローラへの動力伝達機構の構成を模式的に示した斜視図である。 挿入駆動装置1の上面図である。 図4のV−V断面における断面図である。 図5のVI−VI断面における断面図である。 図6の断面図において蓋が開いた状態を示した図である。 伝達機構の主要部について、図6の蓋が閉じた状態に図7の蓋が開いた状態を重ねて示した図である。 図3に示した例において、伝達部にベルトの代わりに歯車を用いた例である。 実施の形態3の挿入駆動装置の動力伝達機構の構成を模式的に示した斜視図である。 実施の形態3の挿入駆動装置のデリバリーワイヤに直交する断面における断面図であり、図5に相当する断面図である。 実施の形態3の挿入駆動装置のデリバリーワイヤに平行なする断面における断面図であり、図6に相当する断面図である。 チェーンを使用した伝達機構50Aの例を示した概略図である。 歯車のみを使用した伝達機構50Bの例を示した概略図である。 訓練用シミュレータに挿入装置を組み込んだ訓練装置の例を示した図である。 挿入駆動装置501の線状体に平行な断面を示す断面図である。 挿入駆動装置501の線状体に直交する断面を示す断面図である。 図16のXVIII−XVIII断面における断面図である。 挿入駆動装置501の蓋が開けられた状態を線状体に直交する方向から見た図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
カテーテルを使用した治療などの、低侵襲の外科手術の一例として、コイル塞栓術治療が挙げられる。コイル塞栓術治療とは、脳動脈瘤内にコイルを留置して塞栓させ、くも膜下出血の原因である脳動脈瘤の破裂を防止する治療である。
図1、図2を参照して、コイル塞栓術治療に用いられるデリバリーワイヤ104を体内の血管132へ挿入する挿入装置100について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る挿入駆動装置1が適用された医療機器である挿入装置100の概略構成を示した図である。図2は、挿入装置100の詳細構成を示した図である。
図1、図2を参照して、挿入装置100は、挿入駆動装置1と、Yコネクタ31,111と、センサ制御装置90と、スピーカ92と、表示器93と、挿入駆動装置1を制御するための制御回路40、フットスイッチ41、46および速度制御部43、48とを含む。
本実施の形態における医療用線状体であるデリバリーワイヤ104は、Yコネクタ31に挿入されている。デリバリーワイヤ104の先頭には、脳動脈瘤133をコイル塞栓させるための、白金製のコイル101が接続されている。デリバリーワイヤ104は、第一の入力ポート32からYコネクタ31に挿入され、Yコネクタ31を貫通して、出力ポート34に接続された子カテーテル102の中へ挿入されている。
挿入装置100において、脳動脈瘤133をコイル塞栓させるための白金製のコイル101は、デリバリーワイヤ104の先頭に接続されている。デリバリーワイヤ104が内部に挿通されるカテーテルは、親カテーテル103を外管とし、子カテーテル102を内管とする、二重管カテーテルである。子カテーテル102は中空であり、デリバリーワイヤ104は子カテーテル102の中空部に挿入される。デリバリーワイヤ104はYコネクタ31に挿入され、子カテーテル102はYコネクタ111に挿入されている。
Yコネクタ111およびYコネクタ31の各々には3つの接続ポートがある。1つはカテーテルの接続ポート、他の1つはカテーテルやデリバリーワイヤなどの線状体を挿入するポート、他の1つは生理食塩水や薬剤の入力ポート112、入力ポート33である。
親カテーテル103は、人体131の血管132内に挿入されており、先端が頸動脈の近傍部まで達している。子カテーテル102は、親カテーテル103の内部に挿入されており、親カテーテル103の先端から脳動脈瘤133の内部へ進められる。脳動脈瘤133の内部に到達した子カテーテル102からコイル101が押し出され、細くやわらかいコイル101が脳動脈瘤133に詰められる。これにより、脳動脈瘤133の破裂を防止する。
挿入装置100は、デリバリーワイヤ104を長手軸方向へ移動させる挿入駆動装置1を備える。挿入駆動装置1は、2つの駆動ローラ5,6を備える。デリバリーワイヤ104は、駆動ローラ5の回転面と駆動ローラ6の回転面とによって挟持されるとともに、駆動ローラ5,6の回転を受けて長手軸方向に移動する。挿入駆動装置1によるデリバリーワイヤ104の長手軸方向の移動は、制御回路40によって制御される。
