JP2017019336A - 乗物用シートの送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機を挟んで、送風機の空気の流れで一方側の第1送風路と、他方側の第2送風路とを備え、両送風路が着座表面に沿って設けられている乗物用シートの送風装置において、クッション性を犠牲にすることなく、第1及び第2送風路を形成する層の強度を高め、第1及び第2送風路の容積が多くても、第1及び第2送風路を形成する層の強度不足を抑制して、シートの座り心地が悪化する問題を改善する。
【解決手段】シートクッションにおいて第1送風路211a及び第2送風路42a、211cを形成する層を着座表面に沿って2層に分割し、着座面側層のクッションパッド211に比べて反着座面側層のクッションパネル42は高強度に構成し、第1及び第2送風路は、各層の対向側が開放して形成され、各層に形成された第1及び第2送風路が層を跨って重なる領域では、第1及び第2送風路間の空気の通流が遮断されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載される乗員着座用シートの送風装置に関する。
乗物用シートにおけるシートクッション又はシートバックの着座表面に空気を強制的に流して、乗員を取り巻く環境の換気若しくは空調を行うことがある(下記特許文献1参照)。係る乗物用シートの送風装置において、乗員着座面側では、送風範囲を広く確保するため、シートのクッション材であるパッド材内で着座表面に沿う方向に延びて送風路(以下、第1送風路という)が形成されている。また、その第1送風路に送風機を介して空気を送り込んだり、第1送風路からの空気を送風機を介して排出するための第2送風路が上記第1送風路と同様に着座表面に沿って形成されるものがある。
特開2008−307182号公報
上述のような第1、第2送風路を着座表面に沿って形成されたパッド材の場合、パッド材内に配設される送風路全体の容積が多くなり、乗員からの荷重を支えるパッド材の支持強度が不足して、シートの座り心地が悪化する問題がある。
図10、11は、シートクッションに設置された送風装置の従来例を示す。この従来例では、クッションパッドA内に送風機Bが設置され、その送風機BよりクッションパッドAの表面側には、シート表面上に開けられた開口Eから送風機Bが空気を吸い込むようにされた複数の吸気路(上記第1送風路に相当)Cが形成されている。また、送風機BよりクッションパッドAの裏面側には、送風機Bから吐出された空気をシート後部に排気する排気路(上記第2送風路に相当)Dが形成されている。吸気路C及び排気路Dは、クッションパッドAの厚さとの関係で、吸気路C及び排気路Dを平面視で重なるように配置することはできず、送風機Bの周辺には多数の吸気路C及び排気路Dが配置されることになる。そのため、送風機B周りのクッションパッドAの強度は不足することになる。
このような問題に鑑み本発明の課題は、送風機を挟んで、送風機の空気の流れで一方側の第1送風路と、他方側の第2送風路とを備え、両送風路が着座表面に沿って設けられている乗物用シートの送風装置において、シートクッション又はシートバックにおける第1及び第2送風路を形成する層を着座表面に沿って2層に分割し、着座面側層に比べて反着座面側層は高強度に構成することにより、シートクッション又はシートバックのクッション性を犠牲にすることなく、第1及び第2送風路を形成する層の強度を高め、第1及び第2送風路の容積が多くても、第1及び第2送風路を形成する層の強度不足を抑制して、シートの座り心地が悪化する問題を改善することにある。
第1発明は、送風機を挟んで、送風機の空気の流れで一方側の第1送風路と、他方側の第2送風路とを備え、両送風路が乗物用シートにおけるシートクッション又はシートバックの着座表面に沿って設けられ、該着座表面に前記送風機により空気の流れを発生させて、乗員を取り巻く環境の換気若しくは空調を行う乗物用シートの送風装置であって、シートクッション又はシートバックにおいて第1及び第2送風路を形成する層を着座表面に沿って2層に分割し、着座面側層に比べて反着座面側層は高強度に構成し、各層に形成される第1及び第2送風路は、各層の対向側が開放して形成され、各層に形成された第1及び第2送風路が層を跨って重なる領域では、第1及び第2送風路間の空気の通流が遮断されている。
