JP2017021238A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ベルトの温度の均熱化を図った定着装置を提供する。【解決手段】トナー画像を加熱融解する回転可能な筒状の定着ベルトと、定着ベルトの軸方向に沿って対向配置し定着ベルトとともに回転して記録媒体を搬送する加圧回転部材と、定着ベルト内に配置され、定着ベルトを内周部から加圧回転部材の方向に押圧してニップ部を形成する加圧部材と、加圧部材を支持する支持部材と、支持部材と加圧部材の間に配置され、空気中の水分を吸収するとともに温度上昇に応じて吸収した水分を放出する吸湿層と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、用紙等の記録媒体にトナー画像を定着させる定着装置、及び定着装置を使用して記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、印刷対象物である記録媒体(例えば用紙)に画像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置は、転写部でトナー画像を形成するとともに、転写部に供給された用紙にトナー画像を転写し、さらに定着部で用紙を加熱・加圧してトナー画像を定着するようにしている(例えば特許文献1)。
定着部は、熱源を含む定着ベルトと、定着ベルトと対向し用紙に圧力を付与する加圧ローラとを有する。定着部は、定着ベルトと加圧ローラとの間に用紙を挟み、熱と圧力を付与してトナーを融解し、トナー画像を用紙に定着させる。
通常、定着ベルトの幅は、用紙の幅よりも大きい。このため、定着ベルトの中央部には、用紙と接触する接触領域が存在し、定着ベルトの端部には、用紙と接触しない非接触領域が存在する。したがって、定着ベルトの軸方向の中央部は用紙と接触することで熱が用紙に移動するのに対し、定着ベルトの軸方向の両端部は用紙に接触しないため熱が上昇し、定着ベルトに温度ムラが生じる。
定着ベルトの温度ムラが発生した場合、定着不良や、異常発熱を招き、定着ベルト自身や周辺部材が発火・破損する恐れがある。また非接触領域の温度を冷却するには、定着動作を止める必要がある。
特許文献1の画像形成装置では、潜熱を蓄積し、蓄積した潜熱を定着ベルトと加圧ローラのニップ部に供給する相変化部を備えた定着器が開示されている。しかしながら、相変化部は相変化により体積変化が起こるため、ニップ幅の形状が変形するという不具合があった。また体積変化を防止するために相変化材料を強度のある筐体内に収納する必要があり、定着ベルトの熱が筐体に奪われるという問題や、筐体が大型化するという問題がある。また筐体から相変化材料が漏れ出す可能性もある。
特開2008−146067号公報
発明が解決しようとする課題は、定着ベルトの温度の均熱化を図った定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
実施形態に係る定着装置は、記録媒体上に形成されたトナー画像を前記記録媒体上に定着させる定着装置であって、トナー画像を加熱融解する回転可能な筒状の定着ベルトと、前記定着ベルトの軸方向に沿って対向配置し前記定着ベルトとともに回転して前記記録媒体を搬送する加圧回転部材と、前記定着ベルト内に配置され、前記定着ベルトを内周部から前記加圧回転部材の方向に押圧してニップ部を形成する加圧部材と、前記加圧部材を支持する支持部材と、前記支持部材と前記加圧部材の間に配置され、空気中の水分を吸収するとともに温度上昇に応じて吸収した水分を放出する吸湿層と、を備える。
一実施形態に係る画像形成装置を示す構成図。 一実施形態に係る定着装置を側面から見た概略構成図。 一実施形態に係る定着装置を長手方向から見た概略構成図。 一実施形態における定着装置の主要部の構成を拡大して示す側面図。 一実施形態における定着装置の主要部の他の構成を拡大して示す側面図。 一実施形態においてフレームに形成された開口の配置を示す説明図。 一実施形態においてフレームに形成された開口の他の配置を示す説明図。 第2の実施形態に係る定着装置を側面から見た概略構成図。 第2の実施形態における定着装置の主要部の構成を拡大して示す側面図。 第2の実施形態における定着ベルトの均熱効果と起動時間の評価結果を示す説明図。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係る画像形成装置を示す構成図である。図1において、画像形成装置10は、例えば複合機であるMFP(Multi-Function Peripherals)や、プリンタ、複写機、ファクシミリ等である。以下の説明ではMFPを例に説明する。
