JP2017021519A - 運転評価装置およびナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が運転されている間に、同乗者が感じる車両の乗り心地の評価値を運転者に提示できる運転評価装置およびナビゲーション装置を提供する。【解決手段】評価部11は、走行している車両の乗員が受ける加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。情報生成部12は、評価部11により算出された評価値を運転者に提示するための提示情報を生成する。出力制御部13は、情報生成部12によって生成された提示情報を出力部7に出力させる。【選択図】図1
Description
この発明は、車両の運転を評価する運転評価装置およびナビゲーション装置に関する。
同乗者が眠っているとき、あるいは同乗者に乳幼児、高齢者がいる場合、車両の運転において同乗者が感じる乗り心地に配慮する必要がある。
例えば、特許文献1に記載される装置は、車両の現在位置から目的地までの走行経路上において、運転者が陥りやすい同乗者が不快と感じるであろう運転操作と運転シーンを、同乗者が不快に感じた過去の運転操作と運転シーンの履歴を分析して推定する。そして、推定された運転操作と運転シーンは、表示部が表示する走行経路上に重ねて表示される。
これにより、運転者は、走行経路上において同乗者が不快に感じるであろうポイントと運転操作とを知ることができるので、同乗者が不快に感じることがないように運転傾向を修正できる。
例えば、特許文献1に記載される装置は、車両の現在位置から目的地までの走行経路上において、運転者が陥りやすい同乗者が不快と感じるであろう運転操作と運転シーンを、同乗者が不快に感じた過去の運転操作と運転シーンの履歴を分析して推定する。そして、推定された運転操作と運転シーンは、表示部が表示する走行経路上に重ねて表示される。
これにより、運転者は、走行経路上において同乗者が不快に感じるであろうポイントと運転操作とを知ることができるので、同乗者が不快に感じることがないように運転傾向を修正できる。
しかしながら、特許文献1に代表される従来の技術では、過去に走行した履歴がないと運転者は同乗者が不快に感じるポイントと運転操作を知ることができない。
このため、同乗者が一度は不快な運転を経験しなければ、運転者は運転傾向を修正することができない。これでは、乳幼児、高齢者といった体力のない者が同乗している場合には現実的ではない。すなわち、同乗者が乳幼児、高齢者の場合、運転者は、車両を運転している間、同乗者が感じる車両の乗り心地を常に配慮した運転をする必要がある。
このため、同乗者が一度は不快な運転を経験しなければ、運転者は運転傾向を修正することができない。これでは、乳幼児、高齢者といった体力のない者が同乗している場合には現実的ではない。すなわち、同乗者が乳幼児、高齢者の場合、運転者は、車両を運転している間、同乗者が感じる車両の乗り心地を常に配慮した運転をする必要がある。
この発明は上記の課題を解決するもので、走行している車両の乗り心地の評価値を運転者に提示できる運転評価装置およびこれを備えたナビゲーション装置を得ることを目的とする。
この発明に係る運転評価装置は、評価部、情報生成部および出力制御部を備える。
評価部は、走行している車両の乗員が受ける加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。情報生成部は、評価部により算出された評価値を車両の運転者に提示するための提示情報を生成する。出力制御部は、情報生成部により生成された提示情報を車両に搭載された出力部に出力させる。
評価部は、走行している車両の乗員が受ける加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。情報生成部は、評価部により算出された評価値を車両の運転者に提示するための提示情報を生成する。出力制御部は、情報生成部により生成された提示情報を車両に搭載された出力部に出力させる。
この発明によれば、走行している車両の乗り心地の評価値を運転者に提示できるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、車両に搭載または持ち込まれるナビゲーション装置であり、入力部2、地図情報取得部3、位置検出部4、ナビゲーション処理部5、運転評価装置6、出力部7、角速度検出部8、車両信号取得部9、加速度検出部10を備える。
なお、運転評価装置6は、図1に示すように、ナビゲーション装置1に内蔵されてもよいが、ナビゲーション装置1と協働して動作する別装置として設けてもよい。
図1は、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、車両に搭載または持ち込まれるナビゲーション装置であり、入力部2、地図情報取得部3、位置検出部4、ナビゲーション処理部5、運転評価装置6、出力部7、角速度検出部8、車両信号取得部9、加速度検出部10を備える。
なお、運転評価装置6は、図1に示すように、ナビゲーション装置1に内蔵されてもよいが、ナビゲーション装置1と協働して動作する別装置として設けてもよい。
入力部2は、ユーザなどの外部からの操作入力を受け付ける構成要素であり、例えば、ナビゲーション装置1が備える前面パネルのスイッチ、ディスプレイ画面上に配置されたタッチパネル、リモートコントローラなどで具体化される。なお、経路の目的地と経由地は、入力部2を用いてナビゲーション処理部5に設定される。
地図情報取得部3は、ナビゲーション装置1の情報処理に使用される地図情報を、地図データベースから取得する。例えば、地図データベースが格納された記憶装置およびこの記憶装置とのインタフェースで具体化される。なお、この記憶装置には、ハードディスク装置、半導体メモリ、CD(Compact Disc)や、DVD(Digital Versatile Disc)などのディスク媒体などが挙げられる。また、地図情報取得部3が、外部サーバが管理する地図データベースから地図データを取得してもよい。
位置検出部4は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の位置情報を検出する検出部であり、例えば、GPS(Global Positioning System)受信装置で具体化される。なお、GPS受信装置は、GPSアンテナを介してGPS衛星から受信したGPS電波を解析して車両の位置情報を取得する。
