JP2017017947A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017017947A
JP2017017947A JP2015135254A JP2015135254A JP2017017947A JP 2017017947 A JP2017017947 A JP 2017017947A JP 2015135254 A JP2015135254 A JP 2015135254A JP 2015135254 A JP2015135254 A JP 2015135254A JP 2017017947 A JP2017017947 A JP 2017017947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power conversion
phase
conversion circuit
transformer
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015135254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6526505B2 (ja
Inventor
鈴木 健太郎
Kentaro Suzuki
健太郎 鈴木
鈴木 寛充
Hiromitsu Suzuki
寛充 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015135254A priority Critical patent/JP6526505B2/ja
Publication of JP2017017947A publication Critical patent/JP2017017947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6526505B2 publication Critical patent/JP6526505B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 価格を低く抑え、かつ、安定した運転が可能な電力変換装置を実現する。【解決手段】 実施形態による電力変換装置は、直流電力源1を3相交流電力に変換する第1電力変換回路3Aおよび第2電力変換回路3Bと、1次側巻線をオープン巻線とし、1次側巻線の一端を第1電力変換回路3Aの交流出力ラインと接続し、1次側巻線の他端を3相交流負荷2と接続し、2次側巻線の一端を結線し、2次側巻線の他端を第2電力変換回路3Bの3相交流出力ラインと接続し、1次側巻線と2次側巻線との巻き数が同じである3相変圧器4と、外部から入力される指令値に従って直流電力源1から3相交流負荷2に交流電力を供給するように第1電力変換回路3Aおよび第2電力変換回路3Bを制御する制御回路5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
直流電力を交流電力に変換し、交流負荷に交流電力を供給する電力変換装置は、複数の半導体素子を含む電力変換回路を有している。3相電力変換回路は、各相について直流リンク間に直列に接続した1組の半導体素子を備え、半導体素子間において交流負荷へ電流を供給する交流出力ラインと電気的に接続している。
上記の電力変換装置が出力する交流電圧を高圧化する方法として、例えば、直流電力源の直流電圧を高圧化する方法がある。この方法を採用した場合、電力変換装置の半導体素子は、直流電力源の電圧に対して十分な耐圧を有するものを選定する必要がある。一般的に、高耐圧の半導体素子は高価であるため、上記方法を採用すると電力変換装置の価格も高価となる。
また、低耐圧の半導体素子を用いた電力変換装置について、出力する交流電圧を高圧化するときには、変圧器を介して交流負荷へ交流電圧を出力する方法がある。
米国特許5,624,543号
3相電力変換回路の交流出力側に3相変圧器を用いる方法には、下記の課題がある。
1点目の課題は、3相変圧器分のコストを低減することが困難である点である。3相変圧器の容量は3相電力変換回路と同じである必要があり、電力変換装置全体の価格に占める3相変圧器の割合が大きくなる。その結果、電力変換装置の価格を低く抑えることが困難になる。
2点目の課題は、3相変圧器の直流偏磁により電力変換装置の安定した運転が担保されない点である。3相交流負荷が電動機である場合には、3相電力変換回路が出力する交流周波数は、ゼロつまり直流から3相交流変圧器の定格周波数まで可変出力される。直流又は極低周波数の電力が3相変圧器に印可されると、3相変圧器に発生する磁束に直流的な偏り(直流偏磁)が発生しやすくなる。3相変圧器の磁束に直流偏磁が発生すると、磁束が偏った相の磁束が飽和しやすくなり、飽和した極性側の励磁電流の増大を招くことになる。励磁電流の増大は交流電流波形の歪につながり、交流電流波形のピーク値が、3相電力変換回路の半導体素子の定格値を超える可能性があった。そのため、電力変換装置では、電流波形のピーク値が半導体素子の定格値を超えないように過電流保護動作を行い、過電流が検出された際に電力変換装置の運転を停止させることが一般的に行われる。このため、直流偏磁の発生は電力変換装置の安定した運転を妨げる原因となる。
本発明の実施形態は、上記課題を鑑みて為されたものであって、価格を低く抑え、かつ、安定した運転が可能な電力変換装置を実現することを目的とする。
実施形態による電力変換装置は、直流電力源を3相交流電力に変換する第1電力変換回路および第2電力変換回路と、1次側巻線をオープン巻線とし、前記1次側巻線の一端を前記第1電力変換回路の交流出力ラインと接続し、前記1次側巻線の他端を3相交流負荷と接続し、2次側巻線の一端を結線し、前記2次側巻線の他端を前記第2電力変換回路の3相交流出力ラインと接続し、前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻き数が同じである3相変圧器と、外部から入力される指令値に従って前記直流電力源から3相交流負荷に交流電力を供給するように前記第1電力変換回路および第2電力変換回路を制御する制御回路と、備える。
