JP2017015450A - ケーブルの耐ノイズ特性評価方法及びペアケーブル選択方法 - Google Patents

ケーブルの耐ノイズ特性評価方法及びペアケーブル選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルが外来ノイズから受ける影響を容易に評価することが可能なケーブルの耐ノイズ特性評価方法を提供する。【解決手段】ネットワークアナライザの第1のポートに接続された電流注入用プローブを、導体板から第1の高さの位置に配置されたペアケーブルに電磁気的に結合させる。ペアケーブルの一方の端部を、それぞれネットワークアナライザの第2のポート及び第3のポートに接続する。ペアケーブルの他方の端部を、それぞれ終端抵抗を介して導体板に接続する。ネットワークアナライザによって、3ポートのミックスドモードSパラメータのうち、電流注入用プローブを介してペアケーブルに注入される信号の電力と、ペアケーブルの一方の端部に現れるディファレンシャルモードノイズ成分の電力との比を表すSds21を計測する。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルの耐ノイズ特性評価方法、及び複数のペアケーブルから耐ノイズ特性に優れたペアケーブルを選択する方法に関する。
下記の特許文献1に、ケーブルの電磁的両立性(EMC)を評価するための評価装置が開示されている。この評価方法では、測定対象のケーブルの一端にケーブル駆動発信器が接続され、他端に負荷が接続される。電流を測定するプローブが、このケーブルをクランプする。プローブで検出された信号が受信機で受信される。ケーブル駆動発信器は、複数の送端条件から1つの条件を選択可能に構成されている。負荷は、複数の終端条件から1つの条件を選択可能に構成されている。送端条件及び終端条件を異ならせて、ケーブルのEMCを容易に評価することが可能である。
特開2007−64707号公報
特許文献1に開示された方法では、ケーブルを伝搬するコモンモードノイズをプローブで検出することにより、ケーブルが外部の機器や人体に与える影響を評価することができる。ところが、この方法では、ケーブルが外来ノイズから受ける影響を評価することができない。
本発明の目的は、ケーブルが外来ノイズから受ける影響を容易に評価することが可能なケーブルの耐ノイズ特性評価方法を提供することである。本発明の他の目的は、この耐ノイズ特性評価方法を利用して、複数のケーブルから、耐ノイズ特性の優れたケーブルを選択する方法を提供することである。
本発明の第1の観点による耐ノイズ特性評価方法においては、
ネットワークアナライザの第1のポートに接続された電流注入用プローブを、導体板から第1の高さの位置に配置されたペアケーブルに電磁気的に結合させ、
前記ペアケーブルの一方の端部を、それぞれネットワークアナライザの第2のポート及び第3のポートに接続し、
前記ペアケーブルの他方の端部を、それぞれ終端抵抗を介して前記導体板に接続し、
前記ネットワークアナライザによって、3ポートのミックスドモードSパラメータのうち、前記電流注入用プローブを介して前記ペアケーブルに注入される信号の電力と、前記ペアケーブルの前記一方の端部に現れるディファレンシャルモードノイズ成分の電力との比を表すSds21を計測する。
計測されたSds21に基づいて、ペアケーブルの耐ノイズ特性の良否を推測することができる。
本発明の第2の観点による耐ノイズ特性評価方法においては、第1の観点による耐ノイズ特性評価方法の前記第1の高さが5cmに設定される。
高さを5cmに設定することにより、国際規格ISO11452−2に準拠するイミュニティ試験に適合した条件の下で、耐ノイズ特性を評価することができる。
本発明の第3の観点による耐ノイズ特性評価方法においては、第1または第2の観点による耐ノイズ特性評価方法に加えて、前記Sds21の計測が、周波数1MHzから400MHzまでの周波数を含む周波数帯域で行われる。
周波数1MHzから400MHzまでの周波数を含む周波数帯域で評価を行うことにより、車載機器を接続するペアケーブルに求められる耐ノイズ特性を評価することができる。
