JP2017017865A - 充電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流容量を伝達するパイロット信号を用いない通信プロトコルにおいても、出力可能電流値を電動車両に伝達することが可能な充電器を提供する。
【解決手段】充電器である充放電器10は、通信開始信号の送信に基づいて、電動車両300との間でデータ通信状態を確立する通信制御部191と、電動車両300に出力可能な電流の値である出力可能電流値を算出する出力可能電流値算出部192と、を備える。通信制御部191は、電動車両300との間でデータ通信状態を確立した後、電動車両300に出力可能電流値を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両の蓄電池に外部電源から電力を供給して充電する充電器に関する。
蓄電池と電動モータを搭載し、電力を用いて走行用のトルクを発生させる電動車両の普及が進んでいる。このような電動車両には、商用電源等の外部電源と電気的に接続されることで、当該外部電源から電力の供給を受けて蓄電池を充電する所謂プラグインハイブリッド車両も含まれる。
このような電動車両の蓄電池の充電を行う充電器として、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。当該充電器は、ユーザの利便性向上のために、タイマを用いた充電を行う。詳細には、当該充電器は、蓄電池の充電を完了させる時刻である充電完了時刻の設定をユーザから受け付けるとともに、当該充電完了時刻に先駆けて蓄電池への電力供給を開始するものである。
下記特許文献1に記載の充電器では、ユーザが設定した充電完了時刻に基づいて、蓄電池への電力供給を開始する時刻である充電開始時刻を決定する必要がある。外部電源の供給可能電力が既知の場合は、当該供給可能電力と充電完了時刻とから充電開始時刻を決定することができる。しかしながら、例えば、充電器が設置される地域によって商用電源の供給可能電力が異なる場合には、充電器は供給可能電力を予め特定できない場合がある。供給可能電力が予め特定できない状態では、充電器は充電開始時刻を決定することができない。
これに対し、下記特許文献1の充電器では、充電器と電動車両との間の通信プロトコルにおいて規定されているパイロット信号を用いることで、充電開始時刻を決定している。SAE(Society of Automotive Engineers:米国自動車技術協会)の規格J1772で定義されているパイロット信号は、外部電源が供給可能な電力容量を伝達する。したがって、充電器は、このパイロット信号が伝達する電流容量に基づいて充電開始時刻を決定するとともに、ユーザが設定した充電完了時刻に蓄電池の充電を完了させることが可能となる。
国際公開第2013/054435号
しかしながら、充電器と電動車両との間の通信プロトコルが、上記特許文献1に記載されているようなパイロット信号を用いるものではない場合、充電器は、電流容量を電動車両側に伝達することができない。したがって、ユーザが設定した充電完了時刻に基づいて充電開始時刻を決定することができないという課題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電流容量を伝達するパイロット信号を用いない通信プロトコルにおいても、出力可能電流値を電動車両に伝達することが可能な充電器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る充電器は、電動車両(300)の蓄電池(310)に外部電源(400)から電力を供給して充電する充電器(10)であって、前記電動車両に接続されるコネクタ(210)と、外部電源から供給される電力を、前記コネクタを介して前記電動車両に供給する電力供給部(110)と、前記コネクタが前記電動車両に接続された状態で前記電動車両に通信開始信号を送信する通信開始スイッチ(130)と、前記通信開始信号の送信に基づいて、前記電動車両との間でデータ通信状態を確立する通信制御部(191)と、前記電動車両に出力可能な電流の値である出力可能電流値を算出する出力可能電流値算出部(192)と、を備える。前記通信制御部は、前記電動車両との間でデータ通信状態を確立した後、前記電動車両に前記出力可能電流値を送信する。
本発明は、通信開始スイッチによって通信開始信号が送信され、電動車両との間でデータ通信状態を確立した後に出力可能電流値を送信する。したがって、本発明によれば、電流容量を伝達するパイロット信号を有しない通信プロトコルにおいても、充電器が出力可能な電流値を電動車両に伝達することができる。
