JP2017019655A - 情報処理システム、保管庫 - Google Patents
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Abstract
Description
第1タグと通信可能な保管庫と、を含む情報処理システムであって、
前記保管庫は、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
アイテムの使用量に関する使用量情報の入力を受け付ける入力部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記入力部によって受け付けられた使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する。
第1タグと通信可能な保管庫と、を含む情報処理システムであって、
前記保管庫は、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記第1リーダによって読み出された使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する。
第1タグと通信可能な保管庫と、を含む情報処理システムであって、
前記保管庫は、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体内においてアイテム容器を収容するために設けられ、アイテム容器ごとに割り当てられた1または複数の収容区画と、
収容区画ごとに設置され、収容区画に割り当てられているアイテム容器の重量を検出する重量センサと、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器が割り当てられた収容区画に設置されている重量センサの検出結果に基づいて、前記記憶部に記憶されている当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量の情報を更新する。
前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、第2リーダの読み出し結果に基づいて、出庫されたアイテム容器に対応するアイテムのアイテム識別情報を特定し、特定したアイテム識別情報と、直前に前記第1リーダによって読み出されたアイテム識別情報とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定した場合に報知を行うように前記報知部を制御してもよい。
前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、第2リーダの読み出し結果に基づいて、入庫されたアイテム容器に対応するアイテムのアイテム識別情報を特定し、特定したアイテム識別情報と、直前に前記第1リーダによって読み出されたアイテム識別情報とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定した場合に報知を行うように前記報知部を制御してもよい。
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、アイテムの在庫量の情報の更新による当該アイテムの在庫量の変化量が、直前に前記第1リーダによって読み出された使用量情報によって特定される使用量と一致するか否かを判定し、一致しないと判定した場合に報知を行うように前記報知部を制御してもよい。
前記第2タグは、取り付け対象のアイテム容器に含まれるアイテムの有効期限に関する情報を記憶し、
前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、第2リーダの読み出し結果に基づいて、入庫されたアイテム容器に含まれるアイテムの有効期限が切れている、または、当該アイテムの有効期限までの期間が所定期間内であると判断した場合に報知を行うように前記報知部を制御してもよい。
前記保管庫は、
前記ドアを解錠または施錠するロック機構と、
前記第3タグに記録されたユーザ識別情報を読み出すための第3リーダと、をさらに備え、
前記制御部は、前記第3リーダによって読み出されたユーザ識別情報の認証が成功した場合に、前記ドアが解錠されるように前記ロック機構を制御してもよい。
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
アイテムの使用量に関する使用量情報の入力を受け付ける入力部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記入力部によって受け付けられた使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する。