本発明の第4の観点によるペアケーブル選択方法は、
耐ノイズ特性の異なる複数のペアケーブルを準備し、
前記ペアケーブルごとに、3ポートのミックスドモードSパラメータのうちSds21を計測し、
前記ペアケーブルごとに計測された前記Sds21を比較して、比較結果に基づいて、複数の前記ペアケーブルから1つのペアケーブルを、耐ノイズ特性の優れたペアケーブルの候補として選択するペアケーブル選択方法であって、
前記Sds21の計測は、
ネットワークアナライザの第1のポートに接続された電流注入用プローブを、導体板から第1の高さの位置に配置された前記ペアケーブルに電磁気的に結合させ、
前記ペアケーブルの一方の端部を、それぞれネットワークアナライザの第2のポート及び第3のポートに接続し、
前記ペアケーブルの他方の端部を、それぞれ終端抵抗を介して前記導体板に接続し、
前記ネットワークアナライザによって、3ポートのミックスドモードSパラメータのうち、前記電流注入用プローブを介して前記ペアケーブルに注入される信号の電力と、前記ペアケーブルの前記一方の端部に現れるディファレンシャルモードノイズ成分の電力との比を表す前記Sds21を計測することにより実行される。
計測されたSds21に基づいて、ペアケーブルの耐ノイズ特性の良否を推測することができる。これにより、複数のペアケーブルの中から、耐ノイズ特性の優れたペアケーブルを容易記選択することができる。
本発明の第5の観点によるペアケーブル選択方法においては、第4の観点によるペアケーブル選択方法に加えて、前記第1の高さが5cmに設定される。
高さを5cmに設定することにより、国際規格ISO11452−2に準拠するイミュニティ試験に適合した条件の下で、耐ノイズ特性を評価することができる。
本発明の第6の観点によるペアケーブル選択方法においては、第4または第5の観点によるペアケーブル選択方法に加えて、前記Sds21の計測が、周波数1MHzから400MHzまでの周波数を含む周波数帯域で行われる。
周波数1MHzから400MHzまでの周波数を含む周波数帯域で評価を行うことにより、車載機器を接続するペアケーブルに求められる耐ノイズ特性を評価することができる。
計測されたSds21に基づいて、ペアケーブルの耐ノイズ特性の良否を推測することができる。
図1は、実施例による耐ノイズ特性評価方法で用いられる評価装置の概略斜視図である。 図2Aは、図1の耐ノイズ特性の評価系と、Sパラメータとの関係を示す図であり、図2Bは、SパラメータからミックスドモードSパラメータへの変換後の3つのポートと、ミックスドモードSパラメータとの関係を示す図である。 図3は、他の実施例による耐ノイズ特性評価方法で用いられる評価装置の概略図である。 図4は、実施例によるペアケーブル選択方法のフローチャートである。 図5は、比較例によるペアケーブル選択方法のフローチャートである。
図1に、実施例による耐ノイズ特性評価方法で用いられる評価装置の概略斜視図を示す。この評価装置は、国際規格ISO11452−2に準拠した放射イミュニティ試験でも使用可能なものである。導体板10から高さhの位置に、評価対象のペアケーブル11が配置される。導体板10には、例えば銅板が用いられる。導体板10はアース電位に落とされる。国際規格ISO11452−2では、高さhが5cmに定められている。ペアケーブル11を高さhの位置に支持するために、高さhと等しい厚さの絶縁板18が用いられる。導体板10の上に絶縁板18を載せ、その上にペアケーブル11を載せることにより、導体板10からの高さがhの位置にペアケーブル11を支持することができる。絶縁板18には、例えば発泡スチロール板が用いられる。
ペアケーブル11は、一対のケーブルで構成される。ペアケーブル11の例として、ツイステッドペアケーブル、平行ケーブル等が挙げられる。また、ペアケーブル11は、シールド構造を有してもよいし、シールド構造を有しなくてもよい。