本発明によれば、電流容量を伝達するパイロット信号を用いない通信プロトコルにおいても、出力可能電流値を電動車両に伝達することが可能な充電器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る充放電器の構成を模式的に示す図である。 図1の充放電器側制御部の構成を示す機能ブロック図である。 図1の充放電器側制御部及び車両側制御部が第1充電プロセスにおいて実行する処理を示すフローチャートである。 図1の充放電器側制御部及び車両側制御部が第2充電プロセスにおいて実行する処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る充放電器10(充電器)の構成について説明する。充放電器10は、電動車両300の蓄電池310との間で電力の授受を行う機器である。つまり、充放電器10は、電動車両300に電力を供給して蓄電池310を充電する充電器として機能するとともに、蓄電池310に電力を放出させる放電器としても機能し、電動車両300と住居(不図示)との間で電力の授受を行うV2H(Vehicle to Home)システムの一部を構成している。充放電器10は、本体部100と、ケーブル200とを備えている。
まず、ケーブル200の構成について説明する。ケーブル200は、本体部100と電動車両300とを接続する導線であって、充電や放電(以下、両者をまとめて「充放電」とも表記する)が行われる際の電力や信号の導通経路となるものである。
ケーブル200は本体部100の一側面から伸びており、その先端にはコネクタ210が設けられている。充放電器10と電動車両300との間の電力の授受は、コネクタ210が電動車両300のインレット301に接続された状態で行われる。
ケーブル200の内部には、電力線221,222と、通信開始線223と、接続確認線224と、通信線225,226とが収納されている。これらはいずれも、ケーブル200の長手方向に沿って伸びるように配置された導線である。
電力線221,222は、電力の導通経路として設けられた一対の導線である。蓄電池310の充電が行われる際には、本体部100から供給される電力が電力線221,222を介して電動車両300の蓄電池310に供給される。蓄電池310の放電が行われる際には、蓄電池310から出力された電力が電力線221,222及び本体部100を介して住居に供給される。
通信開始線223は、充放電器10と電動車両300との間における通信を電動車両300側で開始させるための信号(以下、「通信開始信号」と称する)を、充放電器10から電動車両300に伝達するための導線である。
接続確認線224は、ケーブル200のコネクタ210が電動車両300のインレット301に接続されたことを、電動車両300で検知するための導線である。
通信線225,226は、充放電器10と電動車両300との間で行われる通信の経路として設けられた一対の導線である。当該通信は、所謂CAN(登録商標)プロトコルを用いて行われる。
本体部100の構成について説明する。本体部100は、住居の近傍(例えば駐車場)に設置された箱状の装置である。本体部100の内部には、電力変換器110と、12Vライン120と、CAN回路180と、充放電器側制御部190とが備えられている。また、本体部100の外側面には、タイマ設定部150(完了時刻受付部)が設けられている。
電力変換器110には、ケーブル200内に収納された電力線221,222のそれぞれの一端が接続されている。電力変換器110は、商用電源400(外部電源)と電気的に接続されるとともに、商用電源400から供給される交流電力を直流電力に変換して出力する。蓄電池310の充電が行われる際には、電力変換器110が出力した直流電力が、電力線221,222を介して蓄電池310に供給される。
蓄電池310の放電が行われる際には、蓄電池310から出力された直流電力が、電力線221,222を介して電力変換器110に供給される。当該電力は、電力変換器110によって交流電力に変換された後、住居の配電盤(不図示)に供給され、住居において消費される。尚、このような電力変換器110は、本実施形態のように本体部100の内部に収納されているもののみならず、住居側に設けられていてもよい。
12Vライン120は、12Vの電圧が印加される導線である。12Vライン120には、ケーブル200内に収納された通信開始線223の一端が接続されている。通信開始線223の途中にはリレー130(通信開始スイッチ)が設けられている。コネクタ210がインレット301に接続された状態において、リレー130が開状態から閉状態に切り替えられると、12Vライン120から供給される電流が通信開始線223を流れる。
