JP2017021975A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、樹脂枠付きMEAとセパレータとを正確且つ容易に位置決めすることを可能にする。【解決手段】発電セル10は、樹脂枠付きMEA12を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持する。樹脂枠付きMEA12は、電解質膜・電極構造体12a及び樹脂枠部材44を有する。樹脂枠部材44の内周端面44bsとカソード電極42の外周端面42sとの間に、隙間46を設けている。第2セパレータ16には、隙間46に配置される凸状部48が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂枠部材が設けられる段差MEAと、前記段差MEAに隣接するセパレータと、を備える燃料電池に関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方にアノード電極が、前記固体高分子電解質膜の他方にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。アノード電極及びカソード電極は、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とを有している。
電解質膜・電極構造体は、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持されることにより、発電セル(単位燃料電池)を構成している。この発電セルは、所定の数だけ積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
電解質膜・電極構造体では、一方のガス拡散層が固体高分子電解質膜よりも小さな平面寸法に設定されるとともに、他方のガス拡散層が前記固体高分子電解質膜と同一の平面寸法に設定される、所謂、段差MEAを構成する場合がある。その際、段差MEAとセパレータとは、所望のシール機能を確保するため、相対的に正確に位置決めする必要がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池が知られている。この燃料電池では、電解質・電極構造体とセパレータとが交互に積層されるとともに、シール部材が介装されている。そして、セパレータ又はシール部材には、電解質・電極構造体の外周部を位置決めするための凸状部又は凹状部が設けられている。
このため、電解質・電極構造体の外周部を凸状部又は凹状部に係合させるだけで、前記電解質・電極構造体をセパレータに対して正確且つ容易に位置決めすることができる。
特開2004−265824号公報
ところで、段差MEAでは、比較的高価な固体高分子電解質膜の使用量を削減させるとともに、薄膜状で強度が低い前記固体高分子電解質膜を保護するために、外周に樹脂枠部材を組み込んだ樹脂枠付きMEAを採用する場合がある。従って、樹脂枠付きMEAとセパレータとを相対的に正確に位置決めすることが必要である。
本発明は、この種の要請に対応するものであり、簡単な構成で、樹脂枠付きMEAとセパレータとを正確且つ容易に位置決めすることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、段差MEA及び樹脂枠部材を有する樹脂枠付きMEAと、前記樹脂枠付きMEAに隣接するセパレータと、を備えている。段差MEAは、固体高分子電解質膜の一方の面に第1電極が設けられ、前記固体高分子電解質膜の他方の面に第2電極が設けられるとともに、前記第1電極の平面寸法は、前記第2電極の平面寸法よりも大きな寸法に設定されている。樹脂枠部材は、固体高分子電解質膜の外周を周回して設けられている。
樹脂枠付きMEAは、樹脂枠部材の内周端面と第2電極の外周端面との間に、隙間を設けるとともに、セパレータには、前記隙間に配置される凸状部が形成されている。
また、この燃料電池では、凸状部の隙間に挿入される表面には、高分子材料による被覆層が形成されることが好ましい。
本発明によれば、樹脂枠付きMEAは、樹脂枠部材の内周端面と第2電極の外周端面との間に、隙間を設けている。そして、隙間には、セパレータに形成された凸状部が配置されることにより、樹脂枠付きMEAと前記セパレータとが位置決めされている。このため、樹脂枠付きMEAとセパレータとを相対的に位置決めするために、例えば、ゴム製の位置決めリブ等を設ける必要がなく、成形回数の削減が図られて、経済的である。
従って、簡単な構成で、樹脂枠付きMEAとセパレータとを正確且つ容易に位置決めすることが可能になる。
本発明の実施形態に係る発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記発電セルの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電セルを構成する樹脂枠付きMEAの要部断面図である。 前記樹脂枠付きMEAの正面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る発電セル(燃料電池)10は、例えば、矢印A方向(水平方向)又は矢印C方向(重力方向)に複数積層されて燃料電池スタックを構成する。燃料電池スタックは、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気自動車(図示せず)に搭載される。
