JP2017022312A - 磁石シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート全体が磁石として機能する透明又は半透明の磁石シート及びその製造方法を提供する。【解決手段】磁石シート100は、透明又は半透明のシート材101を備え、シート材101の表面全体に、複数の磁石領域102が略均一な密度で形成されている。透明又は半透明のシート材101の表面全体に複数の磁石領域102が形成されているため、シート全体が磁石として機能する。また、透明又は半透明のシート材101に対して、複数の磁石領域102が略均一な密度で形成されているため、シート全体が磁石領域で覆われた構成とは異なり、シート全体として透明又は半透明とすることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、磁石として機能する透明又は半透明の磁石シート及びその製造方法に関するものである。
例えば下記特許文献1には、透明基材シートの一部に帯状の磁石層を形成した磁石付き透明シートが提案されている。この特許文献1において、磁石層は、透明基材シートの一辺、又は、対向する二辺に沿って、一直線上に延びるように形成されている(特許文献1の図5〜図7参照)。
特開2002−137320号公報
しかしながら、上記のような従来の磁石付き透明シートは、透明基材シートの一辺又は二辺に磁石層を設けることにより、磁石の機能を備えた透明シートとして構成されただけのものであり、シート全体が磁石として機能するものではない。すなわち、シート全体が磁石として機能するような磁石シートを透明又は半透明に形成したものは提案されていなかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、シート全体が磁石として機能する透明又は半透明の磁石シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る磁石シートは、透明又は半透明のシート材を備え、前記シート材の表面全体に、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されている。
このような構成によれば、透明又は半透明のシート材の表面全体に複数の磁石領域が形成されているため、シート全体が磁石として機能する。また、透明又は半透明のシート材に対して、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されているため、シート全体が磁石領域で覆われた構成とは異なり、シート全体として透明又は半透明とすることができる。
前記複数の磁石領域は、前記シート材の内部に埋め込まれていてもよい。
このような構成によれば、内部に複数の磁石領域が埋め込まれた全体としてシート状の磁石シートを提供することができる。
前記シート材の表面には、それぞれ一直線上に延びる複数の凹部又は貫通孔が等間隔で形成されており、当該複数の凹部又は貫通孔に磁石領域が埋め込まれることにより、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されていてもよい。
このような構成によれば、それぞれ一直線上に延びるように等間隔で形成された複数の凹部又は貫通孔に磁石領域が埋め込まれる。これにより、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されるため、これらの磁石領域以外の部分は略均一な透明又は半透明の領域となり、シート全体として透明又は半透明の磁石シートを提供することができる。
前記シート材の表面には、複数の小孔が略均一な密度で形成されており、当該複数の小孔に磁石領域が埋め込まれることにより、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されていてもよい。
このような構成によれば、略均一な密度で形成された複数の小孔に磁石領域が埋め込まれる。これにより、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されるため、これらの磁石領域以外の部分は略均一な透明又は半透明の領域となり、シート全体として透明又は半透明の磁石シートを提供することができる。
本発明に係る第1の磁石シートの製造方法は、凹部形成ステップと、磁性体埋込ステップと、着磁ステップとを含む。前記凹部形成ステップでは、透明又は半透明のシート材の表面に、それぞれ一直線上に延びる複数の凹部を形成する。前記磁性体埋込ステップでは、前記複数の凹部内に磁性体を埋め込む。前記着磁ステップでは、前記複数の凹部内に埋め込まれた磁性体を着磁させることにより、複数の磁石領域を形成する。
本発明に係る第2の磁石シートの製造方法は、積層ステップと、シート材生成ステップと、着磁ステップとを含む。前記積層ステップでは、透明又は半透明の基材シート、及び、磁性体シートを、交互に積層することにより積層体を形成する。前記シート材生成ステップでは、前記積層体を積層方向に沿ってスライスすることにより、基材領域及び磁性体領域が交互に形成されたシート材を生成する。前記着磁ステップでは、前記シート材の各磁性体領域を着磁させることにより、複数の磁石領域を形成する。