後に説明するように、電動車両300は、通信開始線223に電流が流れたことを検知すると、充放電器10との間におけるCAN通信を開始するように構成されている。つまり、通信開始線223に電流が流れたことによって生じる信号が、先に述べた通信開始信号に相当する。
本体部100の内部において、接続確認線224の途中には抵抗140が設けられている。また、接続確認線224のうちケーブル200とは反対側の端部は接地ライン170に接続されている。尚、抵抗140は、接続確認線224の途中に設けることがV2Hのガイドラインによって規定されているものである。
タイマ設定部150は、静電容量式のタッチパネルやボタン等を有しており、それによってユーザの入力操作を受け付ける。ユーザは、当該タッチパネル等を操作することによって、蓄電池310の充電を完了させる時刻である充電完了時刻を設定することができる。
CAN回路180は、電動車両300との間でCAN通信を行うための通信インターフェイスとして構成された回路である。CAN回路180には、ケーブル200内に収納された通信線225,226のそれぞれの一端が接続されている。
充放電器側制御部190は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイコンとして構成された部分である。充放電器側制御部190は、充放電器10の全体の動作を統括制御する。例えば、充放電器側制御部190は、電力変換器110の動作を制御することによって、電動車両300との間で授受する電力の大きさを制御する。また、充放電器側制御部190は、リレー130の開閉を制御することによって、電動車両300に向けた通信開始信号の送信を行う。さらに、充放電器側制御部190は、ユーザがタイマ設定部150において設定した充電完了時刻に蓄電池310の充電を完了させるように、蓄電池310への電力供給を開始する時刻を決定する。
引き続き図1を参照しながら、電動車両300の構成について説明する。電動車両300は、蓄電池310に蓄えられた電力を不図示の電動モータに供給し、当該電動モータで発生させたトルクによって走行する車両である。電動車両300は、上記の蓄電池310の他、フォトカプラ330と、12Vライン360と、フォトカプラ361と、CAN回路370と、車両側制御部390と、を備えている。
蓄電池310は、電動車両300の走行用の電力を蓄えるためのリチウムイオン電池である。電動車両300の内部には、一対の電力線381,382が設けられている。コネクタ210がインレット301に接続されると、電力線381はその一端が電力線221に接続され、他端が蓄電池310に接続された状態となる。また、電力線382は、その一端が電力線222に接続され、他端が蓄電池310に接続された状態となる。
蓄電池310の充電が行われる際には、充放電器10から出力された直流電力が、電力線221,222及び電力線381,382を介して蓄電池310に供給される。また、蓄電池310の放電が行われる際には、蓄電池310から出力された直流電力が、電力線221,222及び電力線381,382を介して充放電器10に供給される。
電力線381の途中及び電力線382の途中には、それぞれリレー321,322が設けられている。蓄電池310の充放電が行われる際は、これらはいずれも閉状態とされる。
電動車両300の内部には、通信開始線383が設けられている。コネクタ210がインレット301に接続されると、通信開始線383はその一端が通信開始線223に接続され、他端が接地ライン350に接続された状態となる。通信開始線383の途中にはフォトカプラ330が設けられている。
既に述べたように、コネクタ210がインレット301に接続された状態において、リレー130が開状態から閉状態に切り替えられると、12Vライン120から供給される電流が通信開始線223を流れる。当該電流は、フォトカプラ330によって検知される。すなわち、フォトカプラ330は、充放電器10からの通信開始信号を電動車両300側で検知するための素子として機能する。
12Vライン360は、12Vの電圧が印加される導線である。電動車両300の内部には、接続確認線384が設けられている。コネクタ210がインレット301に接続されると、接続確認線384はその一端が接続確認線224に接続され、他端が12Vライン360に接続された状態となる。