ナビゲーション処理部5は、経路探索、経路案内および地図表示などのナビゲーション処理を実行する構成要素である。例えば、入力部2を介して設定された目的地、地図情報取得部3によって取得された地図情報および位置検出部4によって検出された車両の現在位置に基づいて、目的地までの経路を探索し、探索結果の経路を案内する。
運転評価装置6は、走行している車両の乗り心地の評価値を算出して運転者に提示する装置であり、評価部11、情報生成部12および出力制御部13を備える。
評価部11は、走行している車両の乗員が受ける加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。例えば、左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度をそれぞれ評価指標とする。
評価部11は、走行している車両の乗員が受ける加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。例えば、左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度をそれぞれ評価指標とする。
情報生成部12は、評価部11により算出された評価値を運転者に提示するための提示情報を生成する。提示情報は、車両の乗り心地の評価値を視覚的または聴覚的に運転者へ伝える情報であり、例えば、グラフ図形、アニメーション、音声で評価値を表現した情報である。提示情報の詳細については、図8および図9を用いて後述する。
出力制御部13は、情報生成部12により生成された提示情報を車両が備える出力部7に出力させる。また、出力制御部13は、ナビゲーション処理部5の情報処理で得られた情報も出力部7に出力させる。例えば、車両位置周辺の地図情報を出力部7に表示させ、経路案内の案内音声を出力部7に音声出力させる。
出力部7は、ナビゲーション装置1による情報処理の結果を出力する構成要素であり、例えば、ナビゲーション装置1の前面パネルに設けられたディスプレイ、スピーカなどで具体化される。また、ディスプレイは、運転者の前方のフロントガラスまたはコンバイナに情報を表示するヘッドアップディスプレイであってもよい。ヘッドアップディスプレイは、運転者の前方視界に重ねて情報を表示するので、車両を運転中の運転者に対して車両の乗り心地の評価値を的確に提示することができる。
角速度検出部8は、車両の進行方向が変わるときの角速度を検出するセンサであって、ジャイロセンサとしてナビゲーション装置に標準搭載されている場合が多い。
角速度検出部8により検出された角速度の値は、車速パルス信号から得られる速度情報とともに、乗員が受ける横方向の加速度の検出に利用することができる。
角速度検出部8により検出された角速度の値は、車速パルス信号から得られる速度情報とともに、乗員が受ける横方向の加速度の検出に利用することができる。
車両信号取得部9は、車両に搭載された車両ECU(Electronic Control Unit)から、車両の車速パルス信号を取得する。例えば、車両が一定距離走行するごとに車速パルス信号を入力して、車速パルス信号の単位時間当たりのパルス発生数と1パルス当たりの走行距離とから車両の速度情報が算出される。
加速度検出部10は、車両の乗員が受ける加速度を検出するセンサであって、例えば、車両の左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度の少なくとも一つを直接検出することができる。
加速度検出部10は、車両の乗員が受ける加速度を検出するセンサであって、例えば、車両の左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度の少なくとも一つを直接検出することができる。
図2は、評価部11の機能構成を示すブロック図であり、車両の乗員が受ける左右方向の加速度、上下方向の加速度、前後方向の加速度を評価指標とした場合を示している。
図2に示すように、評価部11は、左右方向加速度の評価値計算部14−1、上下方向加速度の評価値計算部14−2、前後方向加速度の評価値計算部14−3および総合評価値計算部15を備える。
図2に示すように、評価部11は、左右方向加速度の評価値計算部14−1、上下方向加速度の評価値計算部14−2、前後方向加速度の評価値計算部14−3および総合評価値計算部15を備える。
評価値計算部14−1は、走行している車両の乗員が受ける左右方向加速度の評価値を算出する。以下、左右方向加速度の評価値を“横揺れ評価値”と記載する。
左右方向加速度は、車両が進行方向を変えたときに乗員が受ける横方向加速度であり、例えば、加速度検出部10によって検出される。
また、乗員が受ける横方向の加速度a(m/s2)を、車速パルス信号から算出される車両速度v(m/s)と角速度検出部8によって検出された角速度ω(rad/s)とを用いて下記式(1)から算出してもよい。
a=vω ・・・(1)
左右方向加速度は、車両が進行方向を変えたときに乗員が受ける横方向加速度であり、例えば、加速度検出部10によって検出される。
また、乗員が受ける横方向の加速度a(m/s2)を、車速パルス信号から算出される車両速度v(m/s)と角速度検出部8によって検出された角速度ω(rad/s)とを用いて下記式(1)から算出してもよい。
a=vω ・・・(1)
評価値計算部14−1には、左右方向加速度の大きさを分類するための複数のレベル(閾値)が設定されている。図2では、左右方向加速度がレベル(1)からレベル(n)までのいずれかに分類される。ここで、レベル(1)は最も小さいレベルであり、レベル(n)に向けて大きいレベルとなる。
車両が走行している間、評価値計算部14−1は、前述のように左右方向加速度を順次取得すると、左右方向加速度の大きさをレベル(1)からレベル(n)までのいずれかに分類し、各レベルの左右方向加速度が検出される検出時間の移動平均を求める。
次に、評価値計算部14−1は、各レベルに応じた重み付け係数を移動平均に乗算してから合計した値を算出する。この値を“横揺れ評価値”と記載する。
次に、評価値計算部14−1は、各レベルに応じた重み付け係数を移動平均に乗算してから合計した値を算出する。この値を“横揺れ評価値”と記載する。
評価値計算部14−2は、走行している車両の乗員が受ける上下方向加速度の評価値を算出する。以下、上下方向加速度の評価値を“縦揺れ評価値”と記載する。
上下方向加速度は、車両がアップダウン、凹凸のある道路を走行したときに乗員が受ける上下方向の加速度であり、例えば、加速度検出部10によって検出される。