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記第1リーダによって読み出された使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する。
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体内においてアイテム容器を収容するために設けられ、アイテム容器ごとに割り当てられた1または複数の収容区画と、
収容区画ごとに設置され、収容区画に割り当てられているアイテム容器の重量を検出する重量センサと、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器が割り当てられた収容区画に設置されている重量センサの検出結果に基づいて、前記記憶部に記憶されている当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量の情報を更新する。
(1−1)アイテム保管システム
以下、本発明の情報処理システムの一実施形態に係るアイテム保管システムについて説明する。
実施形態に係るアイテム保管システムでは、アイテム容器としての麻薬パックを保管する保管庫と、カード(後述するユーザカードUCおよび処方箋カードPC)とが使用される。麻薬パックにはラベルが取り付けられている。
ラベルとカードにはRFタグが内蔵されており、保管庫1には当該RFタグに電波を放射するアンテナが搭載されている。アンテナとRFタグは、RFID(Radio Frequency Identification)技術によって無線通信を行う。RFIDによる無線通信方式であれば如何なる方式でもよいが、PJM(Phase Jitter Modulation)方式のパッシブ型RFIDであることが、高速かつ大量なデータの認識を可能にする点で好ましい。
先ず、本実施形態に係る保管庫1について図1〜3を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る保管庫1のドア3を閉状態としたときの斜視図である。図2は、本実施形態に係る保管庫1のドア3を開状態としたときの斜視図である。図3は、本実施形態に係る保管庫1内のラックとラック内の麻薬パックを例示する図である。
図1および図2に示すように、保管庫1は、概ね直方体状の筐体2の内部に複数の麻薬パックを収容するようにして構成されている。図1および図2では、好ましい形態として保管庫1が移動可能となるように筐体2の底部にキャスタ4を取り付けた形態を示しているが、キャスタ4は必ずしも必須ではない。
アクセスアンテナ設置部10は、筐体2内部に図示しないアクセスアンテナAAが設置されている位置に対応した、筐体2の前面の部分である。アクセスアンテナ設置部10が設けられている位置は、筐体2上の所定の領域の一例である。
表示パネル22aおよびスピーカ24aの位置は、ユーザがドア3と対向して立っているときにユーザの頭の位置と同程度の高さとなるように設定され、それによってユーザの表示パネル22aに対する視認性やスピーカ24aからの音声に対する聞き取りやすさが良好となるように工夫されている。
また、本実施形態の保管庫1では、表示パネル22aとアクセスアンテナ設置部10が設けられている位置とが近接した位置に配置されている。そのため、カードをアクセスアンテナ設置部10が設けられている位置にかざした場合、表示パネル22aに表示される処理結果の確認時の視線移動が少なくて済み、操作性が良好となっている。
なお、ラックアンテナRA0〜RA7による受信性能に影響を及ぼさないように、ラック自体は金属製ではなく、例えばプラスチック製であることが好ましい。
筐体2の外観を構成する表面部材は、外部から照射される電磁波がラックアンテナの受信性能に影響を与えないように、電磁シールド機能を備えた金属製の部材であることが好ましい。例えば、保管庫1の外部から筐体2に近接または接触しうる、保管庫1とは無関連のRFタグを、保管庫1内のラックアンテナが誤検出することを防止することができる。
各ラベルLの裏面には粘着層が形成されており、粘着層によって麻薬パックにラベルLを取り付けられるように構成されている。ラベルLは、おもて面への印字と同時にアイテムタグへのデータ書き込みを行うプリンタを使用して作製することができる。なお、ラベルLにアイテムコード、アイテム名、有効期限、および、ロット番号の情報を印字することは必須ではなく、情報がラベルLに全く印字されていなくてもよい。