第1発明によれば、着座面側層に比べて反着座面側層は高強度に構成されている。そのため、着座面側層によってシートクッション又はシートバックのクッション性は確保され、反着座面側層に形成された第1送風路又は第2送風路の形状保持機能が高められる。その結果、反着座面側層に第1送風路又は第2送風路が形成された分だけ着座面側層に形成される第1送風路又は第2送風路の容積は減少し、第1及び第2送風路を形成する層の強度不足を抑制して、シートの座り心地が悪化する問題を改善することができる。
また、第1及び第2送風路は、各層の対向側が開放して形成されているため、第1及び第2送風路を各層に一体に容易に形成することができる。即ち、各送風路が各層内に埋設して構成されている場合は、各送風路を通る位置で各層を分割して形成し、その後、一体に結合する必要があるが、第1発明の場合は、そのような手間は不要とすることができる。しかも、第1及び第2送風路が各層の対向側に開放して形成されていても、第1及び第2送風路間の空気の通流が遮断されているため、第1及び第2送風路を、それぞれ独立して機能させることができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記着座面側層は、着座感を良くするためのクッション性を備えたパッド材であり、前記反着座面側層は、乗員を支持する強度を備えた金属板である。
第2発明によれば、着座面側層がクッション性を備えたパッド材とされているため、シートクッション又はシートバックのクッション性は確保される。しかも、反着座面側層は金属板とされているため、第1及び第2送風路を形成する層の強度が高められる。また、反着座面側層をシートクッション又はシートバックにおける骨格部材として機能させることができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記着座面側層の反着座表面側には、前記第1送風路につながる位置に前記第2送風路との間で空気を強制的に送る送風機が設けられ、該送風機は、支持板上に支持され、その支持板の各面側間で空気を送るようにされ、且つ、該支持板は、前記第1送風路の端部を反着座表面側から被うと共に、その反着座表面側には、前記送風機の周りを環状の空間で囲む環状路が形成され、この環状路に連通されるように、前記反着座面側層に前記第2送風路が形成されている。
第3発明によれば、送風機の支持板によって第1送風路と第2送風路とが分離される。そのため、送風機の設置部位で第1送風路と第2送風路とが互いに独立して形成されていなくても、支持板によって互いに独立して機能させることができる。その結果、送風機設置部位において、分散配置される第1及び第2送風路の数を抑制して、第1及び第2送風路を形成する層の強度不足を抑制し、シートの座り心地が悪化する問題を改善することができる。
また、支持板の環状路は、第2送風路に連通されているため第2送風路として機能する。そのため、第1及び第2送風路を形成する層に形成される第2送風路を環状路の分だけ減らすことができ、送風機設置部位における第1及び第2送風路を形成する層の強度が不足する問題を改善することができる。
第4発明は、上記第1ないし第3発明のいずれかにおいて、前記着座面側層には、第1及び第2送風路がそれぞれ形成され、前記反着座面側層には、第2送風路が形成され、前記着座面側層の第2送風路と前記反着座面側層の第2送風路とは、互いに対向して配置されている。
第4発明によれば、第2送風路が着座面側層と反着座面側層の両方に形成され、しかもそれらが互いに対向配置されているため、第2送風路の通路面積を大きくすることができ、第2送風路の通流抵抗を小さくすることができる。換言すれば、通路面積を大きくするために着座面側層の第2送風路の通路面積を大きくする必要はなく、着座面側層の強度を確保し、着座面側層の強度低下に伴ってシートの乗り心地が悪化するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態である自動車用シートを搭載した乗用車の一部破断側面図である。 上記実施形態における主要部の側面図である。 上記実施形態における主要部の平面図である。 図3のIV−IV線断面矢視図である。 図3のV−V線断面矢視図である。 図3のVI−VI線断面矢視図である。 上記実施形態におけるクッションパッド及び送風機の支持板の分解斜視図である。 上記実施形態におけるクッションパッド及び送風機の支持板の組立て斜視図である。 上記実施形態におけるクッションパネルの斜視図である。 本発明の従来例を示す図2に対応する側面図である。 上記従来例の図3に対応する平面図である。
