JP2017019173A - 電動射出成形機のインバータ冷却方法およびインバータ冷却装置 - Google Patents

電動射出成形機のインバータ冷却方法およびインバータ冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 IGBTの寿命を長くすることができ、冷却に要するエネルギーコストが小さい、電動射出成形機のインバータの冷却方法を提供する。【解決手段】電動射出成形機のブラシレスモータを駆動するインバータ(5a、5b)を構成しているIGBT(6)は所定の冷却板(2)に取付ける。この冷却板(2)の内部には冷却液管(8)を設け冷却液を供給して冷却するようにする。冷却液は射出成形の成形サイクルに同期して供給する流量を変化させる。具体的には射出工程において冷却液が多くなるように供給する。また、冷却板(2)には複数個分のインバータ(5a、5b、5c)に相当する複数組のIGBT(6)を取付けるようにし、冷却液が複数組のIGBT(6)の近傍を循環するように構成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電動射出成形機のサーボモータ等のモータを駆動するインバータの冷却方法、およびインバータの冷却装置に関するものである。
周知のように射出成形機は、金型を型締めする型締装置、樹脂を溶融して型締めされた金型に樹脂を射出する射出装置、金型から成形された成形品を突き出す突出装置等から構成され、電動射出成形機は、これらの各装置がサーボモータ等のブラシレスモータによって駆動されるようになっている。電動射出成形機にはコンバータが設けられ、外部から供給される三相交流電圧が直流電圧に整流されている。そしてこの直流電圧がブラシレスモータ毎に設けられているインバータによって三相交流電圧に変換されてブラシレスモータが駆動されるようになっている。なお、サーボモータを駆動するインバータはサーボアンプとも呼ばれている。
インバータは、IGBT等のパワートランジスタから構成され、発熱により高温になる。パワートランジスタは半導体素子がパッケージに入れられた状態で提供されるが、内部の半導体素子の接合部の温度つまりジャンクション温度が高温になるとパワートランジスタの寿命が短くなるし、例えば175℃の高温に達すると破壊してしまう。そこで従来インバータにおいて、IGBT等のパワートランジスタは放熱フィンを備えた冷却板に取付けられており、冷却ファンからの送風によって強制的に空冷されるようになっている。これによってジャンクション温度が、例えば120℃以下になるように抑制されている。
特開2006−177601号公報
特許文献1には、電動射出成形機のサーボアンプであって、水冷式で冷却されるサーボアンプが記載されている。特許文献1に記載のサーボアンプは、冷却液が流れる冷却管が内部に設けられた金属製の冷却板にIGBTが取付けられている。冷却板に供給される冷却液は所定の圧送ポンプによって送られて循環するようになっており、さらに冷却液は、ヒートポンプによって冷却されるように構成されている。サーボアンプは空気に比して熱容量の大きい冷却液によって強制的に冷却されるので、確実にIGBTの温度上昇を抑制できる。さらに特許文献1に記載のサーボアンプにおいて、循環している冷却液の温度は、冷却板近傍の周囲温度と比して5℃以内になるようにヒートポンプが制御されている。従って冷却し過ぎによる結露の心配もなく、安全にサーボアンプを冷却することができる。なお、特許文献1に記載の装置において、サーボモータ毎に設けられている複数個のサーボアンプは、複数枚の冷却板に設けられている。従って冷却液はこれらの複数枚の冷却板に対して並行して供給されるようになっている。
従来のように空冷により冷却するようにしても、あるいは特許文献1に記載のように水冷により冷却するようにしても、インバータを冷却してIGBTを保護することはできる。しかしながら、それぞれに解決すべき問題も見受けられる。まず従来の空冷により冷却する方法については、冷却効率が小さい点が問題であるといえる。近年、電動射出成形機に要求される出力は高くなってきており、大型のサーボモータを駆動するために大容量のインバータが必要になっている。このようなインバータではIGBTにおける電流が大きく発熱量が大きい。空気は熱容量が小さいので空冷式によってはインバータを十分に冷却できない。ジャンクション温度が許容値を超える虞がある。また空冷においては冷却ファンを必要とする点にも問題が見受けられる。冷却ファンは騒音が大きいし、ホコリを巻き上げて周囲環境を汚染してしまう。このような従来の空冷による冷却方法に対して、特許文献1に記載の水冷によりインバータを冷却する方法は、冷却ファンが不要であるし、空気に比して熱容量が大きい冷却液で冷却するので冷却効率も高く、優れているといえる。しかしながら特許文献1に記載の水冷方法にも改善の余地が見受けられる。