MFP10の本体11の上部には透明ガラスの原稿台12があり、原稿台12上には自動原稿搬送部(ADF)13を開閉自在に設けている。また本体11の上部には操作パネル14を設けている。操作パネル14は、各種のキーとタッチパネル式の表示部を有している。
本体11内のADF13の下部には、画像読取部であるスキャナ部15を設けている。スキャナ部15は、ADF13によって送られる原稿または原稿台上に置かれた原稿を読み取って画像データを生成するもので、イメージセンサ16を備えている。イメージセンサ16は、主走査方向(図1では奥行方向)に配置されている。
さらに本体11内の中央部には画像形成部を構成するプリンタ部17を有し、本体11の下部には、各種サイズの用紙を収容する複数のカセット18を備えている。プリンタ部17は、感光体ドラムと露光部等を有する。露光部は発光素子であるLEDを含む走査ヘッド19を有し、走査ヘッド19からの光線によって感光体ドラムを走査して画像を生成する。
プリンタ部17は、スキャナ部15で読み取った画像データや、PC(Personal Computer)などで作成された画像データを処理して印刷対象物である記録媒体に画像を形成する。以下の説明では、記録媒体として用紙Sを用いる場合を例に述べるが、OHPシート等を用いることもできる。
プリンタ部17は、例えばタンデム方式によるカラーレーザプリンタであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kを含む。画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kは、中間転写ベルト21の下側に、上流から下流側に沿って並列に配置している。また、走査ヘッド19も画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kに対応して複数の走査ヘッド19Y、19M、19C、19Kを主走査方向に設けている。
画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kは同じ構成であるため、画像形成ステーション20Kを代表に説明する。画像形成ステーション20Kは、像担持体である感光体ドラム22Kを有する。感光体ドラム22Kの周囲には、回転方向tに沿って帯電チャージャ23K、現像器24K、1次転写ローラ25K、クリーナ26K等を配置している。感光体ドラム22Kの露光位置には、走査ヘッド19Kから光を照射し、感光体ドラム22K上に静電潜像を担持する。
帯電チャージャ23Kは、感光体ドラム22Kの表面を一様に全面帯電する。現像器24Kは、現像バイアスが印加される現像ローラによりブラックのトナー及びキャリアを含む二成分現像剤を感光体ドラム22Kに供給し、感光体ドラム22K上にトナー画像を形成する。クリーナ26Kは、感光体ドラム22Kの表面の残留トナーを除去する。
また、画像形成ステーション20Y〜20Kの上部には、現像器24Y〜24Kにトナーを供給するトナーカートリッジ27を設けている。トナーカートリッジ27は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーカートリッジ27Y、27M、27C、27Kを含む。
中間転写ベルト21は、駆動ローラ31及び従動ローラ32に張架され循環的に移動する。また中間転写ベルト21は感光体ドラム22Y〜22Kに対向して接触している。中間転写ベルト21の感光体ドラム22Kに対向する位置には、1次転写ローラ25Kにより1次転写電圧が印加され、感光体ドラム22K上のトナー画像を中間転写ベルト21に1次転写する。