図1は、第1実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。 図2は、第1実施形態の電力変換装置の3相変圧器の構成例を説明するための図である。 図3は、第1実施形態の電力変換装置の制御回路の構成を説明するための図である。 図4は、第2実施形態に係る電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。 図5は、第2実施形態に係る電力変換装置の制御回路の一構成例を説明するための図である。 図6は、第3実施形態に係る電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。 図7は、本実施形態に係る電力変換装置の制御回路の一構成例を説明するための図である。
以下、実施形態の電力変換装置について、図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する複数の実施形態について、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図1は、第1実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、3相電力変換装置であって、直流電力源1A、1Bと、3相電力変換回路(第1電力変換回路)3Aと、3相電力変換回路(第2電力変換回路)3Bと、3相変圧器4と、制御回路5と、電流検出器6U1〜6W1、6U2〜6W2と、磁極位置検出器7と、を備えている。
直流電力源1A、1Bは、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の蓄電池を含む。直流電力源1A、1Bから出力された直流電力は3相電力変換回路3A、3Bへ供給される。また、直流電力源1A、1Bは直流負荷であって、3相電力変換回路3A、3Bを介して接続された3相交流負荷2が発電する電気エネルギを充電可能である。
3相交流負荷2は、たとえば交流電動機であって、3相変圧器4から供給された電流によりトルクを発生する。交流電動機の出力軸には、負荷装置が接続されて発生したトルクが伝達される。また、交流電動機は、負荷装置の運動エネルギを電力に変換して回生運転可能である。交流電動機の回生運転による電力は3相電力変換回路3A、3Bで直流電力へ変換されて、直流電力源1A、1Bに充電される。
3相電力変換回路3A、3Bそれぞれは、U相、V相、W相のスイッチング回路を備えている。スイッチング回路のそれぞれは、直流リンク間に直列に接続した2つの半導体素子を有している。各相のスイッチング回路において、直列に接続した半導体素子間は、3相変圧器4へ交流電流を供給する交流出力ラインと電気的に接続している。
半導体素子は、例えばFET(Field-Effect Transistor)やIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチを含む。半導体スイッチの動作は、後述する制御回路5により制御される。なお、図1において、3相電力変換回路3A、3Bは2レベル変換回路として記載しているが、3レベル変換回路を用いることもできる。
3相変圧器4は、3相電力変換回路3Aから交流電力を供給する交流出力ラインを1次側巻線の一端と接続し、3相電力変換回路3Bから交流電力を供給する交流出力ラインを2次側巻線と接続した3相トランスである。
制御回路5は、例えば、CPUやMPU等のプロセッサと、メモリを含む。制御回路5は、外部から入力された出力指令を実現するように、3相電力変換回路3A、3Bの半導体素子の駆動信号を生成する。
図2は、第1実施形態の電力変換装置の3相変圧器の構成例を説明するための図である。
3相変圧器4は、U相の鉄心と、V相の鉄心と、W相の鉄心とが両端で接続した3相共通のコアを有している。3相変圧器4の1次側巻線はオープン巻線である。3相変圧器4の1次側巻線の一端は、3相電力変換回路3Aから電力を供給する交流出力ラインu1、v1、w1と電気的に接続している。3相変圧器4の1次側巻線の他端は、3相交流負荷2と電気的に接続している。
3相変圧器4の2次側巻線の一端はスター結線されている。3相変圧器4の2次側巻線の他端は、3相電力変換回路3Bから電力を供給する交流出力ラインu2、v2、w2と電気的に接続している。3相変圧器4の1次側巻線と2次側巻線との巻き数は同じである。なお、図2では3相変圧器4の2次側巻線の一端をスター結線としているが、デルタ結線とすることもできる。また図2に示す3相変圧器4では、鉄心を3相共通としているが、相毎に鉄心を分割することもできる。
3相変圧器4を上記構成とすることにより、3相変圧器4の1次側巻線には、2次側巻線に接続される3相電力変換回路3Bの出力電圧が出力される。3相交流負荷2に対しては、3相電力変換回路3Bの出力電圧に、3相変圧器4の1次側巻線電圧つまり3相電力変換回路3Aの出力電圧が加算された電圧が印可される。結果として、本実施形態の電力変換装置は3相電力変換回路3A、3Bの2台分の出力電圧を得ることができる。このとき、3相変圧器4の電圧および電流値は3相電力変換回路1台分と等価であり、3相変圧器の容量は3相電力変換回路1台分の容量と等価となる。したがって、電力変換装置に対する3相変圧器4のコスト低減が実現できる。
図3は、第1実施形態の電力変換装置の制御回路の構成を説明するための図である。ここで示す構成は、正弦変調波を生成するための構成である。制御回路5は、生成した正弦変調波と、例えば予めメモリに記憶された三角搬送波とを比較して、PWM信号を生成し、PWM信号に基づいて3相電力変換回路3A、3Bの半導体素子へゲート駆動信号Gu、Gx、Gv、Gy、Gw、Gzを出力する。なお、以下の例では、3相電力変換回路3Aと3相電力変換回路3Bとに共通の正弦変調波を生成する場合について説明する。
