JP2017020360A - 内燃機関の始動制御装置 - Google Patents

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琢也 平井
近藤 隆義
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隆義 近藤
黒木 錬太郎
Rentaro Kuroki
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Abstract

【課題】機関始動に要する時間を短縮する。【解決手段】内燃機関のクランクシャフト4に取り付けられたクランクプーリ4pと、モータジェネレータ8の回転シャフト8sに取り付けられたモータプーリ8pとをベルト10により互いに連結する。内燃機関を始動すべきときには、内燃機関の点火作用を行うことなく、モータジェネレータを始動時トルクでもって駆動し、それによりベルトを介してクランクシャフトを回転させ、その後、内燃機関の点火作用が開始される。内燃機関の点火作用が開始されるときに始動時トルクを増大する。【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の始動制御装置に関する。
内燃機関のクランクシャフトに取り付けられたクランクプーリと、電気モータの出力シャフトに取り付けられたモータプーリとをベルトにより互いに連結し、内燃機関を始動すべきときに電気モータを始動時トルクでもって駆動し、それによりベルトを介してクランクシャフトを回転させるようにした、内燃機関の始動制御装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。
一方、電気モータの駆動開始直後には機関燃焼室内に十分な空気が存在しない場合があるので、例えば電気モータの駆動開始と同時に点火作用を開始しても、燃料を良好に燃焼させることができないおそれがある。そこで、内燃機関を始動すべきときには点火作用を行うことなく電気モータを駆動し、次いで例えば機関回転数が高くなったときに点火作用を開始するのが一般的である。
特開2007−292079号公報
しかしながら、電気モータの駆動中に点火作用が開始されると、クランクシャフトの回転速度が大幅に上昇するのでベルトの張力が低下する。このようにベルトの張力が低下すると電気モータの駆動力をクランクシャフトに十分に伝達することができない。その結果、クランクシャフトの回転速度を良好に上昇させることができず、したがって機関始動を完了するのに要する時間が長くなるおそれがある。
本発明によれば、内燃機関のクランクシャフトに取り付けられたクランクプーリと、電気モータの出力シャフトに取り付けられたモータプーリとをベルトにより互いに連結し、前記内燃機関を始動すべきときには前記内燃機関の点火作用を行うことなく前記電気モータを始動時トルクでもって駆動し、それにより前記ベルトを介して前記クランクシャフトを回転させるようにし、その後、前記内燃機関の点火作用を開始するようにした、内燃機関の始動制御装置であって、前記内燃機関の点火作用が開始されるときに前記始動時トルクを増大する、内燃機関の始動制御装置が提供される。
電気モータの駆動力をクランクシャフトに良好に伝達することができるので、機関始動に要する時間を短縮することができる。
内燃機関の全体図である。 クランクプーリ、モータプーリ等の配置を示す概略図である。 始動制御の第1実施例を説明するためのタイムチャートである。 始動制御の第1実施例を実行するためのルーチンを示すフローチャートである。 始動制御の第2実施例を説明するための線図である。 始動制御の第2実施例における第2の設定トルクの振幅AMTQ2のマップを示す図である。 始動制御の第2実施例を説明するためのタイムチャートである。
図1を参照すると、1は火花点火式又は圧縮着火式の内燃機関本体、2は気筒、3は変速機、4はクランクシャフトをそれぞれ示す。クランクシャフト4の一端にはディファレンシャル5を介して車軸6が連結され、車軸6の両端には車輪7がそれぞれ取り付けられる。クランクシャフト4の他端にはクランクプーリ4pが固定される。また、モータジェネレータ8の回転シャフト8sにはモータプーリ8pが固定される。モータジェネレータ8は電気モータ又は発電機として作動される。モータジェネレータ8が電気モータとして作動される場合、上述の回転シャフト8sは出力シャフトして作用する。一方、補機9の回転シャフト9sには補機プーリ9pが固定される。補機9には例えば空気調整機用のコンプレッサ、冷却水ポンプ、潤滑油ポンプなどが含まれる。
クランクプーリ4p及びモータプーリ8pの周りにはベルト10が巻き掛けられ、これらクランクプーリ4p及びモータプーリ8pはベルト10により互いに連結される。本発明による実施例では図2に示されるように、クランクプーリ4p、モータプーリ8p、補機プーリ9p、及びアイドルプーリ11pの周りにベルト10が巻き掛けられ、これらクランクプーリ4p、モータプーリ8p、補機プーリ9p、及びアイドルプーリ11pはベルト10により互いに連結される。図示しない別の実施例では、ベルト10の張力を調節するためのベルトテンショナが設けられる。
