JP2017014344A - コークス炉のコークス詰まり除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コークス炉炭化室内の詰まりコークスを押出機側54から迅速に排出するためのコークス詰まり除去装置を提供する。
【解決手段】コークス詰まり除去装置1は、押出機を搭載し炉団長方向に走行する押出機台車21上に搭載され、炉長方向51に移動して炭化室内に挿入する水冷構造の挿入プローブ5を有し、挿入プローブ5の炉内側先端にはアーム駆動装置3とそれに回動可能に接続されたアーム機構2を有し、アーム機構2の先端には詰まりコークス41を排出するためのコークス排出ツール4が配置されている。挿入プローブ5を窯口23から炭化室内に挿入し、アーム機構2を動作させてコークス排出ツール4で詰まりコークス41を切り崩し、切り崩したコークスをアーム機構2によって炉外に押し出す。炭化室内の詰まりコークスを押出機側から迅速に排出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、室炉式コークス炉において炭化室内に押し詰まりしたコークスを除去するためのコークス詰まり除去装置に関するものである。
室炉式コークス炉においては、炉長方向に細長い炭化室内で石炭を乾留してコークスを製造し、炭化室の押出機側から押出機の押出ラムを挿入して反対のガイド車側からコークスを押し出す。このとき、炭化室内にコークスが押し詰まり、押出機の押出力ではコークスが押し出されない状況が発生することがある。炭化室炉壁にカーボンが過剰に付着したり、コークス炉の長期稼働によって炉壁が損耗してコークスが炉壁損耗部分に拘束され、それによって押し詰まり現象が生じるものと考えられる。
コークスの押し詰まりが発生した場合には、内部の赤熱コークスを押出機以外の手段で排出する必要がある。従来、特許文献1に記載のように、押出機の押出ラムの前面下部にスコップを装着した上で、この押出ラムの進退により炉内の詰まりコークスを掻き出す技術が提案されている。しかしこの方法では、スコップを装着した部分のコークスが掻き出されるのみで、炭化室高さ方向のその他の部分のコークスを掻き出すためには、その都度スコップ装着位置を付け替えて装着高さを変更する必要がある。また、押出機の押出ビームや押出ラムは非水冷であるため、詰まりコークス掻き出しのために長時間押出機を炭化室内に挿入すると、ラム等の損耗が急速に進行し、通常の耐用年数よりも短い期間で寿命を迎えることになり、好ましくない。
特許文献2に記載のコークス排出装置は、ガイド車の側から詰まりコークスの掻き出しを行うものである。ガイド車の側からの掻き出しも有効であるが、あわせて押出機側からも掻き出しを行うことが必須となる場合もあり、押出機側からの有効な詰まりコークス排出方法が要望される。
特許文献3、4には、押出機を搭載する押出機台車とは別にコークス排出装置を設け、コークス排出装置は押出機が床面との間に形成する空間部を通過可能であり、コークスを掻き出すためのラムは昇降・旋回が可能である装置が開示されている。走行時はラムを炉団長方向に向けることによって押出機の下の空間を通過可能とし、コークス排出時はラムを旋回して炉長方向に向けて炭化室内に挿入し、詰まりコークスを掻き出す。ラムの先端にはスコップが取り付けられ、スコップを炭化室内で前進させることによって詰まりコークスを排除するとしている。
実公平05−43083号公報 特開2006−124539号公報 特開2014−51609号公報 特開2014−118496号公報
特許文献3、4に記載の発明では、ラムの先端にはスコップが取り付けられ、スコップを炭化室内で前進させることによって詰まりコークスを排除している。1回のラムの進入と後退でスコップ1杯分のコークスが排出されるのみであり、詰まりコークスの排出に時間がかかり、排出効率が悪い。赤熱コークスをスコップに受けて炉外まで後退しても、排出した赤熱コークスを人手で処理する必要があり、安全、操業の障害となる。
また、コークス排出時にはラムを炉長方向に向け、炉団長方向に走向するときにはラムを90°旋回させて炉団長方向に向ける。そのため、炉団長方向の長さが長くなり、炉団長方向の走行、ジャッキセットに時間がかかるとともに、旋回時に大きな平面空間が必要となり、押出機の操業に大きな影響を与える。
さらにこれら文献に記載のものは、押出機台車が走行するレールとは別のレールを用いて走行する。そのような既存のレールが存在しない場合には、新たにレールを炉団長方向の全長に敷設する必要があり、設置とメンテナンスに費用がかかる。
