JP2017022455A - 中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リング状に接続されて通信ネットワークを構成する中継装置として、フレーム伝送を最短の通信経路で実施することが可能な中継装置を提供する。【解決手段】スイッチ51〜54は、リング状接続に使用されたポートP1,P2と、ECUが接続されたポートP3,P4を備える。各スイッチのMACアドレステーブル71には、ポートP1,P2については、MACアドレスの付加情報として、当該ポートから、そのMACアドレスの装置までに経由する他のスイッチの数を示すホップ数が登録される。各スイッチの通信制御部73は、ポートP3,P4からのフレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが、上記テーブル71にて、ポートP1,P2について登録されていた場合には、上記同じMACアドレスに対して登録されている2つのホップ数を比較し、ポートP1,P2のうち、小さいホップ数が登録されている方を、フレームの転送先として選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信ネットワークを構成する中継装置に関する。
例えばイーサネット(登録商標)のネットワークにおいて、複数の中継装置としてのイーサネットスイッチ(以下単に、スイッチともいう)をリング状に接続すれば、リング型トポロジが形成される。そのリング型トポロジの場合、複数のスイッチは、各スイッチのポートのうちの2つが、他のスイッチのポートに接続されることにより、リング状に接続される。そして、各スイッチの間には、2つの通信経路が構成される。
具体例を挙げると、何れかのスイッチのポートのうち、リング状接続に使用された2つのポート(以下、リングポートという)とは別のポート(以下、通常ポートという)に接続されている装置Aから、他のスイッチの通常ポートに接続されている装置Bを宛先とするフレームが送信されたとする。その場合、上記何れかのスイッチは、装置Aが送信したフレームを通常ポートから受信することとなる。そして、そのスイッチが、装置Aからのフレームを、当該スイッチの2つのリングポートから送信すれば、そのフレームは上記他のスイッチのリングポートの各々に入力される。よって、上記他のスイッチは、リングポートの各々から受信したフレームの何れか一方を、当該スイッチの通常ポートから装置Bに送信することができる。このことは、何れかのスイッチの通常ポートに接続されている装置と、他のスイッチの通常ポートに接続されている装置との間に、2つの通信経路が存在するということでもある。
一方、例えば特許文献1には、ノード間のフレーム転送を、予め定められた最短ルートで実施する思想が記載されている。
特表2010−509825号公報
上記具体例のように、リング状に接続された中継装置の何れかが、当該中継装置の通常ポートから、他の中継装置の通常ポートの先に接続されている装置を宛先とするフレーム(以下、他中継装置接続の装置を宛先とするフレームともいう)を受信した場合について考える。
この場合、上記具体例のように、他中継装置接続の装置を宛先とするフレームを受信した中継装置が、そのフレームを当該中継装置の2つのリングポートから送信すると、通信ネットワークにおけるトラフィック(即ち、伝送されるデータ量)が増大してしまう。
また、他中継装置接続の装置を宛先とするフレームを受信した中継装置が、そのフレームを当該中継装置のリングポートの一方だけから送信するように構成すれば、トラフィックの増大を防ぐことができる。しかし、そのフレームが宛先の装置に到達するまでの伝送ルートを、必ずしも最短にすることはできない。尚、特許文献1には、前述の通り、ノード間のフレーム転送を最短ルートで実施する思想は記載されているが、具体的な手法は不明である。
そこで、本発明は、リング状に接続されて通信ネットワークを構成する中継装置として、フレーム伝送を最短の通信経路で実施することが可能な中継装置を提供すること、を目的としている。
第1発明の中継装置が用いられる通信ネットワーク(以下、使用対象ネットワークという)は、複数の中継装置を備える。その各中継装置は、フレームを送受信するための複数のポートと、ポートの各々について、そのポートの先に接続されている装置のアドレスが登録されるアドレステーブルと、通信制御手段と、を備える。通信制御手段は、ポートの何れかからフレームが受信されると、ポートのうち、フレームが受信されたポート以外のポートであって、受信されたフレームに含まれている宛先アドレスと同じアドレスがアドレステーブルにおいて登録されているポートを、フレームの転送先として決定する。そして、通信制御手段は、前記受信されたフレームを、転送先として決定したポートから送信する。
そして、使用対象ネットワークにおいて、複数の中継装置は、各中継装置のポートのうちの2つである特定ポートが、他の中継装置の特定ポートに接続されることにより、リング状に接続される。更に、中継装置のアドレステーブルにおいて、特定ポートの各々については、前記アドレスとして、当該中継装置と共にリング状に接続された他の中継装置のポートのうち、特定ポートではないポートである通常ポートの先に接続されている装置のアドレスが登録される。
第1発明の中継装置は、使用対象ネットワークの各中継装置として用いられる。
このため、第1発明の中継装置は、上記の通り、複数のポートと、アドレステーブルと、通信制御手段と、を備える。そして、当該中継装置のアドレステーブルにおいて、特定ポートの各々については、前記アドレスに対する付加情報として、当該特定ポートから送信されるフレームが、そのアドレスの装置に到達するまでに経由する他の中継装置の数を示すホップ数が登録される。
更に、当該中継装置の通信制御手段は、判定手段を備える。判定手段は、通常ポートから受信されたフレームである通常ポート受信フレームに含まれている宛先アドレスと同じアドレスが、アドレステーブルにおいて、特定ポートについて登録されているか否かを判定する。
そして更に、通信制御手段は、判定手段により肯定判定された場合に動作する手段として、選択手段と、送信手段と、を備える。
選択手段は、アドレステーブルにおいて、通常ポート受信フレーム中の宛先アドレスと同じアドレスに対して登録されている前記付加情報としての2つのホップ数を比較し、特定ポートのうち、小さい方のホップ数が登録されている特定ポートを、通常ポート受信フレームの転送先として選択する。そして、送信手段は、通常ポート受信フレームを、選択手段により転送先として選択された特定ポートから送信する。