フォトカプラ361は、接続確認線384の途中となる位置に配置されている。コネクタ210がインレット301に接続された状態においては、12Vライン360から供給される電流が接続確認線384及び接続確認線224を流れる。当該電流は、フォトカプラ361によって検知される。すなわち、フォトカプラ361は、コネクタ210がインレット301に接続されことを電動車両300側で検知するための素子として機能する。
接続確認線384のうち、フォトカプラ361よりもケーブル200側となる位置には、抵抗362が設けられている。抵抗362は、既に説明した抵抗140と共に、その位置や抵抗値がV2Hのガイドラインによって規定されているものである。接続確認線384及び接続確認線224を流れる電流の大きさは、これらの抵抗362及び抵抗140によって、フォトカプラ361を動作させるための適切な範囲内となるよう調整されている。
CAN回路370は、充放電器10との間でCAN通信を行うための通信インターフェイスとして構成された回路である。電動車両300の内部には、一対の通信線385、386が設けられている。コネクタ210がインレット301に接続された状態においては、通信線385はその一端が通信線225に接続され、他端がCAN回路370に接続された状態となる。また、通信線386はその一端が通信線226に接続され、他端がCAN回路370に接続された状態となる。充放電器10と電動車両300との間のCAN通信、すなわち、CAN回路180とCAN回路370との間の通信は、通信線225,226及び通信線385,386を介して行われる。
車両側制御部390は、少なくとも蓄電池310の充放電に係る所定の処理を行う制御装置である。車両側制御部390は、不図示の機器を介して蓄電池310と電気的に接続され、蓄電池310のSOC(State Of Charge:充電率)を取得することができる。また、車両側制御部390は、CAN回路370,180を介して充放電器側制御部190と種々のデータの送受信を行うことができる。
続いて、図2を参照しながら、充放電器側制御部190について説明する。充放電器側制御部190は、その一部又は全部が、アナログ回路で構成されるか、デジタルプロセッサとして構成される。いずれにしても、受信した信号に基づいて制御信号を出力する機能を果たすため、充放電器側制御部190には機能的な制御ブロックが構成される。
図2は、充放電器側制御部190を機能的な制御ブロック図として示している。尚、充放電器側制御部190を構成するアナログ回路又はデジタルプロセッサに組み込まれるソフトウェアのモジュールは、必ずしも図2に示される制御ブロックのように分割されている必要はない。すなわち、実際のアナログ回路やモジュールは、図2に示される複数の制御ブロックの働きをするものとして構成されていても構わず、更に細分化されていても構わない。後述する処理を実行できるように構成されていれば、充放電器側制御部190の内部の実際の構成は当業者が適宜変更できるものである。
図2に示されるように、充放電器側制御部190は、通信制御部191と、出力可能電流値算出部192と、充電開始時刻決定部193と、を有している。
通信制御部191は、充放電器10と電動車両300との間のCAN通信、すなわち、充放電器10のCAN回路180と電動車両300のCAN回路370との間の通信を制御する部分である。通信制御部191は、前述した通信開始信号に基づいて、電動車両300との間でデータ通信状態を確立する。
出力可能電流値算出部192は、充放電器10から電動車両300に出力可能な電流の値である出力可能電流値を算出する部分である。充放電器10が電動車両300に出力可能な電流は、充放電器10が設置される地域の商用電源400によって異なる。出力可能電流値算出部192は、充放電器10が接続される商用電源400の供給電力に基づいて、出力可能電流値の算出を行う。
充電開始時刻決定部193は、充放電器10から蓄電池310への電力供給を開始する時刻である充電開始時刻を決定する部分である。充電開始時刻決定部193は、前述した充電完了時刻と、出力可能電流値算出部192によって算出された出力可能電流値と、後に説明する所要充電時間と、に基づいて充電開始時刻を決定する。
続いて、図3及び図4を参照しながら、蓄電池310の充電の際に充放電器側制御部190と車両側制御部390とが実行する処理について説明する。図3は、蓄電池310の充電の際に充放電器側制御部及び車両側制御部がまず実行する処理である第1充電プロセスを示している。また、図4は、当該第1充電プロセスの実行後に充放電器側制御部及び車両側制御部が実行する処理である第2充電プロセスを示している。尚、以下では簡便のため、詳細には充放電器側制御部190の通信制御部191等の各機能ブロックが実行している処理も、総括して充放電器側制御部190が実行するとして説明することがある。