ラム先端のスコップで炭化室内に堆積した詰まりコークスを突き崩すに際しては、ラムを設置する台車に大きな回転モーメントがかかる。詰まり除去装置の専用台車でこの回転モーメントを受け止めるため、台車の傾斜や転倒を防止するため、反力受け、姿勢維持機構が必要となる。
本発明は、従来技術のこれら問題を解消して、コークス炉の炭化室内の詰まりコークスを押出機側から迅速に排出するためのコークス詰まり除去装置を提供することを目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下のとおりである。
(1)コークス炉炭化室内の詰まりコークスを除去するためのコークス詰まり除去装置であって、
該コークス詰まり除去装置は、押出機を搭載し炉団長方向に走行する押出機台車上に搭載され、
前記コークス詰まり除去装置は、炉長方向に移動して炭化室内に挿入する水冷構造の挿入プローブを有し、該挿入プローブは押出機台車上に設置されたプローブ駆動装置によって炭化室内への進入と後退が可能であり、
挿入プローブの炉内側先端にはアーム駆動装置とそれに回動可能に接続されたアーム機構を有し、アーム機構の先端には詰まりコークスを排出するためのコークス排出ツールが配置されていることを特徴とするコークス詰まり除去装置。
(2)前記アーム機構は、回動可能に関節で接続された2以上のアームから構成されることを特徴とする上記(1)に記載のコークス詰まり除去装置。
(3)前記コークス排出ツールが、回転羽根又は水冷板であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のコークス詰まり除去装置。
(4)前記コークス排出ツールが、内部にコークス破砕装置を有する吸引装置であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のコークス詰まり除去装置。
(5)前記挿入プローブを挟んで対面する2枚のガイド板を有し、当該ガイド板はガイド板移動装置によって炉長方向に動作可能であり、コークス詰まり除去時にはガイド板を炭化室窯口の炉団長方向両側に近接させ、窯口から排出する詰まりコークスをガイドすることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のコークス詰まり除去装置。
(6)炭化室窯口の下端に近接するコークス移載装置と貯留ホッパーとを有し、コークス詰まり除去時には窯口から排出された詰まりコークスを当該コークス移載装置によって移動して貯留ホッパーに貯留し、貯留ホッパーの下部には排出シュートとホッパーゲートを有し、ホッパーゲートを開くことによって貯留ホッパーに貯留した詰まりコークスが排出シュートを経由して下方に排出されることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか1つに記載のコークス詰まり除去装置。
(7)前記アーム駆動装置の下部に、炭化室の炉底に接触する挿入シューを備えていることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載のコークス詰まり除去装置。
(8)前記アーム機構又はガイド板移動装置に撮像装置を備え、該撮像装置によってコークス詰まり除去状況を観察可能であることを特徴とする上記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載のコークス詰まり除去装置。
本発明のコークス炉炭化室内の詰まりコークスを除去するためのコークス詰まり除去装置は、押出機を搭載し炉団長方向に走行する押出機台車上に搭載され、炉長方向に移動して炭化室内に挿入する水冷構造の挿入プローブを有し、挿入プローブの炉内側先端にはアーム駆動装置とそれに回動可能に接続されたアーム機構を有し、アーム機構の先端には詰まりコークスを排出するためのコークス排出ツールが配置されているので、炭化室内の詰まりコークスを押出機側から迅速に排出することができる。
本発明のコークス詰まり除去装置の稼働状況を示す図であり、図2のB−B矢視側面断面図である。 本発明のコークス詰まり除去装置の稼働状況を示す図であり、図1のA−A矢視平面断面図である。 本発明のコークス詰まり除去装置の稼働状況を示す部分側面断面図である。 コークス排出ツールの一例を示す図であり、(a)はA−A矢視平面断面図、(b)はB−B矢視側面断面図、(c)はC−C矢視正面断面図である。 コークス排出ツールの一例を示す図である。 プローブ駆動装置を示す図であり、(a)はA−A(図1のC−C)矢視断面図、(b)はB−B矢視平面図、(c)はC−C矢視側面図である。 室炉式コークス炉の全体を示す平面図である。