他のラックについても同様である。例えば、ラックR2内の麻薬パックのアイテムタグとの間の電波の送受信は、それぞれ、ラックアンテナRA1,RA2によって行われ、ラックR3内の麻薬パックのアイテムタグとの間の電波の送受信は、それぞれ、ラックアンテナRA2,RA3によって行われる。
次に、本実施形態のアイテム保管システムにおいて使用されるカードの構成およびカードの使用方法について、図4〜6を参照して説明する。
図4は、本実施形態のアイテム保管システムで使用されるユーザカードUCを説明する図である。図5は、本実施形態のアイテム保管システムで使用される処方箋カードPCを説明する図である。図6は、本実施形態に係るアイテム保管システムにおいて、ユーザがユーザカードUCまたは処方箋カードPCを使用する方法を説明する図である。
ユーザカードUCとは、保管庫1にアクセスするユーザを認証するためのカードである。
図4に例示するユーザカードUCのおもて面には、ユーザの顔写真、ユーザIDおよび名前についての情報が印字されている。ユーザカードUCにはRFタグ(「ユーザタグ」という。)が埋め込まれている。ユーザタグは、第3タグの一例である。
ユーザタグには、ユーザID、名前、所属、および、役職についてのデータ(以下、「ユーザデータ」という。)が記録されている。ユーザIDは、ユーザカードUCを使用するユーザの認証に使用されるデータである。名前、所属、および、役職についてのデータは任意的な情報であり、ユーザの認証を行うのに必須の情報ではない。
図6に示すように、ユーザがユーザカードUCを使用する場合、ユーザカードUCを保管庫1のアクセスアンテナ設置部10にかざす(近接させる)ことで保管庫1にユーザカードUCを認識させる。
なお、ユーザカードUCにユーザID、名前、所属、および、役職等の情報を印字することは必須ではなく、情報がユーザカードUCに全く印字されていなくてもよい。
処方箋カードPCとは、患者についての情報と、その患者に投与すべき麻薬の情報について記録されたカードである。処方箋カードPCに記録された麻薬が含まれた麻薬パックを保管庫1から出庫し(つまり、麻薬パックを保管庫1から取り出し)、あるいは、保管庫1へ入庫する(つまり、麻薬パックを保管庫1に戻す)ときに使用される。
図5に示すように、処方箋カードPCにはRFタグ(「処方箋タグ」という。)が埋め込まれている。処方箋タグには、処方箋を特定する処方箋ナンバー(処方箋No.)、発行日付、患者ID、患者氏名、患者の性別、患者に投与すべき麻薬についてのアイテムコード、アイテム名(例えば、麻薬の名称)、および、アイテムの使用量(つまり、例えば錠剤数等の麻薬の使用量)のデータ(以下、「処方箋データ」という。)が記録されている。処方箋タグは、第1タグの一例である。使用量のデータは、使用量情報の一例である。
図6に示すように、ユーザが処方箋カードPCを使用する場合、処方箋カードPCを保管庫1のアクセスアンテナ設置部10にかざす(近接させる)ことで保管庫1に処方箋カードPCを認識させる。
次に、実施形態に係るアイテム保管システムに設けられている処理の一つであるフルスキャンについて説明する。
「フルスキャン」とは、保管庫1内に保管されているすべての麻薬パックに取り付けられているアイテムタグに記録されたアイテムデータを読み出す処理である。本実施形態のアイテム保管システムにおいてフルスキャンを実行する条件は、保管庫1が起動されたこと、または、認証されたユーザがドア3を開状態から閉状態に変更したことである。また、前回のフルスキャンを実行してから所定の時間が経過したこと、または予め設定された時刻になったことを認識したことを条件としてもよい。その場合、定期的にフルスキャンを強制実行させる。
認証されたユーザがドア3を開状態から閉状態に変更した場合、当該ユーザが保管庫1からの麻薬パックの出庫、または、保管庫1への麻薬パックの入庫の作業、つまり、ユーザの1回のアクセスに対するトランザクションが終了したと考えられる。このタイミングでフルスキャンを実行することで、保管庫1に収容されている麻薬パックの最新の在庫内容を保管庫1が常時把握することができる。
次に、本実施形態の保管庫1の内部構成について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る保管庫の内部構成を示すブロック図である。
図7に示すように、実施形態の保管庫1は、制御部20、リーダユニット21、表示部22、記憶部23、音声出力部24、USBインタフェース25、LANインタフェース26、センサ27、ドアロック部28、アクセスアンテナAA、および、ラックアンテナ群RAを含む。