このような中継装置によれば、通常ポートから、他の中継装置の通常ポートの先に接続されている装置を宛先とするフレームが受信された場合に、そのフレームを、2つの特定ポートのうち、宛先の装置までのホップ数が小さい方の特定ポートから送信することができる。よって、フレームの伝送を最短の通信経路で実施することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態の通信ネットワークの構成を表す構成図である。 イーサネットフレームの構成を示す説明図である。 MACアドレステーブルの一例を説明する第1の説明図である。 MACアドレステーブルの一例を説明する第2の説明図である。 スイッチの通信制御部が行う登録処理を表すフローチャートである。 スイッチの通信制御部が行う最短経路ポート選択処理を表すフローチャートである。 スイッチの通信制御部が行う領域除去処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明が適用された実施形態の通信ネットワークについて説明する。
〈本実施形態の構成〉
図1に示す実施形態の通信ネットワーク1は、例えば乗用車等の車両に搭載されたイーサネットネットワークであり、車両内の通信システムを構成している。
図1に示すように、通信ネットワーク1は、電子制御装置であるECU11〜22と、通信線31〜42と、を備える。ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
ECU11〜14の各々は、他のECU15〜22間の通信を中継する中継装置として、イーサネットのネットワークスイッチであるイーサネットスイッチ51〜54を備える。更に、ECU11〜14の各々は、演算装置としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)61〜64も備える。尚、図示を省略しているが、マイコン61〜64は、CPU、ROM及びRAM等を備える。
スイッチ51〜54は、例えばレイヤ2スイッチ(L2スイッチ)であり、イーサネット規格に従った中継のための通信を行う。このため、スイッチ51〜54の各々は、フレームを送受信するための複数(この例では4つ)のポートP1〜P4と、MACアドレステーブル71と、イーサネット規格に従った中継のための通信処理を行う通信制御部73と、を備える。MACアドレステーブル71は、図示しない記憶部としてのメモリに記憶されている。通信制御部73は、例えば集積回路やマイコン等によって構成されている。尚、スイッチ51〜54の動作は、通信制御部73によって実現される動作である。
この通信ネットワーク1では、ECU11のスイッチ51のポートP1と、ECU12のスイッチ52のポートP1とが、通信線31で接続されており、ECU12のスイッチ52のポートP2と、ECU13のスイッチ53のポートP1とが、通信線32で接続されている。更に、ECU13のスイッチ53のポートP2と、ECU14のスイッチ54のポートP2とが、通信線33で接続されており、ECU14のスイッチ54のポートP1と、ECU11のスイッチ51のポートP2とが、通信線34で接続されている。
そして、ECU11のスイッチ51のポートP3,P4には、通信線35,36を介してECU15,16がそれぞれ接続されており、ECU12のスイッチ52のポートP3,P4には、通信線37,38を介してECU17,18がそれぞれ接続されている。また、ECU13のスイッチ53のポートP3,P4には、通信線39,40を介してECU19,20がそれぞれ接続されており、ECU14のスイッチ54のポートP3,P4には、通信線41,42を介してECU21,22がそれぞれ接続されている。
つまり、スイッチ51〜54は、各スイッチのポートP1,P2が、他のスイッチのポートP1,P2に接続されることで、リング状に接続されている。リング状とは、ループ状のことでもある。そして、スイッチ51〜54のポートP1〜P4のうち、リング状接続に使用されていないポートP3,P4には、通信ノードとしてのECU15〜22が接続されている。
このため、スイッチ51〜54間の通信経路としては、例えばスイッチ51を起点とすると、スイッチ51からスイッチ52への方向である左回りの通信経路と、スイッチ51からスイッチ54への方向である右回りの通信経路との、2つが存在することとなる。そして、その2つの通信経路は、ECU15〜22のうち、異なるスイッチ51〜54に接続されているECU間の通信について、2つの通信経路として機能することができる。
尚、以下の説明においては、スイッチ51〜54のポートP1〜P4のうち、リング状接続に用いられているポートP1,P2のことを、リングポートともいう。リングポートP1,P2は、特定ポートの一例に相当する。また、リングポートではないポート(即ち、リング状接続に使用されていないポート)P3,P4のことを、通常ポートともいう。
通信ネットワーク1において通信されるフレームとしては、例えば、図2の上側に示すイーサネットフレームと、図2の下側に示すイーサネットフレームとがある。
図2の上側に示すイーサネットフレームは、VLAN(Virtual Local Area Network)タグが挿入されたイーサネットフレーム(以下、VLANタグ付きフレームという)である。また、図2の下側に示すイーサネットフレームは、VLANタグが挿入されていないイーサネットフレーム(以下、VLANタグ無しフレームという)である。
VLANタグ付きフレームとVLANタグ無しフレームは何れも、プリアンブル、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、タイプ、データ、およびFCS(Frame Check Sequence)の各領域を備える。宛先MACアドレスは、フレームの宛先装置のMACアドレスであり、宛先アドレスに相当する。送信元MACアドレスは、フレームの送信元装置のMACアドレスであり、送信元アドレスに相当する。MACアドレスは、装置のアドレスに相当する。
また、VLANタグ付きフレームは、VLANタグ無しフレームに対して、4バイトのVLANタグ領域が挿入されたフレームである。VLANタグ領域のうち、前半2バイトの領域には、TPID(Tag Protocol Identifier)が配置され、後半2バイトの領域には、TCI(Tag Control Information)が配置される。TCIとしては、3ビットのPCP(Priority Code Point)と、1ビットのCFI(Canonical Format Indicator)と、12ビットのVID(VLAN Identifier)とがある。本実施形態では、VLANタグ領域のうち、例えばTPIDを、後述のホップ数カウンタ領域として使用する。