再び図1を参照すると、機関本体1には、機関本体1の温度である機関温度を検出するための温度センサ13が取り付けられる。機関温度は例えば機関冷却水温又は機関潤滑油温によって表され、したがって温度センサ13は例えば機関冷却水温センサ又は機関潤滑油温センサから構成される。
図1に示される実施例ではモータジェネレータ8は動作電圧が48Vのモータジェネレータから構成される。この場合、モータジェネレータ8はインバータ20を介して一方では48Vバッテリ21に電気的に接続され、他方ではDC−DCコンバータ22を介して12Vバッテリ23及び電気負荷24にそれぞれ電気的に接続される。インバータ20はモータジェネレータ8で発生された交流電力を直流電力に変換し、又は48Vバッテリ21もしくは12Vバッテリ23からモータジェネレータ8に供給される直流電力を交流電力に変換する。DC−DCコンバータ22は直流電圧を48Vから12Vに、又は12Vから48Vに変換する。電気負荷24は例えば車両のライト、オーディオ機器などを含む。図示しない別の実施例ではモータジェネレータ8は動作電圧が48V以外の例えば12Vのモータジェネレータから構成される。この場合、モータジェネレータ8はインバータ20を介して12Vバッテリ23及び電気負荷24にそれぞれ電気的に接続される。
電子制御ユニット(制御器)30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35及び出力ポート36を具備する。温度センサ13の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。また、アクセルペダル39にはアクセルペダル39の踏み込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ40が接続され、負荷センサ40の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に、クランクシャフト4が例えば30度回転するごとに出力パルスを発生するクランク角センサ41が入力ポート35に接続される。CPU34ではクランク角センサ41からの出力パルスに基づいて機関回転数が算出される。更に、イグニッションスイッチ50が入力ポート35に接続され、イグニッションスイッチ50がオンにされたことを表す信号が入力ポート35に入力される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介してモータジェネレータ8、補機9、インバータ20、DC−DCコンバータ22、及び電気負荷24に接続される。
さて、本発明による実施例では機関を始動すべきときに次のような始動制御が行われる。すなわち、機関を始動すべき信号が発せられると、モータジェネレータ8が電気モータとして作動される。その結果、ベルト10を介してクランクシャフト4が回転され、いわゆるモータリングが開始される。次いで、機関回転数があらかじめ定められた第1の設定回転数Ne1を越えると燃料噴射作用及び点火作用が開始される。なお、本発明による実施例では機関回転数が第1の設定回転数Ne1を越えたときにはすでに気筒判別が完了している。したがって、機関回転数が第1の設定回転数Ne1を越えかつ気筒判別が完了したときに燃料噴射作用及び点火作用が開始されるという見方もできる。次いで、機関回転数があらかじめ定められた第2の設定回転数Ne2(>Ne1)を越えると、すなわち機関始動が完了すると、モータジェネレータ8の駆動が停止される。
次に、始動制御の第1実施例を、図3を参照しながら説明する。
図3において、時間ta1は機関を始動すべき信号が発せられた時間を表している。本発明による実施例では、機関を始動すべき信号はイグニッションスイッチ50がオンにされたことを表す信号から構成される。機関を始動すべき信号が発せられると、上述したようにモータジェネレータ8が電気モータとして作動される。この場合、モータジェネレータ8のトルクであるモータトルクMTQはあらかじめ定められた第1の設定トルクMTQ1に設定される。図3に示される例では、第1の設定トルクMTQ1はゼロから一定の増大割合でもって徐々に増大され、次いで或る一定値に維持されるものである。一方、このとき機関回転数Neはゼロのままであり、すなわちクランクシャフト4は回転していない。その結果、モータプーリ8pとクランクプーリ4pとの間のベルト10の部分の張力であるベルト張力BTNが次第に増大する。なお、ベルト張力BTNがあらかじめ定められたしきい値BTNXを越えないようにモータトルクMTQの第1の設定トルクMTQ1が設定される。
次いで、時間ta2になると、機関回転数Neが上昇し始める。すなわち、クランクシャフト4が回転し始める。その結果、ベルト張力BTNが低下し始める。
次いで、時間ta3において、モータトルクMTQが上述の一定値に達し、一定値に維持される。また、図3に示される例では、時間ta3においてしきい値BTNXを越えない範囲でベルト張力BTNが上昇し始める。