以下、コークス炉炭化室内の詰まりコークスを除去するための、コークス詰まり除去装置について説明する。
図7に示すように、炉団式のコークス炉31は、一方の側(押出機側54)に押出機32が配置され、その反対側(ガイド車側55)にガイド車33が配置されている。炭化室からコークスを押し出すための押出機32は、炉団長方向52に走行する押出機台車21の上に搭載されている。コース炉の押出機側54には炉団長方向52にレール40が敷設され、押出機台車21はレール40上を走行し、炉団長方向52の全長に移動可能である。押出機32によって炭化室18からガイド車側55に押し出されたコークスは、ガイド車33のガイド格子34にガイドされて鍋35に排出される。
本発明のコークス詰まり除去装置1は、図2、7に示すように、押出機32を搭載し炉団長方向52に走行する押出機台車21上に搭載されていることを特徴とする。押出機台車21そのものに搭載されているので、従来の、押出機台車とは別の台車に搭載した詰まり除去装置のように、押出機台車と床面との間の空間部を通過可能にするような配慮は一切必要なくなる。また、押出機台車が走行するレールと別に炉団長方向の全長にレールを敷設する必要もなくなる。既設のコークス炉における押出機台車21の大きさは、その上に新たに本発明のコークス詰まり除去装置1を搭載するに十分であることが多い。
本発明のコークス詰まり除去装置1は、炉長方向51に移動して炭化室内に挿入する水冷構造の挿入プローブ5を有する。炉長方向長さが16m程度である炭化室の詰まりコークスを押出機側とガイド車側の双方から掻き出して詰まりを解消するに際し、押出機側54については、窯口23から16m程度までの詰まりコークス41を除去できると好ましい。そこで挿入プローブ5についても、窯口23から進入して先端部が16mまで到達できる長さを有すると好ましい。挿入プローブ5は水冷構造としているので、たとえコークス除去のための炭化室内での作業が長時間化しても、挿入プローブ5が熱によって劣化することを防止でき、長寿命を保つことができる。
挿入プローブ5は押出機台車21上に設置されたプローブ駆動装置7によって炭化室内への進入と後退を可能としている。プローブ駆動手段としてはチェーンスプロケット20を用いると好ましい。チェーンスプロケット20の炉長方向稼働長さを挿入プローブ5の進退範囲と同等またはそれ以上としておく。挿入プローブ5の反炉側をチェーンスプロケット20のチェーンと接続する。チェーンスプロケット20を動作させることにより、挿入プローブ5を炭化室内に進退動作させることができる。
挿入プローブ5の炉内側先端にはアーム駆動装置3とそれに回動可能に接続されたアーム機構2を有する。アーム機構2は、1又は2以上の水冷のアーム26によって構成される。アーム機構2の先端には詰まりコークス41を排出するためのコークス排出ツール4が配置されている。アーム機構2を回動することにより、アーム機構先端のコークス排出ツール4の炉内位置、特に高さを自由に変化させることができる。コークス排出ツール4は、後述するように炉内の詰まりコークスを切り崩し、集め、窯口側に排出する機能を有している。
アーム機構2のアーム26が1本の場合、アーム駆動装置3との接続点を回転軸としてアーム26が回動し、アーム先端のコークス排出ツール4を上下方向に移動して任意高さの詰まりコークスを排除することができる。
アーム機構のアームは1本であっても良いが、図1〜3に示すように、回動可能に関節で接続された2以上のアームから構成されるとより好ましい。アームが2本の場合、2本のアームのうちの先端側のアームを「先端アーム28」、アーム駆動装置側のアームを「根本アーム27」と呼ぶ。根本アーム27は、根本アーム27とアーム駆動装置3の接続点を回転軸として回動する。先端アーム28は、根本アーム27と先端アーム28を接続する水冷関節29を回転軸として回動する。アームが2本であるため、任意高さの詰まりコークスの切り崩しが可能であることに加え、コークス排出ツール4によって切り崩され、炉底に堆積したコークス42を、窯口側に移動させることができる。図3に示すように、先端アーム28の先端(コークス排出ツール側)を下方に向け、コークス排出ツール4がアーム駆動装置側に移動するように先端アーム28を回動させることにより、炉底に堆積したコークス42をアーム駆動装置側に引き寄せることができる。また、先端アーム28の先端を下方に向けたままでコークス詰まり除去装置1全体を炉内から引き出す方向に移動することによって、炉底に堆積したコークス42を窯口側に移動することができる。
次に、コークス排出ツール4の好ましい形態について説明する。