中間転写ベルト21を張架する駆動ローラ31には、2次転写ローラ33を対向して配置している。駆動ローラ31と2次転写ローラ33間を用紙Sが通過する際に、2次転写ローラ33により2次転写電圧が用紙Sに印加される。そして中間転写ベルト21上のトナー画像を用紙Sに2次転写する。中間転写ベルト21の従動ローラ32付近には、ベルトクリーナ34を設けている。
また走査ヘッド19Kは、感光体ドラム22Kと対向し露光部として機能する。感光体ドラム22Kは、予め設定した回転速度で回転し、表面に電荷を蓄えることができ、走査ヘッド19Kからの光を感光体ドラム22Kに照射して露光し、感光体ドラム22Kの表面に静電潜像を形成する。また走査ヘッド19Y、19M、19Cは、同様にして対応する画像形成ステーション20Y,20M,20Cの感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。
なお、感光体ドラム22の露光部としては、走査ヘッド19に変えて、半導体レーザ素子から出射されたレーザビームを、ポリゴンミラーを用いて感光体ドラム22K〜22Cの主走査方向に走査するレーザ露光装置を用いてもよい。
また図1で示すように、給紙カセット18から2次転写ローラ33に至る間には、給紙カセット18内から取り出した用紙Sを搬送する搬送ローラ35を設けている。さらに2次転写ローラ33の下流には定着装置36を設けている。定着装置36は、後述するように熱源を含む定着ベルトと、定着ベルトと対向し用紙Sに圧力を付与する加圧ローラとを有する。定着装置36は、定着ベルトと加圧ローラとの間に用紙Sを挟み、熱と圧力を付与してトナーを融解し、トナー画像を用紙Sに定着させる。
また定着装置36の下流には搬送ローラ37を設けている。搬送ローラ37は用紙Sを排紙部38に排出する。さらに、定着装置36の下流には、反転搬送路39を設けている。反転搬送路39は、搬送ローラ37を逆回転することにより、排紙部38側に搬送される用紙Sをスイッチバックし、用紙Sを反転させて2次転写ローラ33の方向に導くもので、両面印刷を行う際に使用する。
尚、画像形成装置10のプリンタ部は、タンデム方式に限られるものではなく、他の方式のものでもよい。また現像器24の数も4つに限るものではない。
次に図2、図3を参照して、実施形態に係る定着装置36について説明する。図2は、定着装置36を側面から見た概略構成図である。図3は、定着装置36を長手方向から見た概略構成図であり、一部(定着ベルト)を断面で示している。
図2に示すように、定着装置36は、導電層を含むエンドレスの筒状の定着ベルト41と、加圧回転部材である加圧ローラ42及び電磁誘導加熱コイルユニット43(以下、IHコイルユニット43と称する)を備える。加圧ローラ42は、図3に示す回転軸423を中心にして回転する。
定着ベルト41は、IHコイルユニット43の磁界により誘導発熱する層、例えば、鉄、ニッケル、銅などの導電物質から成る導電層を有している。或いは、ニッケル層の上に銅層が積層されても良い。また導電層の表面にはシリコンゴムなどの弾性体からなる弾性層と、弾性層の表面にPFAなどのトナーとの剥離性の良い剥離層を有している。
加圧ローラ42は、金属製の芯材421の周囲に、耐熱性のゴム層等の弾性層422を有し、さらに表面にフッ素系樹脂等からなる離型層を有している。加圧ローラ42は、定着ベルト41の軸方向に沿って対向配置し、互いに周上で対向し、定着ベルト41とともに回転して用紙Sを搬送する。
IHコイルユニット43は、定着ベルト41の外周に配置され、コイル431と、コイル431の外周を覆ってコイル431の磁束を規制するコア432を備えている。また定着ベルト41の内側にはIHコイルユニット43に対して磁性部材44を配置している。IHコイルユニット43は、コイル431に高周波電流を流して、磁束を定着ベルト41の方向に発生する。IHコイルユニット43からの磁束により、定着ベルト41の導電層は渦電流を発生して発熱し、定着ベルト41を加熱する。
また定着ベルト41の内部には、加圧部材である加圧パッド46と、加圧パッド46を支持する支持部材であるフレーム45を備え、加圧パッド46とフレーム45の間に吸湿層47を設けている。また磁性部材44に対向してシールド48を配置しており、シールド48とフレーム45の間には、圧力付与部材であるバネ49を設けている。バネ49の弾性力により、フレーム45は加圧パッド46を定着ベルト41に押し付ける。