まず、充放電器側制御部190は、図3のステップS101で、タイマ設定情報を取得する。すなわち、充放電器側制御部190は、タイマ設定部150との通信を行い、ユーザが設定する充電完了時刻に関する情報を取得する。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS102で、充電完了時刻の設定の有無を判定する。すなわち、充放電器側制御部190は、ステップS101で取得したタイマ設定情報に基づいて、ユーザによって充電完了時刻が設定されているか否かを判定する。充電完了時刻が設定されていないと判定した場合(S102:No)、充放電器側制御部190は、ステップS111の処理に進む。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS111で、蓄電池310の充電を開始する。すなわち、ユーザによって充電完了時刻が設定されていないため、充放電器側制御部190は電力変換器110を制御して直ちに蓄電池310への電力供給を開始する。
一方、ステップS102で、充電完了時刻が設定されていると判定した場合(S102:Yes)、充放電器側制御部190は、ステップS103の処理に進む。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS103で、リレー130を閉状態にする。それまで開状態であったリレー130が閉状態に切り替えられることによって、12Vライン120から通信開始線223,383に電流が流れる。すなわち、充放電器10からの通信開始信号が電動車両300に送信される。
通信開始線223を流れる電流は、フォトカプラ330によって検知される。すなわち、車両側制御部390は、ステップS201で、充放電器10からの通信開始信号をフォトカプラ330によって検知する。これによって、充放電器10と電動車両300との間のデータ通信状態が確立される。
次に、車両側制御部390は、ステップS202で、通信線225,226及び通信線385,386を介したCAN通信によるデータの送信を開始する。車両側制御部390は、蓄電池310の充電を行うために必要なデータをCAN通信によって送信する。当該データは、ステップS104で充放電器側制御部190によって受信される。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS105で、出力可能電流値を算出する。詳細には、充放電器側制御部190の出力可能電流値算出部192が、商用電源400から供給を受ける交流電力に基づいて、電動車両300に出力可能な電流の値を算出する。このように、充放電器側制御部190は、初回のCAN通信の開始から出力可能電流値を算出する。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS106で、通信線225,226及び通信線385,386を介したCAN通信によるデータの送信を開始する。充放電器側制御部190は、当該データの一つとして、ステップS107で出力可能電流値を送信する。車両側制御部390は、ステップS203で、充放電器側制御部190が送信したデータを受信することで、当該出力可能電流値を取得する。
次に、車両側制御部390は、ステップS204で、蓄電池310のSOC(充電率)を取得する。さらに、車両側制御部390は、ステップS205で、充放電器10の出力可能電流値と蓄電池310のSOCに基づいて所要充電時間を算出する。当該所要充電時間は、充放電器10に許可する充電時間の最大値であり、蓄電池310の充電開始から、蓄電池310のSOCが100%に近い値となるまでに要する時間である。蓄電池310のSOCを100%に近い値まで充電するのに要する時間は、電動車両300が置かれた環境等の要因によって増加し得るところ、所要充電時間は、そのような増加要因を考慮してやや大きい値に設定される。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS108で、車両側制御部390によって算出された所要充電時間を取得する。そして、充放電器側制御部190は、ステップS109で、当該所要充電時間に基づいて、ユーザによって設定された充電完了時刻から逆算することによって、蓄電池310への電力供給を開始する時刻である充電開始時刻を決定する。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS110で、リレー130を開状態にする。それまで閉状態であったリレー130が開状態に切り替えられることによって、12Vライン120から通信開始線223,383に流れていた電流が遮断される。また、この電流の遮断に伴い、ステップS206で、フォトカプラ330による通信開始信号の検知が停止し、第1充電プロセスが終了する。