図1は、本発明の一実施形態が適用された自動車用リヤシート(以下、単にシートともいう)2を搭載した乗用車を示す。この場合、乗用車には、その前方にフロントシート1、後方にリヤシート2が搭載され、リヤシート2は、乗用車の後方に配置されたトランクルーム3の前側に搭載されている。図1及びその他の各図中、矢印により各シート1、2を乗用車に搭載した状態における各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
リヤシート2は、座部を構成するシートクッション21と背凭れを構成するシートバック22とを備える。シートクッション21は、乗用車のフロアパネル4の一部によって構成されたクッションパネル42上に載置されている。従って、クッションパネル42は、鋼板製であり、シートクッション21の骨格部材として機能している。
クッションパネル42の前方は、縦壁41によって乗用車の床面から適度な高さを確保するように立ち上げられ、クッションパネル42の後方の空間は、シートバック22の背面側の隙間を通じてトランクルーム3に連通されている。
シートクッション21は、クッションパッド(本発明の「第1及び第2送風路を形成する層」及び「着座面側層」に相当)211の上に表層パッド212が載置され、更に図示を省略したがシートカバーが被せられて構成されている。シートクッション21には、本発明の送風装置が備えられており、クッションパッド211は、着座感を良くするため発泡ウレタン製のクッション性を備えたパッド材で構成され、内部には後述のように送風のための第1送風路及び第2送風路が形成されている。この場合の送風装置は、シートクッション21の表面側の空気を吸ってシートクッション21の後方からトランクルーム3に排気するように構成されている。
表層パッド212は、クッションパッド211の第1送風路及び第2送風路に吸い込まれる空気をシートクッション21の表面上で広く拡散させるための拡散通路(図示省略)を備えている。表層パッド212を備えることにより、シートクッション21の表面上で吸い込まれる空気が局部的に集中せず、広範囲に広がるようにされている。
ここでは、リヤシート2のシートクッション21にのみ本発明の送風装置を備えるものとしたが、リヤシート2のシートバック22、フロントシート1のシートクッション11及びシートバック12に同様の送風装置を備えてもよい。また、送風装置の空気の流れは、シートクッション21の表面側に空気を吹き出すようにしてもよい。更に、送風装置がシートクッション21の表面側に空気を吹き出すタイプの場合は、乗用車の室内の空気をそのまま循環するものとせず、クッションパッド211の第1送風路又は第2送風路中に適当な熱交換機を設置して送風装置に空調機能を持たせるようにしてもよい。
図2〜9は、クッションパッド211及びクッションパネル42の表面に形成された第1送風路211a及び第2送風路211c、42aの詳細を示す。
クッションパッド211の前側中央部の乗員着座部位には、複数(第1実施形態では10個)の貫通孔211bがクッションパッド211を上下方向に貫通して形成されている。各貫通孔211bは、クッションパッド211の前側中央部の乗員着座部位内で略均一に分散して配置され、クッションパッド211の表面に沿う方向で各貫通孔211bを連通させるように複数の第1送風路211aが形成されている。各第1送風路211aは、各一方の端部がクッションパッド211の前側中央部の連通路211dに連通するように集められ、各他方の端部が各貫通孔211bに連通されている。
換言すれば、各第1送風路211aは、連通路211dにおいて4つ(4方向)に分岐され、そのうちの前側の2つは、それぞれの貫通孔211bとの連通部位において更に2つに分岐されている。また、連通路211dにおいて4つに分岐された各第1送風路211aのうち後側の2つは、それぞれ2つの貫通孔211bを結ぶように連通されている。
各第1送風路211a及び連通路211dは、クッションパッド211の下面側が開放して形成されている。また、各第1送風路211aに連通された各貫通孔211bのうち、連通路211dに近い側の各貫通孔211bより連通路211d側の各第1送風路211a及び連通路211dは、窪み部211e内に形成されている。窪み部211eは、クッションパッド211を下面側から上面側に3分の1程度削って平面視で略四角形に形成されている。