リーダユニット21は、アクセスアンテナAAと接続され、アクセスアンテナAAから電波が放射されるようにアクセスアンテナAAに信号を送る。リーダユニット21は、アクセスアンテナAAからデータを受信した場合に、当該データ(つまり、読み出したデータ)を制御部20へ送信する。アクセスアンテナAAから制御部20へ送信されるデータは、ユーザデータまたは処方箋データのいずれかである。
なお、制御部20は、所定の条件を満たしたときにラックアンテナRA1〜RA7が動作するようにリーダユニット21を制御してもよい。所定の条件は、例えば、保管庫1が起動されたこと、または、ドア3の状態が開状態から閉状態に切り替わったことである。
また、本実施形態の例では、表示パネル22aは、ユーザによるタッチ入力を受け付けるタッチパネルであり、入力部の一例である。
LANインタフェース26は、有線LANを通して外部機器に接続するために設けられている。
次に、本実施形態のアイテム保管システムにおいて参照されるデータベースについて、図8〜10を参照して説明する。
図8は、登録ユーザデータベース231のデータ構成を例示する図である。図9は、在庫データベース232のデータ構成を例示する図である。図10は、トランザクションログデータベース233のデータ構成を例示する図である。
登録ユーザデータベース231は、保管庫1の内部にアクセスしようとするユーザの認証を行うときに参照される。
なお、本実施形態では、ユーザカードUCに記録されているユーザIDが登録ユーザデータベース231に記録されているいずれかのユーザIDと一致するか否かによってアクセス許否を判断する場合について例示的に説明するが、この場合に限られない。ユーザカードUC内にアクセス許否の情報が記録されており、当該情報に基づいてアクセス許否を直接判断するようにしてもよい。その場合、制御部20がユーザデータを基にアクセス許否を判断すればよいので、登録ユーザデータベース231を設けなくてもよい。
各レコードの「在庫量」フィールドには、対応する麻薬パック内の在庫量(例えば、麻薬パックに錠剤が含まれている場合には錠剤の個数であり、麻薬パックに分包が含まれている場合には分包の個数)のデータが記録されている。
在庫データベース232は、保管庫1内に収容されているアイテムの、ユーザの1回のトランザクションの前後での変化を特定するために参照される。
「ユーザID」フィールドには、トランザクションIDに対応するトランザクションにおいて、保管庫1にアクセスしたユーザの識別情報が記録されている。「アイテムコード」および「ロット番号」の各フィールドには、作業コード(入庫:0、出庫:1)に対応する麻薬パックのアイテムコードおよびロット番号が記録されている。
「出庫時の在庫量」フィールドには、麻薬パックが出庫されたときの当該麻薬パックの在庫データベース232上の「在庫量」フィールドの値が記録される。「出庫時の在庫量」フィールドの値は、出庫された麻薬パックが再度保管庫1に入庫されたときの麻薬の在庫量を更新するときの基礎となる。
「ログ日時」フィールドには、トランザクションIDに対応するトランザクションが完了した日時(例えば、ドア3を閉状態とした日時)が記録されている。
次に、アイテム保管システムにおいて実行される処理について、図11〜15を参照して説明する。
図11は、本実施形態に係る保管庫1の起動処理を示すフローチャートである。図12は、本実施形態に係る保管庫1のアクセスアンテナ受信処理を示すフローチャートである。図13は、本実施形態の麻薬パックの出庫処理を示すフローチャートである。図14は、本実施形態の麻薬パックの入庫処理を示すフローチャートである。図15は、本実施形態に係る保管庫1に対して麻薬の使用量を入力するときの画面遷移を例示する図である。
保管庫1の電源を起動すると、保管庫1の制御部20はOSを立ち上げ、OS上で保管庫1のアイテムの管理を行うためのアイテム管理アプリケーションを読み出して起動し(S10)、実行する。制御部20は、アイテム管理アプリケーションを実行することで、以下で述べる処理を行う。
なお、保管庫1を起動後に所定時刻にフルスキャンを実行する場合には、図11のフローチャートのS12以降の処理を当該所定時刻に実行する。
処方箋処理は、アイテム保管システムの起動処理の後、処方箋カードに基づいて、患者に麻薬を投与するために処方箋タグに記録されている麻薬が含まれる麻薬パックを保管庫1から出庫する(取り出す)処理と、いったん出庫した麻薬パックを保管庫1へ入庫する(返却する)処理とを含む。麻薬パックを保管庫1から出庫する作業、および、麻薬パックを保管庫1へ入庫する作業は、それぞれ個別のトランザクションである。