上下方向加速度は、車両がアップダウン、凹凸のある道路を走行したときに乗員が受ける上下方向の加速度であり、例えば、加速度検出部10によって検出される。
評価値計算部14−2には、上下方向加速度の大きさを分類するための複数のレベル(閾値)が設定されている。図2では、上下方向加速度がレベル(1)からレベル(n)までのいずれかに分類される。ここで、レベル(1)は最も小さいレベルであり、レベル(n)に向けて大きいレベルとなる。
車両が走行している間、評価値計算部14−2は、前述のように上下方向加速度を順次取得すると、上下方向加速度の大きさをレベル(1)からレベル(n)までのいずれかに分類し、各レベルの上下方向加速度が検出される検出時間の移動平均を求める。
次に、評価値計算部14−2は、各レベルに応じた重み付け係数を移動平均に乗算してから合計した値を算出する。この値を“縦揺れ評価値”と記載する。
次に、評価値計算部14−2は、各レベルに応じた重み付け係数を移動平均に乗算してから合計した値を算出する。この値を“縦揺れ評価値”と記載する。
評価値計算部14−3は、走行している車両の乗員が受ける前後方向加速度の評価値を算出する。以下、前後方向加速度の評価値を“加減速評価値”と記載する。
前後方向加速度は、車両が加速または減速したときに乗員が受ける前後方向の加速度であり、例えば、加速度検出部10によって検出される。
また、乗員が受ける前後方向加速度を、車両パルス信号から算出された車両速度を時間微分して算出してもよい。
前後方向加速度は、車両が加速または減速したときに乗員が受ける前後方向の加速度であり、例えば、加速度検出部10によって検出される。
また、乗員が受ける前後方向加速度を、車両パルス信号から算出された車両速度を時間微分して算出してもよい。
評価値計算部14−3には、前後方向加速度の大きさを分類するための複数のレベル(閾値)が設定されている。図2では、前後方向加速度がレベル(1)からレベル(n)までのいずれかに分類される。ここで、レベル(1)は最も小さいレベルであり、レベル(n)に向けて大きいレベルとなる。
車両が走行している間、評価値計算部14−3は、前述のように前後方向加速度を順次取得すると、前後方向加速度の大きさをレベル(1)からレベル(n)までのいずれかに分類し、各レベルの前後方向加速度が検出される検出時間の移動平均を求める。
次に、評価値計算部14−3は、各レベルに応じた重み付け係数を移動平均に乗算してから合計した値を算出する。この値を“加減速評価値”と記載する。
次に、評価値計算部14−3は、各レベルに応じた重み付け係数を移動平均に乗算してから合計した値を算出する。この値を“加減速評価値”と記載する。
総合評価値計算部15は、評価値計算部14−1〜14−3により算出された各評価値に対してそれぞれ重み付けしてから合計した値を最終的な評価値とする。以下、最終的な評価値を総合評価値と記載する。
また、横揺れ評価値、縦揺れ評価値、加減速評価値の算出に使用される重み付け係数、および総合評価値の算出に使用される各評価値の重み付け係数は、入力部2を用いて設定可能としてもよい。
車両の種類、走行する地域、季節、運転者、同乗者などの条件の違いによって前述した評価指標の重要度が変化することが予想される。従って、入力部2を用いることで、車両が走行している状況に応じた重み付けを行うことができる。
また、横揺れ評価値、縦揺れ評価値、加減速評価値の算出に使用される重み付け係数、および総合評価値の算出に使用される各評価値の重み付け係数は、入力部2を用いて設定可能としてもよい。
車両の種類、走行する地域、季節、運転者、同乗者などの条件の違いによって前述した評価指標の重要度が変化することが予想される。従って、入力部2を用いることで、車両が走行している状況に応じた重み付けを行うことができる。
運転評価装置6における、評価部11、情報生成部12および出力制御部13の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、運転評価装置6は、図4で後述する各処理を実行する処理装置を備える。処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図3(a)に示すように、評価部11、情報生成部12および出力制御部13の各機能を実現する処理回路100が専用のハードウェアである場合、処理回路100は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、または、これらの組み合わせたものが該当する。
評価部11の機能を実現する処理回路と、情報生成部12の機能を実現する処理回路と、出力制御部13の機能を実現する処理回路を設けてもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
評価部11の機能を実現する処理回路と、情報生成部12の機能を実現する処理回路と、出力制御部13の機能を実現する処理回路を設けてもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
図3(b)に示すように、処理回路がCPU101である場合、評価部11、情報生成部12および出力制御部13の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ102に格納される。CPU101は、メモリ102に格納されたプログラムを読み出して実行することにより評価部11、情報生成部12および出力制御部13の各機能を実現する。
すなわち、運転評価装置6は、CPU101により実行されるときに、図4に示される各処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ102を備える。また、これらのプログラムは、評価部11、情報生成部12および出力制御部13の手順と方法をコンピュータに実行させるものである。
すなわち、運転評価装置6は、CPU101により実行されるときに、図4に示される各処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ102を備える。また、これらのプログラムは、評価部11、情報生成部12および出力制御部13の手順と方法をコンピュータに実行させるものである。
ここで、メモリ102とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD、ミニディスク、DVDなどが該当する。