制御回路5は、電流検出器6U1〜6W1で検出された3相電力変換回路3Aの出力電流値IuA、IvA、IwAと、電流検出器6U2〜6W2で検出された3相電力変換回路3Bの出力電流値IuB、IvB、IwBと、3相交流負荷2の磁極位置(位相角)θと、外部から入力される電流指令値Id、Iqと、を受信する。なお、3相交流負荷2の磁極位置θは、レゾルバ等の磁極位置検出器7により検出された値であってもよく、3相電力変換回路3A、3Bの出力電流値から演算された推定値であってもよい。
制御回路5は、加算器8U〜8Wと、乗算器9U〜9Wと、3相/dq変換器10と、減算器11d、11qと、PI制御器12d、12qと、dq/3相変換器13と、コンパレータ回路COMと、を備えている。なお制御回路5は、3相電力変換回路3A、3Bが出力する電流の平均値を、外部から入力された電流指令値とするように制御する電流制御回路を含み、電流制御回路は少なくとも減算器11d、11qと、PI制御器12d、12qとを含む。
加算器8U〜8Wは、3相変圧器4へ供給される各相の交流電流を演算する。すなわち、加算器8Uは、3相電力変換回路3AのU相の交流電流IuAと、3相電力変換回路3BのU相の交流電流IuBとの値を加算して出力する。加算器8Vは、3相電力変換回路3AのV相の交流電流IvAと、3相電力変換回路3BのV相の交流電流IvBとの値を加算して出力する。加算器8Wは、3相電力変換回路3AのW相の交流電流IwAと、3相電力変換回路3BのW相の交流電流IwBとの値を加算して出力する。
乗算器9U〜9Wは、加算器8U〜8Wから出力された値に0.5を乗じた演算結果を出力する。すなわち、加算器8U〜8Wおよび乗算器9U〜9Wは、3相電力変換回路3A、3Bの出力電流の平均値を演算する。乗算器9Uは、加算器8Uから出力された値(IuA+IuB)に0.5を乗じた演算結果を出力する。乗算器9Vは、加算器8Vから出力された値(IvA+IvB)に0.5を乗じた演算結果を出力する。乗算器9Wは、加算器8Wから出力された値(IwA+IwB)に0.5を乗じた演算結果を出力する。
3相/dq変換器10は、ベクトル変換部であって、乗算器9U〜9Wから出力された3相出力交流電流をベクトル値であるd軸電流とq軸電流に変換し、直流電流として扱う。通常、有効電力分がq軸上に変換される。すなわち、3相/dq変換器10は、出力電流の有効分と無効分とに変換し、直流換算値を算出する。
減算器11d、11qは、電流指令値Id、Iqから、3相/dq変換器10の出力値Id、Iqを減算して出力する。
PI制御器12d、12qは、電流指令値Id、Iqに対するd軸電流Idとq軸電流Iqとの差分がゼロとなるように制御を行う。PI制御器12d、12qの制御対象は各軸のインダクタンス、抵抗であり、制御量は各軸の電圧となる。すなわち、PI制御器12d、12qの出力は電圧次元であり、PI制御器12d、12qは電圧指令値Vd、Vqを出力する。
dq/3相変換器13は、逆ベクトル変換部であって、PI制御器12d、12qで生成された電圧指令値Vd、VqをUVWの3相交流の電圧指令値に逆変換する。すなわちdq/3相変換器13の出力が正弦変調波SINU、SINV、SINWとなる。
コンパレータ回路COMは、上記正弦変調波SINU、SINV、SINWと、例えば予めメモリに記憶された三角搬送波TRIとを比較する。コンパレータ回路COMは、3相それぞれの正弦変調波SINU、SINV、SINWと3相共通の三角搬送波TRIを比較することにより、3相電力変換回路3A、3Bの半導体素子それぞれに与えられるゲート駆動信号Gu、Gx、Gv、Gy、Gw、Gzを生成する。例えば、正弦変調波SINUと三角搬送波TRIとの大小関係において、SINU>TRIの期間においては、ゲート駆動信号Guが「1」、ゲート駆動信号Gxが「0」となる。また、SINU<TRIの期間においては、ゲート駆動信号Guが「0」、ゲート駆動信号Gxが「1」となる。なお、ゲート駆動信号が「1」の場合には、対応する半導体素子はオン状態となり、ゲート駆動信号が「0」の場合には、対応する半導体素子はオフ状態となる。
制御回路5を上記構成とすることにより、単一の電流制御回路で2台の3相電力変換回路3A、3Bを制御することができ、制御回路5の演算量を低減することが可能となり、制御回路5の演算能力に掛るコスト低減が実現できる。
2台の3相電力変換回路3A、3BのPWM制御に用いる三角搬送波の位相は、180°つまり半周期分ずれていてもよい。この場合、3相電力変換回路3Aには三角搬送波TRIを用い、3相電力変換回路3Bには三角搬送波TRIを半周期分ずらした波形を用いる。正弦変調波SINU、SINV、SINWは、2台の3相電力変換器3A、3Bで共通である。上記のように3相電力変換回路3A、3Bの三角搬送波および正弦変調波を設定することにより、電力変換装置の出力電圧に含まれる高調波を低減することができる。
上記のように、本実施形態の電力変換装置によれば、価格を低く抑え、かつ、安定した運転が可能な電力変換装置を実現することができる。
図4は、第2実施形態に係る電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、非接触型電流検出器6U、6V、6Wを更に備えている。非接触型電流検出器6U、6V、6Wは、ホール電流検出器等を採用することができる。なお、図4において、3相電力変換回路3A、3Bの各相の出力交流電流を検出する電流検出器6U1〜6W1、6U2〜6W2と、磁極位置検出器7との記載は省略しているが、上述の第1実施形態と同様に電流検出器6U1〜6W1、6U2〜6W2および磁極位置検出器7を備えている。
非接触型電流検出器6U、6V、6Wは、2台の3相電力変換回路3A、3Bのそれぞれ対応する相の交流出力ラインを互いに逆極性となるように並行した状態でループに通し、並行させた2線の差電流を検出する。すなわち、非接触型電流検出器6Uは、3相電力変換回路3AのU相の交流出力ラインと3相電力変換回路3BのU相の交流出力ラインとを互いに逆極性となるように並行した状態でループに通し、並行させた2線の電流差(IuA−IuB)を検出する。同様に、非接触型電流検出器6Vは電流差(IvA−IvB)を検出する。非接触型電流検出器6Wは電流差(IwA−IwB)を検出する。非接触型電流検出器6U、6V、6Wで検出された値は、制御回路5へ入力される。