具体的には、IGBTのさらなる長寿命化と、冷却に要するエネルギーの削減に関する改善の余地である。水冷によって冷却されているIGBTは、駆動されるとジャンクション温度が上昇し、停止すると速やかに低下する。このジャンクション温度の上下の温度差が大きいとIGBTの寿命に影響する。特許文献1に記載のインバータでは、圧送ポンプによって常時冷却板は冷却されているが、このように強制的に冷却されていると通常のIGBTのジャンクション温度がかなり低くなる。特許文献1に記載のインバータでは、複数枚の冷却板に並行して冷却液が供給されているが、これもIGBTのジャンクション温度をかなり低くしてしまう原因になる。すなわち、それぞれのインバータが駆動されて発熱するのは対応するモータを駆動するときだけであるのに、駆動と関係がないインバータの冷却板も不必要に冷却している。従ってIGBTのジャンクション温度がかなり低くなる。このようなIGBTのジャンクション温度がかなり低い状態からIGBTを駆動すると、ジャンクション温度の変化が大きい。そうするとIGBTの寿命に影響する。冷却に要するエネルギーの削減についても、常時圧送ポンプが駆動されている点、および複数枚の冷却板に並行して冷却液が供給されている点が問題になる。本来は、IGBTが高温になったときだけ冷却すれば、冷却に要するエネルギーを削減できると考えられるし、複数枚の冷却板に冷却液を並行して供給するようにすると大容量のポンプが必要になるのでエネルギーが無駄になると思われるが、そのような点に関する考慮は特許文献1には記載されていない。
本発明は、上記したような問題点を解決した、電動射出成形機のインバータの冷却方法およびインバータ冷却装置を提供することを目的としており、具体的にはIGBT等のパワートランジスタの寿命を可及的に長くすることができ、冷却に要するエネルギーコストが小さい、電動射出成形機のインバータの冷却方法およびインバータ冷却装置を提供することを目的としている。
本発明は、本発明の目的を達成するために、電動射出成形機のブラシレスモータを駆動するインバータを冷却する方法として構成する。インバータを構成しているパワートランジスタは所定の冷却板に取付ける。この冷却板の内部には冷却液管を設け、冷却液を供給して冷却するようにする。冷却液は、射出成形の成形サイクルに同期して供給する流量を変化させるように構成する。また、冷却板には複数個分のインバータに相当する複数組のパワートランジスタを取付けるようにし、冷却液が複数組のパワートランジスタの近傍を循環するように構成する。
かくして、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、電動射出成形機のブラシレスモータを駆動するインバータを冷却する方法であって、前記インバータは、該インバータを構成しているパワートランジスタを冷却液によって冷却される所定の冷却板に取付け、前記冷却液は射出成形の成形サイクルに同期して供給する流量を変化させるようにすることを特徴とする電動射出成形機のインバータの冷却方法として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の冷却方法において、前記冷却板には複数個分のインバータに相当する複数組のパワートランジスタを取付けるようにし、前記冷却液が前記複数組のパワートランジスタの近傍を循環するようにすることを特徴とする電動射出成形機のインバータの冷却方法として構成される。
請求項3に記載の発明は、電動射出成形機のブラシレスモータを駆動するインバータを冷却するインバータ冷却装置であって、前記インバータ冷却装置は、前記インバータを構成しているパワートランジスタが取付けられる冷却板と、前記冷却板の内部に形成されている冷却液管に冷却液を供給するポンプとから構成され、前記ポンプはインバータ制御されるモータにより駆動されるようになっており、射出成形の成形サイクルに同期して前記冷却液の流量が変化するようになっていることを特徴とする電動射出成形機のインバータ冷却装置として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインバータ冷却装置において、前記冷却板は複数個分のインバータに相当する複数組のパワートランジスタが取付けられ,前記冷却液管は前記複数組のパワートランジスタのそれぞれの近傍を循環していることを特徴とする電動射出成形機として構成される。