なお、評価部11、情報生成部12および出力制御部13の各機能について一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。
例えば、評価部11については専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、情報生成部12および出力制御部13については処理回路がメモリに格納されたプログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって、前述の各機能を実現することができる。
例えば、評価部11については専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、情報生成部12および出力制御部13については処理回路がメモリに格納されたプログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって、前述の各機能を実現することができる。
次に動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係る運転評価装置6の動作を示すフローチャートであり、走行している車両の乗り心地を評価して運転者に提示する一連の処理を示している。
車両の乗り心地の評価指標は、乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度、および前後方向の加速度であるものとする。
図4は、実施の形態1に係る運転評価装置6の動作を示すフローチャートであり、走行している車両の乗り心地を評価して運転者に提示する一連の処理を示している。
車両の乗り心地の評価指標は、乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度、および前後方向の加速度であるものとする。
車両が走行している間、評価部11は、車両の乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度、および前後方向の加速度を順次取得して、これらの加速度に基づいて車両の乗り心地の各評価値を算出する(ステップST1)。以下、これらの加速度を評価指標とした評価値の算出について具体例を挙げて説明する。
図5は、左右方向加速度の検出処理の概要を示す図であり、検出処理をタイムチャートで示している。図5の横軸は時間を表し、縦軸は左右方向加速度のレベルを表している。
左右方向加速度は、車両が直線道路を走行しているときを加速度ゼロである基準レベルとし、左カーブにより乗員に対して右方向に加わる加速度を正(図5の上方向)とし、右カーブにより乗員に対して左方向に加わる加速度を負(図5の下方向)とする。
左右方向加速度は、車両が直線道路を走行しているときを加速度ゼロである基準レベルとし、左カーブにより乗員に対して右方向に加わる加速度を正(図5の上方向)とし、右カーブにより乗員に対して左方向に加わる加速度を負(図5の下方向)とする。
車両が進行方向を変えることによって乗員が受ける左右方向加速度の大きさは、図5に示すような連続した曲線で表される。
例えば、直線道路を走行していた車両が左カーブを曲がり始めると右方向の加速度が徐々に大きくなり、左カーブを曲がりきると加速度が徐々に小さくなる。
さらに時間が経過して車両が右カーブを曲がり始めると左方向の加速度が大きくなり、右カーブを曲がりきると加速度が徐々に小さくなる。
例えば、直線道路を走行していた車両が左カーブを曲がり始めると右方向の加速度が徐々に大きくなり、左カーブを曲がりきると加速度が徐々に小さくなる。
さらに時間が経過して車両が右カーブを曲がり始めると左方向の加速度が大きくなり、右カーブを曲がりきると加速度が徐々に小さくなる。
図5の例では、左右方向加速度の大きさについて正方向と負方向とのそれぞれに2段階のレベルを設定している。
例えば、図5において、評価値計算部14−1は、車両が左カーブを曲がり始めたときと曲がり終わったときに取得された右方向加速度の大きさを、レベル(1)を超えレベル(2)以下に分類している。このとき、評価値計算部14−1は、右方向加速度の大きさがレベル(1)を超えレベル(2)以下になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
例えば、図5において、評価値計算部14−1は、車両が左カーブを曲がり始めたときと曲がり終わったときに取得された右方向加速度の大きさを、レベル(1)を超えレベル(2)以下に分類している。このとき、評価値計算部14−1は、右方向加速度の大きさがレベル(1)を超えレベル(2)以下になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
また、評価値計算部14−1は、車両が左カーブの中間部分を走行しているときに取得された右方向加速度の大きさを、レベル(2)を超えたレベルに分類している。
同様にして、評価値計算部14−1は、右方向加速度の大きさがレベル(2)を超えている時間を計測しており、この時間がレベル(±2)検出時間となる。
同様にして、評価値計算部14−1は、右方向加速度の大きさがレベル(2)を超えている時間を計測しており、この時間がレベル(±2)検出時間となる。
車両が右カーブを曲がると、評価値計算部14−1は、このとき取得された左方向加速度の大きさを、レベル(−1)未満でレベル(−2)以上に分類している。
評価値計算部14−1は、左方向加速度の大きさがレベル(−1)未満でレベル(−2)以上になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
評価値計算部14−1は、左方向加速度の大きさがレベル(−1)未満でレベル(−2)以上になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
評価値計算部14−1は、車両の走行時間に上記検出時間が占める割合として移動平均を算出する。次に、評価値計算部14−1は、各レベルに応じた重み付け係数を乗算して合計することにより、横揺れ評価値を算出する。
図6は、上下方向加速度の検出処理の概要を示す図であり、検出処理をタイムチャートで示している。図6の横軸は時間を表し、縦軸は上下方向加速度のレベルを表している。
上下方向加速度は勾配に変化がない道路を車両が定速走行しているときを加速度が1Gである基準レベルとする。上り方向への勾配変化があり乗員に対して下方向に加わる加速度を正(図6の上方向)とし、下り方向への勾配変化があり乗員に対して上方向に加わる加速度を負(図6の下方向)とする。