一方、各スイッチ51〜54のMACアドレステーブル71には、そのスイッチにおけるポートの各々について、そのポートの先に接続されている装置のMACアドレスが登録される。尚、ECUに付した符号としての数字を「n」とすると、以下の説明及び図3,図4では、ECUnのMACアドレスを「ADn」と記載している。
例えば、図3に示すように、スイッチ51のMACアドレステーブル71では、通常ポートP3については、ECU15のMACアドレスである「AD15」が登録され、通常ポートP4に対しては、ECU16のMACアドレスである「AD16」が登録される。そして、リングポートP1,P2の各々については、他のスイッチ52〜54の通常ポートP3,P4に接続されているECU17〜22のMACアドレスである「AD17」〜「AD22」が登録される。スイッチ51のリングポートP1,P2の先には、他のスイッチ52〜54を介してECU17〜22が接続されていることになるからである。
また例えば、図4に示すように、スイッチ52のMACアドレステーブル71では、通常ポートP3に対しては、ECU17のMACアドレスである「AD17」が登録され、通常ポートP4に対しては、ECU18のMACアドレスである「AD18」が登録される。そして、リングポートP1,P2の各々に対しては、他のスイッチ51,53,54の通常ポートP3,P4に接続されているECU15,16,19〜22のMACアドレスである「AD15」,「AD16」,「AD19」〜「AD22」が登録される。
更に、各スイッチ51〜54のMACアドレステーブル71において、リングポートP1,P2の各々については、MACアドレスに対する付加情報として、ホップ数も登録される。ホップ数は、スイッチのリングポートから送信されるフレームが、宛先ECUに到達するまでに経由する他のスイッチの数を示す情報である。尚、この場合の宛先ECUとは、MACアドレステーブル71において、そのホップ数と対応付けて登録されたMACアドレスのECUのことである。
例えば、図3に示すように、スイッチ51のMACアドレステーブル71では、リングポートP1について登録された「AD17」,「AD18」に対しては、ホップ数として「1」が登録される。スイッチ51のリングポートP1からECU17又はECU18へ至るまでの通信経路には、リング状に接続されたスイッチ51〜54のうち、1つのスイッチ52が存在するからである。これに対して、リングポートP2について登録された「AD17」,「AD18」に対しては、ホップ数として「3」が登録される。スイッチ51のリングポートP2からECU17又はECU18へ至るまでの通信経路には、リング状に接続されたスイッチ51〜54のうち、3つのスイッチ52〜54が存在するからである。
また、スイッチ51のMACアドレステーブル71では、リングポートP1について登録された「AD21」,「AD22」に対しては、ホップ数として「3」が登録される。スイッチ51のリングポートP1からECU21又はECU22へ至るまでの通信経路には、3つのスイッチ52〜54が存在するからである。これに対して、リングポートP2について登録された「AD21」,「AD22」に対しては、ホップ数として「1」が登録される。スイッチ51のリングポートP2からECU21又はECU22へ至るまでの通信経路には、1つのスイッチ54が存在するからである。
また、スイッチ51のMACアドレステーブル71では、リングポートP1について登録された「AD19」,「AD20」に対しては、ホップ数として「2」が登録される。スイッチ51のリングポートP1からECU19又はECU20へ至るまでの通信経路には、2つのスイッチ52,53が存在するからである。そして、リングポートP2について登録された「AD19」,「AD20」に対しても、ホップ数として「2」が登録される。スイッチ51のリングポートP2からECU19又はECU20へ至るまでの通信経路には、2つのスイッチ53,54が存在するからである。
〈スイッチの機能及び処理〉
《フレーム転送機能》
各スイッチ51〜54の通信制御部73は、下記のフレーム転送機能を有する。
通信制御部73は、当該スイッチのポートP1〜P4の何れかからフレームが受信されると、受信されたフレーム(以下、受信フレームともいう)中の宛先MACアドレスと、MACアドレステーブル71とに基づいて、受信フレームの転送先のポートを決定する。
具体的には、通信制御部73は、ポートP1〜P4のうち、フレームが受信されたポート以外のポートについて、MACアドレステーブル71に受信フレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されているか否かを判定する。そして、受信フレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されていれば、MACアドレステーブル71において、そのMACアドレスが登録されているポートを、転送先のポートとして決定する。また、通信制御部73は、MACアドレステーブル71に受信フレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されていなかった場合には、フレームが受信されたポート以外の全てのポートを、転送先のポートとして決定する。
そして、通信制御部73は、受信フレームを、転送先として決定したポートから送信する。
尚、MACアドレステーブル71に宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されていた場合のフレーム転送動作は、フィルタリングと呼ばれ、登録されていなかった場合のフレーム転送動作は、フラッディングと呼ばれる。
また、通信制御部73は、当該スイッチのポートP1〜P4の何れかから受信されたフレームが、ブロードキャストフレーム(即ち、一斉送信のフレーム)である場合には、その受信したブロードキャストフレームを、フラッディングによって転送する。ブロードキャストフレームには、宛先MACアドレスとして、ブロードキャストフレームであることを示すブロードキャストアドレスが用いられ、そのブロードキャストアドレスは、MACアドレステーブル71に登録されないからである。このため、通信制御部73は、受信されたブロードキャストフレームを、ポートP1〜P4のうち、そのフレームが受信されたポート以外の全てのポートから送信することとなる。
《MACアドレステーブルを作成する機能》