図13は、図12のS40の詳細なフローチャートである。
アイテム出庫処理を実行する場合、制御部20は先ず、ユーザカードをスキャンする指示が表示パネル22aに表示されるように、表示部22を制御する(S400)。S400による表示に応じてユーザがユーザカードをアクセスアンテナ設置部10にかざすことでアクセスアンテナAAがユーザデータを受信すると(S402:YES)、制御部20は、ドア3が解錠されるようにドアロック部28を制御し、それによってユーザがドア3を開状態とすることができるようになる。
取り出すべき麻薬パックをユーザがすべて取り出してドア3を閉状態にすると(S412:YES)、制御部20は、ドア3が施錠されるようにドアロック部28を制御する(S414)。
フルスキャンを実行した結果、制御部20は、所定の警告発生条件を満たすか否かを判断する(S418)。警告発生条件は、以下の条件に限定されるものではないが、例えば以下の条件が挙げられる。
(条件C1)麻薬パックが保管庫1内に入庫されたこと
(条件C2)S32において認識された処方箋データに記述されていない麻薬が含まれる麻薬パックが出庫されたこと
(条件C3)有効期限が切れた麻薬パックが出庫されたこと、または、有効期限までの期間が所定期間内である麻薬パックが出庫されたこと
(条件C4)同一のアイテムコードの麻薬が含まれる麻薬パックのうち有効期限までの期間が最短ではないものが出庫されたこと(つまり、ユーザが、有効期限が近いものよりも有効期限が遠いものを出庫したこと)
(条件C5)保管庫1内に有効期限が切れた麻薬パックが存在すること
S422では制御部20は、S416でのフルスキャンの実行結果に基づいて、トランザクションログデータベース233(トランザクションログDB)および在庫データベース232(在庫DB)を更新し、その後アイテム出庫処理を終了させる。
「出庫時の在庫量」フィールドには、上記特定した麻薬パック(つまり、出庫された麻薬パック)について、在庫データベース232を更新する前の「在庫量」フィールドの値が記録される。
図14は、図12のS50の詳細なフローチャートである。
アイテム入庫処理を実行する場合、制御部20は先ず、ユーザカードをスキャンする指示が表示パネル22aに表示されるように、表示部22を制御する(S500)。S500による表示に応じてユーザがユーザカードをアクセスアンテナ設置部10にかざすことでアクセスアンテナAAがユーザデータを受信すると(S502:YES)、制御部20は、ドア3が解錠されるようにドアロック部28を制御し、それによってユーザがドア3を開状態とすることができるようになる。
次いで制御部20は、返却すべき麻薬パックごとに、麻薬の使用量の入力を受け付ける(S510)。図15の画像G10には、返却すべき麻薬パックごとに「使用量」の欄が設けられている。この「使用量」の欄を例えば指Fでタップすることで、画像G10から画像G11に遷移する。画像G11は、タップ操作によって選択された麻薬パックの使用量(この例では、錠剤の数)を、テンキーを用いてタッチ入力することができるように構成されている。
フルスキャンを実行した結果、制御部20は、所定の警告発生条件を満たすか否かを判断する(S518)。警告発生条件は、以下の条件に限定されるものではないが、例えば以下の条件が挙げられる。
(条件C6)麻薬パックが保管庫1から出庫されたこと
(条件C7)S32において認識された処方箋データに記述されていない麻薬が含まれる麻薬パックが入庫されたこと
(条件C8)有効期限が切れた麻薬パックが入庫されたこと、または、有効期限までの期間が所定期間内である麻薬パックが入庫されたこと
(条件C9)保管庫1内に有効期限が切れた麻薬パックが存在すること
S522では制御部20は、S516でのフルスキャンの実行結果に基づいて、トランザクションログデータベース233(トランザクションログDB)および在庫データベース232(在庫DB)を更新し、その後アイテム入庫処理を終了させる。
なお、新しい麻薬パックの入庫である場合、つまり、S32(図12)において特定された処方箋No.が記録されたレコードが存在しない場合、制御部20は、当該麻薬パックに対応する在庫データベース232の「在庫量」フィールドに、当該麻薬パックのアイテムデータに含まれる初期含有量の値を書き込む。
以下、本発明の情報処理システムの第2の実施形態に係るアイテム保管システムについて説明する。本実施形態のアイテム保管システムに含まれる保管庫1およびプリンタ8のハードウェア構成は、第1の実施形態において説明したものと同じである。第1の実施形態と異なるのは、在庫データベース232の「在庫量」フィールドの更新方法にある。