非接触型電流検出器6U、6V、6Wで検出された電流差は、3相変圧器4の励磁電流に相当する。一般に励磁電流は、変圧器の定格電流に対して、1%以下の小さい値である。非接触型電流検出器6U、6V、6Wの検出レンジを励磁電流に見合う値のものを選定することにより、励磁電流を高精度に検出することが可能となる。なお、3相電力変換回路3A、3Bの出力電流を検出するための電流検出器6U1〜6W1、6U2〜6W2は、その検出レンジが定格電流に見合う値となるものが選定される。したがって、3相電力変換回路3A、3Bの出力電流を検出する電流検出器6U1〜6W1、6U2〜6W2と同じものを、定格の1%以下の励磁電流を検出するために利用することはS/N比の観点からも不適切である。
制御回路5は、非接触型電流検出器6U、6V、6Wで検出された3相分の電流差を用いて、3相変圧器4の直流偏磁を抑制制御する。
図5は、第2実施形態に係る電力変換装置の制御回路の一構成例を説明するための図である。なお、図5に示す制御回路5において、図3に示す構成と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、制御回路5は、非接触型電流検出器6U、6V、6Wで検出された各相の電流差IuA−IuB、IvA−IvB、IwA−IwBを更に受信する。制御回路5は、PI制御器14U〜14Wと、減算器15U〜15Wと、加算器16U〜16Wと、を更に備えている。なお制御回路5は、非接触型電流検出器が検出する3相毎の差電流を抑制制御するように、3相毎の正弦変調波のオフセット量を調整する直流偏磁抑制制御回路を含む。直流偏磁抑制制御回路は、少なくともPI制御器14U〜14Wを含む。
PI制御器14U〜14Wは、2台の3相電力変換回路の各相の電流差IuA−IuB、IvA―IvB、IwA−IwBを受信する。PI制御器14U〜14Wは比例積分演算を行い、それぞれ正弦変調波SINU、SINV、SINWを補正するための正弦変調波補正量SINU_CMP、SINV_CMP、SINW_CMPを出力する。
減算器15U〜15Wは、各相の正弦変調波SINU、SINV、SINWから各相の正弦変調波補正量SINU_CMP、SINV_CMP、SINW_CMPを減算して、3相電力変換回路3Aのための補正後の正弦変調波SINUA(SINU−SINU_CMP)、SINVA(SINV−SINV_CMP)、SINWA(SINW−SINW_CMP)を出力する。
加算器16U〜16Wは、各相の正弦変調波SINU、SINV、SINWに各相の正弦変調波補正量SINU_CMP、SINV_CMP、SINW_CMPを加算して、3相電力変換回路3Bのための補正後の正弦変調波SINUB(SINU+SINU_CMP)、SINVB(SINV+SINV_CMP)、SINWB(SINW+SINW_CMP)を出力する。
コンパレータCOMは、補正後の正弦変調波SINUA、SINVA、SINWAと、三角搬送波TRIとを比較して、3相電力変換回路3Aの半導体素子それぞれに与えられるゲート駆動信号Gu、Gx、Gv、Gy、Gw、Gzを生成する。また、コンパレータCOMは、補正後の正弦変調波SINUB、SINVB、SINWBと、三角搬送波TRIとを比較して、3相電力変換回路3Bの半導体素子それぞれに与えられるゲート駆動信号Gu、Gx、Gv、Gy、Gw、Gzを生成する。
上記のように正弦変調波を補正することにより、励磁電流に直流成分が発生した場合に、直流成分が発生した相の電力変換回路が発生する交流出力電圧に逆極性の直流成分を重畳させ、3相変圧器の直流偏磁を各相で抑制することが可能となる。
すなわち、本実施形態の電力変換装置によれば、上述の第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、更に、励磁電流を高精度に検出することができ、励磁電流の直流成分を制御に利用することで3相変圧器の直流偏磁を抑制することができる。
図6は、第3実施形態に係る電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、3台の3相電力変換回路(第1乃至第3電力変換回路)3A、3B、3Cと、2つの3相変圧器(第1乃至第2変圧器)4B、4Cと、6つの非接触型電流検出器6UB、6VB、6WB、6UC、6VC、6WCと、を備えている。なお、本実施形態の電力変換装置は、上述の第1実施形態と同様に、3相電力変換回路3A、3B、3Cの各相の出力電流を検出する電流検出器と3相交流負荷2の磁極位置を検出する磁極位置検出器と、備えているが、図6では省略している。
本実施形態の電力変換装置において、3台の3相電力変換回路3A、3B、3Cは、1つの直流電力源1を共有している。このことにより、直流電力源の部品点数を削減することが可能となり、電力変換装置のコストを低減することができる。また、複数の直流電力源のアンバランスに起因する、3相変圧器の直流偏磁の発生を抑制することが可能となる。
3相電力変換回路3A、3B、3Cそれぞれは、U相、V相、W相のスイッチング回路を備えている。スイッチング回路のそれぞれは、直流リンク間に直列に接続した2つの半導体素子を有している。各相のスイッチング回路において、直列に接続した半導体素子間は、3相変圧器4へ交流電流を供給する交流出力ラインと電気的に接続している。
半導体素子は、例えばFET(Field-Effect Transistor)やIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチを含む。半導体スイッチの動作は、後述する制御回路5により制御される。