各スイッチ51〜54の通信制御部73は、ポートP1〜P4の何れかからフレームが受信されると、そのフレームが受信されたポートの番号と、受信フレーム中の送信元MACアドレスとを、対応付けてMACアドレステーブル71に登録する。この機能は、一般的なMACアドレス学習機能である。
このため、各スイッチ51〜54においては、通常ポートP3,P4の何れかからフレームが受信されると、そのフレーム中の送信元MACアドレスが、MACアドレステーブル71において、そのフレームが受信されたポートについて登録される。例えば、スイッチ51のポートP3に接続されているECU15がフレームを送信すると、図3に示すように、スイッチ51のMACアドレステーブル71には、ポートP3について、ECU15のMACアドレス(AD15)が登録されることとなる。
また、通信ネットワーク1において、ECU15〜22は、起動してから少なくとも1回はブロードキャストフレームを送信する。例えば、ブロードキャストフレームとしては、ARP(Address Resolution Protocol)リクエストフレームがある。そして、ECU15〜22は、例えば起動した直後に、ARPリクエストフレームを送信する。
そして、各スイッチ51〜54の通信制御部73は、MACアドレステーブル71に、リングポートP1,P2の各々についてMACアドレスとホップ数とを登録するための処理として、図5に示す登録処理を行う。
図5に示すように、通信制御部73は、当該スイッチのリングポートP1,P2の何れかからブロードキャストフレームが受信されると(S110)、S120に進む。
通信制御部73は、S120では、受信されたブロードキャストフレーム中の送信元MACアドレスと同じアドレスが、当該スイッチのアドレステーブル71において、受信リングポートについて登録済みであるか否か判定する。受信リングポートとは、ブロードキャストフレームが受信されたリングポートのことであり、受信特定ポートに相当する。
通信制御部73は、S120で「NO」と否定判定した場合、即ち、受信されたブロードキャストフレーム中の送信元MACアドレスと同じMACアドレスが、受信リングポートについて未だ登録されていない場合には、S130に進む。
そして、通信制御部73は、S130では、受信されたブロードキャストフレームに含まれているホップ数カウンタをインクリメントする。ホップ数カウンタは、ホップ数を計測するためのカウンタである。
ここで、ホップ数カウンタについて説明する。
本実施形態において、スイッチ51〜54間で伝送されるブロードキャストフレームは、VLANタグ付きフレームである。そして、そのブロードキャストフレームにおけるVLANタグ領域のうち、例えばTPIDの領域を、ホップ数カウンタの領域(以下、ホップ数カウンタ領域という)として使用している。換言すれば、TPIDの領域におけるデータ列を、ホップ数カウンタとして使用している。尚、ホップ数カウンタ領域としては、TPIDの領域に限らず、例えばVLANタグ全体や、TCIや、TCIにおけるVID等、他の領域を使用しても良い。
また、本実施形態において、ECU15〜22が送信するブロードキャストフレームは、VLANタグ無しフレームである。そして、スイッチ51〜54のうち、ECU15〜22からのブロードキャストフレームを最初に受信したスイッチが、受信したブロードキャストフレームにVLANタグ領域を挿入し、VLANタグ付きにしたブロードキャストフレームを前述のフラッディングによって送信する。つまり、本実施形態では、フレームへのVLANタグ領域の挿入により、フレームへのホップ数カウンタ領域の挿入を実施している。また、ECU15〜22からのブロードキャストフレームを最初に受信したスイッチが挿入するVLANタグ領域のうち、少なくともホップ数カウンタ領域のデータ値(即ち、ホップ数カウンタの値)は、初期値としての0に設定される。
通信制御部73は、上記S130でブロードキャストフレーム中のホップ数カウンタをインクリメントした後、S140に進む。
そして、通信制御部73は、S140では、当該スイッチのMACアドレステーブル71において、受信リングポートについてのMACアドレスとして、受信されたブロードキャストフレーム中の送信元MACアドレスを登録する。更に、通信制御部73は、その登録した送信元MACアドレスに対するホップ数として、S130でインクリメントした後のホップ数カウンタの値を登録する。
通信制御部73は、次のS150にて、S130でホップ数カウンタをインクリメントした後のブロードキャストフレームを、当該通信制御部73のフレーム転送機能による送信対象として設定する。そして、通信制御部73は、次のS160にて、フレーム転送機能によるフレーム送信を実施する。
このため、通信制御部73は、S150からS160に進んだ場合には、ホップ数カウンタをインクリメントした後のブロードキャストフレームを、フラッディングによって送信することとなる。よって、ホップ数カウンタがインクリメントされた後のブロードキャストフレームは、当該スイッチのポートP1〜P4のうち、受信リングポート以外の全てのポートから送信されることとなる。
また、通信制御部73は、上記S120で「YES」と肯定判定した場合、即ち、受信されたブロードキャストフレーム中の送信元MACアドレスと同じMACアドレスが、受信リングポートについて登録済みであった場合には、そのままS160に進む。この場合、通信制御部73は、受信されたブロードキャストフレームを、そのままフラッディングによって送信することとなる。
次に、図5の登録処理による作用について、具体例を挙げて説明する。
例えば、各スイッチ51〜54のMACアドレステーブル71に、ECU17のMACアドレスが未だ登録されていない場合に、ECU17が、ブロードキャストフレームを送信したとする。
ECU17からのブロードキャストフレームは、スイッチ52のポートP3に入力される。このため、スイッチ52の通信制御部73は、一般的なMACアドレス学習機能により、当該スイッチ52のMACアドレステーブル71に、ポートP3について、ECU17のMACアドレス(AD17)を登録する。そして、スイッチ52の通信制御部73は、ECU17からのブロードキャストフレームにVLANタグ領域を挿入して、VLANタグ付きにしたブロードキャストフレームを、当該スイッチ52のポートP1,P2,P4から送信することとなる。尚、ブロードキャストフレームをVLANタグ付きにして送信する動作は、後述する図6のS290の処理によって実現される。
スイッチ51では、スイッチ52のリングポートP1から送信されたブロードキャストフレームが、当該スイッチ51のリングポートP1から受信される。すると、スイッチ51の通信制御部73は、図5のS130〜S160の処理を行うこととなる。