本実施形態のアイテム保管システムの処方箋処理は図示しないが、以下の点が第1の実施形態で説明したもの(図12〜14のフローチャート)と異なる。すなわち、図14のアイテム出庫処理において、本実施形態ではS510の処理は不要である。その代わりS522において在庫データベース232を更新するときに、制御部20は、S32で受信した処方箋データ(図5参照)に含まれるアイテムコードごとの「使用量」フィールドの値の分だけ低下させるように、在庫データベース232の「在庫量」フィールドの値を更新する。
以下、本発明の情報処理システムの第3の実施形態に係るアイテム保管システムについて説明する。本実施形態のアイテム保管システムに含まれる保管庫1Aは、第1の実施形態の保管庫1と比較して、以下の点が異なる。
すなわち、本実施形態の保管庫1Aの内部の各ラックは、筐体2内において、麻薬パックを収容するために麻薬パックごとに割り当てられた1または複数の収容区画を備える。さらに保管庫1Aの内部の各ラックは、収容区画ごとに、収容区画に割り当てられている麻薬パックの重量を検出する重量センサを備える。なお、本実施形態では、筐体2の内部には、収容区画ごとに、同一の麻薬が含まれた麻薬パックが1または複数収容されている。
重量センサユニット29は、保管庫1Aの内部の収容区画ごとに設けられたすべての重量センサWS(図16に示した例では、12個/ラック×7(ラック)=84個)からの各検出値を取り込み、各検出値を制御部20へ送信する。なお、収容区画の数よびレイアウトは、当業者によって適宜改変可能である。
本実施形態では、ユーザが保管庫1A内の各収容区画に収容させる麻薬パックの種類を変更する場合、表示パネル22aに対する入力に応じて、収容区画データベース234が適宜書き換えられるように構成されていることが好ましい。
図19のアイテム出庫処理では、図14に含まれるS510の処理は不要であり、その代わりS517の処理がフルスキャンの実行後に追加される。S517において制御部20は、重量センサユニット29から筐体2内の各収容区画に配置された重量センサの検出値を受信して読み込む。
次いで制御部20は、在庫データベース232において、アイテムコードに対応する「在庫量」フィールドの値を、上記換算によって得られた、アイテムコードに対応する麻薬パックに含まれる麻薬の錠剤の個数または分包の個数に書き換える。これによって、アイテムコードに対応する麻薬パックごとに在庫量が更新される。
すなわち、条件C1,C6を設定することで、本来行うべき作業とは異なる作業を行っている場合にユーザに適時に報知することができる。
条件C2,C3,C5,C8,C9を設定することで、誤った薬を患者に投与することや、誤った量の薬を患者に投与すること、有効期限が切れた薬を患者に投与すること等を事前にユーザが認識することができ、あるいは、事後に直ちにユーザが認識することができる。
条件C4を設定することで、保管庫1内に同一の麻薬を含む麻薬パックが複数収容されている場合に、有効期限が早く到来する麻薬パックから順に使用されるようになるため、麻薬パックを効率良く使用することができる。
条件C7を設定することで、保管庫1内の麻薬パックの適切な管理を維持することができる。
例えば、第1の実施形態では、フルスキャン(図14のS516)の実行後に入庫された麻薬パックを特定し、特定した麻薬パックのアイテムタグのデータ(アイテムデータ)の「在庫量」フィールドの値がS510で受け付けられた麻薬パックの使用量の分だけ低下させるように「在庫量」フィールドの値を書き換える。
また、第2の実施形態では、S34(図12参照)でアイテム入庫(返却)と判断された後に、返却対象の麻薬パックを入庫前にアクセスアンテナ設置部10にかざした場合には、R/Wユニットは、S32(図12参照)で読み出された処方箋データに含まれる「使用量」フィールドの値の分、アイテムデータの「在庫量」フィールドの値が低下するようにするように「在庫量」フィールドの値を書き換える。
以上のようにすることで、アイテムタグによって各麻薬パックの在庫量を管理することができ、在庫データベース232によって各麻薬パックの在庫量を管理しなくても済む。
2…筐体
3…ドア
3a…ドアハンドル
4…キャスタ
10…アクセスアンテナ設置部
20…制御部
21…リーダユニット
22,22A…表示部
22a…表示パネル
23…記憶部
231…登録ユーザデータベース
232…在庫データベース
233…トランザクションログデータベース