図4に示される第2充電プロセスは、以上のような第1充電プロセスの実行後に実行される処理である。第2充電プロセスは、第1充電プロセスで決定された充電開始時刻が到来したことをトリガとして実行される。すなわち、充放電器側制御部190及び車両側制御部390は、第1充電プロセスの実行後に、時刻が充電開始時刻と一致したことに基づいて、この第2充電プロセスの実行を開始する。
まず、充放電器側制御部190は、図4のステップS121で、リレー130を閉状態にする。それまで開状態であったリレー130が閉状態に切り替えられることによって、12Vライン120から通信開始線223,383に電流が流れる。すなわち、充放電器10からの通信開始信号が電動車両300に送信される。
通信開始線223を流れる電流は、フォトカプラ330によって検知される。すなわち、車両側制御部390は、ステップS221で、充放電器10からの通信開始信号をフォトカプラ330によって検知する。
次に、車両側制御部390は、ステップS222で、通信線225,226及び通信線385,386を介したCAN通信によるデータの送信を開始する。車両側制御部390は、蓄電池310の充電を行うために必要なデータをCAN通信によって送信する。当該データは、ステップS122で充放電器側制御部190によって受信される。
次に、充放電器側制御部190は、ステップS123で、通信線225,226及び通信線385,386を介したCAN通信によるデータの送信を開始する。
次に、車両側制御部390は、ステップS223で、充電電流指令値を送信する。当該充電電流指令値は、第1充電プロセスにおいて算出された出力可能電流値を上限として、電動車両300側から充放電器10側に要求する電流の値である。車両側制御部390から送信された充電電流指令値を受信した充放電器側制御部190は、ステップS124で、充電電流指令値に対応する電力である充電用電力の供給を開始する。これによって、蓄電池310の充電が開始する。
次に、車両側制御部390は、ステップS224で、蓄電池310のSOCが閾値(例えば、100%に近い値)を超えているか否かを判定する。蓄電池310のSOCが閾値を超えていないと判定した場合(S224:No)、車両側制御部390は、蓄電池310の充電を継続する。一方、蓄電池310のSOCが閾値を超えたと判定した場合(S224:Yes)、車両側制御部390は、ステップS225の処理に進む。
次に、車両側制御部390は、ステップS225で、CAN通信によって充電用電力供給停止信号を送信する。充放電器側制御部190は、当該充電用電力供給停止信号を受信すると、ステップS125で、充電用電力の供給を停止する。すなわち、蓄電池310の充電を完了させる。
以上のように、本実施形態に係る充放電器10は、リレー130によって通信開始信号が送信され、電動車両300との間でデータ通信状態を確立した後に出力可能電流値を送信する。したがって、本実施形態に係る充放電器10によれば、電流容量を伝達するパイロット信号を有しない通信プロトコルにおいても、充放電器10が出力可能な電流値を電動車両300に伝達することができる。
また、本実施形態に係る充放電器10は、蓄電池310の充電を完了させる充電完了時刻の設定を受け付けるタイマ設定部150と、充電完了時刻に基づいて、蓄電池310への電力供給を開始する時刻である充電開始時刻を決定する充電開始時刻決定部193と、を備える。リレー130は、充電完了時刻の設定を受け付けた後に通信開始信号を送信し、充電開始時刻決定部193は、通信開始信号を送信した後に電動車両300から送信される所要充電時間に基づいて充電開始時刻を決定する。
これによって、充放電器10側から伝達した出力可能電流値に基づいて、電動車両300から送信される所要充電時間を取得できるので、充放電器10側から供給可能な電流及び蓄電池310の状態に基づいて充電開始時刻を決定することができる。
また、本実施形態に係る充放電器10は、リレー130は、充電開始時刻の決定後に通信開始信号の送信を停止し、充電開始時刻が到来すると通信開始信号を送信する。
これによって、充電開始時刻の決定後にデータ通信を一旦停止し、充電開始時刻の到来をトリガとして通信開始信号を再送する。この結果、充電完了時刻により近い時刻で蓄電池310の充電が完了するように制御することができ、必要以上に満充電状態が継続することを回避することができる。