このため、スイッチ51では、リングポートP1から受信されたブロードキャストフレーム中のホップ数カウンタが、「0」から「1」にインクリメントされる。そして、図3に示すように、スイッチ51のMACアドレステーブル71には、リングポートP1についてのMACアドレスとして、ECU17のMACアドレス(AD17)が登録される。更に、スイッチ51のMACアドレステーブル71には、リングポートP1について登録された「AD17」に対するホップ数として、インクリメント後のホップ数カウンタの値である「1」が登録される。そして、スイッチ51のポートP2〜P4からは、ホップ数カウンタの値が「1」になったブロードキャストフレームが送信される。
スイッチ54では、スイッチ51のリングポートP2から送信されたブロードキャストフレームが、当該スイッチ54のリングポートP1から受信される。すると、スイッチ54の通信制御部73も、図5のS130〜S160の処理を行うこととなる。
このため、スイッチ54では、リングポートP1から受信されたブロードキャストフレーム中のホップ数カウンタが、「1」から「2」にインクリメントされる。そして、スイッチ54のMACアドレステーブル71には、リングポートP1についてのMACアドレスとして、ECU17のMACアドレス(AD17)が登録される。更に、スイッチ54のMACアドレステーブル71には、リングポートP1について登録された「AD17」に対するホップ数として、インクリメント後のホップ数カウンタの値である「2」が登録される。そして、スイッチ54のポートP2〜P4からは、ホップ数カウンタの値が「2」になったブロードキャストフレームが送信される。
スイッチ53では、スイッチ54のリングポートP2から送信されたブロードキャストフレームが、当該スイッチ53のリングポートP2から受信される。すると、スイッチ53の通信制御部73も、図5のS130〜S160の処理を行うこととなる。
このため、スイッチ53では、リングポートP2から受信されたブロードキャストフレーム中のホップ数カウンタが、「2」から「3」にインクリメントされる。そして、スイッチ53のMACアドレステーブル71には、リングポートP2についてのMACアドレスとして、ECU17のMACアドレス(AD17)が登録される。更に、スイッチ53のMACアドレステーブル71には、リングポートP2について登録された「AD17」に対するホップ数として、インクリメント後のホップ数カウンタの値である「3」が登録される。そして、スイッチ53のポートP1,P3,P4からは、ホップ数カウンタの値が「3」になったブロードキャストフレームが送信される。
一方、スイッチ53では、スイッチ52のリングポートP2から送信されたブロードキャストフレームが、当該スイッチ53のリングポートP1から受信される。すると、スイッチ53の通信制御部73は、図5のS130〜S160の処理を行うこととなる。
このため、スイッチ53では、リングポートP1から受信されたブロードキャストフレーム中のホップ数カウンタが、「0」から「1」にインクリメントされる。そして、スイッチ53のMACアドレステーブル71には、リングポートP1についてのMACアドレスとして、ECU17のMACアドレス(AD17)が登録される。更に、スイッチ53のMACアドレステーブル71には、リングポートP1について登録された「AD17」に対するホップ数として、インクリメント後のホップ数カウンタの値である「1」が登録される。そして、スイッチ53のポートP2〜P4からは、ホップ数カウンタの値が「1」になったブロードキャストフレームが送信される。
スイッチ54では、スイッチ53のリングポートP2から送信されたブロードキャストフレームが、当該スイッチ54のリングポートP2から受信される。すると、スイッチ54の通信制御部73は、図5のS130〜S160の処理を行うこととなる。
このため、スイッチ54では、リングポートP2から受信されたブロードキャストフレーム中のホップ数カウンタが、「1」から「2」にインクリメントされる。そして、スイッチ54のMACアドレステーブル71には、リングポートP2についてのMACアドレスとして、ECU17のMACアドレス(AD17)が登録される。更に、スイッチ54のMACアドレステーブル71には、リングポートP2について登録された「AD17」に対するホップ数として、インクリメント後のホップ数カウンタの値である「2」が登録される。そして、スイッチ54のポートP1,P3,P4からは、ホップ数カウンタの値が「2」になったブロードキャストフレームが送信される。
スイッチ51では、スイッチ54のリングポートP1から送信されたブロードキャストフレームが、当該スイッチ51のリングポートP2から受信される。すると、スイッチ51の通信制御部73は、図5のS130〜S160の処理を行うこととなる。
このため、スイッチ51では、リングポートP2から受信されたブロードキャストフレーム中のホップ数カウンタが、「2」から「3」にインクリメントされる。そして、図3に示すように、スイッチ51のMACアドレステーブル71には、リングポートP2についてのMACアドレスとして、ECU17のMACアドレス(AD17)が登録される。更に、スイッチ51のMACアドレステーブル71には、リングポートP2について登録された「AD17」に対するホップ数として、インクリメント後のホップ数カウンタの値である「3」が登録される。そして、スイッチ51のポートP1,P3,P4からは、ホップ数カウンタの値が「3」になったブロードキャストフレームが送信される。
尚、スイッチ52では、当該スイッチ52のリングポートP2から送信されたブロードキャストフレームであって、通信ネットワーク1を左回りで一周してきたブロードキャストフレームが、当該スイッチ52のリングポートP1から受信される。また、当該スイッチ52のリングポートP1から送信されたブロードキャストフレームであって、通信ネットワーク1を右回りで一周してきたブロードキャストフレームが、当該スイッチ52のリングポートP2から受信される。この場合、スイッチ52の通信制御部73は、ブロードキャストフレームが一周してきたことを検知して、リングポートP1,P2の各々から受信されたブロードキャストフレームを破棄する。例えば、この場合、スイッチ52のリングポートP1,P2の各々から受信されるブロードキャストフレーム中の送信元MACアドレス(AD17)は、当該スイッチ52のMACアドレステーブル71において、通常ポートP3について登録されている。よって、通信制御部73は、当該スイッチのリングポートP1,P2の何れかから受信されたブロードキャストフレーム中の送信元MACアドレスが、MACアドレステーブル71において、通常ポートP3,P4の何れかについて登録されていれば、一周してきたブロードキャストフレームと判断できる。
