JP2017020163A - 外壁目地施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外壁目地内に弾性変形しつつ押し込まれる弾性部材の確実な保持を維持しつつ、コストの低減を図る。また、外壁目地内の適切な深さ位置に均一に弾性部材を押し込むことを可能とする。
【解決手段】外壁目地施工具1は、作業者の把持部2と、外壁目地9の屋外側の端縁部に形成された面取り部14に接触する接触面6,7を有する先細りの当接部3と、当接部3から突出して設けられる押圧部4とを備える。押圧部4の当接部3からの突出長さは、外壁目地9の面取り部14から予め設計された弾性部材18の適正位置までの長さと略等しい。弾性部材18は、平板状に形成されており、押圧部4により二つ折りされて外壁目地9に押し込まれ、二つ折りされた状態で外壁目地9の適正位置に配置される。
【選択図】図5
【解決手段】外壁目地施工具1は、作業者の把持部2と、外壁目地9の屋外側の端縁部に形成された面取り部14に接触する接触面6,7を有する先細りの当接部3と、当接部3から突出して設けられる押圧部4とを備える。押圧部4の当接部3からの突出長さは、外壁目地9の面取り部14から予め設計された弾性部材18の適正位置までの長さと略等しい。弾性部材18は、平板状に形成されており、押圧部4により二つ折りされて外壁目地9に押し込まれ、二つ折りされた状態で外壁目地9の適正位置に配置される。
【選択図】図5
Description
本発明は、外壁目地に弾性変形可能な弾性部材を押し込むことで構成された外壁目地構造とその外壁目地施工方法、および外壁目地に屋外側から弾性部材を押し込む際に用いられる外壁目地施工具に関するものである。
下記特許文献1には、熱膨張性耐火材を含む弾性変形可能なバックアップ体に、該バックアップ体の外周面の一箇所に長手方向に沿って開口する溝部が形成され、この溝部の形成領域以外のバックアップ体の外周面が、前記溝部の開口側とは反対側ほど先細りとなる輪郭形状に形成されている目地用耐火バックアップ材が開示されている。この目地用耐火バックアップ材は、バックアップ体の先細り側を目地の開口に対面する状態で、目地に押し込まれる。
このようにして目地に押し込まれることで、壁パネルの製品精度や施工誤差などにより目地の幅が広くなった場合において、目地の幅よりも幅広に形成された弾性を有する目地用耐火バックアップ材を単に弾性変形させて目地に押し込む場合と比較して、目地内に目地用耐火バックアップ材を保持しておく力が高い。従って、目地用耐火バックアップ材が目地内部から屋内側へ飛び出したり、目地内部から目地用耐火バックアップ材が抜け落ちたりすることを抑制することができる。
ところで、互いに隣接する外壁材の間の目地には、耐火材や防水のためのシーリング材、このシーリング材の下地であるバックアップ材などの目地材が設けられる。このような目地材は、ヘラ状の工具を用いて目地内に押し込まれている。単にヘラ状の工具で目地内に目地材を押し込む場合、目地内の適切な深さ位置に均一に目地材を押し込むことが困難であった。
そこで、目地内に均一に目地材を押し込むために、種々の提案がなされている。たとえば、下記特許文献2には、バックアップ材を挿入する治具であって、一対のストッパー板を備え、このストッパー板が外壁の屋外側の面に当接することで、それ以上治具が挿入できなくなり、これにより目地内に均一にバックアップ材を押し込むことができるバックアップ材挿入治具が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された目地用耐火バックアップ材は、湾曲した形状または屈曲した形状に形成されるので、形状が複雑となり、製造コストが高くなる。また、上記特許文献2に開示された治具は、外壁の屋外側の面に治具の一部を当接させることで目地材を押し込むものであるので、外壁の屋外側の面に立体的な装飾などがなされて凹凸がある場合には、目地全体にわたって、目地内に均一に目地材を押し込むことができない。目地内に均一に押し込まれない場合には、目地材としての性能を十分に発揮できないおそれがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、外壁目地内に弾性変形しつつ押し込まれる弾性部材の確実な保持を維持しつつ、コストの低減を図ることにある。また、外壁目地内の適切な深さ位置に均一に弾性部材を押し込むことを課題とする。
上記目的を達成するための本発明に係る外壁目地構造は、折曲可能であり、且つ、厚さ方向に圧縮可能な弾性を有する長尺な平板状に形成され、板幅が外壁目地の目地幅よりも長い弾性部材を、前記外壁目地内に挿入した外壁目地構造であって、前記弾性部材は、板幅方向の中央を折曲した二つ折り状態で前記外壁目地内に押し込まれた状態で保持されることを特徴とする。