3相変圧器4B、4Cのそれぞれは、上述の第1実施形態の3相変圧器4と同様に、U相の鉄心と、V相の鉄心と、W相の鉄心とが両端で接続した3相共通のコアを有している。3相変圧器4B、4Cの1次側巻線はオープン巻線である。3相変圧器4Bの1次側巻線の一端は、3相電力変換回路3Aから電力を供給する交流出力ラインと接続している。3相変圧器4Bの1次側巻線の他端は、3相変圧器4Cの1次側巻線の一端と接続している。3相変圧器4Cの1次側巻線の他端は3相交流負荷2へ接続している。
3相変圧器4Bの2次側巻線の一端はスター結線され、2次側巻線の他端は3相電力変換回路3Bから電力を供給する交流出力ラインと接続している。3相変圧器4Cの2次側巻線の一端はスター結線され、2次側巻線の他端は3相電力変換回路3Cから電力を供給する交流出力ラインと接続している。
3相変圧器4Bの1次側巻線と2次側巻線との巻き数は同じである。3相変圧器4Cの1次側巻線と2次側巻線との巻き数は同じである。なお、図2では3相変圧器4B、4Cの2次側巻線の一端をスター結線としているが、デルタ結線とすることもできる。また3相変圧器4B、4Cでは、鉄心を3相共通としているが、相毎に鉄心を分割することもできる。
非接触型電流検出器6UB、6VB、6WBは、2台の3相電力変換回路3A、3Bのそれぞれ対応する相の交流出力ラインを互いに逆極性となるように並行した状態でループに通し、並行させた2線の差電流を検出する。すなわち、非接触型電流検出器6UBは、3相電力変換回路3AのU相の交流出力ラインと3相電力変換回路3BのU相の交流出力ラインとを互いに逆極性となるように並行した状態でループに通し、並行させた2線の電流差(IuA−IuB)を検出する。同様に、非接触型電流検出器6VBは電流差(IvA−IvB)を検出する。非接触型電流検出器6Wは電流差(IwA−IwB)を検出する。非接触型電流検出器6UB、6VB、6WBで検出された値は、制御回路5へ入力される。
非接触型電流検出器6UC、6VC、6WCは、2台の3相電力変換回路3A、3Cのそれぞれ対応する相の交流出力ラインを互いに逆極性となるように並行した状態でループに通し、並行させた2線の差電流を検出する。すなわち、非接触型電流検出器6UCは、3相電力変換回路3AのU相の交流出力ラインと3相電力変換回路3CのU相の交流出力ラインとを互いに逆極性となるように並行した状態でループに通し、並行させた2線の電流差(IuA−IuC)を検出する。同様に、非接触型電流検出器6VCは電流差(IvA−IvC)を検出する。非接触型電流検出器6WCは電流差(IwA−IwC)を検出する。非接触型電流検出器6UC、6VC、6WCで検出された値は、制御回路5へ入力される。
図7は、本実施形態に係る電力変換装置の制御回路の一構成例を説明するための図である。なお、図7において、図3および図5で説明した構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
制御回路5は、非接触型電流検出器6UB、6VB、6WBで検出された各相の電流差IuA−IuB、IvA−IvB、IwA−IwBと、非接触型電流検出器6UC、6VC、6WCで検出された各相の電流差IuA−IuC、IvA−IvC、IwA−IwCと、3相電力変換回路3A〜3Cの各相の出力電流IuA〜IwA、IuB〜IwB、IuC〜IwCと、3相交流負荷2の磁極位置θと、電流指令値Id、Iqと、を受信する。制御回路5は、PI制御器17UB〜17WB、17UC〜17WCと、加算器18UB〜18WB、18UC〜18WCと、を更に備えている。
加算器8U〜8Wは、3相電力変換回路3A、3B、3Cの出力電流を相毎に加算する。加算器8Uは、3相電力変換回路3A、3V、3CのU相の出力電流IuA、IuB、IuCを加算して出力する。加算器8Vは、3相電力変換回路3BのU相の出力電流IvA、IvB、IvCを加算して出力する。加算器8Wは、3相電力変換回路3CのW相の出力電流IwA、IwB、IwCを加算して出力する。
乗算器9U〜9Wは、加算器8U〜8Wから出力された値に1/3を乗じた値を出力する。すなわち、加算器8U〜8Wと乗算器9U〜9Wとは、3相電力変換回路3A〜3Cの各相の出力電流の平均値を算出する。
3相/dq変換器10は、ベクトル変換部であって、乗算器9U〜9Wから出力された3相出力交流電流をベクトル値であるd軸電流とq軸電流に変換し、直流電流として扱う。通常、有効電力分がq軸上に変換される。すなわち、3相/dq変換器10は、出力電流の有効分と無効分とに変換し、直流換算値を算出する。
減算器11d、11qは、電流指令値Id、Iqから、3相/dq変換器10の出力値Id、Iqを減算して出力する。
PI制御器12d、12qは、電流指令値Id、Iqに対するd軸電流Idとq軸電流Iqとの差分がゼロとなるように制御を行う。PI制御器12d、12qの制御対象は各軸のインダクタンス、抵抗であり、制御量は各軸の電圧となる。すなわち、PI制御器12d、12qの出力は電圧次元であり、PI制御器12d、12qは電圧指令値Vd、Vqを出力する。
dq/3相変換器13は、逆ベクトル変換部であって、PI制御器12d、12qで生成された電圧指令値Vd、VqをUVWの3相交流の電圧指令値に逆変換する。すなわちdq/3相変換器13の出力が正弦変調波SINU、SINV、SINWとなる。
PI制御器17UB〜17WBは、2台の3相電力変換回路3A、3Bの各相の電流差IuA−IuB、IvA―IvB、IwA−IwBを受信する。PI制御器17UB〜17WBは比例積分演算を行い、それぞれ正弦変調波SINU、SINV、SINWを補正するための正弦変調波補正量SINU_CMP_B、SINV_CMP_B、SINW_CMP_Bを出力する。
PI制御器17UC〜17WCは、2台の3相電力変換回路3A、3Cの各相の電流差IuA−IuC、IvA―IvC、IwA−IwCを受信する。PI制御器17UC〜17WCは比例積分演算を行い、それぞれ正弦変調波SINU、SINV、SINWを補正するための正弦変調波補正量SINU_CMP_C、SINV_CMP_C、SINW_CMP_Cを出力する。