通信ネットワーク1では、各スイッチ51〜54の通信制御部73が上記の動作を行うため、ECU15〜22の全てがブロードキャストフレームを送信すれば、各スイッチ51〜54のMACアドレステーブル71が完成する。
《最短経路ポート選択処理》
各スイッチ51〜54の通信制御部73は、図6に示す最短経路ポート選択処理を行う。
図6に示すように、通信制御部73は、当該スイッチの通常ポートP3,P4の何れかからフレームが受信されると(S210)、S220に進む。
通信制御部73は、S220では、通常ポートP3,P4の何れかから受信されたフレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが、当該スイッチのMACアドレステーブル71において、リングポートP1,P2について登録されているか否かを判定する。尚、以下の説明では、通常ポートP3,P4の何れかから受信されたフレームのことを、通常ポート受信フレームという。
通信制御部73は、S220で「YES」と肯定判定した場合、即ち、通常ポート受信フレームが、他のスイッチの通常ポートP3,P4の先に接続されているECUを宛先とするフレームである場合には、S230に進む。
通信制御部73は、S230では、当該スイッチのMACアドレステーブル71において、通常ポート受信フレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスに対して登録されている2つのホップ数を比較する。つまり、通常ポート受信フレーム中の宛先MACアドレスを「Am」とすると、MACアドレステーブル71において、リングポートP1について登録されている「Am」に対応するホップ数と、リングポートP2について登録されている「Am」に対応するホップ数とを比較する。
そして、通信制御部73は、次のS240にて、S230で比較した2つのホップ数が同一であるか否かを判定し、2つのホップ数が同一でなければ、S250に進む。
通信制御部73は、S250では、当該スイッチのリングポートP1,P2のうち、S230で比較した小さい方のホップ数が登録されているリングポートを、通常ポート受信フレームの転送先として選択する。そして、通信制御部73は、その後、S270に進む。
また、通信制御部73は、上記S240にて、S230で比較した2つのホップ数が同一であると判定した場合には、S260に進み、当該スイッチのリングポートP1,P2の何れか一方を、通常ポート受信フレームの転送先として選択する。例えば、通信制御部73は、リングポートP1,P2のうち、フレームの送信頻度が小さい方(換言すれば、バス占有率が小さい方)を、転送先として選択する。また例えば、通信制御部73は、リングポートP1,P2のうち、予め定められた方を転送先として選択するようになっていても良い。そして、通信制御部73は、その後、S270に進む。
通信制御部73は、S270では、通常ポート受信フレームを、S250又はS260で転送先として選択したリングポートから送信する。
一方、通信制御部73は、S220で「NO」と否定判定した場合には、S280に進み、通常ポート受信フレームがブロードキャストフレームであるか否かを判定する。
通常ポート受信フレームがブロードキャストフレームであった場合、そのブロードキャストフレームは、ECU15〜22の何れかが送信したVLANタグ無しフレームである。そして、スイッチ51〜54のうち、通常制御部73がS280で「YES」と肯定判定したスイッチは、ECU15〜22の何れかからのブロードキャストフレームを最初に受信したスイッチである。
よって、この場合、通信制御部73は、S290にて、通常ポート受信フレームにVLANタグ領域を挿入する。尚、前述したように、本実施形態において、フレームへのVLANタグ領域の挿入は、ホップ数カウンタ領域を挿入することに相当する。また、挿入するVLANタグ領域のうち、少なくともホップ数カウンタ領域のデータ値(即ち、ホップ数カウンタの値)は、0に設定される。
そして、通信制御部73は、次のS300にて、VLANタグ領域を挿入したブロードキャストフレーム(換言すれば、VLANタグ付きにしたブロードキャストフレーム)を、当該通信制御部73のフレーム転送機能による送信対象として設定する。そして、通信制御部73は、次のS310にて、フレーム転送機能によるフレーム送信を実施する。このため、通信制御部73は、S300からS310に進んだ場合には、VLANタグ付きにしたブロードキャストフレームを、フラッディングによって送信することとなる。
また、通信制御部73は、上記S280にて、通常ポート受信フレームがブロードキャストフレームではないと判定した場合には、そのままS310に進む。
《領域除去処理》
各スイッチ51〜54の通信制御部73は、当該スイッチの通常ポートP3,P4からブロードキャストフレームを送信する場合に、図7に示す領域除去処理を行う。
図7に示すように、通信制御部73は、S410にて、通常ポートP3,P4から送信しようとする送信対象のブロードキャストフレームから、VLANタグ領域を除去する。本実施形態において、フレームからのVLANタグ領域の除去は、ホップ数カウンタ領域を除去することに相当する。
そして、通信制御部73は、次のS420にて、VLANタグ領域を除去した後のブロードキャストフレームを、通常ポートP1,P2からの送信対象として設定する。
そして、通信制御部73は、次のS430にて、フレーム転送機能によるフレーム送信を実施する。このため、各スイッチ51〜54の通常ポートP1,P2からECU15〜22の何れかへは、ブロードキャストフレームとして、VLANタグ無しのブロードキャストフレームが送信されることとなる。
〈実施形態の作用例〉
次に、図6のS220〜270の処理による作用について、具体例を挙げて説明する。
ここでは、ECU15から、ECU17を宛先とするフレームf15−17が送信されたとする。この場合、フレームf15−17には、宛先MACアドレスとして、ECU17のMACアドレスである「AD17」が含まれることとなる。
スイッチ51では、ECU15が送信したフレームf15−17を、通常ポートP3から受信する。また、スイッチ51のMACアドレステーブル71には、図3に示すように、リングポートP1,P2の各々について、「AD17」とホップ数とが登録されている。