また、本発明に係る外壁目地構造は、前記弾性部材は、前記外壁目地に沿って当該外壁目地の屋外側に配置され、前記弾性部材の板幅方向の中央を前記外壁目地内に押し込むことにより、当該弾性部材が二つ折り状態で前記外壁目地内に押し込まれた状態で保持されることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る外壁目地施工具は、外壁目地に屋外側から弾性変形可能な弾性部材を押し込む外壁目地施工具であって、作業者が把持する把持部と、前記外壁目地の屋外側の端縁部が屋外側へ行くに従って目地幅が大きくなるよう傾斜した面取り部とされ、両側の前記面取り部にそれぞれ接触する2つの接触面を有し、前記弾性部材を押し込む方向へ向かって先細る当接部と、前記当接部から前記弾性部材を押し込む方向へ突出して設けられ、前記弾性部材を目地奥に押し込む押圧部と、を備え、前記押圧部は、板厚が前記外壁目地の幅以下の平板状に形成されており、前記当接部からの突出長さが、前記面取り部から予め設計された前記弾性部材の適正位置までの屋内方向への長さと略等しいことを特徴とする。
また、本発明に係る外壁目地施工具は、前記押圧部は、長尺の平板状に形成された前記弾性部材を押し込むものであり、幅方向略中央部で二つ折りされた前記弾性部材の二重部分の幅は、前記外壁目地の前記目地幅よりも大きくなり、前記押圧部の板厚は、前記外壁目地の前記目地幅の方向に前記弾性部材が二重になるよう前記外壁目地に押し込まれた際に、前記二重部分で前記押圧部が挟まれた状態とできる板厚とされていることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る外壁目地施工方法は、前記外壁目地施工具を用いて、前記外壁目地に前記弾性部材を押し込んで施工する方法であって、前記弾性部材は、耐火性および弾性を有し、前記外壁目地に沿う長尺の平板状とされ、板幅が前記外壁目地の前記目地幅よりも大きく形成されており、前記弾性部材と前記外壁目地の屋外側の開口部とが互いに対応した状態で前記弾性部材の幅方向両端部が外壁の屋外側の面に接触して配置され、前記押圧部の先端部を前記弾性部材の幅方向略中央部に接触させて前記外壁目地内に押し込むことで前記弾性部材が二つ折りにされた後、前記面取り部に前記接触面が当接するまで、前記押圧部により二つ折り状態の前記弾性部材が前記外壁目地内に押し込まれて適正位置に配置されることを特徴とする。
本発明に係る外壁目地構造によれば、平板状の弾性部材が二つ折りされることで、弾性部材全体の厚みが増すことになり、その厚みが増した状態で外壁目地内に押し込まれて保持されるため、弾性部材を外壁目地に確実に保持することができる。このようにして、弾性部材の外壁目地への付勢力が高い状態で保持されるため、弾性部材が外壁目地から落下したりずれたりすることが抑制され、施工後の手直しをする手間が省けて施工効率を向上させることができる。また、弾性部材は、平板状に形成されているため、簡易な形状とすることができ、弾性部材の製造コストを低減することができる。
本発明に係る外壁目地構造によれば、弾性部材の幅方向略中央部を外壁目地内に押し込むだけで二つ折りすることができるため、容易に二つ折りすることができ、作業性に優れている。
本発明に係る外壁目地施工具によれば、外壁目地に屋外側から弾性部材を押し込む際、先細りに形成された当接部の接触面と、外壁目地の屋外側の端縁部に形成された面取り部とが当接することで、それ以上外壁目地施工具が外壁目地に挿入されるのを防止することができる。このようにして、接触面と面取り部との当接によって外壁目地施工具の外壁目地への挿入が防止されるので、外壁目地全体にわたって、弾性部材を均一に押し込むことができる。本発明に係る外壁目地施工具によれば、押圧部の突出長さが、面取り部から予め設計された弾性部材の適正位置までの屋内方向への長さと略等しく形成されていることで、接触面と面取り部とが当接するまで外壁目地施工具を押し込むだけで、外壁目地内の適切な深さ位置に弾性部材を配置することができる。
また、本発明に係る外壁目地施工具によれば、押圧部の板厚が、外壁目地の目地幅の方向に弾性部材が二重になるよう外壁目地に押し込まれた際に、二重部分で押圧部が挟まれた状態とできる板厚とされている。すなわち、外壁目地の幅と比較して、押圧部の板厚を十分薄く形成することで、弾性部材を二つ折りにして押し込むことができる。このようにして弾性部材を二つ折りにすることで、弾性部材を外壁目地内により確実に保持することができる。また、弾性部材は、平板状に形成されるため、簡易な形状とすることができ、弾性部材の製造コストを低減することができる。