電流注入用プローブ15がペアケーブル11に電磁気的に結合している。電流注入用プローブ15は、ネットワークアナライザ20の第1のポート21に接続されている。ペアケーブル11を構成する2本のケーブルの一方の端部12A、12Bが、それぞれネットワークアナライザ20の第2のポート22、第3のポート23に接続されている。ペアケーブル11を構成する2本のケーブルの他方の端部13A、13Bが、それぞれ終端抵抗14A、14Bを介して導体板10に接続されている。終端抵抗14A、14Bとして、例えば、ペアケーブル11の特性インピーダンスにほぼ等しい抵抗値(例えば50Ω)のものが用いられる。
図2Aに、図1の耐ノイズ特性の評価系と、Sパラメータとの関係を示す。ネットワークアナライザ20の第1のポート21から電流注入用プローブ15への入射波の電力をa1で表し、電流注入用プローブ15から第1のポート21に向かう反射波の電力をb1で表す。第2のポート22からペアケーブル11の一方の端部12Aへの入射波の電力をa2で表し、端部12Aから第2のポート22に向かう反射波の電力をb2で表す。第3のポート23からペアケーブル11の一方の端部12Bへの入射波の電力をa3で表し、端部12Bから第3のポート23に向かう反射波の電力をb3で表す。このとき、3ポートのSパラメータは、下記の式で定義される。
図2Bに、SパラメータからミックスドモードSパラメータへの変換後の3つのポートと、ミックスドモードSパラメータとの関係を示す。第1のポート21は、変換の前後で不変である。第2のポート22と第3のポート23(図2A)とが、コモンモード用ポート24とディファレンシャルモード用ポート25とに変換される。ペアケーブル11へのコモンモードの入射波の電力をacで表し、ペアケーブル11からのコモンモードの反射波の電力をbcで表す。ペアケーブル11へのディファレンシャルモード(ノーマルモード)の入射波の電力をadで表し、ペアケーブル11からのディファレンシャルモードの反射波の電力をbdで表す。このとき、3ポートのミックスドモードSパラメータは、下記の式で定義される。

ここで、Sds21は、電流注入用プローブ15を介してペアケーブル11に注入される信号の電力に対するディファレンシャルモードノイズ成分の電力の比を表す。このディファレンシャルモードノイズは、ペアケーブル11の一方の端部12A、12Bに現れる。Sds21は、下記の式で算出することができる。
ネットワークアナライザ20(図1)は、ある周波数帯域の範囲で、式(1)に示したSパラメータを計測する。さらに、Sパラメータの計測結果に基づいて、式(3)を用いてミックスドモードSパラメータのSds21を算出する。測定対象の周波数帯域は、例えば周波数1MHzから400MHzまでの帯域を含む。この帯域でミックスドモードSパラメータのSds21を算出することにより、車載機器を接続するペアケーブルに要求される耐ノイズ特性を評価することができる。
ペアケーブルを用いた信号伝送において、ペアケーブルに注入されたコモンモードノイズの一部が、ペアケーブルを伝搬する間にディファレンシャルモードノイズに変換される。このディファレンシャルモードノイズが差動信号に混入することによって通信エラーが引き起こされる。このため、ミックスドモードSパラメータのうちSds21が大きい場合に、通信エラーが生じ易くなる。本願の発明者は、実際に通信エラーの発生頻度を計測すること無く、ペアケーブル11のSds21を計測することにより、ペアケーブル11の耐ノイズ特性を評価することができるという着想を得た。
一般的なBCI試験では、送信器と受信器とを接続するケーブルの途中位置からケーブルにコモンモードノイズが注入される。このコモンモードノイズが受信器まで伝搬する間にディファレンシャルモードノイズに変換されると、このディファレンシャルモードノイズが通信エラーの原因になる。上記実施例では、BCI試験の場合と同様に、電流注入用プローブ15が、ペアケーブル11に、その途中位置で結合する。この状態でミックスドモードSパラメータのSds21を求めることにより、このペアケーブル11を用いたBCI試験時の通信エラーの起こりやすさを予測することができる。