234…収容区画データベース
24…音声出力部
24a…スピーカ
25…USBインタフェース
26…LANインタフェース
27…センサ
28…ドアロック部
R…ラック群
R1〜R7…ラック
P…仕切り板
RA…ラックアンテナ群
RA1〜RA7…ラックアンテナ
AA…アクセスアンテナ
L…ラベル
IM1〜IM6…アイテム
UC…ユーザカード
PC…処方箋カード
Claims (13)
- アイテムを特定するアイテム識別情報と、当該アイテムの使用量に関する使用量情報と、が記録されたRFタグである第1タグと、
第1タグと通信可能な保管庫と、を含む情報処理システムであって、
前記保管庫は、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
アイテムの使用量に関する使用量情報の入力を受け付ける入力部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記入力部によって受け付けられた使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する、
情報処理システム。 - アイテムを特定するアイテム識別情報と、当該アイテムの使用量に関する使用量情報と、が記録されたRFタグである第1タグと、
第1タグと通信可能な保管庫と、を含む情報処理システムであって、
前記保管庫は、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記第1リーダによって読み出された使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する、
情報処理システム。 - アイテムを特定するアイテム識別情報と、当該アイテムの使用量に関する使用量情報と、が記録されたRFタグである第1タグと、
第1タグと通信可能な保管庫と、を含む情報処理システムであって、
前記保管庫は、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体内においてアイテム容器を収容するために設けられ、アイテム容器ごとに割り当てられた1または複数の収容区画と、
収容区画ごとに設置され、収容区画に割り当てられているアイテム容器の重量を検出する重量センサと、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器が割り当てられた収容区画に設置されている重量センサの検出結果に基づいて、前記記憶部に記憶されている当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量の情報を更新する、
情報処理システム。 - 前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すように前記第2リーダを制御し、前記第2リーダの読み出し結果に基づいて前記記憶部に記憶されているアイテム識別情報を更新する、
請求項1〜3のいずれかに記載された情報処理システム。 - 前記保管庫は、報知部をさらに備え、
前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、第2リーダの読み出し結果に基づいて、出庫されたアイテム容器に対応するアイテムのアイテム識別情報を特定し、特定したアイテム識別情報と、直前に前記第1リーダによって読み出されたアイテム識別情報とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定した場合に報知を行うように前記報知部を制御する、
請求項4に記載された情報処理システム。 - 前記保管庫は、報知部をさらに備え、
前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、第2リーダの読み出し結果に基づいて、入庫されたアイテム容器に対応するアイテムのアイテム識別情報を特定し、特定したアイテム識別情報と、直前に前記第1リーダによって読み出されたアイテム識別情報とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定した場合に報知を行うように前記報知部を制御する、
請求項4に記載された情報処理システム。 - 前記保管庫は、報知部をさらに備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、アイテムの在庫量の情報の更新による当該アイテムの在庫量の変化量が、直前に前記第1リーダによって読み出された使用量情報によって特定される使用量と一致するか否かを判定し、一致しないと判定した場合に報知を行うように前記報知部を制御する、