本発明に係る外壁目地施工方法によれば、外壁目地施工具の押圧部を弾性部材に当接させて押し込むだけで、容易に弾性部材を二つ折りにすることができる。また、接触面と面取り部とが当接するまで外壁目地施工具を押し込むだけで、外壁目地内の適切な深さ位置に弾性部材を配置することができる。このようにして二つ折り状態で弾性部材が外壁目地の適正位置に配置されるため、弾性部材が屋内側へ飛び出したり、弾性部材が外壁目地から抜け落ちたりすることを抑制することができ、耐火目地材としての機能を果たすことができる。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の外壁目地施工具の一実施例を示す図であり、図1は右側面図、図2は平面図である。本実施例の外壁目地施工具1は、作業者が把持する把持部2と、前端部が先細りに形成されている当接部3と、当接部3に設けられる板状の押圧部4とを備える。
本実施例では、把持部2と当接部3とは、合成樹脂にて一体形成されている。把持部2は、側面視略コ字形状に形成されている。当接部3は、上下方向を長手方向とする長尺の略矩形のブロック状に形成されている。当接部3の前端部には、当接部3の前端から後方へ行くに従って左方へ傾斜する接触面6が形成されると共に、当接部3の前端から後方へ行くに従って右方へ傾斜する接触面7が形成されている。本実施例では、当接部3の前側の左右の角部が面取りされて、接触面6,7が形成されている。このようにして、2つの接触面6,7は、当接部3の前端から後方へ行くに従って互いに離隔するよう傾斜しており、これにより、当接部3の前端部が先細りに形成される。図2に示されるように、当接部3の前面には、後方へ凹んで溝部8が形成されている。
押圧部4は、上下方向を長手方向とする略長方形の金属製の板状とされ、四隅が略円弧状に形成されている。図1および図2に示されるように、押圧部4は、当接部3に形成された溝部8に差し込まれて固定されている。この際、押圧部4は、当接部3の前端部から突出するようにして、当接部3に設けられる。板状の押圧部4の当接部3からの突出長さAは、板面全体にわたって略同一とされる。すなわち、押圧部4は、上下に傾斜することなく、当接部3から水平に突出しており、当接部3から押圧部4の先端までの長さ(突出長さA)が、押圧部4の上部、押圧部4の下部など、上下方向どの箇所でも略同一とされる。
次に、本実施例の外壁目地施工具1の使用について説明する。図3から図5は、本実施例の外壁目地施工具を用いた外壁目地施工方法を時系列に示している。図3から図5に示されるように、本実施例では、外壁目地9は、屋外に露出して配置されて隣接する板状の外壁パネル10,10間に形成される隙間11と、外壁パネル10の屋内側に配置される一対の屋内部材12,12間に形成される隙間13とから構成される。なお、隙間11の幅と隙間13の幅は、ほぼ同一に形成されている。
外壁目地9の屋外側の端縁部は、屋外側へ行くに従って目地幅が大きくなるよう傾斜した面取り部14,14とされている。左右両側の面取り部14,14は、屋外方向へ行くに従って互いに離隔するよう傾斜している。言い換えれば、隣接する外壁パネル10,10の屋外側の互いに向かい合う端縁部にそれぞれ、面取り部14,14が形成されている。このようにして、左側に配置される外壁パネル10の小口面は、屋外側端部から屋内側へ行くに従って右方へ傾斜した後、屋内方向へ延出して形成されている。一方、右側に配置される外壁パネル10の小口面は、屋外側端部から屋内側へ行くに従って左方へ傾斜した後、屋内方向へ延出して形成されている。
屋内部材12は、外壁パネル10の屋内側に配置され、外壁パネル10,10間の隙間11と互いに連通する隙間13を形成する。本実施例の屋内部材12は、リップ溝形鋼とされる。隣接する一対のリップ溝形鋼12,12は、開口が互いに逆方向へ向くようにして、背合わせに配置される。この際、隣接するリップ溝形鋼12,12のウェブ15,15間に、隙間13が形成される。
屋内部材12,12間の隙間13を横切るようにして、横断部材16が配置される。本実施例の横断部材16は、ボルト16とされる。具体的には、隣接するリップ溝形鋼12,12は、ウェブ15,15間の隙間13を横切ると共に両ウェブ15を貫通して設けられるボルト16と、このボルト16にねじ込まれるナット17とにより、横綴りされる。
弾性部材18は、折曲可能であり、且つ、厚さ方向に圧縮可能な弾性を有する長尺の平板状に形成されている。弾性部材18は、外壁目地9に弾性変形しつつ押し込まれる部材であり、本実施例では、耐火性および遮炎性を有する耐火目地材とされる。弾性部材18の板幅は、外壁目地9の目地幅よりも大きく形成されている。より具体的には、図3に示されるように、弾性部材18の板幅は、外壁目地9の屋外側開口部、すなわち、面取り部14,14間の最も幅広の箇所の幅よりも大きく形成されている。また、本実施例では、弾性部材18の板厚は、外壁目地9の面取り部14を除いた箇所の目地幅よりも大きく形成されている。