コークス排出ツール4として回転羽根22を用いることができる。図1に示すように、先端アーム28の先端に金属製の回転羽根22を取り付け、回転羽根駆動装置で回転羽根22を回転する。回転羽根22の回転速度は5〜30rpm程度が好ましい。回転羽根冷却のために、水噴霧装置25を設けると良い。
コークス排出ツールとして水冷板36を用いることができる(図4)。先端アーム28の先端に接続フランジ71を介して、水路73を有する水冷板36を取り付け、先端には掻歯74を設ける。掻歯74の材質は、耐熱耐磨耗鋳鉄もしくは鋳鋼が好ましい。
コークス排出ツール4として、図5に示すように、内部にコークス破砕装置39を有する吸引装置37を用いることができる。図5(a)は全体概略図、図5(b)は吸引装置37の拡大断面図である。先端の吸引管38の内部にコークス破砕装置39を設け、破砕モータ63は水冷された先端アーム内に格納される。コークス破砕装置39は破砕モータ63によって回転する回転歯62で構成され、吸引管入口から吸引管内に吸引されたコークスを破砕する。先端の吸引管38は排出管61につながれ、破砕されたコークスは吸引管38から排出管61を経由して炉外に排出される。吸引管38の口径は200〜300mm程度が好適である。吸引管38は直接赤熱コークスに接触するので、耐熱鋳鋼もしくはSUS316系の耐熱鋼材を使う。
コークス排出ツールによって切り崩された詰まりコークスがある程度炉底に堆積したところで、挿入プローブ5を後退させて炉外に移動しつつ、アーム機構2によって堆積したコークス42を炉外側に押し出す。押出機側54において、窯口23の外側の炉底と同じ高さにはプラットフォーム43が設けられている。炉底に堆積したコークスが窯口から排出されると、プラットフォーム上に赤熱したコークスが散乱することになる。
本発明において好ましくは、図1、2に示すように、挿入プローブ2を挟んで対面する2枚のガイド板10を有し、ガイド板10はガイド板移動装置11によって炉長方向51に動作可能であり、コークス詰まり除去時にはガイド板10を炭化室窯口23の炉団長方向両側に近接させ、窯口23から排出するコークス42をガイドする。窯口23の外方の両側にガイド板10が設けられているので、窯口23から排出されたコークスは両側のガイド板10によってガイドされながらプラットフォーム上を移動することができ、赤熱したコークスがプラットフォーム上に散乱することを防止できる。
さらに、炭化室窯口の下端に近接するコークス移載装置13と貯留ホッパー14とを有すると好ましい。コークス詰まり除去時には窯口23から排出されたコークスをコークス移載装置13によって移動して貯留ホッパー14に貯留する。貯留ホッパー14は押出機台車21上であってプラットフォーム43に近接した位置に設けられている。コークス移載装置13は例えばチェーンコンベアによって構成され、窯口23から排出されたコークスを貯留ホッパー14の直上まで移動する。貯留ホッパー14の下部には排出シュート16とホッパーゲート17を有し、ホッパーゲート17を開くことによって貯留ホッパー14に貯留したコークスが排出シュート16を経由して下方に排出される。排出シュート16の下方に回収ホッパー15を配置することにより、コークスを回収ホッパー15に回収することができる。
アーム駆動装置3の下部に、炭化室の炉底に接触する挿入シュー6を備えていると好ましい。アーム駆動装置3とアーム機構2の重量は挿入シュー6が炉底19に接触することによって支えられる。また、挿入プローブ5の前進・後退に際しては、挿入シュー6が炉底19に接触しながら移動することができる。
前述のように、挿入プローブ5は押出機台車21上に設置されたプローブ駆動装置7によって炭化室内への進入と後退を可能としている。プローブ駆動手段としてはチェーンスプロケット20を用いることができる。図1、6に示すように、チェーンスプロケット20において、上側チェーンと下側チェーンとの間に受けローラ8を設け、挿入プローブ5の反炉側荷重を受けローラ8によって受ける。また、チェーンスプロケットの炉長方向の複数箇所に、サイドガイドローラ9を設けると好ましい。サイドガイドローラ9は挿入プローブ5の左右両側に設け、挿入プローブ5の炉長方向軸回りの転倒を防止することができる。
アーム機構2又はガイド板移動装置11に撮像装置24を備え、撮像装置24によってコークス詰まり除去状況を観察可能とすると好ましい。コークス詰まり除去装置の運転を行う運転室において、撮像装置24で撮像された映像によってコークス詰まり除去状況を遠隔監視しながら装置の運転を行うことにより、的確にコークス除去を行うことができる。