なお、路面に凹凸があって瞬間的な振動衝撃を受けたときも、上下方向の加速度として検出される。
上下方向加速度は勾配に変化がない道路を車両が定速走行しているときを加速度が1Gである基準レベルとする。上り方向への勾配変化があり乗員に対して下方向に加わる加速度を正(図6の上方向)とし、下り方向への勾配変化があり乗員に対して上方向に加わる加速度を負(図6の下方向)とする。
なお、路面に凹凸があって瞬間的な振動衝撃を受けたときも、上下方向の加速度として検出される。
車両がアップダウンのある道路を走行する場合、乗員が受ける上下方向加速度の大きさは、図6に示すような連続した曲線で表される。例えば、平坦な道路を走行していた車両が上り坂を上り始めると、この勾配の変化で下方向の加速度が大きくなる。車両が一定の勾配の上り坂を走行している間、加速度は基準レベルとなる。そして、車両が上り坂の終わりに差し掛かると、この勾配の変化で上方向の加速度が大きくなる。車両が平坦な道路に戻ると、加速度は基準レベルとなる。
図6に示す例では、上下方向の加速度の大きさについて正方向と負方向とのそれぞれに2段階のレベルを設定している。評価値計算部14−2は、車両が勾配変化のある道路を上り下りしたときに発生する上下方向加速度の大きさを各レベルに分類する。
例えば、図6において、評価値計算部14−2は、車両が上り坂を上り始めたときに取得された下方向加速度の大きさを、レベル(1)を超えレベル(2)以下のレベルと、レベル(2)を超えたレベルとに分類している。
例えば、図6において、評価値計算部14−2は、車両が上り坂を上り始めたときに取得された下方向加速度の大きさを、レベル(1)を超えレベル(2)以下のレベルと、レベル(2)を超えたレベルとに分類している。
このとき、評価値計算部14−2は、下方向加速度の大きさがレベル(1)を超えレベル(2)以下になった時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。同様に、評価値計算部14−2は、下方向加速度の大きさがレベル(2)を超えている時間を計測しており、この時間がレベル(±2)検出時間となる。
上り坂の走行が終了すると、評価値計算部14−2は、このとき取得された上方向加速度の大きさを、レベル(−1)未満でレベル(−2)以上に分類している。
このとき、評価値計算部14−2は、上方向加速度の大きさがレベル(−1)未満でレベル(−2)以上になった時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
このとき、評価値計算部14−2は、上方向加速度の大きさがレベル(−1)未満でレベル(−2)以上になった時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
評価値計算部14−2は、車両の走行時間に上記検出時間が占める割合として移動平均を算出する。次に、評価値計算部14−2は、各レベルに応じた重み付け係数を乗算して合計することにより、縦揺れ評価値を算出する。
図7は、前後方向加速度の検出処理の概要を示す図であり、検出処理をタイムチャートで示している。図7の横軸は時間を表し、縦軸は前後方向加速度のレベルを表している。
前後方向加速度は、車両が定速走行しているときを加速度がゼロである基準レベルとする。車両が加速して乗員に対して後方向に加わる加速度を正(図7の上方向)とし、車両が減速して乗員に対して前方向に加わる加速度を負(図7の下方向)とする。
前後方向加速度は、車両が定速走行しているときを加速度がゼロである基準レベルとする。車両が加速して乗員に対して後方向に加わる加速度を正(図7の上方向)とし、車両が減速して乗員に対して前方向に加わる加速度を負(図7の下方向)とする。
図7では、車両が定速走行から一旦速度を上げ、その後に短く定速走行してから速度を下げたときの前後方向加速度を示しており、加速度の大きさは連続した曲線で表される。
図7に示す例では、前後方向の加速度の大きさについて正方向と負方向とのそれぞれに2段階のレベルを設定している。評価値計算部14−3は、車両が加減速したときに発生する前後方向加速度の大きさを各レベルに分類する。
図7に示す例では、前後方向の加速度の大きさについて正方向と負方向とのそれぞれに2段階のレベルを設定している。評価値計算部14−3は、車両が加減速したときに発生する前後方向加速度の大きさを各レベルに分類する。
例えば、図6において、評価値計算部14−3は、車両の加速の始めと終わりに取得された後方向加速度の大きさを、レベル(1)を超えレベル(2)以下に分類している。
このとき、評価値計算部14−3は、後方向加速度の大きさがレベル(1)を超えレベル(2)以下になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
このとき、評価値計算部14−3は、後方向加速度の大きさがレベル(1)を超えレベル(2)以下になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
また、評価値計算部14−3は、車両の加速中に取得された後方向加速度の大きさを、レベル(2)を超えたレベルに分類している。
同様にして、評価値計算部14−3は、後方向加速度の大きさがレベル(2)を超えている時間を計測しており、この時間がレベル(±2)検出時間となる。
同様にして、評価値計算部14−3は、後方向加速度の大きさがレベル(2)を超えている時間を計測しており、この時間がレベル(±2)検出時間となる。
車両が減速すると、評価値計算部14−3は、このとき取得された前方向加速度の大きさを、レベル(−1)未満でレベル(−2)以上に分類している。
また、評価値計算部14−3は、前方向加速度の大きさがレベル(−1)未満でレベル(−2)以上になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
また、評価値計算部14−3は、前方向加速度の大きさがレベル(−1)未満でレベル(−2)以上になっている時間を計測しており、これらの時間がレベル(±1)検出時間となる。
評価値計算部14−3は、車両の走行時間に上記検出時間が占める割合として移動平均を算出する。次に、評価値計算部14−3は、各レベルに応じた重み付け係数を乗算して合計することにより、加減速評価値を算出する。
図4の説明に戻る。
総合評価値計算部15は、前述のようにして評価値計算部14−1〜14−3によって算出された各評価値に対してそれぞれ重み付けしてから合計した値を総合評価値とする(ステップST2)。