このような弾性部材18を外壁目地9に押し込む際には、まず、図3に示されるように、外壁目地9に沿って外壁目地9の屋外側に配置される。具体的には、弾性部材18と外壁目地9の屋外側の開口部とが互いに対応した状態で、弾性部材18の幅方向両端部が外壁の屋外側の面に接触して配置される。すなわち、弾性部材18の左端部が左側に配置される外壁パネル10の屋外側の面に当接されると共に、弾性部材18の右端部が右側に配置される外壁パネル10の屋外側の面に当接されて、外壁目地9の屋外側の開口部を覆うようにして、外壁目地9に沿って配置される。この状態から、前述した外壁目地施工具1により、後述するようにして弾性部材18が外壁目地9に押し込まれる。
図4に示されるように、作業者19は、外壁目地施工具1の把持部2を握り、押圧部4の先端部を弾性部材18の幅方向略中央部に接触させた状態で、外壁目地施工具1を外壁目地9内に屋内方向へ押し込む。これにより、弾性部材18の幅方向両端部が外壁パネル10に接触しているため、弾性部材18が二つ折りにされて外壁目地9内に押し込まれる。この第一押込操作は、弾性部材18を押し込む方向へ向かって先細る当接部3が、外壁目地9の小口面に当接するまで行われる。具体的には、外壁目地施工具1の接触面6,7が外壁パネル10,10に形成された面取り部14,14に当接するまで行われる。この際、押圧部4の先端部は、二つ折りされた弾性部材18の二重部分で挟まれた状態とされている。なお、二つ折りされた弾性部材18の二重部分の幅、すなわち、平板状の弾性部材18の左部の板厚と右部の板厚とを足した長さは、外壁目地9の面取り部14を除いた箇所の目地幅よりも大きくなる。
前述したように、押圧部4は、弾性部材18を外壁目地9に押し込むものであり、弾性部材18と共に外壁目地9内に押し込まれる。このことから、押圧部4は、当接部3から弾性部材18を押し込む方向へ突出して当接部3に設けられ、板厚が外壁目地9の幅以下とされる。具体的には、押圧部4の板厚は、外壁目地9の目地幅の方向に弾性部材18が二重になるよう外壁目地9に押し込まれた際に、弾性部材18の二重部分で押圧部4が挟まれた状態とできる板厚とされている。
このようにして、押圧部4の先端部を弾性部材18の幅方向略中央部に接触させて外壁目地9内に押し込むことで、弾性部材18が二つ折りされて外壁目地9に押し込まれた後、弾性部材18の二重部分から外壁目地施工具1が抜き取られる。そして、図5に示されるように、二つ折りされた弾性部材18の屋外側端面(二つ折りされた弾性部材18の開放両端部の先端面20)に押圧部4の先端部を接触させて、外壁目地施工具1を外壁目地9内に屋内方向へ押し込むことで、弾性部材18が二つ折りされた状態でさらに外壁目地9の屋内側に押し込まれ、適正位置に配置される。この第二押込操作は、第一押込操作と同様にして、外壁目地施工具1の接触面6,7が外壁パネル10,10に形成された面取り部14,14に当接するまで行われる。この際、弾性部材18は、二つ折りされた状態で、外壁目地9の内、一対のリップ溝形鋼12,12同士を横綴りするボルト16よりも屋外側の領域に配置される。すなわち、外壁目地9の内、ボルト16よりも屋外側の領域に適正位置が設定されている。
このようにして、外壁目地施工具1により、外壁目地9に屋外側から弾性部材18を押し込むことができる。そして、弾性部材18が板幅方向略中央を折曲した二つ折り状態で外壁目地9に押し込まれて保持された外壁目地構造を構成することができる。なお、弾性部材18は、外壁目地施工具1の押圧部4の上下長さよりも長く形成されており、第一押込操作と第二押込操作とが連続して行われ、この連続して行われる弾性部材18の押込みが、弾性部材18の長手方向に沿って行われる。具体的には、ある箇所において第一押込操作と第二押込操作とが連続して行われた後、隣接する箇所において第一押込操作と第二押込操作とが連続して行われ、それが弾性部材18の長手方向に沿って順次行われる。
なお、本実施例では、面取り部14の屋内外方向に対する勾配Xと、当接部3の屋内外方向に対する勾配Yとが異なる勾配とされている。図示例では、面取り部14の屋内外方向に対する勾配Xが30°とされ、当接部3の屋内外方向に対する勾配Yが45°とされている。すなわち、面取り部14の屋内外方向に対する勾配Xよりも、当接部3の屋内外方向に対する勾配Yが大きく形成されている。