フットスイッチ41、46は、配線42,47によってそれぞれ制御回路40に接続され、速度制御部43,48は、配線44,49によってそれぞれ制御回路40に接続される。
速度制御部43,48の各々には、挿入駆動装置1がデリバリーワイヤ104を移動させる移動速度を調整可能なボリュームスイッチが取り付けられている。
速度制御部43,48に設けられたボリュームスイッチの操作により、デリバリーワイヤ104の挿入速度または引抜速度を増減させることができる。コイル塞栓術治療を一人で行なっている術者は、子カテーテル102をYコネクタ111の内部へ入れるとき左手でYコネクタ111を把持している。この術者がデリバリーワイヤ104の挿入速度を増減させたいときは、右手で速度制御部43のボリュームスイッチを操作する。また、術者がデリバリーワイヤ104の引抜速度を増減させたいときは、右手で速度制御部48のボリュームスイッチを操作する。これにより、デリバリーワイヤ104の長手軸方向への移動速度を制御することができる。
Yコネクタ31の内部には、挿入力センサ60が組み込まれている。挿入力センサ60は、デリバリーワイヤ104に作用する長手軸方向の圧縮力(すなわち、デリバリーワイヤ104の挿入力)および引抜力をデリバリーワイヤ104の湾曲度合いを検出することによって計測する。デリバリーワイヤ104に作用している圧縮力の測定は、体内に導入される線状体により過大な圧縮力(挿入力)を加えて人体を損傷させないようにするために、必要である。表示器93は、挿入力センサ60によって計測された作用力を術者に報知する。
図3は、挿入駆動装置1のモータから駆動ローラへの動力伝達機構の構成を模式的に示した斜視図である。
図3を参照して、デリバリーワイヤ104は駆動ローラ5および駆動ローラ6の2つの駆動ローラで挟持されている。
2つのモータ3,4を含む駆動部7の回転は伝達機構50によって駆動ローラ5,6に伝達される。伝達機構50は、モータ3の回転を駆動ローラ5に伝達する伝達部51と、モータ4の回転を駆動ローラ6に伝達する伝達部52とを含む。モータ3,4には、それぞれ配線対3P,4Pによって駆動信号が与えられる。
2つの駆動ローラ5,6は互いに軸が平行となるように配置され、同様に軸が平行となるように配置された伝達部51および伝達部52を介してそれぞれモータ3およびモータ4に接続されている。
図3に示した例では、伝達部51は、ベルト51Aと、駆動側のプーリ51Bと従動側のプーリ51Cとを含む。伝達部52は、ベルト52Aと、駆動側のプーリ52Bと従動側のプーリ52Cとを含む。すなわち、モータ3により伝達部51を介して駆動ローラ5を駆動し、モータ4により伝達部52を介して駆動ローラ6を駆動する。駆動ローラ5と駆動ローラ6が互いに逆回転するようにモータ3、モータ4をそれぞれ制御することによってデリバリーワイヤを挿入方向または引張方向へ移動させる。
図3に示した構成により、2つのモータの回転力を2つのローラに付与することができ、図16〜図19に示した送り用ローラと抑え用ローラでデリバリーワイヤを駆動させる場合と比べて、駆動力が大きくなる。
駆動ローラ6および伝達部52は、共通する軸58を中心として回動可能に構成される。後に説明するように駆動ローラ6および伝達部52は挿入駆動装置1の蓋に取り付けられている。なお、軸58は、請求項に記載の「第1軸」に相当する。
次に、挿入駆動装置1の詳細について図4〜図7を用いて説明する。図4は、挿入駆動装置1の上面図である。図5は、図4のV−V断面における断面図である。図6は、図5のVI−VI断面における断面図である。図7は、図6の断面図において蓋が開いた状態を示した図である。
図4〜図6を参照して、挿入駆動装置1は、駆動ローラ5,6と伝達機構50(伝達部51,52)とモータ3,4とに加えて、さらに、筐体本体2と、蓋10とを含む。筐体本体2は、駆動ローラ5の回転軸およびモータ3,4を支持する。蓋10は、駆動ローラ6の回転軸を支持する。駆動ローラ6は蓋10に弾性体8を介して支持されている。蓋10は、モータ4の回転軸の延長上にある軸58を中心に回動可能に筐体本体2に取り付けられている。
図6に示したように、蓋10を閉めることでデリバリーワイヤ104は駆動ローラ5と駆動ローラ6に挟まれる。弾性体8により既定の力で駆動ローラ6がデリバリーワイヤ104と駆動ローラ5に押し付けられる。すなわち、弾性体8は、蓋10に固定され、駆動ローラ6を支持する回転軸にデリバリーワイヤ104を押圧する付勢力を与える。