情報生成部12は、評価値計算部14−1〜14−3によって算出された各評価値と、総合評価値計算部15によって算出された総合評価値を入力し、これらの評価値を運転者に提示するための提示情報を生成する(ステップST3)。
出力制御部13は、情報生成部12によって生成された提示情報を入力し、出力部7に対して提示情報を出力するよう指示する。これにより、出力部7は提示情報を出力する(ステップST4)。
総合評価値計算部15は、前述のようにして評価値計算部14−1〜14−3によって算出された各評価値に対してそれぞれ重み付けしてから合計した値を総合評価値とする(ステップST2)。
情報生成部12は、評価値計算部14−1〜14−3によって算出された各評価値と、総合評価値計算部15によって算出された総合評価値を入力し、これらの評価値を運転者に提示するための提示情報を生成する(ステップST3)。
出力制御部13は、情報生成部12によって生成された提示情報を入力し、出力部7に対して提示情報を出力するよう指示する。これにより、出力部7は提示情報を出力する(ステップST4)。
図8は、横揺れ評価値、縦揺れ評価値および加減速評価値の表示例を示す図である。
情報生成部12は、各評価値を示す図形情報を提示情報として生成し、出力制御部13は、これらの図形情報を出力部7に表示させる。
図8では、車両とこの車両に加わる加速度の方向とを図形表現した画像を表示することにより、横揺れ評価値、縦揺れ評価値、加減速評価値の別が視認し易くなっている。
また、評価値を5段階のレベルで表示することで、横揺れ評価値、縦揺れ評価値および加減速評価値のいずれが大きくなっているかを容易に把握することができる。
これにより、運転者は、車両の運転中に、車両の乗り心地を悪くする運転傾向になっているかどうかを知ることができ、即座に運転傾向を改善できる。
情報生成部12は、各評価値を示す図形情報を提示情報として生成し、出力制御部13は、これらの図形情報を出力部7に表示させる。
図8では、車両とこの車両に加わる加速度の方向とを図形表現した画像を表示することにより、横揺れ評価値、縦揺れ評価値、加減速評価値の別が視認し易くなっている。
また、評価値を5段階のレベルで表示することで、横揺れ評価値、縦揺れ評価値および加減速評価値のいずれが大きくなっているかを容易に把握することができる。
これにより、運転者は、車両の運転中に、車両の乗り心地を悪くする運転傾向になっているかどうかを知ることができ、即座に運転傾向を改善できる。
なお、横揺れ評価値、縦揺れ評価値、加減速評価値の図形情報を表示する場合を示したが、音声情報としてもよい。
例えば、「加減速が頻繁に行われて乗り心地が悪くなっています」という音声情報を生成して音声出力することで、運転者は、車両の運転中に、車両の乗り心地を悪くする運転傾向を知ることができ、即座に運転傾向を改善できる。
例えば、「加減速が頻繁に行われて乗り心地が悪くなっています」という音声情報を生成して音声出力することで、運転者は、車両の運転中に、車両の乗り心地を悪くする運転傾向を知ることができ、即座に運転傾向を改善できる。
図9は、運転の総合評価値の表示例を示す図である。情報生成部12は、総合評価値を示す図形情報を提示情報として生成し、出力制御部13は、この図形情報を出力部7に表示させる。図9では、総合評価値に応じた乗員の表情を表す図形を示している。
総合評価値が高く、車両の乗り心地がよいやさしい運転である場合、おすまし顔の図形となる。一方、総合評価値が低く、車両の乗り心地が悪い乱暴な運転である場合は、気分の悪い顔の図形となる。
図9に示す図形は、総合評価値に応じて選択され、車両が走行している間、出力部7に表示される。例えば、地図画面上にアイコンのように小さく図形表示される。
総合評価値が高く、車両の乗り心地がよいやさしい運転である場合、おすまし顔の図形となる。一方、総合評価値が低く、車両の乗り心地が悪い乱暴な運転である場合は、気分の悪い顔の図形となる。
図9に示す図形は、総合評価値に応じて選択され、車両が走行している間、出力部7に表示される。例えば、地図画面上にアイコンのように小さく図形表示される。
なお、総合評価値の図形情報を表示する場合を示したが、音声情報としてもよい。
例えば、「乗り心地が悪い運転になっています」という音声情報を生成して音声出力することで、運転者は、乗り心地のよい運転の実現度合いを知ることができる。
例えば、「乗り心地が悪い運転になっています」という音声情報を生成して音声出力することで、運転者は、乗り心地のよい運転の実現度合いを知ることができる。
また、評価値が規定レベル未満となった時刻および位置を記憶して、運転者に事後的に提示してもよい。これにより、運転者は、いつどこで乗り心地の悪い運転をしたのかを認識することができ、運転を改善することができる。
例えば、評価部11が、評価値が規定レベル未満となった時刻および位置を記憶する。
情報生成部12は、ユーザからの指示に応じて、評価部11が記憶した時刻および位置を運転者に提示するための提示情報を生成する。出力制御部13は情報生成部12により生成された提示情報を出力部7に出力させる。
例えば、評価部11が、評価値が規定レベル未満となった時刻および位置を記憶する。
情報生成部12は、ユーザからの指示に応じて、評価部11が記憶した時刻および位置を運転者に提示するための提示情報を生成する。出力制御部13は情報生成部12により生成された提示情報を出力部7に出力させる。
これまで、横揺れ評価値、縦揺れ評価値および加減速評価値の算出において、各レベルの加速度が検出された検出時間の移動平均をとる場合を示した。この場合、各評価値は、移動平均の間隔ごとに更新されて出力部7から出力される。例えば、図8、図9に示した評価値の内容は移動平均の間隔ごとに更新される。
本発明は、この評価値の更新タイミングに限定されるものではない。例えば、加速度が検出されるごとに評価値の内容をリアルタイムに変更してもよい。すなわち、検出時間の移動平均をとらずに、検出された加速度に応じた評価値を順次算出して総合評価値を算出し、各評価値と総合評価値を提示する。
このようにしても、運転者は運転傾向を即座に認識でき、運転傾向の維持または改善を行うことができる。
本発明は、この評価値の更新タイミングに限定されるものではない。例えば、加速度が検出されるごとに評価値の内容をリアルタイムに変更してもよい。すなわち、検出時間の移動平均をとらずに、検出された加速度に応じた評価値を順次算出して総合評価値を算出し、各評価値と総合評価値を提示する。