ところで、押圧部4の当接部3からの突出長さAは、面取り部14から予め設計された弾性部材18の適正位置までの屋内方向への長さと略等しい。すなわち、押圧部4の突出長さAは、接触面6,7が面取り部14,14に当接した際に弾性部材18が外壁目地9の適正位置に配置される長さとされる。ここで、適正位置とは、外壁目地9内において弾性部材18が配置されるべき位置のことである。本実施例では、図5に示されるように、面取り部14から前記適正位置までの屋内方向への長さとは、面取り部14の屋内側端縁から適正位置に配置された弾性部材18の屋外側端面までの長さBのことである。
図6は、本実施例の外壁目地施工具を用いて弾性部材を適正位置に配置した状態を示す概略平面図であり、(a)は外壁目地の目地幅が最小の場合を示す図、(b)は外壁目地の目地幅が最大の場合を示す図である。外壁目地9の幅は、施工品質に一定の許容範囲が設けられている。ここでは、施工品質として、外壁目地9の幅が11mm±2mmの範囲で許容されている場合について説明する。すなわち、図6(a)が、外壁目地9の目地幅が最小値W1(9mm)の場合を示しており、図6(b)が、外壁目地9が最大値W2(13mm)の場合を示している。
図6(a)および図6(b)に示されるように、外壁目地9の目地幅が大きくなるにつれ、押圧部4が外壁目地9の奥深くに押し込まれて、押圧部4の先端が外壁目地9の奥深くに配置されることになる。具体的には、外壁目地9の目地幅が最小値W1である9mmの場合には、面取り部14の屋外側端縁から押圧部4の先端までの長さL1が最も短くなる。一方、外壁目地9の目地幅が最大値W2である13mmの場合には、面取り部14の屋外側端縁から押圧部4の先端までの長さL2が最も長くなる。従って、外壁目地9の目地幅が最小の場合には、押圧部4の外壁目地9への押込みが最も浅くなり、これにより弾性部材18の外壁目地9内での位置が最も浅くなる。外壁目地9の目地幅が最大の場合には、押圧部4の外壁目地9への押込みが最も深くなり、これにより弾性部材18の外壁目地9内での位置が最も深くなる。
本実施例では、外壁目地9の目地幅が最小の場合において、押圧部4の当接部3からの突出長さAと、面取り部14の屋内側端縁から適正位置に配置された弾性部材18の屋外側端面までの長さBとが略等しい。従って、押圧部4の外壁目地9への押込みが最も浅い場合においても、弾性部材18を外壁目地9内の適正位置に押し込んで配置することができる。一方、外壁目地9の目地幅が最大の場合には、押圧部4の外壁目地9への押込みが最も深くなり、弾性部材18が適正位置よりも若干奥深くに押し込まれて配置されることになる。
通常、耐火目地材である弾性部材18の屋外側には、防水のためのシーリング材や、シーリング材のためのバックアップ材などが設けられる。シーリング材は、外壁目地9の屋内外方向の長さが決められており、その決められた長さよりも小さい場合、地震などによりシーリング材が損傷するおそれがある。従って、シーリング材は、決められた長さ以上になるように、外壁目地9に設けなければならない。このことから、シーリング材などよりも屋内側に配置される本実施例の弾性部材18は、適正位置よりも屋外側に配置されないようにする必要がある。前述したように、本実施例では、弾性部材18は、外壁目地9の目地幅が最小の場合に適正位置に配置され、外壁目地9の目地幅が最大の場合に適正位置よりも若干屋内側に配置される。従って、本実施例では、弾性部材18の屋外側に配置されるシーリング材などに悪影響を及ぼすことがなく、シーリング材の防水性能を十分に長期間保ち続けることができる。
本実施例によれば、第一押込操作と第二押込操作とにより外壁目地9に屋外側から弾性部材18を押し込む際、外壁目地施工具1の当接部3の接触面6,7が外壁パネル10,10の面取り部14,14に当接することで、それ以上外壁目地施工具1が外壁目地9内に挿入されるのを防止することができる。従って、外壁パネルの屋外側の面に立体的な装飾が施されて凹凸がある場合においても、外壁目地9全体にわたって、弾性部材18を均一に押し込むことができる。また、本実施例によれば、押圧部4の当接部3からの突出長さAと、外壁パネル10の面取り部14から弾性部材18の適正位置までの長さBとが略等しいため、当接部3の接触面6,7と外壁パネル10,10の面取り部14,14とが当接するまで外壁目地施工具1を挿入するだけで、外壁目地9内の適正位置に弾性部材18を配置することができる。この場合、図5に示されるように、外壁目地施工具1が外壁パネル10に当接するまで挿入された際、外壁目地9の面取り部14の端縁の深さ位置に、押圧部4の当接部3からの突出部分の基端が配置されて、外壁目地9の面取り部14の端縁の深さ位置から押圧部4が突出する状態とされる。