加圧パッド46は、定着ベルト41内に配置され、定着ベルト41を挟んで加圧ローラ42と対向する位置にある。加圧パッド46により定着ベルト41を内周部から加圧ローラ42の方向に押圧して、定着ベルト41と加圧ローラ42の間にニップ部50を形成する。
加圧パッド46は、アルミ部材、コーティングを施した金属部材、または耐熱性の樹脂製(例えばPEEK材、フェノール樹脂製)で成り、バネ49の圧力により定着ベルト41と加圧ローラ42間に圧力が付与されたときに、ニップ部50が形成される。なお、図示していないが、加圧パッド46と定着ベルト41間の摺動性がよくなるように、両者の間に低摩擦シートを配置しても良い。
吸湿層47は、空気中の水分を吸収し、温度上昇に応じて吸収した水分を放出する。吸湿層47は、気温25℃、相対湿度10%以上で単位体積あたり50〜800mg/mの水分を吸収する。また加熱することで水分(水蒸気)を放出し、吸収量が減少する特徴を有する。具体的には、ゼオライト、シリカゲル、塩化カルシウム,塩化リチウムなどの無機吸湿材料、およびポリウレタン、アクリルなどの有機系吸湿材料を、セルロース、カーボン多孔体、金属多孔体などの多孔質性を有する基材に担持もしくは基材内に混ぜ込む(含浸させる)ことで吸湿層47を形成する。加熱時の蒸気放出温度は70℃〜150℃の範囲が好ましい。
吸湿層47の厚さは1〜2mm程度あり、加圧パッド46の厚さは10mm程度である。吸湿層47は、加圧パッド46をフレーム45に取り付ける際に、加圧パッド46とフレーム45の間にサンドイッチ式に挟まれて固定される。尚、加圧パッド46をフレーム45に取り付けるため、加圧パッド46に形成した爪をフレーム45に引っ掛けて固定する構造など、任意の固定方法を用いることができる。
定着装置36は、モータにより加圧ローラ42の回転軸423(図3)を回転駆動することで、定着ベルト41は加圧ローラ42に従動して回転する。もちろん、定着ベルト自身が駆動されてもよい。例えば、加圧ローラ42が図2の矢印A方向に回転すると、定着ベルト41は、矢印B方向に回転し、定着ベルト41と加圧ローラ42の間のニップ部50に用紙Sを挟んで、用紙Sを矢印C方向に搬送する。これにより、用紙Sに熱と圧力を付与してトナーを融解し、トナー画像を用紙Sに定着させる。
定着ベルト41の軸方向の中間領域は、フリーであり無張力状態である。定着ベルト41の軸方向の中間領域は、加圧パッド46の位置で加圧ローラ42に接触し、加圧されて変形する。
図3に示すように、定着装置36は、長手方向における定着ベルト41の幅をW1としたとき、加圧パッド46の幅W2、及び加圧ローラ42の幅W3は、
W1>W2>W3
である。ここで、長手方向とは、用紙Sの搬送方向と直交する方向、つまり定着ベルトの軸方向と平行な方向である。
即ち、定着装置36には、各種のサイズ、例えばLTサイズ、A4サイズ、A4−Rサイズ、LT−Rサイズ、ST−Rサイズなど、様々な幅を有する用紙Sが供給される。このため、定着ベルト41の幅W1は、用紙Sの幅よりも広く設計される。
ところで、定着動作中に定着ベルト41の軸方向中央部は、用紙Sと接触するため、この接触領域では用紙Sによって熱が奪われる。これに対し、定着ベルト41の軸方向両端部は、用紙Sと非接触であるため、この非接触領域では用紙Sによって熱が奪われないため、定着ベルト41の温度が上昇してしまう。
非接触領域に対応する定着ベルト41の温度が上昇し続けると、温度上昇した領域に用紙Sが供給された場合に、定着不良を招くことがある。また異常発熱となり、定着ベルト41自身やその周辺部材が発火・破損する恐れがある。一方、非接触領域の温度を冷却するには、IHコイルユニット43のコイル431への通電を停止し、定着動作を止めなければならならない。
そこで、第1の実施形態では、フレーム45と加圧パッド46との間に吸湿層47を設けている。
図4は、定着装置36の主要部の構成を拡大して示す側面図であり、定着装置36のフレーム45と加圧パッド46と吸湿層47の部分を示している。フレーム45には、吸湿層47から定着ベルト41の内部へ通じ、水分(水蒸気)を吸収・放出するための開口51、52を設けている。