また、本実施形態に係る充放電器10は、通信制御部191は、充電開始時刻が到来し通信開始信号が送信されると、電動車両300に出力可能電流値を送信する。
これによって、電動車両300が出力可能電流値を取得することができるので、出力可能電流値を上限としつつ蓄電池310の状態に基づいた電流値を算出することができる。
また、本実施形態に係る充放電器10は、電力変換器110は、出力可能電流値の送信後に電動車両300から送信される充電電流指令値に基づいて電力を供給する
これによって、電力変換器110は、電動車両300が蓄電池310の状態に基づいて算出した充電電流指令値に基づいて電力供給を実行する。この結果、電力変換器110は、蓄電池310の状態に応じて電力を供給することが可能となる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、前述の実施形態では、蓄電池310の充電開始から充電完了までに要する時間が予め定められた値(例えば255分)を超える場合は、タイマ設定部150で設定された充電完了時刻に充電を完了させることができないおそれがある。したがって、このように充電完了までに要する時間が予め定められた値を超える場合や、当該時間が不明である場合には、ユーザによって設定された充電完了時刻に従うことなく、直ちに充電を開始してユーザが所望する時刻までに充電を完了させてもよい。
また、前述の実施形態では、充放電器側制御部190は、充電電流指令値の初回の受信後は出力可能電流値の更新を行わない。この場合、出力可能電流値が住居における電力の消費状況に応じたものにならないため、電動車両300に出力する電力量と住居において使用される電力量との総和が、電力会社と契約した電力量を超過してしまうことも懸念される。
このような電力量超過の課題を解決するために、出力可能電流値算出部192が算出する出力可能電流値に、住居における電力の消費状況を反映させてもよい。具体的には、住居内で電力を消費する機器の種類や個数を設定する手段を充放電器10に設け、出力可能電流値算出部192が算出する出力可能電流値に当該設定を反映させるように構成してもよい。
10:充放電器(充電器)
110:電力変換器(電力供給部)
130:リレー(通信開始スイッチ)
150:タイマ設定部(完了時刻受付部)
191:通信制御部
192:出力可能電流値算出部
193:充電開始時刻決定部
210:コネクタ
300:電動車両
310:蓄電池
400:商用電源(外部電源)

Claims (5)

  1. 電動車両(300)の蓄電池(310)に外部電源(400)から電力を供給して充電する充電器(10)であって、
    前記電動車両に接続されるコネクタ(210)と、
    外部電源から供給される電力を、前記コネクタを介して前記電動車両に供給する電力供給部(110)と、
    前記コネクタが前記電動車両に接続された状態で前記電動車両に通信開始信号を送信する通信開始スイッチ(130)と、
    前記通信開始信号の送信に基づいて、前記電動車両との間でデータ通信状態を確立する通信制御部(191)と、
    前記電動車両に出力可能な電流の値である出力可能電流値を算出する出力可能電流値算出部(192)と、を備え、
    前記通信制御部は、前記電動車両との間でデータ通信状態を確立した後、前記電動車両に前記出力可能電流値を送信することを特徴とする充電器。
  2. 前記蓄電池の充電を完了させる充電完了時刻の設定を受け付ける完了時刻受付部(150)と、
    前記充電完了時刻に基づいて、前記蓄電池への電力供給を開始する時刻である充電開始時刻を決定する充電開始時刻決定部(193)と、を備え、
    前記通信開始スイッチは、前記充電完了時刻の設定を受け付けた後に前記通信開始信号を送信し、
    前記充電開始時刻決定部は、前記通信開始信号を送信した後に前記電動車両から送信される所要充電時間に基づいて前記充電開始時刻を決定することを特徴とする請求項1に記載の充電器。
  3. 前記通信開始スイッチは、前記充電開始時刻の決定後に前記通信開始信号の送信を停止し、前記充電開始時刻が到来すると前記通信開始信号を送信することを特徴とする請求項2に記載の充電器。
  4. 前記通信制御部は、前記充電開始時刻が到来し前記通信開始信号が送信されると、前記電動車両に前記出力可能電流値を送信することを特徴とする請求項3に記載の充電器。
  5. 前記電力供給部は、前記出力可能電流値の送信後に前記電動車両から送信される充電電流指令値に基づいて電力を供給することを特徴とする請求項4に記載の充電器。
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