発電セル10は、樹脂枠付きMEA(樹脂枠付き電解質膜・電極構造体)12を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、横長(又は縦長)の長方形状を有する(図1参照)。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板や、カーボン部材等で構成される。
発電セル10の長辺方向である矢印B方向の一端縁部には、矢印A方向(積層方向)に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔18a、冷却媒体入口連通孔20a及び燃料ガス出口連通孔22bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔18a、冷却媒体入口連通孔20a及び燃料ガス出口連通孔22bは、矢印C方向に配列して設けられる。酸化剤ガス入口連通孔18aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。冷却媒体入口連通孔20aは、冷却媒体を供給し、燃料ガス出口連通孔22bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電セル10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガス入口連通孔22a、冷却媒体出口連通孔20b及び酸化剤ガス出口連通孔18bが、矢印C方向に配列して設けられる。燃料ガス入口連通孔22aは、燃料ガスを供給し、冷却媒体出口連通孔20bは、冷却媒体を排出するとともに、酸化剤ガス出口連通孔18bは、酸化剤ガスを排出する。
第1セパレータ14の樹脂枠付きMEA12に向かう面14aには、例えば、矢印B方向に延在する燃料ガス流路24が形成される。燃料ガス流路24は、互いに並列する複数本の流路溝を有する。燃料ガス流路24は、入口ブリッジ部26aを介して燃料ガス入口連通孔22aと連通するとともに、出口ブリッジ部26bを介して燃料ガス出口連通孔22bとに連通する。
入口ブリッジ部26aは、後述する第1シール部材34により一体成形される島状部を有し、該島状部間に燃料ガス入口連通路が形成される。出口ブリッジ部26bは、同様に第1シール部材34により一体成形される島状部を有し、該島状部間に燃料ガス出口連通路が形成される。
第2セパレータ16の樹脂枠付きMEA12に向かう面16aには、例えば、矢印B方向に延在する酸化剤ガス流路28が設けられる。酸化剤ガス流路28は、互いに並列する複数本の流路溝を有する。酸化剤ガス流路28は、入口ブリッジ部30aを介して酸化剤ガス入口連通孔18aと連通するとともに、出口ブリッジ部30bを介して酸化剤ガス出口連通孔18bとに連通する。
入口ブリッジ部30aは、後述する第2シール部材36により一体成形される島状部を有し、該島状部間に酸化剤ガス入口連通路が形成される。出口ブリッジ部30bは、同様に第2シール部材36により一体成形される島状部を有し、該島状部間に酸化剤ガス出口連通路が形成される。
互いに隣接する第1セパレータ14の面14bと第2セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体流路32が形成される。冷却媒体流路32は、冷却媒体入口連通孔20a及び冷却媒体出口連通孔20bに連通する。冷却媒体流路32は、燃料ガス流路24が形成された第1セパレータ14の裏面形状と、酸化剤ガス流路28が形成された第2セパレータ16の裏面形状とが重なり合って形成される。
図2に示すように、第1セパレータ14の面14a、14bには、この第1セパレータ14の外周端部を周回して、第1シール部材34が一体化される。第2セパレータ16の面16a、16bには、この第2セパレータ16の外周端部を周回して、第2シール部材36が一体化される。
第1シール部材34は、面14a側に設けられ、樹脂枠付きMEA12を構成する樹脂枠部材44(後述する)に当接する第1凸状シール34aを有する。第1シール部材34は、面14b側に設けられ、隣接する第2セパレータ16の第2シール部材36の平坦面に当接する二重シールである第2凸状シール34b及び第3凸状シール34cを有する。
第2シール部材36は、面16a側に設けられ、第1シール部材34の平坦面に当接する第4凸状シール36aを有する。なお、第4凸状シール36aに代えて、第1シール部材34に凸状シール(図示せず)を設けてもよい。
第1シール部材34及び第2シール部材36には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
樹脂枠付きMEA12は、図2に示すように、段差MEAである電解質膜・電極構造体12aを備える。段差MEAとは、一方の電極の平面寸法と他方の電極の平面寸法とが異なる、すなわち、段差を有するMEAである。詳細は、後述する。