開口51、52は、フレーム45の側面に長手方向に沿って複数個並べて設けている。図4に示すように、開口51は、L時形に屈曲して円筒状を成し、吸湿層47からフレーム45の一方の側面に向かって貫通する。開口52は、吸湿層47からフレーム45の他方の側面に向かって貫通するように開口51と対称的に形成している。
吸湿層47は、定着装置36が動作を停止している常温状態では、定着ベルト41内の水分を、開口51,52を介して吸収する。これにより定着ベルト41内の湿度が下がり、定着ベルト41外との水分濃度勾配により定着ベルト41外の水分は定着ベルト41内へと拡散する。
また吸湿層47は、加熱されることで吸収した水分を水蒸気(気化熱)として放出する。放出された水蒸気はフレーム45内の開口51,52を介して定着ベルト41内に放出される。さらに定着ベルト41内の水蒸気は定着ベルト41の軸方向の両端から放出され、定着ベルト41が過熱状態にあるときに温度を下げる。
開口51,52を介して行われる水分の吸収と放出は、図4のラインL1を介して行われ、定着ベルト41の軸方向の両端からの水蒸気の放出は、図3のラインL2を介して行われる。
したがって、定着ベルト41が加熱されたとき、定着ベルト41の用紙Sとの非接触領域では、中央部よりも温度が上昇するが、定着ベルト41内の水蒸気が軸方向の両端から、つまりラインL2を介して定着ベルト41の外へと放出される。これにより定着ベルト1内の湿度が下がる。ラインL2は、定着ベルト41の用紙Sとの非接触領域に近いため、非接触領域の温度が上昇したとき効率よく温度を下げることができる。
図5は、定着装置36の主要部の他の構成を拡大して示す側面図であり、加圧パッド46に開口51、52を設けた例を示している。図5において、開口51は、L時形に屈曲して円筒状を成し、吸湿層47から加圧パッド46の一方の側面に向かって貫通している。開口52は、吸湿層47から加圧パッド46の他方の側面に向かって貫通するように開口51と対称的に形成している。
図5では、吸湿層47が加熱された場合、吸湿層47はラインL1を介して水蒸気が定着ベルト41内に放出される。さらに定着ベルト41内の水蒸気は、定着ベルト41の両端部からラインL2を介して定着ベルト41外へと放出される。ラインL2は、定着ベルト41の用紙Sとの非接触領域に近いため、非接触領域の温度が上昇したとき効率よく温度を下げることができる。
尚、開口51,52は、フレーム45と加圧パッド46にそれぞれ設けても良い。また開口51,52は、フレーム45又は加圧パッド46を成形する際に、型を用いて形成するとよい。開口51,52の直径は1mm〜2mm程度の大きさである。開口51,52の直径をあまり大きくするとフレーム45や加圧パッド46の強度が低下する。このため、開口51,52の径や個数等はフレーム45や加圧パッド46の強度を考慮して設定するのが良い。
図6は、フレーム45に形成された開口51の配置を示す説明図であり、フレーム45の長手方向から見た図(図4の矢印D方向から見た)である。図6に示すように、開口51はフレーム45の長手方向に並べて配列しているが、フレーム45の長手方向の両端部では開口51を密に並べて配置し、中央部では開口51を疎に並べて配置している。つまり水分の吸収と放出が、加圧パッド46の中央部よりも両端部で多く行われるようにしている。
図7は、フレーム45に形成された開口51の他の配置を示す説明図であり、フレーム45の長手方向から見た図である。図7で示すように、開口51はフレーム45の長手方向に沿って並べて配列しているが、開口51は、フレーム45の長手方向の両端部のみに設け、中央部には設けていない。図7の例でも、水分の放出と吸収が、吸湿層47の中央部よりも両端部で多く行われることになる。したがって、定着ベルト41の温度が上昇したとき、用紙Sとの非接触領域の温度上昇を効率よく低下することができる。