本発明に係る第3の磁石シートの製造方法は、積層ステップと、着磁ステップと、シート材生成ステップとを含む。前記積層ステップでは、透明又は半透明の基材シート、及び、磁性体シートを、交互に積層することにより積層体を形成する。前記着磁ステップでは、前記積層体の各磁性体シートを着磁させる。前記シート材生成ステップでは、各磁性体シートが着磁された前記積層体を積層方向に沿ってスライスすることにより、基材領域及び磁石領域が交互に形成されたシート材を生成する。
本発明に係る第4の磁石シートの製造方法は、積層ステップと、シート材生成ステップとを含む。前記積層ステップでは、透明又は半透明の基材シート、及び、着磁された磁石シートを、交互に積層することにより積層体を形成する。前記シート材生成ステップでは、前記積層体を積層方向に沿ってスライスすることにより、基材領域及び磁石領域が交互に形成されたシート材を生成する。
本発明の第1実施形態に係る磁石シートの構成例を示す部分斜視図である。 図1の磁石シートの製造方法を示す概略断面図である。 図1の磁石シートの製造方法を示す概略断面図である。 図1の磁石シートの製造方法を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る磁石シートの構成例を示す部分斜視図である。 図3の磁石シートの製造方法を示す概略断面図である。 図3の磁石シートの製造方法を示す概略断面図である。 図3の磁石シートの製造方法を示す概略断面図である。 図3の磁石シートの製造方法の変形例を示す概略断面図である。 図3の磁石シートの製造方法の変形例を示す概略断面図である。 図3の磁石シートの製造方法の変形例を示す概略断面図である。 図3の磁石シートの製造方法の変形例を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る磁石シートの構成例を示す部分斜視図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る磁石シート100の構成例を示す部分斜視図である。この磁石シート100は、透明又は半透明のシート材101に、複数の磁石領域102が埋め込まれることにより構成されている。
シート材101は、例えばPET、アクリル、塩化ビニル、シリコン、ナイロン、ウレタン、ガラス、ポリカーボネイト、ABS、ポリエチレン、ゴム系、透明樹脂、又は粘着剤などにより形成されたフィルムであり、その厚みは1μm〜10mmである。シート材101の一方面103には、複数の凹部104が形成されており、これらの凹部104内に磁石領域102が埋め込まれている。
各凹部104は、例えば一直線上に延びている。各凹部104は、互いに一定の間隔を隔てて平行に形成されている。これにより、シート材101の一方面103全体に、複数の磁石領域102が略均一な密度で形成されている。ここで、略均一な密度とは、例えば磁石シート100を同じ面積からなる数個の領域に任意の位置で分割したときに、各領域に占める磁石領域102の面積が一定又はほぼ一定であることを意味している。
各凹部104の幅A1は、例えば1μm〜100mmであり、より好ましくは10μm〜100μmである。また、各凹部104間の間隔A2は、例えば1μm〜100mmであり、より好ましくは50μm〜500μmである。この例では、各凹部104の断面形状が三角形状となっているが、このような構成に限らず、例えば矩形状などの他の断面形状であってもよい。
図2A〜図2Cは、図1の磁石シート100の製造方法を示す概略断面図である。磁石シート100を製造する際には、まず、一方面103及び他方面106がそれぞれ平坦なシート材101を準備する。
そして、図2Aに示すように、準備したシート材101の一方面103に、一直線上に延びる複数の凹部104を形成する(凹部形成ステップ)。このとき、各凹部104がシート材101を貫通しないように、かつ、互いに等間隔で一直線上に延びるように形成される。
シート材101の一方面103に形成された複数の凹部104内には、図2Bに示すように磁性体105が埋め込まれる(磁性体埋込ステップ)。磁性体105は、例えば酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライト、純鉄、パーマロイ、センダスト合金、アモルファス合金、クロム酸化鉄、コバルト酸化鉄、メタル磁性体、バリウムフェライト、鉄、ケイ素銅、センダスト、パーメンジュール、ソフトフェライト、ナノクリスタル磁性合金、アルニコ磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジム鉄ボロン磁石、サマリウム鉄窒素磁石、ニッケル、超磁歪材料などからなり、粉末又は液体の状態で各凹部104内に埋め込まれた後、当該凹部104内に定着される。各凹部104内に定着した磁性体105の表面は、シート材101の一方面103に対して面一となる。