加算器18UB〜18WBは、各相の正弦変調波SINU、SINV、SINWに各相の正弦変調波補正量SINU_CMP_B、SINV_CMP_B、SINW_CMP_Bを加算して、3相電力変換回路3Bのための補正後の正弦変調波SINUB、SINVB、SINWBを出力する。
加算器18UC〜18WCは、各相の正弦変調波SINU、SINV、SINWに各相の正弦変調波補正量SINU_CMP_C、SINV_CMP_C、SINW_CMP_Cを加算して、3相電力変換回路3Cのための補正後の正弦変調波SINUC、SINVC、SINWCを出力する。
コンパレータCOMは、補正後の正弦変調波SINUA、SINVA、SINWAと、三角搬送波TRIとを比較して、3相電力変換回路3Aの半導体素子それぞれに与えられるゲート駆動信号Gu、Gx、Gv、Gy、Gw、Gzを生成する。また、コンパレータCOMは、補正後の正弦変調波SINUB、SINVB、SINWBと、三角搬送波TRIとを比較して、3相電力変換回路3Bの半導体素子それぞれに与えられるゲート駆動信号Gu、Gx、Gv、Gy、Gw、Gzを生成する。
上記本実施形態の電力変換装置によれば、電力変換装置の交流出力電圧値を単一の3相電力変換回路の3倍とすることができる。また、3相変圧器の励磁電流を高精度に検出することができ、励磁電流の直流成分を制御に利用することで3相変圧器の直流偏磁を抑制することができる。
すなわち、本実施形態の電力変換装置によれば、上述の第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、更に、励磁電流を高精度に検出することができ、励磁電流の直流成分を制御に利用することで3相変圧器の直流偏磁を抑制することができる。
なお、上記第3実施形態では、3台の電力変換回路を含む電力変換装置について説明したが、N(Nは2以上の正の整数)台の3相電力変換回路と、巻数が1次側と2次側で同じである(N−1)台の3相変圧器と、を備えていてもよい。
その場合、(N−1)台の3相変圧器の1次側巻線をオープン巻線とし、(N−1)台の3相変圧器の1次側巻線を直列に接続し、N台の3相電力変換回路のうちの1台の交流出力ラインと3相交流負荷との間に、直列接続されたNの1次側巻線を接続する。(N−1)台の3相変圧器の2次側巻線の一端は結線され、他端はN台の3相電力変換回路のうちの他の(N−1)台の交流出力ラインにそれぞれ接続する。
更に、上記電力変換装置は、N台の3相電力変換回路が直流電力源から3相交流負荷へ交流電力を供給するように制御する制御回路と、(N−1)台の3相変圧器の1次側巻線に接続される1台の3相電力変換回路と、2次側巻線に接続される(N−1)台の3相電力変換回路の交流出力のうち、それぞれ対応する相の出力線を互いに逆極性となるように並行させ、並行させた2線の差電流を検出する複数の非接触型電流検出器と、備える。制御回路は、複数の非接触型電流検出器で検出された(N−1)組の3相分の差電流に基づいて、(N−1)台の3相変圧器の直流偏磁を抑制するようにN台の3相電力変換回路を制御する。このことにより、上述の第1乃至第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記第1乃至第3実施形態の制御回路は、例えばCPUやMPUなどのプロセッサとメモリとを含むものであって、各構成がメモリに記録されたソフトウエアにより構成されてもよい。また、制御回路の各構成が回路等を含むハードウエアにより構成されてもよい。いずれの場合であっても上述した効果と同様の効果を得ることができる。
1、1A、1B…直流電力源、2…3相交流負荷、3A〜3C…3相電力変換回路、4、4B、4C…3相変圧器、5…制御回路、6U〜6W、6UB〜6WB、6UC〜6WC…非接触型電流検出器、6U1〜6W1、6U2〜6W2…電流検出器、7…磁極位置検出器、8U〜8W…加算器、9U〜9W…乗算器、10…3相/dq変換器、11d、11q…減算器、12d、12q…PI制御器、13…dq/3相変換器、COM…コンパレータ回路、14U〜14W…PI制御器、15U〜15W…減算器、16U〜16W…加算器、17UB〜17WB、17UC〜17WC…PI制御器、18UB〜18WB…加算器、18UC〜18WC…加算器。

Claims (8)

  1. 直流電力源を3相交流電力に変換する第1電力変換回路および第2電力変換回路と、
    1次側巻線をオープン巻線とし、前記1次側巻線の一端を前記第1電力変換回路の交流出力ラインと接続し、前記1次側巻線の他端を3相交流負荷と接続し、2次側巻線の一端を結線し、前記2次側巻線の他端を前記第2電力変換回路の3相交流出力ラインと接続し、前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻き数が同じである3相変圧器と、
    外部から入力される指令値に従って前記直流電力源から3相交流負荷に交流電力を供給するように前記第1電力変換回路および第2電力変換回路を制御する制御回路と、
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記直流電力源を、前記2台の3相電力変換回路が共用するものであることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御回路は、前記第1電力変換回路及び前記第2電力変換回路の半導体素子を、前記指令値に基づく正弦変調波と三角搬送波との比較によるPWM制御し、前記三角搬送波の位相は、前記第1電力変換回路と前記第2電力変換回路とで半周期分異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御回路は、前記第1電力変換回路および前記第2電力変換回路が出力する電流の平均値を前記指令値とするように制御する電流制御回路を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電力変換装置。