つまり、図6、図7から分かるように、開口51は、フレーム45の長手方向の中央部よりも両端部に多く形成している。尚、図6、図7はフレーム45の一方の側面に形成した開口51の配置について説明したが、フレーム45の他方の側面に形成した開口52についても同様に、フレーム45の長手方向の両端部では密に並べて配置し、中央部では、疎に並べて配置するか又は配置しないようにしている。また図5に示すように加圧パッド46に開口51,52を形成した場合も同様に、加圧パッド46の長手方向の両端部では密に並べて配置し、中央部では、疎に並べて配置するか又は配置しないようにしている。
次に定着装置36の運転方法について説明する。用紙Sを定着させる命令を受けると、IHコイルユニット43のコイル431への通電が行わる。定着ベルト41は、誘導発熱によって加熱され、定着ベルト41が予め定められた温度に到達する。定着ベルト41は、バネ49の付勢力を強くすることで加圧ローラ42側に押圧され、定着ベルト41と加圧ローラ42の間にニップ部50が形成される。定着ベルト41の温度が安定した状態でニップ部が形成されると、起動モードが終了する。
そして、ニップ部50にトナーが転写された用紙Sが供給されると、用紙Sには熱と圧力が付与され、トナー画像が用紙S上に定着される。定着動作中、用紙Sへの定着条件が安定するように、定着ベルト41は用紙Sとの接触領域の温度が制御される。用紙Sへの定着が終了すると、バネ49による付勢力を操作して定着ベルト41が加圧ローラ42から離間され、コイル431への通電が停止される。
また定着装置36を停止している期間では、定着ベルト41は加熱されないため、定着ベルト41の温度は室温近傍まで低下している。画像形成装置10が利用されるオフィスなどの空間は、建築物環境衛生管理基準により空間の相対湿度を40%以上70%以下に保つよう決められているため、停止時に温度が下がった吸湿層47は、開口51,52を通して空気中の水分を吸収することができる。
一方、定着動作が行われ、定着ベルト41が加熱され、吸湿層47の温度が上昇すると、吸湿層47から開口51,52を介して水蒸気が放出される。水蒸気を放出する際に、吸湿層47は吸熱するため、吸湿層47に接する加圧パッド46が冷却される。この結果、定着ベルト41の温度上昇を抑制することができる。
実施形態では、水蒸気を気化熱として冷却に利用するため、定着ベルト41の軸方向の均熱化を図ることができる。また均熱化のための部材は、定着ベルト41内に配置可能であるため、省スペースで実現することができる。また、ニップ部50の幅や形状の変形を低減することができ、画像形成の信頼性を高めることができる。
さらに、高温高湿度環境で画像形成装置10を運転させた場合に、用紙Sに予め含まれる水分が定着装置36内に蓄積され、動作停止中に結露が生じる可能性があるが、吸湿層47の停止する前(前回運転時)に水分を放出しておけば、動作停止中に内部に水分が蓄積されても吸湿層47が水分を吸収するため、結露を低減することができる。
したがって、第1の実施形態によれば、定着装置36での過熱を防止し均熱化を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、図8、図9を参照して第2実施形態に係る定着装置について説明する。図8は、定着装置36を側面から見た概略構成図である。図9は、定着装置36の主要部の構成を拡大して示す側面図である。
図8の定着装置36において、図2の構成と異なるのは、吸湿層47に代えて断熱材と吸湿材料にて形成された断熱性の吸湿層61(以下、断熱吸湿層と呼ぶ)を配置し、加圧パッド46と断熱吸湿層61の間にヒートパイプ62を配置した点にある。
その他の定着ベルト41、加圧ローラ42、IHコイルユニット43、磁性部材44、フレーム45、シールド48、バネ49の構成は、図2の第1の実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
断熱吸湿層61は、例えば、気温25℃、相対湿度10%以上で単位体積あたり50〜800mg/mの水分を吸着する。また断熱吸湿層61は、加熱することで水分(水蒸気)を放出し、水分吸着量が減少する特徴を有する。さらに断熱吸湿層61は、ヒートパイプ62からフレーム45の方向への熱伝導率λが
λ=0.01W/m/K〜1.0W/m/K
となる特徴を有する。