その結果、駆動ローラ6とデリバリーワイヤ104間およびデリバリーワイヤ104と駆動ローラ5間に垂直抗力が発生する。この状態で、モータ3,4を逆方向に回転させると、各ローラとワイヤ間の摩擦力によりデリバリーワイヤ104が駆動される。
筐体本体2には開閉を操作するレバー12が設けられている。レバー12と蓋10に設けられた嵌合部の突起13,14が弾性体8の圧力で嵌合して蓋10を閉めることができる。レバー12を弾性変形させてこの嵌合を解除すると、図7に示すように蓋10を開けることができる。Yコネクタ31は、筐体本体2と蓋10に取り付けたゴムなどの弾性体15によって挟み込まれ、挿入駆動装置1に取り付けられる。なお、レバー12を蓋10に設けるようにしても良い。
挿入駆動装置1は、蝶番11で蓋10を開放できる構成となっている。術者は、蓋10を閉めることで、デリバリーワイヤ104とYコネクタ31を一体でセットすることができ、蓋10を開けることで、デリバリーワイヤ104とYコネクタ31を一体のまま取り外すことができる。
図19に示した従来の挿入駆動装置は、蓋510がデリバリーワイヤ104の挿入方向と平行の軸(蝶番511)を中心として回動するように構成されていた。これに対して、本実施の形態では、蓋10の回動する中心軸は、デリバリーワイヤ104の挿入方向と交差する方向であり、駆動ローラ5,6の回転軸に平行な方向である。
図8は、伝達機構の主要部について、図6の蓋が閉じた状態に図7の蓋が開いた状態を重ねて示した図である。
図8を参照して、蓋10が閉じた状態では、駆動ローラ5の回転軸と駆動ローラ6の回転軸は、ともにデリバリーワイヤ104の通る軸163に直交する軸161上にある。また、モータ4の回転軸は、軸163上にある。このことは、モータ4の回転軸と駆動ローラ5の回転軸との距離は、モータ4の回転軸と駆動ローラ6の回転軸との距離と等しい関係にあることを示す。
蓋10を開くと、軸58を中心として、駆動ローラ6、伝達部52(ベルト52A、プーリ52B,52C)は図8の角度θに示す方向に回動する。駆動ローラ6の中心O1は、蓋が開くと中心O2の位置に移動する。
蝶番11の軸と、伝達部52の入力軸(モータ4の出力軸)とは、共に軸58で一致している。これにより、蓋10を開閉しても2つの駆動ローラ6の回転中心軸と蝶番11の軸との相対距離は一定であり、駆動ローラ5の回転中心軸と蝶番11との距離と等しい。このため、モータ4を固定したまま容易に蓋10を開閉することが可能となる。また、図8に示した設計例では、モータ3,4の配置は、軸161と平行な軸162上に回転軸が並ぶように配置されている。この場合は、ベルトやプーリを2つのモータで共通化できる点で有利である。なお、共通化にこだわらなければ、モータ3の設置位置は比較的自由であるので設計自由度が上がる。
[実施の形態2]
図9は、図3に示した例において、伝達部にベルトの代わりに歯車を用いた例である。具体的には、図9に示した実施の形態2の挿入駆動装置は、図3に示した構成において、伝達部51に代えて伝達部151を含む。伝達部151は、駆動側の歯車151Aと、歯車151Aに噛み合う従動側の歯車151Bとを含む。
歯車151Aは、モータ3の回転軸に取り付けられる。歯車151Bは、駆動ローラ5の回転軸に取り付けられる。
図9に示した構成においても、伝達部52の入力軸と、駆動装置の蓋部を開閉するための蝶番の軸を軸58に一致させることで、容易に蓋の開閉ができ、デリバリーワイヤ104とYコネクタを一体で取り外し/設置ができる。したがって、蝶番の軸と伝達部52の回転軸とを一致させない場合と比較して、組立が容易で組立時間が短縮できる。また、モータ4を固定したまま容易に蓋10を開閉することが可能となり、かつ、モータ3の設置位置は比較的自由であるので設計自由度が上がる。
[実施の形態3]
図10は、実施の形態3の挿入駆動装置の動力伝達機構の構成を模式的に示した斜視図である。図11は、実施の形態3の挿入駆動装置のデリバリーワイヤに直交する断面における断面図であり、図5に相当する断面図である。図12は、実施の形態3の挿入駆動装置のデリバリーワイヤに平行なする断面における断面図であり、図6に相当する断面図である。
図10〜図12に示した実施の形態3の挿入駆動装置は、図3、図5、図6に示した実施の形態1に対して、伝達部53が追加されている。伝達部53は、歯車53A,53Bを含む。