その後、複数の凹部104内に埋め込まれた磁性体105が着磁される(着磁ステップ)。これにより、図2Cに示すように、シート材101の一方面103側がN極、他方面106側がS極となる複数の磁石領域102が形成される。ただし、複数の凹部104内に埋め込まれた磁性体105は、シート材101の一方面103側がS極、他方面106側がN極となるように着磁されてもよいし、シート材101の一方面103側及び他方面106側において、それぞれN極及びS極が交互に配列されるように着磁されてもよい。また、既に着磁された磁石(図示せず)が各凹部104内に埋め込まれてもよい。
本実施形態では、透明又は半透明のシート材101の一方面103全体に複数の磁石領域102が形成されているため、シート全体が磁石として機能する。また、透明又は半透明のシート材101に対して、複数の磁石領域102が略均一な密度で形成されているため、シート全体が磁石領域で覆われた構成とは異なり、シート全体として透明又は半透明とすることができる。
すなわち、本実施形態では、それぞれ一直線上に延びるように等間隔で形成された複数の凹部104に磁石領域102が埋め込まれることにより、複数の磁石領域102が略均一な密度で形成されるため、これらの磁石領域102以外の部分は略均一な透明又は半透明の領域となり、シート全体として透明又は半透明の磁石シート100を提供することができる。特に、図2Cに示すように、シート全体として一方面103側がN極、他方面106側がS極の磁石となった透明又は半透明の磁石シート100を提供することができる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係る磁石シート200の構成例を示す部分斜視図である。この磁石シート200は、透明又は半透明のシート材201に、複数の磁石領域202が埋め込まれることにより構成されている。シート材201には、複数の貫通孔204が形成されており、これらの貫通孔204内に磁石領域202が埋め込まれている。
各貫通孔204は、例えば一直線上に延びている。各貫通孔204は、互いに一定の間隔を隔てて平行に形成されている。これにより、シート材201の表面(一方面203及び他方面206)全体に、複数の磁石領域202が略均一な密度で形成されている。
各貫通孔204の幅B1は、例えば1μm〜100mmであり、より好ましくは10μm〜100μmである。また、各貫通孔204間の間隔B2は、例えば1μm〜100mmであり、より好ましくは50μm〜500μmである。
図4A〜図4Cは、図3の磁石シート200の製造方法を示す概略断面図である。磁石シート200を製造する際には、まず、透明又は半透明の基材シート207と、磁性体シート208とをそれぞれ複数準備し、図4Aに示すように、それらの基材シート207及び磁性体シート208を交互に積層することにより積層体205を形成する(積層ステップ)。このとき、各基材シート207及び各磁性体シート208の間には、例えば粘着層が設けられる。ただし、各基材シート207が粘着層そのものであってもよい。
基材シート207は、例えばPET、アクリル、ウレタン、シリコン、ガラス、塩化ビニル、ナイロン、ポリカーボネイト、ABS、ゴム系、ポリエチレン等の透明樹脂、又は粘着剤などにより形成されたフィルムであり、その厚みは例えば1μm〜100mmであり、より好ましくは50μm〜500μmである。磁性体シート208は、例えば酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライト、純鉄、パーマロイ、センダスト合金、アモルファス合金、クロム酸化鉄、コバルト酸化鉄、メタル磁性体、バリウムフェライト、鉄、ケイ素銅、センダスト、パーメンジュール、ソフトフェライト、ナノクリスタル磁性合金、アルニコ磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジム鉄ボロン磁石、サマリウム鉄窒素磁石、ニッケル、超磁歪材料などの磁性体により形成されたフィルムであり、その厚みは例えば1μm〜100mmであり、より好ましくは10μm〜100μmである。
その後、図4Bに示すように、積層体205が、その積層方向Dに沿ってスライスされることにより、シート材201が生成される(シート材生成ステップ)。すなわち、積層体205が、等間隔で複数の切断位置Pにおいてスライスされることにより、複数のシート材201が生成される。積層体205をスライスする際の切断位置P間の間隔は、例えば1μm〜10mmであり、当該間隔は、最終的に得られる磁石シート200の厚みに相当する。
積層体205をスライスすることにより生成されたシート材201は、図4Cに示すように、その切断面である両面(一方面203及び他方面206)が平坦面となる。このシート材201は、基材シート207の一部である基材領域と、磁性体シート208の一部である磁性体領域とが、交互に形成された構成となる。
その後、シート材201の各磁性体領域(磁性体シート208により構成される領域)が着磁される(着磁ステップ)。これにより、図4Cに示すように、シート材201の一方面203側がN極、他方面206側がS極となる複数の磁石領域202が形成される。ただし、シート材201の各磁性体領域は、シート材201の一方面203側がS極、他方面206側がN極となるように着磁されてもよいし、シート材201の一方面203側及び他方面206側において、それぞれN極及びS極が交互に配列されるように着磁されてもよい。