窪み部211eには、送風機23の支持板24が嵌め込まれている。支持板24は、硬質発泡スチロール製で、丁度窪み部211eに嵌め込まれる形状及び大きさとされている。支持板24には、連通路211dに対応して連通口(図示省略)が形成され、その連通口を通じて連通路211dの空気をクッションパッド211の下面側に吸い込むように送風機23が取り付けられている。支持板24の下面側には、周囲に堤部24cが形成され、その結果、堤部24cの内側で、且つ送風機23の外側に環状路24aが形成されている。
図3、8のように、各第1送風路211aのうち、支持板24が被せられた領域を除く領域には、空気漏れを抑制するフェルト製のシール材25が被せられて接着されている。このシール材25は、支持板24によって被われる領域の各第1送風路211aも含めて全ての第1送風路211aに対して被せられてもよい。
一方、図2、3、9のように、クッションパネル42の表面には、2本の第2送風路42aが上面(表面)側が開放されて形成されている。各第2送風路42aは、クッションパネル42の成形時にプレス型によってプレス成形される。各第2送風路42aの前端部42bは、クッションパネル42の表面上にクッションパッド211が載置されたとき、窪み部211eに対応する位置に互いに隣接して形成されている。また、各第2送風路42aの後端部42cは、クッションパネル42の表面上にクッションパッド211が載置されたとき、クッションパッド211の左右両側端部に沿う位置で、且つクッションパッド211の後端部に対応する位置で後方に開放して形成されている。従って、各第2送風路42aは、前端部42bにおいて互いに接近し、後端部42cにおいて互いに離間して形成されている。しかも、前後端部の中間位置42dより後側においては、クッションパネル42の表面上に載置されたクッションパッド211の左右両側端部に沿うように形成されている。また、前後端部の中間位置42dより前側においては、前端部42bに対して略直線的につながるように傾斜して形成されている。
また、図2、3、7、8のように、クッションパッド211の下面側で、クッションパッド211がクッションパネル42の表面上に載置されたとき、各第2送風路42aの中間位置42dより後側に対応する位置に第2送風路211cが2本形成されている。各第2送風路211cも第1送風路211aと同様、下面側が開放されている。従って、各第2送風路211cの形成された範囲では、図6のように、各第2送風路42aと各第2送風路211cとは互いに重なって一つの通路を形成している。
以上のように構成された結果、送風機23が作動されると、連通路211d、各第1送風路211a及び各貫通孔211bを通じて乗員を取り巻く環境の空気が吸い込まれ、支持板24の環状路24a及び各第2送風路42aを通じて排気される。図2は、その空気の流れを矢印で示している。
各第2送風路42aには、クッションパッド211側の各第2送風路211cが部分的に重なって一つの通路を形成しているため、排気通路における通路面積が大きくされて通流抵抗が低減される。従って、シートクッション21の乗り心地に影響を与えるクッションパッド211の第2送風路211cの通路面積を大きくしないで、クッションパネル42の第2送風路42aと組み合わせた通路面積を大きくして乗員を取り巻く環境の換気を行うことができる。各第2送風路42a、211cからの排気は、クッションパッド211の後端部からトランクルーム3に送られる。
以上の実施形態によれば、着座面側層であるクッションパッド211に比べて反着座面側層であるクッションパネル42は高強度に構成されている。そのため、クッションパッド211によってシートクッション又はシートバックのクッション性は確保され、クッションパネル42に形成された第2送風路42aの形状保持機能が高められる。その結果、クッションパネル42に第2送風路42aが形成された分だけクッションパッド211に形成される第2送風路211cの容積は減少し、クッションパッド211の強度不足を抑制して、シートの座り心地が悪化する問題を改善することができる。