断熱吸湿層61は、セラミックペーパー、グラスウール、セルロースファイバーなどの断熱材の繊維間に、ゼオライト、シリカゲルなどの無機吸湿材料、およびポリウレタン、アクリルなどの有機系吸湿材料を充填することで形成される。断熱材の熱伝導率は、0.01W/m/K〜0.2W/m/Kであるのに対し、上記した吸湿材料の熱伝導率は0.2W/m/K〜1.0W/m/Kのため、吸湿材料の断熱材への充填率を調整することで、ヒートパイプ62からフレーム45の方向への熱伝導率を変えることができる。
吸湿材料の充填率を下げると吸着可能な最大水分吸着量は下がるが、熱伝導率を下げられる。逆に吸湿材料の充填率を上げると熱伝導率は上がるが、吸着可能な最大水分吸着量を増やすことができる。
ヒートパイプ62は、加圧パッド46と断熱吸湿層61の間に配置され、定着ベルト41の軸方向に連通しており、例えば厚さが2mm程度で、長手方向に直交する方向の幅が6mm程度であり、軸方向に高い伝熱性を有する。なお、加圧パッド46の内部に凹部461を形成し、この凹部461にヒートパイプ62を組み込んでも良い。また、ヒートパイプ62は、軸方向に複数個分割して配置しても良い。定着ベルト41の熱は加圧パッド46からヒートパイプ62へと伝わり、軸方向に均熱化がなされる。
定着装置36による定着速度を高速化すると、定着ベルト41の用紙Sとの非接触領域の温度上昇がより顕著となる。これに対し、ヒートパイプ62を利用することで定着ベルト41の軸方向の熱伝導性を高め、均熱化を促進することが可能となる。
一方、ヒートパイプ62は高温になると内圧が上昇し、伝熱性が低下してしまう可能性がある。また、高温によりヒートパイプ62の内圧が上昇すると破裂の危険性が生じる。しかしながら、第2の実施形態では、断熱吸湿層61が水蒸気を放出する際に吸熱反応を起こすため、断熱吸湿層61に接するヒートパイプ62が断熱吸湿層61によって冷却され、最終的に定着ベルト41の温度上昇を抑制することができる。したがって、定着装置36の信頼性を高めることができる。
また、ヒートパイプ62は、加圧パッド46からフレーム45方向にも熱を伝えようとするが、断熱吸湿層61によってフレーム45の方向への伝熱を抑制することができる。したがって、定着ベルト41の熱がフレーム45へ逃げるのを抑制することで、定着装置36の起動時間を高速化することができる。
図10は、図8の定着装置36を用いたときの、定着ベルト41の均熱効果と起動時間の評価を行った評価結果を示す説明図である。評価は、市販の東芝テック製の複合機「e−STUDIO(登録商標)5055C」の定着器をベースに、アルミで作製した加圧パッドとフレームの間にヒートパイプと断熱吸湿層を配置したものを用いた。
ヒートパイプは2mm厚、長さ150cmの偏平型銅−水ヒートパイプを2本、軸方向に直列配置して使用した。断熱吸湿層は、セルロースファイバーにゼオライト粒子を吸着材料として混ぜ込んだものを使用し、厚さ1mm、幅340mm、高さ10mmの断熱吸湿層をヒートパイプとフレームの間に設置した。
このようにして作製した断熱吸湿層は、温度25℃、相対湿度40%の環境で0.34gの吸湿能力を得た。印刷速度50枚/分で連続印刷を行い、積算印刷枚数が250枚に達した時点の定着ベルトの端部温度と中心部温度の温度差ΔT(℃)を均熱化の評価指標とした。
また、定着装置の停止状態から定着ベルト温度が設定温度に到達し、印刷可能になるまでの起動時間N(秒)を起動性能の評価指標とした。また本実施形態に対する比較例として、断熱吸湿層がなく、ヒートパイプとフレームが直接接触する定着装置を比較例とした。
評価結果を図10(a)に示す。図10(a)に示すように、第2の実施形態の定着装置は、定着ベルトの温度差ΔTおよび起動時間Nともに、比較例に対して低減し、均熱化を図り、かつ起動の高速化が可能であることが確認された。
図10(b)は、第2の実施形態での定着ベルトの軸方向の温度状態を示し、図10(c)は、比較例の定着ベルトの軸方向の温度状態を示している。即ち、第2の実施形態では、定着ベルトの用紙との接触領域の温度が150℃になったとき、用紙との非接触部分の温度は205℃であり、その差ΔTは55℃であった。これに対して比較例では、定着ベルトの用紙との接触領域の温度が150℃になったとき、用紙との非接触部分の温度は215℃であり、その差ΔTは65℃であり、温度差が大きいことが分かる。