歯車53Aは、モータ4の出力軸に取り付けられている。歯車53Bは、伝達部52の出力軸に取り付けられている。伝達部52,53は、伝達部53の出力軸である歯車53Bの回転軸および伝達部52の入力軸と蝶番11の回転軸とが一致するように構成されている。
このように、モータ4から駆動ローラ6まで回転力を伝達する伝達部52の駆動ローラ6の回転軸と一致していない回転一軸(プーリ52Bの回転軸)と蝶番11の回転軸が一致している。この条件が満たされれば、必ずしもモータ4の出力軸と蝶番11の回転軸が一致していなくとも、モータ4を固定したまま蓋を開閉することが可能となる。また、モータ3の設置位置は比較的自由であるため、設計自由度が上がる。
[変形例]
なお、実施の形態3の構成では、伝達部53は、歯車機構としているが、たすきがけ(交差がけ)にしたベルトやチェーンなどによって代替してもよい。また、伝達部51および52についても、ベルトの代わりにチェーンを用いてもよい。実施の形態1,2においても、チェーンや歯車を適用しても良い。
すなわち、図3に示した伝達機構50は、モータ3の回転を駆動ローラ5に伝達するためのベルト、チェーン、歯車機構のいずれか1つを含んで構成されればよい。また、伝達機構50は、モータ4の回転を駆動ローラ6に伝達するためのベルト、チェーン、歯車機構のいずれか1つをさらに含んで構成されればよい。
図13は、チェーンを使用した伝達機構50Aの例を示した概略図である。図13に示した伝達機構50Aは、チェーン51Dと、鎖車(スプロケット)51E,51Fと、チェーン52Dと、鎖車52E,52Fとを含む。このような構成でも、蝶番11の軸を鎖車52Eの軸に一致させることによって同様な効果が得られる。
図14は、歯車のみを使用した伝達機構50Bの例を示した概略図である。図14に示した伝達機構50Bは、歯車51G,51H,51Jと、歯車52G,52H,52J、52kとを含む。このような構成でも、蝶番11の軸を歯車52Hの軸に一致させることによって同様な効果が得られる。
また、駆動部7は、モータを2つ含まなくても良い。たとえばモータ4を無くして、モータ3の回転を駆動ローラ5だけでなく駆動ローラ6にも伝達するように伝達機構を変形しても良い。具体的には、図14において、歯車52kを歯車52Hと歯車52Hに共に噛み合うように配置し、モータ4を取り除いても良い。
なお、本実施の形態に示した挿入装置100は、人体を模擬する訓練用シミュレータに組み込むことができる。図15は、訓練用シミュレータに挿入装置を組み込んだ訓練装置の例を示した図である。
図15を参照して、訓練装置200は、挿入駆動装置1と、ガイドワイヤ(線状体)104と、カテーテル103と、シミュレータ231と、ケーブル228と、操作装置94と、スピーカ92と、表示器93とを含む。
カテーテル103は、挿入駆動装置1に接続され、挿入駆動装置1を通過したデリバリーワイヤ104が挿入される。挿入駆動装置1は、図3〜図14で説明したいずれかのものを使用することができる。
デリバリーワイヤ104を把持する術者がデリバリーワイヤ104をシミュレータ231の内部へ進めたり、シミュレータ231から引き抜いたりするために挿入駆動装置1を操作装置94によって駆動して、デリバリーワイヤ104に圧縮力または引張力をかけると、その圧縮力または引張力が「報知部」である表示器93によって表示される。
シミュレータ231は、人体を模擬するものであり、人体の管の透視画像と同等のものを表示する。医療装置の訓練を行なっている術者はシミュレータ231の表示画像を見ながらデリバリーワイヤ104を操作装置94によって操作する。シミュレータ231は、挿入されたデリバリーワイヤ104に対する挿入抵抗および引抜抵抗を変化させる。操作時の抵抗力すなわち計測されるデリバリーワイヤ104に作用する圧縮力および引張力は、表示器93に表示されるとともに、ケーブル228を介してシミュレータ231にも伝達される。シミュレータ231は、伝達された圧縮力および引張力に基づいてデリバリーワイヤ104の挿入抵抗および引抜抵抗を変更する。また、デリバリーワイヤ104に作用する圧縮力および引張力が所定のしきい値を超える場合に、警告音がスピーカ92から出力される。
以上のような構成により、熟練術者の操作を定量化することができ、経験の少ない術者の手技を早期に向上させることができる。また、手術中の記録として、透視画像とともに、術者の操作を記録することができる。