次いで、時間ta4において機関回転数があらかじめ定められた第1の設定回転数Ne1を越えると、燃料噴射作用及び点火作用が開始される。すなわち、例えば時間ta3の後に初めて吸気行程が到来する気筒において燃料噴射作用が行われる。次いで、当該気筒のピストンが上死点に到達する直前に当該気筒において点火作用が行われる。その結果、当該気筒において燃焼が開始される。このようにして内燃機関において点火作用又は燃焼が開始される。図3に示される例では、時間ta5において点火作用が開始されている。点火作用が開始されると、機関回転数Neの上昇速度が高められる。
図3において点線は、点火作用が開始された後にもモータトルクMTQが上述の一定値に維持された場合を示している。この場合、点火作用が開始されると、ベルト張力BTNは低下し始める。上述したように、点火作用が開始されると、機関回転数Neの上昇速度が高められるからである。ベルト張力BTNが低下すると、モータトルクMTQがクランクシャフト4に良好に伝達されず、好ましくない。
そこで始動制御の第1実施例では、図3に実線で示されるように、点火作用が開始されるときにモータトルクMTQが第1の設定トルクMTQ1からあらかじめ定められた第2の設定トルクMTQ2(>MTQ2)に増大される。図3に示される例では、第2の設定トルクMTQ2は一定の増大割合でもって増大されるものである。その結果、図3に実線で示されるように、ベルト張力BTNが低下せず、高く維持される。したがって、モータトルクMTQがクランクシャフト4に良好に伝達される。しかも、このとき、増大された第2の設定トルクMTQ2がクランクシャフト4に良好に伝達される。その結果、クランクシャフト4の上昇速度が更に高められ、機関始動を速やかに完了することができる。
図3に示される例では、点火作用が開始された後のベルト張力BTNはほぼ一定に維持される。言い換えると、点火作用が開始された後のベルト張力BTNがほぼ一定に維持されるように第2の設定トルクMTQ2が設定される。図示しない別の実施例では、点火作用が開始された後のベルト張力BTNがあらかじめ定められたしきい値BTNXを越えない限りで増大するように、第2の設定トルクMTQ2が設定される。なお、第1の設定トルクMTQ1及び第2の設定トルクMTQ2はあらかじめROM32内に記憶されている。
したがって、包括的に表現すると、内燃機関を始動すべきときには内燃機関の点火作用を行うことなく電気モータ8を始動時トルクでもって駆動し、それによりベルト10を介してクランクシャフト4を回転させるようにし、その後、内燃機関の点火作用を開始するようにし、内燃機関の点火作用が開始されるときに始動時トルクを増大する、ということになる。本発明による実施例において、始動時トルクは点火作用が行われる前は第1の設定トルクMTQ1であり、点火作用が開始された後は第2の設定トルクMTQ2である。
図4は上述した始動制御の第1実施例を実行するルーチンを示している。このルーチンは一定時間ごとの割り込みによって実行される。
図4を参照すると、ステップ100では機関を始動すべき信号が発せられたか否かが判別される。機関を始動すべき信号が発せられていないときには処理サイクルを終了する。機関を始動すべき信号が発せられたときにはステップ101に進み、モータトルクMTQが第1の設定トルクMTQ1に設定される。続くステップ102では機関回転数Neが第1の設定回転数Ne1を越えたか否かが判別される。Ne≦Ne1のときにはステップ101に戻る。Ne>Ne1のときには次いでステップ103に進み、燃料噴射作用及び点火作用が開始される。続くステップ104ではモータトルクMTQが第2の設定トルクMTQ2に設定される。続くステップ105では機関回転数Neが第2の設定回転数Ne2を越えたか否かが判別される。Ne≦Ne2のときにはステップ104に戻る。Ne>Ne2のときには次いでステップ106に進み、モータトルクMTQがゼロに設定される。すなわち、モータジェネレータ8が停止される。
次に、始動制御の第2実施例を説明する。
図3において直線的に増大するように描かれている機関回転数Neは厳密に言うと機関回転数Neの平均値であって、実際の機関回転数Neは振動しながら増大する。このことを、内燃機関1が4つの気筒を有し、燃焼順序が#1−#3−#4−#2の場合を例にとって、図5を参照しながら説明する。
図5には、1番気筒#1及び4番気筒#4のピストン位置が曲線Xでもって、3番気筒#3及び2番気筒#2のピストン位置が曲線Yでもって、それぞれ示される。また、図5には、機関回転数の平均値Neaveに対する実際の機関回転数Neの偏差dNe(=Ne−Neave)が示される。図5からわかるように、クランク角が変化するのに伴いピストン位置が上死点TDCと下死点BDCとの間で振動すると、機関回転数の偏差dNeは振動する。