また定着ベルトの温度が常温(25℃)から定着可能温度に達するまでの時間を起動時間とすると、第2の実施形態では、34秒であったのに対して、比較例では、42秒であった。したがって、第2の実施形態の方が起動時間を約8秒短縮することができた。
以上説明したように第2の実施形態に係る定着装置では、定着ベルトの均熱化を図り、かつ起動時の高速化を実現することができる。
尚、本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…画像形成装置
17…プリンタ部(画像形成部)
36…定着装置
41…定着ベルト
42…加圧ローラ(加圧回転部材)
45…フレーム(支持部材)
46…加圧パッド(加圧部材)
47…吸湿層
51,52…開口
61…断熱吸湿層
62…ヒートパイプ
実施形態に係る定着装置は、記録媒体上に形成されたトナー画像を前記記録媒体上に定着させる定着装置であって、トナー画像を加熱融解する回転可能な筒状の定着ベルトと、前記定着ベルトの軸方向に沿って対向配置し前記定着ベルトとともに回転して前記記録媒体を搬送する加圧回転部材と、前記定着ベルト内に配置され、前記定着ベルトを内周部から前記加圧回転部材の方向に押圧してニップ部を形成する加圧部材と、前記加圧部材を支持する支持部材と、前記支持部材と前記加圧部材の間に配置され、多孔質性を有する基材に吸湿材料が担持され、もしくは多孔質性を有する基材内に吸湿材料が混ぜ込まれて形成され、空気中の水分を常温(25℃)で単位体積あたり50〜800mg/m 吸収するとともに温度上昇に応じて吸収した水分を放出する吸湿層と、を備える。

Claims (6)

  1. 記録媒体上に形成されたトナー画像を前記記録媒体上に定着させる定着装置であって、
    トナー画像を加熱融解する回転可能な筒状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの軸方向に沿って対向配置し前記定着ベルトとともに回転して前記記録媒体を搬送する加圧回転部材と、
    前記定着ベルト内に配置され、前記定着ベルトを内周部から前記加圧回転部材の方向に押圧してニップ部を形成する加圧部材と、
    前記加圧部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材と前記加圧部材の間に配置され、空気中の水分を吸収するとともに温度上昇に応じて吸収した水分を放出する吸湿層と、
    を備える定着装置。
  2. 前記支持部材及び前記加圧部材の少なくとも一方に、長手方向に沿って形成した複数の開口を有する請求項1記載の定着装置。
  3. 前記支持部材及び前記加圧部材の少なくとも一方に形成した前記複数の開口は、前記長手方向の中央部よりも両端部に多く形成した請求項2記載の定着装置。
  4. 記録媒体上に形成されたトナー画像を前記記録媒体上に定着させる定着装置であって、
    トナー画像を加熱融解する回転可能な筒状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの軸方向に沿って対向配置し前記定着ベルトとともに回転して前記記録媒体を搬送する加圧回転部材と、
    前記定着ベルト内に配置され、前記定着ベルトを内周部から前記加圧回転部材の方向に押圧してニップ部を形成する加圧部材と
    前記加圧部材を支持する支持部材と、
    前記加圧部材の前記定着ベルトと反対側の位置に取り付けたヒートパイプと、
    前記ヒートパイプと接触するように前記加圧部材に固定され、空気中の水分を吸収するとともに温度上昇に応じて吸収した水分を放出し予め設定した熱伝導率を有する断熱性の吸湿層と、
    を備える定着装置。
  5. 前記断熱性の吸湿層の前記熱伝導率λが、
    λ=0.01W/m/K〜1.0W/m/K
    であることを特徴とする請求項4記載の定着装置.
  6. 記録媒体にトナー画像を形成する画像形成部と、
    前記トナー画像を前記記録媒体に定着する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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