また、本実施例によれば、押圧部4の板厚が、弾性部材18が二つ折りされて外壁目地9に押し込まれた際に、弾性部材18の二重部分で押圧部4が挟まれた状態とすることができる板厚とされている。このようにして、外壁目地9の面取り部14を除いた箇所の幅と比較して、押圧部4の板厚を十分薄く形成することで、弾性部材18を二つ折りにして押し込むことができる。弾性部材18を二つ折りにして外壁目地9に押し込むことで、弾性部材18全体の厚みが増した状態で外壁目地9内に配置されるため、弾性部材18を外壁目地9内により確実に保持することができる。
また、本実施例によれば、弾性部材18が平板状に形成されているため、湾曲または屈曲された形状の場合と比較して、弾性部材18の形状を簡易にすることができ、弾性部材18の製造コストを低減することができる。また、本実施例によれば、外壁目地施工具1を弾性部材18に接触させつつ押し込むことで、弾性部材18を二つ折りにして外壁目地9内に押し込むことができるため、作業者19の熟練度に左右されることなく、容易に弾性部材18を二つ折り状態で外壁目地9に押し込むことができる。
また、本実施例によれば、第一押込操作および第二押込操作において、当接部3の接触面6,7と外壁パネル10,10の面取り部14,14とが当接するまで弾性部材18が外壁目地9に押し込まれることで、適正位置に弾性部材18が配置される。従って、弾性部材18が屋内側へ飛び出すことがない。また、二つ折り状態で弾性部材18が外壁目地9内に配置されるため、弾性部材18が外壁目地9から抜け落ちることを防止することができる。従って、弾性部材18として耐火目地材を用いた場合、耐火目地材としての機能を十分果たすことができる。
また、本実施例によれば、弾性部材18が適正位置まで一度に押し込まれるのではなく、適正位置よりも屋外側に一旦配置される。これにより、適正位置よりも屋外側の中途まで押し込まれる間に弾性部材18に不具合が生じて弾性部材18を抜き取る場合、適正位置まで押し込まれた場合と比較して、弾性部材18が外壁目地9の屋外側に配置されているため、外壁目地9から容易に弾性部材18を抜き取ることができ、弾性部材18の施工のやり直しを容易に行うことができる。また、本実施例によれば、ボルト16よりも屋外側に弾性部材18が配置されるため、ボルト16に弾性部材18が接触して変形することがなく、弾性部材18の機能の低下を防止することができる。
また、本実施例によれば、当接部3から押圧部4の先端までの長さが、押圧部4の上部、押圧部4の下部など、上下方向どの箇所でも略同一とされるため、弾性部材18を均一に押し込むことができる。また、本実施例によれば、面取り部14の屋内外方向に対する勾配Xよりも、当接部3の屋内外方向に対する勾配Yが大きく形成されているため、弾性部材18のビニールの挟み込みを軽減することができる。さらに、本実施例によれば、外壁目地施工具1の当接部3が合成樹脂製とされることで、金属製の場合と比較して、外壁パネル10を傷付ける可能性を低くすることができる。
本発明は、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。たとえば、前記実施例では、弾性部材18は、適正位置よりも屋外側に一旦配置された後、適正位置に押し込まれたが、適正位置まで一度に押し込まれてもよい。具体的には、押圧部4の先端部を弾性部材18に接触させて、接触面6,7と面取り部14,14とが当接するまで、外壁目地施工具1を外壁目地9内に屋内方向へ押し込むことで、弾性部材18が二つ折りされた状態で適正位置に押し込まれる。このようにして、弾性部材18が二つ折りされた後、面取り部14,14に接触面6,7が当接するまで、押圧部4により二つ折り状態の弾性部材18が外壁目地9に押し込まれて、弾性部材18が適正位置に配置される。
この場合、前記実施例の図4の状態において、弾性部材18が適正位置に配置されることになる。適正位置に配置された状態において、押圧部4の先端部は、二つ折りされた弾性部材18の二重部分に挟まれた状態とされる。この場合、押圧部4の突出長さAは、面取り部14の屋内側端縁から適正位置に配置された弾性部材18の二重部分の屋内側端縁、すなわち、弾性部材18の左部と右部との当接箇所の屋内側端縁までの長さと略等しい。
また、前記実施例では、外壁目地施工具1は、弾性部材18を二つ折りして外壁目地9に押し込むものとされたが、外壁目地9の幅よりも大きく形成された弾性を有する弾性部材を外壁目地9に単に弾性変形させて押し込む場合に使用してもよい。すなわち、外壁目地施工具1により押し込まれる弾性部材18は、二つ折りされるものに限定されるものではなく、弾性変形させつつ外壁目地9に単に押し込むものであってもよい。この場合においても、本実施例の外壁目地施工具1によれば、押圧部4の当接部3からの突出長さAと面取り部14の屋内側端縁から適正位置に配置された弾性部材の屋外側端面までの長さBとが略等しいため、弾性部材を適切な深さ位置に均一に押し込むことができる。