また、第1送風路211a及び第2送風路42a、211cは、クッションパッド211及びクッションパネル42の表面上に開放して形成されているため、第1送風路211a及び第2送風路42a、211cをクッションパッド211及びクッションパネル42に一体に容易に形成することができる。即ち、第1送風路211a及び第2送風路42a、211cがクッションパッド211及びクッションパネル42内に埋設して構成されている場合は、第1送風路211a及び第2送風路42a、211cを通る位置でクッションパッド211及びクッションパネル42を分割して形成し、その後、一体に結合する必要があるが、上記実施形態の場合は、そのような手間は不要とすることができる。しかも、第1送風路211a及び第2送風路42a、211cがクッションパッド211及びクッションパネル42の対向側に開放して形成されていても、第1送風路211a及び第2送風路42a間の空気の通流がシール材25によって遮断されているため、第1送風路211a及び第2送風路42aを、それぞれ独立して機能させることができる。
また、上記実施形態によれば、送風機23の支持板24によって第1送風路211aと第2送風路42aとが分離されている。そのため、送風機23の設置部位で第1送風路211aと第2送風路42aとが互いに独立して形成されていなくても、支持板24によって互いに独立して機能させることができる。その結果、送風機23の設置部位において、分散配置される第1送風路211a及び第2送風路42aに相当する送風路の数を抑制して、第1送風路211a及び第2送風路42aに相当する送風路を形成するクッションパッド211の強度不足を抑制し、シートの座り心地が悪化する問題を改善することができる。
また、支持板24の環状路24aは、第2送風路42aに連通されているため第2送風路42aとして機能する。そのため、クッションパッド211に形成される第2送風路42aに相当する送風路を環状路24aにより減らすことができ、送風機23の設置部位におけるクッションパッド211の強度が不足する問題を改善することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 フロントシート
2 リヤシート
21 シートクッション
211 クッションパッド(第1及び第2送風路を形成する層、着座面側層)
211a 第1送風路
211b 貫通孔
211c 第2送風路
211d 連通路
211e 窪み部
212 表層パッド
22 シートバック
23 送風機
24 支持板
24a 環状路
24c 堤部
25 シール材
3 トランクルーム
4 フロアパネル
41 縦壁
42 クッションパネル(第1及び第2送風路を形成する層、反着座面側層)
42a 第2送風路

Claims (4)

  1. 送風機を挟んで、送風機の空気の流れで一方側の第1送風路と、他方側の第2送風路とを備え、両送風路が乗物用シートにおけるシートクッション又はシートバックの着座表面に沿って設けられ、該着座表面に前記送風機により空気の流れを発生させて、乗員を取り巻く環境の換気若しくは空調を行う乗物用シートの送風装置であって、
    シートクッション又はシートバックにおいて第1及び第2送風路を形成する層を着座表面に沿って2層に分割し、着座面側層に比べて反着座面側層は高強度に構成し、
    各層に形成される第1及び第2送風路は、各層の対向側が開放して形成され、
    各層に形成された第1及び第2送風路が層を跨って重なる領域では、第1及び第2送風路間の空気の通流が遮断されている乗物用シートの送風装置。
  2. 請求項1において、
    前記着座面側層は、着座感を良くするためのクッション性を備えたパッド材であり、
    前記反着座面側層は、乗員を支持する強度を備えた金属板である乗物用シートの送風装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記着座面側層の反着座表面側には、前記第1送風路につながる位置に前記第2送風路との間で空気を強制的に送る送風機が設けられ、
    該送風機は、支持板上に支持され、その支持板の各面側間で空気を送るようにされ、
    且つ、該支持板は、前記第1送風路の端部を反着座表面側から被うと共に、その反着座表面側には、前記送風機の周りを環状の空間で囲む環状路が形成され、
    この環状路に連通されるように、前記反着座面側層に前記第2送風路が形成されている乗物用シートの送風装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記着座面側層には、第1及び第2送風路がそれぞれ形成され、
    前記反着座面側層には、第2送風路が形成され、
    前記着座面側層の第2送風路と前記反着座面側層の第2送風路とは、互いに対向して配置されている乗物用シートの送風装置。
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