  5. 前記第1電力変換回路および前記第2電力変換回路の交流出力ラインのうち、それぞれ対応する相の交流出力ラインを互いに逆極性となるように並行させ、並行させた2線の差電流を検出する非接触型電流検出器を更に備え、
    前記制御回路は、前記非接触型電流検出器で検出された差電流に基づいて前記3相変圧器の直流偏磁を抑制するように前記第1電力変換回路および前記第2電力変換回路を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 前記第1電力変換回路および前記第2電力変換回路のそれぞれは複数の半導体素子を含み、
    前記制御回路は、前記半導体素子を前記指令値に基づく正弦変調波と三角搬送波との比較によるPWM制御し、前記非接触型電流検出器が検出する3相毎の差電流を抑制制御するように、3相毎の前記正弦変調波のオフセット量を調整する直流偏磁抑制制御回路を含むことを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
  7. 直流電力源を3相交流電力に変換する第1電力変換回路、第2電力変換回路、および第3電力変換回路と、
    1次側巻線と2次側巻線との巻き数が同じである第1変圧器および第2変圧器であって、前記第1変圧器および前記第2変圧器の1次側巻線をオープン巻線とし、前記第1変圧器の1次巻線の一端を前記第1電力変換回路の交流出力ラインと接続し、前記第1変圧器の1次巻線の他端を前記第2変圧器の1次巻線の一端と接続し、前記第2変圧器の1次巻線の他端と前記3相交流負荷とを接続し、前記第1変圧器の2次側巻線の一端を結線し、前記第1変圧器の2次側巻線の他端を前記第2電力変換回路の交流出力ラインと接続し、前記第2変圧器の2次側巻線の一端を結線し、前記第2変圧器の2次側巻線の他端を前記第3電力変換回路の交流出力ラインと接続した第1変圧器および第2変圧器と、
    前記3台の3相電力変換回路が前記直流電力源から前記3相交流負荷に交流電力に供給するように制御する制御回路と、
    前記第1電力変換回路と前記第2電力変換回路との交流出力ラインのそれぞれ対応する相の出力線を互いに逆極性となるように並行させ、前記第1電力変換回路と前記第3電力変換回路との交流出力ラインのそれぞれ対応する相の出力線を互いに逆極性となるように並行させ、並行させた2線の差電流を検出する複数の非接触型電流検出器と、を備え、
    前記制御回路は、前記非接触型電流検出器で検出された差電流に基づいて前記第1変圧器および前記第2変圧器の直流偏磁を抑制するように前記第1電力変換回路、前記第2電力変換回路および前記第3電力変換回路を制御することを特徴とする電力変換装置。
  8. 直流電力源を3相交流電力に変換するN(前記Nは2以上の正の整数)台の3相電力変換回路と、
    1次側巻線と2次側巻線との巻き数が同じである(N−1)台の3相変圧器であって、前記3相変圧器の1次側巻線をオープン巻線とし、前記(N−1)台の3相変圧器の1次側巻線同士を直列に接続し、前記3相電力変換回路のうちの1台の交流出力ラインと、3相交流負荷との間に直列接続された前記1次側巻線を接続し、前記(N−1)台の3相変圧器の2次側巻線を前記N台の電力変換回路のうちの他の(N−1)台の3相交流端子にそれぞれ接続した3相変圧器と、
    前記N台の3相電力変換回路が前記直流電力源から前記3相交流負荷に交流電力に供給するように制御する制御回路と、
    前記3相変圧器の1次側巻線に接続される3相電力変換回路と、2次側巻線に接続される(N−1)台の3相電力変換回路の交流出力のうち、それぞれ対応する相の出力線を互いに逆極性となるように並行させ、並行させた2線の差電流を検出する複数の非接触型電流検出器と、を備え、
    前記制御回路は、前記非接触型電流検出器で検出された(N−1)組の3相分の差電流に基づいて、前記(N−1)台の3相変圧器の直流偏磁を抑制するように前記N台の3相電力変換回路を制御することを特徴とする電力変換装置。
JP2015135254A 2015-07-06 2015-07-06 電力変換装置 Active JP6526505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015135254A JP6526505B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015135254A JP6526505B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017017947A true JP2017017947A (ja) 2017-01-19
JP6526505B2 JP6526505B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=57831274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015135254A Active JP6526505B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6526505B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108242897A (zh) * 2017-11-14 2018-07-03 哈尔滨理工大学 一种改进的三相四桥臂逆变器
CN110492810A (zh) * 2019-08-28 2019-11-22 江苏大学 一种基于飞跨电容的永磁电机单位功率因数弱磁控制方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298878A (ja) * 1996-05-07 1997-11-18 Fuji Electric Co Ltd 電動機駆動装置
JPH10225181A (ja) * 1997-02-07 1998-08-21 Mitsubishi Electric Corp 交流電力供給装置および交流電動機