以上のように本発明は、電動射出成形機のブラシレスモータを駆動するインバータを冷却する方法であって、インバータは、該インバータを構成しているパワートランジスタを冷却液によって冷却される所定の冷却板に取付け、冷却液は射出成形の成形サイクルに同期して供給する流量を変化させるように構成されている。そうするとまず、インバータは水冷式で冷却するので、冷却効率が高くなり、IGBT等のパワートランジスタのジャンクション温度の大幅な上昇を確実に抑制できる。これによってIGBT等のパワートランジスタの寿命を延ばすことができる。さらに、冷却効率が高いので冷却装置を小さくすることができ、コストも小さくすることができる。ところで電動射出成形機にはサーボモータ等のブラシレスモータが複数個設けられているが、成形サイクルの各工程において駆動されるブラシレスモータは一部だけであり、他は停止している。そして他と比して高出力が要されるブラシレスモータは、射出工程において使用される射出用サーボモータであり、発熱量が大きいのはこれを駆動するサーボアンプ、つまりインバータということができる。本発明によると、冷却液は射出成形の成形サイクルに同期して供給する流量を変化させるように構成されているので、発熱量の大きさに応じて冷却液の流量をきめ細かく制御できる。具体的には射出工程において冷却液の流量を大きくする等の対応ができる。そうすると必要な時だけインバータを冷却することが可能になり、パワートランジスタの過度な冷却を防止できる。これによってジャンクション温度の変化をさらに小さくでき、パワートランジスタの寿命を延ばすことができる。そして、冷却に要するコストを小さくできる。他の発明によると、冷却板には複数個分のインバータに相当する複数組のパワートランジスタを取付けるようにし、冷却液が複数組のパワートランジスタの近傍を循環するように構成されている。ところで前記したように電動射出成形機に設けられている複数のブラシレスモータは、成形サイクルの各工程の一部でのみ使用されるので、成形サイクル全体で見ると同時に駆動されているブラシレスモータの個数は少ない。そうすると同時に駆動されているインバータの個数も少ない。本発明によると冷却板には複数組のパワートランジスタが設けられて、冷却液はこれらを循環するので、複数個のインバータが同時に冷却されていると言える。そうすると、冷却液は少なくて済み、冷却装置を小型でかつ低コストで提供できる。
本発明の実施の形態に係る電動射出成形機のインバータ冷却装置を示す図で、その(ア)、(イ)、(ウ)はそれぞれ複数組のインバータのIGBTが取付けられている本実施の形態に係る冷却板の正面図と、側面図と、正面断面図で、その(エ)は本実施の形態に係るインバータ冷却装置の正面図である。 成形サイクルにおいて変化する消費電力と、本実施の形態に係るインバータ冷却装置の冷却液の供給量とを示すグラフである。 IGBTを駆動したときのIGBTのジャンクション温度の変化とIGBTが入れられているケースの温度の変化とを示すグラフである。
本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る電動射出成形機も、従来の電動射出成形機と同様に、サーボモータ等の複数個のブラシレスモータによって駆動されるようになっており、これらのブラシレスモータは、インバータによって生成された三相交流電圧によって駆動されるようになっている。本実施の形態に係る電動射出成形機においてインバータは本実施の形態に係るインバータ冷却装置に設けられている。本実施の形態に係るインバータ冷却装置1は、後で詳しく説明するが、図1の(エ)に示されているように、2枚の冷却板2、2を備えている。本実施の形態に係るインバータ冷却装置1の特徴は、水冷式である点、これらの冷却板2、2へ冷却液を供給する制御方法、および冷却板2の形状とインバータの配置にある。
最初に冷却板2について説明する。冷却板2はアルミニウム等の熱伝導性に優れた金属から構成され、図1の(ア)、(イ)に示されているように、長辺が長い長方形で所定の板厚に形成されている。従来のインバータにおいては1個のインバータを構成する3個のIGBTが1組として所定の冷却板に取付けられているが、本実施の形態においては、1枚の冷却板2に対して、その表面と裏面とに6個のインバータ5a、5b、…に相当する6組のIGBT6、6、…、つまり18個のIGBT6、6、…が取付けられている。つまり比較的多くのインバータ5a、5b、…が1枚の冷却板2に取付けられている点に特徴がある。これらのIGBT6、6、…を冷却するために、冷却板2の内部には、図1の(ウ)に示されているように、冷却液管8が設けられ冷却液が循環するようになっている。本実施の形態において冷却液管8は、冷却板2の内部を長辺方向に2往復しており、冷却液8の出入口である管路端子9、9が冷却板2の一方の短辺に設けられている。冷却液は不銹剤、凍結防止剤等が添加された水からなり、液体なので熱容量が大きい。従って冷却板2は多数のIGBT6、6、…が設けられていてもこれらを効率よく冷却することができる。そして長辺方向に2往復する冷却液管8によって全てのIGBT6、6、…を均等に冷却することができる。