このため、スイッチ51において、通信制御部73は、図6のS220で「YES」と肯定判定する。そして、スイッチ51の通信制御部73は、当該スイッチ51のMACアドレステーブル71において、「AD17」に対して登録されている2つのホップ数を比較する。この例では、図3に示すように、リングポートP1について登録されている「A17」に対応するホップ数が「1」であり、リングポートP2について登録されている「A17」に対応するホップ数が「3」である。
このため、スイッチ51の通信制御部73は、ホップ数として、小さい方の「1」が登録されているリングポートP1を、フレームf15−17の転送先として選択する。
よって、スイッチ51の通信制御部73は、通常ポートP3から受信したECU17宛のフレームf15−17を、当該スイッチ51のリングポートP1,P2のうち、リングポートP1から送信することとなる。
一方、スイッチ52は、スイッチ51のリングポートP1から送信されたフレームf15−17を、リングポートP1から受信することとなる。
そして、スイッチ52の通信制御部73は、リングポートP1から受信されたフレームf15−17を、フィルタリングにより、当該スイッチ52の通常ポートP3から送信することとなる。図4に示すように、スイッチ52のMACアドレステーブル71では、「AD17」が通常ポートP3について登録されるためである。
そして、スイッチ52の通常ポートP3から送信されたフレームf15−17は、ECU17によって受信される。
尚、仮に、通信ネットワーク1において、リング状に接続されたスイッチの数が5以上であって、スイッチ51のリングポートP1とスイッチ52のリングポートP1との間に、他のスイッチSoが存在していたとする。その場合、他のスイッチSoの通信制御部73は、当該スイッチSoの一方のリングポートから受信されたフレームf15−17を、フィルタリングにより、他方のリングポートから送信することとなる。スイッチ51〜54と同様に、スイッチSoにおいても、そのスイッチSoのMACアドレステーブル71には、「AD17」がリングポートP1,P2の各々について登録されるためである。
〈本実施形態による効果〉
スイッチ51〜54によれば、通常ポートP3,P4から、他のスイッチの通常ポートP3,P4の先に接続されているECUを宛先とするフレームが受信された場合に、そのフレームを、リングポートP1,P2のうち、宛先のECUまでのホップ数が小さい方から送信することができる。よって、フレームの伝送を最短の通信経路で実施することができる。
また、スイッチ51〜54の通信制御部73は、図6のS230で比較した2つのホップ数が同じであった場合には、リングポートP1,P2の何れか一方を、フレームの転送先として選択する。このため、リングポートP1,P2の一方を必ず選択することができる。特に、通信制御部73は、ホップ数が同じであった場合、リングポートP1,P2のうち、フレームの送信頻度が小さい方を転送先として選択すれば、2通りの通信経路のトラフィックを均等化させることができる。
また、スイッチ51〜54の通信制御部73は、図5の登録処理を行うため、当該スイッチのリングポートP1,P2の各々について、そのリングポートから他のスイッチの通常ポートP3,P4の先に接続されているECUまでのホップ数を算出することができる。そして、MACアドレステーブル71にリングポートP1,P2の各々についてMACアドレスとホップ数とを登録することを、自動的に行うことができる。
また、スイッチ51〜54の通信制御部73は、当該スイッチの通常ポートP3,P4からブロードキャストフレームが受信された場合に、その受信されたブロードキャストフレームにホップ数カウンタ領域としてVLANタグ領域を挿入する。そして、通信制御部73は、VLANタグ領域を挿入した後のブロードキャストフレームを、送信対象とする。このため、スイッチ51〜54の通常ポートP3,P4の先に接続されるECU15〜22が、VLANタグ付きのブロードキャストフレームを送信しなくても済むようにすることができる。
また、スイッチ51〜54の通信制御部73は、当該スイッチの通常ポートP3,P4からブロードキャストフレームを送信する場合には、そのブロードキャストフレームからホップ数カウンタ領域としてのVLANタグ領域を除去する。そして、VLANタグ領域を除去した後のブロードキャストフレームを、当該スイッチの通常ポートP3,P4から送信する。このため、スイッチ51〜54の通常ポートP3,P4の先に接続されるECU15〜22へ、VLANタグ無しのブロードキャストフレームを送信することができる。
尚、本実施形態では、通信制御部73が、通信制御手段の一例に相当する。また、図6の処理のうち、S220が、判定手段の一例に相当し、S230〜S260が、選択手段の一例に相当し、S270が、送信手段の一例に相当する。また、図5の処理のうち、S120〜S150が、登録制御手段の一例に相当する。そして、S120〜S150のうち、S120が、登録判定手段の一例に相当し、S130が、加算手段の一例に相当し、S140が、登録手段の一例に相当し、S150が、設定手段の一例に相当する。また、図6の処理のうち、S280〜S300が、領域挿入手段の一例に相当し、図7の処理のうち、S410,S420が、領域除去手段の一例に相当する。一方、本実施形態では、通信制御手段の一例である通信制御部73が、登録制御手段、領域挿入手段、領域除去手段の各々としても機能したが、例えば、登録制御手段、領域挿入手段、領域除去手段の各々として機能する処理部を、通信制御部73とは別の処理部としても良い。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。また、ECUやスイッチやポート等の数は一例であり他の値でも良い。
例えば、MACアドレステーブル71におけるMACアドレスとホップ数は、予めスタティックに設定されても良い。
また、MACアドレステーブル71に、リングポートP1,P2の各々についてMACアドレスとホップ数とを登録するためのブロードキャストフレームとして、例えばARPリクエストフレームだけを用いるのであれば、以下のように変形することができる。
まず、各スイッチ51〜54の通信制御部73は、図5の処理を、当該スイッチのリングポートP1,P2の何れかからARPリクエストフレームが受信された場合にだけ実行する。そして、図6のS280では、通常ポート受信フレームが、ARPリクエストフレームであるか否かを判定し、ARPリクエストフレームである場合に、S290に進むようにする。