図3に、他の実施例による耐ノイズ特性評価方法で用いられる評価装置の概略図を示す。以下、図1に示した評価装置との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。図1では、ペアケーブル11が一方の端部12A、12Bから他方の端部13A、13Bに向ってほぼ1本の直線に沿って配置されていた。図3に示した実施例では、ペアケーブル11が絶縁板18の上で蛇行している。このため、図1に示した実施例と比べて、ペアケーブル11を長くすることが可能である。
ペアケーブル11が長くなると、電流注入用プローブ15からペアケーブル11に注入されたコモンモードノイズが、端部12A、12Bに到達するまでにディファレンシャルモードノイズ変換される割合の差が、複数のペアケーブルの間で顕著に現れる。すなわち、複数のペアケーブル11の間で、ミックスドモードSパラメータのSds21の差が大きくなる。このため、複数のペアケーブル11の耐ノイズ特性の比較が容易になる。
次に、図4を参照して他の実施例によるペアケーブル選択方法について説明する。
図4は、実施例によるペアケーブル選択方法のフローチャートを示す。ステップS1において、評価対象の複数のペアケーブルを準備する。評価対象の複数のペアケーブルは、相互に異なる耐ノイズ特性を有する。ステップS2において、評価対象の複数のペアケーブルの中から未評価の1つのペアケーブルを選択する。ステップS3において、選択されたペアケーブルの耐ノイズ特性を評価する。この評価には、図1に示した実施例、または図3に示した実施例による耐ノイズ特性評価方法が用いられる。これにより、ペアケーブルごとに、ミックスドモードSパラメータのSds21が算出される。一例として、ペアケーブルごとに、Sds21の周波数依存性を表すグラフが得られる。
ステップS4において、全ての評価対象のペアケーブルの評価が終了したか否かを判断する。未評価のペアケーブルが残っている場合には、ステップS2に戻って、未評価のペアケーブルの耐ノイズ特性の評価を実行する。全てのペアケーブルの評価が終了した場合には、ステップS5において、評価対象の複数のペアケーブルのミックスドモードSパラメータのSds21を比較する。ステップS5では、例えば、ペアケーブルのそれぞれに関して得られたSds21の周波数依存性を表すグラフ同士を比較する。Sds21を比較する際には、測定された周波数帯域内でのSds21の単純平均値を用いてもよいし、周波数ポイントの重要度で重み付けした平均値を用いてもよい。
ステップS6において、Sds21の比較結果に基づいて、1本のペアケーブルを、耐ノイズ特性の優れたケーブルの候補として選択する。例えば、Sds21が最も小さいペアケーブルが、耐ノイズ特性の優れたケーブルの候補として選択される。
図5に、比較例によるペアケーブル選択方法のフローチャートを示す。ステップSA1において、耐ノイズ特性の異なる複数のペアケーブルを準備する。例えば、図4のステップS1で準備された複数のペアケーブルと同一のペアケーブルを準備する。
ステップSA2において、複数のペアケーブルの中から未評価の1つのペアケーブルを選択する。ステップSA3において、選択されたペアケーブルを用いてBCI試験を行う。このBCI試験では、ペアケーブルの一端に送信器を接続し、他端に受信器を接続する。電流注入用プローブを用いてペアケーブルにコモンモードノイズを注入した状態で、通信エラーの有無を判定する。通信エラーの有無は、測定周波数帯域内の周波数ポイントごとに判定される。
ステップSA4において、全てのペアケーブルの評価が終了したか否かを判断する。未評価のペアケーブルが残っている場合には、ステップSA2に戻って、未評価のペアケーブルを用いたBCI試験を実行する。全てのペアケーブルの評価が終了した場合には、ステップSA5において、ペアケーブルごとに求められたBCI試験の結果に基づいて、耐ノイズ特性の優れたペアケーブルの候補として1本のペアケーブルを選択する。具体的には、通信エラーの発生頻度が最も少ないペアケーブルが、耐ノイズ特性の優れたペアケーブルの候補として選択される。