すなわち、1番気筒#1の圧縮行程後半C1Lでは、1番気筒#1における空気圧縮作用によりクランクシャフト4の回転速度が低下し、したがって機関回転数Neが低下する。その結果、機関回転数の偏差dNeが負値(<0)まで減少する。続く1番気筒#1の爆発行程前半P1Eでは1番気筒#1における燃焼によりクランクシャフト4の回転速度が上昇し、したがって機関回転数Neは増大する。その結果、機関回転数の偏差dNeが正値(>0)まで増大する。続く3番気筒#3の圧縮行程後半C3Lでは機関回転数の偏差dNeが負値まで減少し、続く3番気筒#3の爆発行程前半P3Eでは機関回転数の偏差dNeが正値まで増大する。このようにして、機関回転数の偏差dNeは振幅ANeでもって振動し、機関回転数Neも振幅ANeでもって振動する。
上述したように、機関回転数Neが上昇するとベルト張力BTNが低下する。したがって、このときモータトルクMTQを増大させればベルト張力BTNを高く維持することができる。一方、機関回転数Neが低下するとベルト張力BTNが上昇する。したがって、このときモータトルクMTQを低下させればベルト張力BTNが過度に高くなるのを抑制することができる。
そこで始動制御の第2実施例では、点火作用が開始された後において、機関回転数Neの振動に合わせてモータトルクMTQが振動するように第2の設定トルクMTQ2が設定される。具体的には、始動制御の第2実施例における第2の設定トルクMTQ2は、始動制御の第1実施例における直線状に増大する第2の設定トルクMTQ2を中心として振動する。すなわち、始動制御の第1実施例における第2の設定トルクMTQ2を第2の設定トルクの平均値MTQ2aveと称すると、第2の設定トルクの平均値MTQ2aveに対する第2の設定トルクMTQ2の偏差dMTQ2は図5に示されるように、機関回転数の偏差dNeが増大したときすなわち機関回転数Neが上昇したときに増大し、したがって第2の設定トルクMTQ2が増大する。これに対し、機関回転数の偏差dNeが減少したときすなわち機関回転数Neが低下したときに第2の設定トルクの偏差dMTQ2低下し、したがって第2の設定トルクMTQ2が低下する。このように、第2の設定トルクの偏差dMTQ2は振幅AMTQ2でもって振動し、第2の設定トルクMTQ2も振幅AMTQ2でもって振動する。なお、機関回転数Neが増大又は低下するタイミングはクランク角からわかる。
機関回転数の偏差の振幅ANeが大きくしたがって機関回転数の偏差dNeの絶対値が大きいときには、上述したベルト張力BTNの増大量又は低下量が大きい。そこで、機関回転数の偏差の振幅ANeが大きいときには第2の設定トルクMTQ2の振幅AMTQ2を大きくする必要がある。これに対し、機関回転数の偏差の振幅ANeが小さくしたがって機関回転数の偏差dNeの絶対値が小さいときには上述したベルト張力BTNの増大量又は低下量が小さい。そこで、機関回転数の偏差の振幅ANeが小さいときには第2の設定トルクMTQ2の振幅AMTQ2を小さくする必要がある。一方、機関回転数又は機関回転数の偏差の振幅ANeは機関回転数Neが上昇するにつれて小さくなる。そこで始動制御の第2実施例では、図6に示されるように機関回転数Neが上昇するにつれて小さくなるように、第2の設定トルクの振幅AMTQ2が設定される。その結果、機関回転数Neに関わらず、すなわち機関回転数の偏差dNeに関わらず、ベルト張力BTNが過度に高くなるのが抑制されつつ、クランクシャフト4の上昇速度が更に高められ、したがって機関始動を速やかに完了することができる。なお、振幅AMTQ2は図6に示されるマップの形であらかじめROM32内に記憶されている。図示しない別の実施例では、第2の設定トルクの振幅AMTQ2は機関回転数Neに関わらず一定に維持される。
すなわち、始動制御の第2実施例では図7に示されるように、時間tb1において機関を始動すべき信号が発せられると、モータトルクMTQが第1の設定トルクMTQ1に設定される。次いで、時間tb2において機関回転数Neが上昇し始める。次いで、時間tb3においてモータトルクMTQが第2の設定トルクMTQ2に増大される。この場合、モータトルクMTQは第2の設定トルクの平均値MTQ2aveを中心として、機関回転数Neの振動に応じて、振動する。その結果、ベルト張力BTNが過度に高くなるのが抑制されつつ、クランクシャフト4の上昇速度が更に高められ、したがって機関始動を速やかに完了することができる。
始動制御の第2実施例のその他の構成および作用は始動制御の第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
1 機関本体
4 クランクシャフト
4p クランクプーリ
8 モータジェネレータ
8p モータプーリ
10 ベルト

Claims (1)

  1. 内燃機関のクランクシャフトに取り付けられたクランクプーリと、電気モータの出力シャフトに取り付けられたモータプーリとをベルトにより互いに連結し、前記内燃機関を始動すべきときには前記内燃機関の点火作用を行うことなく前記電気モータを始動時トルクでもって駆動し、それにより前記ベルトを介して前記クランクシャフトを回転させるようにし、その後、前記内燃機関の点火作用を開始するようにした、内燃機関の始動制御装置であって、前記内燃機関の点火作用が開始されるときに前記始動時トルクを増大する、内燃機関の始動制御装置。
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