今回提案する方法を用いれば、デリバリーワイヤ挿入力を増加させることができる。また、モータ4の配置位置を決めればモータ3の配置は比較的自由であり設計自由度が上がり、蓋の開閉および、デリバリーワイヤとYコネクタを一体で取り外し/設置が容易にできる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 挿入駆動装置、2 筐体本体、3,4 モータ、5,6 駆動ローラ、7 駆動部、8,15 弾性体、10 蓋、11 蝶番、12 レバー、13,14 突起、31,111 コネクタ、32,33,112 入力ポート、34 出力ポート、40 制御回路、41 フットスイッチ、42,44,47,49 配線、43,48 速度制御部、50,50A,50B 伝達機構、51,52,53,151 伝達部、51A,52A ベルト、51B,51C,52B,52C プーリ、51D,52D チェーン、51G,51H,51J,52G,52H,52J,52k,53A,53B,151A,151B 歯車、52E,52F 鎖車、58,161,162,163 軸、60 挿入力センサ、90 センサ制御装置、92 スピーカ、93 表示器、94 操作装置、100 挿入装置、101 コイル、102 子カテーテル、103 親カテーテル、104 デリバリーワイヤ、131 人体、132 血管、133 脳動脈瘤、200 訓練装置、228 ケーブル、231 シミュレータ、507 固定部。

Claims (11)

  1. 操作者の指令により線状体を所定の速度で挿入あるいは後退させる線状体の挿入駆動装置であって、
    線状体を挟持する一対の駆動ローラと、
    前記一対の駆動ローラの各々を回転させる少なくとも1つのモータを含む駆動部と、
    前記駆動部の回転力を前記駆動ローラに伝達する伝達機構とを備え、
    前記一対の駆動ローラのうちの第1駆動ローラの回転軸と、前記一対の駆動ローラのうちの第2駆動ローラの回転軸とは互いに平行であり、
    前記第2駆動ローラは、前記第1駆動ローラの回転軸と平行であって、かつ前記第1駆動ローラの回転軸および第2駆動ローラの回転軸とは異なる第1軸の回りに回動可能である、線状体の挿入駆動装置。
  2. 前記第2駆動ローラを駆動させるモータは、出力軸が前記第1軸に一致するように配置される、請求項1に記載の線状体の挿入駆動装置。
  3. 前記伝達機構は、
    前記第2駆動ローラを駆動させるモータと前記第2駆動ローラと間に複数の回転軸を介在させて回転を伝達する伝達部を含み、
    前記伝達部の前記複数の回転軸の1つと前記第1軸とが一致する、請求項1に記載の線状体の挿入駆動装置。
  4. 前記第1駆動ローラの回転軸を支持する筐体本体と、
    前記第2駆動ローラの回転軸を支持する蓋とをさらに備え、
    前記蓋は、前記第1軸を中心に回動可能に前記筐体本体に取り付けられている、請求項1に記載の線状体の挿入駆動装置。
  5. 前記第1駆動ローラの直径と前記第2駆動ローラの直径は等しく、
    前記蓋が閉じた状態において、前記第1軸と前記第1駆動ローラの回転軸との間の距離と、前記第1軸と前記第2駆動ローラの回転軸との間の距離は等しい、請求項4に記載の線状体の挿入駆動装置。
  6. 前記蓋に固定され、第2駆動ローラを支持する回転軸に前記線状体を押圧する付勢力を与える弾性部材をさらに備える、請求項4に記載の線状体の挿入駆動装置。
  7. 前記伝達機構は、
    前記モータの回転を前記第1駆動ローラに伝達するためのベルト、チェーン、歯車機構のいずれか1つを含む、請求項1に記載の線状体の挿入駆動装置。
  8. 前記駆動部は、前記モータとは異なる他のモータをさらに含み、
    前記伝達機構は、
    前記他のモータの回転を前記第2駆動ローラに伝達するためのベルト、チェーン、歯車機構のいずれか1つをさらに含む、請求項7に記載の線状体の挿入駆動装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の線状体の挿入駆動装置が組み込まれた医療機器。
  10. 前記線状体の長手軸方向への作用力である挿入力および引抜力を計測する計測部と、
    前記計測部によって計測された作用力を報知する報知部とをさらに備える、請求項9に記載の医療機器。
  11. 請求項9または10に記載の医療機器が組み込まれた、人体を模擬する医療操作訓練装置。
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