図5に示した比較例では、準備した全てのペアケーブルを用いて、複数回のBCI試験(ステップSA3)を行わなければならない。これに対し、図4に示した実施例では、BCI試験を行うことなく、耐ノイズ特性の優れたペアケーブルの候補を決定することができる。
ステップSA3(図5)のBCI試験は、評価対象の周波数帯域内の周波数ポイントごとに、通信エラーの有無を判定しなければならない。これに対し、図4に示した実施例においては、BCI試験を行うこと無く、耐ノイズ特性評価試験(ステップS3)が行われる。耐ノイズ特性評価方法は、BCI試験に比べて、より短時間で実行可能である。このため、複数のペアケーブルの中から、耐ノイズ特性の優れたペアケーブルの候補を、短時間で見つけ出すことができる。さらに、図4に示した実施例では、通信エラーの発生頻度を測定するための送受信器等の設備が不要である。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 導体板
11 ペアケーブル
12A、12B 一方の端部
13A、13B 他方の端部
14A、14B 終端抵抗
15 電流注入用プローブ
18 絶縁板
20 ネットワークアナライザ
21 第1のポート
22 第2のポート
23 第3のポート
24 コモンモード用ポート
25 ディファレンシャルモード用ポート

Claims (6)

  1. ネットワークアナライザの第1のポートに接続された電流注入用プローブを、導体板から第1の高さの位置に配置されたペアケーブルに電磁気的に結合させ、
    前記ペアケーブルの一方の端部を、それぞれネットワークアナライザの第2のポート及び第3のポートに接続し、
    前記ペアケーブルの他方の端部を、それぞれ終端抵抗を介して前記導体板に接続し、
    前記ネットワークアナライザによって、3ポートのミックスドモードSパラメータのうち、前記電流注入用プローブを介して前記ペアケーブルに注入される信号の電力と、前記ペアケーブルの前記一方の端部に現れるディファレンシャルモードノイズ成分の電力との比を表すSds21を計測するケーブルの耐ノイズ特性評価方法。
  2. 前記第1の高さは5cmである請求項1に記載の耐ノイズ特性評価方法。
  3. 前記Sds21の計測は、周波数1MHzから400MHzまでの周波数を含む周波数帯域で行われる請求項1または2に記載の耐ノイズ特性評価方法。
  4. 耐ノイズ特性の異なる複数のペアケーブルを準備し、
    前記ペアケーブルごとに、3ポートのミックスドモードSパラメータのうちSds21を計測し、
    前記ペアケーブルごとに計測された前記Sds21を比較して、比較結果に基づいて、複数の前記ペアケーブルから1つのペアケーブルを、耐ノイズ特性の優れたペアケーブルの候補として選択するペアケーブル選択方法であって、
    前記Sds21の計測は、
    ネットワークアナライザの第1のポートに接続された電流注入用プローブを、導体板から第1の高さの位置に配置された前記ペアケーブルに電磁気的に結合させ、
    前記ペアケーブルの一方の端部を、それぞれネットワークアナライザの第2のポート及び第3のポートに接続し、
    前記ペアケーブルの他方の端部を、それぞれ終端抵抗を介して前記導体板に接続し、
    前記ネットワークアナライザによって、3ポートのミックスドモードSパラメータのうち、前記電流注入用プローブを介して前記ペアケーブルに注入される信号の電力と、前記ペアケーブルの前記一方の端部に現れるディファレンシャルモードノイズ成分の電力との比を表す前記Sds21を計測することにより実行されるペアケーブル選択方法。
  5. 前記第1の高さは5cmである請求項4に記載のペアケーブル選択方法。
  6. 前記Sds21の計測は、周波数1MHzから400MHzまでの周波数を含む周波数帯域で行われる請求項4または5に記載のペアケーブル選択方法。
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