請求項1〜4のいずれかに記載された情報処理システム。 - 前記保管庫は、報知部をさらに備え、
前記第2タグは、取り付け対象のアイテム容器に含まれるアイテムの有効期限に関する情報を記憶し、
前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、第2リーダの読み出し結果に基づいて、入庫されたアイテム容器に含まれるアイテムの有効期限が切れている、または、当該アイテムの有効期限までの期間が所定期間内であると判断した場合に報知を行うように前記報知部を制御する、
請求項4に記載された情報処理システム。 - 前記情報処理システムは、前記保管庫のユーザを特定するユーザ識別情報が記録されたRFタグである第3タグをさらに含み、
前記保管庫は、
前記ドアを解錠または施錠するロック機構と、
前記第3タグに記録されたユーザ識別情報を読み出すための第3リーダと、をさらに備え、
前記制御部は、前記第3リーダによって読み出されたユーザ識別情報の認証が成功した場合に、前記ドアが解錠されるように前記ロック機構を制御する、
請求項1〜8のいずれかに記載された情報処理システム。 - 前記制御部は、前記ドアが開状態から閉状態となった場合に、前記ドアが施錠されるように前記ロック機構を制御する、
請求項9に記載された情報処理システム。 - アイテムを特定するアイテム識別情報と、当該アイテムの使用量に関する使用量情報と、が記録されたRFタグである第1タグと通信可能な保管庫であって、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
アイテムの使用量に関する使用量情報の入力を受け付ける入力部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記入力部によって受け付けられた使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する、
保管庫。 - アイテムを特定するアイテム識別情報と、当該アイテムの使用量に関する使用量情報と、が記録されたRFタグである第1タグと通信可能な保管庫であって、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量を、当該アイテム容器の入庫のときに前記第1リーダによって読み出された使用量情報に対応する使用量の分だけ低下させるようにして、前記記憶部に記憶されている在庫量の情報を更新する、
保管庫。 - アイテムを特定するアイテム識別情報と、当該アイテムの使用量に関する使用量情報と、が記録されたRFタグである第1タグと通信可能な保管庫であって、
1または複数の同一のアイテムを含み、当該アイテムのアイテム識別情報が記録されたRFタグである第2タグが取り付けられているアイテム容器を収容する筐体と、
前記筐体内においてアイテム容器を収容するために設けられ、アイテム容器ごとに割り当てられた1または複数の収容区画と、
収容区画ごとに設置され、収容区画に割り当てられているアイテム容器の重量を検出する重量センサと、
前記筐体と連結して設けられ、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが可能となる開状態、または、前記アイテム容器に対する外部からのアクセスが遮断される閉状態のいずれかの状態となるドアと、
前記第1タグに記録された情報を読み出すための第1リーダと、
前記筐体内に収容された全てのアイテム容器の第2タグに記録されているアイテム識別情報を読み出すための第2リーダと、
アイテム識別情報と、当該アイテム識別情報によって特定されるアイテムが含まれるアイテム容器内の当該アイテムの在庫量の情報とを記憶する記憶部と、
前記第1タグに記録された情報が前記第1リーダによって読み出された場合に、当該第1タグに記録されているアイテム識別情報によって特定されるアイテムに対応するアイテム容器の前記筐体からの出庫、または、当該アイテム容器の前記筐体への入庫のいずれかの処理を特定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記筐体から出庫されたアイテム容器が前記筐体に入庫されたと判断した場合に、当該アイテム容器が割り当てられた収容区画に設置されている重量センサの検出結果に基づいて、前記記憶部に記憶されている当該アイテム容器に含まれているアイテムの在庫量の情報を更新する、
保管庫。
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