本実施の形態に係るインバータ冷却装置1は、このような2枚の冷却板2、2と、冷却液を所定量貯めるリザーブタンク11と、リザーブタンク11の冷却液を冷却板2、2に供給するポンプ14と、冷却板2、2から戻されて液温が高くなった冷却液が冷却される熱交換器12と、リザーブタンク11とポンプ14と冷却板2、2と熱交換器12とを接続して冷却液を循環させる冷却液循環管路とから構成されている。熱交換器12には、外部から供給される外部冷却水が供給されるようになっており、冷却液と熱交換されるようになっている。熱交換器12における熱交換によってリザーブタンク11内の冷却液は所定の温度範囲に維持されている。このように構成されているので、ポンプ14を駆動すると冷却液が循環して冷却板2、2を冷却して、インバータ5a、5b、…を冷却できる。ところで、本実施の形態においてポンプ14は、インバータ制御されるモータによって駆動されるようになっている。従ってモータの回転数を変化させることによって、冷却液の供給量を変化させることができるようになっている。
本実施の形態に係るインバータ冷却装置1の運転方法を説明する。電動射出成形機において射出成形の成形サイクルを実施すると、各工程において所定のブラシレスモータを回転させるためにインバータを駆動するので、インバータにおける電流が変化する。実際の電流の変化は複雑であるが、図2には電流のおおよその変化を模式的に示したグラフが示されている。成形サイクルにおいては、計量工程は符号21によって示されているように比較的長時間に渡って可塑化モータを駆動するので電流が所定値で安定し、型開閉工程においては符号22に示されているように短時間に若干高い電流が流れ、そして射出工程においては符号23に示されているように短時間に高い電流が流れる。ところで図3に示されているように、インバータを符号25に示されているように駆動すると、インバータを構成しているIGBTは温度が上昇し、駆動を停止すると温度は低下する。より詳しく説明するとIGBTのパッケージ温度は符号26に示されているように変化し、ジャンクション温度は符号27に示されているように変化する。インバータにおける電流の大きさはインバータの駆動時間によって変化するが、IGBTの温度の上昇にも影響する。従って、計量工程21に比して射出工程23はIGBTの温度の上昇の度合いは大きい。ところでジャンクション温度の変化差の大きさがIGBTの寿命に影響するので、温度の変化差が小さくなるようにインバータを冷却したい。また過大な冷却能力を必要としないときには、冷却に要するコストを低下させたい。そこで本発明においては、インバータ冷却装置1において冷却板2、2に供給する冷却液の量を、成形サイクルに同期して変化させ、少なくともインバータにおける電流が最も大きくなる射出工程23において最大の供給量になるようにする。図2に示されている符号30のグラフは、そのような冷却液の供給量の変化の一例であるが、計量工程21を含む全体としては一定の供給量とし、型開閉工程では若干多くなるように、そして射出工程23においては最大の供給量になるようにする。このように運転することにより、IGBTのジャンクション温度の変化が小さくなり、IGBTの寿命が延びる。そして冷却に要するコストを抑制することができる。
1 インバータ冷却装置 2 冷却板
5a、5b、5c インバータ
6 IGBT 8 冷却液管
11 リザーブタンク 12 熱交換器
14 ポンプ

Claims (4)

  1. 電動射出成形機のブラシレスモータを駆動するインバータを冷却する方法であって、前記インバータは、該インバータを構成しているパワートランジスタを冷却液によって冷却される所定の冷却板に取付け、前記冷却液は射出成形の成形サイクルに同期して供給する流量を変化させるようにすることを特徴とする電動射出成形機のインバータの冷却方法。
  2. 請求項1に記載の冷却方法において、前記冷却板には複数個分のインバータに相当する複数組のパワートランジスタを取付けるようにし、前記冷却液が前記複数組のパワートランジスタの近傍を循環するようにすることを特徴とする電動射出成形機のインバータの冷却方法。
  3. 電動射出成形機のブラシレスモータを駆動するインバータを冷却するインバータ冷却装置であって、前記インバータ冷却装置は、前記インバータを構成しているパワートランジスタが取付けられる冷却板と、前記冷却板の内部に形成されている冷却液管に冷却液を供給するポンプとから構成され、前記ポンプはインバータ制御されるモータにより駆動されるようになっており、射出成形の成形サイクルに同期して前記冷却液の流量が変化するようになっていることを特徴とする電動射出成形機のインバータ冷却装置。
  4. 請求項3に記載のインバータ冷却装置において、前記冷却板は複数個分のインバータに相当する複数組のパワートランジスタが取付けられ,前記冷却液管は前記複数組のパワートランジスタのそれぞれの近傍を循環していることを特徴とする電動射出成形機。
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