このようにしても、運転者は運転傾向を即座に認識でき、運転傾向の維持または改善を行うことができる。
以上のように、実施の形態1に係る運転評価装置6は、評価部11、情報生成部12、出力制御部13を備える。評価部11は、走行している車両の乗員が受ける加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。情報生成部12は、評価部11によって算出された評価値を運転者に提示するための提示情報を生成する。出力制御部13は、情報生成部12により生成された提示情報を車両が備える出力部7に出力させる。
このように構成することで、走行している車両の乗り心地の評価値を運転者に提示することができる。
このように構成することで、走行している車両の乗り心地の評価値を運転者に提示することができる。
また、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、車両の乗員が受ける左右方向の加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。
車両の走行で乗員が受ける左右方向の加速度は、車両の乗り心地を決める主要な要素である。従って、左右方向の加速度を評価指標とすることで、車両の乗り心地を的確に評価することができる。
車両の走行で乗員が受ける左右方向の加速度は、車両の乗り心地を決める主要な要素である。従って、左右方向の加速度を評価指標とすることで、車両の乗り心地を的確に評価することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、車両の乗員が受ける上下方向の加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。
車両の走行で乗員が受ける上下方向の加速度は、車両の乗り心地を決める主要な要素である。従って、上下方向の加速度を評価指標とすることで、車両の乗り心地を的確に評価することができる。
車両の走行で乗員が受ける上下方向の加速度は、車両の乗り心地を決める主要な要素である。従って、上下方向の加速度を評価指標とすることで、車両の乗り心地を的確に評価することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、車両の乗員が受ける前後方向の加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。
車両の走行で乗員が受ける前後方向の加速度は、車両の乗り心地を決める主要な要素である。従って、前後方向の加速度を評価指標とすることで、車両の乗り心地を的確に評価することができる。
車両の走行で乗員が受ける前後方向の加速度は、車両の乗り心地を決める主要な要素である。従って、前後方向の加速度を評価指標とすることで、車両の乗り心地を的確に評価することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、車両の乗員が受ける左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度を、車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する。これらの加速度は車両の乗り心地を決める主要な要素である。従って、これらを評価指標とすることで、車両の乗り心地を的確に評価することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、加速度検出部10により検出された車両の乗員が受ける加速度を使用する。このように構成することで、走行している車両の乗員が受ける加速度を的確に決定することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、車両の車速パルスおよび角速度検出部8により検出された角速度情報に基づいて車両の乗員が受ける左右方向の加速度を算出する。
一般的なナビゲーション装置には角速度検出部8が標準的に備えられている。従って、新たなハードウェア構成を追加することなく、左右方向の加速度を求めることができる。
一般的なナビゲーション装置には角速度検出部8が標準的に備えられている。従って、新たなハードウェア構成を追加することなく、左右方向の加速度を求めることができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、車両の車速パルスから得られる速度データを時間微分して車両の乗員が受ける前後方向の加速度を算出する。このように構成することで、一般的なナビゲーション装置から新たなハードウェア構成を追加することなく、前後方向の加速度を求めることができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、車両の乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度の各評価値に重み付けして合計した総合評価値を計算する。これにより、乗り心地のよい運転の実現度合いを総合評価結果として運転者に簡潔に伝えることができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6は、重み付けの設定入力を外部から受け付ける入力部2を備える。走行したときの車両の種類、走行する地域、季節、運転者、同乗者などの条件の違いによって、前述した評価指標の重要度が変化することが予想される。従って、入力部2を用いることで、車両が走行している状況に応じた重み付けを行うことができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、情報生成部12は、車両の乗員が受ける左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度の各評価値を示す図形情報を生成する。出力制御部13は、これら図形情報をそれぞれ出力部7に表示させる。このように構成することで、運転者は、評価指標ごとの図形情報を視認することで、修正すべき運転操作を容易に認識することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、情報生成部12は、総合評価値を示す図形情報を生成する。出力制御部13は、図形情報を出力部7に表示させる。
このように構成することで、運転者は、総合評価値の図形情報を視認することで、乗り心地のよい運転の実現度合いを容易に認識することができる。