US20140265587A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Ge Energy Power Conversion Technology Limited Power conversion system and method

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298878A (ja) * 1996-05-07 1997-11-18 Fuji Electric Co Ltd 電動機駆動装置
JPH10225181A (ja) * 1997-02-07 1998-08-21 Mitsubishi Electric Corp 交流電力供給装置および交流電動機
US20140265587A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Ge Energy Power Conversion Technology Limited Power conversion system and method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108242897A (zh) * 2017-11-14 2018-07-03 哈尔滨理工大学 一种改进的三相四桥臂逆变器
CN110492810A (zh) * 2019-08-28 2019-11-22 江苏大学 一种基于飞跨电容的永磁电机单位功率因数弱磁控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6526505B2 (ja) 2019-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tian et al. Fault-tolerant control of a five-phase permanent magnet synchronous motor for industry applications
JP5993675B2 (ja) 電力変換装置,電力変換システム及び電力変換装置の制御方法
US10236818B2 (en) Drive and control apparatus for multiple-winding motor
US9871483B2 (en) Controller for rotary electric machine drive apparatus
EP3012959B1 (en) Control device of neutral-point-clamped power converter apparatus, and control method of neutral-point-clamped power converter apparatus
US10432129B2 (en) AC rotary machine control device and electric power steering device
US10992246B2 (en) Controller for AC rotary machine
US20190199260A1 (en) Inverter control device and motor drive system
US20170302201A1 (en) Control apparatus of rotary electric machine
JP2013162658A (ja) 電力変換装置
JP2011211818A (ja) 電力変換装置,電力変換方法及び電動機駆動システム
JP6526505B2 (ja) 電力変換装置
US20180367076A1 (en) Ac rotary machine controller
CN111656665B (zh) 电力转换装置
JP2016019297A (ja) 直列多重マトリクスコンバータ、発電システムおよび力率制御方法
JP6305363B2 (ja) インバータ装置および車両
JP2015126585A (ja) 多相電動機駆動装置
JP5923215B2 (ja) 回転機及び回転機ドライブシステム
Ouboubker et al. Comparison between DTC using a two-level inverters and DTC using a three level inverters of induction motor
Al-nabi et al. High power CSI-fed IPM drive system control with minimum dc-link current
Vivek et al. A Five-Level Inverter Topology With Extended Linear Modulation Range Till Full Base Speed Irrespective of Load Power Factor
JP6716041B2 (ja) 電力変換装置および電動パワーステアリング装置
JP2017192207A (ja) 回転電機システムおよび回転電機システムの制御方法
Kumar et al. Variable Speed Induction Motor Drive Fed by 4-Level inverter and 18-Pulse Converter
US20210044212A1 (en) Power Conversion Device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180312

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6526505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250