本実施形態では、透明又は半透明のシート材201の表面(一方面203及び他方面206)全体に複数の磁石領域202が形成されているため、シート全体が磁石として機能する。また、透明又は半透明のシート材201に対して、複数の磁石領域202が略均一な密度で形成されているため、シート全体が磁石領域で覆われた構成とは異なり、シート全体として透明又は半透明とすることができる。
すなわち、本実施形態では、それぞれ一直線上に延びるように等間隔で形成された複数の貫通孔204に磁石領域202が埋め込まれることにより、複数の磁石領域202が略均一な密度で形成されるため、これらの磁石領域202以外の部分は略均一な透明又は半透明の領域となり、シート全体として透明又は半透明の磁石シート200を提供することができる。
図5A〜図5Dは、図3の磁石シート200の製造方法の変形例を示す概略断面図である。この方法では、まず、上記実施形態と同様に、透明又は半透明の基材シート207と、磁性体シート208とをそれぞれ複数準備し、図5Aに示すように、それらの基材シート207及び磁性体シート208を交互に積層することにより積層体205を形成する(積層ステップ)。このとき、各基材シート207及び各磁性体シート208の間には、例えば粘着層が設けられる。ただし、各基材シート207が粘着層そのものであってもよい。
その後、図5Bに示すように、積層体205の各磁性体シート208が着磁される(着磁ステップ)。このとき、積層体205における積層方向Dに対して直交する方向の一端部側がN極となり、他端部側がS極となる。
そして、上記実施形態と同様に、積層体205が、その積層方向Dに沿ってスライスされることにより、シート材201が生成される(シート材生成ステップ)。すなわち、図5Cに示すように、積層体205が、等間隔で複数の切断位置Pにおいてスライスされることにより、複数のシート材201が生成される。
積層体205をスライスすることにより生成されたシート材201は、図5Dに示すように、その切断面である両面(一方面203及び他方面206)が平坦面となる。このシート材201は、基材シート207の一部である基材領域と、磁性体シート208の一部である磁性体領域とが、交互に形成された構成となる。
これにより、図5Dに示すように、シート材201の一方面203側がN極、他方面206側がS極となる複数の磁石領域202が形成される。ただし、シート材201の各磁性体領域は、シート材201の一方面203側がS極、他方面206側がN極となるように着磁されてもよいし、シート材201の一方面203側及び他方面206側において、それぞれN極及びS極が交互に配列されるように着磁されてもよい。
なお、図5Aのように、基材シート207及び磁性体シート208を交互に積層することにより積層体205を形成してから、その積層体205の各磁性体シート208を着磁させるような構成に限らず、既に着磁された磁石シート(図示せず)を基材シート207と交互に積層することにより、積層体205を形成するような構成であってもよい。この場合、磁石シート及び基材シート207を交互に積層して積層体205を形成した時点(積層ステップ)で、図5Bに示すような状態となり、その後は上記変形例と同様の工程(シート材生成ステップ)を行うことにより、シート材201を生成することができる。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係る磁石シート300の構成例を示す部分斜視図である。この磁石シート300は、透明又は半透明のシート材301に、複数の磁石領域302が埋め込まれることにより構成されている。
シート材301は、例えばPET、アクリル、ウレタン、シリコン、ガラス、塩化ビニル、ナイロン、ポリカーボネイト、ABS、ゴム系、ポリエチレン等の透明樹脂、又は粘着剤などにより形成されたフィルムであり、その厚みは例えば1μm〜10mmである。シート材301には、複数の小孔304が形成されており、これらの小孔304内に磁石領域302が埋め込まれている。
各小孔304には、既に着磁された磁石(図示せず)が埋め込まれることにより磁石領域302が形成されてもよいし、磁性体が埋め込まれた後に着磁されることにより磁石領域302が形成されてもよい。このとき、各磁石領域302は、シート材301の一方面303側がN極、他方面306側がS極となるように形成される。ただし、各磁石領域302は、シート材301の一方面303側がS極、他方面306側がN極となるように形成されてもよいし、シート材301の一方面303側及び他方面306側において、それぞれN極及びS極が交互に配列されるように形成されてもよい。
各小孔304は、互いに一定の間隔を隔てて形成されている。これにより、シート材301の表面(一方面303及び他方面306)全体に、複数の磁石領域302が略均一な密度で形成されている。