このように構成することで、運転者は、総合評価値の図形情報を視認することで、乗り心地のよい運転の実現度合いを容易に認識することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、情報生成部12は、車両の乗員が受ける左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度の各評価値を示す音声情報を生成する。出力制御部13は、これら音声情報をそれぞれ出力部7に音声出力させる。このように構成することで、運転者は、評価指標ごとの音声情報を聴取することで、修正すべき運転操作を容易に認識することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、情報生成部12は、総合評価値を示す音声情報を生成する。出力制御部13は、音声情報を出力部7に表示させる。
このように構成することで、運転者は、総合評価値の音声情報を聴取することで、乗り心地のよい運転の実現度合いを容易に認識することができる。
このように構成することで、運転者は、総合評価値の音声情報を聴取することで、乗り心地のよい運転の実現度合いを容易に認識することができる。
さらに、実施の形態1に係る運転評価装置6において、評価部11は、評価値が規定レベル未満となった時刻および位置を記憶する。情報生成部12は、評価部11が記憶した時刻および位置を運転者に提示するための提示情報を生成する。出力制御部13は、情報生成部12により生成された提示情報を出力部7に出力させる。
この提示情報に基づいて、運転者は、いつどこで乗り心地の悪い運転をしたのかを認識することができ、運転を改善することができる。
この提示情報に基づいて、運転者は、いつどこで乗り心地の悪い運転をしたのかを認識することができ、運転を改善することができる。
さらに、ナビゲーション装置1は運転評価装置6を備えるので、前述の効果を得ることができるナビゲーション装置1を提供することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 ナビゲーション装置、2 入力部、3 地図情報取得部、4 位置検出部、5 ナビゲーション処理部、6 運転評価装置、7 出力部、8 角速度検出部、9 車両信号取得部、10 加速度検出部、11 評価部、12 情報生成部、13 出力制御部、14−1〜14−3 評価値計算部、15 総合評価値計算部、100 処理回路、101 CPU、102 メモリ。
Claims (16)
- 走行している車両の乗員が受ける加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出する評価部と、
前記評価部により算出された評価値を運転者に提示する提示情報を生成する情報生成部と、
前記情報生成部により生成された提示情報を車両に搭載された出力部に出力させる出力制御部と
を備えたことを特徴とする運転評価装置。 - 前記評価部は、車両の乗員が受ける左右方向の加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出することを特徴とする請求項1記載の運転評価装置。
- 前記評価部は、車両の乗員が受ける上下方向の加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出することを特徴とする請求項1記載の運転評価装置。
- 前記評価部は、車両の乗員が受ける前後方向の加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出することを特徴とする請求項1記載の運転評価装置。
- 前記評価部は、車両の乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度を車両の乗り心地の評価指標として評価値を算出することを特徴とする請求項1記載の運転評価装置。
- 前記評価部は、加速度検出部によって検出された車両の乗員が受ける加速度を使用することを特徴とする請求項1記載の運転評価装置。
- 前記評価部は、車両の車速パルス信号および角速度検出部により検出された角速度情報に基づいて、車両の乗員が受ける左右方向の加速度を算出することを特徴とする請求項2または請求項5記載の運転評価装置。
- 前記評価部は、車両の車速パルス信号から算出した速度情報を時間微分して前後方向の加速度を算出することを特徴とする請求項4または請求項5記載の運転評価装置。
- 前記評価部は、車両の乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度の各評価値を重み付けして合計した総合評価値を算出することを特徴とする請求項5記載の運転評価装置。
- 重み付けの設定入力を外部から受け付ける入力部を備えたことを特徴とする請求項9記載の運転評価装置。
- 前記情報生成部は、車両の乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度、前後方向の加速度の各評価値を示す図形情報を生成し、
前記出力制御部は、前記図形情報をそれぞれ前記出力部に表示させることを特徴とする請求項9記載の運転評価装置。 - 前記情報生成部は、前記総合評価値を示す図形情報を生成し、
前記出力制御部は、前記図形情報を前記出力部に表示させることを特徴とする請求項9記載の運転評価装置。 - 前記情報生成部は、車両の乗員が受ける、左右方向の加速度、上下方向の加速度および前後方向の加速度の各評価値を示す音声情報を生成し、
前記出力制御部は、前記音声情報をそれぞれ前記出力部に音声出力させることを特徴とする請求項9記載の運転評価装置。 - 前記情報生成部は、前記総合評価値を示す音声情報を生成し、
前記出力制御部は、前記音声情報を前記出力部に音声出力させることを特徴とする請求項9記載の運転評価装置。 - 前記評価部は、評価値が規定レベル未満となった時刻と位置を示す情報を記憶し、
前記情報生成部は、前記評価部が記憶した時刻と位置を示す情報を運転者に提示するための提示情報を生成し、
前記出力制御部は、前記情報生成部により生成された提示情報を前記出力部に出力させることを特徴とする請求項1記載の運転評価装置。 - 請求項1から請求項15のうちのいずれか1項記載の運転評価装置を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
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