前記実施例では、外壁目地9として、上下方向に沿う縦目地とされたが、これに限定されるものではなく、横目地であってもよい。この場合には、面取り部14,14が上下に離隔して形成され、この面取り部14,14に外壁目地施工具1の接触面6,7が当接するようにして、外壁目地施工具1により弾性部材18が押し込まれる。
また、前記実施例では、屋内部材12は、リップ溝形鋼とされたが、これに限定されるものではなく、隙間11と互いに連通する隙間13を形成するものであればよい。さらに、外壁目地施工具1の構成は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
本発明は、外壁目地内に弾性変形可能な耐火目地材などの弾性部材を確実に保持させることができ、これに加えてコストの低減を図ることができる外壁目地構造に好適に用いられる。
1 外壁目地施工具
2 把持部
3 当接部
4 押圧部
6 接触面
7 接触面
9 外壁目地
14 面取り部
18 弾性部材
2 把持部
3 当接部
4 押圧部
6 接触面
7 接触面
9 外壁目地
14 面取り部
18 弾性部材
本発明は、外壁目地に弾性変形可能な弾性部材を押し込むことで構成された外壁目地構造とその外壁目地施工方法に関するものである。
上記目的を達成するための本発明に係る外壁目地施工方法は、隣接する外壁パネルの屋外側の端縁部が屋外側へ行くに従って目地幅が大きくなるよう傾斜した面取り部から屋内方向へ形成される外壁目地に、厚さ方向に圧縮可能な弾性及び断熱性を有する長尺な平板状で、板幅方向の中央を折曲した二つ折り状態の板幅が外壁目地の目地幅よりも長い弾性部材を挿入する外壁目地施工方法において、
作業者が把持する把持部と、前記面取り部の両側にそれぞれ接触する2つの接触面を有する当接部と、前記当接部から突出して設けられ板厚が前記外壁目地の幅以下の平板状に形成された押圧部と、を備えた外壁目地施工具を用いて、
前記弾性部材を前記外壁目地に沿って当該外壁目地の屋外側に配置してから、前記弾性部材の板幅方向の中央を前記外壁目地施工具の前記押圧部で前記外壁目地内に前記面取り部に前記接触面が当接するまで押し込むことにより、当該弾性部材が二つ折り状態で前記外壁目地内に押し込まれて保持された状態とする第一押込操作と、前記押圧部を引抜いた後に、前記面取り部に前記接触面が当接するまで前記押圧部により二つ折り状態の前記弾性部材の先端面を前記外壁目地内に押し込む第二押込操作とが連続して行われることにより、外壁目地の屋外側の適正位置に弾性部材が配置されることを特徴とする。
作業者が把持する把持部と、前記面取り部の両側にそれぞれ接触する2つの接触面を有する当接部と、前記当接部から突出して設けられ板厚が前記外壁目地の幅以下の平板状に形成された押圧部と、を備えた外壁目地施工具を用いて、
前記弾性部材を前記外壁目地に沿って当該外壁目地の屋外側に配置してから、前記弾性部材の板幅方向の中央を前記外壁目地施工具の前記押圧部で前記外壁目地内に前記面取り部に前記接触面が当接するまで押し込むことにより、当該弾性部材が二つ折り状態で前記外壁目地内に押し込まれて保持された状態とする第一押込操作と、前記押圧部を引抜いた後に、前記面取り部に前記接触面が当接するまで前記押圧部により二つ折り状態の前記弾性部材の先端面を前記外壁目地内に押し込む第二押込操作とが連続して行われることにより、外壁目地の屋外側の適正位置に弾性部材が配置されることを特徴とする。
本発明の外壁目地施工方法において、外壁目地施工具を用いて、外壁目地に屋外側から弾性部材を押し込む際、先細りに形成された当接部の接触面と、外壁目地の屋外側の端縁部に形成された面取り部とが当接することで、それ以上外壁目地施工具が外壁目地に挿入されるのを防止することができる。このようにして、接触面と面取り部との当接によって外壁目地施工具の外壁目地への挿入が防止されるので、外壁目地全体にわたって、弾性部材を均一に押し込むことができる。又、本発明の外壁目地施工方法によれば、押圧部の突出長さが、面取り部から予め設計された弾性部材の適正位置までの屋内方向への長さと略等しく形成されていることで、接触面と面取り部とが当接するまで外壁目地施工具を第一押込操作と第二押込操作を連続して行うだけで、外壁目地内の適切な深さ位置に弾性部材を配置することができる。
また、本発明に係る外壁目地施工方法によれば、押圧部の板厚が、外壁目地の目地幅の方向に弾性部材が二重になるよう外壁目地に押し込まれた際に、二重部分で押圧部が挟まれた状態とできる板厚とされている。すなわち、外壁目地の幅と比較して、押圧部の板厚を十分薄く形成することで、弾性部材を二つ折りにして押し込むことができる。このようにして弾性部材を二つ折りにすることで、弾性部材を外壁目地内により確実に保持することができる。また、弾性部材は、平板状に形成されるため、簡易な形状とすることができ、弾性部材の製造コストを低減することができる。