図7において、コークス炉の炉団は、第1炉団のコークス炉31aと第2炉団のコークス炉31bを備えている。それぞれの炉団に対応して押出機台車(21a、21b)を備えている。第1炉団のコークス炉31aにおいては、炭化室18aにおいて、押出機台車21a上の押出機32によって炉内からコークスを押し出し、ガイド車33を経由して鍋35にコークスを排出している。第2炉団のコークス炉31bにおいては、炭化室18bにおいて、押出機台車21b上のコークス詰まり除去装置1によって押出機側から詰まりコークスの除去を行っている。
1 コークス詰まり除去装置
2 アーム機構
3 アーム駆動装置
4 コークス排出ツール
5 挿入プローブ
6 挿入シュー
7 プローブ駆動装置
8 受けローラ
9 サイドガイドローラ
10 ガイド板
11 ガイド板移動装置
12 ガイド板移動装置架台
13 コークス移載装置
14 貯留ホッパー
15 回収ホッパー
16 排出シュート
17 ホッパーゲート
18 炭化室
19 炉底
20 チェーンスプロケット
21 押出機台車
22 回転羽根
23 窯口
24 撮像装置
25 水噴霧装置
26 アーム
27 根本アーム
28 先端アーム
29 水冷関節
30 チェーン
31 コークス炉
32 押出機
33 ガイド車
34 ガイド格子
35 鍋
36 水冷板
37 吸引装置
38 吸引管
39 コークス破砕装置
40 レール
41 詰まりコークス
42 コークス
43 プラットフォーム
51 炉長方向
52 炉団長方向
53 高さ方向
54 押出機側
55 ガイド車側
61 排出管
62 回転歯
63 破砕モータ
71 接続フランジ
73 水路
74 掻歯

Claims (8)

  1. コークス炉炭化室内の詰まりコークスを除去するためのコークス詰まり除去装置であって、
    該コークス詰まり除去装置は、押出機を搭載し炉団長方向に走行する押出機台車上に搭載され、
    前記コークス詰まり除去装置は、炉長方向に移動して炭化室内に挿入する水冷構造の挿入プローブを有し、該挿入プローブは押出機台車上に設置されたプローブ駆動装置によって炭化室内への進入と後退が可能であり、
    挿入プローブの炉内側先端にはアーム駆動装置とそれに回動可能に接続されたアーム機構を有し、アーム機構の先端には詰まりコークスを排出するためのコークス排出ツールが配置されていることを特徴とするコークス詰まり除去装置。
  2. 前記アーム機構は、回動可能に関節で接続された2以上のアームから構成されることを特徴とする請求項1に記載のコークス詰まり除去装置。
  3. 前記コークス排出ツールが、回転羽根又は水冷板であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコークス詰まり除去装置。
  4. 前記コークス排出ツールが、内部にコークス破砕装置を有する吸引装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコークス詰まり除去装置。
  5. 前記挿入プローブを挟んで対面する2枚のガイド板を有し、当該ガイド板はガイド板移動装置によって炉長方向に動作可能であり、コークス詰まり除去時にはガイド板を炭化室窯口の炉団長方向両側に近接させ、窯口から排出する詰まりコークスをガイドすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコークス詰まり除去装置。
  6. 炭化室窯口の下端に近接するコークス移載装置と貯留ホッパーとを有し、コークス詰まり除去時には窯口から排出された詰まりコークスを当該コークス移載装置によって移動して貯留ホッパーに貯留し、貯留ホッパーの下部には排出シュートとホッパーゲートを有し、ホッパーゲートを開くことによって貯留ホッパーに貯留した詰まりコークスが排出シュートを経由して下方に排出されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコークス詰まり除去装置。
  7. 前記アーム駆動装置の下部に、炭化室の炉底に接触する挿入シューを備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコークス詰まり除去装置。
  8. 前記アーム機構又はガイド板移動装置に撮像装置を備え、該撮像装置によってコークス詰まり除去状況を観察可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコークス詰まり除去装置。
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