電解質膜・電極構造体12aは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)38と、前記固体高分子電解質膜38を挟持するアノード電極(第1電極)40及びカソード電極(第2電極)42とを有する。固体高分子電解質膜38は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用してもよい。
図2及び図3に示すように、カソード電極42の平面寸法(外形寸法)は、固体高分子電解質膜38及びアノード電極40の平面寸法(外形寸法)よりも小さな寸法を有する。なお、上記の構成に代えて、アノード電極40は、固体高分子電解質膜38及びカソード電極42よりも小さな平面寸法を有するように構成してもよい。その際、アノード電極40は、第2電極となり、カソード電極42は、第1電極となる。
アノード電極40は、固体高分子電解質膜38の一方の面38aに接合される第1電極触媒層40aと、前記第1電極触媒層40aに積層される第1ガス拡散層40bとを設ける。第1電極触媒層40a及び第1ガス拡散層40bは、同一の平面寸法に設定されるとともに、固体高分子電解質膜38と同一(又は同一未満)の平面寸法に設定される。
カソード電極42は、固体高分子電解質膜38の面38bに接合される第2電極触媒層42aと、前記第2電極触媒層42aに積層される第2ガス拡散層42bとを設ける。第2電極触媒層42a及び第2ガス拡散層42bは、同一の平面寸法を有する。なお、第2電極触媒層42aと第2ガス拡散層42bとは、互いに異なる平面寸法に設定されてもよい。
第1電極触媒層40aは、例えば、白金合金を表面に担持した多孔質カーボン粒子が、第1ガス拡散層40bの表面に一様に塗布されて形成される。第2電極触媒層42aは、例えば、白金合金を表面に担持した多孔質カーボン粒子が、第2ガス拡散層42bの表面に一様に塗布されて形成される。第1ガス拡散層40b及び第2ガス拡散層42bは、カーボンペーパ又はカーボンクロス等からなる。第1電極触媒層40a及び第2電極触媒層42aは、固体高分子電解質膜38の両方の面38a、38bに形成される。
樹脂枠付きMEA12は、固体高分子電解質膜38の外周を周回して接合される樹脂枠部材44を備える。樹脂枠部材44は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、又はm−PPE(変性ポリフェニレンエーテル樹脂)等で構成される。樹脂枠部材44は、さらにPET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)又は変性ポリオレフィン等で構成される。
樹脂枠部材44は、厚肉部44aを設け、前記厚肉部44aの内側端部には、内方に突出する薄肉状の内側膨出部44bが設けられる。厚肉部44aの外側端部には、外方に突出して第1シール部材34の第1凸状シール34aが当接する薄肉状の外側膨出部44cが設けられる。
図3に示すように、内側膨出部44bは、固体高分子電解質膜38の外周端部38eに接合されるとともに、カソード電極42の外周端面42sに対向する内周端面44bsを有する。樹脂枠部材44の内周端面44bsとカソード電極42の外周端面42sとの間には、隙間46が形成される。図4に示すように、隙間46は、開口幅寸法hを有する長方形の枠形状を有する。枠形状の長辺及び短辺は、それぞれ同一の開口幅寸法hに設定されるが、それぞれ異なる開口幅寸法に設定されてもよい。
図1及び図2示すように、第2セパレータ16の面16aには、樹脂枠付きMEA12の隙間46に配置され、より好ましくは、嵌合する凸状部48が形成される。凸状部48は、長方形の枠形状を有し、2つの長辺48lと2つの短辺48sとにより構成される。凸状部48は、断続的でもよく、長方形の枠形状の各辺に少なくとも1カ所設けることが好ましい。凸状部48の突出側の表面(隙間46に挿入される表面)には、高分子材料による電気絶縁性を有する被覆層50が形成される。被覆層50は、図2に示すように、凸状部48の突出側の表面を覆って断面コ字状を有し、全体として長方形の枠形状に構成される。被覆層50は、フィルム又はコーティングにより形成される。
このように構成される発電セル10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔18aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔22aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔20aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔18aから第2セパレータ16の酸化剤ガス流路28に導入され、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体12aのカソード電極42に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔22aから第1セパレータ14の燃料ガス流路24に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路24に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体12aのアノード電極40に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体12aでは、カソード電極42に供給される酸化剤ガスと、アノード電極40に供給される燃料ガスとが、第2電極触媒層42a及び第1電極触媒層40a内で電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード電極42に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔18bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極40に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔22bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔20aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ14と第2セパレータ16との間の冷却媒体流路32に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体12aを冷却した後、冷却媒体出口連通孔20bから排出される。
この場合、本実施形態では、図2に示すように、樹脂枠付きMEA12は、樹脂枠部材44の内周端面44bsとカソード電極42の外周端面42sとの間に、隙間46を設けている。そして、隙間46には、第2セパレータ16に形成された凸状部48が嵌合(配置)されることにより、樹脂枠付きMEA12と前記第2セパレータ16とが位置決めされている。
このため、樹脂枠付きMEA12と第2セパレータ16とを相対的に位置決めするために、例えば、ゴム製の位置決めリブ等を設ける必要がない。具体的には、第2セパレータ16には、第2シール部材36が成形されるだけであり、別の成形処理によりリブ等を成形する必要がなく、成形回数の削減が図られて、経済的である。
従って、本実施形態では、簡単な構成で、樹脂枠付きMEA12と第2セパレータ16とを正確且つ容易に位置決めすることが可能になり、発電セル10全体の組み付け作業が効率的に遂行されるという効果が得られる。
なお、本実施形態では、第2セパレータ16に枠形状の凸状部48が設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、凸状部48は、一対の長辺48lのみを設けてもよく、又は、一対の短辺48sのみを設けてもよい。また、凸状部48は、連続的に直線状に形成されているが、例えば、断続的に設けることも可能である。
さらにまた、発電セル10は、1枚のMEAを一対のセパレータにより挟持して構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、第1セパレータ、第1MEA、第2セパレータ、第2MEA及び第3セパレータの順に積層された発電ユニットを有し、各発電ユニット間に冷却媒体流路が形成される、所謂、間引き冷却構造の燃料電池を採用してもよい。
10…発電セル 12…樹脂枠付きMEA
12a…電解質膜・電極構造体 14、16…セパレータ
18a…酸化剤ガス入口連通孔 18b…酸化剤ガス出口連通孔
20a…冷却媒体入口連通孔 20b…冷却媒体出口連通孔
22a…燃料ガス入口連通孔 22b…燃料ガス出口連通孔
24…燃料ガス流路 28…酸化剤ガス流路
32…冷却媒体流路 34、36…シール部材
38…固体高分子電解質膜 38e…外周端部
40…アノード電極 42…カソード電極
42s…外周端面 44…樹脂枠部材
44b…内側膨出部 44bs…内周端面
48…凸状部 48l…長辺
48s…短辺 50…被覆層

Claims (2)

  1. 固体高分子電解質膜の一方の面に第1電極が設けられ、前記固体高分子電解質膜の他方の面に第2電極が設けられるとともに、前記第1電極の平面寸法は、前記第2電極の平面寸法よりも大きな寸法に設定される段差MEA、及び、前記固体高分子電解質膜の外周を周回して設けられる樹脂枠部材、を有する樹脂枠付きMEAと、
    前記樹脂枠付きMEAに隣接するセパレータと、
    を備える燃料電池であって、
    前記樹脂枠付きMEAは、前記樹脂枠部材の内周端面と前記第2電極の外周端面との間に、隙間を設けるとともに、
    前記セパレータには、前記隙間に配置される凸状部が形成されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記凸状部の前記隙間に挿入される表面には、高分子材料による被覆層が形成されることを特徴とする燃料電池。
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