各小孔304の内径C1は、例えば1μm〜10mmであり、より好ましくは100μm〜1mmである。また、各小孔304間の間隔C2は、例えば1μm〜100mmであり、より好ましくは100μm〜5mmである。ただし、各小孔304は、シート材301を貫通した貫通孔により構成されるものに限らず、凹部により構成されるものであってもよい。
本実施形態では、透明又は半透明のシート材301の表面(一方面303及び他方面306)全体に複数の磁石領域302が形成されているため、シート全体が磁石として機能する。また、透明又は半透明のシート材301に対して、複数の磁石領域302が略均一な密度で形成されているため、シート全体が磁石領域で覆われた構成とは異なり、シート全体として透明又は半透明とすることができる。
すなわち、本実施形態では、略均一な密度で形成された複数の小孔304に磁石領域302が埋め込まれる。これにより、複数の磁石領域302が略均一な密度で形成されるため、これらの磁石領域302以外の部分は略均一な透明又は半透明の領域となり、シート全体として透明又は半透明の磁石シート300を提供することができる。
以上の実施形態では、シート材101,201,301に凹部104、貫通孔204又は小孔304が形成され、それらの内部に磁石領域102,202,302が埋め込まれた構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、例えばシート材の平坦な表面上に、複数の磁石領域が略均一な密度で形成された構成などであってもよい。
100 磁石シート
101 シート材
102 磁石領域
103 一方面
104 凹部
105 磁性体
106 他方面
200 磁石シート
201 シート材
202 磁石領域
203 一方面
204 貫通孔
205 積層体
206 他方面
207 基材シート
208 磁性体シート
300 磁石シート
301 シート材
302 磁石領域
303 一方面
304 小孔
306 他方面

Claims (8)

  1. 透明又は半透明のシート材を備え、
    前記シート材の表面全体に、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されていることを特徴とする磁石シート。
  2. 前記複数の磁石領域は、前記シート材の内部に埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の磁石シート。
  3. 前記シート材の表面には、それぞれ一直線上に延びる複数の凹部又は貫通孔が等間隔で形成されており、当該複数の凹部又は貫通孔に磁石領域が埋め込まれることにより、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁石シート。
  4. 前記シート材の表面には、複数の小孔が略均一な密度で形成されており、当該複数の小孔に磁石領域が埋め込まれることにより、複数の磁石領域が略均一な密度で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁石シート。
  5. 透明又は半透明のシート材の表面に、それぞれ一直線上に延びる複数の凹部を形成する凹部形成ステップと、
    前記複数の凹部内に磁性体を埋め込む磁性体埋込ステップと、
    前記複数の凹部内に埋め込まれた磁性体を着磁させることにより、複数の磁石領域を形成する着磁ステップとを含むことを特徴とする磁石シートの製造方法。
  6. 透明又は半透明の基材シート、及び、磁性体シートを、交互に積層することにより積層体を形成する積層ステップと、
    前記積層体を積層方向に沿ってスライスすることにより、基材領域及び磁性体領域が交互に形成されたシート材を生成するシート材生成ステップと、
    前記シート材の各磁性体領域を着磁させることにより、複数の磁石領域を形成する着磁ステップとを含むことを特徴とする磁石シートの製造方法。
  7. 透明又は半透明の基材シート、及び、磁性体シートを、交互に積層することにより積層体を形成する積層ステップと、
    前記積層体の各磁性体シートを着磁させる着磁ステップと、
    各磁性体シートが着磁された前記積層体を積層方向に沿ってスライスすることにより、基材領域及び磁石領域が交互に形成されたシート材を生成するシート材生成ステップとを含むことを特徴とする磁石シートの製造方法。
  8. 透明又は半透明の基材シート、及び、着磁された磁石シートを、交互に積層することにより積層体を形成する積層ステップと、
    前記積層体を積層方向に沿ってスライスすることにより、基材領域及び磁石領域が交互に形成されたシート材を生成するシート材生成ステップとを含むことを特徴とする磁石シートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3480009A1 (en) * 2017-11-01 2019-05-08 Yantai Shougang Magnetic Materials Inc. A method for segmentation nd-fe-b permanent magnets

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