一方、ECU15〜22が送受信するフレームが、VLANタグ付きフレームであれば、各スイッチ51〜54の通信制御部73は、図6の処理のうちのS280〜S300と、図7の処理とを、実施しなくても良い。また、各スイッチ51〜54の通常ポートP3,P4には、ECUが他のスイッチを介して接続されても良い。また、通信プロトコルは、イーサネット以外のプロトコルであっても良い。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述したスイッチの他、当該スイッチを構成要素とする通信ネットワーク、当該スイッチとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、中継制御方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…通信ネットワーク、51〜54…中継装置としてのスイッチ、P1,P2…ポートのうちのリングポート、P3,P4…ポートのうちの通常ポート、71…MACアドレステーブル、73…通信制御部

Claims (6)

  1. フレームを送受信するための複数のポート(P1〜P4)と、
    前記ポートの各々について、そのポートの先に接続されている装置のアドレスが登録されるアドレステーブル(71)と、
    前記ポートの何れかからフレームが受信されると、前記ポートのうち、前記フレームが受信されたポート以外のポートであって、前記受信されたフレームに含まれている宛先アドレスと同じアドレスが前記アドレステーブルにおいて登録されているポートを、前記受信されたフレームの転送先として決定して、前記受信されたフレームを、前記転送先として決定したポートから送信する通信制御手段(73)と、
    を有する中継装置(51〜54)を、複数備え、
    前記複数の中継装置は、各中継装置の前記ポートのうちの2つである特定ポート(P1,P2)が、他の中継装置の前記特定ポート(P1,P2)に接続されることにより、リング状に接続され、
    前記中継装置の前記アドレステーブルにおいて、前記特定ポートの各々については、前記アドレスとして、当該中継装置と共にリング状に接続された他の中継装置のポートのうち、前記特定ポートではないポートである通常ポートの先に接続されている装置のアドレスが登録される、通信ネットワーク(1)において、
    前記各中継装置として用いられる中継装置であって、
    当該中継装置の前記アドレステーブルにおいて、前記特定ポートの各々については、前記アドレスに対する付加情報として、当該特定ポートから送信されるフレームが、そのアドレスの装置に到達するまでに経由する他の中継装置の数を示すホップ数が登録され、
    当該中継装置の前記通信制御手段は、
    前記通常ポートから受信されたフレームである通常ポート受信フレームに含まれている宛先アドレスと同じアドレスが、前記アドレステーブルにおいて、前記特定ポートについて登録されているか否かを判定する判定手段(S220)を備え、
    更に、前記通信制御手段は、前記判定手段により肯定判定された場合に動作する手段として、
    前記アドレステーブルにおいて、前記通常ポート受信フレーム中の宛先アドレスと同じアドレスに対して登録されている前記付加情報としての2つのホップ数を比較し、前記特定ポートのうち、小さい方のホップ数が登録されている特定ポートを、前記通常ポート受信フレームの転送先として選択する選択手段(S230〜S260)と、
    前記通常ポート受信フレームを、前記選択手段により前記転送先として選択された特定ポートから送信する送信手段(S270)と、を備えること、
    を特徴とする中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置において、
    前記選択手段は、前記比較した2つのホップ数が同じであった場合には、前記特定ポートの何れか一方を、前記通常ポート受信フレームの転送先として選択すること(S260)、
    を特徴とする中継装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の中継装置において、
    前記ホップ数を算出して前記アドレステーブルに登録する登録制御手段(S120〜S150)を備えること、
    を特徴とする中継装置。
  4. 請求項3に記載の中継装置において、
    前記通信制御手段は、前記ポートの何れかから受信されたフレームがブロードキャストフレームである場合には、そのブロードキャストフレームを、前記ポートのうち、当該ブロードキャストフレームが受信されたポート以外の全てのポートから送信するようになっており、
    前記登録制御手段は、
    前記特定ポートの何れかからブロードキャストフレームが受信された場合に、その受信されたブロードキャストフレームに含まれている送信元アドレスと同じアドレスが、前記アドレステーブルにおいて、前記ブロードキャストフレームが受信された特定ポートである受信特定ポートについて登録済みであるか否か判定する登録判定手段(S120)と、
    前記登録判定手段により否定判定された場合に、前記受信されたブロードキャストフレームに含まれているホップ数カウンタをインクリメントする加算手段(S130)と、
    前記アドレステーブルにおいて、前記受信特定ポートについての前記アドレスとして、前記受信されたブロードキャストフレーム中の送信元アドレスを登録すると共に、その送信元アドレスに対する前記ホップ数として、前記加算手段によりインクリメントされた後の前記ホップ数カウンタの値を登録する登録手段(S140)と、
    前記ホップ数カウンタがインクリメントされた後の前記ブロードキャストフレームを、前記通信制御手段が送信する対象として設定する設定手段(S150)と、を備えること、
    を特徴とする中継装置。
  5. 請求項4に記載の中継装置において、
    前記通常ポートからブロードキャストフレームが受信された場合に、その受信されたブロードキャストフレームに前記ホップ数カウンタの領域を挿入し、当該ホップ数カウンタの領域を挿入した後のブロードキャストフレームを、前記通信制御手段が送信する対象のブロードキャストフレームとする領域挿入手段(S280〜S300)、を備えること、
    を特徴とする中継装置。
  6. 請求項5に記載の中継装置において、
    前記通信制御手段が前記通常ポートからブロードキャストフレームを送信する場合に、そのブロードキャストフレームから前記ホップ数カウンタの領域を除去し、当該ホップ数カウンタの領域を除去した後のブロードキャストフレームを、前記通信制御手段に前記通常ポートから送信させる領域除去手段(S410,S420)、を備えること、
    を特徴とする中継装置。
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