本発明に係る外壁目地施工方法によれば、外壁目地施工具の押圧部を弾性部材に当接させて押し込むだけで、容易に弾性部材を二つ折りにすることができる。また、接触面と面取り部とが当接するまで外壁目地施工具を第一押込操作と第二押込操作を連続して行うだけで、外壁目地内の適切な深さ位置に弾性部材を配置することができる。このようにして二つ折り状態で弾性部材が外壁目地の適正位置に配置されるため、弾性部材が屋内側へ飛び出したり、弾性部材が外壁目地から抜け落ちたりすることを抑制することができ、耐火目地材としての機能を果たすことができる。
図1および図2は、本発明で使用する外壁目地施工具の一実施例を示す図であり、図1は右側面図、図2は平面図である。本実施例の外壁目地施工具1は、作業者が把持する把持部2と、前端部が先細りに形成されている当接部3と、当接部3に設けられる板状の押圧部4とを備える。
Claims (5)
- 折曲可能であり、且つ、厚さ方向に圧縮可能な弾性を有する長尺な平板状に形成され、板幅が外壁目地の目地幅よりも長い弾性部材を、前記外壁目地内に挿入した外壁目地構造であって、
前記弾性部材は、板幅方向の中央を折曲した二つ折り状態で前記外壁目地内に押し込まれた状態で保持されることを特徴とする外壁目地構造。 - 前記弾性部材は、前記外壁目地に沿って当該外壁目地の屋外側に配置され、前記弾性部材の板幅方向の中央を前記外壁目地内に押し込むことにより、当該弾性部材が二つ折り状態で前記外壁目地内に押し込まれた状態で保持されることを特徴とする請求項1に記載の外壁目地構造。
- 外壁目地に屋外側から弾性変形可能な弾性部材を押し込む外壁目地施工具であって、
作業者が把持する把持部と、
前記外壁目地の屋外側の端縁部が屋外側へ行くに従って目地幅が大きくなるよう傾斜した面取り部とされ、両側の前記面取り部にそれぞれ接触する2つの接触面を有し、前記弾性部材を押し込む方向へ向かって先細る当接部と、
前記当接部から前記弾性部材を押し込む方向へ突出して設けられ、前記弾性部材を目地奥に押し込む押圧部と、を備え、
前記押圧部は、板厚が前記外壁目地の幅以下の平板状に形成されており、前記当接部からの突出長さが、前記面取り部から予め設計された前記弾性部材の適正位置までの屋内方向への長さと略等しいことを特徴とする外壁目地施工具。 - 前記押圧部は、長尺の平板状に形成された前記弾性部材を押し込むものであり、
幅方向略中央部で二つ折りされた前記弾性部材の二重部分の幅は、前記外壁目地の前記目地幅よりも大きくなり、
前記押圧部の板厚は、前記外壁目地の前記目地幅の方向に前記弾性部材が二重になるよう前記外壁目地に押し込まれた際に、前記二重部分で前記押圧部が挟まれた状態とできる板厚とされていることを特徴とする請求項3に記載の外壁目地施工具。 - 請求項3または請求項4に記載の外壁目地施工具を用いて、前記外壁目地に前記弾性部材を押し込んで施工する方法であって、
前記弾性部材は、耐火性および弾性を有し、前記外壁目地に沿う長尺の平板状とされ、板幅が前記外壁目地の前記目地幅よりも大きく形成されており、
前記弾性部材と前記外壁目地の屋外側の開口部とが互いに対応した状態で前記弾性部材の幅方向両端部が外壁の屋外側の面に接触して配置され、前記押圧部の先端部を前記弾性部材の幅方向略中央部に接触させて前記外壁目地内に押し込むことで前記弾性部材が二つ折りにされた後、前記面取り部に前記接触面が当接するまで、前記押圧部により二つ折り状態の前記弾性部材が前記外壁目地内に押し込まれて適正位置に配置されることを特徴とする外壁目地施工方法。
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JPS5913528U (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | 田村 作市 | タイル目地仕上用の鏝 |
JPS61141958A (ja) * | 1984-12-13 | 1986-06-28 | Natl House Ind Co Ltd | コ−キング剤の吐出ノズルの構造 |
JP3194278U (ja) * | 2014-09-02 | 2014-11-13 | 株式会社ノザワ | 縦張り押出成形セメント板の横目地部防水構造 |
-
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- 2015-07-07 JP JP2015135879A patent/JP6128170B2/ja active Active
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